JPS5864629A

JPS5864629A - 磁気記録媒体

Info

Publication number: JPS5864629A
Application number: JP56163132A
Authority: JP
Inventors: Isao Kubota; 功久保田
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1981-10-13
Filing date: 1981-10-13
Publication date: 1983-04-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】従来の磁気記録媒体、例えばｙ　−Ｆｅ、Ｏ，磁性粉末
又は１−　Ｆｅ２０３−　Ｃｏ被着磁性粉末を使用し九
磁気テープにおいて、これ等磁性粉末の高密度充填（ｈ
ｌｇｅ　ｐａｃｋｉｎｇ化）はその磁気的性質から限界
があり、ある程度以上の高密度充填を行つ九場合はバイ
アスノイズが大きくなるという欠点を有していた。

本発明は、上述の点に鑑みて全帯域で優れ九再生出力及
び低雑音（・奇イアスノイズ）を有する磁気記録媒体を
提供するものである。

以下、実施例を参照しながら本発明による磁気記録媒体
を詳述する。

実施例１、　比表面積２０ｒｎ”／１／ｉ抗磁力５２００ｅ　
。

ｙ　−Ｆｅ、０３−　Ｃｏ被着磁性粉末　　・・−・・
・・・・・・４００重量部熱可ｍ性４リウレタン樹脂　
曲・・曲・・３３．３重量部（ニスタン５７０２　　Ｂ
、Ｆグツドリッチ社製）塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体・・・・曲間３３．３重量部（Ｖ庇Ｕ、　Ｃ，Ｃ社製
）レシチン　　　　　　　　　　　・・・・・・・聞・　
　４　重量ＩＳＳメルルチルケトン　　　　　・・・曲
・曲６５０重量部シクロヘキサノン　　　　　　・・・
・・・・囮・　ｓｏ重重量上上記組成加えが−ルミルに
て２４時間の分散処理を施して後、ポリイソシアネート
（デスモジュールＬ−７５バイエル社製）を２０重量部
加え２時間の高速剪断分散を行い磁性塗料を得た。これ
を磁性塗料（ホ）とする。

２、比表面積２０　ｍ”／＃、抗磁力５２００ｅ　。

１−　Ｆｅ、Ｏｓ−Ｃｏ被着磁性粉末　・・曲・・・・
・・４００重量部熱可暖性／９ウレタン樹脂　　　・・
−・−・・・・・　２５重量部塩化−二ルー酢酸ビニル
共重合体　・・・・・・・・・・・・　２５重量部レシ
チン　　　　　　　　　　・・・・・・・・・・・・　
　４重量部メチルエチルケトン　　　　・・・・・・・
・・・・・６２５重量部シクロヘキサノン　　　　　　
・・−・・・・・・・・　５０重量部上記組成を加え、
以下第１実施例の磁性塗料囚と同じ工程によシ磁性塗料
を得た。これを磁性塗料（Ａりとする。

３、第ｉｌｌ施例の磁性塗料（ホ）の１−　Ｆｅ、０．
−　Ｃｏ被着磁性粉末を比表面積ｚｏｒｎ”／Ｉ、抗磁
カフ２００・及び９２００ｓのｙ　−ｒｅ２０３−　Ｃ
ｏ被着磁性粉末に置き換えて（他は同じとして）磁性塗
料囚と同じ工程により磁性塗料を得九、これを磁性塗料
（ロ）及び０とする。

４、比表面積４０ｒｎ”／７、抗磁力６０００ｅの合金
磁性粉末　　　　　　　　・・・・・−・・・・・３０
０重量部熱可朦性−リウレタン樹脂　　・・・・・−・
・・・・　２５重量部塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体
　−・・・・・・・・・・　２５重量部オレイン酸　　
　　　　　　　・・・・・・・・・・・・　　６重量部
メチルエチルケトン　　　　　・・・・・・・・・・・
・４４０重量部シクロヘキサノン　　　　　　・・・・
・−・・・・・４４０重量部上記組成を加え、以下第１
実施例の磁性塗料■と同じ工程によシ磁性塗料を得た。

これを磁性塗料０とする。

５、第３！Ｉ！施例の磁性塗料０の合金磁性粉末を比表
面積４０ｍ”／ｇ、抗磁力ｓｏｏ　Ｏｅ及び１００００
ｅ　ｏ合金磁性粉末に置き換えて（他は同じとして）第
１実施例の磁性塗料囚と同じ工程によシ磁性塗料を得た
。これを磁性塗料０及びいとする。

６、第３実施例の磁性塗料０の合金磁性粉末を比表面積
６０ｍ”／９、抗磁力６０００ｓ　、　ｓｏｏ　Ｏｅ及
び１００００ｅの合金磁性粉末に置き換えて（他は同じ
として）第１実施例の磁性塗料囚と同じ工程によシ磁性
塗料を得た。これを磁性塗料０．１及びσ）とする。

７、　第３実施例の磁性塗料０の合金磁性粉末を比表面
積８０ｍ”／、９、抗磁力６０００ｓ　、　８０００ｅ
及び１０００　ｏｓの合金磁性粉末に置き換えて（他は
同じとして）第１実施例の磁性塗料（ホ）と同じ工程に
よシ磁性塗料を得え、これを磁性塗料σ）、ＩＱ及び鋤
とする。

上記合金磁性粉末の製法としては出発原料として針状酸
化鉄粒子、例えばｒ−タイ）　（Ｆｅ００Ｈ）又は針状
の酸化鉄即ちガン！−へ！タイー）（ｒ−Ｆｅ、０．　
）戒はマグネ／（ト（Ｆｅ、０．　）を用い、この表面
に水酸化ニッケル（必、要に応じて水酸化コバルトを添
加する）を吸着させ、これを６００〜７５０℃の温度範
囲で加熱処理してニッケルが一様に拡散された針状の鉄
−ニッケル（コバルトを添加させた場合は鉄−コバルト
−ニッケル）酸化物粒子を得、さらに３５０℃で水素還
元処理を施してＦｅ　−Ｎ１合金磁性粉末を得た。

とｏＦｅ−Ｎ１合金磁性粉末はＦｅ　７０　ｇ４−　Ｎ
ｌ　３０チ、比表面積４０ｍ”／＃で針状比９〜１０．
抗磁力６０θＯｅであった。

この合金磁性粉末の比表面積のコントロールは出発材料
の比表面積即ち、粒子の長さ及び軸比、形状を選ぶこと
によって、を九抗磁力のコントロールはコ・９ルト、ニ
ッケル等の他の金属を添加することによって可能であり
、上記各実施例においてはこれ等のコン）ａ−ルによっ
て得られ九所定の合金磁性粉末を用いた。

なお、磁性粉末の比表面積はＢＥＴ法による比表面積と
する。

上述の各磁性塗料囚、（に）、（ロ）〜（ト）の特性を
まとめて下記の表に示す。但しＰ／Ｂは磁性粉末［Ｆ］
に対スるＩクインダー（ハ）の比を示す。

表しかして、上記の各磁性塗料囚、（入り、＠〜■を使用
し、第１図に示すように非磁性基体（例えば厚さ１２μ
のぼりエチレンテレフタレートフィルム）（１）上に磁
性塗料を塗布し、磁場配向処理を行イ、乾燥し死後にス
ーツ譬−カレンダー關−ル処３！して磁性層（２）を形
成して成る磁気記録媒体（３）を作成し、この磁気記録
媒体（３）の磁気特性（残留磁束密度Ｂ「、抗磁力Ｈａ
　）、再生出力（ｌｌ［Ｌ　）及び・母イアスノイズ勢
を測定した。その結果を第２図及び第、３図に示す。第
２図はｒ　−Ｆｅ、０１Ｃｏ被着磁性粉末を用いた磁性
塗料（へ）、（に）、＠、ｎによる磁性層（２）の磁気
記録媒体（３）の特性（従来例（１）〜αｅ：第２図は
本発明による磁気記録媒体、即ち磁性層（２）を合金磁
性粉末を用い良磁性塗料０〜（Ｌ）により。

形成した磁気記録媒体（３）の特性（実施例（１）〜（
２１）である。

なお、測定に使用し九磁気記録媒体（磁気チーｆ）はＩ
Ａインチ巾に裁断したオーディオ用テープである。まえ
、各特性の測定法は下記の通りである。

１、　　Ｂｒは外部磁場２００００ｅで測定した時の残
留磁束密度である。単位はガウス（ｇａｕｓｓ　）　＠
２、　　Ｈｃは外部磁゛場２０００　ｏｅで測定した時
の抗磁力である。単位はエルステッド（Ｏｅ）。

３、ＭＯＬ（再生出力）は基準周波数（３１５Ｈｚ　）
と高域周波数（１０ｋＨｚ　）が用いられ、前者は３１
５Ｈｚの出力信号が３チひずみとなる出力レベル、後者
は１０　ｋＨｚ信号の最大飽和出力レベルである。

４、バイアスノイズは聴感補正フィルＩＩ−Ａ（ＪＩ８
　）を使用した時のバイアスノイズである。

単位はデシベル（ｄｂ　）　。

５、テープスピードは４．８５１／　Ｓｅｃである。

セしてＩＬ　（３１５Ｈｚ　、　　１０　ｋＨｚ　）及
ヒノ”　イア　ｘノイズは第２図の従来例（３）を基準
（Ｏｄｂ　）とした相対値（ｄｂ　）で示す。

この第２図及び第３図から磁性層が金属磁性粉末を用い
良磁性塗料により形成した磁気記録媒体が、ｒ　−Ｆｅ
、０３−　Ｃｏ被着磁性粉末を用いた磁性塗料によシ磁
性層を形成した磁気記録媒体に比べ低域及び高域の全帯
域にわたって高再生出力を有し、しかも低ノ臂イアスノ
イズであることが認められる。

金属磁性粉末の比表面積は３５〜ｓｏｍ”／ＩＩの範囲
がよ（，３５ｒｒｌ”／７以下の場合はバイアスノイズ
低減の効果が期待できず、ｓｏｎ”／ｙ以上の場合は磁
性粉末の磁化量が下るので磁性層の最大残留磁束密度が
低下し、低域の再生出力が充分にとれなくなる。ｔた磁
性層の抗磁力は５００〜９００エルステツドがよく、５
００エルステツド以下では高域が伸びず所要の再生出力
が得られないことになシ、９００、エルステッド以上で
は記録電流が多く必要になる。

なお、磁性層の厚さは２μ以上６μ以下がよく、２μよ
シ薄くなると低域の再生出力が低下し、６声よプ厚くな
ると厚み損失によシ高域の再生出力が低下する。ま九残
留磁束密度は２０００〜３８００ガウスが好ましく、２
００ＯＮウス以下の場合は金属磁性材料粉末を用いる意
味がなくなり、３８００ｆウス以上では記録減磁が生じ
るために飽和記録が困難となる。この残留磁束密度は磁
性材料粉末の種類（比表面積、添加物等の相違）、磁性
材料粉末とパイン〆一の比率等によシコントロールする
ことができる。

斯して本発明に於ては上記第３図及び第４図の特性結果
等に基き、第１図に示す如く非磁性基体（１）上に単相
の磁性層（２）を形成して成る磁気記録媒体（３）にお
いてその磁性層（２）をＢＥＴ法による比表面積が３５
〜８０ｍ２／７の金属磁性材料粉末を結合剤等と共に塗
布して形成し、その抗磁力を５００〜９００エルステツ
ドとするものである。

この様な本発明によれば、全帯域にわたり、高再生出力
を保ちつつバイアスノイズを低減させることができるも
のであシ、従来のγ−ｒｅ２ｏ３又はｒ　−Ｆｅ２０３
−　Ｃｏ被着磁性粉末を用いた磁気記録媒体に比して優
れた特性を有する磁気記録媒体を提供することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は磁気記録媒体の断面図、第２図は従来の磁気記
録媒体の各側の特性を表として示す図、第３図は本発明
による磁気記録媒体の各実施例の特性を表として示す図
である。図中（１）は非磁性基体、（２）は磁性層、（３）は磁
気記録媒体である。

Claims

【特許請求の範囲】

非磁性基体上に金属磁性材料粉末を所要の結合剤等と共
に塗布してなる磁性層を有する磁気記録媒体において、
上記金属磁性材料粉末は翼法による比表面積が３５〜８
０ｒｎ”／７であシ、上記磁性層は抗磁力が５００〜９
００エルステツドであることを特徴とする磁気記―媒体
。