JPS61116544A - 積層体およびその製造方法 - Google Patents

積層体およびその製造方法

Info

Publication number
JPS61116544A
JPS61116544A JP59238767A JP23876784A JPS61116544A JP S61116544 A JPS61116544 A JP S61116544A JP 59238767 A JP59238767 A JP 59238767A JP 23876784 A JP23876784 A JP 23876784A JP S61116544 A JPS61116544 A JP S61116544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
vinyl acetate
polymer
ethylene
carboxylic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP59238767A
Other languages
English (en)
Inventor
赤沢 敏幸
岡谷 卓司
中林 正光
古川 雄三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd, Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP59238767A priority Critical patent/JPS61116544A/ja
Priority to EP19850114362 priority patent/EP0181632B1/en
Priority to US06/796,778 priority patent/US4719153A/en
Priority to DE8585114362T priority patent/DE3576931D1/de
Publication of JPS61116544A publication Critical patent/JPS61116544A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 人、産業上の利用分野 本発明は優れたガスバリヤ−性を有し、かつ各樹脂層間
の接着力が良好な共押出し積層体およびその製造方法に
関する5更に詳しくはエチレン−酢酸ビニル共重合体鹸
化物樹脂層(A)と疎水性熱可塑性樹脂層、とくにポリ
スチレン糸樹脂層(Blとを特定範囲の配合組成のエチ
レン−酢酸ビニル系樹脂層(C1を介して積層した積層
体およびこれを共押出しして得られる積層体の製造方法
に関する。
1」11化11 近年の食品包装業界の技術革新はめざましい。
例えば衛生性、美しい外観、運搬コストの低減の為の軽
量化を目的としてポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
カーボネートなどの熱可塑性樹脂が食品包装に用いられ
つつある事は周知の事である。しかしながら、これらの
疎水性熱可塑性樹脂は酸素あるいは炭素ガスなどのバリ
ヤー性が低く、食品、炭酸飲料などの長期保存には通さ
ないため、ガラス瓶、金属缶などが依然として多く用い
られている。そのために空缶の路上への投げすてによる
公害さらにはビンの回収に要するコストなど多くの問題
があシ、代替包装容器材料の開発がまたれている。
エチレン成’&−11120〜55モル%のエチレン−
酢酸ビニル共重合体鹸化物樹脂は溶融成形性があり、か
つ気体透過性が低く、かつ透明性が高く、ガスバリヤ−
性がすぐれているので、食品容器、包装材料としてすぐ
れている。しかしながら、他の諸物性、例えば剛性ある
いは耐湿性などく欠点があシ、充分満足すべきものでは
ない。
これに対し、ポリスチレン系樹脂などの疎水性熱可塑性
樹脂、と<K#lFt衝撃性ポリスチレン樹脂は成形性
、附衝撃性と剛性とのバランス、衛生性などはすぐれて
いるが、酸素や次酸ガスなどのガスバリヤ−性が充分で
なく、食品類を長期間にわたって保存することができな
いので、貧品容gs、包装材料としての使用に制限があ
る。
そこでエチレン−酢酸ビニル共重合体−化物の良好なガ
スバリヤ−性とポリスチレン系樹脂の優れた力学特性を
そなえ合せた食品容器、包装材料を得るために、これら
の両者の樹脂層を積層することが考えられるうしかしな
がら、これらの両横脂層は相互にはほとんど親和性がな
く、単なる熱接着によシ積層物を得ることは不可能であ
る。
相互に接着性のないポリスチレン系樹脂とガスバリヤ−
性樹脂とを不飽和カルボン酸またはその酸無水物の成分
濃度が0.001〜H)jiii1%である変性エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体あるいはアイオノマーよシ選ば
れた接着性油脂を介して溶融共押出しする事を特徴とす
る樹脂積層物の製造法は特開昭54−46281号公報
で公知である。該公報にはガヌバリャー性樹脂と(7て
エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物、ポリアミド樹脂
、塩化ビニリデン樹脂、熱可塑性ポリエステル等の多く
の樹脂を接着性樹脂を介して、ポリスチレン系樹脂と積
層できる事を示している。接着性樹脂としては不飽和カ
ルボン酸またはその酸無水物の成分濃度が0AO1〜l
O重量%である変性エチレン−酢酸ビニル共1合体(変
性EVA )あるいはアイオノマーを用いる事により溶
融共押出しして積層できる事を示し、その優位性を示し
ている。また特開昭51−7636611−公報にはポ
リオレフィンとエチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物と
をエチレン性不飽和カルボン酸又はこの無水物で変性し
た変性エチレン−酢酸ビニル共重合体を接着層として、
加圧下に溶融状態で、積層できる事を示しているつそし
て該公報には変性エチレン−酢酸ビニル共重合体で希釈
して使用できる事を示して、その優位性を主張している
しかしながら、各種の樹脂の組合わせよシなる積層体の
接着性樹脂層としてエチレン成分−酢酸ビニル成分−エ
チレン性不飽和カルボン酸もしくは該カルボン酸無水物
成分とからなる重合体を用いた時は、囚、(B)層樹脂
の組合わせKよってはCA1層樹脂には強く接着するが
、+B1層樹脂には全<C2着しないとか、逆に(Bl
届樹脂には接着性がよいが、回層樹脂には接着しないと
いうことが通常よくある。そこで接着性樹脂層の品質は
被着体層の組合わせに応じて個々に設定されるものであ
る。
エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物とホリスチレン系
樹脂の組合わせにおいては、ホットプレスによる長時間
の加圧、加温による積層であるとか、共押出しにあって
も、0.5TrLZ分以下の極めて小さい速度で長時間
をかけて積層を行う時は、前述の公報に開示された方法
によシ行うことのできる場合もある。しかしながら工業
的におこなわれる様な速度で共押出し槓、Vを行う時は
それらの公報に開示された方法で実施したのでは、充分
な接着性能を示さず、また成形上のトフグルがあシ、商
品としての価坂のあるものは得られない。
C0発明が解決しようとする問題点 こρ様な実情に鑑み、本発明者らは工業的共押出し時の
接着性樹脂の必要特性の考察に基づき、接着性樹脂の諸
物性と共押出し接着性との関係を鋭意検討を行なった結
果、特定品質の樹脂の特定範囲の配合組成条件を満たす
接着性樹脂組成物を使用する場合には工業的に共押出し
を行なった時にも充分な接着性能を有する事を見出し、
本発明に至ったものである。
D0問題点を解決する九めの手段 本発明はエチレン成分−酢酸ビニル成分−エチレン性不
飽和カルボン酸もしくは該カルボン酸無水物成分−スチ
レン系ビニル化合物成分からなる重合体(3)およびエ
チレン成分−酢酸ビニル成分からなる共重合体間を下記
式(I)、(II)、(III)および(IV)を満足
するように配合せしめた接着性樹脂# (C1を介して
、エチレン成分含有率20〜55モル%、鹸化度90モ
ル%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物樹脂層
(A)と疎水性熱可塑性樹脂層(Blとを積層した積層
体およびその製造方法である。
1vxVyl≦0.30        ・・・・・・
・・・・・・(I)0.15≦Vx−Wx + My−
Wy≦0.45  −・−・−・−CTI’)0.01
≦Cx−Wx≦1            ・−・・−
・・・・−(m)0.1≦凋/Wy≦10      
   ・・・・・・・・・・・・(IV)但し、Vx 
H重合体(3)の酢酸ビニル成分含有率(重量分率) vy;重合体(2)の酢酸ビニル成分含有率(重量分率
) Cx;重合体(X)のエチレン性不飽和カルボン酸もし
くは該カルボン酸無水物 成分によるカルボキシル基含有率 (meq/f ) 葡;重合体(Xlの配合量(重量分率)苛;重合体(Y
lの配合量(重量分率)E0発明の作用効果 本発明によれば、層11t1M−着性の優れた、とくに
高速度で共押出した場合でも層間接着性の飛躍的に向上
した、しかも力学的特性およびガスバリヤ−性の優れた
積層体を得ることができる。
また得られる積層体に白濁現象なども生じない。
このために本発明によって得られる積層体は食品容器、
包装材料としてきわめて有用である。
10発明のより詳細な説明 本発明の最大の特徴は(C1層の接着性樹脂として、エ
チレン成分−酢wビニル成分−エチレン性不飽和カルボ
ン酸もしくは該カルボン酸無水物成分−スチレン系ビニ
ル化合物成分からなる重合体(Xlを用いる事およびこ
の重合体(3)とエチレン成分−酢酸ビニル成分からな
る共重合体(2)とを上記式(I)、(IF)、(II
I)および(IV)式を満足するように配合せしめた樹
脂組成物を用いる事であるう すなわち本発明は接着性樹脂としてXとYとを上記(I
)、(n)、(III)および(I%’)式を満足する
様に配合した組成物を用いる事によって普通の速度の共
押出しはもちろん、高速度の共押出しによっても接着性
が著しく向上する事を見出シ、友ものである。その理由
は必ずしも明確ではないが、エチレン性不飽和カルボン
酸もしくは該カルボン酸成分の有無、スチレン系ビニル
化合物成分の有無、酢酸ビニル成分の含有率の差などく
より、XとYとの相互の親和性に複雑な差異が生じ、両
者の配合時あるいは共押出し成形に際し、接着性樹脂に
ミクロな相分離が生じ、それが為に疎水性熱可塑性樹脂
、とくにポリスチレン系樹脂とエチレン−酢酸ビニル共
重合体鹸化物樹脂とに対し、程よい親和性が生じ、両者
に対して良好な接着性を示すのではないかと考えられる
重合体・Xと重合体yo#I″酸ヒニル酸分ニル成分の
差が大きく、l Vx −My lが0.30をこ、す
るとXとYとの相互の親和性が小さくなシすぎて、ミク
ロな相分離が適度でなくなるためか、本発明の目的とす
る顕著な効果は得られない。
Vx−Vh + Vy−Wyが0.15未満になると相
対的に疎水性熱可塑性樹脂、とくにポリスチレン系樹脂
に対する接着性が低下する傾向にあり、このましくない
つまた逆に0.45葎自をこえると疎水性熱可塑性樹脂
、とくにポリスチレン系樹脂に対する接着性は飽和して
しまうはかりでなく、樹脂の凝集力が鉤いためか、エチ
レン−酢酸とニル共重合体鹸化物に対するWI!着性も
むしろ低下する餉向にあり、このましくない7 Cx−Wxが0.01 maq/f未構になると、特1
1CZfレンー酢酸ビニル共重合体鹸化物層に対して長
時間の加熱プレスであるとか、0.5rrLZ分以下の
低速度での共押出しでは接着できる場合もあるが、本発
明のごとき工業的な高速共押出しにおいては接着性が極
めて悪く、好ましくない。
Cx−Wxが1 m@q /fをζえると、共押出し時
ニ樹脂層が黄変するとか、グツが発生するなどのトラブ
ルが発生し易くなシ、かつ、重合体X自体が大きく白濁
し、積層体の外観まで影響を及ぼし、好適でない。
重合体Xと重合体Yの配合比Wx/Wyは0.1から1
0である。0.1未満であるとか、10をこえるとかの
一方の成分が多すぎる場合は、本発明の効果が顕著でな
い。その理由は必ずしも明確ではないが、一方の成分が
多すぎる場合は生成するミクロ相分屋の存在状態に差が
あられれるとか、海鳥の構造の挙動に差があられれるた
めではないかと考えられる。
重合体Xとして用いるエチレン成分−#:酸酸二ニル成
分−エチレン性不飽和カルボン酸しくは該カルボン酸無
水物成分−スチレン系ビニル化合物成分からなる重合体
は酢酸ビニル成分はN墓分率で0.03〜0.45、エ
チレン性不飽和カルボン酸もしくは該カルボン酸無水物
成分はカルボキシル基として0.02〜2 meq /
f 、スチレン系ビニル化合物成分は、エチレン性不飽
和カルボン酸もしくは該カルボン酸無水物成分と等モル
賞で、かつメルトフローレート(MI)が0.2〜30
 fil 0分(190℃、216Of )のものを用
いることが好ましい。重合体XのSa方法K特に制限は
ないが、エチレン−酢酸ビニル共重合体く、エチレン性
不飽和カルボン酸もしくは該カルボン酸無水物とスチレ
ン系ビニル化合物とを、例えばフジカル重合開始剤の存
在下にグラフトさせる通常のクラフト重合法が用いられ
る。
エチレン性不飽和カルボン酸もしくは該カルボン酸無水
物としては、たとえばアクリル酸、メタアクリル酸など
のアクリル系ビニルモノマ−めるいは、たとえばマレイ
ン酸、無水マレイン酸、フマール酸、イタコン酸、無水
イタコン酸などのα、β−不飽和ジカルボン酸またはそ
の無水物を挙けることができ、特に無水マレイン酸を用
いるのが好ましい。スチレン系ビニル化合物としては、
たとえばスチレン、P−メチルスチレン、α−メチルス
チレンなどを挙けることができ、特にスチレンを用いる
のが好ましいうエチレン性不飽和カルボン酸もしくは該
カルボン酸無水物の使用艦は、スチレン系ビニル化合物
とエチレン性不飽和カルボン酸もしくは該カルボン酸無
水物をグラフト共重合せしめて得られ圧変性共重合体中
に、カルボキシル基として0.02〜2 側C4/f 
、好ましくは0.2〜1.0 meq/gKなる量であ
り、またスチレン系ビニル化合物はこのエチレン性不飽
和カルボン酸もしくは該カルボン酸無水物に対してほぼ
O,S〜1.2倍モル使用するう 重合体Yとして用いるエチレン成分−酢酸ビニル成分か
らなる共重合体も特に制限はないが、酢酸ビニル成分の
含有率が重電分率でα03〜0.50、メルトフローレ
ートがO,S〜6 OVI 0分(190℃、2160
 F )のものを用いることが好ましい。
本発明で用いる接着性樹脂層fclは高速共押出しにお
いて下肥(■)′、(■)′、(■ゾ、(■ずを満足す
る時にさらに好適である。
l Vx −Vy l ≦0.20       −−
 (I’)0.2≦Vx−Wx + Vy−Wy≦0.
4   ・・・・・・−−・−(fl’)0.05≦C
x−Wx≦o、s        −・−・・−(II
I’)0.4≦Wx/ Wy≦13       −・
・−・−(IV’)次に本発明において四層として用い
る樹脂はエチレン成分含有率20〜55モル%、鹸化度
が90モル%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化
物である。エチレン成分の含有率が20モル%未満であ
ると、得られた鹸化樹脂の#融成形が困難であり、55
モル%を越えると、カスバリヤー性が低下する傾向にあ
るので、好ましくない。酢酸ビニル成分の鹸化度は90
モル%以上である。904.ル%未満であると、ガスバ
リヤ−性が低いばかりでなく、耐熱性、耐水性などの諸
物性も低下する傾向に1)、好ましくない。
iB1層と部用いる疎水性熱可塑性樹脂としては加熱溶
融成形可能な樹脂ならばいずれも使用できるが、好適に
はスチレンの重合体、耐衝撃性ポリスチレンとして広く
業界で知られている所のブタジエンーヌチレンヲバー存
在下ICスチレンの重合を行うゴム配合ポリスチレン樹
脂、さらにはABSとして広く業界に知られているアク
リロニトリル−ブタジェン−スチレン系樹脂、透明性の
耐衝撃性のポリスチレンとして知られテイルスチレン成
分の多いスチレン−フタジエンブロック共重合体などの
ポリスチレン7f= IN 脂が用いられる。その他ポ
リエチレン、ポリ10ピレンなどのポリオレフィン樹脂
、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂
、ナイロンなどのポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂
、ポリカーボネート樹脂なども使用することができろう 共押出しによる接着性は単なる熱フルレス圧1dKよる
接着強度測定結果から推定できるものではなく、殆んど
の場合、共押出しすると接着性は極めて低下する。とく
に共押出しし、高速度で引き取る場合はその低下は滅し
い。これは成形機通過後も積層体が短時間のうちに冷却
されながら引き伸ばされる事によるものと思われるうと
ころが本発明の接着性樹脂を使用することによシ共押出
しし、上記のごとき3m1分以上の速度で引き取っても
強い接着性を示すものであり、これによって生産性の向
上が計られることになり、工業的意義はきわめて大きい
。ここで引き取シ速度とはポリマーを共押出しし、冷却
する過程で、ポリマーの温度が40℃に降下した箇所で
の引き取シ速度をいう。
この様にして得られた積層体の各層の厚さに特に制限は
ないが、四層は5〜70μ、(C)層は5〜90μ、(
B1層は50〜1000μの範囲が好適である。
また得られた積層物は各PIjI間の接着力は充分なも
のであシ、かつ疎水性熱可塑性樹脂、とくにポリスチレ
ン系樹脂のすぐれた力学的特性とエチレン−酢酸ビニル
共重合体鹸化物のすぐれたバリヤー性能をあわせもち、
食品容器(カッ1、ボトルなど)、包装材料として有用
なものである。
本発明に使用したiC1層樹脂はTダイ法あるいはリン
グダイ法による押出し成形法においてすぐれた効果を示
すものであるが、さらにプロー成形法、などに用いても
、その成形サイクルを短縮し、よ〕成成形炭を速くする
事ができるなど、その有用性は本題したものである。こ
の場合、(B1層の疎水性熱可塑性樹脂層は内層にきて
もよいし、また外層にきても差し支えない。また積層物
としては(4)−(C1−(Bl、TB) −(C1−
(5)−(q−(B)、(5)−(C1−(B) −(
C1−(4)などの多層構造とすることができる。また
必要に応じ、疎水性熱可塑性樹脂層TBIを多層構造、
たとえばポリヌチレン■層−ポリエチレン、ポリプロピ
レンなどのポリオレフィン層の積層構造とすることもて
きる。またこのようにして得られた本発明の積層物に他
の樹脂層(たとえばポリエチレン、ボリプロヒ”レンな
どのポリオレフィン層)を積層することもできる。
以下実施例によシ本発明をさらに睨明するが、本発明は
これらの実施例によプ限定されるものではない。
以下余白 実施例1 201!!jE応機を用いて下記の処方でエチレン−酢
酸ビニル共重合体のグラフト共重合反応を行なった。
エチレン−酢酸ビニル共重合体  1500gスチレン
              5411無水マレイン酸
            39fベンシイμパーオキサ
イド       65Fキシレン         
   4500翼りまず、エチレン−酢酸ビニル共重合
体およびキシレンを反応機に仕込み、l1票雰囲気下、
115℃で1時間攪拌を続けて、エチレン−酢酸ビニル
共重合体を完全に溶解させた。次いで無水マレイン酸お
よびスチレンを仕込み、10分間攪拌した後、重合開始
剤をキシレン1OoIILLに溶解した溶液を注入し、
115〜120℃で2時間グラフト共重合反応を続けた
組合反応終了後、攪拌を行いながら、メタノ−N540
0mlを注入し、沈殿した粉末状物質を、p取、乾燥さ
せた。
このものは酢酸ビニル成分を24.5重it%、カルボ
キシル基を0.39 ffl@q /fおよびスチレン
成分を無水マレイン酸成分と等七〃含有していた。
尚19G℃、荷重2160fで測定したMIは0.79
710分であった。
このようKして得たエチレン成分−酢酸ビニル成分−エ
チレン性不飽和カルボン酸無水物成分−スチレン系ビニ
ル化合物成分からなる重合体Xと酢酸ビニル成分を40
.5重量%含有し、MIが1.9 f//10分である
エチレン成分−酢酸ビニル成分からなる共重合体Yとを
X/Y =40/6Gに配合した。この組成物は l Vx −Vy l = 0.16 Vx −Wx +Vy −Wy = 0.34Cm −
Wx =0.16 Wx /Wy = 0.67 であシ、(1)〜(IV)式を満足していた。
との接層性樹脂組成物を(C1wj樹脂とし、酢酸ビニ
ル成分の含有率が67七〃%であるエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体の酢酸ビニル成分の99.6七/L/%峻化
する事によって得た〔η〕=1.目(フェノ−/L//
水=85/15混合溶液中、30℃、di/ダ)のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体鹸化物樹脂をCA1層樹脂と
し、耐衝撃性ポリスチレン〔[エスチレン S−60J
出光石油化学社製]を(Bl m樹脂とし、次の様な方
法で積層体を得た。
内径120saφの押出し機I、内径90mφの押出し
機■、内径90mφの押出し機■を備え、押出し機Ln
にあっては溶融材料が各々二層に分岐後、押出し機■よ
り溶融押出された樹脂層に押出機■よりの樹脂、押出機
Iよりの樹脂と順次合流されるタイプのツイードブレツ
ク式三種五層共押出し装置を用い、押出機■には(B)
層樹脂を、押出機Hには(a層樹脂を、押出機IIKは
(5)層樹脂を供給し、ダイ温度225℃、引取シ速度
5./分で共押出しを行い、(Bl / (C) / 
(A) / fcl /fBlの三種五層の積層体を得
た。各層の厚みは(5)層が100μ、+81層が30
0μ、0層が40μでら9、囚/(B)闇の剥離強度(
180℃剥離、200WIIL/分)は3. s kg
/amと良好であつ九。
比較例1 スチレンを使用せず、かつ酢酸ビニル成分の含有率が2
5重量%、MIが2.Of710分のエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体の代シに、酢酸ビニル成分の含有率が49
.5重量%、MIが6.0y710分のエチレン−酢酸
ビニル共重合体を用い、かつ無水マレイン酸の仕込み量
を変える以外は、実施例1と同様の方法によシ、酢酸ビ
ニル成分を49重量%、カルポキVA/基を0.42m
5q/P含有し、MIが1.2の重合体Xを得た。
酢酸ビニル成分を9重量%含有し、MIが2−0である
エチレン成分−酢酸ビニル成分とからなる共重合体Yと
をX / Y = 45 / 55に配合した。このよ
うKして得た組成物は l Vx −My l = 0.40 Vx −Wx +Vy −Wy = 0.27Cx −
Wx = 0.19 Wx/Wy = 0.82 であシ、(It)、(III)、(IV)式を満足して
いたが、(I)式を満足していなかった。
この樹脂組成物を(C1層樹脂とする以外は実施例1の
方法と同様にして、(Bl / (Q /囚層 (Q 
/ (B1の三種五層の積層物を得た。得られた積層物
は梨地状の小さな凹凸が全面にみられ、全く商品として
の価値の低いものであった。このものは回層厚みは45
〜55μ、(麹層厚みは190〜210μ、(C)層厚
みは20〜25μであった。又囚Z+C1間の剥離強度
はα5 kg/cmと充分ではなかった。
比較例2 酢酸ビニル成分の含有率が25重量%、MIが2.09
71o分のエチレン−酢酸ビニル共重合体の代りに、酢
酸ビニル成分が6重量%、MIが25.0のエチレン−
酢酸ビニ〃共重合体を用い、かつスチレン、無水マレイ
ン酸の仕込み量を駁える以外は、実施例1と同様の方法
により、酢酸ビニル成分を5.9重量%、カルボキシル
基を0.38m5q/fおよびスチレン成分を無水マレ
イン酸成分と等七〃含有し、かつMIが10.7の重合
体xt−得た。酢酸ビニル成分含有率が14jK量%、
MIが1.4のエチレン成分−酢酸ビニル成分からなる
共重合体YとをX/Y =50 / 50 K配合した
、 このようKして得た組成物は l Vx −Vy l = 0.08 Vx −W! +Vy −Wy = 0.10Cx −
Wx = 0.19 W寛唐  = 1.0 であり 、(I)、(III)ff3式を満足していた
が、(Jl)式を満足していなかった。
この樹脂組成物をtC1層として実施例1の方法と同様
にして回層が50μ、(B)層が210μ、(C1層が
20μの(Bl / (C1/囚、/ (C1/ fB
)の三種五層の積層物を得た。このものの(Al / 
fB1間の剥離強度はo、 1 、kg/anと、まっ
たく低かった。
実施例2 酢酸ビニル成分の含有率が25重量%、MIが2.Of
710分の二チレンー酢酸ビニル共塩合体の代りに%酢
酸ビニル成分の含有率が33.5車量%、M Iが2.
39710分のエチレン−#酸ビニル共重合体を用い、
かつスチレン、無水マレイン酸の仕込み量を変える以外
は、5!施例1と同様の方法により、酢酸ビニル成分を
33.0重量%、カルボキシル基0.42meq/fお
よびスチレン成分を無水マレイン酸と等モル含有する重
合体Xt−得た。酢酸ビニル成分33.5gm%、MI
が2.3 /l/ ] 0分のエチレン成分−酢酸ビニ
ル成分とからなる共重合体YとをX/Y=35/65に
配合した。
このようにして得た組成物は l Vx −Vy l = 0.005Vx −Wx+
Vy −Wy = 0.333Cx−Wx = 0.1
47 Wx /Wy = 0.54 であり、(I)、(II)、(III)、(IV)式を
満足していた。
この接着性価脂組成物を(C1層樹脂とし、酢酸ビニル
成分の含有率が56モル%であるエチレン−酢酸ビニル
共重合体の酢酸ビニル成分)99.5モル%を鹸化する
坐によって得た〔η〕=0.96(フェノ−/L//水
=ss/ls混合液、30℃、dL/9)のエチレン−
酢酸ビニル共重合体鹸化物樹脂を回層樹脂とする。また
[スタイロン 470J (旭ダウ社゛# 耐衝撃性ポ
リスチレン)を+81層樹脂とする。
内径120mφの押出機■、内径90mφの押出機■、
内径1209φの押出機■の王台の押出機を備え、押出
機■よシの樹脂が中′8層となる様に順次合流するタイ
プのフィードブロック式三檀三層の共押出し装置を用い
、押出機IKは回層樹脂を、押出機IIKはfcl m
樹脂を、押出冊■には(B) m樹脂を供給し、ダイ温
度225℃、引取り速度7rrL/分で共押出しを行い
、(Al / fcl / (Blの三層構成のきれい
な積層体を得た。各層の厚みはCA1層2>f60 μ
、!B1mカ290μ、fc1mカ25a テ;h”)
 、 (Al/fBllsti O剥MI強M ij 
3.2 ki/an ト良好であった。
比較例3 酢酸ビニル成分の含有率が25本歓%、MI2、Of/
x 0分の二チレンー酢酸ビニ〃共重合体の代りに、酢
酸ビニル成分の含有率が2531量%、MIが69 /
 t o分のエチレン−#酸ビニル共重合体を用い、か
クスチレン、無水マレイン酸の仕込み量を変える以外は
、実施例1と同様の方法により、酢酸ビニル成分を24
.5MIk%、カルボキシル基t o、]+ meq 
/ fおよびスチレン成分を無水マレイン酸成分と等モ
ル含有する重合体Xを得た。酢酸ビニル成分が6重量%
、MIが25f/ lo分のエチレン成分−#=酸ビニ
7t、’成分とからなる共重合体YとをX/Y =95
15に配合した。
このようKして得た組成物は l Vx −Vy l = O,+ 9Vx −Wx−
)−Vy −Wy = 0.24CX −Wx = 0
.10 Wx/Wy = 19 であり、(I)、(n)、(II[)式を満足していた
が、(IV)式を満足していなかった。
この樹脂組成物を(C1m樹脂として実施例2の方法と
同様にして共押出しを行い、囚届厚みが42μ、(B)
層厚みが295μ、(C)層厚みが21μの(A) /
 fQ / (Blの三種三層構成の積層体を得た。
このものの囚層fBt間の剥離強度は0.31(g/α
であり、充分ではなかった。
比較例4 #酸ビニル成分を28京量%、カルボキシル基を0.0
15 meq /fおよびスチレン成分を無水マレイン
酸成分と等モル含有し、かっMlが3−2f/10分の
束合体Xと酢酸ビニル成分が45重量%、MIが2yZ
lO分の共重合体YとをX/Y = 5 o/s Oに
配合した。
このようにして得た組成物は l Vx −My l = 0.17 Vx −Wx+Vy −Wy = 0.36Cx −W
x = 0.0073 Wx/Wy=1.0 であシ、(I)、(II)、(IV)式を満足していた
が、(III)式を満足していなかつ°た。
この樹脂組成物をfC1層樹脂とに実施例2の方法と同
様にして共押出しを行い、(A1層厚み40μ、fB1
層岸層革90μ、(C)暦年み22μのIAI/ fc
l / fBIの三種三層の構成の積層体を得た。この
ものの囚//lB)間の剥離強度は0.1 kg/cm
であり、きわめて低かった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)エチレン成分−酢酸ビニル成分−エチレン性不飽
    和カルボン酸もしくは該カルボン酸無水物成分−スチレ
    ン系ビニル化合物成分からなる重合体(X)およびエチ
    レン成分−酢酸ビニル成分からなる共重合体(Y)を下
    記式( I )、(II)、(III)および(IV)を満足する
    ように配合せしめた接着性樹脂層(C)を介して、エチ
    レン成分含有率20〜55モル%、鹸化度90モル%以
    上のエチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物樹脂層(A)
    と疎水性熱可塑性樹脂層(B)とを積層した積層体。 |V_x−V_y|<0.30・・・( I ) 0.15≦V_x・W_x+V_y・W_y≦0.45
    ・・・(II) 0.01≦C_x・W_x≦1・・・(III) 0.1≦W_x/W_y≦10・・・(IV) 但し、V_x;重合体(X)の酢酸ビニル成分含有率(
    重量分率) V_y;重合体(Y)の酢酸ビニル成分含有率(重量分
    率) C_x;重合体(X)のエチレン性不飽和カルボン酸も
    しくは該カルボン酸無水物成分によるカルボキシル基含
    有率 (meq/g) W_x;重合体(X)の配合量(重量分率)W_y;重
    合体(Y)の配合量(重量分率)(2)疎水性熱可塑性
    樹脂がポリスチレン系樹脂である特許請求の範囲第1項
    記載の積層体。 (3)エチレン成分−酢酸ビニル成分−エチレン性不飽
    和カルボン酸もしくは該カルボン酸無水物成分−スチレ
    ン系ビニル化合物成分からなる重合体(X)およびエチ
    レン成分−酢酸ビニル成分からなる共重合体(Y)を下
    記式( I )、(II)、(III)および(IV)を満足する
    ように配合せしめた接着性樹脂層(C)を介して、エチ
    レン成分含有率20〜55モル%、鹸化度90モル%以
    上のエチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物樹脂層(A)
    と疎水性熱可塑性樹脂層(B)とを共押出しし、3m/
    分以上の速度で引き取る事を特徴とする積層体の製造方
    法。 |V_x−V_y|≦0.30・・・( I ) 0.15≦V_x・W_x+V_y・W_y≦0.45
    ・・・(II) 0.01≦C_x・W_x≦1・・・(III) 0.1≦W_x/W_y≦10・・・(IV) 但しV_x;重合体(X)の酢酸ビニル成分含有率(重
    量分率) V_y;重合体(Y)の酢酸ビニル成分含有率(重量分
    率) C_x;重合体(X)のエチレン性不飽和カルボン酸も
    しくは該カルボン酸無水物成 分によるカルボキシル基含有率 (meq/g) W_x:重合体(X)の配合量(重量分率)W_y:重
    合体(Y)の配合量(重量分率)(4)疎水性熱可塑性
    樹脂がポリスチレン系樹脂である特許請求の範囲第3項
    記載の積層体の製造方法。
JP59238767A 1984-11-12 1984-11-12 積層体およびその製造方法 Pending JPS61116544A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59238767A JPS61116544A (ja) 1984-11-12 1984-11-12 積層体およびその製造方法
EP19850114362 EP0181632B1 (en) 1984-11-12 1985-11-12 Laminated article and process for production thereof
US06/796,778 US4719153A (en) 1984-11-12 1985-11-12 Laminated article and process for production thereof
DE8585114362T DE3576931D1 (de) 1984-11-12 1985-11-12 Mehrschichtstoffe und verfahren zu deren herstellung.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59238767A JPS61116544A (ja) 1984-11-12 1984-11-12 積層体およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61116544A true JPS61116544A (ja) 1986-06-04

Family

ID=17034960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59238767A Pending JPS61116544A (ja) 1984-11-12 1984-11-12 積層体およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61116544A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0160984B1 (en) Laminate structure and production of the same
US5126198A (en) Heat-laminatable, gas-barrier multi-layer films
US4719153A (en) Laminated article and process for production thereof
US4677017A (en) Coextrusion of thermoplastic fluoropolymers with thermoplastic polymers
US4397916A (en) Laminated multilayer structure
US4939009A (en) Multilayered sheets having excellent adhesion
CA1132951A (en) Coextruded laminar thermoplastic bags
JPS58212944A (ja) 積層体
JP2014525856A (ja) 再閉鎖可能な包装用の多層フィルム
JPS58152077A (ja) 接着剤ブレンド
JPH0349953A (ja) 積層複合体
CN1321812C (zh) 具有增强的粘合性的乙烯酸共聚物
JPS602984B2 (ja) 樹脂積層物の製造法
JPS5929433B2 (ja) 積層物の製造法
JP4839642B2 (ja) 易剥離性フィルムおよび蓋材
JPS61116544A (ja) 積層体およびその製造方法
JPH0377778B2 (ja)
US20030152791A1 (en) Extruded multilayer film structure including an ethylene acid terpolymer layer for improved heat seal and metal adhesion
JPH0242349B2 (ja)
JPH0511030B2 (ja)
JPS59152852A (ja) 積層体およびその製造方法
JPH0586917B2 (ja)
JPS6044156B2 (ja) 樹脂積層物
JPS59188433A (ja) 積層体およびその製造方法
JPS61137738A (ja) 積層物