JPS61115454A - 乾燥麺類の製造方法 - Google Patents

乾燥麺類の製造方法

Info

Publication number
JPS61115454A
JPS61115454A JP59237560A JP23756084A JPS61115454A JP S61115454 A JPS61115454 A JP S61115454A JP 59237560 A JP59237560 A JP 59237560A JP 23756084 A JP23756084 A JP 23756084A JP S61115454 A JPS61115454 A JP S61115454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noodles
far
drying
irradiation
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP59237560A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0455650B2 (ja
Inventor
Fumio Fukui
福井 史生
Hiroshi Tenkai
天海 弘
Takashi Tanaka
孝志 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Showa Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Sangyo Co Ltd filed Critical Showa Sangyo Co Ltd
Priority to JP59237560A priority Critical patent/JPS61115454A/ja
Publication of JPS61115454A publication Critical patent/JPS61115454A/ja
Publication of JPH0455650B2 publication Critical patent/JPH0455650B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Noodles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (11産業上の利用分野。
本発明は乾燥麺類、すなわち、ひやむぎ、そうめん、干
しうどん、干しそば等の乾麺類並びにスパゲツティ、マ
カロニ等の乾燥パスタ類の製造方法に関する。
(2)従来の技術 従来これら乾燥麺類の製造は、乾麺類にあっては小麦粉
および/またはそば粉等を原料とし、これに食塩、水等
を加えて練合した後、ロールで圧延した麺帯を切刃で細
切して麺線とし、また、スパゲツティ類ではデュラム・
セモリナ乃至はこれと小麦粉の混合物に水を加え脱気状
態で混練した後、80kg/am2以上の高圧でダイか
ら押し出して麺線となし、それぞれを適当な長さに裁断
後掛棒に掛けて乾燥工程に送られる。乾燥工程はその機
能により次の三者に大別される。すなわら、掛棒に懸垂
している麺線が自重で伸長するのを防止するため表面及
び表面浅層の自由水を飛ばす予備乾燥、高湿度下で麺線
表面からの水分蒸発量と内部水分の表面への移動とのバ
ランスをとりながら乾燥を進めろ主乾燥並びに冷却工程
である。各工程の条件は麺の形状によっても異なるが、
乾麺類では予備乾燥を15℃〜室温で05〜15時間、
本乾燥を40〜50℃で3〜5時間、スパゲツティ類で
は予備乾燥を45〜60℃で1〜2時間、本乾燥を50
〜70℃で10〜20時間行い、いずれにせよ長時間に
渉るのが一般的である。
このような長時間をかけての乾燥は、麺線表面のひび割
れや麺の脆化といった品質低下を防ぐうえで必須とされ
ているが、しかしこれは乾燥M類の生産性向上のための
最大のネックであり、そのうえ、機械化が進み工程を厳
密に管理できるスパゲツティ等の乾燥パスタ類はともか
くとして、生産規模が小さく家内工業的な設備で製造さ
れる乾麺類にあっては乾燥工程での雑菌の汚染が懸念さ
れ、品質低下の大きな要因の一つとなっていた。
(3)  本発明の課題。
乾燥時間の短縮には乾燥温度を高めることが有効である
と考えられ、現にスパゲツティ類では70〜80℃の高
温乾燥により乾燥時間を12時間程度にまで短縮する方
法が普及しつつある。
しかし、かかる高温乾燥を行なうには乾燥室内の温湿度
を厳密に管理する必要があり多大の設備投資を要するの
で、通常の乾麺類では経済的な面から殆ど行われていな
いのが実情である。
他方、乾燥麺類の使われ方を見た場合、特に外食産業に
おけるスパゲツティ等では、予め80%程度茹で戻した
もの(茹で時間を通常の茹で時間の80%に止どめたも
の)を冷蔵庫に保存しておき、これを顧客からの注文時
に調理して提供するという方法が一般的に行われている
。この方法ではmsが茹上げ後4〜5時間以上も冷蔵庫
に放置されることとなり、この間の食感の低下を防止す
ること、すなわち茹で伸びするまでの時間を延長するこ
とが乾燥麺類の品質改良上の重要な課垣の一つであった
本発明者らは、かかる現状に鑑み麺類の乾燥法について
種々研究を重ねた結果、乾燥工程でのm線に特定条件の
遠赤外n照射処理を施すことによって乾燥時間を著しく
短縮でき、同時に乾燥麺類の食感を向上させ、茹で伸び
するまでの時間を延長する等品質が改良されることを発
見し、本発明を完成した。
(4)本発明の構成。
本発明は、乾[i類の製造法において、水分含量が15
〜40%の麺に遠赤外線とくに波長2〜100μmの遠
赤外線を照射して麺の内部温度を60℃以上に達せしめ
る照射処理を行うことを特徴とする乾燥麺類の製造方法
である。
以下本′発明の実施例を具体的に説明する。
まず小麦粉等に加水・混捏処理を施し、ロール圧延後の
切刃処理またはグイからの押出し処理によって麺線状と
した後、遠赤外線照射処理を行う。遠赤外線処理に付す
前の麺の水分含量については、従来の一般的な製法によ
る成型直後の麺の水分、すなわち30〜40%程度のも
のにそのまま照射してもよいが、予備乾燥工程以降の水
分含量15〜30%、より好ましくは15〜25%に麺
に照射すれば、食感の向上や茹伸びするまでの時間の延
長など物性面の改良効果が大きいので、特に効果的であ
る。
遠赤外線の照射により、麺は内部から加熱され品温が上
昇するが、本発明の大きな効果の−っである上記物性面
の改良効果を達成するためには、麺の内部温度を60℃
以上に高めることが必須の要件である。すなわち、かか
る物性改良効果は、小麦粉等の穀粉中の主として蛋白成
分が熱により改良され、好ましい物性の変化がもたらさ
れるためと考えられろところ、60℃以下では上記効果
が僅かであり実際的ではない。
麺の内部温度を60℃以上に達成させるための照射条件
は、麺線の形状等により異なるが、2〜100μmの遠
赤外線によるならば、通常、照射距離10〜50cm、
照射時間10秒〜30分の範囲から適宜選択するのがよ
い。麺の内部温度の上昇をより確実にするためには、遠
赤外綿を照射する室内の雰囲気温度を50〜150℃に
保持して行うことも効果的である。
また、特に水分含量の少ない麺等で内部1度が60℃以
上に到達する前に麺表面が焦げるような場合、あるいは
急激な水分蒸発により11類表面にひび割れを生ずる虞
れのある場合等においては、1回当ゆの照射時間を短く
し、10秒〜5分の照射処理を05〜30分程度の休止
時間をおいて数回反復して行うのがよい。なお、遠赤外
線は透過性が小さいので、M線を略単層に並べて照射を
行う等、できるだけ均一に処理を施すことが望ましい。
かかる遠赤外線照射処理により、例えば予備乾燥後の水
分含量20.3%の1.8mm径スパゲツティに対し、
照射室内温度を100℃に保ちつつ、20cmの距離か
ら波長2〜100μmの遠赤外線を15分の休止時間を
おいて3分宛2回照射して部内部の温度を最高85℃に
高めた場合では、処理後の水分は172%にまで低下し
、後の本乾燥工程を通常の10時間から5時間程度にま
で短縮できる等、乾燥時間の著しい低減が可能となる。
(5)作用効果。
本発明の製造方法は乾燥麺類の製造において乾燥工程を
大幅に短縮できろことから、その生産性を飛躍的に向上
させることができる。
併せて従来の乾燥工程で懸念された麺の雑菌による汚染
の危険性も著しく軽減され、遠赤外線の殺菌作用により
原料由来の雑菌が低減することもあって、得られた製品
は保存安定性に優れた良好な品質のものとなり、産業上
極めて有用である。更に本発明法で製造した乾燥麺類は
、歯応え、弾力性等物性面での改良と茹で陣びするまで
の時間の延長効果が顕著である(ζ加え、遠赤外線照射
により麺表面が適度に変性、硬化するため茹で上げ時の
茹で溶けが軽減されて麺表面の肌荒れもなく、茹上げの
歩留が向上する等の効果がもたらされる。また、遠赤外
線照射によって、茹上げた麺の色相が明るく光沢のある
ものとなる等の効果も見られる。これは麺類の変色等と
いった好ましくない反応に関与する酵素類が失活するた
めと考えられる。
以下に本発明の実施例及び効果試験結果を挙げろ。
実施例1゜ デュラム・セモリナ100重量部に対し水30重量部を
加わえ、常法によってスパゲツティ (直径2 m m
 lを製造、条件を種々変えての予備乾燥を施し、ある
いは施さずして異なった水分の麺線をil製した。これ
に不二す−ミック(株)製U30222型遠赤外線照射
装置を用いて20cmの距離から照射を行い、以後更に
66〜68℃、相対湿度75〜78%の恒温恒湿槽内で
本乾燥を行った。
評価項目として、遠赤外線照射処理の最終段階における
麺線の内部温度、製品の水分が14%に達するまでに要
した予備乾燥、遠赤外線照射処理及び本乾燥の総てを加
算した乾燥全所要時間、12分茹上げ直後、及び10分
茹上げて(80%茹で戻し)4時間冷蔵庫中に保存した
後に調理したものの食感のパネ表1 照射 遠赤外線 照射 麺  乾燥  食 感**No
@   照射条件 室内 内部 全  茹上げ 冷蔵水
分 (分)零  温度 温度 所要 直後  庫℃  
℃  時間     保存 1 30.4  未処理  −一12   0   ×
230.43−10−3  55  50 1Q、5 
 0    X3 30.4 5−10−5  55 
 60  9   0   Δ4 30.4 2−10
−2  85  70  9.5  0   Δ5 3
0.4 2−10−2  100  80  9   
0    ΔG  28.8 2−10−2  85 
 70  9.5  0   07 23.6 5−1
0−5  55  60  8.5  0   082
3.23−15−3  100  70  6   0
   01018.52−15−2  100  85
  7   0   011 16.1 3−15−3
  100  82 10   0   0注)* 照
射時間一体止時間−照射時間を示す。
宰* パネル30名でパネルテストを行い、以下により
表示。
0・・パネル28名以上が食感良好としたものO・・パ
ネル25名以上が食感良好としたものΔ・・パネル20
名以上が食感良好としたもの×・・食感良好としたパネ
ルが19名以下のもの以上の効果試験から明らかなよう
に、遠赤外線照射の効果は、麺の内部温度が60℃以上
に達する点から顕著に現われる。スパゲツティにかかろ
遠赤外線照射処理を施すことにより、茹上げ直後の食感
は弾力性のある好ましい歯応えのものとなり、侍に予め
80%茹で戻して冷蔵庫に4時間保存後調理したもので
は、対照品(No、1及び2)が「グチャグチャ」とし
て全く歯応えがないものであったのに対し、硬(締まっ
た食感のものとなり、いずれもパネルテストにおいて良
好な評価を受けた。また、本発明法の遠赤外線照射処理
を行ったスパゲツティは、茹で溶けによる表面の荒れも
僅かであり、光沢のある明るい色相のものとなる傾向が
認められた。
実施例2 極用小麦粉(昭和産業(殊)製”[相]地球星″)10
0重量部に対し、食塩2ffl量部、水32重量部を配
合し、常法によろ混捏、成型、ロール圧延を行っr:後
、厚さ2.5mmの麺帯をNo、 l Oの切刃で細切
してうどんを製造した。これを予備乾燥(15〜20℃
、相対湿度50%、1時間)して水分含量が223%と
なったものに実施例1記載の遠赤外線照射装置を用いて
、照射距R20c m、照射室温120℃で2−1O−
2(照射一体止−照射時間、各分)の照射処理を行い、
以後更に38〜40℃、相対湿度75〜78%の恒渇恒
C(内円で乾燥を行い、水分を14%にまで低下させた
他方遠赤外線照射処理を行わない以外は同様に処理する
ものを対照区とした。
上記本発明法による遠赤外線照射処理を施したものは、
本乾燥所要時間が遠赤外線処理を含め3時間であったの
に対し、対照区モは65時間を要し、乾燥時間の短縮が
明らかであった。
本発明法の遠赤外線照射処理を施したうどんは、明るい
色調で光沢のある外観と、いわゆる「モチモチ感」とい
ったうどん特有の好ましい食感をもったもので、茹上げ
後の食感の低下も対照区に比べ著しく遅延した。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)乾燥麺類の製造において、水分含量が15〜40
    %の麺に遠赤外線を照射して麺の内部温度を60℃以上
    とする照射処理を行うことを特徴とする乾燥麺類の製造
    方法。
  2. (2)2〜100μmの波長範囲にある遠赤外線を照射
    する特許請求の範囲第1項記載の乾燥麺類の製造方法。
JP59237560A 1984-11-13 1984-11-13 乾燥麺類の製造方法 Granted JPS61115454A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59237560A JPS61115454A (ja) 1984-11-13 1984-11-13 乾燥麺類の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59237560A JPS61115454A (ja) 1984-11-13 1984-11-13 乾燥麺類の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61115454A true JPS61115454A (ja) 1986-06-03
JPH0455650B2 JPH0455650B2 (ja) 1992-09-04

Family

ID=17017122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59237560A Granted JPS61115454A (ja) 1984-11-13 1984-11-13 乾燥麺類の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61115454A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010130980A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Nisshin Foods Kk 三層麺の製造方法
JP2010130979A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Nisshin Foods Kk 乾麺類の製造方法
JP2014217342A (ja) * 2013-05-10 2014-11-20 日本製粉株式会社 押出パスタの製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52145537A (en) * 1976-05-27 1977-12-03 Nippon Keishiyokuhin Kk Production of noodles with excellent hydratability
JPS58224672A (ja) * 1982-06-25 1983-12-27 Arai Nagayoshi 食用品等の容器の保存処理方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52145537A (en) * 1976-05-27 1977-12-03 Nippon Keishiyokuhin Kk Production of noodles with excellent hydratability
JPS58224672A (ja) * 1982-06-25 1983-12-27 Arai Nagayoshi 食用品等の容器の保存処理方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010130980A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Nisshin Foods Kk 三層麺の製造方法
JP2010130979A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Nisshin Foods Kk 乾麺類の製造方法
JP2014217342A (ja) * 2013-05-10 2014-11-20 日本製粉株式会社 押出パスタの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0455650B2 (ja) 1992-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004105150A (ja) 麺類の製造方法
JP2839455B2 (ja) 冷凍野菜の製造方法
AU7005398A (en) Process for producing quick-boiling pastas and noodles
RU2628284C2 (ru) Способ производства свежих макаронных изделий
JPS61115454A (ja) 乾燥麺類の製造方法
JP2003038114A (ja) 蒸し麺の製造方法と麺類
KR100194084B1 (ko) 떡국 및 떡볶이용 떡의 제조방법
JPH0614733A (ja) 麺 類
JPS60259154A (ja) 半調理麺製品およびその製造方法
JP5995489B2 (ja) 乾燥麺の製造方法及び乾燥麺
JP4064939B2 (ja) 即席麺類の製造方法
JPS58116649A (ja) 野菜類加工処理法
JPS60224458A (ja) 早茹で生麺の製造法
JP6498445B2 (ja) 麺類の製造方法及び当該製造方法により製造される麺類
JPS585651B2 (ja) 玄米麺の製造方法
JPH0383552A (ja) 予め炊き、乾燥させた米を製造する方法及び前記米を含有する食品
JP3066492B2 (ja) 蒸切干し甘藷の製造方法
JP2004141151A (ja) 機能性を付与したデンプン食品及びその製造方法
JP2756313B2 (ja) 熱処理そば粉の製造法
JPS58175462A (ja) 即席麺類の製造法
JPH0526453B2 (ja)
JPS5854789B2 (ja) オロシシヨウガノセイゾウホウ
JPH0335766A (ja) 茹で麺の製造法
JP2005021073A (ja) 米菓の製造方法
JPH0714326B2 (ja) 麺類の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees