JPS6112413Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6112413Y2
JPS6112413Y2 JP1661881U JP1661881U JPS6112413Y2 JP S6112413 Y2 JPS6112413 Y2 JP S6112413Y2 JP 1661881 U JP1661881 U JP 1661881U JP 1661881 U JP1661881 U JP 1661881U JP S6112413 Y2 JPS6112413 Y2 JP S6112413Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
windings
casing
movable member
fixed member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1661881U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57130032U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1661881U priority Critical patent/JPS6112413Y2/ja
Publication of JPS57130032U publication Critical patent/JPS57130032U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6112413Y2 publication Critical patent/JPS6112413Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Flexible Shafts (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は機械装置において可動部材を固定部材
に弾性保持する緩衝用間着体に関するものであ
る。一般に、往復運動、揺動運動等の規則的ある
いは不規則的な機械運動をする可動部材を台枠等
の固定部材に弾性保持する機械構造において、前
記2個の部材間にゴム質等の弾性質間材を介着
し、部材間の相対的機械運動を円滑にする貫用手
段が適用され、その介着位置において前記運動が
X軸またはY軸方向等一元的であるとき、または
運動振幅が小さいとき等は前記の弾性質間材で相
当の効果が期待される。しかし主たる運動が多次
元的であり、また運動振幅の大きい機械構造にお
いて、前記2個の部材を円満に弾性保持し、かつ
耐久性良く所要の機械運動を可能にする緩衝用機
械要素は、当然に複雑な構成になる傾向がさけ得
ない。
本考案は以上の実情からなされたもので、その
構成は可動部材を保持する巻条と、固定部材に嵌
着する巻条の混成からなり、前記2種の巻条は軸
方向ならびに半径方向の弾性撓を可能にする異な
る巻径を有する単一コイルばねからなることを要
旨とし、多次元方向の極めて大きい弾性撓と高耐
久性を可能にする機械装置用の新規緩衝用間着体
を提供する。
以下実施例図面を参照して説明すると、第1,
第2図は自動車用コントロールケーブル構造に使
用した本考案一実施例を示し、本考案に係る緩衝
用間着体は、単一線材を少くとも2種類の異なる
巻径に巻回した単一コイルばね体からなり、巻条
軸心7に直交するばね体中心線6を軸にして対称
の形状を有し、中央に固定部材の金具9の通孔1
3に密着内嵌する外径の巻条2と、可動部材のケ
ーシング11を密着内嵌して保持する内径の巻条
1を巻条2に隣接してそれぞれ1巻具備し、巻条
1巻条2は固定部材と可動部材の有隙に応じた径
差に成形される。さらに続いて固定部材の両側面
10を挾持する大径の巻条3と、巻条3に截頭円
錐状に巻径を外方(中心線6から)に漸減する数
条の巻条4を連設し、最終端の座巻条5において
可動部材11外周に密嵌する内径に成形されてい
る。即ち以上の実施例の本考案の緩衝用間着体
は、筒状の固定部材に貫通する可動部材のコント
ロールケーブル用ケーシングを前記固定部材に弾
性保持する緩衝用間着体において、単一のコイル
ばね体であり、かつ、中間部の両側に先細となる
截頭円錐状の両端部を有し、前記中間部と両端部
には、前記可動部材を巻着保持する巻条1と5が
設けられると共に、前記両端部の底部の巻条3が
前記固定部材の両端10に挾着し、さらに、前記
中間部には、前記固定部材の中空部に密嵌する巻
条2が形成された構造を特徴としている。なお第
2図は第1図の実施例を装着した状態を示し、可
動部材であるコントロールケーブルのケーシング
11は可撓性管体でワイヤケーブルを挿通し、ケ
ーシング11は車体フレームに固着した固定部材
の金具9に保持されると共にケーシング端部Aは
車輪機構に連結され、ワイヤケーブル端の係止具
14はブレーキシユー要部に係止されるパーキン
グブレーキ機構であつて、車輪の上下動、車軸の
ワイドアツプ動、車体振動等によつてケーシング
11は金具9による保持位置を起点として端部A
が激動し、不規則に所要範囲内を上下B方向、左
右C方向、またはそれらの合成方向に運動を反復
し、かつ高耐久性を要求される機械構造である。
以上における前記の緩衝用間着体は可動部材の多
次元反復運動を有効に緩衝保持し、両部材間の相
対関係を円満に維持する。即ち上下動の上限状態
を示した第3図において、中立位置のケーシング
11は前記の上下動のとき図示11A,11Bに
振幅を大きく反復する。いま実線で示す11Aに
位置したとき、巻条1はケーシング11を内嵌し
たまま外力によつて上方へ変位し、巻条2は上縁
を金具9通孔に当接した状態で巻条1の上方変位
に追髄して変形し、両巻条間に半径方向の撓を生
じて弾性緩衝する。また巻条3は前記の変位に追
随して僅かに上方に移動するが金具9の両側面1
0を的確に挾持して緩衝用間着体およびケーシン
グの左右方向位置を定常に維持する。また金具9
の外方に存在してケーシングを外包する巻条4は
座巻条5の撓に比例しと湾曲し、上下動を緩和す
ると共に、ケーシング11の曲げ剛性を補充して
緩かな湾曲を誘導し、ケーシング11を有効に保
護する(図示点線に示す11Bのときも11Aと
同一作用)。一方図示しないがケーシング11が
前記の左右動を生じたとき巻条3は常に金具9の
側面に接し、巻条1および座巻条5に保持された
ケーシング11は巻条の軸方向撓によつて緩衝さ
れ、さらに前記の上下動、左右動の合成動がある
ときは、前記の作用を合成して緩衝する。
以上のように本考案に係る緩衝用間着体は機械
装置の部材間に介着し、多次元にして振幅の大き
い相対運動を有効に緩衝吸振し、さらにコイルば
ね体のため当然に耐久性に優れ、かつ成形容易で
安価に提供される利点がある。従つて実用上高次
元の耐久性を要求する例えば前記の自動車用コン
トロールケーブル構造に使用すると極めて効果的
である。
なお前記の作用を有効にするには巻条1と巻条
2間の径差(即ち固定部材と可動部材間空間)は
相当量に大きくするのが好ましいが、両部材間の
運動特性、巻条応力等を考慮して選択する必要が
ある。
一方本考案は使用条件によつて多様に変化して
使用される。例えば第4図は可動部材を保持する
巻条1と固定部材に嵌着する巻条2を隔個あて成
形した実施例で、巻条半径方向を主とした運動緩
衝に適する。また第5図は前記同様の巻条1巻条
2および固定部材の巻条軸心方向に嵌着する大径
の巻条3を順列成形した実施例で第1図実施例と
類似の用法に適し、さらに第6図は前記同様の巻
条1巻条2を固定部材の形状に応じて2個あて交
互に配列した実施例であつて、いずれも適用部材
の形状、運動特性等に応じて使用される。また第
4図実施例の巻条2を可動部材に嵌着し、巻条1
に固定部材を内嵌保持する用法も機械構造に応じ
て可能となる。
以上のように本考案は簡略な構成からなり、多
部材間における複雑多岐な相対運動を有効に緩衝
し、かつ高耐久性によつて円滑な機械運動を維持
する実用性汎用性を有する物品である。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案に係る緩衝用間着体の一実施例
正面図、第2図:第1図実施例を装着した自動車
用コントロールケーブルの構造を示す正面図、第
3図:第2図の作動状態説明図、第4,5,6
図:本考案の他の実施例を示す正面図、である。 主な符号、1,2,3,4:巻条、5:座巻
条、9:金具(固定部材)、11:コントロール
ケーブルのケーシング(可動部材)、12:取付
ブラケツト、14:インナーケーブル端未具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状の固定部材に貫通する可動部材のコントロ
    ールケーブル用ケーシングを前記固定部材に弾性
    保持する緩衝用間着体において、単一のコイルば
    ね体であり、かつ、中間部の両側に先細となる截
    頭円錐状の両端部を有し、前記中間部と両端部に
    は、前記可動部材を巻着保持する巻条が設けられ
    ると共に、前記両端部の底部の巻条が前記固定部
    材の両端に挾着し、さらに、前記中間部には、前
    記固定部材の中間部に密嵌する巻状が形成された
    構造を特徴とする緩衝用間着体。
JP1661881U 1981-02-07 1981-02-07 Expired JPS6112413Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1661881U JPS6112413Y2 (ja) 1981-02-07 1981-02-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1661881U JPS6112413Y2 (ja) 1981-02-07 1981-02-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57130032U JPS57130032U (ja) 1982-08-13
JPS6112413Y2 true JPS6112413Y2 (ja) 1986-04-18

Family

ID=29814597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1661881U Expired JPS6112413Y2 (ja) 1981-02-07 1981-02-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6112413Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5247136B2 (ja) * 2007-12-20 2013-07-24 中央発條株式会社 ケーブル式操作装置及びケーブルガイド用コイルバネ
JP2017072177A (ja) * 2015-10-06 2017-04-13 株式会社ハイレックスコーポレーション コントロールケーブル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57130032U (ja) 1982-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3970162A (en) Device for suspending the body and the engine-drive unit in an automobile vehicle
JP5000235B2 (ja) シリンダ装置
JPH0139361B2 (ja)
JPS6112413Y2 (ja)
JPH05201220A (ja) 制振器
US5472221A (en) Bicycle wheel fork assembly
JPS5863507A (ja) 車両懸架装置
KR102614124B1 (ko) 차량용 현가장치의 스프링 시트가 구비된 쇽업소버
FR2557666A3 (fr) Robinet de commande pour une suspension pneumatique de vehicule automobile
JPH07259907A (ja) コイル圧縮ばね装置
JPH04300433A (ja) ショックアブソーバーの取付構造
JP3725963B2 (ja) 制振装置
CN219584390U (zh) 一种车把手安装结构及骑行车
JP2935128B2 (ja) サスペンション装置のマウント
KR102658038B1 (ko) 인슐레이터 및 이를 갖는 현가장치
JPH06662Y2 (ja) フロントフォーク
JPH031357Y2 (ja)
KR100428132B1 (ko) 현가장치의 스트럿어셈블리
JPS5824614Y2 (ja) ケ−ブルの支持装置
JPH0547342Y2 (ja)
JPH10267075A (ja) 振動抑制装置およびステアリングホイール
KR19980067943U (ko) 쇽업소버의 인슐레이터구조
JP2023119363A (ja) 振動低減装置及び車両用シート
JPH11311290A (ja) ダンパーマウント
KR19980043842A (ko) 자동차용 쇽업소버의 감쇠력을 측정하기 위한 지그