JPS6111768B2 - - Google Patents

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JPS6111768B2
JPS6111768B2 JP4223177A JP4223177A JPS6111768B2 JP S6111768 B2 JPS6111768 B2 JP S6111768B2 JP 4223177 A JP4223177 A JP 4223177A JP 4223177 A JP4223177 A JP 4223177A JP S6111768 B2 JPS6111768 B2 JP S6111768B2
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JP
Japan
Prior art keywords
partition plate
slurry
foamed
formwork
thermoplastic resin
Prior art date
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JP4223177A
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English (en)
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JPS53127521A (en
Inventor
Sadao Takagi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON ITON KOGYO KK
Original Assignee
NIPPON ITON KOGYO KK
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Publication date
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  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はオートクレーブ養生された特殊な軽量
気泡コンクリートパネルの製造方法に関し、特に
パネルの表面に変化を与え、また同パネルの吸
水・透水率を著しく低減させ得る製造方法に関す
る。
オートクレーブ養生された軽量気泡コンクリー
ト(以下、A.L.Cと称する)は、建築材料として
数々の優れた性質を有しており、今日一般に広く
普及し、その生産量は年々増加の一途をたどつて
いる。
しかし、これらの製品は下記のようにして製造
されるため、何れもその表面が平面となり、これ
を用いた構造体は、その表面が単調となる不満が
ある。
その製造方法は例えば第1図に示すように、箱
形容器状の型枠1の内部に鉄筋2を等間隔毎に挿
入し、次いで軽量気泡コンクリートとすべきスラ
リ3を注入する。スラリ3が凝固した後に型枠1
から食み出た部分3aをピアノ線で切断し、更に
スラリ3の凝固体全体を型枠1から取り出して基
台1aが下になるように起立させる。そして仮想
線で示す面に沿つて、緊張したピアノ線により凝
固体を水平に切断し、養生したのち第2図に示す
パネルPを得るものである。なお、パネルPは一
般に縦寸法aが約75〜250mm、横寸法bが約600
mm、そして奥行が約890〜6000mmの直方体をなし
ている。
上記のように、パネルPの切断面はピアノ線に
よつて形成されるため単純な平坦面となり、また
多種の複雑な面とすることも困難であつた。
更に、これらの製品は多数の気泡を有するため
軽量ではあるが、吸水性を有し、風雨等を受ける
場所では防水処理なしに使用することは困難であ
つた。
本発明の目的は上記の課題に鑑み、変化のある
表面を持つた軽量気泡コンクリートパネルを容易
に製造できると共に、吸水率あるいは透水率を著
しく減少させた同種のパネルを製造し得る方法を
提供することにある。
本発明の要旨はこれらの目的に基づいて、型枠
内部を複数の仕切板により多数の小室に区画する
工程と、各小室に軽量気泡コンクリートとすべき
スラリを注入して前記仕切板をこのスラリ中に埋
没させる工程と、前記スラリが凝固して発泡凝固
体となつた後この発泡凝固体を前記型枠から取り
出す工程と、同発泡凝固体を切断機のピアノ線に
より前記仕切板間で切断する工程と、切断した
個々の発泡凝固体をオートクレーブ養生してその
内部の仕切板より夫々2つに分離し、所定のパネ
ルとする工程とを具備することを特徴とする軽量
気泡コンクリートパネルの製造方法にある。
この方法によれば、前記仕切板の表面に凹凸等
の変化を与えておくことにより、製品となつたパ
ネルの表面に複雑な形状を容易に形成することが
できる。
また、仕切板の両面には、発泡凝固体を養生す
るときにその表面に含浸吸着し得る熱可塑性樹脂
を予め被覆しておき、その後にスラリを注入する
ことができ、それにより完成したパネルの表面は
防水性の優れたものとなる。
なお、上記仕切板の両面に熱可塑性樹脂を被覆
するにあたつては仕切板の両面に必要に応じて離
型剤を塗布したのち、熱可塑性樹脂フイルムを用
いてその両面を被覆する方法および仕切板の両面
に必要に応じて離型剤を塗布したのちその表面に
熱可塑性樹脂を塗布または吹付けによつて被覆す
る方法を採用することができる。
以下、第3図〜第14図に示す実施例により本
発明を詳細に説明する。
本実施例方法においては先ず第3図に示すよう
に、箱形容器状の型枠10の内部に複数の仕切板
11を垂直に且つ後述するスラリの発泡方向に平
行に挿入して、型枠10内部を多数の小室10r
に区画する。各仕切板11はこの場合は矩形波状
の凹凸面を有しており、またその上下端部は適宜
の上部保持具12と型枠10内の底面に設けた下
部保持具13とによつて支持されている。
次に第4図に示すように、各小室10rには必
要に応じて仕切板11の表面に沿う鉄筋14を
夫々挿入する。従つて、両端に位置する小室には
1組の鉄筋が入り、その内側の小室には2組の鉄
筋が挿入される。これら鉄筋14は、完成したパ
ネルの長手方向に延びる筋となるべき複数本の縦
筋14aと、それらと交差するほぼU字形の複数
の横筋14bとからなつており、何れも防錆処理
されている。また、これら鉄筋14は所望の鉄筋
保持具15によつて所定位置に吊下される。
次にこの状態で、各小室10rには軽量気泡コ
ンクリートとすべき図示しないスラリを注入す
る。その量は発泡後に仕切板11の上下端部を埋
没させ、且つ型枠10の上端に達するに十分なも
のとする。このスラリは通常のA.L.Cの製造に用
いられるスラリと同一であり、生石灰、消石灰、
セメント等の石灰質原料と、けい砂、スラグ等の
けい酸質原料、および発泡材その他特殊添加物と
混練用の水とから成り、特別の配合割合を有する
必要はない。
注入されたスラリは仕切板11および型枠10
に沿つて成形されながら発泡し、最後に凝固して
発泡凝固体となる。型枠10からの発泡凝固体の
脱型は在来方法に準ずるが、一例として述べると
第5図に示すように、この発泡凝固体16は前記
鉄筋保持具15、上部保持具12を外した後、型
枠10から取り出す(脱型する)と共に、型枠1
0の側面に嵌めておいた基台10aが下になるよ
うにして起立させる。即ち、型枠10ごと90゜転
回させた後、基台10aを残して型枠10を除去
するものである。その時、型枠10内部の前記下
部保持具13が外され、それによつて仕切板11
の端部の外側における発泡凝固体内部の切断が行
なわれる。なお、発泡凝固体16の型枠10から
膨張して食み出した部分16aは、型枠から取り
出す前に予めピアノ線によつて切断しておく。
次に起立させた発泡凝固体16は第6図に示す
ように、仕切板11の両端から食み出た斜線で示
す部分16bを切断し、次いで切断機17の外枠
17a内部に水平に張架した複数のピアノ線18
によつて、仕切板11間の中央を夫々切断する。
なお、仕切板11の両端は、スラリが凝固した
後、発泡方向両端あるいは型枠長手方向両端部分
(前記斜線部分16b)を切断して滑らかな平面
を得る際、ピアノ線が当らないように仕上り切断
面から約5mm短かくなければならない。
次に、上記のように仕切板11間で切断した発
泡凝固体の各々は、通常のA.L.Cを製造する方法
と同様の方法でオートクレーブ中で養生する。養
生した発泡凝固体は夫々更に仕切板11から分離
して分割し、第7図に示すような最終的なパネル
製品Paを得る。なお、仕切板11からの分離を
容易にするため、同仕切板には予め剥離材を塗布
しておいてもよい。パネルPaは表側に仕切板1
1と同様の凹凸面を有し、反対側にはピアノ線1
8によつて形成された平面を有することが明らか
であり、仕切板11を滑らかな波形とすれば、第
8図に示すような立体面を持つたパネルPaが得
られることは勿論である。
一方、本発明の他の実施例においては第9図に
示すように、型枠10内に前記スラリを注入する
以前に、各仕切板11の両面を熱可塑性樹脂フイ
ルム19で被覆することを行なう。このフイルム
は例えばポリエチレン、ポリプロピレン等からな
り、前記発泡凝固体をオートクレーブ養生すると
きに同凝固体表面に含浸吸着する性質を有し、最
終製品の表面の吸水性を改善するために用いられ
るものである。この場合、同フイルムはオートク
レーブ中の高温、高圧により均一に溶融するため
の厚さが必要で、0.5mmを越えないことが望ま
れ、且つ吸水性改善の効果をもたらすためには
0.01mmより厚いことが必要である。
上記のようにフイルムを被覆した後は、スラリ
を注入して前実施例で述べた工程と同工程を行な
う。なお、注入したスラリはこの場合も仕切板1
1および型枠10に沿つて発泡し、その過程にお
いてその側圧により熱可塑性樹脂フイルム19を
仕切板11に圧着し、同発泡体は最終的に仕切板
どおりの型をもつて幾つかのブロツクに分れて凝
固する。凝固した発泡体は前実施例と同様に切断
され、次いでオートクレーブ養生される。オート
クレーブ中では、仕切板11を被覆した熱可塑性
樹脂の薄いフイルムが溶融して、発泡凝固体表面
に含浸吸着し、第10図に示すように最終的パネ
ル製品Paの立体的表面に防水膜層(斜線部分)
を形成する。この被膜は、仕切板が立体凹凸構造
でなく、単純な平面であつても差しつかえなく、
同一効果があることは勿論である。
このようにして製造された製品は、上記のよう
に仕切板に接した面が立体的であるだけでなく、
熱可塑性樹脂の効果により、従来のA.L.Cの欠点
であつた吸・透水性を大巾に改善するものであ
る。
以下、吸水・透水性について、その改善効果の
一例を説明する。
まず第11図に示すように、この実施例により
製造された製品の吸水率を測定するため、1辺が
10cmの立方体とした試料Tを用意し、この底面を
深さdが1cmになるように水に漬けた。なお、試
料Tの斜線で示す部分Taはパラフイン処理を施
した防水処理層である。また、表面処理を行なわ
ない試料も同様に実験し、両者を比較するために
得た結果は第12図に示す通りである。
同図からは、本実施例による試料の吸水率は表
面処理を施していないものと比較して約1/3に減
少していることが分る。
次に透水量に関しては第13図に示すように、
上記と同一の試料Tを用い、これに直径4.5cmの
水を入れたガラス管を立てて、上記と同様に本実
施例試料と表面無処理試料との両方の実験を行な
つた。その結果は第14図に示す通りである。
これら2つの比較例から明らかなように、本実
施例試料の吸水率および透水量は、表面処理を施
していない試料よりも約1/3〜1/5に減少する。
以上説明したように本発明によると、立体的あ
るいは変化のある表面を持つた軽量気泡コンクリ
ートパネルを容易に製造することができ、建築物
を装飾性豊かなものとすることができる。
また、同パネルの外表面または立体的表面の防
水能力を格段に向上させ、用途範囲を広くするこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の軽量気泡コンクリートパネル
の製造方法を説明するための型枠等の断面図、第
2図は、第1図に示す方法によつて得られた製品
の断面図、第3図〜第6図は、本発明方法の第1
実施例の工程図、第7図と第8図は本発明方法に
よる製品の断面図、第9図は、本発明方法の第2
実施例を説明するための型枠等の断面図、第10
図は、第9図に示す方法によつて得られた製品の
端面図、第11図〜第14図は、本発明の第2実
施例による製品と他の方法による製品との吸水・
透水性に関する特性比較図である。 10……型枠、11……仕切板、12……上部
保持具、13……下部保持具、14……鉄筋、1
5……鉄筋保持具、16……発泡凝固体、17…
…切断機、18……ピアノ線、19……熱可塑性
樹脂フイルム、Pa……軽量気泡コンクリートパ
ネル製品。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 型枠内部を複数の仕切板により多数の小室に
    区画する工程と、各小室に軽量気泡コンクリート
    とすべきスラリを注入して前記仕切板をこのスラ
    リ中に埋設させる工程と、前記スラリが凝固して
    発泡凝固体となつた後この発泡凝固体を前記型枠
    から取り出す工程と、同発泡凝固体を切断機のピ
    アノ線により前記仕切板間で切断する工程と、切
    断した個々の発泡凝固体をオートクレーブ養生し
    てその内部の仕切板より夫々2つに分離し、所定
    のパネルとする工程とを具備することを特徴とす
    る軽量気泡コンクリートパネルの製造方法。 2 前記仕切板の両面を、オートクレーブ養生し
    たときに前記発泡凝固体の表面に含浸吸着する熱
    可塑性樹脂をもつて被覆し、その後各小室に前記
    スラリを注入することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の軽量気泡コンクリートパネルの製
    造方法。 3 前記仕切板の両面を熱可塑性樹脂フイルムを
    用いて被覆することを特徴とする特許請求の範囲
    第2項記載の軽量気泡コンクリートパネルの製造
    方法。 4 前記仕切板の両面に熱可塑性樹脂を塗布また
    は吹付けによつて被覆することを特徴とする特許
    請求の範囲第2項記載の軽量気泡コンクリートパ
    ネルの製造方法。 5 前記仕切板は前記発泡凝固体の表面に所望の
    凹凸を形成すべく、その両面に所定の凹凸を有す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし
    第4項記載の軽量気泡コンクリートパネルの製造
    方法。
JP4223177A 1977-04-13 1977-04-13 Method of making lighttweight foamed concrete panel Granted JPS53127521A (en)

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JPS53127521A JPS53127521A (en) 1978-11-07
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Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6029560Y2 (ja) * 1980-10-24 1985-09-06 旭化成株式会社 建築外壁構造
JPS6216631U (ja) * 1986-07-07 1987-01-31
JPS6211920U (ja) * 1986-07-07 1987-01-24
JPS6216629U (ja) * 1986-07-07 1987-01-31
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JPH03244505A (ja) * 1990-02-22 1991-10-31 Yoshida Cement Kogyo Kk 分割用コンクリートブロック,分割用コンクリートブロックの分割方法及び分割用コンクリートブロックの製造方法
JPH0639823A (ja) * 1992-06-16 1994-02-15 Misawa Homes Co Ltd コンクリート建材の製造方法

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JPS53127521A (en) 1978-11-07

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