JPH0217122B2 - - Google Patents

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JPH0217122B2
JPH0217122B2 JP2916784A JP2916784A JPH0217122B2 JP H0217122 B2 JPH0217122 B2 JP H0217122B2 JP 2916784 A JP2916784 A JP 2916784A JP 2916784 A JP2916784 A JP 2916784A JP H0217122 B2 JPH0217122 B2 JP H0217122B2
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JP
Japan
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fumarole
air
soil
jet
jets
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Expired
Application number
JP2916784A
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English (en)
Other versions
JPS60172206A (ja
Inventor
Akira Sasai
Takuji Kaneko
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Numazu Corp
Original Assignee
Fuji Robin KK
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Publication date
Application filed by Fuji Robin KK filed Critical Fuji Robin KK
Priority to JP2916784A priority Critical patent/JPS60172206A/ja
Publication of JPS60172206A publication Critical patent/JPS60172206A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、土壌中の深層部に圧縮空気を勢いよ
く噴気させて、この噴気流により耕土に亀裂を生
じさせて土壌の膨軟化を図ると共に、土中に空気
を供給し得るようになした、自走式の耕土改良作
業機に関するものである。
【従来技術】 この種の自走式耕土改良作業機として、トラク
タ等の後部に、噴気口部を土中に突入させて牽引
進行させ、この進行過程で間欠的に噴気口部から
圧縮空気を噴気させることにより、その噴気流で
耕土に亀裂を生じさせて土壌を膨軟化するように
したものが、実開昭57−125201号公報によつて提
案されている。
【発明の技術的課題】
上記の形式の自走式耕土改良作業機では、次の
問題がある。すなわち、この形式では、土中進行
中において噴気口部から圧縮空気を間欠的に噴気
させるが、この噴気によつて耕土に生じるクラツ
ク(亀裂)は、第6図に示すように噴気個所B1
を下限点として耕土表面に向け略逆円錐形に生じ
る。しかして噴気口部xからの空気噴気は、進行
中において、各噴気により生じるクラツク発生領
域D1,D2が互いに重合しないように、前段の噴
気B1と次段の噴気B2との間には所要の噴気間隔
をおいて間欠的に噴気させる必要がある。これ
は、噴気によるラツク発生領域が進行過程におい
て、例えば第6図のy線に示すように重合する間
隔で噴気すると、その重合部分では次段の噴気口
部xとの間の距離Sが短かく、この部分から圧縮
空気の噴気流が早期に吹き抜けるてしまうから亀
裂発生効果が低下し、所定領域の耕土にクラツク
を発生させ得なくなるからである。 このような理由から噴気間隔Lをおいて間欠的
に噴気すると、第6図で明らかなように、前段の
噴気によるクラツク発生領域D1と次段の噴気に
よるクラツク発生領域D2との間には、耕土深層
部に、山形状の未クラツク領域Eが生じ、これが
ため従来のものでは、所定深度にわたつて耕土全
域を一様に膨軟化することができない、という問
題があつた。
【発明の目的】
本発明は、上述の問題を解決することを課題と
して提案されたもので、所定深度にわたる耕土全
域を全体的にほぼ均一に膨軟化することができ、
併せて牽引抵抗も低減でき得るように工夫された
自走式耕土改良作業機を提供することを目的とす
るものである。
【発明の構成】
この目的のため、本発明による耕土改良作業機
は、自走車両に、該車両に装着牽引されて土壌中
を縦方向に突入して進行する噴気支柱と、この支
柱の下端部に前後方向へ向けて取付けられた空気
噴気体とを有し、上記空気噴気体は、噴気支柱よ
り前方へ離間した前端部に噴気孔を備え、該噴気
孔を前記支柱に沿つて設けた給気通路を介して地
上部に装備する圧縮空気供給源と連通させると共
に、この空気供給系路に前記噴気孔からの空気噴
気を制御する弁機構を設け、この弁機構の開閉操
作による噴気孔からの空気噴気を、土中進行中、
所定の噴気間隔で各噴気時に所要量の圧縮空気を
噴気する主噴気と、当該噴気間隔の中間位置で噴
気量を少なく噴気する小噴気とを、交互に間欠的
に繰返すよう噴気制御してなることを特徴とする
ものである。
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。 第1図において符号1は、周知の乗用型のトラ
クタであつて、このトラクタ1の後部には、トツ
プリンク11、ロアリンク12からなる3点リン
ク装置13が設けられ、この3点リンク装置13
によつて本発明による耕土改良作業機Aが、トラ
クタ1の後部に昇降可能に装着されている。 耕土改良作業機Aは、第2図にも示すように左
右方向に延びる中空の本体フレーム2に、前記ト
ツプリンク11に連結されるトツプマスト21
と、前記ロアリンク12に結合されるロアリンク
ピン22とを備えており、またトツプマスト21
の後方位置で本体フレーム2の後部に取付台23
を延設し、この取付台23上に圧縮機3とメイン
タンク4とが前後に搭載装備されている。圧縮機
3の入力軸31は前方へ突出していて、この入力
軸31にトラクタ1のPTO軸14からユニバー
サルジヨイント、プロペラシヤフトからなる動力
伝達系15を介して動力が伝達されるようになつ
ている。上記圧縮機3で圧縮された圧縮空気は、
連通パイプ32を介してメインタンク4に蓄圧さ
れるもので、ここに図示していないが、圧縮機3
およびメインタンク4には、圧力メータおよびメ
インタンク4内の圧縮空気が所定圧以上にならな
いように制御する安全弁やアンローダ等が設けら
れている。なお、これらの圧縮機3およびメイン
タンク4は、トラクタ1に設けてもよいものであ
る。 前記本体フレーム2には、その左右の両側端部
に下方へ向けて垂下する一対の噴気支柱5が取付
けてあり、この各噴気支柱5の下端部には、空気
噴気体6が前後方向に向け略水平に取付けられて
いる。前記噴気支柱5は、側面視でその下端が上
端基部より若干前方に位置するようやや傾斜して
おり、その前縁には刃縁51が形成され、また背
部には給気管7が添設されている。 前記空気噴気体6は、第3図に拡大して示され
るように噴気支柱5の下端部に、軸心線を進行方
向に向けて固設した円柱部61を有し、この円柱
部61の前側には、先端側に矢先状をした先鋭形
状の先端部62と、その後方に細径部63とが形
成され、この細径部63に噴気孔64を上向きに
開口してなるものである。また円柱部61には細
径部63にかけて通気孔65が設けられ、この通
気孔65の先端は噴気孔64と連通されている。
なお噴気孔64は、細径部63において横向き
(水平)または下向きに開口してもよい。 上記空気噴気体6の円柱部61に設けた通気孔
65の他端部は、前記給気管7の下端部と連通し
ており、給気管7の上端部は、ソレノイドバルブ
8を介して噴気支柱5の基部両側に設けたサブタ
ンタ41に連通され、サブタンタ41は、連通パ
イプ42,43を介して前記メインタンク4と連
通されている。 上記ソレノイドバルブ8は、第4図に拡大して
示されているように、主通路71を開閉する第1
バルブ81と、バイパス通路72を開閉する第2
バルブ82とを有し、これらバルブ81,82は
それぞれの励磁コイル83,84が励磁される
と、各対応する主通路71またはバイパス通路7
2を開く構造のものである。上記バイパス通路7
2は、主通路71に対して通路開口断面積が小さ
く、第2バルブ82の開放によりバイパス通路7
2が開かれた時には、サブタンク41から給気管
7へ流れる圧縮空気の流量が制限され、給気管7
を通して噴気孔64より噴出される圧縮空気の噴
出量が少量になるようにしている。また上記第1
バルブ81および第2バルブ82の各励磁コイル
83,84は、圧縮機3の後部に設けられたスイ
ツチボツクス85内のロータリスイツチ機構(図
示省略)により所定タイミングで自動的に切換え
動作されるもので、その第1バルブ81は、後述
の第5図に示す主噴気位置B1,B2…において開
閉動作され、また第2バルブ82はその主噴気間
隔Lの中間位置Cで開閉動作される関係に設定さ
れている。なお上記第1バルブ81、第2バルブ
82が開かれてサブタンタ41内に蓄えられた圧
縮空気が噴気孔64より噴出された際には、その
直後、直ちにメインタンク4からサブタンタ41
内に圧縮空気が連通パイプ42,43を介して充
填、蓄圧されるようにしている。 なお前記噴気支柱5の前側には、本体フレーム
2から前方に張出した支持アーム24を介してコ
ールタ9が支持されていて、噴気支柱5が進行す
る土壌表面をコールタ9で所定深さまで切目をつ
けていくようになつている。 また上記の構成において、本体フーム2の中空
内部をサブタンクとして使用してもよい。また噴
気支柱5および空気噴気体6は、図示の2連に限
らずそれ以上の多連にしてもよいものである。さ
らにソレノイドバルブ8の構成およびその開閉手
段は、他の周知の機構に代え自動または手動でバ
ルブの開閉を行うようにしてもよい。 次に上記実施例について説明する。 耕土改良作業機Aは、トラクタ1に3点リンク
装置13を介して装着され、トラクタのPTO軸
14から、動力伝達系15を介して圧縮機3の入
力軸31に回転動力を伝達する。そして進行に際
して噴気支柱5および空気噴気体6を地面からほ
ぼ所定深さまで突入させ、トラクタ1の牽引力で
前進させるもので、この牽引時、コールタ9が圃
場表土を所定深さまで切目を施しつつ、その後を
噴気支柱5が土壌を左右に切り分けながら進行
し、空気噴気体6は深層部を水平方向に前進す
る。 この進行過程において、所定のタイミングでス
イツチボツクス85内のスイツチ操作によりソレ
ノイドバルブ8の第1バルブ81、第2バルブ8
2が交互に開閉動作され、サブタンタ41内に蓄
えられている圧縮空気が、主通路71より給気管
7→通気孔65を通つて噴気孔64から土中に所
要流量、勢いよく噴出される主噴気と、バイパス
通路72より制限された流量の圧縮空気が給気管
7→通気孔65を経て噴気孔64から土中に噴出
される小噴気とが、交互に繰返えされながら進行
する。 これを第5図によつて説明すると、空気噴気体
6の噴気孔64が土中を進行する時、B1,B2
噴気監隔Lにおいては各それぞれの噴気位置B1
B2…で主噴気が、またその各主噴気位置B1,B2
の中間位置Cにおいては小噴気が、交互に行われ
るよう主噴気−小噴気−主噴気…の順で圧縮空気
が土中に噴気される。 これにより主噴気位置B1,B2…では、所要流
量の圧縮空気が噴気孔64より土中に勢いよく噴
気されることから、その高圧空気の噴気により土
中には大きなクラツク発生領域D1,D2が生起し、
また中間位置Cでの小噴気により、前後のクラツ
ク発生領域D1,D2の中間(深層部)には小さな
クラツク発生領域Fが生起する。この中間のクラ
ツク発生領域Fは、前段の主噴気によるクラツク
発生領域D1と次段の主噴気によるクラツク発生
領域D2とを跨ぐようにその中間の耕土深層部に
クラツクを生起させるので、耕土は深層部から地
表部にわたり進行方向全域にクラツクが連続した
状態で生起され、第6図に示すような山形の未亀
裂領域Eがなくなつて、所定深度の耕土全域がほ
ぼ一様に膨軟化される。 なお上記中間位置Cでの小噴気は、バイパス通
路71により流量が制御されて噴気量を少なくし
ているので、ここでのクラツク発生領域Fは、耕
土の深層部にクラツクを発生させるだけであつ
て、当該クラツクは地表部までおよばないから、
次段の噴気位置B2での主噴気の際、その噴気流
が、上記中間クラツク発生領域Fを介して地表へ
吹抜けるおそれがなく、主噴気の亀裂発生効果を
低下させる不都合はない。 また中間位置Cでの小噴気により、噴気支柱5
の進行する前方耕土に、先行してクラツクを生じ
させることから、噴気主柱5はその上方部、下方
部とも亀裂により膨軟化される耕土中を進行する
こととなり、噴気支柱5の牽引抵抗を大巾に低減
させることができる。 また噴気孔64は、空気噴気体6の先端部62
の外径より細い細径部63に開口されていること
で先端部62で形成した土中通過孔内を噴気孔6
4が通る関係になり、これにより噴気孔64の目
詰りが防止される。また、円柱部61の外径は、
先端部62の外径より大径に形成されていること
から、先端部62の土中通過孔を進行中、大径の
円柱部61が密閉する作用をし、これにより高圧
空気が円柱部61の後方に形成された通過孔より
後方へ吹抜けることもないから、高圧空気は空気
噴気体6から上層の耕土に確実にクラツクを生じ
させることができる。
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、本来の噴
気耕耘作用を行わせる主噴気の、噴気間隔中間位
置において噴気量の少ない小噴気を行わせるよう
にしたものであるから、耕土は、前述したように
深層部から地表部にわたり進行方向全域に連続し
た亀裂を生じさせることができ、耕土全域を全体
的にほぼ一様に膨軟化することができる。また、
これにより噴気支柱はその上方部、下方部の全体
が、亀裂により膨軟化された領域を常に進行する
関係となるから、噴気支柱の牽引抵抗を大幅に低
減させることができる等の優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す側面図、第2
図は耕土改良作業機の部分の背面図、第3図は空
気噴気体の部分の拡大断面図、第4図はソレノイ
ドバルブ部分の拡大断面図、第5図、第6図は作
用説明図である。 1……トラクタ、11……トツプリンク、12
……ロアリンク、13……3点リンク装置、14
……PTO軸、15……動力伝達系、2……本体
フレーム、21……トツプマスト、22……ロア
リンクピン、23……取付台、24……支持アー
ム、3……圧縮機、31……入力軸、32……連
通パイプ、4……メインタンク、41……サブタ
ンク、5……噴気支柱、51……刃縁、6……空
気噴気体、61……円柱部、62……先端部、6
3……細径部、65……通気孔、64……噴気
孔、7……給気管、71……主通路、72……バ
イパス通路、8……ソレノイドバルブ、81……
第1バルブ、82……第2バルブ、83,84…
…励磁コイル、85……スイツチボツクス、9…
…コールタ、A……耕土改良作業機、B1,B2
…主噴気位置、C……小噴気位置、D1,D2,F
……クラツク発生領域。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 自走車両に、該車両に装着牽引されて土壌中
    を縦方向に突入して進行する噴気支柱と、この支
    柱の下端部に前後方向へ向けて取付けられた空気
    噴気体とを有し、上記空気噴気体は、噴気支柱よ
    り前方へ離間した前端部に噴気孔を備え、該噴気
    孔を前記支柱に沿つて設けた給気通路を介して地
    上部に装備する圧縮空気供給源と連通させると共
    に、この空気供給系路に前記噴気孔からの空気噴
    気を制御する弁機構を設け、この弁機構の開閉操
    作による噴気孔からの空気噴気を、土中進行中、
    所定の噴気間隔で各噴気時に所要量の圧縮空気を
    噴気する主噴気と、当該噴気間隔の中間位置で噴
    気量を少なく噴気する小噴気とを、交互に間欠的
    に繰返すよう噴気制御してなることを特徴とする
    自走式耕土改良作業機。
JP2916784A 1984-02-17 1984-02-17 自走式耕土改良作業機 Granted JPS60172206A (ja)

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