JPS61134332A - ジヒドロ−β−ヨノ−ルの製法 - Google Patents

ジヒドロ−β−ヨノ−ルの製法

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JPS61134332A
JPS61134332A JP25648684A JP25648684A JPS61134332A JP S61134332 A JPS61134332 A JP S61134332A JP 25648684 A JP25648684 A JP 25648684A JP 25648684 A JP25648684 A JP 25648684A JP S61134332 A JPS61134332 A JP S61134332A
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JP
Japan
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ionone
beta
dihydro
formula
hydrogen donor
Prior art date
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Pending
Application number
JP25648684A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Masuda
秀樹 増田
Satoshi Mihara
智 三原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OGAWA KORYO KK
Original Assignee
OGAWA KORYO KK
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はジしドローβ−ヨノールの改良された製造方法
に関する。
さらに詳しくは、本発明はβ−ヨノンをpKa値が19
以下の水素供与体の存在下でノく−チ還元して選択的に
ジヒドロ−β−ヨノールを製造する改良されたジヒドロ
−β−ヨノールの製法(関するものである。
ジヒドロ−β−ヨノールは種々の香料、例えはテアスピ
ランの合成中間体として有用である。
従来の技術 β−ヨノンを還元してジヒドロ−β−ヨノールを製造す
る方法は従来いくつか報告されており、例えは、水素化
ホウ素ナトリウムで還元する方法〔テトラヘドロン・レ
ターズ(1969年)1995頁〕、あるいはラネーニ
ッケルで還元する方法(C!ompt、 rend 2
05.994頁(1937年)〕等が知られている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら上記従来法はいずれも還元の選択性が低く
、高収率でジヒドロ−β−ヨノールを得ることはできな
かった。
従って本発明は、β−ヨノンを選択的に還元して高収率
でジヒドロ−β−ヨノールを得る方法を提供することを
目的とする。
(問題を解決するための手段) 本発明の上記目的は、下記反応式で示すように、β−ヨ
ノンCIIをpKa値が19以下の水素供与体の存在下
でバーチ還元してジヒドロ−β−ヨノンC1l〕を得る
ことによって達成される。
CI〕Cl0) 本発明の方法は、上記水素供与体の存在下で実施する以
外は通常のバーチ還元の反応条件下で実施される。即ち
、β−ヨノンに上記水素供与体を加え、これに液体アン
モニアおよび金属ナトリウムを徐々に加えて反応を行な
わしめる。
反応は水、エーテル、テトクヒドa7ランのような溶媒
の存在下で好適に実施される。pKa値が19以下の水
素供与体の例としては、t−ブタノール、エタノール、
メタノール、水、塩化アンモニウム、塩酸等がめげられ
る。また塩化アルミニウム水和物は反応時に塩酸を発生
するが、このように、反応時において、pica値が1
9以下の水素供与体を発生するものも使用することがで
きる。好ましくはpica値が9以下の水素供与体、即
ち、塩化アンモニウム、塩酸等が用いられる。
反応は通常−33℃で数十分乃至数時間行なわれる。反
応終了後、所望の生成物は常法に従って反応混合物中か
ら採取される。例えば1反応混合物に固体アンモニウム
を加え、室温次いで減圧濃縮してアンモニアを除く。乾
固した残渣に適当な有機溶媒例えばエーテルを加え、不
溶物をP去後、F液を水洗、乾燥後溶媒を留去する。残
留物を蒸留して所望の生成物を得る。
このものは必要によシ液体りαマドグツフィー等により
さらに精製することができる。
本発明の方法によって得られるジヒドロ−β−ヨノール
は香料の合成中間体として有用である。例えば、下に反
応式で示す如く、゛ジζドローβ−コノールを不活性有
機溶媒および酸結合剤(例えば炭酸カルシウム)の存在
下でハaメン化第二銅(例えば臭化第二鋼)ま九は臭素
と接触せしめることによって高収率でテアスピランCI
IIIを製造することができる。かくして得られたテア
スピランは、ラズベリー、紅茶、ノぐツションフルーツ
等の中に含まれる障脳様の香気を有する化合物であり、
食品香料として有用で(I[]         [■
1 次に実施例および参考例を示して本発明の方法をさらく
具体的に説明する。
実施例 1 β−ヨノン5fICテトラしドロフランα5−と水5.
6ft−加え攪拌しつつ液体アンモニア30mを導入し
攪拌する。次いで金属ナトリウム7.21を少しずつ加
える。約1時間後に固体塩化アンモニウム2fi加え、
約10分間攪拌した後、室温にてアンモニアを除く。さ
らに減圧濃縮してできる限シアンモニアを除く。乾固し
九残渣にトルエンを加え、ろ過して不溶物を除いた後、
不溶物を十分にトルエンで洗浄する。
ろ液を分岐し、トルエン層を得た後、飽和食塩水で洗浄
、次いで無水硫酸す)IJウムで乾燥し減圧濃縮すると
粗油5.3fが得られる。粗油をシリカゲルの力2ムク
ロマトグラフイーで精製するとジヒドロ−β−ヨノール
A6F(収率71%)が得られる。
実施例 2 β−ヨノン7Fにテトラヒトl:I72ン1W1tと濃
塩酸2.81を加え攪拌しつつ液体アンモニア45−を
導入し攪拌する。次いで金属ナトリウム10fを少しず
つ加える。約1時間後に固体塩化アンモニウム5fを加
え、約10分間攪拌した後、室温にてアンモニアを除く
。さらに減圧濃縮してできる限りアンモニアを除く。乾
固し九残渣にエーテルを加え、ろ過して不溶物を除いた
後、不溶物を十分くエーテルで洗浄する。
ろ液を分液しエーテル層を得た後、飽和食塩水で洗浄、
次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥し、 ・減圧濃縮する
と粗油7.2 Fが得られる。粗油を7リカメルの力2
ムクロマトグラフイーで精製するとジヒドロ−β−ヨノ
ール4tC収率801が得られる。
実施例 5 β−ヨノン5fにテトラヒトa7ランα5−と口0わ・
61z014yを加え、攪拌しつつ液体アンモニア30
sdを導入し、さらに激しく攪拌する。次いで金属ナト
リウム7、2 Fを少しずつ加える。約1時間後に固体
塩化アンモニウム2fを加え約10分間攪拌した後、室
温にてアンモニアと除く。さらに減圧濃縮して、できる
限シアンモニアを除く。乾固した残渣にエーテルを加え
、ろ過して不溶物を除いた後、不溶物を十分にエーテル
で洗浄する。ろ液を分液し、エーテル層を得た後、飽和
食塩水で洗浄、次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減
圧濃縮すると粗油5.1fが得られる。粗油をシリカゲ
ルのカラムクロマトグラフィーで精製するとジヒドロ−
β−ヨノール工9f(収率77慢)が得られる。
参考例 1 ジヒドロ−I−ヨノール4Fにトルエン4゜−を加え、
次いで炭酸カルクラム1qrfc加え。
室温で10分間攪拌する。この混合物に臭化第二鋼15
Fを加え、室温で1時間攪拌する。次に40℃に加温し
4時間攪拌した後、不溶物をろ過して除く。不溶物をト
ルエンで十分く洗浄した後、ろ液を水洗し、次いで飽和
型1水で洗浄する(水層のpHは約8)。無水硫酸ナト
リウムにて乾燥し、次いで減圧濃縮して得られた粗油を
液体りa−rトゲラフイー(Gpo、oaoAg)にて
精製するとテアスピランが2.9f(収率72%)得ら
れる。
参考例 2 ジヒドロ−I−ヨノール2fに四塩化炭素2゜−を加え
、次いで炭酸カリウム5fを加え、室温で10分間攪拌
する。この混合物に臭化第二鋼7.5 Fを加え、室温
で1時間攪拌する。次に50℃に加温し6時間攪拌した
後不溶物をろ過して除く。不溶物を四塩化炭素で十分に
洗浄した後、ろ液を水洗し、次いで飽和型1水で洗浄す
る(水層のpgは約8)。無水硫酸ナトリウムにて乾燥
し、次いで減圧濃縮して得られた粗油を液体クロマトグ
ラフィー(Gpc、ciaAs)にて精製するとテアス
ピラン1.4 F (収率67s)が得られる。
参考例 3 ジヒドロ−β−ヨノール2flC四塩化炭素2〇−を加
え、次いで炭酸カルシウム9ft−加え、水冷下で10
分間攪拌する。この混合物に臭素2ft−加え、水冷下
10分間撹拌する。次に室温にして1時間攪拌した後不
溶物をろ過して除く。不溶物を四塩化炭素で十分に洗浄
した後、ろ液を水洗し、次いで飽和重曹水で洗浄する(
水層のpHは約8)。無水硫酸ナトリウムで乾燥し、次
いで減圧濃縮して得られた粗油を液体クロマドグ2フイ
ー(GPO、aHafts ) テ精II f ルト、
テアスピラン1F(収率50%)が得られる。
呼出願人 小川香料株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)β−ヨノンをpKa値が19以下の水素供与体の
    存在下でバーチ還元することを特徴とするジヒドロ−β
    −ヨノールの製法。
  2. (2)上記水素供与体が水または塩酸である特許請求の
    範囲第1項記載のジヒドロ−β−ヨノールの製法。
JP25648684A 1984-12-06 1984-12-06 ジヒドロ−β−ヨノ−ルの製法 Pending JPS61134332A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002226415A (ja) * 2001-02-01 2002-08-14 Toyotama Koryo Kk (+)−4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセニル)ブタン−2−オール、その製法及びこれを含有する香料組成物。
JP2002226416A (ja) * 2001-02-01 2002-08-14 Toyotama Koryo Kk (−)−4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセニル)ブタン−2−オール、その製法及びこれを含有する香料組成物。
JP2012067035A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Takasago Internatl Corp 精神鎮静用組成物

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JP4502525B2 (ja) * 2001-02-01 2010-07-14 豊玉香料株式会社 (+)−4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセニル)ブタン−2−オール、その製法及びこれを含有する香料組成物。
JP4502526B2 (ja) * 2001-02-01 2010-07-14 豊玉香料株式会社 (−)−4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセニル)ブタン−2−オール、その製法及びこれを含有する香料組成物。
JP2012067035A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Takasago Internatl Corp 精神鎮静用組成物

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