JPS61133281A - 接着剤用充填剤 - Google Patents

接着剤用充填剤

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JPS61133281A
JPS61133281A JP25423084A JP25423084A JPS61133281A JP S61133281 A JPS61133281 A JP S61133281A JP 25423084 A JP25423084 A JP 25423084A JP 25423084 A JP25423084 A JP 25423084A JP S61133281 A JPS61133281 A JP S61133281A
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JP
Japan
Prior art keywords
formaldehyde
lees
filler
brewer
parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP25423084A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Inoue
井上 政弘
Hajime Masafuda
肇 正札
Yoshihiro Yamashita
山下 喜祥
Kyoichi Ueda
上田 恭市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野)  。
本発明は接着剤用充填剤、特に醸造粕を充填剤として利
用する技術に関する。
(従来の技術) 合板、木工、集成材、あるいはパーチクルボンド等の木
材用接着剤としては、ユリア、メラミン、ユリ了−メラ
ミン等のアミノ系樹脂、あるいはフェノール、レゾルシ
ノール、フェノール−レゾルシノール等のフェノール系
樹脂が使用されている。
そしてこれ等の接着剤の使用にあたっては、接着剤の木
材中への過度の滲透防止、塗付し易い粘性の保持、硬化
後の体積収縮による微細な亀裂の防止及びコストダウン
の目的で、通常クルミ穀粉、ヤシ穀粉、木粉、小麦粉、
大麦粉、無機質粉末等の充填剤や増量剤が上記接着剤に
混合され使用されている。然し、近年これら充填剤の不
足に対応す不ため及びコストダウンを図る目的で、種々
の産業廃棄物を充填剤として利用する研究がなされてい
る。例えば活性汚泥やミカンの皮を利用する方法、ある
いは麦糠等に醤油粕を混合し処理する方法(特開昭47
=39444 )、醤油粕単独で九埋する方法(特公昭
56−51192)等である。
然し乍らこれ等の方法は乾燥工程や粉砕工程を必要とす
るので、コスト面では従来の充填剤に較べ必ずしも優れ
ているとはいえない。
コスト低減を図る目的で産業廃棄物を未乾燥のまま、充
填剤として使用する試みが、比較的取扱いの容易なビー
ル粕や焼酎粕を対象としてなされつ!ある。
然しビ;ル粕や焼酎粕を未乾燥のま〜で充填剤として接
着剤に混合したのでは、製品である合板の表面が変色し
たり黴等が発生するという厄介な現象が起こるので、未
だ充填剤として採用されるに至っていない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者等はビール粕や焼酎粕を含めた醸造粕を未乾燥
のま〜単味で接着剤用充填剤として利用すべく、鋭意検
討を重ねた結果、未乾燥醸造粕にホルムアルデヒドを添
加することで、接着剤に何等悪影響を及ぼすことなく醸
造粕単味でも充填剤として利用出来ることを見出し本発
明を完成する忙至ったものである。
即ち、本発明は醸造粕にホルムアルデヒドを添加してあ
る事を特徴とする接着剤用充填剤である。
以下本発明を具体的に説明する。
本発明は通常次の様な方法で実施する事が出来る。
即ち清酒、焼酎、ビール、醤油等の醸造工場で副産物と
して得られる醸造粕を、そのま〜或いは水を加えスラリ
ー化した後ホルムアルデヒドを添加する。
ホルムアルデヒドとしてはホルマリンが常用されるがパ
ラホルムアルデヒドでも差支えない。ホルマリンまたは
パラホルムアルデヒドの添加量は、醸造粕固型分に対し
ホルムアルデヒド純分で0.1〜15重量%(重t%は
以下単に%と記オ)が適当で、更に好ましくは1〜5%
である。
ホルムアルデヒドの添加量は少なすぎるとその効果がな
く、又、多過ぎると得られる合板等からの放出ホルムア
ルデヒドが増加したり、ホルムアルデヒドと後述するホ
ルムアルデヒド消去剤との反応生成物が増加し、合板等
の接着強度が低下するので好ましくない。ホルムアルデ
ヒド分を添加した醸造粕は充分攪拌、溶解した後、室温
、常圧で放置する。放置時間はホルマリン添加の場合は
1〜3時間が適当であり、パラホルムアルデヒド添加で
はその溶解時間を加味して3〜12時間が必要である。
以上の処理を施こされた醸造粕は、スラリー状または泥
状でそのま〜接着剤用充填剤として使用して差支えない
然し合板等製造後に、該合板等から残存ホルムアルデヒ
ドが揮散する慣れがあるので、好ましくは上記ホルムア
ルデヒドで処理後の醸造粕は、アンモニア水、亜硫酸ソ
ーダ、尿素等のホルムアルデヒドの消去剤を加えてホル
ムアルデヒドを消去することが望ましい。
ホルムアルデヒドの消去は、上記消去剤を適量加え常温
で攪拌することで簡単に実施することが出来る。
(発明の効果) 以上の様にして得られた醸造粕は、長期間発酵変質が見
られず、また醸造粕特有の臭気も減少する点でも好まし
い。勿論、充填剤として単独で或いは他の充填物と併用
しても差し支えない。また、従来の充填剤と比較して何
ら遜色なく、コスト的にも産業廃棄物を利用しているの
で低廉である。
(実施例及び比較例) 以下、実施例及び比較例によって本発明を更に詳細に説
明する。
尚、実施例及び比較例において部は重量基準を表わす。
実施例1 醤油醸造工場で副産物として得られる醤油粕(固形分4
0%)100gを家庭用ジューサーミキサーにとり、水
1oopを加え1分間混合した後、37%ホルマリン3
.3gを加え再度1分間混合した。
室温に1時間放置した後、24%安水を3.49添加し
約5分間攪拌した。
このスラリーをアミノ樹脂(密度1.199/cc、粘
度2ポイズ、25℃、樹脂分45%)100部に対し3
5部を加え更に小麦粉5部、NH,Cl1部と共に混合
し、木材接着剤として使用した。
その結果、表−1に示す様に合板の物性を何等低下させ
ることなく、また経日に於ける合板表面の変色、カビ等
の発生もない良好な結果を得る事が出来た。
実施例2 焼酎醸造工場で副産物として得られる焼酎粕(固型分約
30%)100りを2(1(’)CCのビーカーにとり
、37%ホルマリン[1,Vgを加え攪拌機にて5分間
混合した後、室温で1時間放置した。
このスラリーをアミン樹脂(密度1.19g/’cc、
粘度2ポイズ、25℃、樹脂分45%)100部に対し
35部を加え、更に水5部、NH,(41部と共に10
分間混合し木材接着剤として使用した。
その結果表−1に示す様に、合板物性を何等低下させる
ことなく、また経日に於ける合板表面の変色カビ等の発
生もない良好な結果を得た。
実施例3 焼酎醸造工場で副産物として得られる焼酎粕(固型分約
30%)20(lを300CCのビー−カーにとり、パ
ラホルムアルデヒド1.5gを加え攪拌機にてパラホル
ムアルデヒドが溶解(約5時間)する迄攪拌した後、室
温に約1時間放置した。その後ホルマリン中和剤として
亜硫酸ソーダ6.39を添加し約5分間攪拌した。
このスラリーをアミン樹脂(比li 1.199/’C
G 。
粘度2ポイズ、25°C1樹脂分45%)100部に対
し35部を加え、更に水5部、NH4Cl1.5部と共
に混合し、木材接着剤として使用した。
その結果表−1に示す様に合板物性を何等低下させる事
なく、また経口に於ける合板表面の変色、カビ等の発生
もない良好な結果を得た。
実施例4 酒醸造工場で副産物として得られる酒粕(固型分約30
%) 1009を2(’)Occのビーカーにとり、3
7%ホルマリン4.1 !7を加え攪拌機にて5分間混
合した後、室温で1時間放置した。次に粉状尿素を2゜
6り加え約1時間攪拌した。
このスラリーを実施例2と同様な操作で木材接着剤とし
て使用した。
その結果を表−1に示した。
実施例5 ビール醸造工場で副産物として得られるビール粕(固型
分30%)100りを200CCのビーカー     
半にとり、37%ホルマリン3.3りを加え、攪拌機に
て5分間混合した後、室温に1時間放置した。
次に、24%安水を3゜4g添加し約5分間攪拌した後
、更に室温に1時間放置した。
このスラリーをフェノール樹脂(密度1.14g/cc
 、粘度2゜5ポイズ、25℃、樹脂分40%)100
部に対し15部を加え更にFH,(タルク、CaCO3
の混合物)10部と共に混合し水剤接着剤として使用し
た。
その結果を表−1に示す。
比較例1 実施例1〜4で使用したアミン樹脂100部に対し、小
麦粉と水をそれぞれ20部ずつ加え混合し木材接着剤と
して使用した。
その結果を表−1に示す。
比較例2 実施例1で使用した了ミノ樹脂100部に対し、ホルム
アルデヒドで処理しない焼酎粕(固型分30%)35部
を加え、更に水5部、N)I4Cl1部と共に混合し、
木材接着剤として使用した。
その結果を表−1に示す。
比較例3 実施例5で使用したフェノール樹脂 100部に対し、
小麦粉18部と水7部を混合し木材接着剤として使用し
た。
その結果を表−1に示す。
口1)※1)の粘度は配合糊の粘度で、配合5分後のも
のを示す。
2)常態テスト、温冷水テスト及び煮沸テストは夫々J
IS規定の方法に従った。
3)常態テスト、温冷水テスト及び煮沸テストに供した
試験片はJIS規定に従い下記により作製した。
材種ラワン、厚み1..3vurロータリー単板、構成
3プライ等厚、材含水率6〜10%、配合糊塗付量30
g/30×30C7rL、仮圧締10kq /+cm−
20分、熱圧条件、実施例1〜4及び比較例1.2:1
15°C−1,00秒−10kg/crl−20分、実
施例5及び比較例3−:14(1’C。
120秒、10 kgA、10 4)常態テスト温冷水テスト及び煮沸テストの平均値、
最高、最低、標準偏差、木破率は試験片25枚のテスト
結果より求めたものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)醸造粕にホルムアルデヒドを添加してある事を特
    徴とする接着剤用充填剤。
  2. (2)ホルムアルデヒドを添加した後、ホルムアルデヒ
    ドの消去剤を添加する事を特徴とする特許請求の範囲1
    項記載の接着剤用充填剤。
  3. (3)醸造粕が酒類、焼酎粕、ビール粕、醤油粕の何れ
    かである事を特徴とする特許請求の範囲第1項または第
    2項記載の接着剤用充填剤。
JP25423084A 1984-12-03 1984-12-03 接着剤用充填剤 Pending JPS61133281A (ja)

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