JPS6113542B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6113542B2
JPS6113542B2 JP3124277A JP3124277A JPS6113542B2 JP S6113542 B2 JPS6113542 B2 JP S6113542B2 JP 3124277 A JP3124277 A JP 3124277A JP 3124277 A JP3124277 A JP 3124277A JP S6113542 B2 JPS6113542 B2 JP S6113542B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
tank
heating tank
heating
water level
Prior art date
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Expired
Application number
JP3124277A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53117248A (en
Inventor
Hisao Tatsumi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP3124277A priority Critical patent/JPS53117248A/ja
Publication of JPS53117248A publication Critical patent/JPS53117248A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は加熱槽の水位を略20mm以下の一定水位
に維持して少水量加熱を行う加湿器に関する。
例えば加湿器の一例として、加熱槽内に貯留し
た水を加熱沸騰させてその発生蒸気により室内を
加湿するようにしたものがあるが、この種加湿器
において加熱槽内に多量の水を貯留して加熱する
ことは、加熱槽の加熱開始後蒸気発生開始までに
長時間を要し速効性に欠けるきらいがあり、また
加熱終了後もかなりの量の熱湯が残るため熱的損
失が大きいと共に、加湿器につまずいたりした場
合には熱湯がこぼれて火傷を負う危険性がある。
このため加熱槽にはできるだけ少量の水を貯留し
て所謂少水量加熱を行うことが望ましく、そのた
めに通常カートリツジ式給水タンクを付設し、蒸
発によつて減少した水量をこのカートリツジ式給
水タンクから逐次加熱槽に供給する方式を採用し
ている。この場合、加熱槽の水位が20mm以上では
上記諸欠点を除去する効果に乏しく、一般には略
20mm以下の水位をもつて上記諸欠点を除去する意
味での少水量加熱であるとされている。しかしな
がら、上記20mmの水位は少水量加熱といい得るた
めの最大水量であつて、これよりも低水位であれ
ばある程その効果が大なることは勿論であるが、
あまりに低く設定し過ぎると、加熱槽の加熱面で
ある底面全体に水がゆき渡らず、一部露出して過
熱状態となる(以下ドライアツプ現象という)虞
れがあり、これを避けながら少水量加熱を行うこ
とは水位の設定に困難性を伴うため、余り製品化
されていないのが実情である。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、
加熱槽の水位を略20mm以下に設定して少水量加熱
を行うものにおいて、ドライアツプ現象を生ずる
水位以下となることを、加熱槽の内底面とカート
リツジ式給水タンクの出水口との位置関係によつ
て確実に防止し得るようにし、ドライアツプ現象
を生ずることなく少水量加熱をより効果的に行い
得る加湿器を提供することを目的とする。
以下本発明の一実施例を図面を参照しながら説
明する。まず第1図において、1は外底部に電気
ヒータ2を装着し内面にフツ素樹脂をコーテイン
グした加熱槽、3は給水槽で、これら加熱槽1及
び給水槽3は共に加湿器の外箱4内に配設されて
おり、給水槽3の底部に形成した給水口5を加熱
槽1の底部に形成した受水口6にホース7を介し
て連結している。8は外箱4の上面部に形成した
蒸気吐出口で、これを中空の案内体9を介して加
熱槽1の開放上部に連通している。10は外箱4
の上面に形成した出入口11を介して給水槽3内
に着脱可能に収納配設される所謂カートリツジ式
の給水タンクで、これは内部に貯留した水を加熱
槽1内に逐次供給して常に略一定の水位に維持す
るためのもので、具体的には底部に下向きに突出
して設けた流出口10aに、出水口12を有する
キヤツプ13を螺着して成る。14はキヤツプ1
3の出水口12を開閉する弁装置で、これは出水
口12に設けた軸受筒15に上下動可能に挿通支
持した弁棒16と、これの上端部に取着したゴム
等の弁体17とから成り、弁棒16は圧縮スプリ
ング18によつて常時下方に付勢されている。
尚、軸受筒15は中間壁19を介してキヤツプ1
3と一体に形成されており、中間壁19には上下
に貫通する透孔20を形成している。而して、給
水タンク10を給水槽3内に収納すると、弁棒1
6が給水槽3の内底部に当接して上方に押し上げ
られることにより、弁体17が上方に変位して出
水口12を開放する。これにより、給水タンク1
0内の水は出水口12を介して給水槽3内に流入
し、更に給水口5、ホース7及び受水口6を介し
て加熱槽1内に流入し、加熱槽1と給水槽3とが
同水位になる。そして給水槽3(加熱槽1)の水
位が、キヤツプ13の下端面と略同一水位にな
り、その水面によつて出水口12の下端開口が閉
塞されると(以下水封という)、該出水口12を
介して行われる給水タンク10内への空気侵入が
阻止されるため、給水タンク10から給水槽3ひ
いては加熱槽1への給水が停止され、これにより
加熱槽1の水位が常に第1図にAで示す一定水位
に保たれる。この状態で電気ヒータ2に通電する
と、加熱槽1内の水が加熱されて沸騰し、このと
き発生する蒸気は案内体9及び蒸気吐出口8を介
して室内に放出され該室内を加湿する。そして、
加熱槽1内の水位が蒸発により低下すると、出水
口12の水封が解かれて該出水口12から給水タ
ンク10内に空気が侵入するため、上述したと同
様にして加熱槽1内への給水が行われ、その水位
が前記A水位に達すると再び出水口12が水封さ
れて加熱槽1への給水が停止される。
さて、本発明では加熱槽1内の水位Aを略20mm
以下に設定して所謂少水量加熱を行うものである
が、その設定水位は低ければ低い程より効果的で
ある。しかしながら、余りに低過ぎると所謂ドラ
イアツプ現象を生ずるため、この点を考慮して設
定する必要がある。而して、本発明では最低の設
定水位を、出水口12を水による空気侵入阻止位
置即ちキヤツプ13の下端面の位置を加熱槽1の
内底面よりも5mm高く設定することによつて得ら
れる水位とするものである。以下その根拠につき
詳述する。今、蒸発により加熱槽1及び給水槽3
の水位が次第に低下してゆく状態を考える。この
場合、巨視的に見れば、給水槽3の水位がキヤツ
プ13の下端面よりも僅かでも低下すれば出水口
12の水封は解かれると言い得るが、微視的に観
察すると、第3図に示すように給水槽3の水位が
キヤツプ13の下端面よりも低くなつても、或る
水位以下に低下しないと出水口12の水封は解か
れない。これは水の表面張力によるものである
が、水封を解く時の給水槽3の水面とキヤツプ1
3の下端面との高低差h1はキヤツプ13下端の外
径寸法によつて異なつてくる。この高低差h1とキ
ヤツプ13下端の外径寸法との関係を実験的に求
めた結果を第4図に示すが、キヤツプ13下端の
外径寸法は一般的に10mm以上に設定されるから、
上記高低差h1は約1mm乃至2.5mmと考えられる。
従つて、キヤツプ13の下端面と加熱槽1の内底
面との高低差を上記高低差h1以下に定めたので
は、加熱槽1内の水が完全に蒸発しても給水され
ないこととなる。
一方、加熱槽1内においては、或る一定水位以
下では第5図に実線で示すように自身の表面張力
により収縮して水滴化するため、加熱槽1の内底
面が部分的に露出しドライアツプ現象を起こして
しまう。この場合、水滴化することなく加熱槽1
の内底面全体を濡らす状態となる最低水位h2を理
論的に求めると、h2=√2≒3.9mm〔但し
γ:水の表面張力72.75dyn/cm(常温)、g:重
力加速度980.7cm/sec2〕となる。従つて、キヤツ
プ13の下端面と加熱槽1の内底面との高低差H
を、前記高低差h1以上に設定しても、加熱槽1内
の水位が3.9mm以上にならないものであつてはド
ライアツプ現象を惹起してしまう。
以上のことから、キヤツプ13の下端面を加熱
槽1の内底面との高低差h1とh2との和即ち4.9mm
乃至6.4mm以上に設定すれば、加熱槽1内の水位
がドライアツプ現象を生ずる水位以下となること
を確実に防止できるもので、h1とh2との和の最小
値4.9≒5mmがその最小の高低差となる。また、
高低差Hの上限としては、加熱槽1内の水位を略
20mm以下に維持して少水量加熱を行なうことを前
提とするから、この20mmと前記高低差h1の最大値
2.5mmとの和22.5≒23mmが最大の高低差となる。
尚、第6図に示すようにキヤツプ13の下端面
に上下に延びる切欠き21を形成した場合には、
出水口12の水による空気侵入阻止位置は切欠き
21の上端となるから、この場合には切欠き21
の上端を加熱槽1の内底面よりも略23mmを超えな
い範囲で略5mm以上高くなるように設定すればよ
い。また、第7図に示すように給水タンク10の
流出口10aを横向きに設けた場合には、出水口
12の水による空気侵入阻止位置は出水口12の
頂部12aとなるから、この場合には出水口12
の頂部12aを加熱槽1の内底面よりも略23mmを
超えない範囲で略5mm以上高くなるように設定す
ればよい。
その他本発明は上記し且つ図面に示す実施例の
みに限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更して実施することができる。
本発明は以上説明したように、加熱槽の水位を
略20mm以下に設定して少水量加熱を行うものにお
いて、給水タンクの出水口の水による空気侵入阻
止位置を加熱槽の内底面よりも略23mmを超えない
範囲で略5mm以上高くなるように設定することに
より、ドライアツプ現象を生ずる水位以下となる
ことを確実に防止しながら少量加熱をより効果的
に行い得る加湿器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の一実施例を示し、
第1図は加湿器全体の概略的な縦断側面図、第2
図は第1図中―線に沿う拡大縦断面図、第3
図はキヤツプ出水口の水封解除直前の状態を示す
図、第4図は第3図のh1とキヤツプ下端の外径寸
法との関係を示す図、第5図は加熱槽内で水滴化
しない最低水位を説明するための図である。また
第6図及び第7図は本発明の夫々異なる他の実施
例を示す要部の側面図である。 図面中、1は加熱槽、2は電気ヒータ、3は給
水槽、8は蒸気吐出口、10は給水タンク、12
は出水口、13はキヤツプ、14は弁装置、16
は弁棒、17は弁体、21は切欠きである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 カートリツジ式給水タンクにより加熱槽内に
    水を供給し、該加熱槽の水位を略20mm以下の一定
    水位に維持して少水量加熱を行うものにおいて、
    前記カートリツジ式給水タンクの出水口の水によ
    る空気侵入阻止位置を前記加熱槽の内底面の位置
    よりも略23mmを超えない範囲で略5mm以上高く設
    定したことを特徴とする加湿器。
JP3124277A 1977-03-22 1977-03-22 Humidifier Granted JPS53117248A (en)

Priority Applications (1)

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JP3124277A JPS53117248A (en) 1977-03-22 1977-03-22 Humidifier

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JP3124277A JPS53117248A (en) 1977-03-22 1977-03-22 Humidifier

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JPS53117248A JPS53117248A (en) 1978-10-13
JPS6113542B2 true JPS6113542B2 (ja) 1986-04-14

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ID=12325903

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02101467U (ja) * 1989-01-31 1990-08-13
JPH042457U (ja) * 1990-04-20 1992-01-10
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