JPS6111972Y2 - - Google Patents

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JPS6111972Y2
JPS6111972Y2 JP15727479U JP15727479U JPS6111972Y2 JP S6111972 Y2 JPS6111972 Y2 JP S6111972Y2 JP 15727479 U JP15727479 U JP 15727479U JP 15727479 U JP15727479 U JP 15727479U JP S6111972 Y2 JPS6111972 Y2 JP S6111972Y2
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JP
Japan
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stator
bearing
stator member
rotor
hole
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JP15727479U
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JPS5674961U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ロータ軸を支承する軸受部材の抜け
を防止するようにしたモータの軸受構造に関する
ものである。
モータにおいてロータ軸を支承する軸受部材を
合成樹脂で形成した場合、これをステータ部材に
圧入後めて固定しているが、どの方向から圧入
してめてもめのバラツキ等により完全ではな
く、輸送時の振動あるいはロータの回転動作中に
おいて軸受部材が脱落する事故が発生し易い。こ
のような事故は特に軸受部材が圧入方向と反対方
向の力を受けた場合に起り易い。
本考案は上述したような点に鑑みてなされたも
ので、ステータ部材の内側から軸受部材を該ステ
ータ部材の取付用孔に圧入し、これをコイルボビ
ンに設けた軸受押圧部によつて押圧するという極
めて簡単な構成により、軸受部材の抜けを防止す
るようにしたモータの軸受構造を提供するもので
ある。
以下、本考案を図面に示す実施例により詳細に
説明する。
第1図は本考案に係る軸受構造を採用したモー
タの縦断面図、第2図はその分解斜視図である。
これらの図において、符号1で示すものはモータ
のハウジングを構成する第1のステータ部材で、
このステータ部材1は鉄等の磁性体によつて有底
円筒状に形成され、その底面1aにはその一部を
半径方向に長く切起して形成した複数本のステー
タ2が同一円周上に位置して立設されている。こ
のため、底面1aにはステータ2の切起しによる
窓3が同数形成され、また中央には取付用孔4が
穿設され、この孔4に合成樹脂によつて形成され
た軸受部材5が第1のステータ部材1の内側から
圧入されてめ固定されている。このため、軸受
部材5の上端部周縁には前記取付用孔4から外部
への抜けを防止するフランジ部6が一体に連設さ
れ、また上面中央には後述するロータ軸の下端を
支承する軸受孔7が形成されている。
前記第1のステータ部材1の開口端縁にはそれ
ぞれ1対からなる第1および第2の切欠き8a,
8bおよび9a,9bがそれぞれ軸対称な位置に
形成されている。前記第1および第2の切欠き8
a,8b,9a,9bはハウジングを構成する第
2のステータ部材(後述する)の板厚とほぼ等し
い深さを有し、第1の切欠き8a,8bの方が第
2の切欠き9a,9bよりも幾分長めに形成され
ている。更に、前記開口端縁には第1の切欠き8
aと第2の切欠き9aの間に位置し、下縁が前記
底面1aの近傍にまで達する端子取出用窓10が
形成されている。
11は前記第1のステータ部材1内に嵌挿され
るコイルボビンで、このコイルボビン11は合成
樹脂によつて一体に形成されることにより、略円
板状に形成された上下1対のフランジ部11A,
11Bと、これら1対のフランジ部11A,11
Bを連結する有底円筒状の胴部11Cと、この胴
部11Cの周面に所定回数巻回されたコイル12
と、下方のフランジ部11Bの一部周縁に連結さ
れた開閉自在な端子取付部材11Dとから構成さ
れている。前記上方のフランジ部11Aは平板状
に形成されて一部周縁に直線部13が形成されて
いる。一方、下方のフランジ部11Bは同様に平
板状ではあるが外表面の周縁部全体に補強用リブ
14が一体に突設されている。
また、この下方のフランジ部11Bの周縁でか
つ前記上方のフランジ部11Aの直線部13と対
応する箇所には同様の直線部15が形成され、こ
の直線部15に前記端子取付部材11Dが薄肉形
成された可撓性を有するヒンジ15を介して連結
されている。
この端子取付部材11Dは箱形に形成されて通
常は開いた状態、すなわち第2図に示すように開
口を上方に向けており、前記第1のステータ部材
1への収納時に前記ヒンジ16を中心として上方
に回動され、前記直線部13と当接することによ
り閉じられ、しかして前記端子取出用窓10から
第1のステータ部材1の外部に突出するように構
成されている。そして、端子取付部材11Dの内
部には一端が該部材11Dの背面から外部にそれ
ぞれ突出する1対の端子17a,17bが配設さ
れており、これらの端子17a,17bに前記コ
イル12の始端および終端がそれぞれ半田付け等
により接続されている。また、端子取付部材11
Dの開口端両側にはコイルボビン11の組込時に
第1のステータ部材1の円筒部内周面に係止され
ることにより、該部材11Dの回動を防止する鍔
19が一体に突設され、更に上面開口端寄りには
コイルボビン11の位置決め手段を構成する1対
のボス20a,20bが突設されている。
前記胴部11Cは上述した通り有底円筒状に形
成されることにより、後述するロータを収納する
ためのロータ収納部21を有し、この収納部21
の底面21aに前記ステータ2に対応して複数個
のステータ嵌挿孔22が形成され、これらの孔2
2から前記ステータ2がロータ収納部21内に突
出している。
ところで、前記ロータ収納部21の底壁21a
には後述するロータ軸が貫通する孔24が設けら
れており、この貫通孔を囲むようにして底壁外表
面には凹部18Aが設けられている。この凹部1
8Aはその径が前記軸受部材5のフランジ部6の
外径よりもやや大であつてかつその深さはフラン
ジ部の厚さ寸法よりもやや小とされている。各構
成部雑を組立てた状態において、凹部18Aには
前記軸受部材5のフランジ部6が係合し、このフ
ランジ部は凹部によつて貫通孔24の周囲に構成
された薄肉部18によつて第1のステータ部材1
の内底面に押圧される。換言すれば、薄肉部18
は軸受部材5を第1のステータ部材1の内底面に
押圧してこれを保持するところの、軸受押圧部と
して作用するのである。
前記ロータ収納部21内に回転自在に嵌挿され
るロータ23は、下端が前記底壁21aの貫通孔
24から軸受部材5の軸受孔7に挿入されるロー
タ軸23Aと、このロータ軸23Aの中央に固定
されて前記ステータ2の内径より若干小さい外径
を有し、周囲に多数のN極とS極が周方向に交互
に配列されたロータ本体23Bとから構成されて
いる。
25は第1のステータ部材1の開口を被いコイ
ルボビン11を固定する第2のステータ部材で、
このステータ部材25は鉄等の磁性体によつて略
円板状に形成され、その下面には第1のステータ
部材1のステータ2と同数のステータ26が切起
しにより垂設されている。このため、ステータ部
材25にはステータ26と同数の窓27が放射状
に形成される。前記ステータ26は前記ステータ
2と同一円周上でかつ該ステータ2間にそれぞれ
位置するように設けられることにより、前記ロー
タ収納部21内に挿入されて前記ステータ2と共
にロータ本体23Bを囲繞している。前記第2の
ステータ部材25の周縁には前記第1および第2
の切欠き8a,8b,9a,9bに嵌入係合する
1対の位置決め用突起28a,28bと腕29
a,29bが突設されている。前記1対の腕29
a,29bはステータ部材25の直径方向に長く
形成されることにより、前記第2の切欠き9a,
9bにめられた時、第1のステータ部材1の側
方に張出し、この張出部が止めねじ等により装置
固定部に固定されるようになつている。更に、前
記第2のステータ部材25の周縁には前記端子取
付用窓10に嵌合して端子取付部材11Dの上面
開口端縁を押圧する突起30が突設されると共に
この突起30の近傍に位置し、前記端子取付部材
11Dに突設された1対のボス20a,20bが
嵌入係合する1対の嵌合孔31a,31bが穿設
されている。そして、第2のステータ部材25の
中央には取付用孔33が穿設され、この孔33に
合成樹脂等によつて形成され、前記ロータ軸23
Aの上端を支承する軸受部材32が外表面側から
圧入固定されている。
かくして、このような構成によれば軸受部材5
を第1のステータ部材1の取付用孔4に内側から
圧入して絞め固定し、これを更にコイルボビン1
1に形成された軸受押圧部18で第1のステータ
部材1の内底面に押付けているので、輸送時の振
動、ロータ23の回転時等において、軸受部材5
に圧入方向と反対方向から外力が加わつたとして
も、内側に抜ける虞れがなく、ロータ軸23Aを
確実に軸承することができる。なお、軸受部材5
はフランジ部6を備えているので、コイルボビン
11の軸受押圧部18により押圧されても取付用
孔4から外部に抜け落ちる必配はない。
以上説明したように本考案に係るモータの軸受
構造によれば、ステータ部材の取付用孔に内側か
ら圧入して絞め固定された軸受部材をコイルボビ
ンに設けた軸受押圧部でステータ部材の内面に押
付けるように構成したので、軸受部材がハウジン
グ内に抜け落ちるのを完全に防止することがで
き、特に不定回転方向型のようにロータの始動回
転方向を電気的に決める銅環等がないタイプのモ
ータに対して効果が大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る軸受構造を採用したモー
タの一実施例を示す縦断面図、第2図はその分解
斜視図である。 1……第1のステータ部材、2……ステータ、
4……取付用孔、5……軸受部材、11……コイ
ルボビン、18……軸受押圧部、23……ロー
タ、25……第2のステータ部材、26……ステ
ータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方のステータが立設された第1のステータ部
    材と、もう一方のステータが立設されて前記第1
    のステータ部材に固定される第2のステータ部材
    と、これら第1および第2のステータ部材によつ
    て挾持固定されるコイルボビンと、前記第1のス
    テータ部材に取付けられた軸受部材と、この軸受
    部材および前記第2のステータ部材とで回転自在
    に支持され、前記ステータの内周辺を回転するロ
    ータとからなるモータにおいて、前記軸受部材に
    はロータ軸の下端を支承する軸受孔が設けられた
    上面の周縁にフランジ部が突設され、前記コイル
    ボビンにはロータ軸が貫通する孔を設けたロータ
    収納部の外表面に前記軸受部材のフランジ部が係
    合する凹部を設け、前記軸受部材を前記第1のス
    テータ部材に形成された取付用孔に内側から圧入
    して取付け、そのフランジ部を前記凹部によつて
    構成された薄肉の軸受押圧部によつて前記第1の
    ステータ部材の内底面に押付けて保持するように
    構成したことを特徴とするモータの軸受構造。
JP15727479U 1979-11-13 1979-11-13 Expired JPS6111972Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15727479U JPS6111972Y2 (ja) 1979-11-13 1979-11-13

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JP15727479U JPS6111972Y2 (ja) 1979-11-13 1979-11-13

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Publication Number Publication Date
JPS5674961U JPS5674961U (ja) 1981-06-19
JPS6111972Y2 true JPS6111972Y2 (ja) 1986-04-15

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JP15727479U Expired JPS6111972Y2 (ja) 1979-11-13 1979-11-13

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