JPS61126922A - 銅被鋼線 - Google Patents
銅被鋼線Info
- Publication number
- JPS61126922A JPS61126922A JP24749984A JP24749984A JPS61126922A JP S61126922 A JPS61126922 A JP S61126922A JP 24749984 A JP24749984 A JP 24749984A JP 24749984 A JP24749984 A JP 24749984A JP S61126922 A JPS61126922 A JP S61126922A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel wire
- copper
- wire
- coated steel
- elongation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Wire Processing (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
- Non-Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
C産業上の利用分野コ
この発明は銅被鋼線、特に高い強度と伸びを有し且つひ
ずみ時効の少ない銅被鋼線に関するものである。
ずみ時効の少ない銅被鋼線に関するものである。
[従来の技術]
一般に銅被鋼線は高い強度と導電率を有し、かつ強磁性
体でおるため着磁性を有し、更に7テハン上便利なため
コンデン1す、抵抗等のリード線として広く使用されて
いる。
体でおるため着磁性を有し、更に7テハン上便利なため
コンデン1す、抵抗等のリード線として広く使用されて
いる。
ところで、現在リード線に用いられてい′る銅被鋼線は
軟質材と半硬質材に分類される。軟質材とは約15%以
上の高い伸びを有するものを指し、硬質材とは伸びは数
%以下であるが引張強さが約50Kg/−以上と高いも
のをいう。この硬質材は従来法のような方法で製造され
ている。すなわち、所定の線径に伸線加工したのち約7
00℃の温度で完全焼鈍し、20〜30%程度の冷間伸
線を行い所望の引張強ざとなるようにするものである。
軟質材と半硬質材に分類される。軟質材とは約15%以
上の高い伸びを有するものを指し、硬質材とは伸びは数
%以下であるが引張強さが約50Kg/−以上と高いも
のをいう。この硬質材は従来法のような方法で製造され
ている。すなわち、所定の線径に伸線加工したのち約7
00℃の温度で完全焼鈍し、20〜30%程度の冷間伸
線を行い所望の引張強ざとなるようにするものである。
[発明が解決しようとする問題点]
上記のような方法で製造した半硬質の銅被鋼線は高い強
度を有するが、伸びが数%以下であり、延性に乏しく、
しかもひずみ時効により時間と共に強度が上昇し伸びが
低下する現象がある。かかるひずみ時効現象を防止する
ためには焼鈍後の冷却速度を100℃/h程度と非常に
遅くするか或いは焼鈍後に350℃程度の低温で熱処理
を行うことが必要であり非常に複雑な工程となる。
度を有するが、伸びが数%以下であり、延性に乏しく、
しかもひずみ時効により時間と共に強度が上昇し伸びが
低下する現象がある。かかるひずみ時効現象を防止する
ためには焼鈍後の冷却速度を100℃/h程度と非常に
遅くするか或いは焼鈍後に350℃程度の低温で熱処理
を行うことが必要であり非常に複雑な工程となる。
C問題点を解決するための手段]
この発明は前記した実情に鑑みてなされたものであり、
高い強度と伸びを有し、ひずみ時効の少ない銅被鋼線を
提供するものであって、その要旨とするところは銅被鋼
線の芯材としてフェライトとマルテンサイトの混合組織
から成る鋼線を用いたことにある。該msの組成として
は所定の強度に応じてC:0.03〜0.5%のものを
選定することができる。その他の元素としては通常含有
される程度の溢のMr、3i等を含有していてもよく、
また窒素による時効を防止するために添加されるAIを
含有していてもよい。
高い強度と伸びを有し、ひずみ時効の少ない銅被鋼線を
提供するものであって、その要旨とするところは銅被鋼
線の芯材としてフェライトとマルテンサイトの混合組織
から成る鋼線を用いたことにある。該msの組成として
は所定の強度に応じてC:0.03〜0.5%のものを
選定することができる。その他の元素としては通常含有
される程度の溢のMr、3i等を含有していてもよく、
また窒素による時効を防止するために添加されるAIを
含有していてもよい。
[実施例コ
次に、この発明を実施例により更に詳細に説明する。
0.07%C10,4%Mh 、0.01%Si 、0
.014%P、0.018%S、0.033%AJを含
有する5、5#φの鋼線を外径8 mtnφ、肉厚1#
tのCuパイプに挿入し、その複合材を伸線加工し、2
.0#φの時点で700℃2時間の中間焼鈍を行い、そ
の後さらに伸線加工を行い、一部は0.6#φ、残りは
0.5mrxφの銅被鋼線とした。次いで0.6s++
φの銅被鋼線については第1図の工程1に示す方法で熱
処理及び伸線加工を行い0.5mmφの謀りとした。使
方、0.5#φの銅被鋼線については同じく第1図の工
程2に示す方法で熱処理を行った。なお、加熱及び冷却
はいずれも窒素気流中で行った。第2図は加熱、冷却時
の温度変化を示したものでへる。こうして得られた2種
類の0.5mmφ線材の断面組織の顕微鏡写真を第3図
に示す。第3図から明らかなように、工程2で製造した
この発明に係る線材はフェライト中にマルテンサイトが
存在する2層組織しなっており1、工程1で製造した線
材(比較例)はフェライト中にセメンタイトが存在する
組織となっている。この2種類の線材の引張強さ及び伸
びを第1表に示す。
.014%P、0.018%S、0.033%AJを含
有する5、5#φの鋼線を外径8 mtnφ、肉厚1#
tのCuパイプに挿入し、その複合材を伸線加工し、2
.0#φの時点で700℃2時間の中間焼鈍を行い、そ
の後さらに伸線加工を行い、一部は0.6#φ、残りは
0.5mrxφの銅被鋼線とした。次いで0.6s++
φの銅被鋼線については第1図の工程1に示す方法で熱
処理及び伸線加工を行い0.5mmφの謀りとした。使
方、0.5#φの銅被鋼線については同じく第1図の工
程2に示す方法で熱処理を行った。なお、加熱及び冷却
はいずれも窒素気流中で行った。第2図は加熱、冷却時
の温度変化を示したものでへる。こうして得られた2種
類の0.5mmφ線材の断面組織の顕微鏡写真を第3図
に示す。第3図から明らかなように、工程2で製造した
この発明に係る線材はフェライト中にマルテンサイトが
存在する2層組織しなっており1、工程1で製造した線
材(比較例)はフェライト中にセメンタイトが存在する
組織となっている。この2種類の線材の引張強さ及び伸
びを第1表に示す。
また、第4図は両線材の引張試験における応カー伸び曲
線を示したものである。第1表及び第4図から、工程(
21で製造したフェライトとマルテンサイトの混合組織
から成るこの発明に係る線材は伸び大きく、強度と延性
の関係がすぐれていることが判る。
線を示したものである。第1表及び第4図から、工程(
21で製造したフェライトとマルテンサイトの混合組織
から成るこの発明に係る線材は伸び大きく、強度と延性
の関係がすぐれていることが判る。
次に、これらの0.5#φ線材を100℃、2時間で加
熱した後の引張強ざと伸びを第2表に示す。
熱した後の引張強ざと伸びを第2表に示す。
第 2 表
表から判るように、工程2で製造したこの発明に係る線
材は加熱によるひずみ時効が起きず、引張強さの上昇や
伸びの低下も認められない。それに対して工程1で製造
した線材(比較例)にひずみ時効による引張強さの上昇
が認められる。
材は加熱によるひずみ時効が起きず、引張強さの上昇や
伸びの低下も認められない。それに対して工程1で製造
した線材(比較例)にひずみ時効による引張強さの上昇
が認められる。
[発明の効果]
以上説明したようにこの発明によれば高い強度と延性を
重ね備えたひずみ時効のない銅被鋼線を提供することが
できる。
重ね備えたひずみ時効のない銅被鋼線を提供することが
できる。
第1図はこの発明に係る線材を得るための方法及び従来
方法を示す工程図、第2図は前記工程における加熱、冷
却時の温度変化を示したグラフ、第3図はこの発明に係
る線材と従来の線材の断面組織の顕微鏡写真、第4図は
前記線材の引張試験における応カー伸び曲線を示したグ
ラフである。 1j″き1.・ ・ 、 二゛ 爬力(に)/へ□2) 温度 (°C)
方法を示す工程図、第2図は前記工程における加熱、冷
却時の温度変化を示したグラフ、第3図はこの発明に係
る線材と従来の線材の断面組織の顕微鏡写真、第4図は
前記線材の引張試験における応カー伸び曲線を示したグ
ラフである。 1j″き1.・ ・ 、 二゛ 爬力(に)/へ□2) 温度 (°C)
Claims (1)
- (1)フェライトとマルテンサイトの混合組織から成る
鋼線を芯材としたことを特徴とする銅被鋼線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24749984A JPS61126922A (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 | 銅被鋼線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24749984A JPS61126922A (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 | 銅被鋼線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61126922A true JPS61126922A (ja) | 1986-06-14 |
Family
ID=17164372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24749984A Pending JPS61126922A (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 | 銅被鋼線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61126922A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01225009A (ja) * | 1988-03-01 | 1989-09-07 | Hitachi Chem Co Ltd | 配線板 |
US7615124B2 (en) * | 2002-03-05 | 2009-11-10 | Technip France | Method for making a plated steel armouring wire for a flexible tubular pipe transporting hydrocarbons, and armoured pipe |
JP2010045040A (ja) * | 2009-09-25 | 2010-02-25 | Hitachi Cable Ltd | 撚線及びそれを用いた耐屈曲ケーブル |
-
1984
- 1984-11-22 JP JP24749984A patent/JPS61126922A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01225009A (ja) * | 1988-03-01 | 1989-09-07 | Hitachi Chem Co Ltd | 配線板 |
US7615124B2 (en) * | 2002-03-05 | 2009-11-10 | Technip France | Method for making a plated steel armouring wire for a flexible tubular pipe transporting hydrocarbons, and armoured pipe |
JP2010045040A (ja) * | 2009-09-25 | 2010-02-25 | Hitachi Cable Ltd | 撚線及びそれを用いた耐屈曲ケーブル |
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