JPS61115484A - 耐熱性α−アミラ−ゼを産生する好熱性嫌気性細菌 - Google Patents

耐熱性α−アミラ−ゼを産生する好熱性嫌気性細菌

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JPS61115484A
JPS61115484A JP23691584A JP23691584A JPS61115484A JP S61115484 A JPS61115484 A JP S61115484A JP 23691584 A JP23691584 A JP 23691584A JP 23691584 A JP23691584 A JP 23691584A JP S61115484 A JPS61115484 A JP S61115484A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、新規なα−アミラーゼの生産に用いる嫌気性
細菌に係り、特にぶどう糖等の殿粉加工ならびに繊維の
のり抜きなどにおける殿粉の液化反応に好適な耐熱性α
−アミラーゼを産生ずる好熱性嫌気性細菌に関する。
〔発明の背景〕
酵素は基質選択性が高く、常温、常圧下でも反応を触媒
できる特長を有するが、一般に加熱やpHに対し極めて
不安定である。最近、酵素を固定化してバイオリアクタ
に組み込み、異性化糖やL−アミノ酸が生産できるよう
になった。これらのリアクタの運転に際しては、雑菌の
9/S殖防]F、や反応速度をあげるため、常温より高
い60℃以旧のQ度域で行うことが望まれている。この
ため、旧来の常温性酵素にかわり、加熱やpH変化にも
安定な、いわゆる耐熱性酵素の開発が進められてきた。
従来の耐熱性酵素は好気性細菌を起源として生産されて
いる。これまで、α−アミラーゼは主として、代表的な
好気性細菌であるバチルス属の細菌を培養することによ
り製造されてきた(Campbell  et  al
、  J、  Biol  Chew、  +  23
6. 295L1961年)。そのうち、バチルス・ズ
ブチリス(Bacillus 5ubtilis )及
びバチルス・リチェニホルミス(Bacillus 1
icheniforIIis)を起源とするα−アミラ
ーゼは、すでに工業生産され、異性化糖やぶどう糖等の
殿粉加工や繊維ののり抜き処理に使用されている。これ
ら公知のα−アミラーゼは、いずれも酵素の本体である
たん白質だけでは耐熱性を発揮できず、カルシウムイオ
ンの存在下ではじめて耐熱性を示す。少なくも1mM(
斉a:特開昭48−35083号公報)のカルシウム濃
度を必要とし、通常数mM〜20mM(服部:特開昭5
1−714652号公報、特開昭51−44690号公
報)のカルシウム塩を添加して反応を行っている。した
がって、従来の耐熱性α−アミラーゼは、カルシウムが
ないか1mM未満の場合には、バチルス・リチェニホル
ミス起源のα−アミラーゼの1例を第2図中に示すよう
に、耐熱性が著しく低下する(曲線5;特開昭46−1
2946号公報のもの、曲Mc6;特開昭48−350
83号公報のもの)。このため、水道水のカルシウム濃
度に相当する100μM以下の極めて希薄な濃度では、
殿粉の液化反応中に失活がおこり、高価な酵素を多量に
消費する。したがって、通常は、数mMの塩化カルシウ
ムや酢酸カルシウムなどの可溶性カルシウム塩を添加し
て反応している。しかし、カルシウム塩を添加すると殿
粉加工の製品である異性化糖やぶどう糖を製造する際、
後工程でカルシウムを除去することが必要となる。
一般に、α−アミラーゼの最適pHは6以−ヒであり、
酸性域でも活性の高いものはごくわずかしか知られてい
ない。例えば、酸性α−アミラーゼとしては、バチルス
・リチニホルミスのα−アミラーゼが知られている(田
中等:特開昭52−151970号公報、斉藤:特開昭
48−358083号公報)。ところで、殿粉を液化す
る際、10〜40%9通常30%の濃度に懸濁した、い
わゆる殿粉孔を原料に用いるが、原料殿粉中に含まれる
不純物の有機酸のためP I(は5以ド、しばしば4以
下を呈する。
このため、上野;特開昭49−19049号公報ならび
に中動:特開昭49−55857号公報の例のように、
すべて消石灰もしくは炭酸カルシウムでP Hを6〜7
に中1口し、しかるのちにt−アミラーゼを作用させて
いる。
〔発明のE1的〕 本発明の目的は、耐5腺性にすぐれ、かつカルシウム要
求性が極めて低く、酸性域でも高い活性を右ギる新規な
α−アミラーゼを産生ずる微生物を席供するにある。
〔発明の41嬰〕 本発明ifらは、耐熱性にすぐれ、酸性域でも高い活(
+1:、 e有し、かつカルシウム要求性の低いα−ア
ミラーゼを1:)ることを目的に酵素及び酵素生産用微
生物の探索を行った。その結果、クロスッリジウム属に
属する偏性嫌気性細菌(クロスッリジウム属細菌R3−
0001,clostridium sp R5−00
01゜微工研菌寄第7918号)が、酵素の特性、特に
カルシウム要求性ならびに作用T)H域について従来の
α−アミラーゼとことなる新規なα−アミラーゼを生成
することを見い出し、本発明に至った6本発明なるクロ
スッリジウムは、濃厚有機廃液の高温メタン発酵スラー
を起源として分離したものである0本菌の分離は次のよ
うにして行った。まず、メタン発酵スラリーを低速遠心
谷離(1000rpm 。
5分間)にかけ、粗大粒子を沈降除去した後、殺菌生理
食塩水で希釈した。これを菌液とし、殿粉粒を炭素源と
する寒天平板上に窒素雰囲気下で塗布し、60℃で嫌気
的に殿粉粒をffi#L、て生育するコロニーを分離し
た。さらに、ヒ記コロニーの希釈液からマイクロマニュ
ピユレータ−により栄養細胞を単離した。寒天平板によ
る分離とマイクロマニュピユレータによる分離とをさら
に数回重ね。
本発明なる菌を得た。本発明なるクロスッリジウb (
Clostrjdium Sp Its−0001)は
、工業技術院微生物工業技術研究所に寄託している(受
託番号;微工研菌寄第7918号(FERM P−79
18) )。以下、本菌の菌学的性質の詳細を説明する
A。形態的性質 (1)栄養細胞の形態 下記の殿粉・ペプトン培地の寒天平板上。
嫌気性雰囲気中、60℃で2日間培養した場合、栄養細
胞は0.4〜0.8  X2〜5μmの大きさの直状の
桿菌である。3日間以上の培養では、上記の形状の栄養
細胞が単独に存在する他、連鎖するものも生ずる。液体
培養でも同様な現象がa祭される。液体培養による栄養
細胞の走査電子顕微鏡写真を第1図に示す。また、殿粉
・ペプトン培地、の組成を下記に示す。
殿粉・ペプトン培地の組成 可溶性殿粉          1.5%ペプトン  
        0.5%酵母エキス        
  0.5%にH,Po、             
      0.7%Na、1(PO40、35% Mg5O,・71(、OO,001% 寒天             2.0%チオグリコー
ル酸ナトリウム  0.1%水道水 pH6,4 (2)胞子の有無 殿粉・ペプトン培地の寒天平板培養及び液体培養で胞子
の形成が認められる。
B、培養的特性 (1)コロニーの形態 殿粉・ペプトン培地の寒天平板培養でのコロニーは、中
心部がやや隆起した扁平な円形となり、周縁部は金縁で
ある。色素生成は見られず、表面に光沢を有し乳白色不
透明である。また、粘着性を有する。
(2)肉汁培地の寒天平板培養及び穿刺培養生育する。
殿粉・ペプトン培地と同様のコロニーを生ずる。
肉汁寒天培地組成 肉エキス           1.0%ペプトン  
        1.0%NaC0,0,2% チオグリコール酸ナトリウム  0.1%寒天    
        1.5%水iη水 pH6,0 (3)肉汁培地の穿刺培養 水素と炭酸ガスを含むガスの発生を伴って生育する7こ
のため、寒天培地が2〜3個所で分断される。
(4)肉汁液体培養 嫌気的雰囲気下でのみ生育する。
肉汁培地の組成 肉エキス          1.0%ペプトン   
       1.0%NaCQ          
   0 、2%チオグリコール酸ナトリウム  0.
1  %蒸溜水 pH6,0 (5)肉汁・ゼラチン培養 生育は認められない。
肉エキス           1.0%ペプトン  
        1.0%NaCQ         
    0 、2%チオグリコール酸ナトリウム  0
.1%ゼラチン          15% 水道水 pH6,0 (6)リドマスミルク培養 ガス発生を伴い、固く凝固し、酸の生I戊により赤変す
る。
C1生理的性質 (1)生育の温度範囲 40〜63℃で生育する。30℃では生育が認められず
、60℃付近で良好。
(2)生育のpH範囲 pH5〜7で生育する。5.6 付近が良好。
(3)酸素に対する態度 偏性嫌気性。
(4)O−F試験(Hush La1fson変法)空
気′4囲気中では生育みられず陰性。流動パラフィン重
層による嫌気性条件下では菌が生育し、酸を生成して培
養物が黄変する。
培地の組成 ペプトン          0.2%グルコース  
         1.O%NaC90、5% に、HPO40,03% チオグリコール酸ナトリウム  0.1%ブロムクレゾ
ールパープル   0.002%寒天        
     0.3%水道水 pH6,0 (5)硝酸塩の還元 陰性。
(6)VP試験 陰性。
(7)MR試験 陽性、赤変化する7 (8)インドール生成 ペプトン水に生育しないため測定できない。
(9)硫化水素の生成 Kligrer培地使用において陰性。
(10)殿粉の加水分解 陽性。可溶性殿粉だけでなく、馬鈴薯殿粉などの粒状殿
粉も分解する6 (11)クエン酸の利用 Simmons培地使用において陰性。
(12)アンモニウム塩の利用 ペプトン水に生育しないため測定できない。
(13)色素の菌体外生成 陰性。
(14)オキシダーゼ活性 陰性。
(15)カタラーゼ活性 陰性。
(16)ウレアーゼ活性 陰性。
(17)糖の資化性 糖の資化性及びDurham管を用いたガス発生有無の
aWA結果を下表に示す。
第  1  表 (18)無機塩培地への生育 生育認められず。
(19)有機酸の生成 各種培地から生成する有機酸組成を第2表に示す。
第  2  表 供試液体培地の組成 炭素源           1.0%ペプトン   
       1.0%食塩            
 002%チオグリコール酸ナトリウム  0゜1蒸留
水 pH6,4 これらの結果よりHoldemanの嫌気性細菌分類マ
ニュアルに基づき、クロスツリジウム属に属する細菌と
同定した。
次に、本発明の細菌で得られる耐熱性α−アミラーゼの
静粛的特性について記す。
尚、α−アミラーゼ活性の測定方法は次のように行った
Blue value法(日本化学会編:実験化学講座
24力、生物化学■、p279、丸善書店、 1969
)による糊精化力を測定した6本法は、殿粉の分子が加
水分解されるのに伴い、殿粉−より素complaxに
基づく青色の発色量が1分子量の低下に比例して減少す
る原理を応用したものである。まず、2■/mΩの殿粉
溶液2mQ及び0.1  M<えん酸緩衝液(pH4,
0)1mQを試験管に取り、60℃水浴中で5分間振盪
した0次いで、粗酸素液として培養炉液1mAを加え、
30分間反応させた0反応後1反応液0.4  mQを
採取し、直ちに0.5 M酢酸溶液2 m Qと混合し
て酵素反応を停止させた0次のその1mAを10mQの
1/3000 Nよう濃溶液中に加え、680nmでの
吸光度を分光光度計を用いて測定した。一方、酵素液を
加えた直後の反応液を採取して同様に発色させ。
吸光度を測定した。なお、殿粉としては重合度約200
0のアミロースを用いた。
α−アミラーゼ活性は次式により算出した。
α−アミラーゼ活性(単位 =           
  IQ ti+we反応液の吸光度 (1)作用及び基質特異性 本発明の細菌が産生ずる酵素は、馬鈴しよ。
とうもろこし、甘しょ等の殿粉を加水分解する液体型α
−アミラーゼである。
(2)至′ip!ip H 第2図に、従来公知の代表的なα−アミラーゼの作用p
H曲線を示す0曲線4で示した小笠原等のバチルス・ズ
ブチリス(J、 Bioche+++、 67゜65、
1970年)及び曲線6で示した斉藤等のバチルス・リ
チェニホルミス(特開昭48−35083号公報)を起
源とするα−アミラーゼは、pH4〜11に好適域を有
する(最適pHでの活性の80%を有するpH域とする
)。従来公知の酸性α−アミラーゼのうち、最も酸性側
で活性の高い山中等によるバチルス・リチェニホルミス
起源α−アミラーゼ(特開昭52−151970号公報
曲線3)では、好適域が3.5〜6.3 にあり、pH
2で全く活性を示さないに れに対し1本発明に係る菌により産生されるα−アζラ
ーゼ■ (曲線1)ならびにα−アミラーゼ■(曲線2
)の60℃における最適pH域は、いずれも4付近にあ
り、かつ好適pHはそれぞれ2〜5.7 .2〜6.3
 にあって、従来の酸性α−アミラーゼにくらべ、さら
に酸性側でも高い活性を有する。すなわち、pH2では
、従来の酸性α−アミラーゼが全く活性を示さないのに
対し、本発明細菌によるα−アミラーゼはそれぞれ95
%、81%の高い活性を示す。
なお、酵素反応は次の反応系を用いた。
酵素液:0.6〜,1.3  pg/mQ基 質:アミ
ロース1■/mQ クエン酸緩衝液:0.025M 上述したように、本発明細菌によるα−アミラーゼは従
来の酸性α−アミラーゼと作用pH域を異にすることか
ら、新しいα−アミラーゼであることは明らかである。
(3)pH安定性 本発明細菌によるα−アミラーゼ!及び■を。
pH2,4,6,7の各pH(0,025Mりエン酸緩
衝液)下で、60℃、30分間インキュベートした。反
応液を稀釈してpHを4.0に調整し、アミロースを基
質として残存活性を測定した。その結果面α−アミラー
ゼは、上記のpH処理で完全に活性が保持されていた。
したがって、本α−アミラーゼは酸性域でも安定性が高
い特徴を有している。
(4)至適温度 第3図に示す如く、本発明細菌によるα−アミラーゼ[
(曲線11)及び■(曲線12)の至適P)(10にお
ける至適温度は、いずれも80℃付近である。好適温度
(最適温度での活性の80%を有する温度域とする)は
65〜87℃である。なお、反応にはくえん酸緩衝液0
.025Mを用いた。
(5)熱安定性 本発゛明細菌によるα−アミラーゼ■をT)H6,0で
20μM塩化カルシウムの存在下に60〜97℃に加熱
処理し、残存活性を測定した。これをもとに各温度にお
ける活性半減期を求め、その結果を第4図に示す。80
℃及び90℃における活性半減期(基質無添加)はそれ
ぞれ8時間、0.5時間であり、熱安定性にすぐれてい
る。α−アミラーゼIについても90℃における活性半
減期は約005時間と、α−アミラーゼ[と同等の耐熱
性をイイする。一方、従来のα−アミラーゼの例とし、
バチルス・リチェニホルミスに属するα−アミラーゼ生
産菌、及びバチルス・ズブチリスに属するα−アミラー
ゼ生産菌の培養液から調製した部分精製α−アミラーゼ
標品を用い、カルシウム濃度20mMにおいて半減期を
実測した。その結果を第4図に付記する0反応は、クエ
ン酸緩衝液を用いて1両α−アミラーゼの最適pHであ
る6゜0で行った。前者の80℃における半減期は0.
6時間、後者の70℃における半減期は0°6 Rrl
fiC’&6. *l@8148@L:j:、?a°−
741ラーゼの耐熱性(曲線21)は、従来公知のサー
マス属の耐熱性α−アミラーゼには及ばないが、バチル
ス属のα−アミラーゼ(バチルス・リチェニホルシスS
P、を起源とする耐熱性α−アミラーゼ、曲線22)と
くらべ遜色ない。
(6)液熱性に及ぼす金属塩の影響 本発明IR菌によるα−アミラーゼ1の耐熱性に及ぼす
金属塩の影響を第3表に示す。α−アミラーゼnの水溶
液に各種の金属塩を5mM濃度になる様に添加し、加熱
処理を行って活性を測定した、そして、加熱処理前に対
する加熱処理後の活性、すなわち残存活性を%で表示し
た。加熱処理及び活性測定は以下の条件で行った、 加熱処理条件 pH6,0 加熱温度 :80℃ 保持時flu:30分 第  3  表 活性測定は、試料液を希釈後、以下の条件下で行った。
なお、各金属塩を本添加濃度で添加しても、活性測定に
影響のないことを確認している。
活性測定条件 pH4,0(0,025Mクエン酸a衝液)活性測定温
度:60℃ 第1表から明らかに、カルシウムイオンに保護効果が認
められるのに対し、ナトリウム、カリウム及びマグネシ
ウムの各イオンについては。
さしたる保護効果は認められない。一方、ニッケル、コ
バルト、亜鉛及びマンガンの各イオンは耐熱性を低下さ
せる。また、本α−アミラーゼは0.5  μMのED
TAで耐熱性を失うことも確認している。
本α−アミラーゼのカルシウム要求濃度は第5図曲線3
1に示すように、100μM (4ppm )であり、
水道水中のカルシウム濃度で十分安定化される。さらに
本酵素は1μM以下のカルシウム濃度においても65%
の活性を保持している。また、α−アミラーゼ!もα−
アミラーゼ■と同等のカルシウム要求性を有している。
これに対し、バチルス・リチェニホルミスに属するα−
アミラーゼ生産菌から部分精製したα−アミラーゼは、
第5図曲線32に示すように、30mMのカルシウムイ
オンを必要とする。
なお、加熱処理は両酵素ともpH6,8,0”Cで30
分間加熱し、活性測定は各々の最適にて60℃で行った
一方、バチルス・ズブチリスの耐熱性α−アミラーゼで
は、カルシウム必要濃度は3〜10mMである(特開昭
51−/14690%公報、特開昭58−34117号
公報)。
したがって、本発明α−アミラーゼは、従来公知の耐熱
性α−アミラーゼに比べ著しくカルシウム要求性が低い
(7)精製方法 実施例において詳述するので、ここでは簡単な説明にと
どめる。
本発明細菌によるαニアミラーゼ生産菌を、殿粉、ペプ
トン及び酵母エキスを含有する液体培地に接種し、嫌気
条件下で60℃に1〜3日間培養する。培養液を遠心分
離等により菌体及びそれ以外の不溶物質を除したいわゆ
る培養済液を得る0次いで、培ill>73液を、モレ
キュラシーブ膜濾過、イオン交換クロマト、ゲルが過ク
ロマト、塩析等の公知の方法を適宜利用して、本発明細
菌によるα−アミラーゼを濃縮するとともにそれ以外の
不純物を除く。
(8)分子量                   
   i本発明細菌によるα−アミラーゼの分子量は未
確認であるが、モレキュラシーブ膜濾過における挙動か
ら、分子量は20,000以上と推定される。
以上、本発明細菌により産生される新しい耐熱性α−ア
ミラーゼは、特に作用pH並びにカルシウム要求性にお
いて、従来の好気性細菌の生産する耐熱性酵素と著しく
異なる。
しかるに、ぶどう糖や異性化糖等を製造するには、まず
原料の殿粉をα−アミラーゼで液化し、そのあとグルコ
アミラーゼで糖化している。
液化の際、K+料!粉をを数十%の高濃廣に仕込むため
、液のp Hは酸性を呈する。このため、従来のα−ア
ミラーゼを使うには1m粉液をアルカリで中和してから
液化している。液化処理したあと、9来公知のグルコア
ミラーゼは1作用p 1−1が酸性域にあるため、酸を
加えて再度pHを耐性側に調整しなければならない。
しかl、で、本発明なる偏性嫌気性細菌を起源とする新
しい耐熱性α−アミラーゼを用いれば、水道水なみのカ
ルシウムを含む仕込水を用いるのみで、カルシウム剤の
添加も不要となる7さらに、液化、糖化両工程のpH@
整も不要となり、ひいとは反応後の脱塩工程への負荷を
大巾に軽減できる。         ゝゝ〔発明の実
施例〕 以下1本発明の実施例を示し、さらに詳しく説明する。
実施例1゜ 可溶性殿粉1.5 %、ポリペプトン0.5 %。
酵母エキス0.5 %、りん酸第1カリウム0.7%、
りん酸第2ソーダ0.35 %、硫酸マグネジ “ラム
・り水和物0.01 %、チオグリコール酸ナナトリウ
ム01  %及び水道水を含む液体培地(pH6,4)
4.5.6−を、内容積5Qの培養槽3基に1.52k
gずつ分注し、120℃で20分間殺菌する。これに同
上培地で嫌気的に培養した本発明者等により分離せるク
ロスツリジウム属の菌体懸濁液80gを各槽毎に添加し
た。次いで。
ガス出口に水封トラップを付し、発酵槽内気相部をアル
ゴンガスで十分置換後、嫌気条件下で培養する。培養液
のpHは6.0  に自動調整し、温度も60℃に自動
調整する。46時間培養後、培養物を合せ6.000 
rpmで遠心分離し、菌体を除去する。この上澄液は4
9単位/gの比活性を示した。
次に、上記上澄液3.5瞳をモレキュラシーブ膜(分画
分子量: 20000 )で濾過し、1.5 kgに濃
縮した。濃縮液を2分し、0.75kg分を架橋デキス
トランゲル(分画分子量: 2500.ファルマシア社
製)を充填したカラム(直径Loom、長さ450mm
)にチャージし、モレキュラシーブ液体クロマトグラフ
ィを実施した。その際のα−アミラーゼ活性の溶出パタ
ーンを第6図に示す、溶出は脱イオン水で行い、100
mjlずつ分画した。
図中に示すように、溶出液量1.2〜2Qのフラクショ
ンにα−アミラーゼ活性がみとめられた。
上記の液体クロマトグラフィーをのこりの上澄液につい
ても実施し1両α−アミラーゼフラクションを合せた。
これを4Qtorrの減圧下で凍結乾燥し、乾燥粗粉末
2.7 gを得た6 本粗酵素乾燥標品の比活性は39000単位/gで、上
澄液の比活性に比べ約800倍に向トした。活性収率は
約60%である6上清液から粗酵素乾燥標品調製におけ
る比活性、活性収量及び活性回収率の変化を第4表に示
した。
第  4  表 上記の粗酵素乾燥標品をジエチルアミノエチル化架橋デ
キストランゲル(DEAEセファデックス。
ファルマシア社製)を用いたイオン交換クロマト(カラ
ムサイズ:直径25 mm 、長さ400mm)により
精製した。粗酵素乾燥標品2.4gを0.05    
    iMトリス・塩酸緩衝液(p H7,5)に7
8解した。
不溶物を清適して除いた液を、同じ緩衝液で緩衝化した
ゲルカラムにチャージし、洗滌した。次いで、緩衝液中
の塩化ナトリウム濃度を直線勾配(曲線43)で上昇し
つつ展開した。α−アミラーゼ活性の溶出パターンを第
7図に示す。塩化ナトリウム濃度0.04  Mと0.
08Mでの溶出位置にα−アミラーゼ活性を有する2つ
のピークが認められ、前者がα−アミラーゼI (曲線
41)、後者がα−アミラーゼ■(曲線42)である。
α−アミラーゼ■の活性層は吸着全活性の30%、α−
アミラーゼHのそれは60%である。両フラクションを
個々に凍結乾燥して得たα−アミラーゼl及びα−アミ
ラーゼ■の比活性は、それぞれ390単位/mg、88
0単位/■と、粗酵素乾燥標品に比べ、それぞれ10倍
、23倍に向上した。
また2培養物の遠心上澄液基準の活性回収率は、それぞ
れ19%、35%である。
実施例2゜ ぶどう糖1゜5 %、ポリペプトン0.5 %、すA、
酸第1カリウム0.7 %、りん酸第2ソーダQ、35
%、硫酸マグネシウム・り水和物0.01%。
チオグリコール酸ナトリウム0.1  %及び水in水
を含む液体培地(pH6,4)25mQを内容積40m
Qの七ノー型試験管に入れ、+20でで20分間殺菌す
る。これに同上培地で嫌気的に培養した本発明なるクロ
スツリジウム属の培養液1mQを添加した0次いで、ガ
ス出[1に水封トラップを付し、発酵槽内気相部をアル
ゴンで十分置換後、嫌気条件下に60℃で46時間培養
する。
培養物を6.000 rpmで遠心分離し、菌体を除去
する。この上澄液は10単位/gの比活性を示した。
実施例3゜ しよ糖1.5%、ポリペプトン0.5 %、りん酸第1
カリウム0.7  %、りん酸第2ソーダ0.35 %
、硫酸マグネシウム・り水和物0.01%。
チオグリコール酸ナトリウム0.1 %及び水道水を含
む液体培地(p H6、4) 25 m ?、を内容棺
40mQのモノー型試験管に入れ、120℃で20分間
殺菌する。これに同一ヒ培地でl:ニ気的に培養した本
発明なるクロスツリジウ、’= I、:もの層4T液1
mQを添加した。次いで、ガス出口に水j・]トラツプ
を付し、発酵槽内気相部をアルゴンで十分置換後、嫌気
条件下に60°Cで46時間培養する。培養物を6.0
00 rpmで遠心分離し、菌体を除去する。
この上澄液は15単位/gの比活性を示した。実施例4
゜ トレハロース1.5  %、ポリペプトン0.5  %
りん酸第1カリウム0.7  %、りん酸第2ソーダ0
.35 %、硫酸マグネシウム・り水和物0.01%。
チオグリコール酸ナトリウム0.1 %及び水道水を含
む液体培地(pH6,3)25mAを内容積40 m 
Qのモノー型試験管に入れ、120℃で20分間殺菌す
る。これに同上培地で嫌気的に培養した本発明なるクロ
スツリジウム属に属する細菌の培養液1mQを添加した
。次いで、ガス出口に水封トラップを付し、発酵槽内気
相部をアルゴンで十分置換後、嫌気条件下に60℃で4
6時間培養する。培養物を6,000 rp+oで遠心
分離し、菌体を除去する。このと澄液は11単位/gの
比活性を示した。
実施例5゜ マルトース2.0  %、ポリペプトン0.5  %。
りん酸第1カリウム0.7 %、りん酸第2ソーダ0゜
35 %、硫酸マグネシウム・り水和物0.01%。
チオグリコール酸ナトリウム0.1 %及び水道水を含
む液体培地(pH6,2)25mQを内容積40mAの
モノー型試験管に入れ、120℃で20分間加熱処理し
て殺菌する。これに、同上培地で嫌気的に培養した本発
明なるクロスツリジウム属に属する細菌の培養液1 m
 Qを添加した6次いで、ガス出口に水封トラップを付
し、発酵槽内気相部を高純度窒素ガスで十分置換後、嫌
気的条件下に60℃で46時間培養する。培養物を6.
000 rpmで遠心分離し、菌体を除去する。この上
澄液は15単位/gの比活性を示した。
実施例6゜ ローキシロース1.5 %、りん酸第1カリウム0゜7
 %、りん酸第2ソーダ0.35 %、硫酸マグネシウ
ム・り水和物0.01%、ポリペプトン       
jo、5 %、チオグリコール酸ナナトリウム01  
%及び水道水を含む液体培地(pH6,3)25mQを
内容M40mQの七ノー型試験管に入れ。
120°Cで20分間加熱処理して殺菌する。これに、
同上培地で嫌気的に培養した本発明なるクロスツリジウ
ム屈に属する細菌の培養液1 m Qを添加した。次い
で、ガス出口に水封トラップを付し、発酵槽内気相部を
高純度窒素ガスで十分置換後、嫌気的に60℃で46時
間培養する。培養物を6.000 rplllで遠心分
離し、菌体を除去する。この上澄液はl 2 Qj−位
/gのα−アミラーゼ活性を示した。
〔発明の効果〕
本発明なるクロスツリジウム屈に属する好熱性嫌気性細
菌を培養して製造せる新しい耐熱性α−アミラーゼを、
殿粉の加水分解(液化)に用いれば、水道水なみのカル
シウムを含む仕込水を用いることができ、従来行ってき
たカルシウムの添加も不要となる。さらに、殿粉の液化
、糖化両工程での中和も不要となり、その結果、反応後
の脱塩工程への負荷を大巾に軽減できる。
図面の簡!11な説明 第1図は本発明細菌(クロスツリジウム属細1#RS−
0001)の生物形態を示す走査電子顕微鏡写真、第2
図は本発明細菌の産生ずる耐熱性α−アミラーゼと従来
の耐熱性α−アミラーゼとのσ−アミラーゼ活性(糊精
化力)に及ぼす、Hの影響を示す特性図、第3図は本発
明細菌の産生ずる耐熱性α−アミラーゼのα−アミラー
ゼ活性に及ぼす温度の影響を示す特性図、第4図は本発
明細菌の産生ずる耐熱性α−アミラーゼと従来の耐熱性
α−アミラーゼの各側における耐熱性を示す特性図、第
5図は本発明細菌の産生ずる耐熱性α−アミラーゼと従
来の耐熱性α−アミラーゼの各側における加熱処理によ
るα−アミラーゼ活性に対するカルシウム濃度の影響を
示す特性図、第6図は本発明細菌の産生ずる耐熱性α−
アミラーゼの架橋デキストランゲルを用いたモレキュラ
シーブ液体クロマトグラフィのα−アミラーゼ活性溶出
パターン図、第7図は本発明細菌の産生ずる耐熱性α−
アミラーゼのジエチルアミノエチル化架措デキストラン
ゲルを用いたイオン交換液体クロマトグラフィによ句α
−アミラーゼ活性溶出パターン図である。
も (口 的 2 目 H も 3 口 温 演 (°C) 纂 4 口 温 彦 (°C) η 5 z

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、クロスツリジウム属に属し、耐熱性α−アミラーゼ
    を生産する好熱性嫌気性細菌。 2、作用好適pHが2〜6、最適pHが3〜5、作用至
    適温度が60〜85℃にある耐熱性α−アミラーゼを産
    生することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の耐
    熱性α−アミラーゼを産生する好熱性嫌気性細菌。 3、基質無添加で80℃、30分間加熱処理した際に、
    0.1mM以下のカルシウム塩濃度下で、少なくとも7
    0%以上のα−アミラーゼ活性を有する耐熱性α−アミ
    ラーゼを産生し、35〜65%で生育することができ、
    57〜63℃に増殖の至適温度域を有することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の耐熱性α−アミラーゼ
    を産生する好熱性嫌気性細菌。 4、基質無添加で80℃、30分間加熱処理した際に、
    0.1mM〜0.1Mのカルシウム塩存在下で100%
    のα−アミラーゼ活性を有するα−アミラーゼを産生す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の耐熱性
    α−アミラーゼを産生する好熱性嫌気性細菌。
JP23691584A 1984-11-09 1984-11-09 耐熱性α−アミラ−ゼを産生する好熱性嫌気性細菌 Granted JPS61115484A (ja)

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US06/795,774 US4778760A (en) 1984-11-09 1985-11-07 Thermostable α-amylase-producing, thermophilic anaerobic bacteria, thermostable α-amylase and process for producing the same
DE8585114174T DE3582020D1 (de) 1984-11-09 1985-11-07 Thermostabile alpha-amylase produzierende thermostabile anaerobe bakterie, thermostabile alpha-amylase und verfahren zur deren herstellung.
EP85114174A EP0184019B1 (en) 1984-11-09 1985-11-07 Thermostable alpha-amylase-producing, thermophilic anaerobic bacteria, thermostable alpha-amylase and process for producing the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6219081A (ja) * 1985-07-16 1987-01-27 Hitachi Ltd 耐熱性α−アミラ−ゼの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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85TH ANNUAL MEETING OF THE AMERICAN SOCIETY FOR MICROBIOLOGY LES VEGAS NEV USA *

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JPS6219081A (ja) * 1985-07-16 1987-01-27 Hitachi Ltd 耐熱性α−アミラ−ゼの製造方法

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