JPS61133110A - 濾過用エレメント - Google Patents

濾過用エレメント

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JPS61133110A
JPS61133110A JP25483584A JP25483584A JPS61133110A JP S61133110 A JPS61133110 A JP S61133110A JP 25483584 A JP25483584 A JP 25483584A JP 25483584 A JP25483584 A JP 25483584A JP S61133110 A JPS61133110 A JP S61133110A
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Hisayuki Takigawa
滝川 久幸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は空調用、自動車用に使用する高性能の濾過用エ
レメントに関するものである。
従来の技術及びその問題点 従来、この種の濾過用エレメントは、2デニ一ル以上の
粗なる繊維層と2デニール以下の密なる繊維層を積層し
、接着剤で固定されたものが見られ金。しかし、樹脂を
選択的に密なる層に付着させ、レーヨン、コツトン等の
繊維を上下層具なる比率で混入させているため1上、下
層の熱収縮の差が発現し1層間剥離が生じ易く、大きな
密度勾配を付与出来ない欠点がある。
そこで、上記欠点を改良するために一ドルパンチ加工に
より上下層を機械的に結合させた後1浸漬処理して1大
きな密度勾配を有し、層間剥離を防止してなるエレメン
トも提供されている。しかるに、上記ニードルパンチン
グによる機械加工では、ニードル通過後の針跡(針孔)
が形成マツエンボスロール等にて加圧して針跡の目詰め
を行なわんとしたエレメントも市販されているが、単に
加圧したのみでは九一度は閉塞したニードル針跡が、乾
燥工程中に水分の蒸発と共に再度拡大し1大きな効果が
得られないという問題点がある。
また、ニードルパンチマットをオイルエレメントとして
用いる場合は針跡による開孔径が濾過性能に影響を及ぼ
し、ニードル針による大きな開孔径のため、従来乾式不
織布は実用化されていないのが実情である。即ち、10
μ以下の紡績不可能なファインデニール不織布を利用し
ても一度ニードルパンチ加工すれば開孔径は100μ以
上となり)実用に適さないという問題点がある。
問題点を解決するための手段 本発明は機械的絡合により繊維相互を固定する除虫じた
上記ニードル針跡(針孔)対策を検討した結果達成した
ものである。即ち、外部圧を加えるニップ処理では効果
が得られなかった針跡の閉塞を多層m造よりなるウェブ
の1乃至複数層に混合した吸水性繊維の体積膨張を利用
することにより1厚さを変化することなく繊維間の閉塞
と同時に針跡を閉塞し、更に吸水性繊維の膨潤は合成樹
脂エマルジョンの含浸により膨潤した吸水性繊維を乾燥
工程で収縮することなく、膨潤状態で合成樹脂くより固
着させて、ニードルパンチで形成された針跡を閉塞した
高性能の濾過用エレメントを提供するものである。
上記構成としたことにより従来乾式不織布では繊維の紡
出性の問題により不可能であった開孔径100μ以下の
緻密度を得ることを可能となしたものである◇ 実施例 以下本発明の1実施例を図面に基づいて説明するO 第1図は本発明のエレメントの概略構成図を示し、1は
上層、2は中間層であり夫々2〜6デニールのポリエス
テル繊維、レーヨン繊維等より形成するウェブよりなり
、3は下層で吸水性繊維を10乃至30%含有する1〜
2デニールのポリエステル、レーヨン等の繊維で形成し
、上記上層1、中間層2及び下層3を積層した多層構造
よりなる。
上記多層構造の積層ウェブは下層側からのみフェルト針
4によりニードルパンチングが行われた針跡5を有し、
各層は部分的に繊維相互が絡み合ったニードルパンチマ
ットを構成している。上記ニードルパンチの針密度は4
0〜60本肩が適当で、このニードルパンチにより第2
図に示す紺く下層3に形成された針跡5は、更にフェノ
ール樹脂、アクリ/l’!!エステル樹脂等の熱硬化性
又は熱可塑性の合成樹脂エマルジ舊ンの含浸により、下
層に配合された吸水性繊維が膨潤して緻密化した状態で
乾燥して一樹脂は固着し、第3図に示す如く下層性能の
濾過用エレメント6を構成している。
ところで、上記実施例では下層を吸水性繊維を含有した
が、ニードルパンチを上層側から施したときには、上層
に吸水性繊維を含有することも可能である。
尚、上記多層構造のニードルパンチマットを構成する各
層の構成繊維比率及び目付は、例えば上゛ 層1は2デ
ニールと6デニールのポリエステル繊維各々50%)中
間層2は2デニールのポリエステル繊維70%、2デニ
ールのレーヨンa維3o%、50t/rr? 、下層3
は1デニールのレーヨン[1(資)%、吸水性繊維30
%、1デニールのポリエステル繊維加%、100t/T
Ilとしたときは、繊維の種類変化により、各層の樹脂
付着比率は上層で10〜20%為中間層で四〜40%、
下層で40〜100% と選択的〈変化し、下層の緻密
化を助長する。また、上記ニードルパンチマットの繊維
に対する樹脂の固形分付着量は30乃至100%の範囲
に調節される。
第4図は上記本発明のエレメント(イ)と従来の乾式エ
レメント(ロ)、及び濾紙エレメント(ハ)との性能を
比較した曲m図であり、本発明は圧力損失も少なくダス
ト保持量、除塵亭共に非常にすぐれた結チマットに形成
される針跡をニードルパンチ加工側(例えば下層)に配
合された吸水性繊維の膨潤により完全に閉塞し、その状
態で乾燥固着させることによる1下層の吸水性繊維の膨
潤による緻密化と針跡の閉塞により従来の乾式エレメン
トではなし得なかった開孔径100μ以下の高性能の濾
過用エレメントを得ることを可能にし1更に上・中間層
の非常に大きな密度差により上層に付着した粉塵を中間
層にまで吸引し、従来表面濾過され易く圧力損失の上昇
を招いていた問題点を解消した画期的な濾過層エレメン
トが得られた。
また、フェノール樹脂エマルジョンを吸水性繊維の膨潤
含浸剤として馬いたときはオイルエレメントとしても使
用することが可能となり、更に上、中間層に於ける乾式
不織布の寿命が延長される等種々の効果を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例であるエレメントの概略構成
図、第2図は同多層ニードルパンチマットの針跡部拡大
断面図、第5図は同閉塞した針跡部拡大断面図、第4図
はダスト負荷に対する増加通気抵抗、除塵率の関係を示
す曲ls図である。 1・・・上WI 2・・・中間f@3・・・下層 4・
・・フェルト針 5・・・針跡 6・・・濾過層エレメ
ント7・・・閉塞 第1図 夏 第4図 卸 ダスト線り量(1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 一方からニードルパンチ加工を施した多層構造のニード
    ルパンチマツトのニードルパンチ加工側の層が吸水性繊
    維を10乃至30%含有せる1乃至2デニールのポリエ
    ステ、レーヨン等の繊維から成るウェブで形成し、かつ
    上記吸水性繊維を合成樹脂エマルジョンで以て膨潤させ
    針跡を閉塞させたことを特徴とする濾過用エレメント。
JP25483584A 1984-11-30 1984-11-30 濾過用エレメント Granted JPS61133110A (ja)

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JP25483584A JPS61133110A (ja) 1984-11-30 1984-11-30 濾過用エレメント

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JP25483584A JPS61133110A (ja) 1984-11-30 1984-11-30 濾過用エレメント

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JPS61133110A true JPS61133110A (ja) 1986-06-20
JPH0459925B2 JPH0459925B2 (ja) 1992-09-24

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52111476U (ja) * 1976-02-20 1977-08-24
JPS5349383A (en) * 1976-11-17 1978-05-04 Kureha Seni Kk Filter element of air cleaner for internal combustion engine
JPS5889925A (ja) * 1981-11-25 1983-05-28 Nippon Denso Co Ltd 潤滑油用濾過材

Patent Citations (3)

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JPS5889925A (ja) * 1981-11-25 1983-05-28 Nippon Denso Co Ltd 潤滑油用濾過材

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JPH0459925B2 (ja) 1992-09-24

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