JPS61120157A - 静電像現像剤 - Google Patents
静電像現像剤Info
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- JPS61120157A JPS61120157A JP59240763A JP24076384A JPS61120157A JP S61120157 A JPS61120157 A JP S61120157A JP 59240763 A JP59240763 A JP 59240763A JP 24076384 A JP24076384 A JP 24076384A JP S61120157 A JPS61120157 A JP S61120157A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
〔産業上の利用分野J
本発明はトナーと樹脂被覆キャリアとからなる静電像現
像剤(二成分現像剤)に関し、特にトナーと樹脂被覆キ
ャリアの好適な組合せにより゛カブリの発生を抑晶した
上で画像濃度をヒ昇させることができ、かつ感光体のト
ナーフィルミ/グを防止できる静電像現像剤に関する。 [従来績J&] 電子写真法においては、光導電性要素よりなる感光体に
暗所にて均一・な表面電荷を与えた後、画像露光により
静電像を形成し、この静電像を現像して可視像が形成さ
れる。 一般にかかる静電像を現像する方法は湿式現像法と乾式
現像法とに大別される。湿式現像法は絶縁性有機液体中
に各種の顔料や染料を微細粒子として分散して成る液体
現像剤を用いて現像する方法であり、また乾式現像法は
、天然又は合成の樹脂中にカーボンブラック等の着色剤
を分散含有して成るトナーと称する微粉末検電粉を使用
する現像方法である。この乾式現像方法には、前記トナ
ーのみを主成分とした現像剤を用いる所謂毛ブラシ法、
インプレッシ、ン法、パウダークラウド法の外、鉄粉或
いはガラスピーズ等よりなるキャリアと前記トナーとの
混合体を現像剤として用いる所謂磁気ブラシ法、カスケ
ード法がある。 これらの現像方法により、現像剤中に含有される電荷を
有するトナー粒子等の検電粒子が静電像に付石してul
視像が形成される。このIll視像は熱、圧力、溶媒蒸
気等によりそのまま感光体Eに或いは紙その他の像支持
体に転写された後に定着される。 本発明は、上記現像法のうち磁気ブラシ法及びカスケー
ド法に用いる現像剤、すなわちキャリアがトナーと共に
攪拌されることによってトナーに所望の電荷を付与し、
良好なトナー画像を形成する静電像現像剤に関するもの
である。 [発明が解決しようとする問題点1 一般に現像剤に用いられるキャリアは導電性キャリアと
絶縁性キャリアとに大別される。 導電性キャリアとしては1通常酸化された又は未酸化の
鉄粉が用いられるが、この鉄粉キャリアを成分とする現
像剤においては、トナーに対する摩擦帯電性が不安定で
あり、又現像剤により形成される可視像にカブリが発生
する欠点がある。すなわち、現像剤の使用に伴ない鉄粉
キャリア粒子の表面にトナー粒子が付着するためキャリ
ア粒子の電気抵抗が増大してバイヤス電流が低ドし、し
かもff!擦帯電性が不安定となり、この結果形成され
る可視像の画像濃度が低下し、カブリが増大する。従っ
て鉄粉キャリアを含有する現像剤を用いて電子複写装置
により連続的に複写を行うと少数回で現像剤が劣化する
ため現像剤を早期に交換することが必要となり、良好な
画像を続けて得られない。 また絶縁性キャリアとしては、一般に鉄、ニッケル、フ
ェライト等の強磁性体より成るキャリア芯材の表面を絶
縁性樹脂により均一に被覆したキャリアが代表的なもの
である。この絶縁性キャリアを用いた現像剤においては
、キャリア表面にトナー粒子が融着することが導電性キ
ャリアの場合に比べ少な(、同時にトナーとキャリアと
の摩擦帯電性を制御することができ耐久性が比較的優れ
る。しかしながら、この絶縁性キャリアにおいては、共
に用いられる特定のトナーとの)[により所望の大きさ
並びに極性の帯電状態が得られること(帯電性)が要求
される。 すなわちトナーとキャリアとからなる現像剤は現像器内
において、キャリア粒子同志、トナー粒子同志、キャリ
ア粒子とトナー粒子の間、キャリア粒子及び/又はトナ
ー粒子と攪拌部材や=9等との間で摩擦されるが、キャ
リアの被覆層がこの摩擦により摩滅すると、トナーとの
摩擦によって生ずる帯電特性の安定性が失われるように
なり、結局トナー粒子に所望の帯電状態を付与すること
ができない、また、絶縁性キャリアの被I!!層が十分
な耐維擦性を有していてもその芯材に対する接着性が悪
いと上述の摩擦により被覆層が剥離し、或いは砕けるこ
とによって同様に帯電特性が失われるようになる。さら
に被覆層の表面にトチ−微粉末等が付着して被膜が形成
されるとやはり帯電特性が不安定となる。かかる場合に
は優れた画像を安定して形成することがでJず現像剤全
体を薪しいものと交換する必要が生ずる。 従来かかる欠点を改良する技術の1つとして。 キャリア芯材の表面をパーフルオロアルカン、パーフル
オロアルキル等のフルオロ化合物によって被覆する技術
が知られている(特開昭51−117638号公報参照
)、シかし当、偵技術においては、被ra層含有化合物
が比較的低分子量のため。 被覆強度が弱く、耐摩擦性がそれ程改良されていないた
め、耐久性に劣り摩擦帯電性が安定していないという欠
点があった。 また当該キャリアを現像剤として用いた場合にトナーの
!4類によっては、特に帯電特性の点で問題があり、現
像剤特性が悪く画像濃度がのらないという問題があり、
特にスチレン系で問題があることが判明した。 そこで本発明の目的は(1)画像濃度を高くすることが
でき、(2)耐久性が良好であり、高速複写機に用いる
ことができる。(3)熱ロー予定着に良好に適応するこ
とができる。(4)負帯電性の強いトナー材料毫用いて
正帯電性トナーを得ることができる帯電特性に優れた静
電像現像剤を提供することにある。・
像剤(二成分現像剤)に関し、特にトナーと樹脂被覆キ
ャリアの好適な組合せにより゛カブリの発生を抑晶した
上で画像濃度をヒ昇させることができ、かつ感光体のト
ナーフィルミ/グを防止できる静電像現像剤に関する。 [従来績J&] 電子写真法においては、光導電性要素よりなる感光体に
暗所にて均一・な表面電荷を与えた後、画像露光により
静電像を形成し、この静電像を現像して可視像が形成さ
れる。 一般にかかる静電像を現像する方法は湿式現像法と乾式
現像法とに大別される。湿式現像法は絶縁性有機液体中
に各種の顔料や染料を微細粒子として分散して成る液体
現像剤を用いて現像する方法であり、また乾式現像法は
、天然又は合成の樹脂中にカーボンブラック等の着色剤
を分散含有して成るトナーと称する微粉末検電粉を使用
する現像方法である。この乾式現像方法には、前記トナ
ーのみを主成分とした現像剤を用いる所謂毛ブラシ法、
インプレッシ、ン法、パウダークラウド法の外、鉄粉或
いはガラスピーズ等よりなるキャリアと前記トナーとの
混合体を現像剤として用いる所謂磁気ブラシ法、カスケ
ード法がある。 これらの現像方法により、現像剤中に含有される電荷を
有するトナー粒子等の検電粒子が静電像に付石してul
視像が形成される。このIll視像は熱、圧力、溶媒蒸
気等によりそのまま感光体Eに或いは紙その他の像支持
体に転写された後に定着される。 本発明は、上記現像法のうち磁気ブラシ法及びカスケー
ド法に用いる現像剤、すなわちキャリアがトナーと共に
攪拌されることによってトナーに所望の電荷を付与し、
良好なトナー画像を形成する静電像現像剤に関するもの
である。 [発明が解決しようとする問題点1 一般に現像剤に用いられるキャリアは導電性キャリアと
絶縁性キャリアとに大別される。 導電性キャリアとしては1通常酸化された又は未酸化の
鉄粉が用いられるが、この鉄粉キャリアを成分とする現
像剤においては、トナーに対する摩擦帯電性が不安定で
あり、又現像剤により形成される可視像にカブリが発生
する欠点がある。すなわち、現像剤の使用に伴ない鉄粉
キャリア粒子の表面にトナー粒子が付着するためキャリ
ア粒子の電気抵抗が増大してバイヤス電流が低ドし、し
かもff!擦帯電性が不安定となり、この結果形成され
る可視像の画像濃度が低下し、カブリが増大する。従っ
て鉄粉キャリアを含有する現像剤を用いて電子複写装置
により連続的に複写を行うと少数回で現像剤が劣化する
ため現像剤を早期に交換することが必要となり、良好な
画像を続けて得られない。 また絶縁性キャリアとしては、一般に鉄、ニッケル、フ
ェライト等の強磁性体より成るキャリア芯材の表面を絶
縁性樹脂により均一に被覆したキャリアが代表的なもの
である。この絶縁性キャリアを用いた現像剤においては
、キャリア表面にトナー粒子が融着することが導電性キ
ャリアの場合に比べ少な(、同時にトナーとキャリアと
の摩擦帯電性を制御することができ耐久性が比較的優れ
る。しかしながら、この絶縁性キャリアにおいては、共
に用いられる特定のトナーとの)[により所望の大きさ
並びに極性の帯電状態が得られること(帯電性)が要求
される。 すなわちトナーとキャリアとからなる現像剤は現像器内
において、キャリア粒子同志、トナー粒子同志、キャリ
ア粒子とトナー粒子の間、キャリア粒子及び/又はトナ
ー粒子と攪拌部材や=9等との間で摩擦されるが、キャ
リアの被覆層がこの摩擦により摩滅すると、トナーとの
摩擦によって生ずる帯電特性の安定性が失われるように
なり、結局トナー粒子に所望の帯電状態を付与すること
ができない、また、絶縁性キャリアの被I!!層が十分
な耐維擦性を有していてもその芯材に対する接着性が悪
いと上述の摩擦により被覆層が剥離し、或いは砕けるこ
とによって同様に帯電特性が失われるようになる。さら
に被覆層の表面にトチ−微粉末等が付着して被膜が形成
されるとやはり帯電特性が不安定となる。かかる場合に
は優れた画像を安定して形成することがでJず現像剤全
体を薪しいものと交換する必要が生ずる。 従来かかる欠点を改良する技術の1つとして。 キャリア芯材の表面をパーフルオロアルカン、パーフル
オロアルキル等のフルオロ化合物によって被覆する技術
が知られている(特開昭51−117638号公報参照
)、シかし当、偵技術においては、被ra層含有化合物
が比較的低分子量のため。 被覆強度が弱く、耐摩擦性がそれ程改良されていないた
め、耐久性に劣り摩擦帯電性が安定していないという欠
点があった。 また当該キャリアを現像剤として用いた場合にトナーの
!4類によっては、特に帯電特性の点で問題があり、現
像剤特性が悪く画像濃度がのらないという問題があり、
特にスチレン系で問題があることが判明した。 そこで本発明の目的は(1)画像濃度を高くすることが
でき、(2)耐久性が良好であり、高速複写機に用いる
ことができる。(3)熱ロー予定着に良好に適応するこ
とができる。(4)負帯電性の強いトナー材料毫用いて
正帯電性トナーを得ることができる帯電特性に優れた静
電像現像剤を提供することにある。・
【問題点を解決するための手fi1
本発明者は鋭意検討を重ねた結果、フルオロ置換基のも
のを用いて画像濃度を高め、良好な製造安定性を有する
キャリアを用い、かかるキャリアと好適な組合せ使用が
できるトナーを選択し1本発明を完成するに至ったもの
である。 即ち本発明に係る静電像現像剤は、低分子層重合体成分
と高分子量重合体成分とより成る主成分樹脂を含有して
成り、該低分十址重合体成分及び高分子量重合体成分は
各々、スチレン系重合体。 アクリル系重合体及びスチレン−アクリル系重合体より
成る群から選ばれる少なくとも1種の重合体であって互
いに興なるものより成り、前記低分子量通合体成分のガ
ラス転移点が50℃以上であり、前記高分子量重合体成
分のガラス転移点が85℃以下であり、M2主成分樹脂
のガラス転移点が50℃以上であるバインダーを含有し
、かつ疎水性シリカ微粉末を含有するトナーと、芯材の
表面に下記一般式(1)又は(2)で示される単量体成
分を含有してなる重合体、または該重合体を含む組成物
を被覆してなるキャリアとからなることを特徴とする。 一般式(1) %式% 上式中、R1,R2はそれぞれ水J)X子またはメチル
基を表わし、 n+Pはそれぞれ1〜8のffi数を表
わし、 −、Qはそれぞれ1−19の!数を表わす。 本発明の上記一般式(1)又は(2)の好ましい実施態
様として下記一般式(3)又は(4)ものが帯電性の点
で好ましい。 一般式(3) %式% −・8式(4) h式中、 R3、R4は水素原子またはメチルノ、cを
表わし、rは1または2を表わし、Sは2〜4の整数を
表わす。 更に本発明の好ましい実施態様としては、@記一般式(
1)又は(2)で示される単量体がメタクリル酸−1,
トジヒドロバーフルオロエチル又はメタクリル酸−1,
1,3−)リヒドロ1で一フルオローn−プロビルであ
ることを挙げることができる。 以下本発明について詳説する。 本発明に用いられるキャリアの被覆樹脂°は、上記一般
式(1)又は(2)で示される単量体成分を含有してな
る重合体であり、好ましくは単量体成分を50重置火以
上含有してなる重合体そのものである。また該重合体を
含む組成物であってもよい、ここでいう「重合体を含む
」とは、他の七ノで−を含有する共重合体であってもよ
いし、l1Ij記重合体又は」(重合体と他の成分を含
むブレンドであってもよいことを意味し、組成物中に本
発明の重合体を含んでいればよい。 本発明に用いられる単量体成分は上記一般式(1)又は
(2)で示されるものだけであってもよいが、他の成分
を含有させて共重合体を得て、これを用いることもでき
る。 ここに用いる他の成分としては1例えばアクリル(メタ
クリル)酸、アクリル(メタクリル)酸メチル、アクリ
ル(メタクリル)酸エチル、アクリル(メタクリル)酸
ブチル、アクリル(メタクリル)酸ベンジル、アクリル
(メタクリル)酸7ミド、アクリル(メタクリル)酸シ
クロヘキシル、アクリル(メタクリル)酸グリシジル、
アクリル(メタクリル)酸ヒドロキシエチル、スチレン
、酢酸ビニル、エチレン、フロピレン、イソプレンなど
を挙げることができる。 本発明に用いる重合体の具体例としては、下記のものが
挙げられるがこれらに限定されない。 【例示化合物】 重合体(1) Hy 【 一40kb −C← 1、 (:0OC1120h 重合体(2) CH3 −4(jut −C← 1 。 C0QCHzCF2CF! 重合体(3) Hz 一+cu、 −c← coocnz 0F2CF2 CF2 CF/ H重合
体(5) 重合体(6) −(CH2−c)l← GQOCH2CFzGF2CFtCFコ屯合体(7) th @GIh −C← C00CH2CF7 CFzCF20F2 CFy H
重合体(8) *発明のキャリアを被覆するのに用いられる組成物は、
上記重合体以外に他の物質を含有することができるが、
その物質としては1例えば上記特開昭53−97435
号公報記載の化合物からなる重合体又は共重合体を挙げ
ることがでS、これ七含有せしめて、ブレンド組成物を
得ることかできる。 本発明において1組成物中における本発明の重合体台#
量は30重置火以上が好ましく、更に、5゜重量%以1
−がより好ましい。 本発明に用いられるキャリアの製造において、は、上記
組成物を有機溶媒に溶解して、被覆液をamし、例えば
ドライスプレー法によりキャリア芯材表面に塗布して、
被覆層を形成した後、さらに加熱又は放置によって本発
明に用いられるキャリアを得る。 具体的には、例えば流動化ベッド装置において、上昇す
る加圧ガス流によりキャリア芯材を平衡の高さまで上昇
せしめ、次に前記芯材が再び落下する時までに前記被覆
液をスプレー塗布する。 この塗布をくり返し行い、あらかじめ被覆層を形成せし
める。これは本発明特有の重合体、特に一般式(2)の
−’II体成分から得られる重合体が溶媒溶解性が高い
ものであることによって可能となるものである。凝集し
たキャリアがあった場合には篩分けして、最終的に所望
の膜厚を有する本発明のキャリアを得ることができる。 上記製造において用いられる有機溶媒は、本発明の重合
体を主成分とする樹脂を溶解するものであれば任、(I
であるが、例えば、アセトン、メチルエチルケトン等の
ケトン類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチル
スルホキシドこれらの混合溶剤等が用いられる。 本発明におけやキャリア芯材の材質としては。 砂、ガラス、金属等の従来キャリア芯材として用いられ
ているものを使用することができるが,特に磁場によっ
てその方向に強く磁化する物質,例えばフェライト、マ
グネタイトをはじめとして、鉄、コバルト、ニッケル等
の強磁性を示す金属、あるいはこれらの金属を含む合金
または化合物。 強磁性元素を含まないが適当に熱処理することによって
強磁性を示すようになる合金,例えば、マンガン−銅−
アルミニウムもしくはマンガン−銅−錫等のホイスラー
合金とよばれる種類の合金またi±二酸化クロム等を好
適なものとして挙げることができる.これらのキャリア
芯材の粒径は30〜1000終−、好ましくは50〜5
9O終鳳である。 また、本発明における被′lIt層の膜厚は0.054
m〜20終■,特に0、lIL−〜2終1が好ましい。 なお本発明のキャリアは、共に用いられるトナーに対し
、通常の使用条件で,絶対値で5〜 40%07
gの電荷を与えるものであることが好ましい。 本発明において低分子量重合体成分(L成分)及び高分
子1ffi合体成分(k成分)として用いるスチレン系
重合体、アクリル系重合体又(ヨスチレンーアクリル系
重合体を与える単量体としては。 例えば、スチレン、O−メチルスチレン、−メチルスチ
レン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−
エチルスチレン、2.4−ジメチルスチレン。 p−n− ブチルスチレン、p−ドデシルスナレン,p
ーメトキシスチレン、−一フェニルスチレン.Pークロ
ルスチレン、メチルアクリレート、エチルアクリレート
、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レート、ラウリルアクリレート、ステ7リルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、r
i−プロピルメタクリレート。 n−ブチルメタクリレート* tart−ブチルメタク
リレート、2−エチルへキシルメタクリレート、ラウリ
ルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、シクロ
ヘキシルメタクリレート、2−ヒドロキンエチルメタク
リレート、グリシジルメタクリレート、ジメチル7ミノ
エチルメタクリレート等を挙げることができる.これら
の単量体は単独÷,もしくは数種を混合して用いて重合
体と成し得る.しかし、本発明におけるHd分はそのガ
ラス転移点が85℃以下,好ましくは55℃以下に保た
れることが必要であり、従って比較的軟質の重合体を与
える単量体を比較的多く用いねばならない.これらの単
量体の単独重合体のガラス転移点は各種文献等にて明ら
かにされており,例えば単独重合体のガラス転移点が約
lOO℃を示す曜篭体にはスチレン、メチルメタクリレ
ート、t.e r t −ブチルメタクリレート等があ
り,同じく約BO℃を示す単量体にはエチルメタクリレ
ート、シクロへキシルメタクリレート、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート等があり,同じく約20℃を示す
単量体には,n−テトラデシルアクリレート、n−ブチ
ルメタクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト等があり、同じく約−80℃を不す’D 量体には、
n−プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、
ラウリルメタクリレート等がある.本発明においてH成
分を得るために数種の単量体を混合して用いる時は,個
々の単量体のliJ分率を改みとして個々の単量体の単
独重合体のガラス転移:?L<絶対温度)の調和平均を
求めれば概略のガラス転移点を知諷゛ことができる.こ
れらにより前記H成分を構成する単量体が適宜選択され
る。 一方、L成分についてのQI量体としても,スチレン系
単量体及びアクリル系単量体より適宜選択して用いられ
るが、本発明におけるL成分は,そのガラス転移点が5
0℃以とに保たれることが必要であり,比較的硬質の重
合体を与えるQI量体を比較的多く用いねばならない.
重合体のガラス転移点は、ある分子績以下においては分
子4)の低下と共に低くなることが一般に知られている
.本発明におけるし成分についてもこの分子r七低ドに
伴なうガラス転移点低下は認められ,そのガラス転移点
が50℃以上、好ましくは55℃以上に保とうとすれば
、比較的岐質のm ;j+体をより多く用いねばならな
い。 以上のように本発明におけるH成分と14分とは自ずか
ら互いに異なった単1体組成により得られるものである
が、H成分の単独重合体のガラス転移点が85℃以下で
あり、L成分の単独重合体のガラス転移点が50℃以上
であり、これらの両成分よりなる主成分樹脂のガラス転
移点が50℃は上となるのものであれば、スチレン系単
量体及びアクリル系単量体より適宜選択して用いること
ができる。 なお1本発明における「ガラス転移点」とは、対象重合
体について示差走査熱量計によって次°に記す条件で測
定される値をいう。 微粉砕した対象重合体の試料20±51葛をアルミニウ
ム製のパンに入れ、昇温遠度1017分として室温より
加熱昇温して、試料のガラス転移による吸収ピーク外挿
開始点の温度をガラス転移点とする。温度補正は、イン
ジウムの融点を154℃(外挿開始点)とすることによ
り行う。 本発明において、1iif記I4分は5000G以ドの
重量平均分子量を有し、前記H成分はaoooo以上の
il!量平均分子量を有するものが好ましい、さらに又
本発明の前記主成分樹脂の重量平均分子量Myと数平均
分子1Mnとの比Nw/Mnの値が3.5以上となるよ
う各成分の種類1組成1分子1及び両成分の割合等を選
択して構成せしめることが望ましい。 ここで前記分子量の値は、何れもゲルパーミエーシ冒ン
・クロマトグラフィーによって1次に記す条件で測定さ
れる値をいう、即ち温度25℃においてテトラヒドロフ
ランを溶媒として毎分11文の流・速で流し、これに濃
度0.4g/djLのテトラヒドロフラン試料溶液を、
試料型llB口厘注入してカウント測定をする。測定条
件としては、対象試料の分子量分布が数種の単分散ポリ
スチレン標準試料により得られる検量線における分子量
の対象とカウント数が直線となる範囲内に包含される条
件を選択する0本測定の信頼性は、上述の測定条件で行
ったNB570Bポリスチレン標準試料(ffi量平均
分子量Nwm211.8X104. 数平均分子ji
l)Im= 13.7X 104 。 Nw/)In−2,11) My/M+sの値が−2,
11fO,亀0となることにより確認する。 本発明のおける主成分樹脂は以上の緒特性を有するもの
であればいかなる製法によるものであってもよいが1例
えば、重合によりL成分かH成分の何れか一方の成分を
構成する重合体を生成せしめ、この重合体を、他方の成
分を構成する重合体を与える単量体に溶解せしめて第2
段重合を行って他方の成分を構成する重合体を生成せし
める方法、その他を利用することができる。 本発明におけるバインダーは、何れも前記スチレン系、
アクリル系及びスチレン−アクリル系重合体から選ばれ
る重合体からなるL成分とH成分とより成る主成分樹脂
を含有するものであるが、必要に応じて1通常、静電像
現像用トナーのバインダーとして用いられる他の樹脂を
、痒擦帯電特性の安定性及び粉砕性の向上等の特性を改
良する目的で含有せしめることができる。かかる樹脂と
しては、例えばロジン変性フェノール永ルマリ74II
I&I、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、七ルローズ
樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン
−ブタジェン樹脂、及び前記り成分もしくはH成分に該
当しないスチレン樹脂、アクリル樹脂、スチレン−アク
リル樹脂等を挙げることができる。これらの41脂の添
加!i:は1本発明の効果が損われない範囲内であって
、それはバインダー樹脂全体の約30重量%以下である
。 前記も成分及びH成分を1造する方法としては、溶液重
合法、塊状重合法等を用いることが可箋である。尚既述
のように、前記Lr11分はその重量平均分子量が5o
ooo以下であり、前記H成分はその重棗平均分子i
80000以1であることが好ましい、これらの平均分
子量の調整は一般に知られている如く1例えば使用する
重合開始剤や連鎖移動剤の種類及び使用蚤、又は重合反
応温度等を調整することにより行うことができる。 本発明のトナーには疎水性シリカの微粉末が含有される
。該シリカ微粉末に関しては、特開昭54−16219
号、及び回54−16220号公報に記載されているが
、好ましい例としては日本アエロジル社製の「アエロジ
ルR972J、「7エロジルR1105J、「シリカ0
−1?J等を挙げることがでさる。含有量はトナーに対
して0.01〜lO重星%であって、 o、otffi
量%未満では目的とする効果が得られず、 10重量%
を越えると、トナーとしての性能が低下する。添加方法
としては、いわゆる外部添加法が好ましい、。 本発明に用いるトナーにおいては、haのバインダー中
に、適当な顔料又は染料を任意に用いることがで!!1
例えばカーボンブラック、ニグロシン染料、アニリンブ
ルー、カルフォイルブルー。 クロームイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオ
イルレッド、オリエントオイルレッド、キノリンイエロ
ー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー
、マラカイトグリーン、ランプブラック、ローズベンガ
ル、その他を単独で又は混合して使用することができる
。この着色剤は現像により十分な可視像が形成されるよ
うに十分な割合で含有されることが必要であり1通常、
バインダー100i量部に対して1〜20@量部程度の
含有割合とされる。 *発明に用いるトナーは、加熱ロー子定着器等による定
着においてオンセット現象の発生を抑止する特性、即ち
、非オフセット性を有する点に特徴の一つを有するもの
であるが、この非オフセット性を更に完全なものとする
ために、必要に応じて離型性を有する物質を当該トナー
中に含有せしめることができる。かかる離型剤としては
1通常のものを特別の制限なく用いることができる。 本発明に用いるトナーを製造するには、#l記バインダ
ー中に着色調音含有せしめ、必要に応じ各種添加剤を含
有せしめ、ボールミル等により混合し、l!練、粉砕、
分級の各工程を経てトナー粒子を得、これに疎水性シリ
カ微粉末を添加(l!合)して1本発明に用いるトナー
を得ることができる。 なお、上記以外の製造法、例えばスプレードライ法、界
面m縮合、懸濁重縮合あるいは溶液重縮合等の方法によ
っても得ることができる。 上記方法により得られたトナーの粒径は1〜50終」で
あり、好ましくは5〜30#L−である。 本発明に用いるトナーは、以上の通りであるから、その
バインダーがL成分とH成分とより成る主成分樹脂を含
有するため、そのI4分により定着性が確保されるとと
もにHI&分により非オフセット性が得られ、従って加
熱ロー予定着器等の接触加熱定着方式によって、好適な
定着を確実に達成することができ、その上H成分のガラ
ス転移点を85℃以下としているためバインダー全体の
軟化点を大きく低下せしめることができ、しかもこの結
着剤樹脂の主成分樹脂のガラス転移点が50℃以E°で
あるので1本発明のトナーは凝集が生ずる最低温度が高
くなり、通常の条件下における貯蔵もしくは使用におい
て凝集が生ずるこことがない。 かかるトナーのガラス転移点と凝集性との相関関係につ
いては、文献「セカンド・インターナシ賃ナルーコンフ
7ランス・オン・エレクトロホトグラフィー」予稿集第
97頁第3図に記載されているものを参考にすることが
できる。 本発明の現像剤は上記キャリアとトナーを混合すること
によって得られ、その混合比はキャリア!001[[置
部に対して0.3〜20@量部が好ましい。 以下余白 【発明の幼果1 .に発明によれば、?&述の実施例からも明らかなよう
に、トナーとキャリアの好適な組合せによって、画像濃
度を高くすることができると共に現家剤の耐久性も良好
であり、高速複写機に用いることができ、ざらにトナー
スペントを生じないという効果がある。また前述のポリ
エステル樹脂をバインダーとするトナーのような負荷電
性の強いトナーを用い、それを正荷電性のトナーとして
使用しようとした場合1例えば特開昭53−97435
号公報に記載のようなキャリアを用いると、被覆樹脂の
摩擦m電能力が小さいため、俗電髄が不足して、カブリ
やトナー飛散が発生したり父はトナーが負に帯電してし
まい、正帯電性トナーとして使用できないという欠点が
みられるが1本発明のキャリアを用いれば、上記の欠点
がなく、好適な帯電量を有する正帯電性トナーが得られ
るという効果がある。更に本発明によれば、熱ロー予定
着に良好に適用することができる。 【実施例] 以ト1本発明の実施例を榮げるか、本発明の支流態様は
これに限定されるものではない。 キャリアの製造 例示重合体(1)〜(5)の各々15gを7セトンーメ
チルエチルケトン(1: 1)混合溶奴500■愛にR
解して被覆液を調製し、この被覆液によりキャリア芯材
である球形鉄粉「口SP−+35cJ (同和鉄粉T
業社製) 1Kgを流動ベッド装置を用いて被覆し、
膜厚約2終■の本発明キャリアを製造した。これらを「
キャリアA」、「キャリアB」、「キャリアC」、 「
キャリア芯材、 「キャリアE」、 1年ヤリ7F」、
「キャリアG」、「キャリアH」とする。 トナーA 1Mのセパラブルフラスコにポリビニルアルコール部分
ケン化物「ゴーセノールGH−17J (日本合成化
学ニオ社製) 0.1gを入れ蒸留水1001交に溶解
し、その中に表1に示す単量体混合物Aを加えて懸濁分
散せしめ、気相を窒素ガスに置換した後、温度80℃に
昇温してこの温度状態に155時間保て第n2屯合を行
った。その後反応系を湿度40℃に冷却して表1に示し
た単量体混合物Bを添加し、温度40℃において2時間
撹拌を続けた後、別途用意しておいた「ゴーセノールG
)l −17J 0.4gを入れ蒸留水100■!中に
溶解せしめた溶液を前記系に滴下して加え、その後温度
80℃に再昇温してその温度に8時間保ち、さらに85
℃に昇温して2時間保ち、第2段重合を完了せしめた。 その後糸を冷却して固型分を分離し脱水及び洗浄を繰り
返した後、乾燥してH成分とL成分とより成る重合体を
得た。この重合体のff1Q平均分子−縫Mwは71,
000My/Mnは?、5.ガラス転移点は87°C1
軟化点は123℃であった。尚前記単量体混合物Aを第
1段重合と同様の条件で重合せしめて得られた高分子W
k重合体の重量平均分子9Mwは350.000.ガラ
ス転移点は48℃であり、又単量体混合物Bを単独で第
2段進合と同様の条件で重合せしめて得られる低分子M
i重合体ff1fiL平均分子i:Mwは18,000
、ガラス転移点は70℃であった。 」1記のようにして得られた重合体100 屯六部。 カーボンブラー、り「リーガル880RJ (キャボ
ット社製) 10重端部、低分子景ポリプロピレン「ビ
スコール880PJ (三洋化成工業社v> 31
量部をボールミルにより混合し、混線、粉砕、分級の各
工程を経て、平均粒径11#Lmのトナーを製造し、こ
れに疎水性シリカ微粉末「アエロジルfl−9724(
ロ本アエロジル社製)を0.8重量%を混合してトナー
Aを製造した。トナーBトナーAと全く同様にしてトナ
ー粒子を製造し、これに疎水性シリカ微粉末「アエロジ
ルR−1172Jを0.4重量%を混合してトナーBを
製造した。 トナーC スチレン65部、2−エチルへキシルメタクリレ−)
3511より成り、その単独重合体が重量平均分子Ji
Mw 300.00G、ガラス転移点53℃である。H
成分用al1体混合物30gと、スチレン95部、n−
ブチルメタクリレート 5部より成り、その単独重合体
が1全平均分子JiMw 6,000、ガラス転移点8
3℃である。L成分用単ん体混合物100gとを用いて
トナーAと同様に合成することにより、IrI、 j、
j中均分1j、j阿曽は74,000、%w/Mnは+
9.(1,ガラス転移点は60℃軟、化点は118℃の
重合体を得た。 この重合体を使用したトナーAの製造と同様にして平均
粒径lO終謹のトナー粒子を製造し、これに疎水性シリ
カ微粉末「アエロジルR−972Jをo、e@檗%を混
合してトナーCを製造した。 トナーD トナーCと全く同様にしてトナー粒子を製造し、これに
疎水性シリカ微粉末「アエロジルR−812」を0.8
重量%を混合してトナーDI−製造した。 比較トナーa トナーAと全く同様にしてトナー粒子を製造し、疎水性
シリカ微粉末を混合せずに、そのままを比較トナーaと
した。 比較トナーb スチレン70部、n−ブチルアクリレート30部より成
り、その単独重合体が重量平均分子JijMw280.
000、ガラス転移点34℃である。H成分H1虫!A
体混合物50gと、スチレン70部、n−ブチルメタク
リレート30部より成り、その単独重合体が屯埴平均分
子JtMwlG、000、ガラス転移点58℃である。 L成分用単量体混合物100gとを用いてトナーAと同
様に合成することにより、重量平均分子lNwは100
.000、My/)1nは13.8、ガラス転移点は4
7℃。 軟化点は108℃の重合体を得た。 この重合体を用い、トナーAと同様にしての比較トナー
bを製造した。 実施例及び比較例 未発明のキャリアA −H’及びトナーA−Dを表2に
示す組合せによりトナー濃度2%で混合して合計12種
の本発明に係る現像剤を調製した。 一方、比較のため、キャリアAと比較トナーa〜b、及
び負帯電性コーティングキャリアrQ−1018J
(lluclear Metals社製)とトナーAと
をトナー濃度2%で各々組合せて合λ13種の比較用現
像剤をyA製した0次にキャリア発生物質としてアンド
アントロン系顔料を用い、キャリア輸送物質としてカル
八ソール誘導体を用いてなる負帯゛屯性一層構造イJ4
1に光導電性感光体を搭載した電1゛写真複写槻「υ−
Bit 3000」(小西六写真r業社製)改造機を使
用して、各々の現像剤について30,000枚までの連
続複写を行った。初期及び最終画像の画質、連続複写に
おける転写率、各現像剤の耐久性、テスト終了後の定着
ローラ汚れ及びキャリア表面へのトナースペントについ
て調へた。結果を表2に示す、。 以ト余白 なお、表中「最高画像濃度」は原画の画像濃度を1.3
としたと5の複写画像の相対濃度によって表わし、「転
写率」は現嫁されたトナーに対する転写されたトナーの
flJk分率を表わし、「耐久性」はカブリが発生し、
あるいは定着不良、オフセット現象により定着ローラが
著しイ汚れることにより画像品質が著しく低下し始めた
ときの複写枚敬を表わし、定着ローラ汚れについて「O
Jはローラ汚れがないあるいは非常に少ないこと、凌び
「x」は定着ローラ汚れが著しいことを表わす。 上記表2から明らかなように、本発明に係る現像剤は比
較の現像剤に比べ、耐久性において優れ、定着ローラの
汚れもなく、またトナースペントか発生しないことが判
る。
のを用いて画像濃度を高め、良好な製造安定性を有する
キャリアを用い、かかるキャリアと好適な組合せ使用が
できるトナーを選択し1本発明を完成するに至ったもの
である。 即ち本発明に係る静電像現像剤は、低分子層重合体成分
と高分子量重合体成分とより成る主成分樹脂を含有して
成り、該低分十址重合体成分及び高分子量重合体成分は
各々、スチレン系重合体。 アクリル系重合体及びスチレン−アクリル系重合体より
成る群から選ばれる少なくとも1種の重合体であって互
いに興なるものより成り、前記低分子量通合体成分のガ
ラス転移点が50℃以上であり、前記高分子量重合体成
分のガラス転移点が85℃以下であり、M2主成分樹脂
のガラス転移点が50℃以上であるバインダーを含有し
、かつ疎水性シリカ微粉末を含有するトナーと、芯材の
表面に下記一般式(1)又は(2)で示される単量体成
分を含有してなる重合体、または該重合体を含む組成物
を被覆してなるキャリアとからなることを特徴とする。 一般式(1) %式% 上式中、R1,R2はそれぞれ水J)X子またはメチル
基を表わし、 n+Pはそれぞれ1〜8のffi数を表
わし、 −、Qはそれぞれ1−19の!数を表わす。 本発明の上記一般式(1)又は(2)の好ましい実施態
様として下記一般式(3)又は(4)ものが帯電性の点
で好ましい。 一般式(3) %式% −・8式(4) h式中、 R3、R4は水素原子またはメチルノ、cを
表わし、rは1または2を表わし、Sは2〜4の整数を
表わす。 更に本発明の好ましい実施態様としては、@記一般式(
1)又は(2)で示される単量体がメタクリル酸−1,
トジヒドロバーフルオロエチル又はメタクリル酸−1,
1,3−)リヒドロ1で一フルオローn−プロビルであ
ることを挙げることができる。 以下本発明について詳説する。 本発明に用いられるキャリアの被覆樹脂°は、上記一般
式(1)又は(2)で示される単量体成分を含有してな
る重合体であり、好ましくは単量体成分を50重置火以
上含有してなる重合体そのものである。また該重合体を
含む組成物であってもよい、ここでいう「重合体を含む
」とは、他の七ノで−を含有する共重合体であってもよ
いし、l1Ij記重合体又は」(重合体と他の成分を含
むブレンドであってもよいことを意味し、組成物中に本
発明の重合体を含んでいればよい。 本発明に用いられる単量体成分は上記一般式(1)又は
(2)で示されるものだけであってもよいが、他の成分
を含有させて共重合体を得て、これを用いることもでき
る。 ここに用いる他の成分としては1例えばアクリル(メタ
クリル)酸、アクリル(メタクリル)酸メチル、アクリ
ル(メタクリル)酸エチル、アクリル(メタクリル)酸
ブチル、アクリル(メタクリル)酸ベンジル、アクリル
(メタクリル)酸7ミド、アクリル(メタクリル)酸シ
クロヘキシル、アクリル(メタクリル)酸グリシジル、
アクリル(メタクリル)酸ヒドロキシエチル、スチレン
、酢酸ビニル、エチレン、フロピレン、イソプレンなど
を挙げることができる。 本発明に用いる重合体の具体例としては、下記のものが
挙げられるがこれらに限定されない。 【例示化合物】 重合体(1) Hy 【 一40kb −C← 1、 (:0OC1120h 重合体(2) CH3 −4(jut −C← 1 。 C0QCHzCF2CF! 重合体(3) Hz 一+cu、 −c← coocnz 0F2CF2 CF2 CF/ H重合
体(5) 重合体(6) −(CH2−c)l← GQOCH2CFzGF2CFtCFコ屯合体(7) th @GIh −C← C00CH2CF7 CFzCF20F2 CFy H
重合体(8) *発明のキャリアを被覆するのに用いられる組成物は、
上記重合体以外に他の物質を含有することができるが、
その物質としては1例えば上記特開昭53−97435
号公報記載の化合物からなる重合体又は共重合体を挙げ
ることがでS、これ七含有せしめて、ブレンド組成物を
得ることかできる。 本発明において1組成物中における本発明の重合体台#
量は30重置火以上が好ましく、更に、5゜重量%以1
−がより好ましい。 本発明に用いられるキャリアの製造において、は、上記
組成物を有機溶媒に溶解して、被覆液をamし、例えば
ドライスプレー法によりキャリア芯材表面に塗布して、
被覆層を形成した後、さらに加熱又は放置によって本発
明に用いられるキャリアを得る。 具体的には、例えば流動化ベッド装置において、上昇す
る加圧ガス流によりキャリア芯材を平衡の高さまで上昇
せしめ、次に前記芯材が再び落下する時までに前記被覆
液をスプレー塗布する。 この塗布をくり返し行い、あらかじめ被覆層を形成せし
める。これは本発明特有の重合体、特に一般式(2)の
−’II体成分から得られる重合体が溶媒溶解性が高い
ものであることによって可能となるものである。凝集し
たキャリアがあった場合には篩分けして、最終的に所望
の膜厚を有する本発明のキャリアを得ることができる。 上記製造において用いられる有機溶媒は、本発明の重合
体を主成分とする樹脂を溶解するものであれば任、(I
であるが、例えば、アセトン、メチルエチルケトン等の
ケトン類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチル
スルホキシドこれらの混合溶剤等が用いられる。 本発明におけやキャリア芯材の材質としては。 砂、ガラス、金属等の従来キャリア芯材として用いられ
ているものを使用することができるが,特に磁場によっ
てその方向に強く磁化する物質,例えばフェライト、マ
グネタイトをはじめとして、鉄、コバルト、ニッケル等
の強磁性を示す金属、あるいはこれらの金属を含む合金
または化合物。 強磁性元素を含まないが適当に熱処理することによって
強磁性を示すようになる合金,例えば、マンガン−銅−
アルミニウムもしくはマンガン−銅−錫等のホイスラー
合金とよばれる種類の合金またi±二酸化クロム等を好
適なものとして挙げることができる.これらのキャリア
芯材の粒径は30〜1000終−、好ましくは50〜5
9O終鳳である。 また、本発明における被′lIt層の膜厚は0.054
m〜20終■,特に0、lIL−〜2終1が好ましい。 なお本発明のキャリアは、共に用いられるトナーに対し
、通常の使用条件で,絶対値で5〜 40%07
gの電荷を与えるものであることが好ましい。 本発明において低分子量重合体成分(L成分)及び高分
子1ffi合体成分(k成分)として用いるスチレン系
重合体、アクリル系重合体又(ヨスチレンーアクリル系
重合体を与える単量体としては。 例えば、スチレン、O−メチルスチレン、−メチルスチ
レン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−
エチルスチレン、2.4−ジメチルスチレン。 p−n− ブチルスチレン、p−ドデシルスナレン,p
ーメトキシスチレン、−一フェニルスチレン.Pークロ
ルスチレン、メチルアクリレート、エチルアクリレート
、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レート、ラウリルアクリレート、ステ7リルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、r
i−プロピルメタクリレート。 n−ブチルメタクリレート* tart−ブチルメタク
リレート、2−エチルへキシルメタクリレート、ラウリ
ルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、シクロ
ヘキシルメタクリレート、2−ヒドロキンエチルメタク
リレート、グリシジルメタクリレート、ジメチル7ミノ
エチルメタクリレート等を挙げることができる.これら
の単量体は単独÷,もしくは数種を混合して用いて重合
体と成し得る.しかし、本発明におけるHd分はそのガ
ラス転移点が85℃以下,好ましくは55℃以下に保た
れることが必要であり、従って比較的軟質の重合体を与
える単量体を比較的多く用いねばならない.これらの単
量体の単独重合体のガラス転移点は各種文献等にて明ら
かにされており,例えば単独重合体のガラス転移点が約
lOO℃を示す曜篭体にはスチレン、メチルメタクリレ
ート、t.e r t −ブチルメタクリレート等があ
り,同じく約BO℃を示す単量体にはエチルメタクリレ
ート、シクロへキシルメタクリレート、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート等があり,同じく約20℃を示す
単量体には,n−テトラデシルアクリレート、n−ブチ
ルメタクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト等があり、同じく約−80℃を不す’D 量体には、
n−プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、
ラウリルメタクリレート等がある.本発明においてH成
分を得るために数種の単量体を混合して用いる時は,個
々の単量体のliJ分率を改みとして個々の単量体の単
独重合体のガラス転移:?L<絶対温度)の調和平均を
求めれば概略のガラス転移点を知諷゛ことができる.こ
れらにより前記H成分を構成する単量体が適宜選択され
る。 一方、L成分についてのQI量体としても,スチレン系
単量体及びアクリル系単量体より適宜選択して用いられ
るが、本発明におけるL成分は,そのガラス転移点が5
0℃以とに保たれることが必要であり,比較的硬質の重
合体を与えるQI量体を比較的多く用いねばならない.
重合体のガラス転移点は、ある分子績以下においては分
子4)の低下と共に低くなることが一般に知られている
.本発明におけるし成分についてもこの分子r七低ドに
伴なうガラス転移点低下は認められ,そのガラス転移点
が50℃以上、好ましくは55℃以上に保とうとすれば
、比較的岐質のm ;j+体をより多く用いねばならな
い。 以上のように本発明におけるH成分と14分とは自ずか
ら互いに異なった単1体組成により得られるものである
が、H成分の単独重合体のガラス転移点が85℃以下で
あり、L成分の単独重合体のガラス転移点が50℃以上
であり、これらの両成分よりなる主成分樹脂のガラス転
移点が50℃は上となるのものであれば、スチレン系単
量体及びアクリル系単量体より適宜選択して用いること
ができる。 なお1本発明における「ガラス転移点」とは、対象重合
体について示差走査熱量計によって次°に記す条件で測
定される値をいう。 微粉砕した対象重合体の試料20±51葛をアルミニウ
ム製のパンに入れ、昇温遠度1017分として室温より
加熱昇温して、試料のガラス転移による吸収ピーク外挿
開始点の温度をガラス転移点とする。温度補正は、イン
ジウムの融点を154℃(外挿開始点)とすることによ
り行う。 本発明において、1iif記I4分は5000G以ドの
重量平均分子量を有し、前記H成分はaoooo以上の
il!量平均分子量を有するものが好ましい、さらに又
本発明の前記主成分樹脂の重量平均分子量Myと数平均
分子1Mnとの比Nw/Mnの値が3.5以上となるよ
う各成分の種類1組成1分子1及び両成分の割合等を選
択して構成せしめることが望ましい。 ここで前記分子量の値は、何れもゲルパーミエーシ冒ン
・クロマトグラフィーによって1次に記す条件で測定さ
れる値をいう、即ち温度25℃においてテトラヒドロフ
ランを溶媒として毎分11文の流・速で流し、これに濃
度0.4g/djLのテトラヒドロフラン試料溶液を、
試料型llB口厘注入してカウント測定をする。測定条
件としては、対象試料の分子量分布が数種の単分散ポリ
スチレン標準試料により得られる検量線における分子量
の対象とカウント数が直線となる範囲内に包含される条
件を選択する0本測定の信頼性は、上述の測定条件で行
ったNB570Bポリスチレン標準試料(ffi量平均
分子量Nwm211.8X104. 数平均分子ji
l)Im= 13.7X 104 。 Nw/)In−2,11) My/M+sの値が−2,
11fO,亀0となることにより確認する。 本発明のおける主成分樹脂は以上の緒特性を有するもの
であればいかなる製法によるものであってもよいが1例
えば、重合によりL成分かH成分の何れか一方の成分を
構成する重合体を生成せしめ、この重合体を、他方の成
分を構成する重合体を与える単量体に溶解せしめて第2
段重合を行って他方の成分を構成する重合体を生成せし
める方法、その他を利用することができる。 本発明におけるバインダーは、何れも前記スチレン系、
アクリル系及びスチレン−アクリル系重合体から選ばれ
る重合体からなるL成分とH成分とより成る主成分樹脂
を含有するものであるが、必要に応じて1通常、静電像
現像用トナーのバインダーとして用いられる他の樹脂を
、痒擦帯電特性の安定性及び粉砕性の向上等の特性を改
良する目的で含有せしめることができる。かかる樹脂と
しては、例えばロジン変性フェノール永ルマリ74II
I&I、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、七ルローズ
樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン
−ブタジェン樹脂、及び前記り成分もしくはH成分に該
当しないスチレン樹脂、アクリル樹脂、スチレン−アク
リル樹脂等を挙げることができる。これらの41脂の添
加!i:は1本発明の効果が損われない範囲内であって
、それはバインダー樹脂全体の約30重量%以下である
。 前記も成分及びH成分を1造する方法としては、溶液重
合法、塊状重合法等を用いることが可箋である。尚既述
のように、前記Lr11分はその重量平均分子量が5o
ooo以下であり、前記H成分はその重棗平均分子i
80000以1であることが好ましい、これらの平均分
子量の調整は一般に知られている如く1例えば使用する
重合開始剤や連鎖移動剤の種類及び使用蚤、又は重合反
応温度等を調整することにより行うことができる。 本発明のトナーには疎水性シリカの微粉末が含有される
。該シリカ微粉末に関しては、特開昭54−16219
号、及び回54−16220号公報に記載されているが
、好ましい例としては日本アエロジル社製の「アエロジ
ルR972J、「7エロジルR1105J、「シリカ0
−1?J等を挙げることがでさる。含有量はトナーに対
して0.01〜lO重星%であって、 o、otffi
量%未満では目的とする効果が得られず、 10重量%
を越えると、トナーとしての性能が低下する。添加方法
としては、いわゆる外部添加法が好ましい、。 本発明に用いるトナーにおいては、haのバインダー中
に、適当な顔料又は染料を任意に用いることがで!!1
例えばカーボンブラック、ニグロシン染料、アニリンブ
ルー、カルフォイルブルー。 クロームイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオ
イルレッド、オリエントオイルレッド、キノリンイエロ
ー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー
、マラカイトグリーン、ランプブラック、ローズベンガ
ル、その他を単独で又は混合して使用することができる
。この着色剤は現像により十分な可視像が形成されるよ
うに十分な割合で含有されることが必要であり1通常、
バインダー100i量部に対して1〜20@量部程度の
含有割合とされる。 *発明に用いるトナーは、加熱ロー子定着器等による定
着においてオンセット現象の発生を抑止する特性、即ち
、非オフセット性を有する点に特徴の一つを有するもの
であるが、この非オフセット性を更に完全なものとする
ために、必要に応じて離型性を有する物質を当該トナー
中に含有せしめることができる。かかる離型剤としては
1通常のものを特別の制限なく用いることができる。 本発明に用いるトナーを製造するには、#l記バインダ
ー中に着色調音含有せしめ、必要に応じ各種添加剤を含
有せしめ、ボールミル等により混合し、l!練、粉砕、
分級の各工程を経てトナー粒子を得、これに疎水性シリ
カ微粉末を添加(l!合)して1本発明に用いるトナー
を得ることができる。 なお、上記以外の製造法、例えばスプレードライ法、界
面m縮合、懸濁重縮合あるいは溶液重縮合等の方法によ
っても得ることができる。 上記方法により得られたトナーの粒径は1〜50終」で
あり、好ましくは5〜30#L−である。 本発明に用いるトナーは、以上の通りであるから、その
バインダーがL成分とH成分とより成る主成分樹脂を含
有するため、そのI4分により定着性が確保されるとと
もにHI&分により非オフセット性が得られ、従って加
熱ロー予定着器等の接触加熱定着方式によって、好適な
定着を確実に達成することができ、その上H成分のガラ
ス転移点を85℃以下としているためバインダー全体の
軟化点を大きく低下せしめることができ、しかもこの結
着剤樹脂の主成分樹脂のガラス転移点が50℃以E°で
あるので1本発明のトナーは凝集が生ずる最低温度が高
くなり、通常の条件下における貯蔵もしくは使用におい
て凝集が生ずるこことがない。 かかるトナーのガラス転移点と凝集性との相関関係につ
いては、文献「セカンド・インターナシ賃ナルーコンフ
7ランス・オン・エレクトロホトグラフィー」予稿集第
97頁第3図に記載されているものを参考にすることが
できる。 本発明の現像剤は上記キャリアとトナーを混合すること
によって得られ、その混合比はキャリア!001[[置
部に対して0.3〜20@量部が好ましい。 以下余白 【発明の幼果1 .に発明によれば、?&述の実施例からも明らかなよう
に、トナーとキャリアの好適な組合せによって、画像濃
度を高くすることができると共に現家剤の耐久性も良好
であり、高速複写機に用いることができ、ざらにトナー
スペントを生じないという効果がある。また前述のポリ
エステル樹脂をバインダーとするトナーのような負荷電
性の強いトナーを用い、それを正荷電性のトナーとして
使用しようとした場合1例えば特開昭53−97435
号公報に記載のようなキャリアを用いると、被覆樹脂の
摩擦m電能力が小さいため、俗電髄が不足して、カブリ
やトナー飛散が発生したり父はトナーが負に帯電してし
まい、正帯電性トナーとして使用できないという欠点が
みられるが1本発明のキャリアを用いれば、上記の欠点
がなく、好適な帯電量を有する正帯電性トナーが得られ
るという効果がある。更に本発明によれば、熱ロー予定
着に良好に適用することができる。 【実施例] 以ト1本発明の実施例を榮げるか、本発明の支流態様は
これに限定されるものではない。 キャリアの製造 例示重合体(1)〜(5)の各々15gを7セトンーメ
チルエチルケトン(1: 1)混合溶奴500■愛にR
解して被覆液を調製し、この被覆液によりキャリア芯材
である球形鉄粉「口SP−+35cJ (同和鉄粉T
業社製) 1Kgを流動ベッド装置を用いて被覆し、
膜厚約2終■の本発明キャリアを製造した。これらを「
キャリアA」、「キャリアB」、「キャリアC」、 「
キャリア芯材、 「キャリアE」、 1年ヤリ7F」、
「キャリアG」、「キャリアH」とする。 トナーA 1Mのセパラブルフラスコにポリビニルアルコール部分
ケン化物「ゴーセノールGH−17J (日本合成化
学ニオ社製) 0.1gを入れ蒸留水1001交に溶解
し、その中に表1に示す単量体混合物Aを加えて懸濁分
散せしめ、気相を窒素ガスに置換した後、温度80℃に
昇温してこの温度状態に155時間保て第n2屯合を行
った。その後反応系を湿度40℃に冷却して表1に示し
た単量体混合物Bを添加し、温度40℃において2時間
撹拌を続けた後、別途用意しておいた「ゴーセノールG
)l −17J 0.4gを入れ蒸留水100■!中に
溶解せしめた溶液を前記系に滴下して加え、その後温度
80℃に再昇温してその温度に8時間保ち、さらに85
℃に昇温して2時間保ち、第2段重合を完了せしめた。 その後糸を冷却して固型分を分離し脱水及び洗浄を繰り
返した後、乾燥してH成分とL成分とより成る重合体を
得た。この重合体のff1Q平均分子−縫Mwは71,
000My/Mnは?、5.ガラス転移点は87°C1
軟化点は123℃であった。尚前記単量体混合物Aを第
1段重合と同様の条件で重合せしめて得られた高分子W
k重合体の重量平均分子9Mwは350.000.ガラ
ス転移点は48℃であり、又単量体混合物Bを単独で第
2段進合と同様の条件で重合せしめて得られる低分子M
i重合体ff1fiL平均分子i:Mwは18,000
、ガラス転移点は70℃であった。 」1記のようにして得られた重合体100 屯六部。 カーボンブラー、り「リーガル880RJ (キャボ
ット社製) 10重端部、低分子景ポリプロピレン「ビ
スコール880PJ (三洋化成工業社v> 31
量部をボールミルにより混合し、混線、粉砕、分級の各
工程を経て、平均粒径11#Lmのトナーを製造し、こ
れに疎水性シリカ微粉末「アエロジルfl−9724(
ロ本アエロジル社製)を0.8重量%を混合してトナー
Aを製造した。トナーBトナーAと全く同様にしてトナ
ー粒子を製造し、これに疎水性シリカ微粉末「アエロジ
ルR−1172Jを0.4重量%を混合してトナーBを
製造した。 トナーC スチレン65部、2−エチルへキシルメタクリレ−)
3511より成り、その単独重合体が重量平均分子Ji
Mw 300.00G、ガラス転移点53℃である。H
成分用al1体混合物30gと、スチレン95部、n−
ブチルメタクリレート 5部より成り、その単独重合体
が1全平均分子JiMw 6,000、ガラス転移点8
3℃である。L成分用単ん体混合物100gとを用いて
トナーAと同様に合成することにより、IrI、 j、
j中均分1j、j阿曽は74,000、%w/Mnは+
9.(1,ガラス転移点は60℃軟、化点は118℃の
重合体を得た。 この重合体を使用したトナーAの製造と同様にして平均
粒径lO終謹のトナー粒子を製造し、これに疎水性シリ
カ微粉末「アエロジルR−972Jをo、e@檗%を混
合してトナーCを製造した。 トナーD トナーCと全く同様にしてトナー粒子を製造し、これに
疎水性シリカ微粉末「アエロジルR−812」を0.8
重量%を混合してトナーDI−製造した。 比較トナーa トナーAと全く同様にしてトナー粒子を製造し、疎水性
シリカ微粉末を混合せずに、そのままを比較トナーaと
した。 比較トナーb スチレン70部、n−ブチルアクリレート30部より成
り、その単独重合体が重量平均分子JijMw280.
000、ガラス転移点34℃である。H成分H1虫!A
体混合物50gと、スチレン70部、n−ブチルメタク
リレート30部より成り、その単独重合体が屯埴平均分
子JtMwlG、000、ガラス転移点58℃である。 L成分用単量体混合物100gとを用いてトナーAと同
様に合成することにより、重量平均分子lNwは100
.000、My/)1nは13.8、ガラス転移点は4
7℃。 軟化点は108℃の重合体を得た。 この重合体を用い、トナーAと同様にしての比較トナー
bを製造した。 実施例及び比較例 未発明のキャリアA −H’及びトナーA−Dを表2に
示す組合せによりトナー濃度2%で混合して合計12種
の本発明に係る現像剤を調製した。 一方、比較のため、キャリアAと比較トナーa〜b、及
び負帯電性コーティングキャリアrQ−1018J
(lluclear Metals社製)とトナーAと
をトナー濃度2%で各々組合せて合λ13種の比較用現
像剤をyA製した0次にキャリア発生物質としてアンド
アントロン系顔料を用い、キャリア輸送物質としてカル
八ソール誘導体を用いてなる負帯゛屯性一層構造イJ4
1に光導電性感光体を搭載した電1゛写真複写槻「υ−
Bit 3000」(小西六写真r業社製)改造機を使
用して、各々の現像剤について30,000枚までの連
続複写を行った。初期及び最終画像の画質、連続複写に
おける転写率、各現像剤の耐久性、テスト終了後の定着
ローラ汚れ及びキャリア表面へのトナースペントについ
て調へた。結果を表2に示す、。 以ト余白 なお、表中「最高画像濃度」は原画の画像濃度を1.3
としたと5の複写画像の相対濃度によって表わし、「転
写率」は現嫁されたトナーに対する転写されたトナーの
flJk分率を表わし、「耐久性」はカブリが発生し、
あるいは定着不良、オフセット現象により定着ローラが
著しイ汚れることにより画像品質が著しく低下し始めた
ときの複写枚敬を表わし、定着ローラ汚れについて「O
Jはローラ汚れがないあるいは非常に少ないこと、凌び
「x」は定着ローラ汚れが著しいことを表わす。 上記表2から明らかなように、本発明に係る現像剤は比
較の現像剤に比べ、耐久性において優れ、定着ローラの
汚れもなく、またトナースペントか発生しないことが判
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 低分子量重合体成分と高分子量重合体成分とより成る主
成分樹脂を含有して成り、該低分子量重合体成分及び高
分子量重合体成分は各々、スチレン系重合体、アクリル
系重合体及びスチレン−アクリル系重合体より成る群か
ら選ばれる少なくとも1種の重合体であって互いに異な
るものより成り、前記低分子量重合体成分のガラス転移
点が50℃以上であり、前記高分子量重合体成分のガラ
ス転移点が65℃以下であり、前記主成分樹脂のガラス
転移点が50℃以上であるバインダーを含有し、かつ疎
水性シリカ微粉末を含有するトナーと、芯材の表面に下
記一般式(1)又は(2)で示される単量体成分を含有
してなる重合体、または該重合体を含む組成物を被覆し
てなるキャリアとからなる静電像現像剤。 一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1、R^2はそれぞれ水素原子またはメチ
ル基を表わし、n、pはそれぞれ1〜8の整数を表わし
、m、qはそれぞれ1〜19の整数を表わす。]
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59240763A JPS61120157A (ja) | 1984-11-16 | 1984-11-16 | 静電像現像剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59240763A JPS61120157A (ja) | 1984-11-16 | 1984-11-16 | 静電像現像剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61120157A true JPS61120157A (ja) | 1986-06-07 |
Family
ID=17064346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59240763A Pending JPS61120157A (ja) | 1984-11-16 | 1984-11-16 | 静電像現像剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61120157A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5698357A (en) * | 1995-08-22 | 1997-12-16 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Toner and developer for developing electrostatic latent image, and image forming process using the same |
-
1984
- 1984-11-16 JP JP59240763A patent/JPS61120157A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5698357A (en) * | 1995-08-22 | 1997-12-16 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Toner and developer for developing electrostatic latent image, and image forming process using the same |
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