JPH0525548A - 材質と表面品質の優れたCr−Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法 - Google Patents

材質と表面品質の優れたCr−Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法

Info

Publication number
JPH0525548A
JPH0525548A JP29300091A JP29300091A JPH0525548A JP H0525548 A JPH0525548 A JP H0525548A JP 29300091 A JP29300091 A JP 29300091A JP 29300091 A JP29300091 A JP 29300091A JP H0525548 A JPH0525548 A JP H0525548A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stainless steel
slab
sheet
cold
annealing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29300091A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2512650B2 (ja
Inventor
Shinichi Teraoka
慎一 寺岡
Masanori Ueda
全紀 上田
Yoshiyuki Uejima
良之 上島
Toshiyuki Suehiro
利行 末広
Takashi Arai
貴士 新井
Hidetaka Oka
秀毅 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP29300091A priority Critical patent/JP2512650B2/ja
Publication of JPH0525548A publication Critical patent/JPH0525548A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2512650B2 publication Critical patent/JP2512650B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は薄肉連鋳法によってCr−Ni系ス
テンレス鋼薄鋳片を鋳造し、該鋳片から薄板製品を製造
するプロセスにおいて、前記Cr−Ni系ステンレス鋼
成分と鋳片温度を制御する事によって良好な表面品質と
加工性を有する薄板製品を製造する事を目的とする。 【構成】 18重量%Cr−8重量%Ni鋼に代表され
るCr−Ni系ステンレス鋼成分のMd30を30〜50
℃、δ−Feを0〜10%に制御した上で板厚6mm以下
の薄鋳片に鋳造し、1200〜900℃の温度域で5〜
120秒保持した後、900〜550℃の温度域を20
℃/sec で冷却する。該鋳片を酸洗し冷間圧延し、最終
焼鈍を行って薄板製品を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Cr−Ni系ステンレ
ス鋼を板厚6mm以下の薄肉鋳片に鋳造し、該薄肉鋳片を
冷間圧延して薄板製品とするプロセスによって、材質と
表面品質の優れたCr−Ni系ステンレス鋼薄板を製造
する方法に関する。近年、溶鋼から板厚10mm以下の薄
鋳片を直接鋳造する技術が開発され、すでに工業的規模
での実施も行われている。新しいこの技術によれば、ス
ラブの熱間圧延工程が省略でき、省エネルギー、省コス
トの点で大きな効果をもたらす。以後、前記技術に基づ
くプロセスをSTCプロセス(Strip Casting Process)
と称し、連続鋳造によって板厚100mm以上のスラブを
鋳造し、熱間圧延を行って板厚数mm程度の熱延板とし、
該熱延板から冷間圧延薄板製品を製造するプロセスを現
行熱延プロセスと称する。
【0002】
【従来の技術】従来、18%Cr−8%Ni鋼に代表さ
れるCr−Ni系ステンレス鋼薄板製品をSTCプロセ
スで製造する際においては、製品の材質(伸び)の低
下、製品の表面における肌荒れ(オレンジピール又はロ
ーピングと一般に言われる)の発生等の問題があった。
【0003】例えば、日本鉄鋼協会講演論文集「材料と
プロセス」vol.1(1988)P.1694−16
97,P.1698−1701、「日新製鋼技法」第6
2号1990 P.62−78、「材料とプロセス」v
ol.1(1990)P.769に掲載された論文にお
いて製品の材質(伸び)が低くなる現象が述べられてい
る。これらの論文においては、製品の材質(伸び)が低
下する原因は鋳片に残存するδフェライトによって、冷
延板焼鈍時に再結晶粒の成長が抑制され、製品の組織が
細粒となるため伸びが低下する、又は鋳片のミクロ偏析
が製品まで残存し、このミクロな組成の不均一のため伸
びが低下すると書かれている。
【0004】また、製品の伸びの向上策としては以下の
3種類の方法が述べられている。 鋳片に熱間圧延を行う(例えば、1200℃で5%
の熱延を行う)。 中間焼鈍を行い、2回冷延法を行う(例えば、圧下
率60%で圧延し、1050℃で1分間焼鈍し、全圧下
率80%まで冷延する)。 均質化熱処理を行う(例えば1150℃で3時間の
熱処理を行う)。 また、Md30が変化してもSTCプロセスで製造した薄
板は伸びに影響しない事が示されている。
【0005】一方、「材料とプロセス」vol.1(1
990)P.770に掲載された論文において製品の表
面品質が劣化する現象が述べられている。この論文では
仕上げ冷延前の粗大結晶粒に起因して冷延板表面にオレ
ンジピール状の肌荒れ(ローピング)が発生し、その防
止策としては、以下の2種類の方法によって仕上げ冷延
前の粒径を微細化し、冷延板表面肌荒れを防止する事が
述べられている。 鋳片に熱間圧延を行う(例えば、1200℃で16
%の熱延を行う)。 中間焼鈍を行い、2回冷延法を行う(例えば、室温
で10%の圧延を行い、500℃で11%以上の予備冷
延を中間焼鈍を介挿して行う)。 また、特開平02−233529においてδ−Fe c
al(%)を−2〜10(%)とする成分設計と凝固後
の100℃/sec 以上の冷却速度で鋳片を急冷する事に
よって鋳片のγ粒径が微細化し、ローピングが改善され
る事が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】STCプロセスで良好
な表面品質と加工性を有する薄板製品を製造するため
に、前記の加工性改善方法、表面品質改善方法を用いる
と、生産性、また設備構成上種々の問題が生じる。例え
ば、熱間圧延を行うためには、熱延設備が必要となり、
設備コストが大きくなるため、現行プロセスに比べて設
備コストが安いと言うSTCプロセスのメリットが生か
されなくなる。
【0007】また、2回冷延、中間焼鈍法で製造すると
冷延・焼鈍の手間が2倍になり生産性が著るしく低下す
る。均質化熱処理法では数時間オーダーの高温熱処理が
必要であり、このような長時間熱処理はコイルをバッチ
炉を用いて熱処理する事になる。炉の熱量、コイル単重
にもよるが昇温と熱処理に約6時間以上必要となり、現
行熱延プロセス材の熱延板焼鈍が数十秒である事と比べ
ると非常に効率が悪い事は明白である。また、鋳造直後
の鋳片を急冷する事は設備的に困難である。例えば、気
水冷却、水冷等を行えば急冷する事は可能であるが、冷
却時に発生する水蒸気によって水蒸気爆発が起こる可能
性もあり大変危険である。また鋳片を接触冷却法によっ
て冷却する事も可能であるが、鋳片全幅を均一冷却する
事は困難である。
【0008】本発明はSTCプロセスにおいて問題とな
る表面品質、加工性の問題を現行プロセスに比べて生産
性を低下させることなく、また熱延設備等を必要とせず
に、効率良く改善する方法を提供する事を目的として完
成された。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次のような構成とした。その特徴は、18%C
r−8%Ni鋼に代表されるCr−Ni系ステンレス鋼
を板厚6mm以下の薄鋳片に鋳造し、該鋳片から冷間圧延
薄板製品を製造するプロセスにおいて、前記Cr−Ni
系ステンレス鋼成分のMd30を30〜50℃、δ−Fe
calを0〜10%とし、鋳造後の鋳片を1200〜9
00℃の温度域で5〜60秒保持し、その後900〜5
50℃までを20℃/sec 以上の冷却速度で冷却し、次
いで該鋳片を酸洗、冷間圧延、仕上げ焼鈍・酸洗又は光
輝焼鈍を行って薄板製品を製造するところにある。 但し Md30=413−462(C+N)−9.2Si−8.1Mn −13.7Cr−18.5Mo−9.1(Ni+Cu) (成分は重量%) δ−Fe cal(%)=3(Cr+1.5Si+Mo+2.5Al) −2.8(Ni+0.5Mn+0.5Cu) −84(C+N)−19.8 (成分は重量%)
【0010】
【作用】薄肉連鋳鋳片は現行スラブ連鋳鋳片に比べて凝
固速度が速いだけでなく、凝固後の冷却速度も速い。ま
た現行プロセスで行っていた熱延前のスラブ加熱の工程
もないため、鋳片に熱が加えられる機会は現行プロセス
に比べて、少なくなっている。そのため、δフェライト
相や析出物の状態は現行プロセスの熱延板に比べて大き
く異なっている事が推察される。
【0011】本発明者の調査結果では、STCプロセス
で製品の加工性(伸び)を劣化させる原因は鋳片又は冷
延焼鈍板に微細に析出したMnSである。この微細Mn
Sによって製品の粒成長が抑制され細粒組織となるため
に、製品の加工性(伸び)が劣化するわけである。従っ
てMnSは鋳片段階で粗大に析出させる事が必要であ
る。
【0012】一旦室温まで冷却された鋳片を再加熱し、
均質化熱処理によって粗大化させた場合粗大化には高温
長時間の熱処理が必要である。これは鋳片が室温に冷却
される過程又は冷却後、再加熱される過程でMnSが微
細に析出するため、その成長がオストワルド成長になる
ためと考えられる。
【0013】そこで本発明のように鋳造直後の鋳片を高
温(1200−900℃)で保熱する方法を取れば、室
温域におけるMnSの析出サイトは少ないため比較的短
時間で粗大析出し、MnSを無害化させる事ができる。
従って、高温巻取りしてMnSを無害化させた鋳片から
製造した薄板製品は良好な加工性(伸び)を有するので
ある。
【0014】図1に本発明を実施する際の設備の概要を
記す。薄肉連鋳機(双ドラム鋳造機)1で鋳造した鋳片
Sは保熱炉(又は加熱炉)2を通って炉内で十分にMn
Sを粗大析出させた後、2次冷却帯で500℃以下まで
冷却され、その後巻き取られる。保熱炉(又は加熱炉)
2の形態としては図1(a)のような横型炉2−1また
は図1(b)のような縦型炉2−2のどちらのタイプで
も良い。
【0015】本発明において保熱温度を1200〜90
0℃とした理由を説明する。1200℃超の温度域にお
いてもMnSは析出するがδフェライトの安定化温度域
に入るためδフェライト相が増え、最終製品にδフェラ
イト相が残留し、問題になる事が考えられる。そこで保
持温度の上限は1200℃とした。また900℃未満の
温度ではMnS析出に長時間を要するため、炉長を長く
する事が必要になり、設備コストが大きくなる等問題が
大きい。そこで保熱温度の下限を900℃とした。
【0016】保熱条件(温度、時間)と鋳片から製造し
た冷延焼鈍薄板製品の伸びの関係を図2に示す。105
0℃では約5秒で伸びが向上し、900℃では60秒で
伸びが向上する事が判る。そこで保熱時間は5〜60秒
の範囲とした。
【0017】鋳片は上記のようにオンラインでMnS析
出処理が行われるので巻取り温度を低くして炭化物の析
出を防止し、鋳片の容体化熱処理を省略する事が出来
る。そこで保熱後の鋳片は900〜550℃の温度域を
20℃/sec 以上の冷却速度で冷却し、炭化物の析出を
完全に防止する事が必要である。この温度域を20℃/
sec 以下の冷却速度で冷却し、炭化物が析出した状態で
酸洗すると鋳片表面にミクログルーブが発生し、このミ
クログルーブが製品まで残って製品の表面光沢を劣化さ
せることになる。
【0018】また本プロセスでは、鋳片に若干量のδフ
ェライトが残存するため最終製品に僅かな偏析が残る事
が考えられる。そこで、請求項2に記載されているよう
に鋳片に1000〜1200℃で20〜180秒の短時
間拡散熱処理を行う事も有効である。
【0019】鋳片を冷間圧延した際に冷延板表面に発生
する表面粗さ(ローピング)はMd 30で規定される成分
をMd30=30〜50℃にδ−Fecalを0〜10
(%)に制御する事によって改善する事が出来る。この
様にオーステナイト不安定成分系にして冷延時に生成す
る加工誘起マルテンサイト量を増加させると共に、δフ
ェライト量を制御して鋳片γ粒径を微細化する事によっ
て、冷延時の塑性変形を均一化すれば、冷延時に発生す
る肌荒れは防止する事が出来る。図3に成分(Md30
δ−Fecal)とローピングの関係を示す。Md30
δ−Fecalの増加に伴ってローピングは小さくな
り、δ−Fecal=0%以上、Md30=30℃以上で
ローピングが認められなくなる。
【0020】しかし、あまりMd30を高くすると製品板
の冷間加工性を劣化し、加工製品に磁性が現れる等の問
題が生じるため50℃以下とする。また、δ−Feca
lを10%以上にすると最終製品にδフェライトが残存
する等の問題が発生する事が考えられるので10%以下
とした。尚、本発明のような高Md30成分系において
は、製品の時効割れの問題が発生する。例えば、「鉄と
鋼」vol.65(1979)NO.4,S472の論
文にも時効割れに及ぼすC,Nの影響が記述されてお
り、C+Nはその合計量を0.09%以下にする事が望
ましい。
【0021】
【実施例】表1に示す18%Cr−8%Ni鋼を基本と
する本発明範囲内の成分(表1)の各種Cr−Ni系ス
テンレス鋼を溶製し、内部水冷式の双ドラム鋳造機によ
って板厚2〜3mmの薄鋳片に鋳造し、1200〜900
℃の温度域で5〜60秒保持した後、900〜550℃
の温度域を水冷して20℃/sec 以上の冷却速度で冷却
した。該鋳片を酸洗、冷間圧延を行い、最終焼鈍、酸
洗、調質圧延を行って薄板製品とした。薄板製品は加工
性(伸び)、表面品質(ローピング)を評価した。
【0022】また、比較例として本発明範囲外の成分の
Cr−Ni系ステンレス鋼からも同様の方法で薄鋳片を
鋳造し、1200〜900℃の温度域を急冷して5秒未
満の保持時間とした後、900〜550℃の温度域を種
々の冷却速度で冷却して巻き取った。該鋳片に酸洗、冷
間圧延を行い、最終焼鈍、酸洗、調質圧延を行って薄板
製品とした。薄板製品は加工性(伸び)、表面品質(ロ
ーピング)を評価した。
【0023】本発明で製造した薄板製品は表2に示すよ
うに加工性(伸び)に優れ、表面品質も良好であった
が、比較例で製造した薄板製品は加工性(伸び)又は表
面品質が不十分なものであった。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【発明の効果】本発明によりSTCプロセスによって良
好な表面品質と加工性を有するCr−Ni系ステンレス
鋼薄板製品を効率的に製造する事が出来る。従って、経
済性の点でその技術的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する設備の概略図である。
【図2】鋳片の保熱条件と該鋳片から製造した冷延焼鈍
薄板製品の伸びの関係を示した図である。
【図3】鋳片の成分(δ−Fecal,Md30)と、冷
延後の表面粗さの関係を示した図である。
【符号の説明】
1…双ドラム鋳造機 2…保熱炉 3…2次冷却帯 4…巻取機 5…鋳片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C22C 38/44 (72)発明者 末広 利行 山口県光市大字島田3434番地 新日本製鐵 株式会社光製鐵所内 (72)発明者 新井 貴士 山口県光市大字島田3434番地 新日本製鐵 株式会社光製鐵所内 (72)発明者 岡 秀毅 山口県光市大字島田3434番地 新日本製鐵 株式会社光製鐵所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 18%Cr−8%Ni鋼に代表されるC
    r−Ni系ステンレス鋼を板厚6mm以下の薄肉鋳片に鋳
    造し、冷間圧延薄板製品を製造する方法において、前記
    Cr−Ni系ステンレス鋼成分のMd30を30〜50
    ℃、δ−Fecalを0〜10%とするとともに、鋳造
    直後の鋳片を1200〜900℃の温度域で5〜60秒
    間保持し、その後、900〜550℃の温度域を20℃
    /sec 以上の冷却速度で冷却し、次いで酸洗後冷間圧延
    し、その後焼鈍・酸洗或いは光輝焼鈍を行って薄板製品
    とする事を特徴とするCr−Ni系ステンレス鋼薄板製
    造方法。 但し Md30(℃)=413−462(C+N)−9.2Si−8.1Mn −13.7C−18.5Mo−9.1(Ni+Cu) (成分は重量%) δ−Fe cal(%)=3(Cr+1.5Si+Mo+2.5Al) −2.8(Ni+0.5Mn+0.5Cu) −84(C+N)−19.8 (成分は重量%)
  2. 【請求項2】 18%Cr−8%Ni鋼に代表されるC
    r−Ni系ステンレス鋼を板厚6mm以下の薄肉鋳片に鋳
    造し、冷間圧延薄板製品を製造する方法において、前記
    Cr−Ni系ステンレス鋼成分のMd30を30〜50
    ℃、δ−Fecalを0〜10%とするとともに、鋳造
    直後の鋳片を1200〜900℃の温度域で5〜60秒
    間保持し、その後、900〜550℃の温度域を20℃
    /sec 以上の冷却速度で冷却し、該鋳片を1000〜1
    200℃の温度域で20〜180秒熱処理し、次いで、
    酸洗後冷間圧延し、その後最終焼鈍・酸洗或いは光輝焼
    鈍を行って薄板製品とする事を特徴とするCr−Ni系
    ステンレス鋼薄板製造方法。 但し Md30(CO )=413−462(C+N)−9.2Si−8.1Mn −13.7Cr−18.5Mo−9.1(Ni+Cu) (成分は重量%) δ−Fecal(%)=3(Cr+1.5Si+Mo+2.5Al) −2.8(Ni+0.5Mn+0.5Cu) −84(C+N)−19.8 (成分は重量%)
JP29300091A 1990-12-05 1991-11-08 材質と表面品質の優れたCr−Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法 Expired - Fee Related JP2512650B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29300091A JP2512650B2 (ja) 1990-12-05 1991-11-08 材質と表面品質の優れたCr−Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40047190 1990-12-05
JP2-400471 1990-12-05
JP29300091A JP2512650B2 (ja) 1990-12-05 1991-11-08 材質と表面品質の優れたCr−Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0525548A true JPH0525548A (ja) 1993-02-02
JP2512650B2 JP2512650B2 (ja) 1996-07-03

Family

ID=26559210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29300091A Expired - Fee Related JP2512650B2 (ja) 1990-12-05 1991-11-08 材質と表面品質の優れたCr−Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2512650B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5467811A (en) * 1992-04-17 1995-11-21 Nippon Steel Corporation Thin cast strip of austenitic stainless steel and cold-rolled sheet in thin strip form and processes for producing said strip and sheet
US5584337A (en) * 1994-03-25 1996-12-17 Nippon Steel Corporation Process for producing thin cast strip
EP1739200A1 (fr) * 2005-06-28 2007-01-03 UGINE & ALZ FRANCE Bande en acier inoxydable austenitique présentant un aspect de surface brillant et d'excellentes caractéristiques mécaniques

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3273597B2 (ja) * 1997-12-22 2002-04-08 新日本製鐵株式会社 表面品質と加工性に優れたCr−Ni系ステンレス鋼薄板およびその製造法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5467811A (en) * 1992-04-17 1995-11-21 Nippon Steel Corporation Thin cast strip of austenitic stainless steel and cold-rolled sheet in thin strip form and processes for producing said strip and sheet
US5584337A (en) * 1994-03-25 1996-12-17 Nippon Steel Corporation Process for producing thin cast strip
EP1739200A1 (fr) * 2005-06-28 2007-01-03 UGINE & ALZ FRANCE Bande en acier inoxydable austenitique présentant un aspect de surface brillant et d'excellentes caractéristiques mécaniques
WO2007003725A1 (fr) * 2005-06-28 2007-01-11 Ugine & Alz France Bande en acier inoxydable austenitique presentant un aspect de surface brillant et d'excellentes caracteristiques mecaniques.
US8268101B2 (en) 2005-06-28 2012-09-18 Aperam Stainless France Austenitic stainless steel strip having a bright surface finish and excellent mechanical properties

Also Published As

Publication number Publication date
JP2512650B2 (ja) 1996-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5822329A (ja) オ−ステナイト系ステンレス鋼板及び鋼帯の製造方法
JP2512650B2 (ja) 材質と表面品質の優れたCr−Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法
KR950005320B1 (ko) 표면품질과 가공성이 우수한 크롬-니켈계 스텐레스강 박판의 제조방법
JP4003821B2 (ja) 耐リジング性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法
JP3222057B2 (ja) 表面品質と加工性の優れたCr−Ni系ステンレス熱延鋼板および冷延鋼板の製造方法
JPH0372030A (ja) 延性に優れたオーステナイト系ステンレス薄鋼帯の製造方法
KR100613472B1 (ko) 냉연 스트립 또는 시트의 제조 방법
JP3917320B2 (ja) 耐リジング性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法
JPH02166233A (ja) 薄肉鋳造法を用いたCr系ステンレス鋼薄板の製造方法
JPH02258931A (ja) 薄肉鋳造法を用いたCr系ステンレス鋼薄板の製造方法
JP3127268B2 (ja) オーステナイト系ステンレス鋼薄帯状鋳片および薄板の製造方法
JP3273597B2 (ja) 表面品質と加工性に優れたCr−Ni系ステンレス鋼薄板およびその製造法
JPH0730405B2 (ja) 表面品質が優れたCr―Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法
JP2730802B2 (ja) 加工性の優れたCr−Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法
JPH0641644A (ja) 材質と表面品質の優れたCr−Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法
JPH06134503A (ja) 材質と耐蝕性の優れたCu添加オーステナイト系ステンレス鋼薄鋳片の製造方法
JPH08176676A (ja) 表面品質の優れたCr−Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法
JPS6044377B2 (ja) 連続焼鈍による耐時効性の優れた絞り用軟質冷延鋼板の製造方法
JPH0730407B2 (ja) 表面品質が優れたCr―Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法
JPH07268460A (ja) 表面品質と加工性の優れたCr−Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法
KR100276291B1 (ko) 두께정도가 우수한 냉간압연강판의 제조방법
JPH06220544A (ja) 表面品質の優れたCr−Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法
JPS58100629A (ja) 加工用連続鋳造冷延鋼板の製造方法
JPH0559446A (ja) 表面品質と加工性の優れたCr−Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法
JPH01177322A (ja) 極めて深絞り性に優れる冷延鋼板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960220

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees