JPS6112844Y2 - - Google Patents

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JPS6112844Y2
JPS6112844Y2 JP2396180U JP2396180U JPS6112844Y2 JP S6112844 Y2 JPS6112844 Y2 JP S6112844Y2 JP 2396180 U JP2396180 U JP 2396180U JP 2396180 U JP2396180 U JP 2396180U JP S6112844 Y2 JPS6112844 Y2 JP S6112844Y2
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JP
Japan
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balls
inner cylinder
rail
floating body
slit
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JP2396180U
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JPS56125767U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、レールなどの細長い支承材の任意の
位置に着脱が可能な自在係止具に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来室内或いは陳列窓などに、物品をレールに
載せ又は吊るして陳列する場合などにおいて、陳
列効果やスペース効果をあげるため、また、品物
が変わつた場合に配置効果などのために、レール
に固定又は摺動自在に装着した取付金具が知られ
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この従来例ではレールの任意の位置で挿入装着
及び取り外しをすることができず、極めて不便で
あり、また、レールの断面構造も複雑となりその
寸法も大きなものとなつて装着取り扱いが厄介で
あり、また不使用の取付金具がレールに残存して
陳例効果を阻害するものであつた。
本考案は、これら従来のものの上記の欠点を除
き、レールに任意の位置で容易に確実に着脱する
ことができ、かつ、ロツク機能をも備えレール構
造も取付金具装着のために複雑化することのない
自在係止具を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、一対のボール1,2を互いに接離可
能に保持して成る遊動体3と、該遊動体3を前記
ボールの接離方向と直角な軸方向に遊動可能に内
装保持する内筒4を備え、前記一対のボール1,
2でレール15を挟持し得るように前記遊動体3
はその一端は開放されスリツト6のある開放端5
を形成し、かつバネ10で常に内筒4内で一定方
向に押圧力が不与されたものであると共に、前記
内筒4には前記ボール1,2の間隔を、該一対の
ボール1,2が前記開放端5側の前記内筒4の開
口の近くにあるときに、該開口から遠くにあると
きよりも小なるように拘束するテーパー状のボー
ル当接面8と、前記遊動体3のスリツト6と合致
するスリツト7とを備え、さらにこのスリツト
6,7の開放長さを調整するように内筒4に外筒
11を移動可能に備えていることを特徴とする自
在係止具である。
〔実施例〕
本考案を実施例につき図面を用いて説明すれ
ば、第1図及び第2図において、一対のボール
1,2を接離可能に保持して成る遊動体3と、遊
動体3を接離方向と直角な軸方向に遊動可能に内
装保持する内筒4とを備え、一対のボール1,2
で支承材となるレール15を挟持し得るように遊
動体3は、この一端が開放されて円錘台状の開放
端5を形成し、かつ幅bなるスリツト6が設けら
れている。内筒4にも幅bなるスリツト7が設け
られている。
内筒4の内面には、開放端5の側に狭い円錘台
状のボール当接面8が設けられテーパー穴とし、
ボール1,2が、開放端5の側の内筒4の開口9
(図において左側の、遊動体3の頭部が嵌入して
いる開口)の近くにあるときに、この開口から遠
くにあるときよりも、ボール1と2との間隔sが
小なるように拘束している。
遊動体3は一端固定のバネ10により、常に内
筒4の前述の開口9の方に押される力を受けてい
る。
内筒4の先端にはテーパー状のボール当接面8
と、前記遊動体3のスリツト6と合致するスリツ
ト7とを備え、さらにこのスリツト6,7の開放
長さを調整するように内筒4の外側には外筒11
が移動可能に螺合している。
なおレール15は平板状のものも用いられる
が、第3図に示す如くレール15の端縁12に平
行に凹条13,14が設けられたものを用いるこ
とが好ましい。凹条13,14がない平板状のも
のであつても、ボール当接面8の円錘状面のくさ
び作用により強固な取り付けが可能であり、この
場合厚さ1mm,幅2mm程度の極めて小なるレール
も用いることができる。凹状13,14があれば
著しく強固な取り付けができる。
先ず、外筒11を回転せしめて、内筒4のスリ
ツト7が全部現れらるまで抜き出す。次にレール
15に開放端5のスリツト6を軸方向からかぶせ
るように(レール15に対しては長手方向に直角
な横方向からかぶせるように)押し当てる。
レール15の厚さt1、凹状13,14の底厚
t2、ボール1,2間の最大間隔s1、最小間隔s2
の間には、 s2<t1<s1 なる関係があり、さらに s2<t2 なることが好ましい。
スリツト6をレール15に挿入すると、ボール
1,2がレール端部12に当たり、遊動体3が押
し込まれる。ボール1,2はボール当接面8のテ
ーパー面に沿つて広げられ、間隔sがt1より大と
なつたとき、端縁12がボール1,2の間に挿入
され第1図の如き状態となり、バネ10の力によ
り遊動体3は押し戻されてボール1,2が凹状1
3,14に落ち込んで第4図の状態となる。
このままの状態でも、くさび作用により、係止
具を右方へ抜き出す力に対しては強固に抵抗する
ことができる。
さらに、外筒11を再びねじ込んで第5図a,
bに示す如く外筒11の端面をレール15の端縁
12に当てて締め込めば、ボール2(及び1)と
外筒11の端面2箇所の計3点にてレール15の
頭部を握持し、極めて強固に取り付けられてい
る。この状態では、レール端縁への外筒11の締
付けでロツク状態が保て係止具を抜き出す力に対
してはもちろん、押し込む力に対しても、係止具
をレール15の長手方向に滑らせる力に対して
も、係止具を、ボール1と2の中心を結び線のま
わりに回転せしめるトルクに対しても極めて強固
に抵抗し、係止具を確実にてレール15に取り付
けることができる。
取り外す場合は、外筒11をゆるめて、内筒4
上に移動させ内筒4のスリツト7を現し、係止具
を一度押し込んでボール1,2の間隔を広げた後
第5図bの外筒11′の如く傾ければ容易に外す
ことができる。
このように任意の位置に取り付けられた係止具
は、その上に棚板を載せたり、物を吊下げたりす
るなど、物を支えるものに用いられる。
第6図は外筒11に長いレバー16を設けても
のを示し、物を吊下げるのに便利である。
第7図は外筒11を水平なレール15から懸吊
して取り付けられ、フツク17を備えた例を示
す。
〔考案の効果〕
本考案の自在係止具は、支承材の任意の位置で
容易に、確実に着脱することができ、不使用時に
はレールより外しておけばよくかつ支承材への固
着もロツク状態で強固にすることができるしこの
自在係止具を用いればレールまで簡素化すること
ができ、実用上極めて大なる効果を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図aは側面
図、bは一部破断した正面図、第2図aは第1図
bの−線横断面図、同図bは−線断面
図、第3図、第4図、第5図aは動作を示す縦断
面図、第5図bは第5図aの−線縦断面図、
第6図a,bは、別の実施例の平面図、正面図、
第7図a,bは、別の実施例の正面図、側面図で
ある。 1,2……ボール、3……遊動体、4……内
筒、5……開放端、6,7……スリツト、8……
ボール当接面、9……開口、10……バネ、11
……外筒、12……端縁、13,14……凹条、
15……レール、16……レバー、17……フツ
ク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対のボール1,2を互いに接離可能に保持し
    て成る遊動体3と、該遊動体3を前記ボールの接
    離方向と直角な軸方向に遊動可能に内装保持する
    内筒4を備え、前記一対のボール1,2でレール
    15を挾持し得るように前記遊動体3はその一端
    が開放されスリツト6のある開放端5を形成し、
    かつバネ10で常に内筒4内で一定方向の押圧力
    が付与されたものであると共に、前記内筒4には
    前記ボール1,2の間隔を、該一対ボール1,2
    が前記開放端5側の前記内筒4の開口の近くにあ
    るときに、該開口から遠くにあるときよりも小な
    るように拘束するテーパー状ボール当接面8と、
    前記遊動体3のスリツト6と合致するスリツト7
    とを備え、さらにこのスリツト6,7の開放長さ
    を調整するように内筒4に外筒11も移動可能に
    備えていることを特徴とする自在係止具。
JP2396180U 1980-02-26 1980-02-26 Expired JPS6112844Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2396180U JPS6112844Y2 (ja) 1980-02-26 1980-02-26

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JP2396180U JPS6112844Y2 (ja) 1980-02-26 1980-02-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56125767U JPS56125767U (ja) 1981-09-25
JPS6112844Y2 true JPS6112844Y2 (ja) 1986-04-21

Family

ID=29620057

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JP2396180U Expired JPS6112844Y2 (ja) 1980-02-26 1980-02-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017187102A (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 Thk株式会社 クランパ

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JPS59134458U (ja) * 1983-02-28 1984-09-08 荒川技研工業株式会社 ハンガ−フツク
JPS59134456U (ja) * 1983-02-28 1984-09-08 荒川技研工業株式会社 吊下げ具
JPH042605Y2 (ja) * 1986-03-18 1992-01-29
JP5585608B2 (ja) * 2012-04-23 2014-09-10 第一精工株式会社 同軸型電気コネクタ

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WO2017175554A1 (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 Thk株式会社 クランパ

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JPS56125767U (ja) 1981-09-25

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