JPS61131382A - 電気コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は印刷回路板に搭載される電気コネクタ、特に可
撓性フラットケーブル用電気コネクタに関する。

（従来技術） 近年、電子機器の小型化・軽量化を図るために、Ｉｌｌ
器内配線に高密度配線可能な可撓性フラットケーブルの
使用が増大している。これに伴い、機器内の印刷回路板
に搭載される電気コネクタも印刷回路板上に多数高密度
に配置されるのでより小型化されたものが要求されてい
る。印刷回路板に搭載される可撓性フラットケーブル用
電気コネクタとして、フラットケーブルの導体部を受容
する開口部内にこの導体部と接触する接触腕を有する接
触子を複数個配した絶縁性ハウジングと、このハウジン
グとヒンジ結合されるとともに前記開口部内に嵌合可能
な突出部を備えたプラグ部材とからなる電気コネクタが
本出願人により提案されている（実願昭５８−１７９６
２８号）。

この提案のコネクタを用いてフラットケーブルの接続を
行なうには、絶縁ハウジングの開口部と突出部との嵌合
を、プラグ部材をヒンジ結合部を中心に回動させて解放
させた後、該開口部内にフラットケーブルの導体部を挿
入し、次いで再びプラグ部材を回動させて突出部を開口
部内に嵌合させる。これにより、導体部は突出部により
押されて接触腕と接触し電気接合がなされる。しかしな
がら、このコネクタを印刷回路板上に取り付けた状態で
フラットケーブルを取り付ける場合に、印刷回路板上の
高密度配置された他の機器が邪魔になって、ヒンジ結合
部を中心とするプラグ部材の回動を行なうのが難しい場
合があり、フラットケーブルの取り付け、取り外しが困
難な場合があるという問題がある。

（発明の目的） 本発明はこのような問題に鑑み、印刷回路板上に取り付
けた状態で、該印刷回路板上の他の機器に邪魔されるこ
となくフラットケ−ブルの取り付け、取り外しを行なう
ことができるようなフラットケーブル用電気コネクタを
提供することを目的とするものである。

（発明の構成） 本発明の電気コネクタは、可撓性フラットケーブルの導
体部を受容するための上方に開口した開口を備えた絶縁
ハウジングと、該開口内に配される弾性接触腕を一端に
備えるとともに絶縁ハウジングの底部を貫通して下方へ
突出する接触脚を他端に備え絶縁ハウジング内に一列に
固定された複数の接触子と、上記開口内に挿入されてＷ
Ａ開口内に受容されたフラットケーブルの導体部を弾性
接触腕に接触させる突出部を有するプラグ部材とからな
る電気コネクタにおいて、 絶縁ハウジングもしくはプラグ部材の一方の両側面に上
下に延びるガイド溝を形成し、他方の両側面に上下に延
びるガイド突起を形成するとともに、ガイド溝とガイド
突起を嵌合させて絶縁ハウジングに対してプラグ部材を
上下に摺動自在になし、 プラグ部材を上動させたケーブル受容位置においては、
ガイド突起をガイド溝に摺動可能に圧入嵌合させてプラ
グ部材をこの位置で静止保持し、絶縁ハウジングの開口
内にフラットケーブルの導体部を受容できるようになし
、 プラグ部材を下動させたケーブル装着位置においては、
開口内に受容されたフラットケーブルの導体部を開口内
に挿入された突出部により弾性接触腕に接触させた状態
で、絶縁ハウジングの係止部とプラグ部材の係合部とを
係合させて保持するようにしたことを特徴とするもので
ある。

（実　施　例） 以下、図面により本発明の実施例について説明する。

第１図および第２図は本発明に係る電気コネクタの１例
を示す斜視図であり、第１図は絶縁ハウジング３０に対
してプラグ部材１Ｇが上動してケーブル受容位置にある
状態、第２図はプラグ部材１０が下動してケーブル装着
位置にある状態を示す。

この電気コネクタは、両側端にガイド突起３１ａ。

３１ｂを有する絶縁ハウジング３０と、この絶縁ハウ・
ラング３０内の上方に開口した開口４５内に並んで配さ
れた複数の接触子５０と、両側端に上記ガイド突起３１
ａ　、　３１ｂの上下に延びた面と嵌合する上下に延び
たガイド溝１１ａ　、　１１ｂを有するプラグ部材１０
とからなり、ガイド突起３１ａ　、　３１ｂとガイード
溝１１ａ　、　ｌｌｂとの嵌合により絶縁ハウジング３
０に対してプラグ部材１０が上下に摺動自在になってい
る。

なお、図とは逆に、プラグ部材１０にガイド突起を設は
絶縁ハウジング３０にガイド溝を設けるようにしてもよ
い。

第３図はプラグ部材１０を示す斜視図で、プラグ部材１
０は絶縁性プラスチック材料等から作られ、両側１ｊ１
２ａ　、　１２ｂに上下に延びるガイド溝１１ａ。

１１ｂが形成され、両側！！１２ａ　、　１２ｂの上端
を連結する上面壁１３の下面には下方へ延びる突出部１
４が形成されている。

第４図は接触子５０を示す斜視図で、型抜き成形された
ばね性の金属片であって、基部５１の端部からやや内方
を向いて上方に延びた一対の弾性接触腕５２と基部５１
の一側から下方に垂直に延びた接触脚５３とを有し、弾
性接触腕５２の上端には内方に突出する接点部５２ａが
形成されている。

第５図は絶縁ハウジング３０に複数の接触子５０を取り
付けた状態を示す斜視図で、絶縁ハウジング３０は絶縁
性プラスチック材料等から作られ、両側壁３２ａ　、　
３２ｂ　、前面壁３３．後面壁３４および底面壁３５を
備えた箱形状であり、これらの壁に囲まれて上方に開口
する開口部４５を有する。この開口部４５内には接触子
５０を受容保持するための複数の溝３６が形成され、接
触子５０は、接触脚５３が底面壁３５を、貫通して千鳥
状に下方に突出するように上記溝３６内に並んで配置さ
れる。さらに両側＠３２ａ　、　３２ｂの外面にはプラ
グ部材１０のガイド溝１１ａ　、　１１ｂと嵌合するガ
イド突起３１ａ　、　３１ｂが形成されている。

これらプラグ部材１０．絶縁ハウジング３０および複数
の接触子を組み立てたのが第１図および第２図に示すコ
ネクタである。さらに、第１図に示すコネクタの後面側
を示すのが第６図であり、この図から判るようにプラグ
部材１０の後面壁１５のうち上下に延びる２本のスリッ
ト１ｓｂ　、　ｉｓｂに挾まれた中央部後面壁１５ａの
内面には係合用溝１６が形成され、絶縁ハウジング３０
の後面壁３４の外面には係止用突起３１が形成されてい
る。

以上の様に形成されたコネクタにおいて、フラットケー
ブル１の取り付け、取り外しを行なう手順について説明
する。

本コネクタは、絶縁ハウジング３０の下面壁３５を貫通
して下方へ延びる接触脚５３が印刷回路板上の孔に嵌入
されて印刷回路板上に取り付けられる。

この状態で、フラットケーブル１を取り付けるには、ま
ず絶縁ハウジング３０に対してプラグ部材１０を上動さ
せて第１図に示すケーブル受容位置に位置せしめる。第
７図にこの状態でのコネクタの左側面図を示すが、プラ
グ部材１０に形成されたガイド溝１１ａの幅は、下端部
における幅“Ｂ　１１が他の部分の幅“°Ａ″よりわず
かに小さくなっており、ざらにガイド溝１１ａに嵌合す
るガイド突起３１ａの幅１１　Ｃ”は幅１１　Ａ　ＩＩ
より小さいが幅“Ｂ　ＩＩよりわずかに大きくなるよう
に作られている。このため、プラグ部材１０が上方に動
かされてケーブル受容位置に位置する時にはガイド突起
３１ａはガイド溝１１ａの下端の幅゛Ｂ　１１の部分に
圧入嵌合され、プラグ部材１０がこの位置で静止保持さ
れる。但し、この圧入嵌合量はわずかであり、外部から
の力により摺動させることができるようになっている。

（すなわち、摺動可能に圧入嵌合されている。）また、
第１図の矢印Ｉ［−［に沿った断面図が第８図であり、
この図に示すようにケーブル受容位置においては、絶縁
ハウジング３０の上縁とプラグ部材１０の突出部１４の
下縁との間には間隙３があり、この間隙３を通って絶縁
ハウジング３０の開口４５内にフラットケーブル１の端
部１ａを挿入することができる。このフラットケーブル
１は内部に複数の平行導体２を備えた（第２図参照）可
撓性ケーブルであるが、開口４５内に挿入される端部１
ａは、−接触子５０の接点部５２ａと接触する下面側絶
縁被覆が予め除去され必要長さだけ導体２が露出されて
いる。

以上のようにして、フラットケーブル１の端部の露出し
た導体部が開口４５内に受容されると、次にプラグ部材
１０を下方に押す。この押し力によってガイド溝１１ａ
とガイド突起３１ａの圧入嵌合が外れ、ガイド溝１１ａ
とガイド突起の嵌合に沿って、プラグ部材１０が下動し
て第２図に示すようにケーブル装着位置に位置する。こ
のケーブル装着位置でのプラグ部材１０と絶縁ハウジン
グ３０の係合状態を示すのが第２図の矢印■−■に沿っ
て断面した第９図である。

プラグ部材１０がケーブル受容位置からケーブル装着位
置まで下動すると、プラグ部材１０の突出部１４は絶縁
ハウジング３０の開口部４５内に取り付けられた接触子
５０の一対の弾性接触腕の間に嵌入される。これによっ
て、突出部５０はフラットケーブル１を接点部５２ａに
押し付ける。フラットケーブル１の下面の絶縁被覆は除
去されているので、導体２は接点部５２ａに直接接触し
、フラットケーブル１と接触子５０が電気接続される。

なお、この時突出部１４の下動によって導体２の表面は
接点部５２ａにこすり付けられ、いわゆる拭い作用によ
って接触面の汚れが除去されるので完全な電気的接続を
達成できる。

なお、ケーブル装着位置においては絶縁ハウジング３０
の後面壁３４上の係止用突起３７がプラグ部材１０の中
央部後面壁１５ａの係合用溝１６と係合し、中央部後面
壁１５ａ自体の弾性力によって係合保持される。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば絶縁ハウジングに
対してプラグ部材を上下にｒａｌｌｌ可能になし、プラ
グ部材が上動したケーブル受容位置において絶縁ハウジ
ングとプラグ部材の間にフラットケーブルの端部を挿入
し、次いでプラグ部材をケーブル装着位置まで下動させ
てフラットケーブル導体部と絶縁ハウジング内の接触子
とを電気接続できるようにしているので、フラットケー
ブルの取り付け、取り外しのためにはプラグ部材を上下
動させるだけでよく、本コネクタが印刷回路板上に取り
付けられた状態で該印刷回路板上の他の機器に邪魔され
ることなく簡単にフラットケーブルを取り付けたり、取
り外したりすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の電気コネクタを示す斜視
図で、第１図はプラグ部材がケーブル受容位置にある時
、第２図はケーブル装着位置にある時の状態を示し、 第３図から第５図は本発明の電気コネクタ用のプラグ部
材、接触子および接触子付絶縁ハウジングをそれぞれ示
す斜視図、 第６図および第７図は本発明の電気コネクタがケーブル
受容位置にある時の斜視図および側面図、第８図は、第
１図に示す矢印■−■に沿った断面図、 第９図は、第２図に示す矢印１−ＤＩに沿った断面図で
ある。 １０・・・プラグ部材　　　　　１１ａ　、　１１ｂ・
・・ガイド溝１４・・・突　出　部　　　　　３０・・
・絶縁ハウジング３１ａ　、　３１ｂ・・・ガイド突起
　３７・・・係止用突起４５・・・開　口８部　　　　
　５０・・・接　触　子５２・・・弾性接触腕 第９図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複数の平行導体を有する可撓性フラットケーブルの導体
   部を受容するための上方に開口した開口を備えた絶縁ハ
   ウジングと、 前記開口内に延びて配される弾性接触腕を一端に備える
   とともに前記開口内から前記絶縁ハウジングの底部を貫
   通して下方へ突出する接触脚を他端に備え、前記絶縁ハ
   ウジング内に一列に固定された複数の接触子と、 前記開口内に挿入されて、該開口内に受容された前記フ
   ラットケーブルの導体部を前記弾性接触腕に接触させる
   突出部を有するプラグ部材とからなる電気コネクタにお
   いて、 前記絶縁ハウジングもしくは前記プラグ部材のいずれか
   一方の両側面に上下に延びて形成されたガイド溝と、前
   記絶縁ハウジングもしくは前記プラグ部材の他方の両側
   面に上下に延びて形成されたガイド突起とが嵌合して、
   前記絶縁ハウジングに対して前記プラグ部材が上下に摺
   動自在であり、前記プラグ部材が上動したケーブル受容
   位置においては、前記ガイド溝と前記ガイド突起とは摺
   動可能に圧入嵌合されて前記開口内に前記フラットケー
   ブルの導体部を受容することができるように、前記絶縁
   ハウジングに対して前記プラグ部材が静止保持され、 前記プラグ部材が下動したケーブル装着位置においては
   、前記絶縁ハウジングに形成された係止部に前記プラグ
   部材に形成された係止部が係合して、前記開口内に受容
   された前記フラットケーブルの導体部を前記突出部によ
   り前記弾性接触腕に接触させた状態で前記絶縁ハウジン
   グと前記プラグ部材とが係合保持されるようにしたこと
   を特徴とする電気コネクタ。