JPS61135079A - 抵抗入点火プラグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は雑音電波の発生を抑制して、内燃機関の着火に
利用される抵抗人プラグに関する。

（従来の技術） 内燃機関の着火に利用されている点火プラグの放電時に
おける電波雑音の発生は、今日は内燃機関周辺機器の電
子制御化に対して、安全性において大きな影響を及ぼし
てきている。そのために、点火プラグから発生する電波
雑音を抑制して電子制御機器が正常に働くように対策す
る工夫がされてきている。

なお、例えば公開特許公報昭和５４−１５１７３７号の
如く、ニクロム線等を使用した場合には、比抵抗が小さ
いため、目的の抵抗値を得るには、非常に細いものを必
要とし、この場合、ニクロム線表面の絶縁がとれて短絡
を起こすことがあった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、絶縁碍子の軸穴内に封入する雑防祇抗素子と
して、セラミック焼結体棒の表面に螺旋状、に電気抵抗
体材料を印刷し焼結して成る雑防抵抗素子を用いたこと
を特徴とするものである。

（作　用） 本発明は、従来のニクロム線に代えて電気抵抗低材料を
印刷、焼結したものにしているため、該材料中の抵抗材
料成分を調整することで極めて容易に目的の抵抗値を得
ることが可能となり、従来のごとく極細構造にする必要
がない。

（発明の効果） このように本発明によれば、従来のごとき抵抗体の短絡
事故を防止できる。

（実施例） 以下本発明を具体的実施例により詳細に説明する。まず
、第１図において、抵抗入点火プラグの構造を説明する
。

■は絶縁碍子、２は中軸、３は中心電極、４は接地電極
、５は金属ハウジング、７は導電性ガラスシール材であ
り、以上の構成は従来周知のものである。

８が本発明に係わる雑防抵抗素子である。該抵抗素子８
は絶縁碍子１の軸穴１ａ内に前記ガラスシール材７を介
して封入されている。抵抗素子８は、第２図に示すよう
に、フェライト磁性体棒９に印刷抵抗体１０を螺旋状に
焼付け、かつ棒９の両端面１０に同材料を印刷し焼付け
て構成しである。

上記フェライト磁性体棒９は、Ｎｔｏ、３．Ｚ、４゜、
、４−Ｆｅｚｏａから成り、また印刷抵抗体１０はカー
ボンとガラスとジルコニア（ＺｒＯｚ）から構成される
複合物とから成る。なお、カーボンについては、比表面
積３０”／ｇであり、ガラスは平均粒径２５μｍ、軟化
点８５０〜９００°Ｃの、Ｓｉ、ｏｚ５２゜Ｑｗｔ％、
Ｂｚ　Ｏ３３７，ＯｗＬ％、Ｃａ０７．０ｗｔ％、Ｌ　
ｉｚ　Ｏ３，、ｗ　ｔ％、（−（７）他Ｑ、３ｗｔ％の
成分のものを用いた。また、Ｚｒｏｚの平均粒径は５μ
ｍである。抵抗素子８の製造法は、上記カーボンと上記
ガラス及び上記Ｚｒ○２の適当量をポットミルにて数時
間混合後、これを印刷用抵抗体ペースト化するために、
上記カーボンとガラスとの混合粉をエチルセルロース５
重量％を含むテレビオネールを混入し、粘度約６０００
ｐｏｉｓｅになるように調整、ボットミル混合してカー
ボン−ガラス印刷用抵抗体を得る。

該抵抗体を印刷機にて上述のフェライト磁性体棒９の表
面上に、フェライト磁性体棒９の一端から他端に螺旋に
、また両端にも第２図の如く印刷、形成して不活性ガス
（Ｎ２）中で焼付温度８５０℃で３０ｍ１ｎの焼付を行
なった。組成と比抵抗の関係を第４図に記す。なお、第
４図において、ガラス量（重量％）とＺｒｏｚ量（重量
％）との総量を１００％として外画分率でカーボンを添
加して表示しである。ガラス量／（ガラス量＋Ｚｒ○２
量）の比率の大きさが０．０５より小さいとガラス量が
不足して抵抗体を焼付できなかった。また、比率が０．
９よりも大きいと比抵抗が安定しない。

これは、焼付時にガラス中へカーボンが拡散することに
より導電パスが不安定に形成されるためであると考えら
れる。

フェライト磁性体棒９　（長さ１５ｍｍ、直径４゜１　
ｍｍ）の表面に第４図のＡに記した組成からなる印刷抵
抗体ペースト（焼付後の比抵抗６．３×１０″２Ωｃｍ
）を印刷機にて、螺旋状に１００回巻きに印刷しく焼付
後幅Ｑ、１ｍｍ、厚さ０．０２ｍｍ）て８５０°Ｃ，３
０ｍ１ｎ焼付けて、４．ＩＫΩの抵抗素子８　（第２図
参照）を作製した。

アルミナから成る絶縁碍子１　（内径４．３　ｍｍ）に
中心電極３．及び導電性ガラスシール材７　（銅粉＋ガ
ラス、１００Ω）を挿入後、挿入してからさらに上記導
電性シールガラス材及び中軸２を挿入して８００　’Ｃ
でホットプレス溶着して第１図の構成から成る４、３に
Ωの抵抗人プラグを作製した。

作製した抵抗人プラグの雑音電解強度をＣｌ５ＰＲ規格
やＳＡＥ規格に定められている周波数帯を重視して３０
．９０，１８０．．３００，５００゜８００．１００１
００Ｏで測定した。その結果を第３図に示す。第３図中
（Ａ）が本発明によるもので、従来レベルから雑音電解
強度に大きな効果が認められた。また、第３図中（Ｂ）
は、フェライト磁性体棒のかわりにアルミナ焼結体表面
上に、上述と同様な構成、方法で印刷抵抗体を形成し、
上−述と同様にして抵抗人プラグ（抵抗値は４．３にΩ
）とした場合について記しである。（Ｂ）の場合、従来
品と比して効果が認められるのは、分布回路理論から抵
抗体長さが長い程、高周波域での雑音電解強度が小さく
なるということを応用したもので１．アルミナ焼結体の
表面に螺旋状に抵抗体を長（したことによる効果による
ものである。

また、発明（Ａ）においては抵抗体をフェライトａｔ性
体の表面に形成しているために本発明（Ｂ）にインダク
タンスの効果が作用し、さらに全周波数に亘って効果が
認められるようになる。

なお、第３図に記した従来とは本発明（Ａ）の抵抗体材
料を長さｌＱｍｍ、直径４．３ｍｍに固めたもので、こ
れを使った抵抗入点火プラグの抵抗値は５にΩである。

上述の実施例については、カーボンとガラス、および、
ＺｒＯ□から成る印刷抵抗体材料を用いたが、ＺｒＯ２
の代りに窒化珪素、アルミナ、マグネシア等の電気的絶
縁材粉末を用いてもよい。

さらに、カーボンを他の導電性のセラミック材料、例え
ば炭化チタン、窒化チタン、珪化モリブデン等にしても
同様に効果が得られる。

２図は第１図の抵抗素子を示す斜視図、第３図（よ本発
明の詳細な説明に供する特性図、第４図番よ本発明の作
用説明に供する特性図である。

■・・・絶縁碍子、１ａ・・・軸穴、８・・・雑防抵抗
素子、９・・・セラミック焼結体棒、１０・・・抵抗体
。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）絶縁碍子の軸穴内に、セラミック焼結体棒の表面
   に螺旋状に電気抵抗体材料を印刷し、焼結して成る雑防
   抵抗素子を封入して成る抵抗入点火プラグ。
2. （２）前記セラミック焼結体棒は、磁性体、フェライト
   のいずれかで構成されている特許請求の範囲第１項記載
   の抵抗入点火プラグ。
3. （３）前記抵抗体は、ガラス、導電性材料、および絶縁
   性セラミックから構成されており、該導電性材料はカー
   ボン、炭化チタン、窒素チタン、珪化モリブデンより選
   択された一つであり、前記絶縁性セラミックはジルコニ
   ア、アルミナ、窒化珪素から選択された一つである特許
   請求の範囲第２項記載の抵抗入点火プラグ。