JPS61134562A - 冷凍サイクル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は冷却器の除霜構成を改善したいわゆるファンク
ール式の冷蔵庫の冷凍サイクルに関する。

［発明の技術的背景とその問題点］ いわゆるファンクール式の冷蔵庫にあっては、一般に一
個の冷却器で冷凍室と冷蔵室とを冷却する様にしており
、その冷却器の除霜はコンプレッサの運転積算時間（通
常１０時間前復）が一定値に達する度に該冷却器をヒー
タにより加熱することによって行なう様にしている。し
かしながら、これでは多湿な冷蔵室の空気中に含まれる
水分が一個の冷却器に霜となって付着するトめ、冷却器
には短時間のうちに多量の霜が堆積する様になり、従っ
て除霜を頻繁に行なわねばならない上に、−回の除霜に
要する時間が長く掛り、冷却に直接寄与しない電力を多
量に費やす結果になると共に、長い除霜中に冷凍室が温
度上昇して食品に悪影響を及ぼすという問題がある。

そこで、第５図に示す様に、冷凍室１及び冷蔵室２を冷
却する主冷却器３とは別に冷蔵室２内の空気を主冷却器
３に案内する通路４中に補助冷却器５を設け、この補助
冷却器５と冷蔵室２内からの空気とを熱交換させて除湿
し、これにより主冷却器３の着霜量の減少化を図ること
が考えられている。この場合の冷凍サイクルは、第６図
に示す様に、主及び補助の両冷却器３及び５をキャピラ
リチューブ６により接続し、補助冷却器５の温度を約ｏ
ｒｉｃに設定している。ところが、この構成のものでは
補助冷却器５が大形であるため、製造コストが高い上、
通路４も大きくしなければならないため、そのふん庫内
容積が減少する。しかも、補助冷却器５による水分除去
は冷ｗＮｖ２の循環空気中の水分量の約３０％程度のも
ので、主冷却器の除霜のインターバルを余り長くするこ
とはできず、冷却器−個のものの１．３倍はどに延びる
程度のものであった。

［発明の目的］ 本発明の目的は、ファンクール式の冷ＭｆＲにおいて、
補助冷却器を小形に形成でき、しかも除霜のインターバ
ルを長くすることができる冷凍サイクルを提供するにあ
る。

［発明の概要］ 本発明は、ファンの運転により冷蔵室及び冷凍室内の空
気を強制循環させるための循環路内に設けられた主冷却
器と、前記循環路のうち前記冷蔵室内の空気を前記主冷
却器に案内する通路内に設けられた補助冷却器とを具備
し、前記主及び補助の両冷却器を低流路抵抗の冷媒通路
により接続したことを特徴とするものである。

［発明の実施例１ 以下本発明の一実施例を第１図及び第２図に基づいて説
明する。

冷蔵庫を示す第２図において、１１は冷蔵庫の本体を構
成する断熱箱、１２及び１３は夫々冷凍室及び冷蔵室、
１４は冷凍室１２及び冷蔵室１３内の空気が循環する循
環路、１５はこの循環路１１゜４内に配設された主冷却
器、１６は循環路１４のうち冷蔵室１３内の空気を主冷
却器１５に案内する吸入用の通路１４ａ内に配設された
補助冷却器、１７は強制循環用のファン、１８はこの）
７ン１７を駆動するためのモータである。

この冷蔵庫の冷凍サイクルは第１図に示されており、こ
の第１図において、１つはロータリ式のコンプレッサで
あり、このコンプレッサ１９の吐出口１９ａと吸入口１
９ｂとの間にコンデンサ２０、キャピラリチューブ２１
、補助冷却器１６、コンプレッサ１９の運転時及び主冷
却器１５の除霜時に開放する弁装置たる電磁弁２２、主
冷却器１５、逆止弁２３を順に直列に接続している。こ
の場合、両冷却器１５及び１６間は低流路抵抗のバイブ
よりなる冷媒通路２４により接続するものであり、また
主冷却器１５には除霜用のヒータ２５を付設するもので
ある。

次に上記構成の作用を説明する。冷凍室１２内の温度が
所定温度以上になると、コンプレッサ１９が運転され、
コンプレッサ１９で圧縮された冷媒がコンデンサ２０で
液化される。液化された冷媒はキャピラリチューブ２１
を通じて補助冷却器１６に供給され、次いで電磁弁２２
を通じて主冷却器１５に供給され、この後コンプレッサ
１９に吸入される。そして、両冷却器１５及び１６に供
給された冷媒はここで蒸発して冷却作用を呈するが、両
冷却器１５及び１６は低流路抵抗の冷媒通路２４により
接続されているため、補助冷却器１６の蒸発圧力従って
蒸発温度は主冷却器１５のそれと略同−となる。一方、
コンプレッサ１９の運転と同時にモータ１８も通電され
てファン１７を駆動するため、このファン１７の回転に
より、冷凍’Ｊ１２及び冷蔵室１３内の空気が第２図に
矢印Ａ及びＢで示す様に循環路１４内に吸引され且つ矢
印Ｃ及びＤで示す様に冷凍室１２及び冷蔵室１３内に吐
出されるという様に循環し、この様な空気の強制循環に
より冷凍室１２及び冷蔵室１３が冷却される。

ところで、冷蔵室１３内の空気は、循環路１４内に吸引
されると、まず補助冷却器１６と熱交換するが、この補
助冷却器１６は主冷却器１５と同程度の低温度になって
いるため、その空気中に含まれている水分の大部分は霜
となって付着除去される。このため、主冷却器１５に付
着する霜は冷凍室１２からの空気によるものがほとんど
となり、主冷却器１５への着霜は緩慢なものとなる。

さて、上述の様な冷却運転により冷凍室１２内の温度が
所定温度以上になると、コンプレッサ１９が停止すると
共に、電磁弁２２が閉鎖する。このコンプレッサ１９の
停止中、補助冷Ｍ［１６には高圧側であるコンデンサ２
０側から高温の冷媒が流入し、また循環路１４内には自
然対流により比較的高温度の冷蔵室１３内の空気が流入
するため、補助冷却３１６は高温冷媒と冷蔵室１３から
の高温空気との双方によって暖めらてＯ度Ｃ以上（約３
度Ｃ）になり、補助冷却器１６に付着した霜は融解除去
される。そして、上述の様な冷却運転により主冷却器１
５に付着した霜は、コンプレッサ１９の運転積算時間が
一定値に達すると、ヒータ２５が通電されて主冷却器１
５を加熱することにより融解除去される。この時、電磁
弁２２も通電されて開放するため、ヒータ２５により暖
められた主冷却器１５内の冷媒が冷媒通路２４を通じて
補助冷却器１６内に流入する。このため、コンプレッサ
１９の停止毎に自然に行われる補助冷却器１６の除霜が
不完全で仮に霜が残っていたとしても、この主冷却器１
５の除霜時における高温冷媒の流入により霜は融解され
る様になり、補助冷却器１６の霜の除去に完全を期すこ
とができる。

このように、冷蔵室１３から循環路１４内に流入する空
気中の水分の大部分は補助冷却器１６に霜となって付着
除去されるため、主冷却器１５への着霜は緩慢となる。

しかも、補助冷却器１６の霜はコンプレッサ１９の運転
停止の都度自然に除去されるため、ヒータによる除霜は
主冷却器１５だけでよくなり、総じてヒータによる強制
除雷即ち主冷却器１５の除霜のインターバルを長く取る
ことができる。ちなみに、そのインターバルは冷却器−
個の従来のものにおいてコンプレッサの運転積算時＠ｔ
’ｉｏ時間程度ｒａ′１″６′）“・本実　　　　　１
施例ではその２〜３倍の２０〜３０時間毎に行なえば十
分となり、それだけヒータ２５の濶費電力量が少なくな
り、冷凍室１２の温度上置機会も少なくなる。また、補
助冷却器１６は極低温であるから、冷蔵室１３からの空
気中の水分を霜にして除去するには比較的小形のもので
よく、従って通路１４ａもさ程大きくせずとも済み、庫
内容積の減少化を避けることができる。

尚、電磁弁２２は主冷却器１５の除霜時に閉鎖する様に
してもよい。

次に第３図及び第４図は夫々異なる他の実施例を示すも
ので、前記一実施例と相違するところを述べれば、第３
図は逆止弁２３に代えて電磁弁２６としたところにあり
、第４図は両冷却器１５及び１６の接続関係を逆にして
キャピラリチューブ２１側から主冷１１器１５及び補助
冷却器１６の順に接続すると共に、逆止弁２３を除去し
てそわりにコンデンサ２０とキャピラリチューブ２１と
の間に電磁弁２７を接続し、コンデンサ２０からの冷媒
がコンプレッサ１９側から補助冷却器１６内に流入する
様にしたものである。

［発明の効果］ 以上説明した様に本発明は、補助冷却器を小形に構成す
ることができると共に、主冷却器の除霜インターバルを
長くすることができるという優れた効果を奏するもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図は冷凍サイクル図、第２図は冷蔵僅の部分縦断側面
図であり、第３図及び第４図は夫々異なる他の実施例を
示す冷凍サイクル図、第５図は従来の冷蔵庫、の−例を
示す部分縦断面図、第６図は同冷凍サイクル図である。 図中、１２は冷凍室、１３は冷蔵室、１４は循環路、１
５は主冷却器、１６は補助冷却器、１７はファン、１９
はコンプレッサ、２２は電磁弁（弁装置）、２４は冷媒
通路、２５は除霜用のヒータである。 出願人　　株式会社　　東　　芝 第１　図 ＠２１！１ 第３図 フｎ 第４図 ′＠　５　図 Ｉｓ図 手続補正口 昭和６０　年　１　月　９日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ファンの運転により冷蔵室及び冷凍室内の空気を強
   制循環させるための循環路内に設けられた主冷却器と、
   前記循環路のうち前記冷蔵室内の空気を前記主冷却器に
   案内する通路内に設けられた補助冷却器とを具備し、前
   記主及び補助の両冷却器を低流路抵抗の冷媒通路により
   接続したことを特徴とする冷凍サイクル。 ２、主及び補助の冷却器はコンデンサ側から補助冷却器
   及び主冷却器の順に接続され、両冷却器を接続する冷媒
   通路にコンプレッサの運転時及び主冷却器の除霜時に開
   放する弁装置を設けたことを特徴とする特許請求の範囲
   第１項に記載の冷凍サイクル。