JPS61132473A

JPS61132473A - 車体パネルの作業穴処理方法

Info

Publication number: JPS61132473A
Application number: JP59254539A
Authority: JP
Inventors: Ryoji Maeda; 良次前田
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1984-12-01
Filing date: 1984-12-01
Publication date: 1986-06-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、自動車の車体パネルに一旦は形成されなが
ら所定の製造工程を経たのちは不要となるいわゆる作業
穴を閉塞する穴処理方法に関する。

従来の技術自動車の車体パネルには、製造時の初期工程で一旦は形
成されながら所定の製造工程を経たのちは不要となるい
わゆる作業穴が多数存在する。

この種の作業穴は、例えばスポット溶接時の作業空間を
確保するための空間穴として、あるいはディップ方式を
主体とする塗装前処理工程、電着工程での液抜き穴とし
て機能する。そして、これらの作業穴を存置させると車
体の防水・防錆性あるいは強度の上で不利になりやすい
ことから、所定の作業完了後にカバーリングして閉塞す
る必要がある。

第２図囚ＣＢ）　（Ｑは従来より行なわれている車体フ
ロアパネルＰの作業穴の穴処理方法を示すもので、同図
（ＡＪは組立工程で作業穴Ｈにゴム製のグロメット１を
嵌合させるグロノ・ット法を、同図（Ｂ）は塗装工程の
シーリング実施後に電着塗装したカバーホールパネル２
をＰｖＣシール剤３を介して取着するカバーホールパネ
ル法金示す（実開昭５０−９４６２１号公報）。尚、カ
バーホールパネル２の上面にはメルシート４が貼着され
る。また、同図（Ｃ）は、予めクロメート処理を施した
クリップ５をナイロン系シール剤６を介して取着するク
リップ法を示す。

発明が解決しようとする問題点しかしながら、グロメット法にあっては、部品費が高く
つくとともに強度が弱く、取付時の作業性が悪い。また
、後工程の車両組立工程でグロメンダーフロアコート工
程（通常は電着工程の後に行なわれる）では作業穴をマ
スキングする必要がある。これは、作業穴の周縁に厚膜
塗膜が形成されるとグロノ・ントの嵌合が困難となり、
シール性不良となりやすいからである。

一方、カバーホールパネル法にあっては、カバーホール
パネル自体にも完全な塗装を施す必要があり、不完全で
あると発錆の原因になりやすい。

また、位置決め精度の上でも十分でないばかりが、シー
リングを必要とする。

さらに、クリップ法にあっては、カバーホールパネル法
よりも機能的にすぐれるものの、部品費が高くつくとと
もにシーリングも必要とする。

本発明は、上記のような従来の種々の方法に代わり、シ
ール性、防錆性１強度等の全ての要件を満たし、しかも
安価で作業性にすぐれた入処理方法を提供しようとする
ものである。

問題点を解決するための手段本発明においては、例えば接着層、熱硬化性樹脂層（未
硬化）、ガラス繊維補強層の少なくとも３層からなる樹
脂パネルを、作業穴を覆うよう忙電着工程後に接着固定
する。そして、車体全そのまま次工程である中塗り工程
、上塗り工程をそれぞれ通過させ、これらの中塗り工程
および上塗り工程の乾燥炉（オープン）での熱を利用し
て上記樹脂パネルを加熱硬化させる。

その結果、樹脂パネルとして必要な強度が得られ、また
シール性能は接着層によって満たされる。

もちろん、樹脂パネルであるから防錆性の上でも有効で
ある。

尚、本発明にいう作業穴の語は、所定の製造工程を経た
のちは一切必要とされない穴のみの意味で使用するもの
とし、いわゆるメンテナンス用やサービス用の作業穴は
含まない。

実施例第１図（４）および（Ｂ）は本発明方法の一実施例を示
す工程説明図であり、フロアパネルＰの作業穴Ｈの場合
について例示している。

すなわち、塗装工程の電着工程（下塗り工程）を経て焼
付は乾燥された車体のフロアパネルＰに対し、作業穴Ｈ
’に覆い得る十分な大きさを有する樹脂パネル７を接着
固定する。この樹脂パネル７は、同図の）に示すように
常温下でも接着性を有する接着シート層７ａと、未硬化
の熱硬化性樹脂層７ｂと、ガラス繊維補強層７Ｃと、非
接着シート層（例えばポリエチレンシー））７ｄの４層
構造よりなり、接着層７ａの接着効果のみで所要のシー
ル性能を満たす。

このように樹脂パネル７により作業穴Ｈが閉塞された車
体をそのまま次工程の中塗り工程および上塗り工程に順
次搬入し、常法により塗装を行なう。

中塗り工程および上塗り工程では、その都度、塗装が完
了した車体を乾燥炉（オーブン）ｆ：通過させて焼付は
乾燥が行なわるため、この乾燥炉での熱を利用して同時
に樹脂パネル７″ｆ：加熱硬化させて、最終的に必要な
強度を得る。

発明の効果以上のように本発明によれば、接着層が所要のシール性
能を充足し、ガラス繊維で補強された樹脂層が所要の要
求強度を充足する一方で、パネル自体が樹脂であること
がら発錆の心配が全くなく、必要とされる機能を全て具
備しているから作業穴の処理方法としてはきわめて好適
である。

また、樹脂パネルは接着するのみで足り、しかも特別な
加熱手段も必要としないから作業性の面でもすぐれ、コ
ストの低減に大きく寄与できる。

さらに、樹脂パネルの接着は電着塗装後であるため、そ
の後の工程であるアンダーコート工程で従来のようなマ
スキングの必要がない。

尚、本発明は実施例に示したフロアパネル以外のパネル
にも同様に適用できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図囚は本発明の一実施例を示す工程ａ明図、第１図
（Ｂ）は第１図（４）のＱ部の拡大図、第２図（Ａ）　
（Ｂ）（Ｃ）は従来の作業入処理方法を示す説明図であ
る。Ｐ・・・７ｏアバネル（車体パネル）、■・・・作業穴
、７・・・樹脂パネル、７ａ・・・接着費、７ｂ・・・
熱硬化性樹脂層、７ｃ・・・ガラス繊維補強層。第１図（Ａ）（Ｂ）オ対脂バネ）し

Claims

【特許請求の範囲】

（１）車体パネルに形成された作業穴を車体の塗装工程
において別部材により閉塞する方法であって、電着塗装
後に、ガラス繊維で補強された熱硬化性樹脂の樹脂パネ
ルを接着して作業穴を閉塞し、その後に少なくとも中塗
り工程または上塗り工程の乾燥工程で上記樹脂パネルを
加熱硬化させることを特徴とする車体パネルの作業穴処
理方法。