JPS61120337A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS61120337A
JPS61120337A JP24045984A JP24045984A JPS61120337A JP S61120337 A JPS61120337 A JP S61120337A JP 24045984 A JP24045984 A JP 24045984A JP 24045984 A JP24045984 A JP 24045984A JP S61120337 A JPS61120337 A JP S61120337A
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明博 松藤
Hiroshi Ogawa
博 小川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の分野] 本発明は、非磁性支持体と磁性層よりなる磁気記録媒体
の改良に関する。 [発明の背景および従来技術の説明] 、一般にオーデ
ィオ用、ビデオ用あるいはコンピュータ用等の磁気記録
媒体(以下磁気テープと記載することもある)として、
γ−Fe2O3、CO含有磁性酸化鉄、Cr Ozなど
の針状結晶からなる強磁性の金属酸化物粉末を結合剤(
バインダ)中に分散させた磁性層を非磁性支持体上に設
けた磁気記録媒体が用いられている。しかしながら最近
、特に高密度記録への要求が高まり、これらの強磁性の
金属酸化物粉末に代って強磁性金属微粉末を使用した磁
気テープが使用され−るようになってきている。 強磁性金属微粉末は、抗磁力(Hc)および残留磁束密
度(Br)が高いため高密度記録ができること、また温
度に対して安定であることなどの理由により、従来から
使用されている計測用およびコンピュータ用の磁気記録
媒体の他に、高密度記録化が瓜んでいるビデオテービ用
あるいはオーディオテープ用の磁気記録媒体としても注
目されている0強磁性金属微粉末は、微粒子化すること
によりさらに高密度の記録が可能となるであろうと考え
られている。 しかしながら、強磁性金属微粉末は硬度が低いため、こ
れを用いた磁気記録媒体の磁性層の走行耐久性が充分で
なく、磁性層表面の傷の発生あるいは強磁性金属微粉末
の磁性層からの脱落など起きやすく、従ってドロップア
ウトが発生しやすいとの問題がある。このように磁性層
から藤落した強磁性金属微粉末は磁気ヘッドの目詰まり
の原因となる。また磁性層の走行耐久性が低いと、特に
静止画像を連続的に再生する条件下(スチルモード)に
おける磁性層の寿命(スチルライフ)が砥下することに
なる。 強磁性合金粉末を用いた磁気記録媒体の電磁変換特性を
維持しつつ、走行耐久性を補填する目的で、磁性層にコ
ランダム、炭化ケイ素、酸化クロムなどの研磨材(硬質
粒子)を添加する方法が取られている。しかしながら、
磁性層に研磨材を添加する場合には、研磨材を相当多量
に添加しなければその効果が現れにくい、しかし、研磨
材を多量添加した磁性層は、磁気ヘッドを著しく摩耗さ
せる原因となり、また電磁変換特性に関しても好ましい
とは言えないとの問題がある。また、磁性層に添加され
た研磨材が脱落する傾向もあり、これもまた磁気ヘッド
の目詰まりの原因となる。 すなわち、従来知られている磁気記録媒体の電磁変換特
性を向上させ、さらに走行耐久性を向上させるための対
策は、得られる磁気記録媒体の特性および磁気ヘッドな
どに与える影響を考慮すると充分なものということがで
きない。 [発明の目的] 本発明の第一の目的は、新規な磁気記録媒体を提供する
ことにある。 本発明の弟子の目的は、電磁変換特性の優れた磁気記録
媒体を提供することにある。 本発明の第三の目的は、電磁変換特性が優れ。 かつ走行耐久性の良い磁気記録媒体を提供することにあ
る。 [発明の要旨] 本発明は、非磁性支持体と、該支持体上に結合剤中に分
散された強磁性粉末を含む磁性層を有する磁気記録媒体
において、該結合剤がポリカーボネートポリウレタンを
含むものであり、該強磁性粉末が比表面積40rrf/
g以上の強磁性金属微粉末であり、かつ該磁性層がモー
ス硬度6以上の研磨材を含むことを特徴とする磁気記録
媒体にある。 [発明の効果] 本発明により得られる磁気記録媒体は、優れた電磁変換
特性を示すのみならず、高い走行耐久性を示す。 さらに本発明の磁気記録媒体の磁性層の調製に使用する
磁性塗料は、磁性粒子の凝集などの好ましくない経時変
化が起こりに<<、このため磁気記録媒体の製造が容易
となり、また形成される磁性層の表面は高い平滑性を示
すようになる。 [発明の詳細な記述] 本発明における磁気記録媒体は、非磁性支持体と、結合
剤中に分散された磁性体からなる磁性層がこの非磁性支
持体上に設けられた基本構造を有するものである。 本発明で使用する非磁性支持体には特に制限はなく、通
常使用されているものを用いることができる。非磁性支
持体を形成する素材の例としては、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボ
ネート、ポリエチレンナフタレート、ポリアミド、ポリ
アミドイミド、ポリイミド、ポリサルホン、ポリエーテ
ルサルホンなどの各種の合成樹脂のフィルム、およびア
ルミ箔、ステンレス箔などの金属箔を挙げることができ
る。また、非磁性支持体は、一般には3〜507zm、
好ましくは5〜30pmのものが使用される。 一般に、磁気記録媒体に用いる非磁性支持体の表面の平
滑度が高いほど、その表面上に形成される磁性層の表面
の平滑度が高くなり、これにより得られる磁気記録媒体
の電磁変換特性が向上する傾向があるということができ
る。しかしながら一方では、磁性層の表面が平滑度が高
くなると、磁性層と磁気へラドとの間の摩擦係数が増大
し、逆に磁性層表面に損傷を与えやすくなるとの問題が
発生する。すなわち、強磁性金属微粉末と通常使用され
ている結合剤とからなる磁性層は、その強度が充分でな
いため、これまでに知られている強磁性金属微粉末を用
いた磁性記録材料においては表面平滑度の高い支持体を
用いることができなかった。 これに対して本発明の磁気記録媒体の磁性層は従来の磁
気記録媒体の磁性層に比較すると非常に強靭であるため
に、上記のような問題は発生することが極めて少ない、
従って、本発明の磁気記録媒体においては表面平滑度の
高い支持体を用いることが可能となり、その結果、本発
明においては高い電磁変換特性を示す磁気記録媒体が容
易に得られるとの利点がある。 磁性層の摩擦係数に及ぼす表面粗さの観点からすると、
非磁性支持体の表面粗さに特に制限を設ける必要はない
が、電磁変換特性をより良好にするためには、非磁性支
持体の中心線平均表面粗さく測定カットオフ値:0.2
5mm)が、0.1JLm未満であることが好ましく、
0 、02 g、m未満であることが特に好ましい。 非磁性支持体は、磁性層が設けられていない側にバック
層(バッキング層)が設けられたものであっても良い。 本発明の磁気記録媒体は、前述のように非磁性支持体上
に強磁性金属微粉末が結合剤中に分散された磁性層が設
けられたものである。 本発明において使用される強磁性金属微粉末は、鉄、コ
バルトあるいはニッケルを含む強磁性金属微粉末であっ
て、その比表面積(S  BET径)が40rイ/g以
上の強磁性金属微粉末である0強磁性金属微粉末の比表
面積が40m’/gより小さいと、目的とする高い電磁
変換特性を有する磁気記録媒体が得られにくくなる。 この強磁性金属微粉末の例としては1強磁性金属微粉末
中の金属分が75重量%以上であり、そして金属分の8
0重量%以上が少なくとも一種類の強磁性金属あるいは
合金(例、Fe、co、Ni、Fe−Co、Fe−Ni
、Co−Ni。 Co−N1−Fe) であり、該金属分(F)20重量
%以下の範囲内で他の成分(例、Ai、Si、S、Sc
、Ti、V、Cr、Mn、Cu、Zn、Y、Mo、Rh
、Pd、Ag、Sn、Sb、Te、Ba、Ta、W、R
e、Au、Hg、Pb。 Bi、La、Ce、Pr、Nd、B、P)を含むことの
ある合金を挙げることができる。また、上記強磁性金属
分が少量の水、水酸化物または酸化物を含むものなどで
あってもよい、これらの強磁性金属微粉末の製造方法は
既に公知であり、本発明で用いる強磁性金属微粉末につ
いてもこれら公知の方法に従って製造することができる
。 すなわち、強磁性金属微粉末の製造方法の例としては、
下記の方法を挙げることができる。 (a)複合有機酸塩(主としてシュウ酸塩)を水素など
の還元性気体で還元する方法;(b)酸化鉄を水素など
の還元性気体で還元してFeあるいはFe−Co粒子な
どを得る方法:(e)金属カルボニル化合物を熱分解す
る方法; (d)強磁性金属の水溶液に水素化ホウ素ナトリウム、
次亜リン酸塩あるいはヒドラジンなどの還元剤を添加し
て還元する方法; (e)水銀陰極を用い強磁性金属粉末を電解析出させた
のち水銀と分離する方法; (f)金属を低圧の不活性気体中で蒸発させて微粉末を
得る方法。 強磁性金属微粉末の形状に特に制限はないが、通常は針
状、粒状、サイコロ状、米粒状および板状のものなどが
使用される。 本発明の磁気記録媒体の磁性層中の全結合剤の含有量は
、通常は強磁性金属微粉末100重量部に対して10−
100重量部であり、好ましくは20〜40重量部であ
る。 本発明の磁気記録媒体は、その磁性層を形成する結合剤
がポリカーボネートポリウレタンを含むものである。 ポリカーボネートポリウレタンは、一般にポリカーボネ
ートポリオールとポリイソシアネートとの反応により、
あるいはポリカーボネートポリオールとジカルボン酸と
から合成されるポリカーボネートポリエステルポリオー
ルとポリイソシアネートとの反応により合成される。そ
して上記のポリカーボネートポリオールは、一般に多価
アルコールとジアルキルカーボネートまたはジアリルカ
ーボネートとのエステル交換法により合成されるか、あ
るいは多価アルコールとホスゲンとの縮合により得るこ
とができる。 本発明で使用するポリカーボネートポリウレタンに特に
制限はなく、上述したような従来の方法に準じて調製す
ることができる。このようなポリカーボネートポリウレ
タンは、特開昭58−60430号公報に開示されてい
る。 上述した方法に従ってポリカーボネートポリウレタンを
調製する際・に用いるジアルキルカーボネートまたはジ
アリルカーボネートおよびポリイソシアネートには特に
制限はなく通常使用されているものを用いることができ
る。 本発明で使用する多価アルコールの例としては、1.6
−ヘキサンジオール、1.4−ブタンジオール、1,3
−ブタンジオール、ネオペンチルジオール、1.3−ベ
ンタンジオールのような多価アルコールを使用すること
ができる。多価アルコールとして1.6−ヘキサンジオ
ールが好ましい。 また、ポリカーボネートポリオール、あるいはポリカー
ボネートポリオールとジカルボン酸とから合成されるポ
リカーボネートポリエステルポリオールと反応するポリ
イソシアネートの例としては、トリレンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネートなどのジイソシアネー
ト3モルとトリメチロールプロパン1モルの反応生成物
、ヘキサメチレンジイソシアネート3モルのビューレッ
トアダクト化合物、トリレンジイソシアネート5モルの
インシアヌレートアダクト化合物、トリレジンイソシア
ネート3モルとへキサメチレンジイソシアネート2モル
のインシアヌレートアダクト化合物、ジフェニルメタン
ジイソシアネートのポリマーを挙げることができる。 ポリカーボネートポリウレタンとしては、分子量(重量
平均分子量)が5000〜20万の範囲のものが一般に
使用される0分子量が5oooより小さいポリカーボネ
ートポリウレタンを使用した場合には充分に走行耐久性
が改善されないことがあり、また20万より大きいもの
を使用した場合には分散性が不良となることがある。 結合剤としてポリカーボネートポリウレタンを単独で使
用することもできるが、通常は他の結合剤と混合して使
用する。他の結合剤と混合して使用する場合、全結合剤
の1031i量%以上がポリカーボネートポリウレタン
であることが好ましく。 さらに30重量%がポリカーボネートポリウレタンであ
ることが特に好ましい。 上記のポリカーボネートポリウレタンと混合して使用す
る他の結合剤に特に制限はない、他の結合剤の例として
は、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体および塩化ビニル
・酢酸ビニルとビニルアルコール、マレイン酸および/
またはアクリル酸との共重合体、塩化ビニル・塩化ビニ
リデン共重合体、塩化ビニル・アクリロニトリル共重合
体、工チレンΦ酢斂ビニル共重合体、ニトロセルロース
樹脂などめセルロース誘導体、アクリル樹脂。 ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂
、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂を挙げることができる
0本発明の磁気記録媒体の他の結合剤は、塩化ビニル舎
酢酸ビニルとビニルアルコール、マレイン酸および/ま
たはアクリル酸−との共重合体であることが好ましく、
塩化ビニル俸酢酸ビニル拳マレイン酸共重合体であるこ
とが特に好ましい。 本発明の磁気記録媒体のポリカーボネートポリウレタン
を含む結合剤を用いた磁性層には、さらにモース硬度6
以上の研磨材が含有されている。 使用される研磨材は、モース硬度が6以上であれば特に
制限はない、研磨材の例としては、a−Fe203.C
r2O,、a−A120s、SiCを挙げることができ
、これらを単独であるいは混合して使用することができ
る。 使用する研磨材の平均粒子径は0.01〜5ILの範囲
にあることが好ましく、特にO01〜11Lの範囲にあ
ることが好ましい。 研磨材の含有量は通常強磁性合金粉末100重量部に対
して061〜20重量部の範囲、好ましくは1〜lO重
量部の範囲である。 また磁性層には上記の研磨材以外にも、カーボンブラッ
ク(1Fに、平均粒径が10〜300mgのもの)など
を含有させることが好ましい。 次に本発明の磁気記録媒体の製造方法の例を述べる。 まず、強磁性金属微粉末などの強磁性粉末と結合剤、そ
して必要に応じて研磨材、充填材などを溶剤と混練し磁
性塗料を調製する。混線の際に使用する溶剤としては、
磁性塗料の調製に通常使用されている溶剤を使用するこ
とができる。 混線の方法にも特に制限はなく、また各成分の添加順序
などは適宜設定することができる。 磁性塗料の調製には通常の混練機、たとえば、二本ロー
ルミル、三本ロールミル、ボールミル。 ペブルミル、トロンミル、サンドグライダ−1Szeg
variアトライター、高速インペラー分散機、高速ス
トーンミル、高速度衝撃ミル、ディスパー、ニーグー、
高速ミキサー、ホモジナイザーおよび超音波分散機など
を挙げることができる。 混線分散に関する技術の詳細は、T、G、PATTON
著″Pa1nt Flow  and Pigment
 DLspersion″(111B4年John W
iley & 5ons社発行)に記載されている。 また、米国特許第2.581.414号および同第2,
855,156号などの明細書にも記載がある6本発明
においても上記の文献などに記載された方法に準じて混
線分散を行ない磁性塗料を調製することができる。 磁性塗料を調製する際には、分散剤、帯電防止剤、潤滑
剤等の公知の添加剤を併せて使用することもできる。 分散剤の例としては、炭素数12〜22の脂肪酸(例、
カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸。 ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸
、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、す/リン酸
、ステアロール酸)、上記脂肪酸とアルカリ金属(例、
リチウム、ナトリウム、カリウム)またはアルカリ土類
金属(例、マグネシウム、カルシウム、バリウム)とか
らなる金属石鹸、上記の脂肪鎖のエステルおよびその化
合物の水素の一部あるいは全部をツー15I原子で置換
した化合物、上記の脂肪酸のアミド、脂肪族アミン、高
級アルコール、ポリアルキレンオキサイドアルキルリン
酸エステル、アルキルリン酸エステル、アルキルホウ酸
エステル、サルコシネート類、アルキルエーテルエステ
ル類、トリアルキルポリオレフィンオキシ第四級アンモ
ニウム塩およびレシチンなどの公知の分散剤を挙げるこ
とができる。 分散剤を使用する場合、通常は使用する強磁性金属微粉
末10.0重量部に対して0.1〜10重量部の範囲で
使用される。 帯電防止剤の例としては、カーボンブラック、カーボン
ブラックグラフトポリマーなどの導電性微粉末;サポニ
ンなどの天然界面活性剤;アルキレンオキサイド系、グ
リセリン系およびグリシドール系などのノニオン性界面
活性剤;高級アルキルアミン類、第四級アンモニウム塩
類、ピリジンその他の複素環化合物の塩類、ホスホニウ
ムまたはスルホニウム類などのカチオン性界面活性剤;
カルボン酸、スルホン酸、燐酸、硫酸エステル基、燐酸
エルテル基等の酸性基を含むアニオン性界面活性剤;ア
ミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミノアルコールの硫
酸または燐酸エステル類等の両性活性剤を挙げることが
できる。帯電防止剤として上記の導電性微粉末を使用す
る場合には。 たとえば強磁性金属微粉末100重量部に対して0.1
−10重量部の範囲で使用され、界面活性剤を使用する
場合にも同様に0.1〜10重量部の範囲で使用される
。 潤滑剤の例としては、前記の脂肪酸、高級アルコール類
、ブチルステアレート、ソルビタンオレエートなどの炭
素数12〜20の一塩基性脂肪酸と炭素数3〜20の一
価もしくは多価アルコールからなる脂肪酸エステル類、
鉱物油、動植物油、オレフィン低重合体、α−オレフィ
ン低重合体の他にグラファイト微粉末、二硫化モリブデ
ン微粉末、テフロン微粉末などの公知の潤滑剤およびプ
ラスチック用潤滑剤を挙げることができる。潤滑剤の添
加量は、公知技術に従って任意に決定することができる
。 なお、上述した分散剤、帯電防止剤、潤滑剤などの添加
剤は、厳密に上述した作用効果のみを有するものである
との限定の下に記載したものではなく、たとえば、分散
剤が潤滑剤あるいは帯電防止剤として作用することもあ
り得る。従って、上記分類により例示した化合物などの
作用効果が、上記分類に記載された事項に限定されるも
のではないことは勿論であり、また、複数の作用効果を
奏する物質を使用する場合には、添加量は、その物質の
作用効果を考慮して決定することが好ましい。 このようにして調製された磁性塗料は、前述の非磁性支
持体上に塗布される。塗布は、前記非磁性支持体上に直
接性なうことも可能であるが、また、接着剤層などを介
して非磁性支持体上に塗布することもできる。 非磁性支持体上への塗布法の例としては、エアードクタ
ーコート、フレードコート、ロッドコート、押出しコー
ト、エアナイフコート、スクイズコート、含浸コート、
リバースロールコート、トランスファーロールコート、
グラビヤコート。 キスコート、キャストコート、スプレーコート及びスピ
ンコード方法を挙げることができ、またこれらの方法以
外であっても利用することができる、これらのコーティ
ング方法の具体的説明については、朝食書店発行「コー
ティング工学」253〜277頁(昭和46年発行)に
記載がある。 また、上記の強磁性金属微粉末と結合剤の分散方法およ
び支持体への塗布方法などの詳細は特開昭54−460
11号オヨび同54−21805号などの各公報に記載
されている。 このようにして塗布される磁性層の厚さは、乾燥後の厚
さで一般には約0.5〜lOpmの範囲、通常は1.5
〜7.OILmの範囲となるように塗布される。 非磁性支持体上に塗布された磁性層は通常、磁性層中の
強磁性粉末を配向させる処理、すなわち磁場配向処理を
施した後、乾燥される。また必要により表面平滑化処理
が施される0表面平滑化処理などが施された磁気記録媒
体は、次に所望の形状に裁断される。 本発明の磁気記録媒体は優れた電磁変換特性を示す媒体
であり、たとえばビデオテープとして使用した場合には
高いビデオ出力を示す、さらに、ビデオテープとしては
スチルライフが長く良好な走行耐久性を示すとの利点が
ある。同時に本発明の磁気記録媒体の磁性層を形成する
ために調製される磁性塗料の経時変化が少ないので、磁
性塗料の調製からテープの製造までに要する時間が長期
化したり、変動したりしても磁性層の特性の変化は殆ど
発生しない。 次に1本発明に実施例および比較例を示す、なお、実施
例および比較例中の「部」との表示は、「重量部」を示
すものである。 [実施例1] 下記の組成物をボールミルを用いて48時間混線分散し
た後、これにポリイソシアネート5部を加え、さらに1
時間混線分散した後、Igmの平均孔径を有するフィル
タを用いて濾過し、磁性塗料を調製した。得られた磁性
塗料を乾燥後の磁性層の厚さが4.OILmになるよう
に、厚さ10gmのポリエチレンテレフタレート支持体
(中心線平均表面粗さく測定カットオフ値:0.25m
m)が0.008ルm)の表面にリバースロールを用い
て塗布した。 111且11 強磁性金属微粉末(組成:Fe94%、Zn4%、Ni
2%、Hc:15000e、比表面積:40m″/g)
     100部塩化ビニル/酢酸ビニル/無水マレ
イン酸共重合体(日本ゼオン■製:400X 110A、重合度:400)      8部ポリカー
ボネートポリウレタン      8部α−アルミナ(
平均粒径:500mル モース硬度=9)     3部 カーボンブラック(平均粒径: 9μmg)  2部ス
テアリン酸              2部ブチルス
テアレート           2部メチルエチルケ
トン         300部ただし、上記のポリカ
ーボネートポリウレタンは、以下の方法により製造した
ものである。 1.6−ヘキサンジオール200部とジエチルポリカー
ボネー) 100部を150℃で溶融し、生成するエチ
ルアルコールを減圧下で除去しながらエステル交換を行
なってポリカーボネートポリオールを調製した0次に、
得られたポリカーボネートポリオール100部と1.6
−ヘキサンジオール6部、インホロンジアミン6部およ
び水添加MDI(4,4−ジフェニルメタンジイソシア
ネー))100部を反応させてポリカーボネートポリウ
レタンを得た。得られたポリカーボネートポリウレタン
の重量平均分子量は、40000であった。 磁性塗料が塗布された非磁性支持体を、磁性塗料が未乾
燥の状態で3000ガウスの磁石で磁場配向処理を行な
い、さらに乾燥後、スーパーカレンダー処理を行なった
後、172インチ幅にスリットして、VHS型ビデオテ
ープを製造した。 上記のようにして得られたビデオテープにビデオレコー
ダ(松下電器■製NV−6600型)を用いて4MHz
の信号を記録し再生した。基準テープ(富士写真フィル
ム■製VHSビデオテープ)に記録した4 M Hzの
再生出力をOdBとした時のテープ相対的なビデオ出力
は9.2dBであった。 上記のビデオテープを使用してスチルモードで再生を行
ない画面に著しい欠陥が生ずるまでの時間(スチルライ
フ)を調べた。上記のビデオテープは、スチルライフの
一般的な基準時間である120分間再生を行なっても画
面に著しい欠陥は生じなかった。 次に、上記ビデオレコーダを用いて、得られたビデオテ
ープに信号を120分間記録し、これを再生した°とき
のヘッド目詰まりによる再生出力を測定した。120分
間経過後の再生出力に低下は見られず、また磁気ヘッド
を観察したところ目詰まりは見られなかった。 磁性塗料調製直後に支持体に塗布して得たビデオテープ
の磁性層の表面の光沢と、調製後十時間経過した後の支
持体に塗布して得たビデオテープの磁性層の表面の光沢
を入射角45度1反射角45度の全反射率を標準光沢度
計(スガ試験機輛製、デジタル光沢針GK45D型)に
より測定して磁性塗料の経時変化によるテープ磁性層の
影響を調べたところ、磁性塗料の経時変化によるテープ
磁性層の光沢度の低下は5であった。 なお、以下に示す実施例および比較例におけるビデオ出
力、スチルライフ、磁性塗料の経時変化およびヘッド目
詰まりは、上記の方法により測定した。 f実施例2] 実施例1で使用した強磁性金属微粉末に代えて比表面積
を50m″/gの強磁性金属微粉末(組成:Fe94%
、Zn4%、Ni2%)を使用した以外は同様にしてビ
デオテープを製造した。 得られたビデオテープの相対的なビデオ出力は9.6d
B、スチルライフは、基準時間である120分間再生を
行なっても画面に著しい欠陥は生じなかった。また、1
20分間経過後の再生出力に低下は見られず、磁気ヘッ
ドを観察したところ目詰まりは見られなかった。さらに
、磁性塗料の経時変化によるテープ磁性層の光沢度の低
下は5であった・ [実施例3] 実施例1で使用した強磁性金属微粉末に代え比表面積を
80m2/gの強磁性金属微粉末(組成:Fe94%、
Zn4%、Ni2%)を使用した以外は同様にしてビデ
オテープを製造した。 得られたビデオテープの相対的なビデオ出力は9.7d
B、スチルライフは、基準時間である120分間再生を
行なっても画面に著しい欠陥は生じなかった。また、1
20分間経過後の再生出力に低下は見られず磁気へ一7
ドを観察したところ目詰まりは見られなかった。さらに
、磁性塗料の経時変化によるテープ磁性層の光沢度の低
下は7であった・ [比較例1] 実施例1で調製したポリカーボネートポリウレタンに代
えアジピン酸とへキサメチレングリコールおよびトリレ
ンジイソシアネートから誘導されたポリエステルポリウ
レタンを用いた以外は同様に操作してポリエステルポリ
ウレタン調製し、これを結合剤として用いた以外は実施
例1と同様にしてビデオテープを製造した。 得られたビデオテープの相対的なビデオ出力は8 、0
 dB、スチルライフは80分であった。 また、120分間経過後の再生出力に低下が見られ、磁
気ヘッドを観察したところ目詰まりが見られた。さらに
、磁性塗料の経時変化によるテープ磁性層の光沢度の低
下はlOであった。 [比較例2] 比較例1において、強磁性金属微粉末を比表面積を50
ゴ/gの強磁性金属微粉末(組成二F894%、Zn4
%、Ni2%)を使用した以外は同様にしてビデオテー
プを製造した。 得られたビデオテープの相対的なビデオ出力は8 、1
 dB、 スチルライフは60分であった。 また、120分間経過後の再生出力に低下が見られ、磁
気ヘッドを観察したところ目詰まりが見られた。また、
磁性塗料の経時変化によるテープ磁性層の光沢度の低下
は16であった。 [比較例3] 比較例1において、強磁性金属微粉末を比表面積を60
m″/gの強磁性金属微粉末(組成、: F e94%
、Zn4%、Ni2%)を使用した以外は同様にしてビ
デオテープを製造した。 得られたビデオテープの相対的なビデオ出力は8.1d
B、スチルライフは40分であった。 また、120分間経過後の再生出力に低下が見られ、磁
気ヘッドを観察したところ目詰まりが見られた。さらに
、磁性塗料の経時変化によるテープ磁性層の光沢度の低
下は20であった。 [比較例4] 実施例1において、使用した強磁性金属微粉末に代え比
表面積を30m2/gの強磁性金属微粉末(組成:Fe
94%、Zn4%、Ni2%)を使用した以外は同様に
してビデオテープを製造した。 得られたビデオテープの相対的なビデオ出力は8.2d
Bと低かった。しかし、スチルライフの基準時間である
120分間再生を行なっても画面に著しい欠陥は生じな
かった。また、120分間経過後の再生出力に低下が見
られず磁気ヘッドを観察したところ目詰まりは見られな
かった。また、磁性塗料の経時変化によるテープ磁性層
の光沢度の低下は5であった。
【比較例5】 実施例2において、α−アルミナを使用しなかった以外
は同様に操作してビデオテープを製造した。 得られたビデオテープの相対的なビデオ出力は9.6d
B、スチルライフは100分であった。 また、120分間経過後の再生出力に低下が見られ、磁
気ヘッドを観察したところ目詰まりが見られた。さらに
、磁性塗料の経時変化によるテープ磁性層の光沢度の低
下は5であった。 上述した実施例から、本発明の磁気記録媒体は、ポリカ
ーボネートポリウレタンを含む結合剤を用いて、比表面
積40m″/g以上の強磁性金属微粉末とモース硬度6
以上の研磨材と含む磁性層を非磁性支持体に付設するこ
とにより、たとえばビデオテープとして使用した際に、
ビデオ出力が高くスチルライフが長く、ヘッド目詰まり
による出力の低下がないことがわかる。すなわち、実施
例1と比較例1、実施例2と比較例2、実施例3と比較
例3との対比により、結合剤としてポリカーボネートポ
リウレタンを用いることによりビデオ出力が高くスチル
ライフが長く、また、ヘッド目詰まりによる出力の低下
もないことが明らかである。さらに、磁性塗料を調製て
から十時間後の磁性塗料の劣化による磁性層への影響も
少ないことが明らかである。 一方、実施例1と比較例4との対比により、比表面積が
40rn”/gに満たない強磁性金属微粉末を使用した
場合にはビデオ出力が低下する傾向があることが解る。 さらに、実施例2と比較例5との対比により、研磨材を
使用しない場合には、スチルライフが短く、さらにヘッ
ド目詰まりも発生する。 以上のように本発明の磁気記録媒体は、電磁変換特性お
よび走行耐久性の優れた磁気記録媒体である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非磁性支持体と、該支持体上に結合剤中に分散され
    た強磁性粉末を含む磁性層を有する磁気記録媒体におい
    て、該結合剤がポリカーボネートポリウレタンを含むも
    のであり、該強磁性粉末が比表面積40m^2/g以上
    の強磁性金属微粉末であり、かつ該磁性層がモース硬度
    6以上の研磨材を含むことを特徴とする磁気記録媒体。 2、上記ポリカーボネートポリウレタンが、結合剤の総
    量に対して10重量%以上含まれていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体。 3、上記結合剤が、塩化ビニル・酢酸ビニル・無水マレ
    イン酸共重合体を含むものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体。 4、上記研磨材がα−Fe_2O_3、SiC、α−A
    l_2O_3およびCr_2O_3よりなる群より選ば
    れた一種類の研磨材であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の磁気記録媒体。 5、上記研磨材の磁性層中の含有量が強磁性金属微粉末
    100重量部に対して0.1〜20重量部の範囲にある
    ことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の磁気記録
    媒体。 6、上記非磁性支持体の測定カットオフ値 0.25mmにおける中心線平均表面粗さが、0.1μ
    m未満であることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃
    至第5項のいずれかの項記載の磁気記録媒体。 7、上記非磁性支持体の測定カットオフ値 0.25mmにおける中心線平均表面粗さが、0.02
    μm未満であることを特徴とする特許請求の範囲第6項
    記載の磁気記録媒体。
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