JPS61127738A - クロロスルホン化ポリエチレンゴムと繊維の接着処理方法 - Google Patents

クロロスルホン化ポリエチレンゴムと繊維の接着処理方法

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JPS61127738A
JPS61127738A JP24976984A JP24976984A JPS61127738A JP S61127738 A JPS61127738 A JP S61127738A JP 24976984 A JP24976984 A JP 24976984A JP 24976984 A JP24976984 A JP 24976984A JP S61127738 A JPS61127738 A JP S61127738A
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formalin
rubber
rubber latex
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Shuji Takahashi
修二 高橋
Yasuo Suzuki
康雄 鈴木
Kazuji Takamizawa
高見沢 和次
Kazuo Sashide
指出 和男
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) 本発明はクロロスルホン化ポリエチ゛レンゴムと繊維の
接着処理方法に関し、詳しくは6ナイロン等の繊維の処
理に用いられるレゾルシン・ホルマリン初期縮合物とゴ
ムラテックスの混合液として、特定の配合組成比のレゾ
ルシン・ホルマリン初期縮合物と特・定のゴムラテック
スを用いることによって、繊維とクロロスルホン化ポリ
エチレンゴムとの接着カヤ引張強さを飛躍的に向上せし
めたクロロスルホン化ポリエチレンゴムと繊維の接着処
理方法に関する。
(発明の背景) クロロスルホン化ポリエチレンゴムはその分子構造と官
能基ゆえに、耐候性、耐炎性、耐油性に優れ、また引張
特性、耐屈曲疲労性にも浸れた特性を有しており、工業
的価値の高いゴムである。
しかしながら、クロロスルホン化ポリエチレンゴムは汎
用ゴムと異なり、二重結合を分子鎖に有しないことや極
性が高いことから、クロロスルホン化ポリエチレンゴム
と繊維を接着剤を介して接着せしめることは、極めて困
難である。
通常、天然ゴムや5BR1【R等と6ナイロン、6.6
ナイロン、ポリエステル繊維等の繊維を接着させるため
には、レゾルシン・ホルマリン初期縮合物とゴムラテッ
クスの混合液(以下、RFLと略す)を使用する。
この場合、RFLの配合は、レゾルシンとホルマリンの
仕込みモル比が1,0/1.5〜3.0の範囲で塩基性
触媒下で反応させ、その反応物であるレゾルシン・ホル
マリン初期縮合物とゴムラテックスの重量比が10〜3
G/ 100となるように両者を混合させるのが通常で
ある。
また、ゴムラテックスとしては、通常被着ゴムと同類の
もの、例えば天然ゴム、スチレン・ブタジェン共重合体
ゴムに対してはビニルとリジン・スチレン・ブタジエン
3元共重合体ゴムラテックス、スチレン・ブタジェン共
重合体ゴムラテックス、天然ゴムラテックスを、またク
ロロプレンゴムに対してはクロロプレンゴムラテックス
を用いるのが普通である。従って、クロロスルホン化ポ
リエチレンゴムに対しては、クロロスルホン化ポリエチ
レンゴムラテックスをRFLのラテックス成分に用いる
ことが考えられる。
しかしながら、本発明者らが検討した結果ではこれら従
来のRFLの配合方法では、全くクロロスルホン化ポリ
エチレンゴムと繊維を接着せしめることは不可能であっ
た。
(発明の目的) 本発明は、かかる問題に鑑み、クロロスルホン化ポリエ
チレンゴムと、6ナイロン、6.6ナイロン、ポリエス
テル繊維等の繊維とを好適に接着せしめる接着処理方法
を提供することを目的とし、特にクロロスルホン化ポリ
エチレンゴムの特性を利用したゴムホースやゴムベルト
の繊維補強層に使用される。
本発明者らは、クロロスルホン化ポリエチレンゴムと繊
維を接着させる方法につき鋭意検討した結果、特定配合
組成比のレゾルシン・ホルマリン初期縮合物と特定のゴ
ムラテックスを選択することによって、上記目的を満足
することを見出し本発明に到達した。
(発明の構成) すなわち本発明は、 a)アクリロニトリルブタジェン共重合体ゴムラテック
スまたはカルボキシル変性アクリ〇ニトリルブタジェン
共重合体ゴムラテックス100重量部と b)レゾルシンとホルマリンの仕込みモル比が1.0:
  o、s〜1.0の範囲にあるレゾルシン・ホルマリ
ン初期縮合物30〜10重山部、とからなる混合液で繊
維を処理することを特徴とするクロロスルホン化ポリエ
チレンゴムと繊維の接着処理方法にある。
本発明においては、ゴムラテックスとしてアクリロニト
リルブタジェン共重合体ゴムラテックスまたはカルボキ
シル変性アクリロニトリルブタジェン共重合体ゴムラテ
ックスを用いる。他のゴムラテックスを用いると目的と
する接着が得られない。
また、レゾルシン・ホルマリン初期縮合物におけるレゾ
ルシンとホルマリンの仕込みモル比はレゾルシン1.0
に対してホルマリンが0.5〜1.0の範囲であること
が必要で、ホルマリンの仕込みモル比が0.5未満では
目的とする接着力が得られず、また1、0を越えるとR
FLの安定性が著しく低下する。
このレゾルシン・ホルマリン初期縮合物としては、塩基
性触媒下、通常水酸化ナトリウムを用い、レゾルシンと
ホルマリンを1.0/ 0.5〜1.0の範囲で反応さ
せてもよく、また、予めレゾルシン1.0モルに対しホ
ルマリン0.5〜067モルを酸性触媒下で反応させた
後、塩基性触媒下で必要量のホルマリンを加え、初期縮
合物を得る方法を採ってもよい。特に後者の方法では、
酸性触媒下で得られた初期縮合物が水に溶解し難いので
、塩基性触媒を仕込みレゾルシン1.0モルに対し0.
2〜0.5モル用いるのが良い。
ゴムラテックスとレゾルシン・ホルマリン初期縮合物と
の混合重量比は、ゴムラテックス100![!回部に対
して、レゾルシン・ホルマリン初期縮合物30〜70重
量部、好ましくは40〜60重量部である。
レゾルシン・ホルマリン初期縮合物が30重量部未満で
あると接着力が著しく低下し、またレゾルシン・ホルマ
リン初期縮合物が10重量部を越えるとRFLの液安定
性が大幅に低下し、ゲル化を招く結果となる。
なお、ゴムラテックスを用いず、仕込みモル比が本発明
の範囲内にあるレゾルシン・ホルマリン初期縮合物だけ
で処理しても、比較的良好な接着力は得られるが、処理
繊維コードが著しく硬くなり、処理41Mコードの引張
強さが大きく低下するので実用的でない。
この様にして得られた特定配合のRFLを用い、6ナイ
ロン、6.6ナイロン、ポリエステル繊維等の1114
8に、本発明で用いるRFLを含浸せしめた後、適当な
温度で熱処理し、クロロスルホン化ポリエチレンゴムと
一体化加硫することで、極めて強固な接着力を発現する
なお、ここにおいて繊維としてポリエステル繊維を用い
る場合、予め周知のエポキシ化合物、イソシアネート化
合物あるいはフェノール誘導体等で処理した後、RFL
で処理するほうがより強固な接着力が得られる。
(発明の実施例) 以下、実施例および比較例に基づき本発明を具体的に説
明・する。なお、第1表中の配合液の数値はダラム単位
、第2表の配合数値は重量部単位である。
1〜3および  例1〜8 第1表に示す各配合で配合液(RFL>を作成した。な
お、比較例3においてはゴムラテックスを配合しなかっ
た。配合液は調製後、室温にて一昼夜放置後処理に用い
た。この−昼夜放置後の配合液の安定性を評価し、結果
を第1表に示した。
この配合液に6ナイロン1260 d/2 Ji維コー
ドを浸漬した後120℃で2分間乾燥し、さらに180
℃で2分間熱処理を施した。
処理繊維コードを第2表に示す組成のクロロスルホン化
ポリエチレンゴム組成物シートに埋込み、145℃で4
5分加硫した後、加硫ゴムシートから処理繊維コードを
引抜く力を測定する引抜テストにより引抜力を求めた。
なお、処理繊維コードのゴム組成物シート中への埋込み
深さは81Illである。
また、ゴム組成物シート上に処理繊維コードをfi!密
充填に引揃え、さらにその上にゴム組成物シートを被覆
し、またその上に処理繊維コードを最密充填に引揃えた
後、最後にその上へゴム組成物シートを被覆し、処理a
tt1mコードが2プライの構造の試料を作成し、14
5℃で45分加硫後、プライ間を剥離する剥離試験を実
施し、剥離した処理繊維コード面の剥離ゴム付着率(%
)を測定することで接着力を評価した。
さらに、処理繊維コード引張強ざをJIS  Llol
lに準拠して測定した。
これらの結果を第1表に示した。
第  2  表 *7:ハイバロン4G、デュポン■製、*8:ニッケル
ジブチルジチオカルバメイト、*9ニジベンゾチアジル
スルフェンアミド、*10ニジペンタメチレンチウラム
テトラスルフィド。
第1表から明らかなように、レゾルシンとホルマリンの
仕込みモル比はi、o : o、e〜0.8の範囲にあ
る実施例1〜3が好ましい接着力および引張強さを示し
、ホルマリンのモル比が0.5未満の比較例1において
は良好な接着力は得られず、またホルマリンのモル比が
1.0を越える比較例2においては配合液がゲル化する
。ざらに、ゴムラテックスを用いない比較例3において
は、処理繊維コード引張強さが大幅に劣る。
実施例1と実施例2の比較から、レゾルシン・ホルマリ
ン初期縮合物としては、酸性下で予め反応させたものを
用いても、塩基性下でレゾルシンとホルマリンを反応さ
せてもどちらでも良いことがわかる。さらに、実施例1
と実施例3の比較から、ゴムラテックスとしては、カル
ボキシル変性アクリロニトリルブタジェン共重合体ゴム
ラテックスのみならず、アクリロニトリルブタジェン共
重合体ゴムラテックスも効果があることが判る。
また、ゴムラテックスとレゾルシン・ホルマリン初期縮
合物の重量比において、ゴムラテックス100重量部に
対し、レゾルシン・ホルマリン初期縮合物が30重量部
未満の比較例4は接着力が低く、70重量部を越えた比
較例5は配合液パゲル化してしまう。
さらに、ゴムラテックスとしてアクリロニトリルブタジ
エン共重合体ゴムラテックスまたはカルボキシル変性ア
クリロニトリルブタジェン共重合体ゴムラテックス以外
のゴムラテックスを用いた比較例6〜8は良好な接着力
が得られない。
実施例1の配合液(RFL)を用い、1500d/2ポ
リエステル繊維コードを処理した。このポリエステル繊
維コードは、予めエポキシ化合物で処理されたものを用
いた。
配合液を塗布後120℃で2分乾燥し、230℃で2分
さらに熱処理したものを、実施例1と同様に第2表のゴ
ム組成物シートを用い、引抜力と剥離ゴム付着率および
処理繊維コード引張強さを測定した。その結果、引抜力
は13.2に9/ 8mg+、ゴム付着率は75%、処
理繊維コード引張強さは21.OR3と良好な結果であ
った。
この様に本発明で使用する配合液(RFL)を用いるこ
とによって、6ナイロン、6.6ナイロン、ポリエステ
ル繊維等の繊維がクロロスルホン化ポリエチレンゴムと
容易に接着可能となった。
(発明の効果) 以上説明した様に、従来、クロロスルホン化ポリエチレ
ンゴムと6ナイロン、6.6ナイロン、ポリエステル繊
維等の繊維との接着は困難であったが、特定の配合組成
比のレゾルシン・ホルマリン初期縮合物と特定のゴムラ
テックスを用いたRFLによって繊維を処理す全本発明
の接着処理方法によって、クロロスルホン化ポリエチレ
ンゴムと繊維の容易接着が可能となった。
この結果、例えば補強層を必要とするホース類、ベルト
類等の分野にクロロスルホン化ポリエチレンゴムが使用
可能となった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 a)アクリロニトリルブタジエン共重合体ゴムラテック
    スまたはカルボキシル変性アクリロニトリルブタジエン
    共重合体ゴムラテックス100重量部、 b)レゾルシンとホルマリンの仕込みモル比が1.0:
    0.5〜1.0の範囲にあるレゾルシン・ホルマリン初
    期縮合物30〜70重量部、 とからなる混合液で繊維を処理することを特徴とするク
    ロロスルホン化ポリエチレンゴムと繊維の接着処理方法
JP24976984A 1984-11-28 1984-11-28 クロロスルホン化ポリエチレンゴムと繊維の接着処理方法 Granted JPS61127738A (ja)

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JPH0443094B2 JPH0443094B2 (ja) 1992-07-15

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0212586U (ja) * 1988-03-15 1990-01-25
US5626953A (en) * 1994-05-31 1997-05-06 Bando Chemical Industries, Ltd. Fiber-reinforced elastic body and power transmission belt using the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0212586U (ja) * 1988-03-15 1990-01-25
US5626953A (en) * 1994-05-31 1997-05-06 Bando Chemical Industries, Ltd. Fiber-reinforced elastic body and power transmission belt using the same

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