JPS61124303A - サブソイラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、刃縁を備えた柱体を土中に配した状態で牽引
し、硬化心土に割れ目を付けて破砕膨軟化して耕土を改
良する心土破砕膨軟装置（いわゆるサブソイラ）の構造
に関するものである。

〔従来の技術〕

通常、この種サブソイラにおいては、これが牽引されて
前進する際に、サブソイラにおける土中に垂下した柱体
に土壌の抵抗を受ける。この牽引抵抗を軽減する目的で
前記柱体の側面又は前面から土壌中に圧縮空気を噴出さ
せることが行われている（実開昭５６−９１７３６号、
特開昭５７−３６２０７号、特開昭５９−４２８０１号
の各公報参照）。

このうち、特開昭５９−４２８０１号公報では、圧縮空
気を間欠的に噴出させる構成のものが開示されており、
これによると、常時噴出させるよりも噴出衝撃力による
土壌破砕効果が向上することが判った。

〔発明が解決しようとする問題点〕

一方、牽引車であるトラクタでは、その後部に３点リン
ク機構等の上下動自在なリンク機構を介して作業機１例
えば土壌を耕作するすき、ハローやプラウを連結すると
共に、前記リンク機構をトラクタ後部に設けたリフトア
ームに連結して作業機の高さ位置を一定に保持するよう
に構成しているが、そのときの牽引力が過大に成れば作
業機を上昇させ、トラクタの牽引力を一定に保持するよ
うに制御すいわゆるドラフトコントロール装置を備えて
いることが多い。

このようなドラフトコントロール装置を備えたトラクタ
等の牽引車に、前記圧縮空気を間欠的に噴出させる構成
のサブソイラを連結して牽引すると、圧縮空気を間欠噴
出している間は牽引力が急ｉＬ、これに応じて前記ドラ
フトコントロール装置が作動してサブソイラを下降、上
昇させ、土壌に対して深く挿入したり、浅くなることに
なり、一定深さの位置での硬化心土に割れ目を付けて破
砕膨軟化して耕土を改良する作業が困難になると云う問
題があった。

例えば、圧縮空気の間欠噴射始めの適宜区間では、噴射
される前の牽引力に対して急激に減少し、これに応じて
前記ドラフトコントロール装置が作動してサブソイラを
下降させ、土壌に対して深く挿入することになり、その
俊速々に牽引力が増加傾向を示し、前記空気の噴出が終
わった適宜区間では大きな牽引力となるから、これにつ
れて前記ドラフトコントロール作用によりサブソイラが
上昇すると云う上下動の繰り返し現象が生じ、一定深さ
の位置での破砕膨軟化作業ができず、甚だしい場合には
ドラフトコントロール系全体にハンチング現象やそれに
伴う牽引車の振動が発生するという問題もあった。

〔問題点を解決するための手段〕

そこで、本発明では、ドラフトコントロール装置を備え
た牽引車にリンク機構を介して牽引されるサブソイラに
おいて、該サブソイラから土壌中に圧縮空気を間欠的に
噴出させるように構成し、前記圧縮空気を間欠噴出させ
る適宜区間にわたって前記ドラフトコントロール装置の
作動を中断若しくは当該ドラフトコントロールの感度を
低下させるように制御するように構成したものである。

〔作用〕

このように構成することにより、サブソイラから土壌中
に圧縮空気を間欠供給させてその噴出衝撃力により能率
的に心土破砕膨軟作業を行うことができる。それに伴っ
てサブソイラを牽引するトラクタ等の牽引車による牽引
力を全体的に軽減できるが、特に圧縮空気を間欠噴射し
ている間にはその牽引力が急激に変化するので、その区
間においてドラフトコントロールを中断もしくは感度を
低下させることにより、作業機であるサブソイラの上下
動をあまりさせないように安定した心土破砕膨軟作業を
行うことができ、サブソイラの上下動に伴う牽引車の振
動発生も防止できる。

〔実施例〕

つぎに、本考案の実施例を説明すると、図において、１
は後述のサブソイラ２を牽引するトラクタ等の牽引車を
示し、該牽引車１の機体３左右に前後車輪４，５を備え
、エンジン６を搭載し、該エンジン６からの動力を後輪
５に桧達する一方、機体３後方に突出するＰＴＯ軸７に
動力伝達する。

サブソイラ２は、その本体９ｆ＆部に尾輪１ｏを備え、
本体９の前端をロワーリンク１１とトップリンク１２と
から成るリンク機構１３を介して前記牽引車１の後部に
上下動自在に連結し、機体３の後部に上下回動自在に取
付くリフトアーム８をリフトリンク１４を介してロワー
リンク１１に連結し、サブソイラ２を大きく昇降動でき
るように構成する。

サブソイラ２本体９上には、蓄圧タンク１５゜コンプレ
ッサ１６を搭載し、該コンプレフサ１６は前記ＰＴＯ軸
７から自在継手１７を介して駆動される。

前記サブソイラ２本体９には、前面に刃体１８を有し、
且つ下端にチゼル１９を備えた柱体２０を上端が後方に
傾斜するように装着し、柱体２０の下端後部に孔成形体
２１を連結する。該柱体２０の刃体１８下部前面には、
前向きに土壌中に圧縮空気を噴出する噴気口２２を開口
し、この噴気口２２の前面側には断面り型で左右両端開
放されたカバ一体２３を固着して覆い、土壌中を柱体２
０が前進するとき前記噴気口２２に土が入り込まないよ
うにしている。

柱体２０には前記噴気口２２に連通する導管２４を縦長
に形成するか沿設し、該導管２４の上端を前記蓄圧タン
ク１５に連結する。

また、機体３には、その後方に突出させたリフトアーム
８に関連させた単動式油圧シリンダ２５を駆動する油圧
ポンプ２６が備えられ、その油圧回路２７における４ポ
一ト３位置切換制御弁等のいわゆるポジションコントロ
ール装置２８により、前記リフトアーム８を昇降駆動し
てサブソイラ２における柱体２０を所定の深さに挿入で
きるように構成する一方、いわゆるドラフトコントロー
ル装置である逆止弁付き２ポ一ト２位置切換弁２９によ
り、牽引力が設定値より大きくなればサブソイラ２を適
宜量だけ上昇させ、牽引力が元の設定値になればサブソ
イラ２を元の高さ位置まで戻すように構成している。

３０は前記蓄圧タンク１５からの圧縮空気を適宜間隔ご
とに噴出させるための噴出制御装置で、例えば、前記噴
気口２２への圧縮空気の間欠的に噴出させる制御手段と
しては、■噴出の休止時間間隔を長短に変える構成、■
噴出作動時間中の単位時間当たりの圧縮空気量を大小変
える構成又は前記■■の組み−合せであっても良い。

そして前記蓄圧タンク１５から前記噴気口２２に連通ず
る導管の途中に電磁開閉弁３１を設け、前記噴出制御装
置３０におけるアナログタイマにより予め定められた適
宜時間間隔毎に前記電磁開閉弁３１のソレノイド３２へ
通電することにより開閉弁３１の開き（ＯＮ）時間を予
め一定にして適宜一定時間だけ噴出する状態にセフ）し
ておく。

一方、前記噴出制御装置３０におけるタイマにより前記
電磁開閉弁３１のソレノイド３２へ通電ＯＮの検出信号
を受けて、これに同期しまたは適宜時間遅れて前記トラ
フトコ、ントロール装置である逆止弁付き２ボ一ト２位
置切換弁２９のソレノイド３３にＯＦＦの信号を出し、
適宜の休止時間間隔を保持するように構成する。この噴
出休止区間は牽引力が急激に減少する区間のみ、または
牽引力が一定値以下となる適宜区間もしくは前記圧縮空
気噴出区間を挟んで前後長い区間であっても良い。

第２図は前記の噴出制御装置３０による圧縮空気噴出（
ＯＮ）間隔と、前記ドラフトコントロールの制御中断（
ＯＦＦ）間隔との関係の一例を示すタイムチャートで、
第２図（ａ）は圧縮空気噴出の０Ｎ−ＯＦＦ時間間隔を
示し、第２図（ｂ）は牽引力の大小変化状態を示し、第
２図（ｃ）はドラフトコントロールの０Ｎ−ＯＦＦの時
間間隔を示す。

この構成により牽引車ｌに連結されたサブソイラ２のコ
ンプレッサ１６にＰＴＯ軸７から動力伝達し、蓄圧タン
ク１５中に圧縮空気をＭ積しつつ、サブソイラ２の柱体
２ｏを土壌中に挿入して前進させる。そして、前記噴出
制御装置３ｏにより、一定時間間隔ごとに圧縮空気噴出
の０Ｎ−ＯＦＦ信号を出し、圧縮空気を間欠噴出させる
が、土壌が硬い又は粘質土壌である場合には、前記噴出
制御装置３０により圧縮空気の噴出休止時間間隔を短く
すれば、破砕し難い土壌中に頻繁に噴出衝撃力を与えて
、土壌破砕効果を向上させることができると共に、牽引
力を軽減できる。

反対に土壌が軽い場合や軟らかな場合には、噴出制御装
置３０の制御にて圧縮空気の噴出休止時間間隔を長くす
るようにしても良い。

このような圧縮空気の間欠噴出に合わせて、適宜区間中
ドラフトコントロールを中断しておけば、牽引力が低下
する等急変しても、サブソイラ２を昇降させず、一定の
深さの状態を保持してそのまま土壌を破砕することがで
きる。特に、牽引力が低下した区間では、ドラフトコン
トロール制御されるとサブソイラを深い側に移行するが
、そののち圧縮空気の噴出が止んで牽引力が増大するの
と、前記サブソイラを深い方向に移行させて牽引力が増
大する現象の相乗作用を受けて、ドラフトコントロール
作動によりサブソイラを一挙に上昇するので、サブソイ
ラによる耕深さが激しく変化する。

しかし、ドラフトコントロールの作動を中断またはその
感度を低下させておけば、その不都合が無くなる。

第２図（ｄ）は前記噴出制御装置３ｏによりドラフトコ
ントロール装置におけるドラフトコントロール感度を、
高感度（トｒ）及び低怒度（Ｌ）に切り換えるように制
御したタイムチャートを示し、この場合は前記ドラフト
コントロール装置における逆止弁付き２ポ一ト２位置切
換弁２９に変えて逆止弁付き流量可変調整弁に構成して
も良い。

これによれば、圧縮空気の間欠噴出に合わせて、噴出休
止区間は牽引力が急激に減少する区間のみ、または牽引
力が一定値以下となる適宜区間もしくは前記圧縮空気噴
出区間を挟んで前後長い区間等の適宜区間中ドラフトコ
ントロールの感度が鈍いから、牽引力が低下する等急変
しても、サブソイラ２の昇降動が激しく起こらず、前記
実施例と略同様にして一定深さの心土破砕作業を安定し
て行えるのである。

なお、第３図は本考案の要旨と直接関係ないが、圧縮空
気の間欠噴出のタイミングを制御する実施例を示し、蓄
圧タンク１５の圧力を圧力センサー３４によって検出し
、該検出信号により、前記蓄圧タンク１５の圧力が一定
の設定圧（Ｐ○）以上になれば噴出制御装置３５におけ
る圧力スイッチＳ１がＯＮするようにし、前記蓄圧タン
クＩ５から前記噴気口２２に連通ずる導管の途中に設け
られた電磁開閉弁３７のソレノイド３８を、遅延回路３
６により一定時間だけａ電して開くように構成するもの
であり、これによれば、変速段数に応じて回転数が高く
または低い状態のＰＴＯ軸７から動力伝達されてコンプ
レッサ１６が駆動されるから、蓄圧タンク１５中に蓄積
される圧縮空気が設定圧力になるまでの時間間隔が前記
ＰＴＯ軸７の回転数により長くも短（も変更できること
になり、従って牽引車の走行速度と無関係に適宜時間間
隔で圧縮空気を噴出させることができる。さらに、噴出
口２２への導管途中に圧力センサー３９を設け、このセ
ンサー３９で一定圧力以下を検出すれば前記電磁開閉弁
３７をスイッチＳ２によって閉じるようにすれば、無駄
な空気噴出を防止できる。

なお、圧縮空気の噴出方向は柱体２０の前面方向ばかり
でなく、左右両側面方向であっても良いことは云うまで
もない。

〔発明の効果〕

以上要するに本発明に従えば、サブソイラから土壌中に
圧縮空気を間欠噴出するので、破砕し難い土壌でも破砕
衝撃力を大きくし、容易に破砕できる。

前記圧縮空気を間欠噴出させると、その前後の区間にわ
たって牽引力が急激に変化するから、牽引車にドラフト
コントロール装置を備えていると、この制御により前記
牽引力が変化するのに応じて被牽引物である〜サブソイ
ラを自動的に上下動させる。特に圧縮空気の間欠噴出に
伴い牽引力が低下変化する区間でサブソイラを下降させ
るので、サブソイラによる心土破砕作業の深さが一定し
ないことになると共に、牽引力がかえって増大し、サブ
ソイラからの圧縮空気の間欠噴出の有効性を相殺するこ
とになる。本発明では、前記圧縮空気を間欠噴出させる
適宜区間にわたって前記ドラフトコントロール装置の作
動を中断若しくは当該ドラフトコントロールの感度を低
下させるように制御するように構成したので、サブソイ
ラによる耕深さを一定にできると共に、牽引力の軽減の
効果も維持できると言う効果を奏するのである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は制御装置の概略
回路図、第２図は制御のタイムチャート図、第３図は制
御装置の他の実施例概略回路図、第４図はサブソイラの
側面図である。 １・・・・牽引車、２・・・・サブソイラ、７・・・・
ＰＴＯ軸、１３・・・・リンク機構、１５・・・・蓄圧
タンク、１６・・・・コンプレッサ、１８・・・・刃体
、１９・・・・チゼル、２０・・・・柱体、２２・・・
・噴気口、２３・・・・カバ一体、２４・・・・導管、
２５・・・・油圧シリンダ、２６・・・・油圧ポンプ、
２７・・・・油圧回路、２８・・・・ポジションコント
ロール装置、２９・・・・切換弁、３０・・・・噴出制
御装置、３１・・・・電磁開閉弁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）．ドラフトコントロール装置を備えた牽引車にリ
   ンク機構を介して牽引されるサブソイラにおいて、該サ
   ブソイラから土壌中に圧縮空気を間欠的に噴出させるよ
   うに構成し、前記圧縮空気を間欠噴出させる適宜区間に
   わたって前記ドラフトコントロール装置の作動を中断若
   しくは当該ドラフトコントロールの感度を低下させるよ
   うに制御することを特徴とするサブソイラ。