JPS63197865A - 蓄冷式冷蔵庫 - Google Patents

蓄冷式冷蔵庫

Info

Publication number
JPS63197865A
JPS63197865A JP3025087A JP3025087A JPS63197865A JP S63197865 A JPS63197865 A JP S63197865A JP 3025087 A JP3025087 A JP 3025087A JP 3025087 A JP3025087 A JP 3025087A JP S63197865 A JPS63197865 A JP S63197865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
regenerator
cooler
compressor
circuit
refrigerator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3025087A
Other languages
English (en)
Inventor
浩二 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3025087A priority Critical patent/JPS63197865A/ja
Publication of JPS63197865A publication Critical patent/JPS63197865A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Defrosting Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 C発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は、蓄冷式冷蔵庫に関する。
(従来の技術) 蓄冷機能を有しない従来の冷蔵庫では、庫内温度に応じ
てコンプレッサの運転をし、又はその運転の停止をする
ようにしていた。
ところが、この従来の冷蔵庫を用いる場合において、外
気温が高いときには、庫内温度が上昇しやすいためにコ
ンプレッサの運転時間が長くなる。このときには、多数
の冷蔵庫やエアコン等の冷凍機に用いられている他のコ
ンプレッサが同時に運転され、さらに、他の機器の電力
需要も加わるため、夏の昼間、特に午後1時から3時の
間には、電力供給が逼迫するほどの電力需要のピークが
発生していた。
したがって、各機器での使用電力の時間的平準化が大き
な社会的要求となっている。蓄冷式冷蔵庫は、この要求
に答え得るものであるとともに、深夜電力の有効利用の
面からも、その実用化が望まれている。
そこで、本願の出願人は、未だ公知になっていない特願
昭61−203924号において、冷蔵庫の蓄冷機能を
実現するために用いることができる冷凍サイクルとして
、すでに、「冷却器と蓄冷器とをコンプレッサに並列接
続し、前記冷却器と前記蓄冷器との間に別途伝熱経路を
設け、この伝熱経路に弁を配して、前記蓄冷器を蓄放冷
可能にした」冷凍サイクルを提案している。
この冷凍サイクルを用いた蓄冷式冷蔵庫では、前記電力
需要のピーク時以外の時例えば夜間には、コンプレッサ
によって蓄冷器に冷媒を供給することができる。この冷
媒によって、蓄冷器は蓄冷する。このとき、弁は閉じら
れており、蓄冷器と冷却器との間の伝熱経路が遮断され
ているため、蓄冷が効率よく行なわれる。
一方、電力需要のピーク時には、コンプレッサの運転が
停止され、弁が開かれる。これにより、蓄冷器は、蓄冷
器と冷却器との間の伝熱経路を通して放冷する。したが
って、コンプレッサの運転か停止されているにもかかわ
らず、冷蔵庫としての機能を果すことができる。
(発明が解決しようとする問題点) 以上に説明した冷凍サイクルを用いた蓄冷式冷蔵庫では
、蓄冷機能を有する半面、除霜動作との関係において、
次のような問題点があった。
すなわち、深夜電力を有効に利用するため、蓄冷は、例
えば午後10時から午前4時までの6時間の一定の時間
帯に行なわれる。この時間帯は、蓄冷器に十分な蓄冷を
行うために必要な長さであって、この間はコンプレッサ
を運転して、蓄冷器に冷媒を供給し続けなければならな
い。
これに対して除霜が行なわれる時間帯は、不定である。
すなわち、除霜は例えばコンプレッサの運転積算時間が
一定値に達したことを条件として起動される。この際、
この条件が満足されると、無条件に除霜動作が起動され
ていた。したがって、蓄冷中に除霜動作が起動されるこ
とがあった。
このように、蓄冷中に除霜動作が起動されると、冷却器
の近傍に配されたヒータへの通電か開始されると同時に
、コンプレッサの運転が停止される。しかも、このヒー
タへの通電とコンプレッサの運転停止とは、冷却器の温
度が設定値以上になるまで継続し、その時間は、通例約
20分から約1時間に及んでいた。この間は、前記の蓄
冷か行なわれないため、蓄冷器に十分に蓄冷が行なわれ
ず、このために、放冷可能時間が短くなってしまうこと
があった。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであって、
常に十分な蓄冷を行うことができる蓄冷式冷蔵庫を提供
することを目的とする。
[発明の構成コ (問題点を解決するための手段) 本発明は、前記の目的を達成するために、冷却器と蓄冷
器とをコンプレッサに並列接続した冷凍サイクルを有し
、このコンプレッサを運転して蓄冷器に蓄冷を行う間は
、冷却器の除霜動作が禁止されているものである。
(作 用) コンプレッサを運転して蓄冷器に蓄冷を行う間は、冷却
器の除霜動作が行なわれない。したがって、いったん蓄
冷が開始されると、十分に蓄冷が行なわれるまで、この
蓄冷が継続される。
(実施例) 第1図は、本発明の実施例に係る蓄冷式冷蔵庫の制御回
路図である。
■は、庫内温度検出回路であって、次のような(1が成
である。まず、直流電源Vccは、冷凍室内に配される
サーミスタからなる温度センサすなわちFセンサ2と抵
抗器3とを順次介して、アースに接続される。この分圧
回路の分圧点4の電圧は、コンパレータ5の非反転入力
端子に入力される。
また、二つの抵抗器6.7からなる分圧回路の分圧点8
の電圧は、前記コンパレータ5の反転入)J端子に入力
される。そして、このコンパレータの出力端子は、抵抗
器9を介して前記非反転入力端子に接続されるとともに
、抵抗器1oによって前記直流電源Vccにプルアップ
されている。なお、コンパレータ5は、オーブンコレク
タ出力型である。
コンパレータ5の出力は、庫内温度検出回路1の出力す
なわち温度検出信号11としてAND回路12の第1の
入力端子に入力される。また、この温度検出信号11は
、インバータ13を介してAND回路14の第1の入力
端子に入力されるとともに、時間積算回路15のイネー
ブル端子Eに入力される。
この時間積算回路の出力端子Tは、DラッチIGのクロ
ック入力端子CKに接続される。このDラッチのデータ
入力端子りは、抵抗器17を介して、直流電源VCCに
プルアップされている。時間積算回路15は、イネーブ
ル端子EがHレベルである間だけ内部クロックを計数し
、所定の値を計数したときに出力端子Tから1クロック
幅の正のパルスを出力する回路である。この時間積算回
路15と前記Dラッチとは、それぞれのリセット入力端
子Rに入力される除霜終了信号18がLレベルになった
ときにリセットされる。この除霜終了信号18は、除霜
終了信号発生回路19から出力される。この除霜終了信
号発生回路には、冷却器近傍に配されるサーミスタから
なる温度センサすなわちDセンサ20が接続されており
、この回路は、Dセンサ20によって検出した温度が設
定値以上になったときにLレベルの除霜終了信号18を
出力する。Dラッチ16の非反転出力Qは、除霜信号2
1であって、この信号は、AND回路22の第1の入力
端子に入力されるとともに、インバータ23を介して前
記AND回路12の第2の入力端子に入力される。なお
、除霜終了信号発生回路19の構成は、前記庫内温度検
出回路lと同様−である。
24は、蓄冷信号発生回路であって、例えば、毎日午後
10時から午前4時までの蓄冷時間帯たけ、Hレベルの
出力すなわち蓄冷信号25を出力するように、タイマに
よって構成されている。この蓄冷信号は、前記AND回
路14の第2の入力端子及びOR回路27の第1の入力
端子に直接入力されるとともに、インバータ2Bを介し
て前記AND回路22の第2の入力端子に入力される。
また、OR回路27の第2の入力端子には、前記AND
回路12出力端子が接続される。
OR回路27、AND回路14及びAND回路22の出
力は、それぞれコンプレッサ駆動信号28、電磁べ駆動
信号29及びヒータ駆動信号30であって、次のように
接続される。
コンプレッサ駆動信号28は、抵抗器31を介してNP
Nトランジスタ33のベースに入力される。
このトランジスタのエミッタは、アースに接続され、そ
のコレクタは、リレーのコイル35とダイオード37と
の並列回路を介して直流電源Vccに接続される。コン
プレッサ 101のモータは、このリレーのa接点39
を直列に介して交流電源61に接続される。このコンプ
レッサは、冷却器と蓄冷器とに冷媒を供給するために設
けられる。
電磁弁駆動信号29は、前記コンプレッサ駆動信号信号
28の駆動回路と同様の、抵抗器41SNPNトランジ
スタ43、リレーのコイル45及びダイオード47から
なる駆動回路に入力される。三方電磁弁113のコイル
は、このリレーのa接点49を直列に介して前記交流電
源61に接続される。この三方電磁弁113は、前記コ
ンプレッサ 101から吐出される冷媒を、前記冷却器
と蓄冷器とに切換えて供給するために設けられる。
ヒータ駆動信号30も、前記コンプレッサ駆動信号信号
28の駆動回路と同様の、抵抗器51.NPNトランジ
スタ53、リレーのコイル55及びダイオード57から
なる駆動回路に入力される。ヒータ171は、このリレ
ーのa接点59を直列に介して前記交流電源61に接続
される。このヒータ 171は、前記冷却器の温度を上
昇させてこれを除霜するために設けられる。
次に、まず、前記蓄冷時間帯以外の時間帯での動作につ
いて説明する。
この間は、蓄冷信号25がLレベルである。したがって
、AND回路14の出力すなわち電磁弁駆動信号28は
常にLレベルであって、トランジスタ43がオフしてお
り、リレーのa接点49が開いているから、三方電磁弁
113のコイルが通電されることはない。このとき、三
方電磁弁113は、冷却器に冷媒を供給する位置に切換
えられている。
このとき、温度検出信号11は、庫内の温度が設定温度
より高いときにはHレベルとなり、逆に低いときにはL
レベルとなる。すなわち、Fセンサ2の抵抗値は庫内温
度が高くなるほど小さくなるから、例えば庫内温度が上
昇すると、これに伴って分圧点4の電圧が上昇する。こ
のとき、庫内温度が設定温度より高くなると、分圧点4
の電圧がこの設定温度に対応した分圧点8の設定電圧よ
り高くなり、コンパレータ5の出力がHレベルとなる。
したがって、除霜信号21がLレベルである間は、庫内
温度が設定温度より低いときには、OR回路27の出力
がLレベルであるから、コンプレッサ 101のモータ
は、通電されない。これに対して、庫内温度が設定温度
より高くなると、OR回路27の出力がHレベルとなり
、コンプレッサ101のモータへの通電が行なわれ、こ
のコンプレッサから冷却器に冷媒が供給される。
以上の通常動作中、温度検出信号11がHレベルである
間は、その時間が時間積算回路工5によって積算される
。そして、この積算時間が設定値に達すると、Dラッチ
16のクロック入力端子CKにクロックが入力され、こ
のHラッチには、Hレベルの除霜信号21がラッチされ
る。このときには、インバータ26によって反転された
信号もHレベルであるから、AND回路22の出力がH
レベルとなる。
したかって、ヒータ駆動信号30によりヒータ 171
が通電される。また、同時にこの除霜信号21がインバ
ータ23によって反転された信号は、AND回路12に
入力されるから、このAND回路の出力かLレベルにな
り、コンプレッサ駆動信号28がLレベルになって、コ
ンプレッサ 101のモータへの通電が行なわれなくな
る。したがって、冷却器は、冷媒の供給を受けることな
くヒータ 171によって加熱されるから、その温度か
上昇し除霜される。
冷却器の温度が十分に上昇して、除霜が完了すると、こ
の温度がDセンサ20によって検出され、除霜終了信号
18がLレベルになる。このとき、時間積算回路15が
リセットされ、時間積算回路15の計時が再び可能にな
る。また、Dラッチ16もリセットされ除霜信号21が
Lレベルになるから、ヒータ 171の通電が停止され
るとともに、コンプレッサ駆動信号28の出力が再び可
能になる。
蓄冷信号発生回路24によって蓄冷時間帯になったこと
が検出されると、Hレベルの蓄冷信号25が出力される
。このときの動作は次の通りである。
まず、この蓄冷信号25がインバータ26によって反転
されてAND回路22に入力されるから、除霜信号21
がHレベルになっても、ヒータ 171が通電されるこ
とはない。
庫内の温度が低く温度検出信号tiがLレベルである間
は、電磁弁駆動信号28がHレベルになって、三方電磁
弁113のコイルが通電され、この電磁弁は、蓄冷器に
冷媒を供給する位置に切換えられる。このとき、Lレベ
ルの温度検出信号■1が時間積算回路[5にも人力され
るから、この回路は、時間を積算しない。さらに、OR
回路27の出力すなわちコンプレッサ駆動信号28は、
温度検出信号11の電圧レベルにかかわらすHレベルに
なるから、コンプレッサ101のモータが駆動され、前
記のように電磁弁駆動信号14がHレベルであることと
あいまって、蓄冷器に冷媒が供給される。このときは、
冷却器に冷媒が供給されることはないから、前記時間積
算回路15によってコンプレッサの運転時間を積算する
必要がない。
また、このようにして蓄冷を実行している間に、例えば
冷蔵庫の扉が頬繁に開閉されて庫内の温度が上昇したと
きには、温度検出信号11がHレベルになる。このとき
には、この信号がインバータ13によって反転されて、
Lレベルの信号がAND回路14に入力されるから、電
磁弁駆動信号29がLレベルになって、三方電磁弁11
3が冷却器側に切換られる。このとき、蓄冷信号25が
Hレベルであるから、コンプレッサ駆動信号28がHレ
ベルになり、コンプレッサ101のモータが通電される
このようにして、コンプレッサによって冷却器に冷媒が
供給されると、庫内の温度が急速に降下するから、温度
検出信号11が短時間のうちにLレベルにもどる。温度
検出信号IIがLレベルにもどると、三方電磁弁113
が再び蓄冷器側に切換られ蓄冷が続行されるから、蓄冷
器には十分に蓄冷が行なわれる。なお、蓄冷中に前記の
ようにして三方電磁弁113が切換られ、冷却器に冷媒
を供給している間に時間積算回路15がタイムアツプし
て、除霜信号21がHレベルになり、この信号がAND
回路22の1つの入力端子に入力されても、前記のよう
にこのAND回路22の他方の入力端子に入力される信
号がLレベルであるため、除霜動作は、蓄冷が完了して
蓄冷信号25がLレベルにもどるまで待たされる。した
がって、蓄冷動作が長時間にわたって中断されて蓄冷が
不十分になることはない。
なお、他のタイマを用いることにより蓄冷終了時から一
定時間経過後に除霜動作が開始するようにして、蓄冷中
に起動が待機させられた除霜動作が蓄冷終了直後に起動
されることがないようにしてもよい。また、このように
すれば、蓄冷動作の完了後一定時間内に時間積算回路1
5がタイムアツプしても、すぐに除霜が起動されること
はない。
第2図は、以上に説明した本発明の実施例に係る蓄冷式
冷蔵庫に用いられる冷凍サイクルの構成図であって、前
記コンプレッサLot及び前記三方電磁弁113を有し
、バイブillにより、次のように接続される。
すなわち、前記コンプレッサ 101の吐出口101a
は、コンデンサ103を介して前記三方電磁弁113の
流入口113aに接続される。さらに、この電磁弁11
3の第1の流出口113bは、キャピラリ 115、冷
却器107及びアキュムレータ 109を順次介して前
記コンプレッサ101の吸入口101bに接続される。
また、三方電磁弁113の第2の流出口113cは、蓄
冷器用キャ1ラリ 117及び内部に蓄冷剤を有する蓄
冷器115を順次介して、前記アキュムレータ109に
接続される。
さらに、冷却器107と蓄冷器115との間には、閉ル
ープ形サーモサイホン119が、前記バイブ111とは
独立の伝熱経路として設けられ、このサーモサイホンの
途中に蓄冷器用電磁弁121が配される。なお、サーモ
サイホン119は、例えば重力式のものが用いられ、そ
の閉ループ状のバイブの中には、冷媒が封入されている
蓄冷時以外には、前記のように三方電磁弁113のコイ
ルが通電されず、その流入口113aと第1の流出口す
なわち冷却器側流出口113bとの間の流通が選択され
、蓄冷器側流出口113cが閉じられる。したがって、
コンプレッサ 101からコンデンサ103、三方電磁
弁113及びキャピラリ 105を順次介して冷却器1
07に至り、さらにアキュムレータ 109を介して前
記コンプレッサ 101に至る冷媒流路が構成される。
そして除霜時以外には、前記のようにして冷却器107
に低温低圧の液冷媒が供給され、ここにおいて液冷媒が
蒸発する時に、外部から熱を奪うことができる。このと
きの冷却作用が冷蔵に利用される。なお、蓄冷器用電磁
弁121は、閉じられている。
蓄冷時には、前記のようにして三方電磁弁113のコイ
ルが通電され、その流入口113aと第2の流出口すな
わち蓄冷器側流出口113Cとの間の流通が選択され、
冷却器側流出口113bが閉じられる。
したがって、コンプレッサ 101からコンデンサ10
3、三方電磁弁113及び蓄冷器用キャピラリ117を
順次介して蓄冷器115に至り、さらにアキュムレータ
 109を介して前記コンプレッサ 101に至る冷媒
流路が構成される。このとき、蓄冷器用電磁弁121は
、閉じられたままである。そして、庫内温度が低い間は
、コンデンサ103から供給され、蓄冷器用キャピラリ
 117によって低温低圧となった液冷媒は、蓄冷器1
15に供給される。ここにおいて、この液冷媒が蒸発す
る際に蓄冷剤が熱を奪われ、蓄冷器115が蓄冷する。
蓄冷器115に予め蓄冷した後、蓄冷器用電磁弁121
を開くと、コンプレッサlotの運転を停止しても、サ
ーモサイホン119に封入された冷媒は、冷却器107
と蓄冷器115との間に形成される閉ループ内を次のよ
うにして循環することができ、蓄冷器115から冷却器
107を介して外部へ放冷を行うことができる。
サーモサイホン119に封入された冷媒は、冷却器10
7において外部から熱を奪うことにより、気化してガス
冷媒となる。このガス冷媒は、上昇気流となるため、蓄
冷器115に達する。ここに達したガス冷媒は、予め蓄
冷した蓄冷剤と熱交換して液冷媒となる。この液冷媒は
、重力の作用によって冷却器107に戻る。
つまり、蓄冷後に蓄冷器用電磁弁121を開くと、放冷
を行うことができるから、冷凍機の機能を損うことなく
、コンプレッサ101の運転を停止して、冷却器107
への液冷媒の供給を停止することができ、この冷媒供給
のための電力が不要となる。この際、サーモサイホン 
119内の冷媒は、冷却器107の外部と蓄冷器115
内の蓄冷剤との間の温度差によって循環するから、サー
モサイホン119内の冷媒の循環ために外部から電力を
供給する必要もない。
さて、第3図は、以上に説明した本発明の実施例に係る
蓄冷式冷蔵庫の断面図である。
この冷蔵庫の天井部、背面部等は、外箱133と内箱1
35との二重構造となっている。また、内部は、水平に
配された中間仕切壁137により上部の冷凍室139と
下部の冷蔵室141との2室に仕切られ、それぞれの室
の前方には、ガスケット 143を介して冷凍室扉14
5と冷蔵室扉147とが設けられている。
冷却器107は、冷凍室139の奥の内箱135の前方
に配され、その上方には、蓄冷器115が、冷蔵庫天井
部の外箱133と内箱135との間に配される。サーモ
サイホン121は、冷蔵庫背面部の前記外箱133と内
箱135との間を通るようにして、冷却器107と蓄冷
器115との間に配され、その途中には、この外箱13
3と内箱135との間において蓄冷器用電磁弁121が
設けられる。この外箱133と内箱135との間には、
断熱材149が充填され、冷凍室139及び冷蔵室14
1の保冷を実現するとともに、蓄冷器115及びサーモ
サイホン119を断熱し、かつこれらへの着霜を防止し
ている。
なお、同図中には図示を省略しているが、第2図と同様
に、コンプレッサ lOlからコンデンサ103を経て
供給された液冷媒は、三方電磁弁113の流入口113
aに至る。この三方電磁弁113の冷却器側流出口11
3bは、キャピラリ 105を介して冷却器107に接
続される。また、三方電磁弁113の蓄冷器側流出口1
13cは、蓄冷器用キャピラリ 117を介して蓄冷器
115に接続される。そして、冷却器107と蓄冷器1
15との出力配管は、ともにアキュムレータ 109を
経て、前記コンプレッサに至る。
さらに、冷凍室139の奥の前記冷却器107の直上に
は、ファンモータ 151が配され、冷却器107の前
方に設けられた冷凍室上部吹出口153及び冷凍室下部
吹出口 155から冷気を送出することができるように
している。そして、この冷凍室上部吹出口153の直下
には、冷凍室139側に、前記Fセンサ2が配されてい
る。さらに、前記中間仕切壁137の冷凍室側前方には
、冷凍室吸込口157が設けられ、ここから冷却器10
7に至る冷凍室中間ダクト 159が水平に形成されて
いる。
また、冷却器107の奥には、冷蔵庫背面部の内箱13
5に沿って、ファンモータ 151から冷蔵室吹出口 
161に至る冷蔵室ダクl−163が垂直に設けられて
いる。この冷蔵室吹出口 161は、ダンパー165に
より、開閉可能としている。前記中間仕切壁137の冷
蔵室側前方には、冷蔵室吸込口167が設けられ、ここ
から前記冷却器107に至る冷蔵室中間ダクト 169
が水平に形成されている。この冷蔵室中間ダクト 16
9の出口には、ガラス管ヒータ171が配され、その上
方に配されている冷却器7の除霜を可能としている。そ
して、冷却器107の近傍には、前記Dセンサ20が配
されている。
蓄冷も除霜も行なわれない間は、Fセンサ2によって検
出される冷凍室139内の温度が設定温度以上になると
、前記のように、キャピラリ 105から冷却器107
に供給される低温低圧の液冷媒が、冷却器107におい
て蒸発する時に、外部から熱を奪う。すなわち、冷凍室
吸込口 157から冷凍室中間ダクト 159を通して
取入れられた空気は、冷却器107と熱交換して冷却さ
れた後、ファンモータ151によって、冷凍室上部吹出
口153及び冷凍室下部吹出口 155を通して冷凍室
139に送出され、その室内に収納された食品等と熱交
換した後、再び冷凍室吸込口 157から取入れられる
。すなわち、ここに冷凍室空気循環流が形成される。ま
た、ダンパー165が開放されているときは、冷却器1
07によって冷やされた空気の一部は、冷蔵室ダクト1
63及び冷蔵室吹出口161を順次通して冷蔵室141
に流れ込み、その室内に収納された食品等と熱交換した
後、冷蔵室吸込口167から冷蔵室中間ダクト 169
を通して冷却器107に至って、再び冷却される。すな
わち、ここに冷蔵室空気循環流が形成される。
除霜時には、冷却器107への冷媒の供給が停止される
とともにファンモータ 151の運転が停止されて、ヒ
ータ 171に通電される。この除霜の完了は、Dセン
サ20によって検出される温度によって前記のように判
定される。
例えば夏期の前記蓄冷時間帯中には、前記のようにFセ
ンサ2によって検出される冷凍室139内の温度が設定
温度以上にならないかぎり、液冷媒が蓄冷器115に供
給される。また、この蓄冷中に除霜が起動されることは
ない。
予め蓄冷が行なわれると、例えば午後1時から3時の電
力需要のピーク時には、放冷が行なわれる。この放冷時
には、蓄冷器用電磁弁121が開かれ、同図には図示し
ないコンプレッサの運転が停止される。このときにも、
上記の空気循環流は、冷却器107と熱交換して冷却さ
れる。すなわち、このときには、サーモサイホン119
を通して、蓄冷器115から冷却器107に液冷媒が供
給される。
したがって、その液冷媒が蒸発する時に空気循環流から
熱を奪う。
なお、以上の実施例では、三方電磁弁113を用いてい
たが、この代りに二つの三方電磁弁を配するようにして
もよい。また、複数の冷却器を配したり、複数の蓄冷器
を配してもよい。
[発明の効果] 以上に説明したように、本発明は、冷却器と蓄冷器とを
コンプレッサに並列接続した冷凍サイクルを有し、この
コンプレッサを運転して蓄冷器に蓄冷を行う間は冷却器
の除霜動作を禁止したものであるから、コンプレッサを
運転して蓄冷器に蓄冷を行う間は、冷却器の除霜動作が
行なわれない。したがって、いったん蓄冷が開始される
と、十分に蓄冷が行なわれるまで、この蓄冷が継続され
る。つまり、本発明によれば、常に十分な蓄冷を行うこ
とができ、したがって放冷可能時間を十分に維持するこ
とができる蓄冷式冷蔵庫を提供することができる。
さらに、コンプレッサに対して冷却器と並列に配され十
分な蓄冷が可能な蓄冷器を有しているため、冷却器のみ
を有する従来の冷蔵庫と同様の通常運転を行うことがで
きるばかりでなく、蓄冷及び放冷を行うことができるた
め、例えば、電力需要の小さい時に予め蓄冷しておき、
電力需要の大きい時に必要に応じて蓄冷器から冷却器を
介して外部に放冷することにより、電力需要の大きい時
に、冷凍機の機能を損うことなくコンプレッサの運転を
停止することができ、したがってこの際、冷却器への冷
媒供給のための電力゛を必要としない。
さらに、使用電力の平準化が可能になるため、電力会社
の電力供給量の平準化が計られ、深夜電力料金制度や産
業用蓄熱契約制度の採用により、冷蔵庫のランニングコ
ストのうち使用電力料金を低減することができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る蓄冷式冷蔵庫の制御回路
図、第2図は、本発明の実施例に係る蓄冷式冷蔵庫に用
いられる冷凍サイクルの構成図、第3図は本発明の実施
例に係る蓄冷式冷蔵庫の断面図である。 符号の説明 1・・・温度検出回路、2・・・Fセンサ、5・・・コ
ンパレータ、11・・・温度検出信号、12.14・・
・AND回路、15・・・時間積算回路、1G・・・D
ラッチ、18・・・除霜終了信号、19・・・除霜終了
信号発生回路、20・・・Dセンサ、21・・・除霜信
号、22・・・AND回路、24・・・蓄冷信号発生回
路、25・・・蓄冷信号、27・・・OR回路、28・
・・コンプレッサ駆動信号、29・・・電磁弁駆動信号
、30・・・ヒータ駆動信号、33,43.53・・・
トランジスタ、35,45.55・・・リレーのコイル
、39.49.59・・・リレーのa接点、101・・
・コンプレッサ、L03・・・コンデンサ、105・・
・キャピラリ、107・・・冷却器、109・・・アキ
ュムレータ、 111・・・バイブ、 113・・・三
ツノ′電磁弁、115・・・蓄冷器、117・・・蓄冷
器用キャピラリ、119・・・サーモサイホン、121
・・・蓄冷器用電磁弁、151・・・ファンモータ、1
39・・・冷凍室、141・・・冷蔵室。 特許出願人 株 式 会 社  東 2代  理  人
  弁理士  蔦  1) 璋  子ほか1名 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、冷却器と蓄冷器とをコンプレッサに並列接続した冷
    凍サイクルを有し、前記コンプレッサを運転して前記蓄
    冷器に蓄冷を行う間は、前記冷却器の除霜動作が禁止さ
    れていることを特徴とする蓄冷式冷蔵庫。
JP3025087A 1987-02-12 1987-02-12 蓄冷式冷蔵庫 Pending JPS63197865A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3025087A JPS63197865A (ja) 1987-02-12 1987-02-12 蓄冷式冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3025087A JPS63197865A (ja) 1987-02-12 1987-02-12 蓄冷式冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63197865A true JPS63197865A (ja) 1988-08-16

Family

ID=12298463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3025087A Pending JPS63197865A (ja) 1987-02-12 1987-02-12 蓄冷式冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63197865A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011058741A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Sharp Corp 冷蔵庫
JP2011058739A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Sharp Corp 冷蔵庫
JP2011058742A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Sharp Corp 冷蔵庫
JPWO2022013926A1 (ja) * 2020-07-13 2022-01-20

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011058741A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Sharp Corp 冷蔵庫
JP2011058739A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Sharp Corp 冷蔵庫
JP2011058742A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Sharp Corp 冷蔵庫
JPWO2022013926A1 (ja) * 2020-07-13 2022-01-20
WO2022013926A1 (ja) * 2020-07-13 2022-01-20 三菱電機株式会社 冷蔵庫

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2108342C (en) Method for sequentially operating refrigeration system with multiple evaporators
US4840037A (en) Refrigerator with cold accumulation system
US2713249A (en) Liquid defrosting system and the like
US4843831A (en) Refrigerator control system
JP6109518B2 (ja) 冷却庫
JPS63197865A (ja) 蓄冷式冷蔵庫
JP3193924B2 (ja) 冷蔵庫
JP3098909B2 (ja) 冷蔵庫
JP3098893B2 (ja) 冷蔵庫
JP2625641B2 (ja) 蓄冷型冷蔵庫
JP3098889B2 (ja) 冷蔵庫
JPS6396463A (ja) 冷蔵庫
JP3585564B2 (ja) 冷蔵庫
JP3153649B2 (ja) 冷蔵庫
JP2004144364A (ja) 冷蔵庫
JP3098892B2 (ja) 冷蔵庫
JP3966697B2 (ja) 冷蔵庫
JPH0232554B2 (ja) Reizoko
JP3184335B2 (ja) 冷蔵庫
JP3265004B2 (ja) 冷蔵庫
JP3135428B2 (ja) 冷蔵庫
Lee et al. A new control system of a household refrigerator-freezer
JPH08240371A (ja) 冷蔵庫
JP2000249446A (ja) 食品冷却庫
JPH08240372A (ja) 冷蔵庫