JPS61129505A - 磁気スケ−ルの製造方法 - Google Patents

磁気スケ−ルの製造方法

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Publication number
JPS61129505A
JPS61129505A JP25125984A JP25125984A JPS61129505A JP S61129505 A JPS61129505 A JP S61129505A JP 25125984 A JP25125984 A JP 25125984A JP 25125984 A JP25125984 A JP 25125984A JP S61129505 A JPS61129505 A JP S61129505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
scale
disk
weight
thickness direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP25125984A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Yoshida
裕 吉田
Tetsuo Hattori
徹夫 服部
Yasushi Kaneda
安司 金田
Yasushi Ono
康 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nippon Kogaku KK
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Publication date
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Publication of JPS61129505A publication Critical patent/JPS61129505A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、ロータリー磁気エンコーダに使用される円板
状の磁気スケールの新規な製造方法に関するものである
(発明の背景) ロータリー磁気エンコーダは、円板状の磁気スケールと
そのスケールに刻まれた磁気目盛を読み取るための磁気
ヘッドからなり、磁気スケールは、円板状の磁性材料に
円周方向に沿って所定ピッチで着磁することにより磁気
目盛を刻んだものである。
従来、磁気目盛の磁化の方向は、水平方向つまり板面内
であったが、最近、目盛の高密度化を目的としt垂直方
向つまり板厚方向に磁化することが提案された(特開昭
56−29115号公報参照)。
そして、前記特開昭56−29115号公報に開示され
た製造方法によれば、主として加工の容易なスピノーダ
ル分解型のFe −Cr −Go系磁性材料を用いて、
この磁性材料の鋳造成形体を、第1工程:圧延により薄
板とする工程 に付したあと、順序は問わないが、 第2工程ニブレス又は切断により円板を作る工程第3工
程:溶体化処理工程 に付し、その後、順次 第4工程:前記円板の板厚方向に磁場を印加した状態で
加熱する磁気異方磁化処理 第5工程一時効工程 第6工程:前記円板の板厚方向に磁化を示す磁気目盛を
着磁する工程 の諸工程に付すことにより、磁気スケールが製造される
のである。
しかしながら、前述の製造方法は、工程が複雑であるし
、また得られる磁気スケールの性能も必ずしも満足のい
くものではなかった。
(発明の目的) 本発明の目的は、このような従来の磁気スケールの製造
方法を改善し、工程の簡略化および磁気スケールの性能
向上を図ることにある。
(発明の概要) 本発明者らは、鋭意研究の結果、全く新しい観点による
製造方法を着想し、また磁気異方磁化処理及び時効工程
で熱処理された際に磁気円板の表面に薄く酸化層が生成
し、この酸化層が(イ)磁気特性を低下させ、また(口
)磁気目盛の高密度化を妨げ、更に(ハ)ヘッドを摺動
させた際にヘッドを著しく摩耗し、その結果着磁のとき
並びにスケールとして使用したときの効率を低下させる
ことを発見し、この酸化層を除去することにより、磁気
スケールとしての性能が大きく向上することを見い出し
、本発明を成すに至った。
しかして、本発明は、 第1工程:鋳造により永久磁性材料の柱状物好ましくは
円柱を作る工程 第2工程:前記柱状物(好ましくは円柱)を長手方向に
封して直角に切断(輪切り)し て薄板(円板)を作り、その後必要に 応じて円板と成す工程 第3工程:前記円板の板厚方向に磁場を印加した状態で
加熱する磁気異方磁化処理工程 第4工程二時効主程 第5工程:前記円板の表面酸化層を除去する工程第6工
程:板厚方向に磁化を示す磁気目盛を着磁する工程 の諸工程からなり、 第1工程と第2工程との間または第2工程と第3工程と
の間に第7工程として溶体化処理工程を設けたことを特
徴とする垂直磁化目盛を有する磁気スケールの製造方法
を提供する。
永久磁性材料には磁気的に等方性のものと異方性のもの
とがあるが、本発明に於いては、異方性のものを使用す
る必要があり、このような異方性磁性材料としては、ス
ピノーダル分解型磁性合金が好ましい。
スピノーダル分解型磁性合金としては、例えば次の組成
: (Fe + 15〜82重量%;Cr:3〜50重量%
; Co : 15〜35重量%〕、[Fe : 15
〜82を量%;Cr:3〜50重量%; Co : 1
5〜35重量%;W:1〜20重量%]、(Fe : 
15〜82重量%; Cr : 3〜50重量%;Co
 : 15〜35重量%;W:1〜lO重量%HMo:
0.511量%)、(Fe : 15〜82重量%;C
r73〜50重量%;C0:15〜35重景%; St
 : 1−12重量%〕、(Fe:残部; Cr : 
10〜40重量%; Co : 3〜30重量%;■:
0.1〜15重量%〕、(Fe :残部; Cr : 
20〜35重量%; Co : 10〜20重量%; 
Ti : 0.3〜3重量%)を有するFe−Cr−G
o系合金が使用される。その他、緒特性の改良のために
前記Fe−Cr−Go系合金に、Nb、 Ta、 AI
、 Mn、 Ni、 Cu、 La、’Ce、 Sm+
 Zrなどの微量金属を添加したものも使用可能である
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
(実施例) 以下に示す諸工程の記載順(番号順ではない)に従って
磁気スケールを製造する。
第1工程:Fe31重量%とC「23重量%とCo 4
6重量%とを溶解し、この溶湯を鋳型に鋳込んで徐冷し
、直径3〇−長さ1001の円柱状永久磁性材料を作る
第1工程の2:本発明にとって任意の工程であるが、こ
こでは前記円柱状磁性材料を引抜き加工例えばスェージ
ング加工により、直径2軸−の円柱にする。
第2工程:前記円柱状磁性材料を、旋盤、切断機、放電
加工機などを用いて輪切りにして板厚0.5〜3mmの
円板を多数枚製造する。
第7工程:前記円柱状磁性材料を1300℃で30分加
熱することにより、溶体化処理を行う、この溶体化処理
の目的は、磁気異方磁化処理の際のスピノーダル分解の
ための均一化にある。
なお、この溶体化処理は、第1工程の2を実施した場合
には、第1工程と第1工程の2との間で実施してもよい
第3工程:前記円柱状磁性材料の長手方向に3000〜
4000エルステツドの磁場を印加した状態で640℃
に40分加熱することにより、磁気異方磁化処理を行う
第4工程:第3工程が終了後、640℃にある円柱状磁
性材料をそのまま炉冷して600℃になったら、その温
度で1時間保持し、そのあと580℃に2時間保持する
0時効工程の目的は、分離相の組成差を拡大し、保磁力
を高めるためにあり、この時効の条件は磁性合金の組成
で多少変わってくる。
第5工程:r11気異方磁化処理および時効処理によっ
て、表面に黒色に近い薄い酸化層が生成しており、この
酸化層の厚さは5〜50ミクロンに達していることが判
った。そこで精密研磨用の砥石を用いて研削除去する。
研削の代わり化学的エツチングにより除去してもよい、
酸化層の除去の後、必要に応じてポリッシング加工を行
い、表面粗さを0.01〜0.5 ミクロンの鏡面に仕
上げることが特に好ましい。
第6工程:表面酸化層を除去した円板に対し、着磁用の
磁気ヘッドを用いて第1図に示すように円周に沿って所
定ピッチ例えば50〜100ミクロンのピッチで、1つ
おきに磁化の向きを上向き、下向きに変えながら、垂直
磁化目盛を着磁する。
こうして得られた磁気スケールは、ポリッシング加工も
行った場合、10ミクロンまでの細かさのピッチで正確
な目盛を形成できた。それに対して従来法で製造された
磁気スケールは140ミクロンのピッチより細か(する
と正確な目盛を形成することができなかった。
この円板状磁気スケールのふちをコの字型の磁気ヘッド
に挿入して磁気スケールを回転させると磁気ヘッドには
目盛に従うて波状の電気信号が得られる。そして、この
波の数をかぞえることによって、磁気スケールの回転角
が知れることになる。
(発明の効果) 以上のとおり、本発明によれば、従来法に比べて圧延薄
板化工程が不要なので、そのための大型の設備が不要で
製造コストが低下するばかりでなく、表面酸化層が除去
されているので、磁気スケールの磁気特性が向上し、そ
の結果、より細かいピッチで目盛を精度よく刻むことが
でき、そのためエンコーダとしての分解能が格段に向上
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、磁気円板に板厚方向に磁気目盛を着磁する方
法を示す概念図である。 〔主要部分の符号の説明〕

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 第1工程:鋳造により永久磁性材料の柱状物を作る工程 第2工程:前記柱状物を長手方向に対して直角に切断し
    て薄板を作り、その後必要 に応じて円板と成す工程 第3工程:前記円板の板厚方向に磁場を印加した状態で
    加熱する磁気異方磁化処理 工程 第4工程:時効工程 第5工程:前記円板の表面酸化層を除去する工程 第6工程:板厚方向に磁化を示す磁気目盛を着磁する工
    程 の諸工程からなり、 第1工程と第2工程との間または第2工程と第3工程と
    の間に第7工程として溶体化処理工程を設けたことを特
    徴とする垂直磁化目盛を有する磁気スケールの製造方法
JP25125984A 1984-11-28 1984-11-28 磁気スケ−ルの製造方法 Pending JPS61129505A (ja)

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