JPS6057686B2 - 永久磁石薄帯及びその製造方法 - Google Patents

永久磁石薄帯及びその製造方法

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JPS6057686B2
JPS6057686B2 JP57169864A JP16986482A JPS6057686B2 JP S6057686 B2 JPS6057686 B2 JP S6057686B2 JP 57169864 A JP57169864 A JP 57169864A JP 16986482 A JP16986482 A JP 16986482A JP S6057686 B2 JPS6057686 B2 JP S6057686B2
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    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F1/00Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
    • H01F1/032Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
    • H01F1/04Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は永久磁石薄帯及びその製造方法に関し、更に詳
しくは、残留磁束密度及び保磁力等の磁気特性が優れ、
且つ、可撓性に富む永久磁石薄帯及びその製造方法に関
する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来から、永久磁石には、例えば、アルニコ等’の合金
系永久磁石、希土類−コバルト磁石等の金属間化合物系
永久磁石並びにフェライト等の酸化物系永久磁石等があ
ることが知られている。
しカルながら、これらの系列の永久磁石はいずれもその
機械的性質が脆弱てあり、機械加工、とりわけ塑性加工
が極めて困難であるという問題点を有している。そのた
めこれらの永久磁石の薄板、特に薄帯を製造することは
不可能であるとされている。一方においてエレクトロニ
クス産業の急速な発展は、民生、産業機器の小型化、軽
量化及ひ多様化等を促進している。
このような発展に伴い、民生、産業機器に使用される永
久磁石には、優れた磁気特性を備えることは勿論のこと
、可撓性に富み、且つ、薄帯状を呈する永久磁石の開発
が強く望まれるに到つている。圧延又は塑性加工が可能
な永久磁石合金としては、例えば、スピノーダル分解型
のFe−Cr−CO三元系磁石合金が知られており、各
種の用途が期待されている。
この磁石合金は、高温で溶体化処理後、恒温磁界処理又
は磁場中冷却等の磁界中熱処理を施すことにより、所謂
、スピノーダル分解を行なわしめ、非磁性マトリックス
相中に強磁性相の単磁区微粒子を形状異方性をもたせて
析出せしめ、磁気異方性を付与せしめて製造される。し
かしながら、上記磁石合金は、高温においてのみ安定な
α相をその出発相としており、高温(例えば、1300
℃)からの急冷操作を必要とする上、厚さ数百μm程度
の薄帯を製造するには焼鈍及び冷間加工を数回繰り返さ
なければならず煩雑であるという問題点を有している。
又、可撓性に富む磁石薄帯を得るには不都合とされるγ
相やσ相等の中間相が、その製造時に混入する比率が高
いという問題点を有している。更に得られる磁石合金の
磁気特性も、磁界中熱処理時の等方的分解による静磁エ
ネルギーに支配された磁場方向へ強磁性相伸長配向を行
なう異方的スピノーダル分解のみでは、磁石合金に付与
可能な磁気異方性にも限界があるために、ある程度以上
高めることは困難であるという問題点を有している。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記した問題点を解消し、優れた磁気
特性を有し、且つ、可撓性に富む永久磁石薄帯及びその
製造方法を提供することにある。
〔発明の概要〕本発明者らは、Fe−Cr−CO系磁石
合金の薄帯.化を実現すると共に、優れた磁気特性を有
する磁石合金の組成及びその製造方法について鋭意検討
を重ねた結果、所謂、溶湯急冷法を採用することにより
次のような効果が得られることを見出した。
即ち、溶湯急冷法では所定の条件下におい.て、α単相
化した薄帯が容易に製造可能であり、薄帯面の垂直方向
に磁化容易軸であるα相の〔100〕軸が極度に集合し
た(100)面柱状晶凝固集合組織が発達すること並び
に本集合組織が1000〜1300℃の高温焼鈍によつ
て極めて促進され、集・合度が高い(100)面平板集
合組織を呈することである。更に、本発明者らは上記合
金の(100)面平板集合組織の生成が特定の元素を添
加することにより促進されると共に、(100)面平板
集合組織は本系合金の磁気特性を著しく向上するという
事実を見出し、本発明を完成するに到つた。
即ち、本発明の永久磁石薄帯は、クロム (Cr)、15〜35重量%;コバルト(CO)10〜
40重量%;ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)、
チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(
Hf)、バナジウム(■)、ニオブ(Nb)、タンタル
(Ta)、モリブデン(MO)及びタングステンJ(W
)から成る群より選ばれた1種もしくは2種以上の元素
0.2〜9重量%;及び残部が実質的に鉄(Fe)から
成る合金薄帯で、且つ、その薄帯面が(100)面平板
集合組織を有することを特徴とするものである。
又、本発明の永久磁石薄帯の製造方法は、Crl5〜3
5重量%;COlO〜40重量%;Si,Al,Ti,
Zr,Hf,V,Nb,Ta,MO,及びWから成る群
より選ばれた1種もしくは2種以上の元素0.2〜9重
量%;及び残部が実質的にFeから成る混合物を溶融し
、得られた融液を周速1WI,/Sec以上で回転する
ドラム又はロールの回転面に噴出することにより、冷却
速度1000′C/Sec以上で急冷凝固せしめて薄帯
化し、該薄帯を1000〜130(代)の温度で焼鈍処
理を施した後、300〜70CfCの温度て時効処理を
施すことを特徴とするものである。
以下において、本発明を更に詳しく説明する。本発明の
永久磁石薄帯は、上記した組成から成る鉄基合金である
。上記永久磁石薄帯において、Crはα相安定化元素で
あるとともにスピノ.−ダル非磁性相形成の必須元素で
あり、保磁力向上のために添加されるものである。その
配合量は15〜35重量%であり、好ましくは20〜3
轍量%である。配合量が15重量%未満であると保磁力
の増大が認められず、一方、35重量%を超えると残留
磁束密度及び最大エネルギー積が低下すると共に製造が
困難となる。COはスピノーダル強磁性相形成の必須元
素であらるとともにスピノーダル分解温度の制御元素で
あり、保磁力向上及び残留磁束密度向上のために添加さ
れるものである。
その配合量は10〜4喧量%であり、好ましくは10〜
35重量%である。配合量が1踵量%未満であるとスピ
ノーダル分解における相分離面温度が低下すると共に得
られる薄帯の保磁力及び最大エネルギー積が低下する。
一方、4鍾量%を超えると得られる永久磁石薄帯の保磁
力が低下すると共に製造が困難となる。Si,Al,T
i,Zr,Hf,■,Nb,Ta,MO,及びWから成
る群より選ばれた1種もしくは2種以上の元素は、本発
明永久磁石薄帯の(100)面平板集合組織の生成を促
進するものである。その配合量は0.2〜9重量%であ
り、好ましくは0.3〜5.5重量%である。配合量が
0.2重量%未満であると薄帯面にα相〔100〕軸が
垂直に配向した(100)面平板集合組織の集合度が著
しく低下し、仮令、集合度が満たされたとしても〔10
0〕軸結晶配向の有する磁気特性が充分得られない。一
方、9重量%を超えると得られる永久磁石薄帯の残留磁
束密度及び保磁力が著しく低下すると共に製造が極めて
困難となる。本発明の永久磁石薄帯は上記した組成を有
すると共に、その薄帯面が(100)面平板集合組織を
有するものである。
薄帯面が前記組織を有するおことにより、高い残留磁束
密度、優れた保磁力及び角形性等の磁気特性を有する永
久磁石薄体となる。本発明の永久磁石薄帯の製造方法は
、先ず、常法に従つて上記組成の磁性合金を溶融する。
溶融は所定量の上記各元素の粉末又は塊を、例えば、石
英るつぼ等の中に収容し、これを高周波誘導コイル、キ
セノンランプ、電子ビーム又はアーク放電等により加熱
して適宜行なわれる。加熱時の雰囲気は大気であつても
差し支えないが、一度真空にした後、アルゴン等の不活
性ガスを導入して溶融することが好ましい。次いで、上
記融液を溶湯急冷法を用いて薄帯化する。
即ち、第1図に示したように、融液1を、例えば、アル
ミニウム、銀、銅、鉄又はこれらの合金で構成され、周
速17TL/Sec以上で回転するドラム又はロール2
の回転面に噴出する。そして、冷却速度1000℃/S
ec以上で急冷凝固せしめて薄帯化する。かかる処理に
より、第2図に示した薄帯化した際の初期状態から第3
図に示したようなα相(体心立方晶)の〔100〕軸が
薄帯面の垂直方向にかなりの集合度で配向した柱状晶構
造に変化し、(100)面平板集合組織を有する異方性
薄帯が得られる。上記処理において、ドラム又はロール
の周速が1m./Sec未満であると1000℃/Se
c以上の冷却速度が得られず、表面が平滑で連続膜の薄
帯を形成することが困難となる。
又、融液の冷却速度が1000℃/Sec未満であると
、冷却時に凝固偏析が起こると共に、磁気特性に悪影響
を及ぼすγ相及びσ相の生成が防止出来す、α相のみを
単相状態で室温まで引抜き出すことが困難となる。更に
、柱状晶構造から成る(100)面平板集合組織の形成
が困難となる。次いで、上記薄帯を1000〜1300
合Cの温度で焼鈍処理を施すことにより柱状晶構造から
成る(100)面平板集合組織の集合度が飛躍的に高め
られる。
この状態を第4図に示したが、かかる処理によりほぼ単
結晶に近い状態にまで集合度を高めることが可能となる
。焼鈍処理温度が1000℃未満であるとγ相の形成が
起こり、集合組織が破壊されるとともに磁気特性(残留
磁束密度および保磁力)が低下する。一方、1300℃
を超えると集合度の改善効果が飽和状態に達するととも
に、超高温領域となり、工業的経済性に欠けるためであ
る。上記焼鈍処理を施した薄帯を、次いで、300〜7
00℃の温度で時効処理を施すことにより異方性永久磁
石薄帯が得られる。時効処理温度が300℃未満である
と拡散速度が遅く、時効性が著しく低下するためであり
、一方、700℃を超えるとγ相、σ相の混入があり、
磁気特性が低下するためである。尚、本発明においては
、上記時効処理が磁場中で行なわれるものであつてもよ
い。
かかる磁場中時効処理において、磁場の大きさは200
0エルステlツド(0e)以上であることが好ましく、
磁場の印加方向は〔100〕軸方向であることが好まし
い。薄帯面に垂直な方向に磁場を作用させることにより
、残留磁束密度、保磁力等の磁気特性の向上に最も顕著
な効果が得られる。このような効果・が得られる理由は
明らかではないが、スピノーダル分解時における強磁性
伸長への結晶異方性効果と静磁エネルギーに起因する形
状異方性効果との複合作用により磁気特性が向上するも
のと考えられる。)〔発明の効果〕 本発明の永久磁石薄帯は、平滑な表面を有し、可撓性が
富むものである。
又、薄帯面が集合度の高い(100)面平板集合組織を
有するために、残留磁束密度、保磁力及び角形性等の磁
気特性が優れたものである。上記特性を有する本発明永
久磁石薄帯は、積層体、トロイダル等の種々の形状及び
大きさを有する高性能永久磁石を容易に形成することが
可能であり、更に、垂直記録等の磁気記録媒体としての
用途をも有しており、その工業的価値が極めて大きいも
のである。
〔発明の実施例〕
実施例1〜6 第1表に示す組成(重量%)の実施例1〜6の6種類の
合金材料を、先端にノズルを備えた石英容器の中に入れ
、アルゴン雰囲気中において高周波誘導加熱法により、
それぞれ溶融した。
それぞれの融液をその組成の融点よりも100℃高い温
度に維持し、融液をノズルから500r′Pmで回転す
る直径3007mの銅製片ロールの回転面上に噴出せし
めた。
ノズルと回転面のギャップは0.1?であつた。又、銅
製片ロールの周速は7.5rn,/Secであり、冷却
速度は101℃/Secであつた。かかる処理により、
それぞれ、表面が平滑で100μmの厚さの連続薄帯を
得た。それぞれの薄帯の結晶構造をX線回折法で調べた
ところ、いずれの薄帯もα相のみの単相構造であること
が確認された。
又、各指数の回折強度は粉末多結晶体のものと著しく異
なり、強い(100)面配向を示した。
尚、実施例1の薄帯のX線回折パターンを第5図に示し
た。次いで、上記それぞれの薄帯について、真空中、1
000〜1200℃の温度範囲で2時間焼鈍処理を施し
た後、急冷した。
急冷後の薄帯面の結晶構造をX線回折法で調べたところ
、極めて強い(100)面配向を有していることが確認
された。
実施例1の薄帯のX線回折パターンを第6図に示した。
更に、それぞれの薄帯を下記(1)又は(2)の条件で
時効処理した。
それぞれの条件は第2表に記載した。(1)630℃×
1.峙間+600℃×2時間+580℃×1時間+56
0℃×1時間+540℃×8時間(無磁場中)(2)4
0000eの磁場中で、630℃×11時間+600℃
×2時間処理後、無磁場中で580℃×1時間十560
℃×1時間+540℃×8時間処理する。
この際、磁場印加方向は薄帯面に垂直とした。得られた
それぞれの永久磁石薄帯について、残留磁束密度(Br
)、保磁力(IHc)及び最大エネルギー積((BH)
Max)を測定した。
その結果を第2表に記載した。又、薄帯面の(100)
面平板集合組織の集合度について評価し、その結果を第
2表に併記した。比較例1〜13 第1表に示す組成(重量%)の比較例1〜13の13f
!l類の合金材料を実施例と同様の方法でそれぞノれ溶
解した。
比較例1〜6の試料については、実施例のものと組成範
囲を変えた他はすべて同一の操作にて溶湯急冷法により
薄帯化し、焼鈍処理後、時効処理を施して、それぞれ永
久磁石薄帯を得た。
比較例7及び8の試料については、時効処理を下記に示
す(3)又は(4)の条件で行なつた他は実施例とすべ
て同一の条件で溶湯急冷法により薄帯化し、焼鈍処理後
、所定の時効処理を施してそれぞれ永久磁石薄帯を得た
”(3)750℃×3C@+650℃×1時間+600
℃×2時間+580℃×1時間+560℃×1時間+5
40℃×8時間(4)250℃×20C@間 比較例9〜11の試料については、次のようにして薄帯
を製造した。
即ち、それぞれの合金材料2k9を真空高周波溶解炉中
で溶解した後冷却しインゴットを得た。それぞれのイン
ゴットを通常の圧延法により、熱間鍛造、熱間圧延した
後、冷間圧延機で圧延し、一次再結晶温度(700〜8
00C)の近傍で焼鈍し、再び冷間圧延、焼鈍を繰り返
すことにより薄帯の製造を試みた。その結果、厚さ50
0P7n以下の薄帯を製造することは、圧延板の各所に
ワレが生ずるために不可能であつた。上記圧延板を13
00℃て溶体化処理すると同時に焼鈍処理した後、急冷
した。この時、圧延板の構造を解析したところ、板面に
は(100)面平板集合組織は見られず、又、結晶構造
はα相のみではなく、γ相の存在することが認められた
。次いで、実施例と同一の条件で時効処理を施し、永久
磁石圧延板を得た。比較例12及び13の試料について
は、溶湯急冷法による薄帯化の際の製造条件を、ロール
の周速0.2TrL/Sec及び冷却速度100℃/S
ecに変えた他は実施例とすべて同一の条件で薄帯化し
、焼鈍処理後、時効処理を施して、それぞれ永久磁石薄
体を得た。
これらの薄帯は、その表面に顕著な凹凸が認められ、且
つ、厚さも一定していないものであつた。又、その結晶
構造を調べたところ、γ相及びσ相の混在が認められた
。 ャ1上記処理により得た13種類
の比較試料について、それぞれ、実施例と同一の条件で
残留磁束密度、保磁力及び最大エネルギー積を測定した
。又、(100)面平板集合組織の集合度についても評
価した。その結果を第2表に示した。第2表から明らか
なように、本発明に係る永久磁石薄帯がいずれも高い残
留磁束密度並びに優れた保磁力及び最大エネルギー積を
有しているのに対し、比較例のものは残留磁束密度が高
いものでも保磁力及び最大エネルギー積が劣ることが確
認された。
又、薄帯面の(100)面平面集合組織の集合度も本発
明に係る永久磁石薄帯が優れていることが確認された。
【図面の簡単な説明】
第1図は溶湯急冷法の概念図、第2図は薄帯化初期状態
の結晶構造を示す模式図、第3図は冷却後の薄帯の結晶
構造を示す模式図、第4図は焼鈍処理後の薄帯の結晶構
造を示す模式図、第5図は実施例1の試料の薄帯化後の
X線回折パターン図、並びに第6図は実施例1の試料の
焼鈍処理後の薄帯のX線回折パターン図である。 1・・・・・・融液、2・・・・・・ロール。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 クロム(Cr)15〜35重量%;コバルト(Co
    )10〜40重量%;ケイ素(Si)、アルミニウム(
    Al)、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフ
    ニウム(Hf)、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)、
    タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、及びタングス
    テン(W)から成る群より選ばれた1種もしくは2種以
    上の元素0.2〜9重量%;及び残部が実質的に鉄(F
    e)から成る合金薄帯で、且つ、その薄帯面が(100
    )面平板集合組織を有することを特徴とする永久磁石薄
    帯。 2 クロム(Cr)15〜35重量%;コバルト(Co
    )10〜40重量%;ケイ素(Si)、アルミニウム(
    Al)、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフ
    ニウム(Hf)、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)、
    タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)及びタングステ
    ン(W)から成る群より選ばれた1種もしくは2種以上
    の元素0.2〜9重量%;及び残部が実質的に鉄(Fe
    )から成る混合物を溶融し、得られた融液を周速1m/
    sec以上で回転するドラム又はロールの回転面に噴出
    することにより、冷却速度1000℃/sec以上で急
    冷凝固せしめて薄帯化し、該薄帯を1000〜1300
    ℃の温度で焼鈍処理を施した後、300〜700℃の温
    度で時効処理を施すことを特徴とする永久磁石薄帯の製
    造方法。 3 時効処理が磁場中において施される特許請求の範囲
    第2項記載の永久磁石薄帯の製造方法。
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