JPS6112913B2 - - Google Patents

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JPS6112913B2
JPS6112913B2 JP52092595A JP9259577A JPS6112913B2 JP S6112913 B2 JPS6112913 B2 JP S6112913B2 JP 52092595 A JP52092595 A JP 52092595A JP 9259577 A JP9259577 A JP 9259577A JP S6112913 B2 JPS6112913 B2 JP S6112913B2
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JP
Japan
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group
carbon atoms
acid
general formula
formula
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JP52092595A
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JPS5318582A (en
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Maieru Noruberuto
Pufuaareru Geruharuto
Uiitsueru Harutomuuto
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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Publication date
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Publication of JPS6112913B2 publication Critical patent/JPS6112913B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D498/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D498/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D498/10Spiro-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/34Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
    • C08K5/35Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having also oxygen in the ring
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K15/00Anti-oxidant compositions; Compositions inhibiting chemical change
    • C09K15/04Anti-oxidant compositions; Compositions inhibiting chemical change containing organic compounds
    • C09K15/30Anti-oxidant compositions; Compositions inhibiting chemical change containing organic compounds containing heterocyclic ring with at least one nitrogen atom as ring member

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Hydrogenated Pyridines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、新規1−オキサ−4・8−ジアザ−
スピロ−〔4・5〕−デカン及びその製造方法並び
にこの新規化合物を用いて重合体物質を安定化す
る方法に関する。 この化合物は、下記一般式により表わされる。 〔式中、R1およびR2は、同一又は異なる直鎖又は
分枝の炭素数1〜12のアルキル基であり、R3
よびR4は、同一又は異なる意味を有し、水素、
炭素数1〜12のアルキル基又はフエニル基である
か又はR3とR4とは、これらが結合している炭素
原子と共に場合により炭素数1〜4のアルキル基
で置換された炭素数4〜20のシクロアルキル基を
形成し、 R5は、水素又は酸素を示し、 HXは、非酸化性鉱酸、脂肪族又は芳香族スル
ホン酸又はホスホン酸、脂肪族モノ−、ジ−又は
ポリカルボン酸又は芳香族モノ−又はジカルボン
酸を示し、 mは、0又は1であるが、〓N−R5が塩基的
に反応しない場合には常に0である。〕 本発明の7・7−ジメチル−9・9−ジアルキ
ル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジアザ−
スピロ−〔4・5〕デカンの代表例としては、例
えば ●2・7・7・9・9−ペンタメチル−1−オキ
サ−3−オキソ−4・8−ジアザ−スピロ−
〔4・5〕−デカン ●2−エチル−7・7・9・9−テトラメチル−
1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジアザ−ス
ピロ−〔4・5〕−デカン ●2−プロピル−7・7・9・9−テトラメチル
−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジアザ−
スピロ〔4・5〕−デカン ●2−ブチル−7・7・9・9−テトラメチル−
1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジアザ−ス
ピロ−〔4・5〕−デカン ●2−イソブチル−7・7・9・9−テトラメチ
ル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジアザ
−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2−ペンチル−7・7・9・9−テトラメチル
−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジアザ−
スピロ−〔4・5〕−デカン ●2−イソペンチル−7・7・9・9−テトラメ
チル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジア
ザ−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2−イソヘプチル−7・7・9・9−テトラメ
チル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジア
ザ−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2−フエニル−7・7・9・9−テトラメチル
−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジアザ−
スピロ−〔4・5〕−デカン ●2・2・7・7・9・9−ヘキサメチル−1−
オキサ−3−オキソ−4・8−ジアザ−スピロ
−〔4・5〕−デカン ●2・2−ジエチル−7・7・9・9−テトラメ
チル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジア
ザ−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2・2−ジプロピル−7・7・9・9−テトラ
メチル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジ
アザ−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2・2−ジブチル−7・7・9・9−テトラメ
チル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジア
ザ−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2・2−ジペンチル−7・7・9・9−テトラ
メチル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジ
アザ−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2−エチル−2・7・7・9・9−ペンタメチ
ル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジアザ
−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2−プロピル−2・7・7・9・9−ペンタメ
チル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジア
ザ−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2−イソプロピル−2・7・7・9・9−ペン
タメチル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−
ジアザ−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2−ブチル−2・7・7・9・9−ペンタメチ
ル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジアザ
−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2−イソブチル−2・7・7・9・9−ペンタ
メチル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジ
アザ−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2−ペンチル−2・7・7・9・9−ペンタメ
チル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジア
ザ−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2−イソペンチル−2・7・7・9・9−ペン
タメチル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−
ジアザ−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2−ヘキシル−2・7・7・9・9−ペンタメ
チル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジア
ザ−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2−ヘプチル−2・7・7・9・9−ペンタメ
チル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジア
ザ−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2−ノニル−2・7・7・9・9−ペンタメチ
ル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジアザ
−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2−ウンデシル−2・7・7・9・9−ペンタ
メチル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジ
アザ−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2−エチル−2−ブチル−7・7・9・9−テ
トラメチル−1−オキサ−3−オキソ−4・8
−ジアザ−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2−エチル−2−ペンチル−7・7・9・9−
テトラメチル−1−オキサ−3−オキソ−4・
8−ジアザ−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2−エチル−2−イソペンチル−7・7・9・
9−テトラメチル−1−オキサ−3−オキソ−
4・8−ジアザ−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2・7・7・9・9−ペンタメチル−1−オキ
サ−3−オキソ−4・8−ジアザ−8−オキシ
ル−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2−ヘキシル−2・7・7・9・9−ペンタメ
チル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジア
ザ−8−オキシル−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2・2−ジエチル−7・7・9・9−テトラメ
チル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジア
ザ−8−オキシル−スピロ−〔4・5〕−デカン ●2・2・4・4−テトラメチル−7−オキサ−
13−オキソ−3・14−ジアザ−ジスピロ−
〔5・1・4・2〕−テトラデカン ●2・2・4・4−テトラメチル−7−オキサ−
14−オキソ−3・15−ジアザ−ジスピロ−
〔5・1・5・2〕−ペンタデカン ●2・2・4・4−テトラメチル−7−オキサ−
20−オキソ−3・21−ジアザ−ジスピロ−
〔5・1・11・2〕−ヘンエイコサン 最後の3つの化合物の命名もIUPAC命名法に
よる〔ジ・ジステマテイツシエ・ノメンクラツー
ル・デル・オルガニツシエン・ヘミー(Die
Systematische Nomenklatur der Organischen
Chemie)、ヘルビンケル(Hellwinkel)著、スプ
リンゲル(Springer)出版、ハイデルベルグ参
照〕。 mが0でR5が水素である新規スピロ化合物
は、2・2−ジメチル−6・6−ジアルキル−ピ
ペリドン又はその塩をα−ヒドロキシアミドと縮
合反応させることにより下式の如く得られる。 上記式において、R1、R2、R3、R4は、上で定
義したと同一である。反応は、有機溶媒、好まし
くは低級脂肪族カルボン酸、特に好ましくは氷酢
酸中で吸水性物質(脱水剤)、例えばポリリン
酸、硫酸、好ましくは硫酸の存在下で行なうのが
好ましい。反応温度は、20〜180℃、好ましくは
40〜120℃、特に好ましくは50〜80℃である。 溶媒として氷酢酸を使用する場合、当モル量の
ピペリドンとα−ヒドロキシアミドを3〜10倍の
重量の氷酢酸中に加え、ピペリドンに対して2倍
モル量、α−ヒドロキシアミドが塩基性中心を有
する場合には3倍モル量の濃硫酸を滴下し、その
後加熱する。反応温度は、40〜120℃に選定され
る。反応が進行するにつれて、本発明の化合物の
硫酸塩が通常沈殿するが、そうでない場合には、
蒸発させることが必要である。このようにして得
られた塩をアンモニア又はアルカリ溶液で処理す
ることにより遊離塩基が得られ、更に、好ましく
は有機溶媒又は水中で無機又は有機酸の塩に転化
される。mが0でR5が水素である化合物は、ア
ルキルハロゲニド、特にアルキルブロマイド又は
−アイオダイドでアルキル化される。メチル基
は、ギ酸とホルムアルデヒドとの水溶液を用いて
CO2を遊離させながら反応させることにより導入
することもできる。R5が水素である化合物を過
酸化水素で処理するとR5が酸素である化合物が
得られる。 出発物質として用いられる2・2−ジメチル−
6・6−ジアルキルピペリドンは、公知の方法に
より得られる(バイルシユタイン、21巻249頁、
ドイツ公開公報第1695753号参照)。又、α−ヒド
ロキシアミドは、下式により得られる。 上記式における2つの反応工程は、公知の方法
により行なわれ、シアンヒドリンのケン化はシア
ンヒドリンと当モル量の水を加えた酸、特に硫酸
を用いて行なわれるか又はアルカリ性過酸化水素
を用いて行なわれる〔フーベン−ペイル
(Houben−Weyl)著、メソデン・デル・オルガ
ニツシエン・ヘミー(Methoden der
Organischen Chemie)、4版、巻、662〜663
頁参照)〕。特に好ましい方法は、以下の反応式に
従つてイミノエーテルハイドロクロライドを経由
して進行する。 熱分解前にイミノエーテルハイドロクロライド
は、糖製する必要はない。 新規1−オキサ−4・8−ジアザ−スピロ−
〔4・5〕−デカンの合成は、短鎖カルボニル化合
物を用いた場合と異なり、長鎖カルボニル化合物
を用いた場合、α−ヒドロキシアミドを容易に製
造することができないことにより制限を受ける。 使用されるα−ヒドロキシアミドの製造に好ま
しい化合物としては、以下のカルボニル化合物の
シアンヒドリン化により得られるものが挙げられ
る。カルボニル化合物としては、ホルムアルデヒ
ド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、
ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、バレ
ロアルデヒド、イソ−バレロアルデヒド、カプロ
ンアルデヒド、2−エチルブチルアルデヒド、エ
ナントアルデヒド、2−エチルカプロンアルデヒ
ド、カプリルアルデヒド、ペラルゴンアルデヒ
ド、イソノニルアルデヒド、カプリンアルデヒ
ド、イソデシルアルデヒド、ラウリンアルデヒ
ド、ベンツアルデヒド、ヒドロジムトアルデヒ
ド、更にアセトン、メチルエチルケトン、メチル
プロピルケトン、メチルイソプロピルケトン、ヘ
キサノン−2、メチルイソブチルケトン、ヘプタ
ノン−2、ヘプタノン−3、ヘプタノン−4、オ
クタノン−2、オクタノン−3、ノナノン−2、
ノナノン−5、ウンデカノン−2、ウンデカノン
−6、トリデカノン−2、メチルイソペンチルケ
トン、エチルイソペンチルケトン、ジエチルケト
ン、ジベンジルケトン、シクロペンタノン、シク
ロヘキサノン、シクロドデカノン、ベンゾフエノ
ン、アセトフエノン、プロピオフエノンがある。 下記一般式の新規化合物において、 R1、R2は、直鎖又は分岐(枝がヘテロ環に対
してα位にあつてはならない。)の炭素数1〜12
好ましくは1〜6のアルキル基を示す。R1とR2
は同一の基又は異なる基であつて良い。R1とR2
とがともにメチル基である化合物は、入手容易な
トリアセトンアミンから誘導できるので、特に重
要な意味を有する。 R3とR4は、使用されたα−ヒドロキシアミド
の種類に依存して定まり、同一又は異なつていて
も良く、水素、炭素数1〜12のアルキル基又はフ
エニル基を示す。 α−ヒドロキシアミドがアルデヒドから得られ
たか又はケトンから得られたかに依存して、R3
及びR4は以下のように定まる。 アルデヒドから合成されたα−ヒドロキシアミ
ドを用いた場合には、R3は水素であり、他方R4
は水素、炭素数1〜12特に好ましくは1〜11のア
ルキル基となり得る。 ケトンから得られたα−ヒドロキシアミドを用
いた場合には、R3は、炭素数1〜12、好ましく
は1〜10、特に好ましくは1〜6のアルキル基と
なる。又、R4は、この場合には炭素数1〜12、
特に好ましくは1〜11のアルキル基、となる。 上記の定義に基づいて列挙されるR3の具体例
としては、水素、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、
ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ヘプタ
デシル基、ペンジル基、フエニルエチル基があ
り、又R4の具体例としては、メチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イ
ソブチル基、2−エチルブチル基、ペンチル基、
イソペンチル基、2−エチルペンチル基、イソヘ
キシル基、ヘプチル基、イソヘプチル基、オクチ
ル基、イソオクチル基、ノニル基、イソノニル
基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリ
デシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘ
プタデシル基、4−イソプロピルフエニル基、4
−メチルペンジル基、フエニル基、フエニルエチ
ル基、2−クロルフエニル基、3−クロルフエニ
ル基、4−クロルフエニル基、1−ナフチル基、
2−ナフチル基、ベンジル基がある。 R3とR4とは、これらが結合している炭素原子
2とともに、炭素数4〜20、好ましくは5〜12、
特に好ましくは5〜7のシクロアルキル基を形成
することができる。そして、この場合に、シクロ
アルキル基は、炭素数1〜4のアルキル基で置換
されていても良い。炭素原子2を包含して形成さ
れる環の例としては、シクロペンチル基、3−メ
チルシクロペンテル基、シクロヘキシル基、2−
メチルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘキ
シル基、4−メチルシクロヘキシル基、シクロヘ
プチル基、シクロオクチル基、シクロノニル基、
シクロデシル基、シクロウンデシル基、シクロド
デシル基、シクロトリデシル基、シクロペンタデ
シル基、が挙げられる。 R5は水素であるのが好ましいが、酸素、であ
つても良い。 HXは、無機又は有機酸を示し、その例として
非酸化性鉱酸、炭素数1〜30、好ましくは1〜18
の脂肪族スルホン酸又はホスホン酸、場合により
アルキル化された(1〜16個の炭素原子を有する
アルキル基を1〜3個存在せしめることができ
る。)炭素数6〜25、好ましくは6〜18の芳香族
スルホン酸又はホスホン酸、炭素数2〜34、好ま
しくは2〜18の脂肪族直鎖又は分岐モノ−又はジ
カルボン酸、4個迄のカルボキシル基を有し、全
炭素数が16以下の脂肪族ポリカルボン酸、場合に
より炭素数1〜4のアルキル基又はイソアルキル
基で置換された炭素数7〜25、好ましくは7〜19
の芳香族モノ−又はジカルボン酸が挙げられる。 上記化合物の具体例を挙げると、リン酸、亜リ
ン酸、硫酸、フエニルホスホン酸、カンフアース
ルホン酸、ドデシルスルホン酸、p−トルエンス
ルホン酸、アルキルポリグリコールエーテルスル
ホン酸、アルキルアリールポリグリコールエーテ
ルスルホン酸、酢酸、プロピオン酸、オクタン
酸、2−エチルヘキサン酸、ラウリン酸、ステア
リン酸、牛脂脂肪酸、モンタン酸、コハク酸、ア
ジピン酸、アゼライン酸、クエン酸、トリカルバ
リル酸、ベンゾエ酸、トリル酸、p−tert−ブチ
ルベンゾエ酸、フタル酸、テレフタル酸が挙げら
れる。 本発明の化合物は、遊離塩基の外に上述の1−
オキサ−4・8−ジアザ−スピロ−〔4・5〕−デ
カンの塩(上記一般式において、HXが多塩基酸
の場合には酸性塩)をも包含するものであるか
ら、上記一般式においてmは、0又は1である。
〓N−R5基が塩を形成しない化合物の場合、m
は0でなければならない。 本発明の1−オキサ−4・8−ジアザ−スピロ
−〔4・5〕−デカンは、有機重合体物質が熱及び
紫外光線(特に紫外光線)の作用により分解する
のを防ぎ、有機重合体物質に大きな安定性を与え
る。R5が0である化合物が典型的な固有の色
(黄色乃至オレンジ赤色)を有することを除け
ば、本発明の化合物を添加した有機重合体の色彩
性は、悪影響を受けない。本発明の化合物を添加
することにより得られたこのような効果は、卓越
せるUV安定剤として公知の立体障害のあるピペ
リジン化合物(ヒンダードピペリジン化合物とも
呼ばれ、その例として、トリアセトンアミンがあ
る。)を添加した場合に、加熱により部分的に分
解及び/又は変色が起ることに比べて、はるかに
優れた顕著な効果といえる。本発明の新規化合物
は、ポリオレフイン(例えば、ポリイソプレン、
ポリブタジエン、ポリスチレン、特にポリプロピ
レン及び低密度又は高密度ポリエチレン)、エチ
レン−プロピレンコポリマー、エチレン−ブテン
コポリマー、エチレン−ビニルアセテートコポリ
マー、スチレン−ブタジエンコポリマー、アクリ
ロニトリル−スチレン−ブタジエンコポリマーの
光安定化のために特に価値がある。 他の有機重合体として、ポリビニルクロライ
ド、ポリビニルアセテート及び上記に対応するモ
ノマーと他のオレフイン系不飽和モノマーとのコ
ポリマーがある。更に例えばポリアセタール、ポ
リエステル、ポリアミド、ポリアクリレート、ポ
リウレタン、エポキシ樹脂も有機重合体として挙
げられる。 有機重合体に添加される新規化合物の量は、安
定化される重合体の種類、性質及び特殊な用途に
依存して著しく変動するが、通常、合成重合体の
量を基準として0.01〜5重量部、好ましくは0.05
〜3重量部、特に好ましくは0.1〜1.5重量部が添
加される。本発明の化合物は単一で又は多種類混
合物として用いられる。 本発明の化合物は、通常の方法により有機重合
体物質に加えられる。すなわち、安定剤である本
発明の化合物は、粉末状で重合体と混合すること
ができる。又、安定剤含有溶液、懸濁液又は乳濁
液を直接重合体に加えることもでき、又重合体含
有溶液、懸濁液又は乳濁液に加えることもできる
が、このようにして安定剤を重合体に加えた場
合、後で溶媒を除去する必要がある。 本発明の化合物を安定剤として用いる場合、こ
れを単独で使用することもできるが、一種又はそ
れ以上の慣用の安定剤(例えばフエノール又はス
ルフイドベースの抗酸化剤、UV吸収剤又は光保
護剤、ホスフアイト系安定剤、金属化合物、過酸
化物分解剤、エポキシ系安定剤、多価アルコー
ル)と混合して、更には帯電防止剤、防炎剤、顔
料とともに使用すると有効である。 好ましい抗酸化剤の例として、ヒンダードフエ
ノール〔例えば、2・6−ジ−t−ブチル−p−
クレゾール、2・6−ジオクタデシル−p−クレ
ゾール、4・4′−ブチリデン−ビス−(2・6−
ジ−t−ブチルフエノール)、4・4′−チオ−ビ
ス−(2−t−ブチル−5−メチルフエノー
ル)〕、フエノール系トリアジン化合物、脂肪アル
コールのチオジプロピオン酸エステル、ジオクタ
デシルスルフイド又は−ジスルフイドが挙げられ
る。 UV吸収剤又は光保護剤としては、例えば、2
−(2′−ヒドロキシフエニル)−ベンゾトリアゾー
ル〔例えば2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフ
エニル)−ベンゾトリアゾール〕、2−ヒドロキシ
ベンゾフエノン(例えば2−ヒドロキシ−4−オ
クトキシ−ベンゾフエノン)、サリチル酸塩から
選ばれる安定剤(例えばオクチルフエニルサリチ
レート)、ニツケルキレート、オキザル酸ジアミ
ドが挙げられる。 ホスフアイト系安定剤としては、トリスノニル
フエニルホスフアイト、トリスラウリルホスフア
イト、ペンタエリスリツトホスフアイトのエステ
ルが挙げられる。 安定剤として公知の金属化合物としては、炭素
数12〜32の脂肪族カルボン酸又はオキシカルボン
酸のカルシウム−、バリウム−、ストロンチウム
−、亜鉛−、カドミウム−、マグネシウム−、ア
ルミニウム−又は鉛石鹸、芳香族カルボン酸(例
えば安息香酸、サリチル酸)の上記金属塩、上記
金属の(アルキル)フエノレート、有機すず化合
物(例えばジアルキルすずチオグリコレート、−
カルボキシレート)が挙げられる。 公知のエポキシ系安定剤として、例えばエポキ
シ化高級脂肪族、例えばエポキシ化大豆油、−ト
ール油、−亜麻仁油、エポキシ化ブチルオレエー
ト並びに長鎖α−オレフインのエポキシドが挙げ
られる。 多価アルコールとして、例えばペンタエリスリ
ツト、トリメチロールプロパン、ソルビツト、マ
ンニツト等が挙げられ、炭素数が5〜6個でヒド
ロキシル基を3〜6個有するアルコールが好まし
い。 C2〜C4−α−オレフインの高圧、中圧又は低
圧重合体(特にポリエチレン及びポリプロピレ
ン)及びこれらのα−オレフインの共重合体の如
きポリ−α−オレフインを有効に安定化させるた
めの配合安定剤系の各安定剤成分の添加量は、重
合体100重量部当り、例えば本発明の化合物を
0.01〜5重量部、フエノール系安定剤を0.05〜5
重量部、場合により硫黄含有補助安定剤を0.01〜
5重量部、並びに場合により塩基性又は中性金属
石鹸(カルシウムステアレート又はジンクステア
レート)を0.01〜3重量部、更に場合によりホス
フアイトを0.1〜5重量部及び場合により公知の
UV安定剤(アルコキシヒドロキシベンゾフエノ
ン、ヒドロキシフエニルベンゾトリアゾール、ベ
ンジリデンマロン酸モノニトリルエステル等)又
はいわゆる消光物質(Quencher、ニツケルキレ
ート等)を0.01〜5重量部とするのが良い。 以下において、本発明の新規化合物の製造例を
説明し、次いでこの化合物を重合体物質の光保護
剤として用いた場合の顕著な効果を示す。 例 1 2・7・7・9・9−ペンタメチル−1−オキ
サ−3−オキソ−4・8−ジアザ−スピロ−
〔4・5〕−デカン 31.0g(0.2モル)のトリアセトンアミンと17.8
g(0.2モル)の乳酸アミドを200gの氷酢酸中に
入れ、これに撹拌下43.1g(0.44モル)の濃
H2SO4を滴下し、更に60℃で40時間加熱した。冷
却後析出した沈殿を吸引過した(35g、目的化
合物の硫酸塩の理論収率の54%に相当する。)。
過後の沈殿物を50mlの水に溶解し、更に100mlの
濃アンモニア中でかき混ぜると、所望の化合物が
沈殿した。吸引過後アセトンから再結晶させ
た。融点215℃。 例 2〜7 例1と同様に当モル量のトリアセトンアミンと
α−ヒドロキシアミドから目的化合物を得た(表
−1)。
【表】 例 8 2−エチル−7・7・9・9−テトラメチル−
1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジアザ−ス
ピロ−〔4・5〕−デカン 46.5g(0.3モル)のトリアセトンアミンと30.9
g(0.3モル)の2−ヒドロキシ酪酸アミドを300
gの氷酢酸に加え、これに撹拌下62.7g(0.64モ
ル)の濃H2SO4を滴下し、その後20時間80℃で撹
拌した。更に氷酢酸を減圧留去し、残留物をエー
テル/アセトンとともに撹拌した。析出した沈殿
を吸引過し、100mlの水に溶解し、150mlの濃ア
ンモニア中でかき混ぜた。析出した目的化合物を
吸引過し、アセトンから再結晶させた。融点
196℃。 例 9〜11 例8に準じて、以下の目的化合物を得た(表−
2)。
【表】 例 12 2−プロピル−7・7・9・9−テトラメチル
−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジアザ−
スピロ−〔4・5〕−デカン 77.5g(0.5モル)のトリアセトンアミンと58.3
g(0.5モル)の2−ヒドロキシバレルアミドと
を500gの氷酢酸中に加え、これに撹拌下107.8g
(1.1モル)の濃H2HO4を滴下し、更に72時間60℃
で撹拌した。氷酢酸を軽度の減圧条件下に留去
し、油状残存物を水中に溶解し、濃アンモニア中
でかき混ぜた。沈殿物を吸引過し、エタノール
から再結晶した。融点199℃。 例 13 2−ブチル−7・7・9・9−テトラメチル−
1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジアザ−ス
ピロ−〔4・5〕−デカン 2−ヒドロキシ酪酸アミドの代りに2−ヒドロ
キシカプロンアミド39.3g(0.3モル)を用い
て、例8に準じて反応を行なつた。反応時間は72
時間、反応温度は60℃であつた。目的物をメタノ
ールから再結晶させた。融点182℃。 例 14〜17 例13に準じて以下の化合物を製造した(表−3
参照)。
【表】 例 18 イソペンチル−7・7・9・9−テトラメチル
−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジアザ−
スピロ−〔4・5〕−デカン 例13に準じて反応を行なつた。反応終了後約
100mlのエーテルを加え、目的化合物の硫酸塩を
結晶化させ、例1に準じて吸引過し、更に後続
の処理をした。エチルアセテートからの再結晶物
の融点223〜224℃。 例 19〜20 例18に準じて反応させることにより以下の目的
化合物を得た(表−4参照)。
【表】 例 21 2・2・7・7・9・9−ヘキサメチル−1−
オキサ−3−オキソ−4・8−ジアザ−スピロ
−〔4・5〕−デカン 77.5g(0.5モル)のトリアセトンアミンと0.5
モルの2−ヒドロキシイソ酪酸アミドを加えて、
例13に準じて反応を行つた。反応中に目的化合物
の硫酸塩が沈殿し、これを吸引過した。得られ
た量は、118g(理論収率のほぼ70%に相当す
る。)であつた。メタノールからの再結晶物の融
点238℃。 例 22〜30 例21に準じて反応を行ない、以下の目的物を得
た(表−5)。
【表】
【表】 例 31 2・2・4・4−テトラメチル−7−オキサ−
20−オキソ−3・21−ジアザ−スピロ−〔5・
1・11・2〕−ヘンエイコサン 45.5g(0.3モル)のトリアセトンアミンと68.1
g(0.3モル)の1−ヒドロキシ−シクロドデカ
ン−カルボキサミドを300gの氷酢酸に加え、撹
拌下62.7g(0.64モル)の濃硫酸を滴下した。 更に15時間70℃で撹拌し、反応混合物を冷却
後、沈殿した目的化合物の硫酸塩を吸引過した
(81g、理論収率の59%)。この塩を加熱下エタノ
ール/水中に溶解し、溶液を濃アンモニア水中で
撹拌し、沈殿したアミン塩基を吸引過し、シク
ロヘキサノンから再結晶した。得られた結晶をエ
ーテルで洗浄した。融点273℃。 例 32 2・7・7・9・9−ペンタメチル−1−オキ
サ−3−オキソ−4・8−ジアザ−8−オキシ
ル−スピロ−〔4・5〕−デカン 例1の化合物5g、メタノール50ml、30%
H2O29ml、Na2WO40.2g、エチレンジアミンテト
ラ酢酸0.2gを60℃で48時間加熱し、減圧にし
(乾固させないこと)、20mlの水を加え、更に吸引
過し、アセトン/ヘプタンから再結晶させた。
3.5gのオレンジ色結晶が得られた。融点170〜
172℃。 例 33、34 例32に準じて以下の化合物を得た(表−6)。
【表】 例 35 2・2・7・7・8・9・9−ヘプタメチル−
1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジアザ−ス
ピロ−〔4・5〕−デカン 例21の化合物24.0gを90%ギ酸256g中に加
え、撹拌下20〜30℃で1時間以内に37%ホルムア
ルデヒド溶液162gを滴下した。還流下ゆつくり
と加熱煮沸し、CO2の発生が止む迄続けた(約15
時間)。その後ギ酸を留去し、冷却後残留物を濃
アンモニア水中で撹拌した。融点205〜207℃の白
色結晶15gが沈殿した。 例 36 2−イソブチル−2・7・7・8・9・9−ヘ
キサメチル−1−オキサ−3−オキソ−スピロ
−〔4・5〕−デカン 例4の生成物28.2gから前述の例に準じて、上
記化合物を得た。融点138℃。 例 37 2−ヘキシル−2・7・7・9・9−ペンタメ
チル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジア
ザ−スピロ−〔4・5〕−デカンのp−tert.−
ブチルベンゾエート 3.10g(0.01モル)の例24の化合物、1.78g
(0.01モル)のp−tert.−ブチルベンゾエ酸を20
mlのメタノール中で15分間加熱し、冷却後沈殿し
た白色結晶を吸引過した。3.7g、融点209〜
211℃。 例 38 2−ヘキシル−2・7・7・9・9−ペンタメ
チル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジア
ザ−スピロ−〔4・5〕−デカンのステアレート 2.84g(0.01モル)のステアリン酸を用い、例
37に準じて、上記化合物を製造した。5.0gの白
色結晶を得た。融点130〜131℃。 例 39 2−ヘキシル−2・7・7・9・9−ペンタメ
チル−1−オキサ−3−オキソ−4・8−ジア
ザ−スピロ−〔4・5〕−デカンのサクシネート 6.20g(0.02モル)の例24の化合物及び1.18g
(0.01モル)のコハク酸を用い、例37に準じて反
応を行なつたところ、6.8gの白色結晶(融点213
〜214℃)が得られた。 例 40 本実施例は、本発明の化合物をポリ−α−オレ
フインに添加した場合の本発明の化合物の光安定
効果を示すためのものである。 メルトインデツクスi5が約6g/10min
(ASTMD1238−62Tによる。)で密度が0.96であ
るポリプロピレン100重量部をペンタエリスリチ
ルテトラキス〔3−(3・5−ジtert.−ブチル−
4−ヒドロキシフエニル)−プロピオネート〕
0.10重量部、カルシウムステアレート0.20重量部
及び本発明の化合物0.30重量部とともに混合し、
2ロール上で200℃で5分間ホモゲナイズし、次
いで合成樹脂溶融物を200℃で1mmの厚さの板に
プレス成形した。冷却された板からDIN53455に
よる試験体を打ち貫きにより得た。比較のための
試験体も、試験される安定剤の添加を省略したの
を除き、上と同様に製造された。 光安定性を測定するため、試験体をゼノテスト
−150−装置〔オリジナル・ハナウ・クオルツラ
ンペン社(Firma Original Hanau
Quarzlampen GmbH)製〕中で断続光
(Wechsellicht)を照射した。照射強度は、6個
のIR−窓及び1個のUV−窓(DIN53387)により
調整された。絶対引張伸び率(absolute
Reissdehnung)が10%に低下した際の露出時間
(放置時間)を測定した。引張伸び率はインスト
ロン社(Firma Instron)製の引張試験機を用い
て5cm/minの引張速度で測定された。 結果は以下の表にまとめて示した。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式 (式中、R1、R2は、同一又は異なる直鎖又は分枝
    の炭素数1〜12のアルキル基であり、 R3、R4は、同一又は異なる意味を有し、水
    素、炭素数1〜12のアルキル基またはフエニル基
    であるか、又はR3とR4とは、これらが結合して
    いる炭素原子とともに場合により炭素数1〜4の
    アルキル基で置換された炭素数4〜20のシクロア
    ルキル基を形成し、 R5は、水素または酸素を示し、 HKは、非酸化性鉱酸、脂肪族又は芳香族スル
    ホン酸又はホスホン酸、脂肪族モノ−、ジ−又は
    ポリカルボン酸又は芳香族モノ−又はジカルボン
    酸を示し、 mは0又は1であるが、〓N−R5が塩基的に
    反応しない場合には常は0である) で表わされる化合物。 2 R1とR2がメチル基であり、R5が水素であ
    り、mが0である、特許請求の範囲第1項記載の
    化合物。 3 R3が水素であり、R4がメチル基、エチル
    基、プロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペン
    チル基、2−エチルプロピル基、2−エチルペン
    チル基又はフエニル基又はフエニル基である、特
    許請求の範囲第2項記載の化合物。 4 R3がメチル基であり、R4がメチル基、エチ
    ル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、
    イソブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ヘ
    キシル基、ヘプチル基、ノニル基又はウンデシル
    基である、特許請求の範囲第2項の化合物。 5 R3がエチル基であり、R4がブチル基、ペン
    チル基又はイソペンチル基である、特許請求の範
    囲第2項記載の化合物。 6 R3とR4が同一であつて、メチル基、エチル
    基、プロピル基、ブチル基又はペンチル基であ
    る、特許請求の範囲第2項記載の化合物。 7 R3とR4とが、これらが結合している炭素原
    子とともにシクロペンチル環、シクロヘキシル環
    又はシクロドデシル環を形成する、特許請求の範
    囲第2項記載の化合物。 8 下記一般式 (式中、R1、R2は、同一又は異なる直鎖又は分枝
    の炭素数1〜12のアルキル基であり、 R3、R4は、同一又は異なる意味を有し、 水素、炭素数1〜12のアルキル基またはフエニ
    ル基であるか、又はR3とR4とは、これらが結合
    している炭素原子とともに場合により炭素数1〜
    4のアルキル基で置換された炭素数4〜20のシク
    ロアルキル基を形成し、 R5は、水素または酸素を示し、 HXは、非酸化性鉱酸、脂肪族又は芳香族スル
    ホン酸又はホスホン酸、脂肪族モノ−、ジ−又は
    ポリカルボン酸又は芳香族モノ−又はジカルボン
    酸を示し、 mは0又は1であるが、〓N−R5が塩基的に
    反応しない場合には常に0である) で表わされる化合物を製造すべく、 下記一般式 (式中、R1およびR2は上記の意味を有する) で表わされる2・2−ジメチル−6・6−ジアル
    キルピペリドン又はこのピペリドン化合物の塩を
    有機溶媒中で吸水性物質(脱水剤)の存在下20〜
    180℃の温度で等モル量の下記一般式 (上式中、R3およびR4は上記の意味を有する) で表わされるα−ヒドロキシアミドと反応させる
    ことを特徴とする前記一般式で表わされる化合物
    の製造方法。 9 下記一般式 (式中、R1、R2は、同一又は異なる直鎖又は分枝
    の炭素数1〜12のアルキル基であり、 R3、R4は、同一又は異なる意味を有し、水
    素、炭素数1〜12のアルキル基またはフエニル基
    であるか、又はR3とR4とは、これらが結合して
    いる炭素原子とともに場合により炭素数1〜4の
    アルキル基で置換された炭素数4〜20のシクロア
    ルキル基を形成し、 R5は、水素または酸素を示し、 HXは、非酸化性鉱酸、脂肪族又は芳香族スル
    ホン酸又はホスホン酸、脂肪族モノ−、ジ−又は
    ポリカルボン酸又は芳香族モノ−又はジカルボン
    酸を示し、 mは0又は1であるが、〓N−R5が塩基的に
    反応しない場合には常に0である) で表わされる化合物を製造すべく、 下記一般式 (式中、R1およびR2は上記の意味を有する) で表わされる2・2−ジメチル−6・6−ジアル
    キルピペリドン又はこのピペリドン化合物の塩を
    有機溶媒中で吸水性物質(脱水剤)の存在下20〜
    180℃の温度で等モル量の下記一般式 (上式中、R3およびR4は上記の意味を有する) で表わされるα−ヒドロキシアミドと反応させ、
    得られた反応生成物を炭素数1〜4のアルキルプ
    ロマイドを用いてアルキル化するかあるいはギ酸
    とホルムアルデヒドとの混合物を用いてCO2を分
    離させながらメチル化することを特徴とする前記
    一般式で表わされる化合物の製造方法。 10 下記一般式 (式中、R1、R2は、同一又は異なる直鎖又は分枝
    の炭素数1〜12のアルキル基であり、 R3、R4は、同一又は異なる意味を有し、 水素、炭素数1〜12のアルキル基またはフエニ
    ル基であるか、又はR3とR4とは、これらが結合
    している炭素原子とともに場合により炭素数1〜
    4のアルキル基で置換された炭素数4〜20のシク
    ロアルキル基を形成し、 R5は、水素または酸素を示し、 HXは、非酸化性鉱酸、脂肪族又は芳香族スル
    ホン酸又はホスホン酸、脂肪族モノ−、ジ−又は
    ポリカルボン酸又は芳香族モノ−又はジカルボン
    酸を示し、 mは0又は1であるが、〓N−R5が塩基的に
    反応しない場合には常に0である) で表わされる化合物を製造すべく、 下記一般式 (式中、R1およびR2は上記の意味を有する) で表わされる2・2−ジメチル−6・6−ジアル
    キルピペリドン又はこのピペリドン化合物の塩を
    有機溶媒中で吸水性物質(脱水剤)の存在下20〜
    180℃の温度で等モル量の下記一般式 (上式中、R3およびR4は上記の意味を有する) で表わされるα−ヒドロキシアミドと反応させ、
    得られた反応生成物をH2O2を用いて酸化するこ
    とを特徴とする前記一般式で表わされる化合物の
    製造方法。 11 下記一般式 (式中、R1、R2は、同一又は異なる直鎖又は分枝
    の炭素数1〜12のアルキル基であり、 R3、R4は、同一又は異なる意味を有し、 水素、炭素数1〜12のアルキル基またはフエニ
    ル基であるか、又はR3とR4とは、これらが結合
    している炭素原子とともに場合により炭素数1〜
    4のアルキル基で置換された炭素数4〜20のシク
    ロアルキル基を形成し、 R5は、水素または酸素を示し、 HXは、非酸化性鉱酸、脂肪族又は芳香族スル
    ホン酸又はホスホン酸、脂肪族モノ−、ジ−又は
    ポリカルボン酸又は芳香族モノ−又はジカルボン
    酸を示し、 mは0又は1であるが、〓N−R5が塩基的に
    反応しない場合には常に0である) で表わされる化合物0.01〜5重量部を、ハロゲン
    不含の脂肪族α−オレフインのホモ−又はコポリ
    マーあるいは塩基含有ビニルホモ−又はコポリマ
    ー100重量部に対して添加し、場合により更に従
    来公知の安定化剤を添加することを特徴とする上
    記有機重合体を光の有害な影響に対して安定化す
    る方法。
JP9259577A 1976-08-04 1977-08-03 Production of novel 11oxaa 4*88diazaaspiroo*4*5** decane and stabilizing method of organic polymer by said compound Granted JPS5318582A (en)

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