JPS61115443A - 発泡性液状濃厚発酵乳及びその製造法 - Google Patents

発泡性液状濃厚発酵乳及びその製造法

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JPS61115443A
JPS61115443A JP23752784A JP23752784A JPS61115443A JP S61115443 A JPS61115443 A JP S61115443A JP 23752784 A JP23752784 A JP 23752784A JP 23752784 A JP23752784 A JP 23752784A JP S61115443 A JPS61115443 A JP S61115443A
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milk
yeast
acid bacteria
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Toshiaki Hori
俊明 堀
Iwao Sakauchi
岩雄 坂内
Osamu Kirihara
桐原 修
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KYODO NYUGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は大量の乳成分と発酵によって生じた炭酸ガスを
含み、エタノール含量を1%未満とし、低温での保存性
もあり、生ビールの様に飲用できる清涼感と芳醇な風味
を有する発泡性液状濃厚発酵乳及びその製造方法に関す
るものである。
〔従来の技術〕
牛乳、脱脂乳などの乳原料を乳酸菌、酵母などにより、
発酵したものとしては、古くはケフィア、クミスなどが
みられる。これらのものは、一般的にみて乳酸酸度とし
て0,8〜1.5%、エタノール含量として0,1〜2
%と種々であるが、酵母による発酵は主として開放的条
件で行なわれるため、炭酸ガスmは少なく清涼感に欠け
、ホエー分離や風味、外観の劣化を起こしやすいもので
ある。
また、炭酸ガス入り酸乳飲料又は発酵乳について、いく
つかの製法の発明が公告らしくは公開されている。(例
えば、特公昭48−35470号公報、特公昭51−3
3182号公報、特開昭57−144937号公報、及
び特開昭57−144938号公報参照)。しかし、こ
れらのものは、清涼感を持たせるために炭酸ガス含有−
を高めたもので、いずれもガツシング(ガツシングとは
開栓時にガスと共に内容物があふれ出ることをいう)と
ホエー分離を生ずるのを防ぐため、無脂乳固形分を4%
以下にしている点に共通点がみられる。
そしてまた、特開昭57−206333号公報には、乳
原料の高濃度の乳酸発酵液にペクチン水溶液を添加して
たん白質を安定化させ、低温下で炭酸水と混合して無脂
乳固形分6%以上の液状濃厚発酵乳を得る方法か記載さ
れている。しかし、このらのは、酵母やヘテロ乳酸菌の
発酵により生じた炭酸ガスを利用するものではなく、炭
酸水によって希釈されるものであって、風味的には発酵
臭に乏じいものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は古くから知られているケフィア、クミス並びに
従来の炭酸ガス入り酸乳飲料又は発酵乳にみられるそれ
ぞれの欠点を補い、大量の乳成分と発酵によって生じた
大量の炭酸ガスを含有し、かつエタノール含量は1%未
満におさえ、低温での保存性があり、飲用時にもガツシ
ングの生じない芳醇な風味と清涼感のある新らしいタイ
プの発泡性液状濃厚発酵乳を提供するという問題点を解
決したものである。
〔問題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の問題を解決するために種々研究を
重ねた結果、本発明を完成するに到ったすなわち、本発
明は液層部を先に取り出すことができるように構成され
ている耐圧性密閉容器内に入れた乳酸発酵に続き、酵母
あるいはヘテロ乳酸菌により発酵させたガス内圧1.8
 kg/cm’(10’℃)以上で、無脂乳固形分5〜
10%、エタノール含量1%未満の発泡性液状濃厚発酵
乳であり、また本発明は最終製品として無脂乳固形分5
〜10%になるようにR製し、必要に応じて糖源を添加
した液状乳原料に、酵母を加え又は加えることなく、乳
、酸菌を添加して乳酸発酵をさせた後、生じたカードを
くだき液状化し、上記乳酸発酵にあたり、酵母及び/又
はヘテロ乳酸菌を添加してある場合はそのまゝ、添加し
ていない場合は酵母及び/又はヘテロ乳酸菌を添加し、
これを液層部を先に取り出せるように構成されている耐
圧性密閉容器内て酵母及び/又はヘテロ乳酸菌により発
酵させ、ガス内圧1.8 kg/ aIIi2(l 0
℃)以上で、無脂乳固形分5〜10%、エタノール含虫
1%未満の発泡性液状濃厚発酵乳を得ることを特徴とす
る発泡性液状濃厚発酵乳の製造方法である。
以下本発明について詳細に説明する。
本発明の発泡性液状濃厚発酵乳を製造するにあたり使用
ずろ液状乳原料としては、例えば脱脂乳。
牛乳、還元乳なとて、最終製品の無脂乳固形分が5〜1
0%になるように調製したしのが用いられる。これは最
終製品の無脂乳固形分が5%より低いと、発酵風味が不
足し、10%より高いと濃度が高過ぎ、飲料として不適
当であるからである。
この乳原料には必要に応じて例えばシヨ糖、ブドウ糖の
ような糖源を添加する。
この乳原料は殺菌例えば80〜95℃で30分以上の加
熱殺菌を行なった後、次に挙げるようなスターターを加
え、乳酸発酵を主とした一次発酵を行なう。この工程は
製品に適当な酸味と風味を付与するためのものである。
スターターとしてはホモ乳酸菌、ホモ乳酸菌と酵母併用
、ホモ乳酸菌とヘテロ乳酸菌併用、ホモ乳酸菌とヘテロ
乳酸菌と酵母の3種混合使用などが挙げられる。また、
コーカサス地方で古くからあるケフィアグレインの中に
はホモ乳酸菌とヘテロ乳酸菌と酵母か見い出だされてお
り、これをスターターとして用いてもよい。スターター
としては、これらのうちどのタイプを用いても良いが、
適当な乳酸発酵性と炭酸ガス発生能ならびに得られる最
終製品の風味から適当なものが選ばれる。
ホモ乳酸菌としては、ストレプトコッガス・ラクチスC
3treptococcus Iactis)、ストレ
プトコッガス・クレモリス(SL、cremoris)
、ストレプトコッガス・サーモフィルス(St、the
rmophilus)、ストレプトコッガス・ノアセチ
ラクチス(St、diacetifact is)、ラ
クトバチルス・ブルガリクス(Lact。
bacillus bulgaricus)なとが用い
られ、ヘテロ乳酸菌としては、ロイコノストック・クレ
モリス(Leuconostoc creIloris
)、ロイコノストック・デキストラニカム(Leuco
、dextranicum)、ラクトバチルス・プレビ
ス(Lact、brevis)などが用いられる。
また酵母としては、カンジダ・シュウドトロピカリス(
Candida pseudotropicalis)
、クルイベロマイセスーラクチス(Xluyverom
yces Iactis)、クルイベロマイセス・フラ
キリス(Kluy、 fragilis)なとの乳糖発
酵性酵母又はトルロプシス・ホルミイ(Torulop
sis holmii)、サツカロミセス・セレヒンエ
(Saccharomyces ccreviciae
)なとの乳糖非発酵性酵母などが用いられる。この乳糖
非発酵性酵母を用いる場合には、原料にあらかじめショ
糖ブドウ糖などの発酵可能な糖分を5%前後添加してお
く必要がある。
一次発酵は乳酸発酵を主とするものであり、上に挙げた
ホモ乳酸菌を添加することによって行なわれる。またヘ
テロ乳酸菌及び/又は酵母は、この−次発酵の後に行な
われる発酵(二次発酵)のためのものであり、したがっ
て、ヘテロ乳酸菌及び/又は酵母は一次発酵に際し、ホ
モ乳酸菌と共に添加してもよいし、又二次発酵開始時に
添加してもよい。
乳酸発酵(−次発酵)の条件は、使用する乳酸菌種によ
って異なるが、最終乳酸酸度として0.7〜0.9%に
なるよう発酵温度と時間を調整して行なう。例えば、ス
トレプトコッガス・サーモフィルスやラクトバチルスブ
ルガリクスなどを用いた場合は37〜40℃で4〜12
時間、ストレプトコッガス・ラクチス、ストレプトコッ
ガス・クレモリスなどを用いた場合は20〜30°Cで
18〜24時間の発酵が望ましい。
乳酸発酵終了後、生じたカードを撹拌してくだき液状に
する。この場合、必要に応じて均質機にかけてたん白質
粒子を分散させてもよく、また前もって加熱、溶解1殺
菌、冷却して5!l整しておいた3〜7%のハイメトキ
シルペクヂン水溶液(以下、8Mペクチン水溶液という
)を、例えば上記乳酸発酵乳9に対しlを添加し、ホモ
ミキサーなどを用いて混合した後、均質機にかけ50〜
200 kg/ c++’の均質化圧でたん白質粒子を
分散安定化させてもよい。
1−紀のよ:)に液状化した発酵乳を、液層部を先に取
り出−4°ことがてきろように構成さUている耐圧性密
閉容器に序し、主として酵母汝び/又はヘテロ乳酸菌に
よる二次発酵を行なう。
なお、−次発静時にホモ乳酸菌のみを接種した場合は、
この二次発酵の萌に酵母及び/又はヘテロ乳酸菌を添加
する必要がある。
上記の耐圧性密閉容器の具体例としては、例えば図面に
示4−容器を)tげろことができろ。第1図。
第2図、および第3図はそれぞれ上記の耐圧性密閉容器
の具体例の縦断面図である。そして図中1は液層部、2
は気層部、3はパイプ、4はコック又はバルブである。
なお、第3図に示す具体例のものは、二次発酵の場合は
図と逆の状態で発酵を行ない、発酵終了後、第3図に示
す状態としてもよい。また、4つのコック又はバルブを
つけず、。
3のパイプの先をふさぎ、開栓にあたっては、パイプの
一部を切断して流出させる機構とした耐圧性密閉容器も
用いることができる。
上記の耐圧性密閉容器を用いて二次発酵を行なうのは次
の二つの理由による。その第1の理由は、密閉容器内で
二次発酵を行なうことによって生じた炭酸ガスを二次発
酵終了後の発酵乳に大量に含有させ、且つエタノール含
膏量を1%未満におさえ、良好な発酵風味と清涼感を付
与させることであり、第2の理由は、液層部を先に取り
出すことができるように構成されている耐圧性密閉容器
を使用することによって液層部が先に押し出されるよう
に流出させ、開封時に生ずるカノンングを防止すること
にある。この点について実験例を挙げて説明4゛ると次
の通りである。
実験例1 乳原料として牛乳を使用しこれを95℃て3゜分の加熱
殺菌を11なった後、これにストレプトコッガス・ラク
チス1^M 1198、ロイコノストック・デキストラ
ニカム1^M口22、クルイベロマイセス・ラクチスI
F01090、よりなる混合スターターを添加し、21
℃で18時時間表して乳酸発酵を行ない(乳酸酸度0.
72%)、この発酵乳9に対し、5%のIIMペクヂン
水溶、夜1の割合で11Mペクチン水溶液を混合し、均
質機にかけ(均質化圧150 kg/ cs”)均質安
定化したしのを試料とした。
二次発酵の条件として、上記試料をそれぞれ通常の開放
容器(開放条件)と耐圧性密閉容器(密閉条件)に容器
容積の85%容に充填し、発酵温度IO℃で30日間の
二次発酵を行なった。その結果を第1表に示す。
第  1  表 第1表から明らかなように、密閉条件で二次発酵を行な
−たものは経口的にガス内圧の上昇を示し、80]1て
はガス内圧1 、4 kg/ cm’(10℃)を示す
が、清涼感は未だ不足であり、IO日口のガス内圧1.
8 kg/am2(10℃)で1−分な清涼感と芳醇な
発酵風味を有し、ビール状の性状を呈するものが得られ
た。また、密閉条件での二次発酵では、エタノール金型
は30日後でも08%と1%未満の数値を示した。一方
、通常の開放条件下での二次発酵ではエタノール生成量
が高くなり15日後で1.0%を越え、発酵が進むに従
−って芳香が過多となり、不快臭が強くなることが第1
表から明らかである。
実験例2 上記した耐圧性密閉容器と通常の耐圧性密閉容器とにつ
いてガツシングの発生を比較した実験を次に示す。
最終製品の無脂乳固形分が5%及び8%になるように#
!lた還元脱脂乳を原14とし、実験例Iに記載したと
同様にして乳酸発酵、II Mペクチン水溶液と混合、
均質安定化したものを試料とした。
この試料を、それぞれ通常の耐圧性密閉容器(王冠びん
詰)と第2図に示す耐圧性密閉容器に容器容積の80%
容に充填し、10℃で20日間の二次発酵を行ない、経
口的にガス内圧を測定し、また、開栓してガツシングの
有無を比較した。その結果を第2表に示す。
第  2  表 第2表から、通常の王冠びん詰のらのは、ガス内圧1.
4〜1.6 kg/c+n’([0℃)以上でガツシン
グを生じ、開栓飲用が困難であるのに対し、第2図に示
す容器では液層部が押し出されるように流出するため、
ガツシングを生ずることなく飲用に供し得ることがわか
る。
二次発酵の条件は、使用する酵母又はヘテロ乳酸菌の1
!類によって異なるが、同じガス内圧を得る場合低温で
長時間発酵させた方か酸度の上昇を防ぎ発酵風味のより
よいものが得られる。
酵母による発酵を主体とした場合は、30℃で11〜2
日、20℃で2〜3日、10℃では10〜14日発酵さ
せることによってエタノール含量0.5〜0.6%、ガ
ス内圧1.8〜2 、5 kg/ cm2(10℃)で
清涼感と発酵臭のある製品が得られる。
また、ヘテロ乳酸菌を主体とする場合は、酵母に比べ炭
酸ガス生成能が低いため、酵母の場合より発酵を長時間
にわたり行なうことが必要である。
そしてこの場合、ガス産生を補足する意味でホモ乳酸菌
であるが炭酸ガスを産生ずる(エタノール生成はない)
ストレプトコッガス・ジアセチラクチスを併用すること
か望ましい。−例を挙げれぼ゛ロイコノストック属の乳
酸菌と併用し12℃で発酵さけた場合、約1ケ月でガス
内圧1 、8 kg/ cm2(10°C)以上に達し
、エタノール含量0.1%〜0.3%の製品が得られる
二次発酵はガス内圧が1 、8 kg/ cm2(10
℃)以上、好ましくは1.8〜2.2 kg/cm2(
10°C)に上昇した時点で終了させ、なるべく低温下
例えば10℃以下、好ましくは5℃萌後で保存するのが
よい。これは保存中に生ずる酸度、ガス内圧の上昇を少
なくするためである。
参考のために10℃に保存した場合のガス内圧、酸度、
エタノール含量の変化を第3表に示す。この保存に用い
た製品は実験例1の第1表に示した10日間発酵の時点
のものである。
第3表 第3表から、製品を10℃で保存した場合、酸度及びエ
タノール含量に上昇は見られるか、風味ははX良好であ
り、保存性のあることが認められる。なお、この製品は
でき上りの時点:又は保存中にホエー分離を起こすもの
もみられたが、よく振とう撹拌することにより良好な液
状物として飲用できるものであった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、無脂乳固形分を5〜10%含みエタノ
ール含量が1%未満で、発酵によって生じた大量の炭酸
ガス(ガス内圧N 、8 kg/cm”l 0℃以上)
を含有し、しかも開封時に、ガツシングを生ずることな
く、生ビールの様に飲用できる清涼感と芳醇な風味を有
し、保存性にすぐれた、従来得られたことのない発泡性
液状濃厚発酵乳が提供されるので、本発明は有用な発明
である。
〔実 施 例〕
次に本発明の実施例を示すが、本発明はこれにより限定
されるしのではない。
実施例1 生乳12えを95℃で30分間加熱殺菌した後、25℃
に冷却し、先に活性化させておいたハンセン社(デンマ
ーク)製のBDカルチャー149(ストレプトコッガス
・ラクチス、ストレプトコッガス・クレモリス、ストレ
プトコッガス・ジアセチラクチス、ロイコノストック・
クレモリスを含む)を6001iJl加え、25℃で1
2時間乳酸発醇させた。
発酵終了後(乳酸酸度0.68%)、発酵液を7℃に冷
却し、5%HMペクチン水溶液1.4kgを加え、5分
間ホモミキサーで撹拌混合し、次に150 kg/ c
m”の圧力で均質化を行なった。これを15児容積の第
1図に示すような液層部を先に取り出すことができる様
にコックを付着した耐圧性密閉容器に充填し、12℃で
32日間二次発酵させ、無脂乳固形分7.4%、エタノ
ール含量0.21%、ガス内圧1 、8 kg/ am
″(10℃)の発泡性液状濃厚発酵乳を得た。
実施例2 脱脂乳lIえを90℃で30分間加熱殺菌した後、25
℃に冷却し、ストレプトコッガス・ラクチスIAM 1
198のスターター550m乏を加え、21℃で20時
間乳酸発酵させた。発酵終了後(酸度072%)発酵液
を8℃に冷却し、5%HMペクチン水溶液1.5kgを
加え、更に活性化したタルイベロマイセス・フラギリス
IFO−0541スターターを500m、i’−添加し
、100 kg/ cm’の圧力で均質化を行ない、こ
れを実施例1に記載したと同じ耐圧性密閉容器に移し、
15℃で5日間の発酵を行ない、無脂乳固形分6.7%
、エタノール含量0.52%、ガス内圧2 、5 kg
/ c+n’(15°C)の発泡性液状濃厚発酵乳を得
た。
実施例3 生乳360J2.をとり、95℃で30分間の加熱殺菌
を行なった後冷却し、先に活性化させておいたケフィア
スターター(マイルズ社製ケフィアカルチャー)+5J
’−を加え、22℃で20時間乳酸発酵を行ない酸度0
.85%の発酵乳を得た。次に発酵液を7℃に冷却し5
%HMペクチン水溶液を18kg加え、ホモミキサーで
よく混合した後、150 kg/ cm’の圧力で均質
化を行ない、これを第1図に示すような液層部を先に取
り出すことができるようにコックを付着した耐圧性の密
閉発酵タンク(容積500.Ig)内に移し、密閉状態
で10℃で12日間の二次発酵を行なった。かくして無
脂乳固形分7.1%、エタノール含量0.51%、ガス
内圧は1 、8 kg/ cm2(10℃)であり、清
涼感と芳醇な風味を有した発泡性液状濃厚発酵乳が得ら
れた。
実施例4 脱脂粉乳750gおよびシ式糖500gを水に10、[
に溶解し、95℃で30分間加熱殺菌した後、21”C
に冷却し、これにストレプトコッガス・ラクチスIAM
 1198スターターを300m!添加し、21 ”C
で20時間乳酸発酵させた。発酵終了後(乳酸酸度0.
74%)、発酵液を7℃に冷却し、これにサブ力ロミセ
ス・セレビシェRIFY 1001スターター600m
J33%HMペクチン水溶液を1.5kg加え、5分間
ホモミキサーで撹拌混合し   )次に160 kg/
 cm2の圧力で均質化を行なった。
これを15Jl容積の第1図に示すような液層部を先に
取り出すことができるようにコックを付着した耐圧性密
閉容器に充填し、10oCでIO日間二次発醇させ無脂
乳固形分6.0%、エタノール含ff10.52%、ガ
ス内圧2 、3 kg/ cm’(10℃)である発泡
性液状濃厚発酵乳を得た。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明で用いる耐圧性密閉容器の具体例を示すも
ので、第1図、第2固渋および第3図はそれぞれその縦
断面図である。 l・・・・・・液層部、   2・・・・・・気層部3
・・・・・・バイブ、   4・・・・・・コック又は
バルブ。 特許出願人  協同乳業株式会社 第1図   第2図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液層部を先に取り出すことができるように構成さ
    れている耐圧性密閉容器内に入れた乳酸発酵に続き酵母
    あるいはヘテロ乳酸菌により発酵させたガス内圧1.8
    kg/cm^2(10℃)以上で無脂乳固形分5〜10
    %、エタノール含量1%未満の発泡性液状濃厚発酵乳
  2. (2)最終製品として無脂乳固形分5〜10%を含むよ
    うに調製し、必要に応じて糖源を添加した液状乳原料に
    、酵母を加えあるいは加えることなく、乳酸菌を添加し
    て乳酸発酵させた後、生じたカードをくだき液状化し、
    上記乳酸発酵にあたり酵母及び/又はヘテロ乳酸菌を添
    加してある場合はそのまゝ、添加していない場合は酵母
    及び/又はヘテロ乳酸菌を添加しこれを液層部を先に取
    り出せるように構成されている耐圧性密閉容器内で酵母
    及び/又はヘテロ乳酸菌により発酵させ、ガス内圧1.
    8kg/cm^2(10℃)以上で、無脂乳固形分5〜
    10%、エタノール含量1%未満の発泡性液状濃厚発酵
    乳をえることを特徴とする発泡性液状濃厚発酵乳の製造
    方法。
JP23752784A 1984-11-13 1984-11-13 発泡性液状濃厚発酵乳及びその製造法 Pending JPS61115443A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63263044A (ja) * 1987-04-22 1988-10-31 Snow Brand Milk Prod Co Ltd 低アルコ−ル含有炭酸発酵乳の製造方法
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