JP3647124B2 - 巻尺携帯保持具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、計測工具である巻尺を安全にかつ簡便に携帯することのできる巻尺携帯保持具に関するものである。
【従来の技術】
【0002】
従来一般に市販されている巻尺には大抵それ自身に作業者自身のベルトの着脱できるベルトフックが装填されている。このベルトフックで、作業ベルトに掛けた場合、脱落しやすく紛失する場合がある。また、高所の作業において、作業ベルトから巻尺が落下した場合には、下方で作業する作業員への危険を伴う。
【0003】
このような不便さに対し、今までにも巻尺の専用保持具が提案されてきた。例えば、実開平5−45502号公報に記載された巻尺携帯ケースは、係合爪にベルトフックが挿入されるものであるから、巻尺の保持力は、フックのばね力であり、巻尺携帯ケースから巻尺が落下することがることは避けられない。ベルトフックを外して、ホルダーにロックできるロック機構を装着する製品も市販されているが、製品に折角ついているベルトフックを外して代替品を取り付けるというものであるから、ベルトフックが無駄になり、また、ベルトフックが外せない構造の巻尺には、使用することができないという問題がある。さらに、使用にあたっては、巻尺にロック機構が取り付けられた状態で使用しなければならず、巻尺自体の本来の使いやすさを妨げる要因となり、また、コスト高になるという問題もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、従来の製品に付いているベルトフックをそのまま利用して保持することができ、脱落のおそれのない簡単な係止機構を有する巻尺携帯保持具を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、前部壁と後部壁との間の側方からベルトを挿通可能なベルト挿通孔が形成された巻尺携帯保持具であって、前記前部壁に設けられて巻尺のベルトフックを跨がせるようにして係合する係止壁と、該係止壁に跨って係止された巻尺のベルトフックの上部の位置に臨出可能に設けられてベルトフックの抜け出しを抑える脱落防止用の爪を有することを特徴とするものである。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の巻尺携帯保持具において、前記爪は弾性を有する合成樹脂で形成されたことを特徴とするものである。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の巻尺携帯保持具において、前記爪は前記巻尺のベルトフックの挿入時に該ベルトフックの先端部が衝合する部分に下方に行くほど前方に出るテーパー部を有することを特徴とするものである。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の巻尺携帯保持具において、前記係止壁の上方に前記脱落防止爪の両側を囲むように案内壁が設けられていることを特徴とするものであり、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の巻尺携帯保持具において、上部に吊り下げ用の小孔を有することを特徴とするものである。
【0009】
請求項に記載の発明は、請求項1ないしのいずれか1項に記載の巻尺携帯保持具において、巻尺携帯保持具全体が弾性を有する合成樹脂で一体成形されていることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1,図2は、本発明の巻尺携帯保持具の実施の形態の一例を説明するためのもので、図1は斜視図、図2(A)は正面図、図2(B)は側面図、図2(C)は背面図、図2(D)は図2(A)のD−D線断面図、図2(E)は上面図、図2(F)は図2(A)のF−F線断面図である。図中、1は巻尺携帯保持具、2は上部壁、3は下部壁、4は前部壁、5は後部壁、6は脱落防止爪、6aはテーパー部、7は小孔、8は案内壁、9は係止壁、10はベルト挿通孔、11は作業ベルトである。
【0011】
巻尺携帯保持具1の前面には、上部壁2の中央部から脱落防止爪6が下方に延びるように形成されている。脱落防止爪6の上方には、小孔7が設けられている。脱落防止爪6には、下方に行くほど前方に出るようなテーパー部6aが形成されている。この実施の形態では、テーパー部6aは、図2(C)の断面図から分かるように、下方に行くほど脱落防止爪6の厚みが増加するようにして形成されているが、脱落防止爪6の厚みを増加させなくてもよく、脱落防止爪6をほぼ一様な厚さにし、下方を前方に向けて曲げるようにしてテーパー部を形成するようにしてもよい。しかし、必ずしもテーパー部を設ける必要はない。脱落防止爪6は、弾性が与えられるように、上部壁2に取り付けられるが、この実施の形態では、弾性を有する樹脂を材料として用いて、脱落防止爪6に弾性を付与している。
【0012】
この脱落防止爪6の両側を囲むようにして、案内壁8が前部壁4から突き出るように形成されており、案内壁8の下方には、両側の案内壁8を連結するような形状で、係止壁9が設けられている。係止壁9は、脱落防止爪6の下方の空間部に位置しているが、係止壁9の上部と脱落防止爪6の下部との間には、ベルトフックを受容できる隙間が形成できるように係止壁9が設けられている。
【0013】
巻尺携帯保持具1の側方には、前部壁4と後部壁5との間にベルト挿通孔10が、形成されており、仮想線で図示したように、作業者の腰に巻かれた作業ベルト11に挿通されるようにして、巻尺携帯保持具1が、作業者の体に取り付けられる。前部壁4の下部と後部壁5の下部とは、下部壁3で連結されている。このように、作業者の動作に邪魔にならないようにベルトの挿入孔が形成され、また、巻尺のベルトクリップを挿入する係止壁とで主要部分が構成されることにより、強度的な考慮をした必要最小限度の大きさとすることができる。
【0014】
この実施の形態では、上部壁2,下部壁3,前部壁4,後部壁5,脱落防止爪6,案内壁8,係止壁9を一体的に構成した。これらを構成する材料としては、弾性を有する合成樹脂で、一体成形したが、適当な部材で分割して形成し、一体的に連結するようにしてもよい。このように、各部を適宜に分割して構成した場合においては、少なくとも、脱落防止爪6には、弾性が付与できる材料を用いるようにする。巻尺の着脱時に、弾性を利用して落下防止用の爪が出し入れできることによって、簡単に片手で着脱ができる利点がある。また、作業者の動作による脱落を確実に防止できる。
【0015】
小孔7は、巻尺携帯保持具1を貫通するように設けられているから、作業ベルト11から外した巻尺携帯保持具1を壁等に取り付けたフックや釘に掛けておくことができる。小孔7を上部に設けることにより、後述するように、巻尺携帯保持具1に巻尺を装填した状態のままでも巻尺携帯保持具1を壁等に吊り下げることができる。
【0016】
図3は、ベルトフックが設けられた巻尺の斜視図である。図中、12は巻尺、13はベルトフックである。巻尺12のケースは合成樹脂で形成されるのが普通であり、ベルトフック13は、ステンレス等の弾性を有する金属板で形成されるのが普通である。
【0017】
図4は、上述した巻尺携帯保持具に巻尺を装填した場合の斜視図であり、図5は巻尺の係止状態を説明するための断面図である。図中、図1〜図3と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略する。
【0018】
まず、巻尺携帯保持具1に巻尺12を装填する場合を説明する。図1で説明したように、巻尺携帯保持具1は、ベルトに挿通されて作業者の体に取り付けられている。巻尺12のベルトフック13を巻尺携帯保持具1側に向くようにして、ベルトフック13の先端を脱落防止爪6に押し付けながら、巻尺を下方に移動させるようにする。このとき、案内壁8が設けられていることにより、ベルトフック13の先端の位置決めが容易となる。巻尺の下方への移動によって、ベルトフック13の先端は、脱落防止爪6のテーパー部6aを押して脱落防止爪6を内側に引っ込め、脱落防止爪6の先端は、係止壁9の内側を下方に移動して、係止壁9を跨ぐようにして、ベルトフック13が係止壁9に係止される。この状態となると、脱落防止爪6はベルトフック13の押し付け力から解放され、その弾性によって元の位置に戻る。この位置では、図5から分かるように、脱落防止爪6がベルトフックの上部の位置に臨出して、ベルトフックの上部を抑えるような位置をとり、ベルトフック13が係止壁9から脱落することを防止できる。したがって、巻尺12が巻尺携帯保持具1に保持された状態では、巻尺携帯保持具1が下向きの姿勢をとっても、巻尺12が巻尺携帯保持具1から脱落することはなく、確実に装填される。
【0019】
装填された巻尺12を外すには、指先で脱落防止爪6を押し付けながら、巻尺12を上方に移動させる。脱落防止爪6が押し付けられることによって、その先端部がベルトフック13の上方の位置から待避して、ベルトフック13の上方への移動を可能にして、巻尺12を巻尺携帯保持具1から外すことができる。
【0020】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、巻尺保持具において、コンパクトな着脱容易でしかも簡単に脱落しない安全で、特別な追加部品が不要であり、また、作業者は巻尺の落下や紛失を心配することなく作業できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻尺携帯保持具の実施の形態の一例の斜視図である。
【図2】本発明の巻尺携帯保持具の実施の形態の一例の詳細図であり、図2(A)は正面図、図2(B)は側面図、図2(C)は背面図、図2(D)は図2(A)のD−D線断面図、図2(E)は上面図、図2(F)は図2(A)のF−F線断面図である。
【図3】ベルトフックが設けられた巻尺の斜視図である。
【図4】図1の巻尺携帯保持具に巻尺を装填した状態を示す斜視図である。
【図5】図4における巻尺の係止状態を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1…巻尺携帯保持具、2…上部壁、3…下部壁、4…前部壁、5…後部壁、6…脱落防止爪、6a…テーパー部、7…小孔、8…案内壁、9…係止壁、10…ベルト挿通孔、11…作業ベルト、12…巻尺、13…ベルトフック。

Claims (6)

  1. 前部壁と後部壁との間の側方からベルトを挿通可能なベルト挿通孔が形成された巻尺携帯保持具であって、前記前部壁に設けられて巻尺のベルトフックを跨がせるようにして係合する係止壁と、該係止壁に跨って係止された巻尺のベルトフックの上部の位置に臨出可能に設けられてベルトフックの抜け出しを抑える脱落防止用の爪を有することを特徴とする巻尺携帯保持具。
  2. 前記爪は弾性を有する合成樹脂で形成されたことを特徴とする請求項1に記載の巻尺携帯保持具。
  3. 前記爪は前記巻尺のベルトフックの挿入時に該ベルトフックの先端部が衝合する部分に下方に行くほど前方に出るテーパー部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の巻尺携帯保持具。
  4. 前記係止壁の上方に前記脱落防止爪の両側を囲むように案内壁が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の巻尺携帯保持具。
  5. 上部に吊り下げ用の小孔を有することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の巻尺携帯保持具。
  6. 巻尺携帯保持具全体が弾性を有する合成樹脂で一体成形されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の巻尺携帯保持具。
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