JPS6112274A - 被袋果実の茎切り除袋機 - Google Patents

被袋果実の茎切り除袋機

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JPS6112274A
JPS6112274A JP13388884A JP13388884A JPS6112274A JP S6112274 A JPS6112274 A JP S6112274A JP 13388884 A JP13388884 A JP 13388884A JP 13388884 A JP13388884 A JP 13388884A JP S6112274 A JPS6112274 A JP S6112274A
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JP
Japan
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fruit
conveyor
stem
bagged
bag
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Application number
JP13388884A
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English (en)
Inventor
Koji Nishitani
西谷 孝司
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HOKUYOU KK
Original Assignee
HOKUYOU KK
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Publication date
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  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 梨等の果実は成熟期に於ける虫害を防くために紙袋を被
せて保護される。この紙袋は開口端が果実の茎部に針金
等の止め具によって結束され、収穫の際には果実と一緒
に採集される。このような被袋果実は選果箱詰めの前に
除袋の必要が有り、除袋時には茎部が切り詰められる。
このような被袋果実の茎切り除袋作業を合理化するため
に、所謂茎部り除袋機が開発され゛ているが、本発明は
、このような被袋果実の茎切り除袋機に関するものであ
る。
(従来の技術) 上記のよう題目的で使用される被袋果実の茎切り除袋機
は、第1図に示ずように被袋果実1の茎部2を、被せら
れた紙袋3の開0端3aを前記茎部2に結束している針
金等の止め具4と果実1との間の位置で切断する茎切り
装置と、茎部2を紙袋開口端3aと共に切断された被袋
果実1から紙袋3を除去する除袋装置との組合せから成
るものであるが、従来の被袋果実茎部り除袋機は、例え
ば実公昭58−2 ’3276号公報に記載されている
ように、被袋果実をコンベヤの搬送面に設けられた被袋
果実受け孔に嵌合させて搬送し、この搬送途中で前記被
袋果実受け孔から突出する茎部を切断手段により切断し
、茎部切断後の被袋果実を前記コンベヤの斜め下方への
下降経路部に於いてシュートにより前記被袋果実受け孔
から掬い出すと共に次の平ベルトコンベヤ上へ案内する
ように構成し、前記シュート上を被袋果実が斜め下方に
摺動して前記平ベルトコンベヤ上へ乗り移る際に紙袋を
果実から撮み上げて除袋する除袋手段を設けて成るもの
であった。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のような従来の茎切り除袋機では、シューi・を利
用して被袋果実をコンベヤの受け孔がら掬い出さなけれ
ばならないので、当該コンベヤの被袋果実受け孔の構造
が限定され、多少大きさの異なる被袋果実でも安定良く
しかも茎部の突出量が略一定するような、播鉢状の受け
皿構造とすることが出来ない。又、被袋果実がシュート
上を斜めに滑り落ちる際に紙袋を撮み上げるのであるか
ら、除袋作用に供し得る時間が極短く、除袋不良が生じ
易い。更に、果実に傷が付き易い等の欠点もある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記のような従来の問題点を解決するために成
されたものであって、その特徴は、被袋果実を支持する
底孔付き受け皿部を備えた第一の搬送コンベヤ、前記底
孔から突出する被袋果実の茎部を切断する茎部切断手段
、前記第一の搬送コンベヤに連続するように設けられ且
つ平坦な被袋果実受け面を備えた第二の搬送コンベヤ、
前記第一の搬送コンベヤの受け皿部から茎部切断済みの
被袋果実を前記第二の搬送コンベヤの平坦な被袋果実受
け面上へ移載する、昇降及び開閉自在な果実把持用フィ
ンガーを備えた移載手段、前記第二の搬送コンベヤ上で
当該コンベヤと同期移動シナがら当該第二の搬送コンで
ヤ上の被袋果実に対して除袋作用を行う除袋手段から構
成した点にある(作用) 上記の本発明茎部り除袋機に於いては、第一の搬送コン
ベヤの底孔付き受け皿部に嵌合支持された被袋果実は、
その搬送途中に於いて前記茎部切断手段により受け皿部
下に突出する茎部が切断される。次に前記移載手段の果
実上、持5用フィンガーにより前記受け皿部内の被袋果
実が把持され、第二の搬送コンベヤの平坦な被袋果実受
け面上に移載される。そしてこの第二のコンベヤで搬送
される途中に於いて前記除袋手段により被袋果実から紙
袋が除去される。
(実施例) 以下に本発明の一実施例を添付の例示図に基づいて説明
する。
第2図に於いて、5は第一の被袋果実搬送コンベヤ、6
は茎部挟持手段、7は茎部切断手段、8は、茎切り装置
に於ける被袋果実固定手段と茎切り装置から除袋装置へ
の被袋果実移載手段とを兼用する除袋手段、9は切断茎
部収集部、10は第二の被袋果実搬送コンベヤ、11は
紙袋吸引ダクトである。
前記第一の被袋果実搬送コンベヤ5は、第3図、第4図
、及び第8図に示すように左右一対の駆動チェノ12間
に、当該駆動チェノ12の移動方向に小間隙を隔ててス
ラット板13を並列架設し、各スラット板13上の左右
2箇所に、円形底孔14を備えた播鉢状の受け皿部15
を形成したものである。16は前記受け皿部15の内面
をカバーするゴム板であって、スラット板13上に着脱
交換自在に装着されている。17は前記駆動チェノ12
を第2図に示す循環経路中の水平搬送経路部18に於い
て支持するガイドレールである。前記駆動チェノ12は
第2図に示すように駆動モーター19に伝動用チェノ2
0,21を介して連動連結されている。
茎部挟持手段6は、第2図に示すように第一の被袋果実
搬送コンベヤ5の水平搬送経路部18に於ける後半部下
側位置に張設され、前記駆動モーター19と伝動チェノ
20,22を介して連動連結している左右一対の駆動チ
ェノ23を有する。
この駆動チェノ23間には、第3図、第6図、及び第7
図に示すように前記被袋果実搬送コンベヤ5に於けるス
ラット板13と同一ビノチで、各前後一対の平行昇降自
在な回転軸24a、24bが平行揺動アーム25a、2
5b及び26a、26bを介して架設されている。前記
回転軸24a。
24bには、被袋果実搬送コンベヤ5の水平搬送経路部
18に於ける左右2列の受け皿部15の真下に対向する
左右2箇所に、夫々上端に挟持片27a、27bを備え
た開閉レバー28a、28bが取り付けられている。
29a、29b及び3Qa、30bは、左右側駆動チェ
ノ23の互いに対向する一つのチェンリンク23a、2
3bの両端から内方に突出するチェノピン延長部であっ
て、一方のチェノピン延長部29a、29bには、前記
一方の回転軸24.iの両端を支持する揺動アーム25
a、25bを両端近傍に固着された支軸31の両端が同
心状で自転可能に支持され、他方のチェノピン延長部3
0a、30bには、他方の回転軸24bの両端を支持す
る揺動アーム26a、26bが枢着されている。32a
、32bは前記前後一対の回転軸24a、  24bの
両端部を互いに連結する間隔保持用リンクであり、33
は前記一対の回転軸24a。
24bを互いに逆回転するように連動させる連動手段で
ある。この連動手段33は、一方の回転軸24aから固
着突設されたアーム34の先端から横向きにビン35を
突設すると共に、他方の回転軸24bから固着突設され
たアーム36の先端に、前記ビン35が嵌合する四部3
7を形成したものである。
38は回転軸24aを支持する一方の揺動レバー25a
から一体に連設したカム従動アームであって、その先端
に軸支されたカム従動ローラー39が、前記駆動チェノ
23の循環経路にそって架設された挟持片昇降用溝カム
40に嵌合している41は前記連動手段33に於ける一
方のアーム34に固着連設したカム従動アームであって
、その先端に軸支されたカム従動ローラー42が、前記
駆動チェノ23の循環経路中の適所に配設した挟持片開
閉用板カム43上に当接するように、支軸31に突設さ
れたビン44と前記カム従動アーJ、41との間に引張
コイルスプリング45が張設されている。このスプリン
グ45の引張力は、前記連動手段33及び前後一対の回
転軸24a、24bを介して前後一対の開閉レバー28
a、28bを閉動方向に付勢している。46a、46b
は駆動チェノ23を上下から挟んで案内する上下一対の
ガイドル−ルである。
上記のように構成された茎部挾持手段6は、駆動チェノ
23に対してカム従動アーム38を揺動させることによ
り、平行揺動アーム25a、25及び2’6a、26b
を介して前後一対の回転ll!d]24a、’24bが
駆動チェノ23に対して平行に昇降移動する。この回転
軸24a、24bの平行昇降移動により、開閉レバー2
8a、28bを介して支持されている一対の挾持片27
a、27bが駆動チェノ23の回動経路に対して昇降移
動することになる。又、駆動チェノ23に対U7てカム
従動アーム41を揺動させることにより、連動手段33
を介して前後一対の回転軸24a、24bが互いに逆方
向に自転する。この回転軸248.24bの自転により
、開閉レバー28a、28tlを介して支持されている
一対の挟持片27a、27bが開閉運動することになる
従って駆動モーター19により駆動チェノ23を回動さ
せることにより、各前後一対の挟持片27a、27bが
第2図に示す無端循環経路にそって回動することになる
が、駆動チェノ23の回動経路に対する前記挟持片昇降
用溝カム40及び挟持片開閉用板カム43の相対的位置
を変えることによって、当該駆動チェノ23と一体に回
動する各挟持片27a、27bを、その移動経路の任意
の位置で昇降させたり開閉させることが出来る。
切断茎部収集部9には、第2図及び第9図に示すように
茎部挟持手段6の真下に横向きに配設された平ベルトコ
ンベヤ9aが設けられ、この平ベルトコンベヤ9a上に
接近回動する挟持片27a、27bの回動軌跡にそって
固定案内板9bが張設されている。尚、前記平へルトコ
ンー、ヤ9aは前記駆動モーター19に連動連結されて
いる。
前記茎部切断手段7は、第2図に示すように第一の被袋
果実搬送コンベヤ5の水平搬送経路部18に於ける終端
近傍で、当該水平搬送経路部18の下側に配設され、第
3図及び第8図に示すように駆動モーター47に直結さ
れた水平回転切断刀体48と、左右一対の茎部案内板4
9a、49bとを備えている。前記水平回転切断刃体4
8は、前記コンベヤ5に於ける左右2列の受け皿部15
の移動経路下側央にその回転垂直軸心が位置し、左右2
列の受け皿部15の底孔14から突出する被袋果実茎部
を両方共同時に切断し得る直径を存する。前記左右一対
の茎部案内板49a、49bは、前記左右2列の受け皿
部15の移動経路下側に夫々配設されている。
被袋果実固定手段と茎切り装置から除袋装置への被袋果
実移載手段とを兼用する除袋手段8は、第2図に示すよ
うに第一の被袋果実搬送コンベヤ5に於ける水平搬送経
路部18の後半部上方位置から、前記水平搬送経路部1
8に対して略同−レヘルで連続するように配設された除
袋装置用被袋果実搬送コンベヤ10の前半部上方位置に
わたって掛張され、前記駆動モーター19と伝動チェノ
20.50を介して連動連結された左右一対の駆動チェ
ノ51によって駆動される。
第3図乃至第5図に示すように前記左右一対の駆動チェ
751間には、前記被袋果実搬送コンベヤ5に於けるス
ラット板13と同一ピンチでスラット板52が架設され
、この各スラット板52に、当該スラット板52の左右
両端部から立設された昇降案内支柱53a、53bにガ
イドローラー54a、54bを介して昇降自在に支持さ
れ且つ前記スラット板52に形成された貫通孔55を上
下に貫通移動する昇降可動板56が設けられている。こ
の各昇降可動板56には一端のガイドローラー支持ブラ
ケット57を介してカム従動ローラー58が軸支され、
駆動チェノ51の循環経路にそって架設されたフィンガ
ーユニット昇降用溝カム59に前記カム従動ローラー5
8が嵌合することにより、スラット板52に対する昇降
可動板56の位置が規制されている。
前記各昇降可動板56には、前記第一の被袋果実搬送コ
ンベヤ5の水平搬送経路部18に於いて、左右2列の受
け皿部15の真上に対向するように左右2箇所にフィン
ガーユニット60が設けられている。各フィンガーユニ
ット60は、前記昇降可動板56の下側に夫々支軸61
を介して枢着された3本のフィンガー62と、これら各
3本のフィンガー62を閉動方向に付勢すべく各フィン
ガー62間に掛張された引張コイルスプリング63とか
ら構成されている。64は各フィンガー62の先端に装
着したゴム製把持片である。
65は左右下対のフィンガー開動用昇降口・ノドであっ
て、同一昇降可動板56に支持されている左右一対のフ
ィンガーユニット60の中心部で昇降可動板56に昇降
移動自在に支持され、上端は連結板66によって互いに
連結されている。この各昇降ロン、ドロ5の下端には、
各フィンガー62に対する接触ローラー67がブラケッ
ト68を介して軸支され、連結板66には、駆動チェノ
51の循環経路にそって架設されたフィンカ゛−開閉用
溝カムロ9に嵌合するカム従動ローラー70が軸支され
ている。71は、前記昇降ロッド65の下端プラケット
68の下側中央に付設したゴム製押さえ具、72は駆動
チェノ51を案内するガイドレールである。
上記のように構成された除袋手段8に於いては、駆動チ
ェノ51の回動に伴ってスラソI・板52が第2図に示
す駆動チェノ51の無端循環経路にそって回動し、この
スラット板52と一体に回動する昇降可動板56は、ス
ラット板52の回動経路とフィンガーユニット昇降用溝
カム59との間隔の変動に伴って当該スラット板52に
対して昇降移動せしめられる。又、前記昇降可動板56
と一体に移動する昇降ロッド65は、スラット板52に
対する昇降を伴う昇降可動板56の移動経路(即ちフィ
ンガーユニット昇降用溝カム59)とフィンガー開閉用
溝カム69との間隔の変動に伴って、当該昇降可動板5
6に対して昇降移動せしめられる。
そして、昇降可動板56に対する昇降ロット65の下降
により、フィンガーユニット60の各フィンガー62が
スプリング63の引張力で閉動し、昇降可動板56に対
する昇降ロッド65の上界により、接触ローラー67が
各フィンガー62をスプリング63に抗して押し上げる
ので、フィンガーユニット60の各フィンガー62が開
動する。従って、駆動モーター19により駆動チェノ5
1を回動させることにより、各スラット板52が第2図
に示す駆動チェノ51の無@循環経絡にそって回動する
ことになるが、駆動チェノ51の回動経路に対する前記
フィンガーユニット昇降用溝カム59及びフィンガー開
閉用溝カム69の相対的位置を変えることによって、当
該スラット板52と一体に回動する各フィンガーユニッ
ト60を、その移動経路の任意の位置で昇降させたり開
閉させることが出来る。
第二の被袋果実搬送コンベヤ10は、第2図に示すよう
に駆動モーター19に伝動チェノ20゜73を介して連
動連結された平へルトコンベヤ74によって構成され、
この平・\ルトコンベヤ74の始端部と前記茎切り装置
に於ける茎部挟持手段6の終端部との間には、第10図
に示すように移載時の把持不良に伴う落下果実を収集す
る落下果実収集バケット75が配設され、除袋手段8の
終端より突出する平へルトコンベヤ74の終端近傍上方
には、第2図及び第11図に示すよ・うに紙袋吸引ダク
ト11が配設されている。尚、前記落下果実収集バケッ
ト75には、このへケソト75内に果実が落下したこと
を検出する検出器、例えば投光器と受光器とから成る光
学的無接触スイッチを(]設することが出来る。
次に、茎切り除袋機全体の使用方法及び作用を説明する
が、前記茎部挟持手段6に於ける挟持片昇降用溝カム4
0と挟持片開閉用板カム43、及び除袋手段8に於ける
フィンガーユニット昇降用溝カム59とフィンガー開閉
用溝カム69は、以下に説明する通りに茎部挟持手段6
及び除袋手段8が作用するように構成されている。
まず駆動モーター19を稼動させ、これに連動連結され
た全ての手段、即ち第一の被袋果実搬送コンベヤ5、茎
部挟持手段6、除袋手段8、切断茎部収集部9の平へル
トコンベヤ9a、及び第二の被袋果実搬送コンベヤ10
を第2図に矢印で示す方向に同期回動させる。又、茎部
切断手段7の駆動モーター47を稼動させて水平回転切
断刃体48を回動させる。
第1図に示ず被袋果実1は、第一の被袋果実搬送コンベ
ヤ5に於ける水平搬送経路部18の前半部に於いて、移
動している左右2列の各受け皿部15上に、第9図に示
すように受け皿部底孔14から茎部2が下方に突出する
ように載置する。この受け皿部15に嵌合支持された状
態で搬送される被袋果実1は、水平搬送経路部18の後
半部に於いて、茎部挟持手段6の茎部引き下げ保持作用
を受ける。
即ち、第9図aに示すように、茎部挟持手段6の各前後
一対の挟持片27a、27bは、前記コン−、ヤ5の水
平搬送経路部18と平行する前進経路に、開いた状態で
上昇しながら進入する。そして、受i−1皿部15の底
孔14から突出する被袋果実茎部2が、上昇高さにあっ
て且つ開いた状態の前後一対の挟持片27a、27b間
に進入したとき、第9図すに示すように一対の挟持片2
7a。
27bが上昇高さに於いてスプリング45の付勢力で閉
動し、前記茎部2が一対の挾持片27a127bによっ
て挟持される。
茎部2を挾持した挟持片27a、27bは、コンベヤ5
の受け皿部15と同一速度で移動しながら第9図Cに示
すように下降し、茎部2を下方に扱く。この扱き作用に
より被袋果実1が受け皿部15内に引き寄せられると同
時に、紙袋開口端3aと止め具4とが茎部2に対して引
き下げられる。下降高さに達した挾持片27a、27b
は第9図Cの仮想線で示すように開動した後、再び上昇
する。第9図dに示すように開いた状態で上昇高さに達
した挟持片27a、27bは、同図仮想線で示すように
再び閉動し、受け皿部15の底孔14から突出している
同一茎部2、即ち1回目の扱き作用を受けた茎部2.を
前後から挟持する。そして第9図eに示すように再度下
降して、同一茎部2に対し2回目の扱き作用を行う。
上記の茎部挟持片27a、27bによる2回の扱き作用
により、受け皿部15上に載置されている被袋果実1は
受け皿部15内に引き寄せられると共にセンタリングさ
れ、同時に、茎部2に結束されている紙袋開口端3aと
止め具4とが茎部2にそって充分に引き下ろされる。こ
の2回目の扱き作用を茎部2に受けた被袋果実1は、そ
の直後に茎部切断手段7の水平回転切断刃体48により
茎部2をその付は根位置で切断されるが、当該茎部2は
、前記水平回転切断刃体48゛に対する固定受け刃とし
て作用する茎部案内板49a、49b間にあって、2回
目の扱き作用を行った直後の下降高さにある一対の挟持
片27a、27bによって紙袋開口端3a及び止め具4
と共に引き下げ状態で挟持されている。
一方、前記のように茎部2を水平回転切断刃体48によ
って切断される被袋果実1は、その直前から切断作用終
了まで除袋手段8のフィンガーユニット60によって固
定される。
即ち、前記フィンガーユニット60は、第9図Cに示す
ように開いた状態で下降しながら前記コンベヤ5の水平
搬送経路部18に平行する前進経路に進入するので、第
一の被袋果実搬送コンベヤ5の受け皿部15上に載置さ
れている被袋果実1は、前記の如く開いた状態で下降し
てくるフィンガーユニット60内に相対的に進入するこ
とになる。このように開いた状態のフィンガーユニット
60が受け皿部15上の被袋果実1に上方から嵌合した
とき、当該フィンガーユニット60の各フィンガー62
がスプリング63の付勢力で閉動し、第9図eに示すよ
うに受け皿部15上の被袋果実1の上部を周方向3箇所
に於いて把持する。勿論、このフィンガーユニット60
は第一の被袋果実搬送コンベヤ5の受け皿部15と同一
速度で移動する。
茎部切断手段7によって被袋果実1から切り離され且つ
一対の挟持片27a、27bによって挟持されている茎
部2は、−緒に切り離された紙袋開口端3a及び止め具
4と共に第9図g−hに示すように切断茎部収集部9の
平へルトコンベヤ9a上まで当該挟持片27a、27b
によって搬送され、当該挟持片27a、27bの開動に
より前記子へルトコンベヤ9a上に落とされ、平へルト
コンベヤ9によって機械側方に排出される。
一方、茎部2が切断される被袋果実1を受け皿部15上
に固定していた除袋手段8のフィンガーユニット60は
茎部切断終了後に開動せしめられ、第9図f及び第10
図fに示すように下降した後に再びスプリング63の付
勢力で閉動して、受け皿部15上の被袋果実1を下部周
方向3・箇所で把持する。この後、フィンガーユニット
60は受け皿部15と同一速度で前進移動しながら上昇
し、コンベヤ5の受け皿部15上から被袋果実1を持ち
上げ、第10図iに示す上昇高さに於いて被袋果実1を
第二の被袋果実搬送コンベヤ10側へ搬送する。
このフィンガーユニット60による被袋果実1の持ち上
げ不良により、受け皿部15−ヒに残った被袋果実1は
受け皿部15が水平搬送経路部18から垂直下降経路部
に移る際に、隣接する落下果実収集バケット75内に落
下する。又、フィンガーユニット60によって持ち上げ
られて第二の被袋果実搬送コンベヤ10側へ搬送される
被袋果実1が当該コンベヤ10上に到達する前にフィン
ガーユニット60から滑り落ちた場合も、前記バケット
75内に落下し、収集される。
第二の被袋果実搬送コンベヤ10である平ヘルドコンベ
ヤ74は、除袋手段8のフィンガーユニット60と同一
速度で回動しており、被袋果実1を把持して上昇高さで
移動するフィンガーユニット60は、この平ベルトコン
ベヤ74の始端部上に向かって下降し、第10図jに示
すように当該フィンガーユニソト60に把持されていた
被袋果実1が平へルトコンベヤ74上に移載される。一
方、フィンガーユニット60の下降と同時に、昇降ロッ
ド65が、フィンガー62がスプリング63の付勢力で
閉動するのを許す中間下降高さから更に昇降可動板56
に対して下降ゼしめられ、第10図jに示すように平へ
ルトコンベヤ74上に被袋果実1が移載されたときには
、当該被袋果実1の直上まで押さえ具71が下降してい
る。
平へルトコンベヤ74上に移載された被袋果実1は、下
部をフィンガーユニット60によって把持された状態で
当該子ベルトコンベヤ74によって搬送されるが、次に
第10図kに示すように昇降ロッド65の高さ、即ち押
さえ具71の高さはそのままにしてフィンガーユニット
60のみが上昇せしめられる。この結果、フィンガーユ
ニット60の各フィンガー62がスプリング63の付勢
力によって被袋果実1の周面に圧接したままで上昇する
過程に於いて、当該果実1に被せられている紙袋3が扱
き上げられる。このとき、前記のように被袋果実1の直
上に位置している押さえ具71は、上昇するフィンガー
ユニット60によって被袋果実1そのものが平へルトコ
ンベヤ74から不当に持ち上げられるのを防止する。勿
論、果実1が小さい場合は、押さえ具71に当接する高
さまで当該果実1が上昇するフィンガーユニット60に
よって若干持ち上げられる可能性はある。
第1回目の紙袋扱き上げ作用が終了したならば、昇降ロ
ッド65の上昇により押さえ具71が上昇し且つフィン
ガーユニット60が開動する。そして第10図1に示す
ように再びフィンガーユニット60が下降せしめられる
が、その下降高さはフィンガー62が被袋果実1の上部
を把持し得る中間下降高さである。この中間下降高さに
於いてフィンガーユニット60が再びスプリング63の
付勢力で閉動せしめられ、被袋果実1の上部が当該フィ
ンガーユニット60によって把持される。係る状態に於
いてフィンガーユニット60が第11図mに示すように
上昇せしめられることにより、2回目の紙袋扱き上げ作
用が行われ、1回目の紙袋扱き上げ作用により果実1に
対して成る程度扱き上げられた紙袋3が更に扱き上げら
れる。この2回目の紙袋扱き上げ作用は、紙袋3を果実
1から完全に上方へ取り除く高さまで行われるのではな
く、第11図nに示すように果実1の上部に帽子状に紙
袋3を残す高さまで行われ、その後、フィンガーユニッ
ト60は開動せしめられ、平へルトコンベヤ74から上
方へ逃げるように回動する。
上部に紙袋3を帽子状に残された果実1は平ヘル1−コ
ンベヤ74によって引続き搬送され、紙袋吸引ダクト1
1の直下を通過するときに、当該吸引ダクト11に吸入
される空気流れによって果実1上の紙袋3が吸引除去さ
れる。吸引された紙袋3は、前記ダクト11に連通ずる
空気流路途中に介装された紙袋分離手段(フィルターや
サイクロン等)によって収集される。
尚、上記実施例で番吐4部挟持手段6や除袋手段8で兼
用させた茎切り作用時の被袋果実固定手段を使用したが
、これら手段は本発明の必須要件ではなく、省くことも
可能である。又、上記実施例では、被袋果実1の搬送ラ
インを2列並設し、各列間時に茎切り除袋処理を行うよ
うに構成したが、単列でも良いし、3列以上にすること
も可能である。更に、被袋果実1の搬送ラインを2列並
設するときは、各列毎に茎部切断用刃体を使用せずに、
実施例に示したように1枚の水平回転切断刃体48で両
列の茎切り処理を同時に行うように構成するのが経済的
である。
茎部2の切断は、この茎部2に止め具4で結束された紙
袋開口端3aをも完全に切り離す状態で行うことに限定
されない。例えば、前記紙袋開口端3aを完全に切り離
さない状態で茎部2の切断を行い、挟持片27a、27
bが切断作用後に茎部2を挟持してコンベヤ5の受け皿
部15から離間移動する際に茎部2と一緒に除去される
紙袋開口端3aを引きちぎるようにしても良い。
実施例では除袋手段8を、茎切り作用時の被袋果実固定
手段や第一の被袋果実搬送コンベヤ5から第二の被袋果
実搬送コンベヤ10への被袋果実移載手段に兼用させた
が、前記被袋果実固定手段や被袋果実移載手段を除袋手
段とは別に設けることも出来る。
更に、紙袋3が使用されていない果実の茎切り専用機と
しても使用出来るように、除袋手段8の少なくとも第二
の被袋果実搬送コンベヤ10の搬送経路上に位置する部
分を、当該コンベヤ10上の果実に対して作用しない高
さまで上昇させておくことが出来るように構成すること
も可能である。勿論、果実の大きさに応じて除袋手段8
を高さ調整可能に構成することは好ましいことである。
又、第二の被袋果実搬送コンベヤ10として平へルトコ
ンベヤ74を使用したが、スラットコンベヤ、好ましく
は表面にゴム板を貼付したスラブト板を使用したスラッ
トコンベヤを利用することも出来る。
(発明の効果) 以上の実施例に示した如く、本発明の茎切り除袋機によ
れば、茎切りパートに於ける第一の搬送コンベヤは、底
孔付き受け皿部によって被袋果実を安定良く且つ底孔か
らの茎部の突出量が略一定するように支持することが出
来るので、茎部切断手段による茎部の切断が確実良好に
行える。しかも除袋パートに於ける第二の搬送コンベヤ
上への被袋果実の移載は、昇降開閉自在な果実把持用フ
ィンガーを備えた移載手段により、被袋果実を傷付ける
ことなく確実良好に行える。換言すれば、このような移
載手段を併用するものであるから、茎切りパートに於け
る第一の搬送コンベヤには、被袋果実を茎切り作用に最
も都合の良い状態に支持することの出来る播鉢状の受け
皿部を設けることが出来る。
又、第二の搬送コンベヤ上への被袋果実移載時に除袋を
行うのではなく、当該第二の搬送コンベヤ上で搬送され
る途中を利用して当該第二の搬送コンベヤと同期移動す
る除袋手段により除袋を行うものであるから、除袋のた
めに必要充分な時間を与え、確実良好な除袋を行うこと
が出来る。勿論、この除袋パートに於ける第二の搬送コ
ンベヤは、前記第一の搬送コンベヤとは異なって平坦な
被袋果実受け面を備えたコンベヤであるから、紙袋が果
実本体とコンベヤの果実受け面との間に挟まれて良好な
除袋作用が妨げられる、と云うような恐れもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は被袋果実の縦断側面図、第2図は茎切り除袋機
全体の概略側面図、第3図は被袋果実搬送コンベヤ、茎
部挾持手段、茎部切断手段、及び除袋手段夫々の要部を
示す一部縦断正面図、第4図は主として除袋手段の駆動
部を示す一部縦断正面図、第5図は同横断平面図、第6
図は茎部挟持手段の要部を示す平面図、第7図は同各部
の縦断側面図、第8図は茎部切断手段の平面図、第9図
乃至第11図は茎切り作用及び除袋作用を説明する概略
側面図である。 1・・・被袋果実、2・・・茎部、3・・・紙袋、3a
・・・紙袋開口端、4・・・止め具、5・・・第一の被
袋果実搬送コンベヤ、6・・・茎部挟持手段、7・・・
茎部切断手段、8・・・被袋果実固定手段及び移載手段
を兼用する除袋手段、9・・・切断茎部収集部、10・
・・第二の被袋果実搬送コンベヤ、11・・・紙袋吸引
ダクト、12.23.51・・・駆動チェノ、13.5
2・・・スラット板、14・・・底孔、15・・・受け
皿部、19.47・・・駆動モーター、24a、24b
・・・平行昇降移動する一対の回転軸、25a〜26b
・・・平行揺動アーム、27a、27b・・・一対の挾
持片、28a、28b・・・開閉レバー、31 ・・・
支軸、32a、32b・・・間隔保持用リンク、33・
・・連動手段、38.41・・・カム従動アーム、39
,42,58.70・・・カム従動ローラー、40・・
・挟持片昇降用溝カム、43・・・挟持片開閉用板カム
、45・・・挟持片閉動用スプリング、48・・・水平
回転切断刃体、49a、49b・・・茎部案内板、56
・・・昇降可動板、59・・・フィンガーユニット昇降
用溝カム、60・・・フィンガーユニット、62・・・
フィンガー、63・・・フィンガー閉動用スプリング、
65・・・フィンガー開閉用昇降ロッド、67・・・フ
ィンガー接触ローラー、69・・・フィンガー開閉用溝
カム、71・・・押さえ具、74・・・平ベル斗コンベ
ヤ、75・・・落下果実収集バケット。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被袋果実を支持する底孔付き受け皿部を備えた第
    一の搬送コンベヤ、前記底孔から突出する被袋果実の茎
    部を切断する茎部切断手段、前記第一の搬送コンベヤに
    連続するように設けられ且つ平坦な被袋果実受け面を備
    えた第二の搬送コンベヤ、前記第一の搬送コンベヤの受
    け皿部から茎部切断済みの被袋果実を前記第二の搬送コ
    ンベヤの平坦な被袋果実受け面上へ移載する、昇降及び
    開閉自在な果実把持用フィンガーを備えた移載手段、前
    記第二の搬送コンベヤ上の被袋果実に対して除袋作用を
    行う除袋手段から構成された被袋果実の茎切り除袋機。
  2. (2)前記第一の搬送コンベヤと前記第二の搬送コンベ
    ヤとの間に、落下果実の収集部を介装した前記第(1)
    項記載の茎切り除袋機。
  3. (3)前記除袋手段が昇降及び開閉自在な果実把持用フ
    ィンガーを備え、この除袋手段を少なくとも前記第一の
    搬送コンベヤの終端部上まで延出させて前記移載手段を
    兼用させた前記第(1)項又は第(2)項記載の茎切り
    除袋機。
JP13388884A 1984-06-28 1984-06-28 被袋果実の茎切り除袋機 Pending JPS6112274A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113200196A (zh) * 2021-06-15 2021-08-03 浙江大学 一种用于套袋水果自动去袋的装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS572673A (en) * 1980-06-07 1982-01-08 Iseki & Co Ltd Conveyor for fruit in device for cutting off pedicel of fruit useful as fruit selecting machine
JPS5823276U (ja) * 1981-07-31 1983-02-14 株式会社三社電機製作所 ア−ク溶接機
JPS606184A (ja) * 1983-03-29 1985-01-12 Maki Seisakusho:Kk 包袋果実の果梗切り除袋方法及び装置

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