JPS61119659A - 高導電率・高強度アルミニウム合金材の製造方法 - Google Patents

高導電率・高強度アルミニウム合金材の製造方法

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JPS61119659A
JPS61119659A JP24203384A JP24203384A JPS61119659A JP S61119659 A JPS61119659 A JP S61119659A JP 24203384 A JP24203384 A JP 24203384A JP 24203384 A JP24203384 A JP 24203384A JP S61119659 A JPS61119659 A JP S61119659A
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JP
Japan
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strength
alloy
alloy material
cold
electric conductivity
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JP24203384A
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Harumitsu Takada
高田 陽允
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SUKAI ALUM KK
Original Assignee
SUKAI ALUM KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は各種導電材として使用される高導電率高強度
アルミニウム合金材、例えばその板材を製造する方法に
関するものである。
従来の技術 近年に至り、光ファイバーを用いた複合電線などの各種
の複合電線が開発されるようになっている。この種の複
合電線においては、光ファイバーなどをアルミニウム管
に収納した構造とすることが多いが、架空地線とともに
使用される場合には、アル徒ニウム管を遠隔供給電流の
ための戻り電路として用いることがある。したがってそ
の場合には、アルミニウム管に高導電率および高強度の
両者が要求され、具体的には導電率61.O%lAC3
以上、引張り強さ16.5kM−以上のものが要求され
る。
ところで上述のようなアルミニウム管に使用されるアル
ミニウム圧延板の純アルミニウム系の規格合金としては
、JIS  H4000で規定される1100合金およ
び1050050合金が、これらの合金では引張り強さ
は前述のような要求値を満足するものの、導電率は要求
値を満足することができない。また板場体としての純ア
ルミニウム系の規格合金としてはJIS  H4180
で規定する1oao合金があり、この合金では導電率は
満足するものの、引張り強さが不足する。
そこでl”eを0.95〜1.5%添加したAI−Fe
合金が特開昭59−16961号公報において提案され
ている。この提案の合金の場合、引張り強さは充分にあ
り、またl”eの下限値近くでは導電率も満足すること
ができる。しかるにこの提案の合金ではl”eを多急に
含んでいるため製造にあたってAl−Fe母合金を多量
に使用する必要があるが、この種の母合金は主原料の電
気用AI地金などと比較すれば格段に不純物量が多く、
そのため溶製時に不純物の混入が生じ易いから、Fe自
体が耐食性を低下させるに加えてその他の不純物量の増
大によって耐食性が著しく低下する問題があり、また製
造コストも高くなる問題があり、さらにはFeの下限値
近くを除いては導電率が前記要求値を満足することは困
難であった。
発明が解決すべき問題点 前述のように従来の純アルミニウム系の圧延板あるいは
板導体の規格材では導電率61.0%lAC3以上の要
求値と引張り強さ16.5kQ/−の要求値を同時に満
足することができず、また既に提案されている前記のA
l−Fe合金では耐食性およびコストの問題があり、か
つ導電率も必ずしも充分に満足することができなかった
この発明は以上の事情に鑑みてなされたもので、導電率
および引張り強さの両者の点で前記゛要求値を満足し、
しかも耐食性低下や高コスト化を招くことのない高導電
率高強度アルミニウム合金材、特にその板材を提供する
ことを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本発明者等は上述の目的を達成するべく、鋭意実験・検
討を重ね、特に合金成分について研究を進めた結果、合
金成分として加えるFeの量を適切に規定し、かつCu
および/またはMgを微量加え、併せて冷開加工条件を
適切に設定することによって高導電率と高強度を兼ね備
えしかも耐食性も充分にあるアルミニウム合金が得られ
ることを見出し、この発明をなすに至ったのである。
具体的には、この発明のアルミニウム合金材の製造方法
は、素材として、Feを0.25%を越え1.0%以下
含有するとともにCuまたは/およびMaを合計量で0
0(12%以上0.01%以下の範囲内で含有し、ざら
に不純物としての81を0.1%以下とし、残部をAI
および不可避的不純物としたAl合金を用い、そのAl
合金素材に加工率60%以上の冷間加工(代表的には冷
間圧延)を加えることを特徴とするものである。
発明の詳細な説明 先ずこの発明におけるAl合金素材の成分限定理由を説
明する。
Fe: 1”eはAl−Fe系金届間化合物として晶出して強度
を高めるに有効な元素であるが、0.25%以下ではそ
の効果が少なく、一方1.0%を越えて添加すれば、導
電率が前記要求値を満足できなくなるばかりでなく、耐
食性が低下し、製造コス1−も高くなるから、Fe含有
量は0.25%を越え1.0%以下とした。
Cu%Mg : CuおよびMりはいずれも強度を高める元素であるが、
いずれか一方の単独添加で0.02%未満あるいは複合
添加の合計量で0.02%未満ではその効果が少なく、
また単独もしくは複合添加の合計量が0.01%を越え
れば導電率が前記要求値を満足させることができず、し
たがってCu 、 M(Jはいずれか一方または双方を
合計で0.02〜0.01%の範囲内とした。なおCu
または/およびMGの上述のような微量添加で強度を大
幅に高め得る理由は、これらがAl中に固溶して冷間加
工時における加工硬化を高めること、換言すれば加工軟
化を防ぐためと思われる。
Si : 3iはAi地金から不可避的に混入して導電率を低下さ
せる元素であるから可及的に少なくすることが望ましく
、したがってこの発明では前述の導電率要求値との関係
から0.1%以下に規制するものとした。
上記各成分のほかはAlおよび不可避的不純物とすれば
良い。ここで不可避的不純物としては前述のSiのほか
、1yln、Ti、V等が考えられるが、いずれも導電
率を低下させる原因となるから可及的に少ないことが望
ましく、そのためには溶解原料としてJIS  H21
10で規定する電気用アルミニウム地金を用い、1yl
n 0.005%以下、Ti +V o、oos%以下
とすることが望ましい。
この発明の方法では、上述のような合金素材を用い、必
要に応じて適宜熱間圧延等の熱間加工を行なった後、加
工率60%以上の冷開加工、代表的には圧延率60%以
上の冷間圧延を施す。このような冷開加工は、単に所望
の板厚を得るためだけではなく、必要な強度を得・るた
めにこの発明で不可欠な工程であり、60%以上の加工
率とすることによって加工硬化させ、16.5kM−以
上の引張り強さを得ることができる。加工率60%未満
では必要な引張り強さを得ることができない。なおここ
で冷開加工工程中途で中間焼鈍を施す場合には、中間焼
鈍後の加工率を60%以上とする必要があることは勿論
である。
実施例 [実施例1] 第1表に示す成分組成のAl地金を、JISH2110
で規定する電気用アルミニウム地金およびAトづO%F
e母合金を用いて溶製し、鋳造した。次いで常法に従っ
て熱間圧延して3゜OI厚の熱延板とした後、中間焼鈍
することなく0.6醜■厚の製品板厚に冷間圧延(圧延
率80%)した。得られた各冷延板について導電率およ
び引張り強さを調べた結果を第2表に示す。
第1表 第2表 第2表から明らかなようにl”eの含有量が0.25%
以下の比較例(Na1. )kLl 1 )およびCu
または/およびM(+の含有量が0.02%未満の比較
例(k6)ではいずれも引張り強さが16.5kO/r
、jに満たず、またFeの含有量が1.0%を越えた比
較例(k5.kl 5) 、Cuおよび/またはM(1
の含有量が0.01%を越えた比較例(N18.Na1
6、N11L18.Na23) 、およびS1含有量が
0.1%を越えた比較例(klo、)4a20)ではい
ずれも導電率が61.0%lAC3に満たなかった。こ
れに対しこの発明の成分組成範囲内のもの(本発明例)
ではいずれも導電率61.0%lAC3以上、引張り強
さ16.5klll/−以上の要求値を満し、高導電率
・高強度が得られていることが明らかである。
なお耐食性は本発明例のものではいずれも充分であるこ
とがv/lii!されている。
[実施例2] FeO,30%、CIJo、03%、5 i 0,05
%を含有し、残部が実質的にAlよりなる合金を、JI
S  N2110の電気用アルミニラ地金およびAl1
0%l”eの母合金を用いて溶製し、鋳造した。次いで
常法に従って熱間圧延して種々の板厚の熱延板とし、さ
らに種々の冷間圧延率で冷間圧延を行なって最終的に0
.61厚の冷延板とした。なお冷間圧延工程においては
、中間焼鈍を挾まずに冷間圧延した場合と、350’C
X5時間の中間焼鈍を間に挾んだ場合との両者の実験を
行なった。熱間圧延および冷間圧延工程の条件を第3表
に示す。また得られた各冷延板について導電率および引
張り強さを調べた結果を第4表に示す。なお第3表にお
いてN127.Na28は冷間圧延工程中途で中間焼鈍
を行なったものであり、この場合の冷間圧延率は中間焼
鈍後の圧延率を示す。
第3表 第4表 第4表から、引張り強さ16.5ka/−以上を得る惨 ためには60%以上の冷間圧延率が必要なことが明らか
である。
発明の効果 以上の説明で明らかなようにこの発明の製造方法によれ
ば、61.0%lAC3以上の高い導電率を有し、しか
もIG、5ku/−以上の高強度を有する高導電率高強
度アルミニウム合金材を得ることができ、しかもこの発
明の方法の場合Feの多i1添加による耐食性の低下や
コスト上昇をも防止することができる。
以  上 出願人  スカイアルミニウム株式会社代理人  弁理
士 豊 1)武 久 (ほか1名)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 重量%でFe0.25%を越え1.0%以下、Cuおよ
    びMgのうちから選ばれた1種または2種を合計で0.
    02%以上0.01%以下、Si0.1%以下を含有し
    、残部がFeおよび不可避的不純物よりなるAl合金素
    材を、60%以上の加工率で冷間加工することを特徴と
    する高導電率・高強度アルミニウム合金材の製造方法。
JP24203384A 1984-11-16 1984-11-16 高導電率・高強度アルミニウム合金材の製造方法 Pending JPS61119659A (ja)

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