JPS61135509A - 種籾 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は湛水土壌中直播栽培と称される直播栽培に使
用される種籾のコーテングに利用される。

（従来の技？ｆｒ） 元来、田植は苗代で管理し育てた成苗を代かきした本田
に移植することをいうが、田に植えるに代えて種籾を田
に直播することが行われている。

その直播の方法のうちで、前記湛水土壌中直播栽培（以
下、直播栽培という。）は代かきした水田の土の中へ種
籾を埋め込み土の中から芽を出させて稲を育てる方法で
ある。この栽培は種籾を土の中へ埋め込むために発芽に
必要な酸素を補給する必要がある。そのために種籾を過
酸化石灰で包んで種まきをしている。過酸化石灰０ａ０
２　　は水により下記反応を起して酸素を発生する。

０＆Ｏ□＋　Ｈ２Ｏ−Ｏａ（ＯＨ）ｇ　＋　；０２（過
酸化石灰）　（水）　　　（消石灰）　　　　（酸素ン
種籾を過酸化石灰で包む手段は公知で種籾のコーテング
と称されている。ところで直播栽培は地温によって発芽
させるために直播時季の地温が適当な温度になっている
必要があるが、積雪寒冷地帯では直播すべき時季の地温
はまだ低く不足するので、田植え栽培より省力化及び健
苗育成ができる直播栽培が普及し難い現況である。

（発明が解決しようとする問題点） 前記現況に鑑みてこの一発明は、ｇ！に′４性泥岩（以
下、泥岩という。）を種籾にフーチングして同泥岩の大
きい熱容量によって種籾に低い外部温度の影響が及ばな
いようにしている。

（問題点を解決するための手段） 種籾のコーテングに際し、過酸化石灰と泥岩粉末とを使
用する。コーテングは乾燥した籾、浸漬した籾及び催芽
した籾のいずれかの籾と過酸化石灰と泥岩粉末とを攪拌
し水を噴霧しつつ行う。

フーチングされた種子を直播する。

この発明における吸着性泥岩は次のものをいう。

組成は下表のとおりである０ この泥岩はゼオティトより吸着性が強く、それは岩石中
の細かい粒子の空間は一般の岩石が４〜５オングストロ
ームとち密なのに対し、１００オングストロームときめ
が粗いことに原因しているといわれる。吸油量の比較で
も、酸性白土が６１．２％ゼオライ）５２．２　％にツ
双し、泥岩は７０，５　％であり、秋田県南秋ＥＢ郡五
城目町での埋蔵量はかなりで厚さ１０〜２０ｍにわたっ
ている。なお、前記コーテングに使用される過酸化石灰
は焼石こうと炭酸カルシウムなどと混合され商品名カル
ノく−として市販されている。このコーテングされたも
のは日もちが短い。日もちを長くするには種籾を前記コ
ーテング前に、ワックスを乳化剤で乳化したちの例えば
商品名グリンナーで処理するとよい。

（作　用） 種籾にコーテングされたこの発明の泥岩は、種籾から脱
落したり溶脱しないこと、種籾の発芽や発根に物理的、
化学的な縣影響を及ぼさないこと、コーテングが容易で
あること、コーテングした種籾の運搬、貯蔵などの取扱
いが簡単にできること、田の土に混じて耕土として悪影
響を与えないことのほかに、この発明の前記目的に対し
ては大なる吸着１性により日中の高い温度の水或し】、
は土を吸着して、夜間や曇天などによる水温地温の低下
に対して温度勾配を与えて種籾を温度上から保護する。

その積算保温により外気が低温であっても種籾の発芽を
助長する。

（実施例〉 種籾４呻に対し商品名カルパー４に９とこの発明の泥岩
４′ｃ９を使用し、攪拌し水ご噴霧して種籾に両剤を被
覆させる。それを代かき後の土の中に直播器を用いて種
まきをする。

（発明の効果） 種籾に外気温の急激な低下影響を与えないで、低温地帯
においても湛水土壊中直播栽培を普及ささせることがで
きる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 種籾に過酸化石灰と吸着性泥岩とをコーテングし、それ
   を湛水土壌中直播栽培に使用して外気とに温度勾配を与
   えることを特徴とする種籾。