JPS61113129A - 転写用磁気テ−プ - Google Patents

転写用磁気テ−プ

Info

Publication number
JPS61113129A
JPS61113129A JP23449984A JP23449984A JPS61113129A JP S61113129 A JPS61113129 A JP S61113129A JP 23449984 A JP23449984 A JP 23449984A JP 23449984 A JP23449984 A JP 23449984A JP S61113129 A JPS61113129 A JP S61113129A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
magnetic
methyl methacrylate
layer
fluorinated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23449984A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Tanabe
田辺 敏彦
Toshisada Inoue
井上 敏定
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP23449984A priority Critical patent/JPS61113129A/ja
Publication of JPS61113129A publication Critical patent/JPS61113129A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、各種磁気カードなどの磁気ストライプを転
写形成するのに使用される転写用磁気テープに関する。
〔従来の技術〕
一般に転写用磁気テープは、ポリエチレンフィルムなど
の支持体上に下層側から順に表面保護層と磁性層と接着
剤層の少な(とも3層を設けたものであり、必要に応じ
て表面保護層と磁性層との間に着色層やつや消し用Aj
’蒸着層を設ける場合がある。このような転写用磁気テ
ープは、その接着剤層側を当接面としてカード基体など
の被転写体に貼着し、刻印板などを介して加熱下圧着し
たのち、支持体を剥離し、必要に応じて上記圧着面全体
を加熱加圧処理することにより、上記被転写体上に磁気
ストライプを形成して磁気カードなどを製作するもので
ある。そしてかくして製作された磁気カードなどの使用
に際して磁気カードリーダーなどに通した場合、その磁
気ストライプ表面が磁気ヘッドと大きな相対速度で摺接
することから、磁気ストライプの表層を構成する表面保
護層によって充分な耐摩耗性を付与する必要がある。
一方、上記転写においては支持体の剥離を容易にするた
めに上記表面保護層に良好な離型性が要求される。
そこで、従来より表面保護層には一般に硬い被膜を形成
し得る有機ポリマーが使用されるが、表面保護層の厚み
が通常2μ程度と薄いことなどから耐摩耗性は充分とは
言えない。また耐摩耗性向上のために一般に汎用される
無機顔料を表面保護層に配合すると透明性を損なうので
好ましくない。
さらに潤滑性を付与して耐摩耗性を向上させるシリコー
ンオイル、高級脂肪酸、パラフィン、脂肪酸エステル類
なども知られるが、これらを配合しても耐摩耗性の改善
効果は充分ではない(文献不詳)。
[発明が解決しようとする問題点] この発明は、従来の転写用磁気テープによって転写形成
された磁気ストライプの耐摩耗性が不充分であるという
問題点を解決すること、つまり上記耐摩耗性を良好とし
得る表面保護層を備えた転写用磁気テープを提供するこ
とを目的としている。
〔問題点を解決するための手段] この発明者らは、上記目的において鋭意検討を重ねた結
果、表面保護層が特定化合物を含む場合に、転写形成さ
れた磁気ストライプの表面に良好な潤滑性が付与される
とともに表面硬度が増大し、もって耐摩耗性が大きく改
善されかつ雛型性も向上することを知り、この発明をな
すに至った。
すなわち、この発明は、支持体上に下層側から順にメタ
クリル酸メチルのフッ素化物を含む表面保護層と、磁性
層と、接着剤層の少なくとも3層が設けられてなる転写
用磁気テープに係る。
[発明の構成・作用] この発明における転写用磁気テープの表面保護層に含ま
れるメタクリル酸メチルのフッ化物は、転写形成される
磁気ストライプの耐摩耗性を大きく向上させるとともに
、転写時の離型性を良好にする機能を発揮するものであ
り、メタクリル酸部分のメチル基およびメチレン基とエ
ステル部分のメチル基の水素が全部フッ素に置換されて
いるもののほか、利用したフッ素化反応の選択性および
フッ素化の程度に応じて上記3個の基のうち1個もしく
は2個の基の水素がフッ素に置換されているものを包含
する。
このようなメタクリル酸メチルのフッ素化物を含む表面
保護層は、通常では有機ポリマーからなるバインダ成分
中に上記フッ素化物が含有されたものとして構成される
が、場合によってはバインダ成分を含まずに層全体が上
記フッ素化物単独で構成されていてもよい。そして上記
前者のようにバインダ成分を用いる場合は、メタクリル
酸メチルのフッ素化物をバインダ成分100重量部に対
して0.5重量部以上、とくに好適には0.5〜20重
量部となる範囲で使用するのがよ(、この使用量が0.
5重量部より少ないと耐摩耗性の゛改善効果が不充分と
なるので好ましくない。
表面保護層が上記のメタクリル酸メチルのフッ化物を含
むことによって転写形成される磁気ストライプの耐摩耗
性が大きく向上し、かつ転写時の離型性が良好となる理
由は、明確ではないが次のように推測される。すなわち
、表面保護層にバインダ成分を用いた場合は、転写舵の
表面保護層において上記フッ素化物がバインダ成分のポ
リマーに対して遊離状態にあることから、これが層表面
側に容易に移行し、転写時の加熱圧着ならびに支持体剥
離後に必要に応じて行われる加熱加圧処理の過程で上記
フッ素化物が重合してとくに層表面を中心に硬いポリマ
ーを形成し、これによって表面硬度が増大するとともに
、フッ素化された前記の基部分が層表面に高い潤滑性を
付与することにより耐摩耗性が改善され、また上記フッ
素化された基部分の存在が離型性の向上に寄与するもの
と推測される。
一方、表面保護層がメタクリル酸メチルのフッ素化物単
独からなる場合は、やはり転写時の前記加熱圧着などの
過程で重合して層全体が硬いポリマ一層となり、かつ層
表面部のフッ素化された前記の基部分が潤滑性と離型性
とを付与し、耐摩耗性および離型性の改善をもたらすも
のと推測される。
なお、メタクリル酸メチルのフッ素化物の代わアルキル りに他の(メタ)アクリル酸エステルのフッ素化△ 物を用いた場合は、重合して形成されるポリマーの硬度
が劣るため、耐摩耗性の改善効果が不充分となり、また
離型性の面でも好結果が得られず、好ましくない。
表面保護層をメタクリル酸メチルのフッ素化物単独層と
しない場合に用いるバインダ成分としては、従来の転写
用磁気テープと同様に、耐摩耗性などの観点から硬い被
膜を形成できるものか好ましく、その代表例として(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル系ポリマーを主体とす
るものの中で特に上記特性にすぐれるポリメタクリル酸
メチルなどや、その他ニトロセルロースまたは/および
ポリウレタンを主体とするものが挙げられる。後者のポ
リマーにあってはニトロセルロース/ポリウレタンの重
量比が70/30〜90/10程度の範囲で併用したも
のが好ましい。なおまた、これらの高硬度で耐摩耗性の
ポリマーとともに必要に応じてポリ塩化ビニル樹脂、エ
ポキシ樹脂、ポリビニルブチラール樹脂などの他のポリ
マーを副成分として併用しても差し支えない。
なお、表面保護層中には、メタクリル酸メチルのフッ素
化物の重合をうながすために少量の重合開始剤を配合し
てもよく、さらに上記フッ素化物とともに必要に応じて
シリコーンオイル、フッ素オイル、高級脂肪酸、パラフ
ィン、脂肪酸エステル類などの一般的な潤滑剤成分を少
量配合してもよい。
この発明の転写用磁気テープは、表面保護層を前述した
ものとする以外は従来のこの種磁気テープと同様の構成
であり、ポリエチレンフィルムなどの支持体上に下層側
から順次、表面保護層、磁性層および接着剤層の3層を
設けたもの、あるいは上記表面保護層と磁性層との間に
さらに着色層とつや消し用Al蒸着層の両方もしくは一
方を介在させたものなど、種々構成できる。そしてこれ
ら各層の形成は、つや消し用Al蒸着層を除き、いずれ
も必要成分を含む塗料形態として従来のこの種転写用磁
気テープと同様に常法に準じて順次塗工乾燥すればよい
また各層の厚みは、表面保護層では0.5〜5μ、磁性
層では10〜14P1接着剤層では1〜2戸程度とする
のがよ(、必要に応じて設けられる着色層では1〜4μ
、つや消し用Al蒸着層では300〜600A程度であ
る。
このような転写用磁気テープは、従来のものと同様にキ
ャッシュカード、クレジットカード、各種会員証、乗物
用定期券などとして使用される各種磁気カードや預金通
帳などの磁気ストライプの転写形成に使用されるもので
ある。その転写方法は従来と同様であり、カード基体な
どの被転写体上に接着剤層側を当接面として仮接着し、
刻印板などによって110〜140’C,60〜95K
g/cr11程度で1〜2秒間加熱圧着したのち、支持
体を剥離し、必要に応じて上記加熱圧着時の歪除去のた
めに各カード間にアルミニウムやステンレススチール製
のプレス板を挾んだ積層状態で100〜150°013
0〜60Kg/d、1〜2時間程度の加熱圧着を行う。
〔発明の効果] この発明に係る転写用磁気テープはメタクリル酸メチル
のフッ素化物を含む表面保護層を備えたものであるから
、これによって転写形成された磁気カードなどの磁気ス
トライプはその表面保護層の表面硬度が高くかつ潤滑性
に優れ、極めて高い耐摩耗性を備えたものとなる。また
上記転写形成時には、表面保護層の良好な離型性により
、転写用磁気テープの支持体の剥離が容易となり、磁気
ストライプ成分の支持体への付着残留や支持体の断裂な
どが回避される。
〔実 施 例〕
つぎにこの発明の実施例および比較例を示す。
なお、以下において部とあるのはいずれも重量部を意味
する。
実施例1 厚さ23μのポリエチレンフィルムからなる支持体上に
、ポリメチルメタクリレート95部、メタクリル酸メチ
ルのフッ素化物(東亜合成化学社製商品名GF−300
)5部および酢酸エチル400部からなる液剤を塗布乾
燥して4声厚の表面保護層を形成し、この上に塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体をバインダー成分としてT−F
e203からなる磁性粉末を分散させた磁性塗料を塗布
乾燥して11μ厚の磁性層を形成し、さらにこの上に塩
化ビニル−酢酸ビニル系接着剤(UCC社製商品名VY
HH)を塗布して2μ厚の接着剤層を形成して、転写用
磁気テープとした。
実施例2 実施例1と同様の支持体上に、ニトロセルロース80部
、ポリウレタン20部、メタクリル酸メチルのフッ素化
物(実施例1のものと同じ)5部およびメチルイソブチ
ルケトン400部からなる液剤を塗布乾燥して4/1M
厚の表面保護層を形成し、以下実施例1と同様にして転
写用磁気テープを作製した。
実施例3 実施例1と同様の支持体上に、メタクリル酸メチルのフ
ッ素化物(実施例1のものと同じ)10部およびメチル
イソブチルケトン400部からなる液剤を塗布乾燥して
4.5/”厚の表面保護層を形成し、以下実施例1と同
様にして転写用磁気テープを作製した。
比較例1 実施例1におけるメタクリル酸メチルのフッ素化物を使
用しなかった以外は実施例1と同様にして転写用磁気テ
ープを作製した。
比較例2 実施例2におけるメタクリル酸メチルのフッ素化物を使
用しなかった以外は実施例1と同様にして転写用磁気テ
ープを作製した。
比較例3 実施例1におけるメタクリル酸メチルのフッ素化物に代
えてフッ素オイルを5部用いた以外は実施例1と同様に
して磁気テープを作製した。
比較例4 実施例1におけるメタクリル酸メチルのフッ素化物に代
えてアクリル酸ブチルのフッ素化物5部を使用した以外
は実施例1と同様にして転写用磁気テープを作成した。
以上の実施例および比較例にて得られた転写用°磁気テ
ープ(テープ幅6.5 mm )を接着剤層側を当接面
として厚さ0.7 rugの硬質ポリ塩化ビニル製カー
ド基板上に仮接着し、刻印板を用いて120°C230
b/c++fで2秒間加熱圧着したのち、支持体を剥1
離して磁気ストライプを形成した。つぎにこれら基板各
9枚とアルミニウム製プレス板とを交互に積層し、14
0°C,40にグ/dで2時間加熱圧着処理し、冷却後
に所定寸法に裁断して磁気カードを作製した。これら磁
気カードをカードリーダーに走行速度19cm/分で繰
り返し通過させ、磁気ストライプ表面に傷が発生するま
での回数によって耐摩耗性を調べた。その結果を支持体
剥離時の離型性とともに下表に示す。
上表から明らかなように、この発明の転写用磁気テープ
(実施例1〜3)にて転写形成した磁気ストライプは極
めて高い耐摩耗性を備えるとともにその形成時の離型性
が良好である。これに対し、バインダ成分のみからなる
表面保護層を備えた転写用磁気テープ(比較例1,2)
を用いた場合は耐摩耗性が劣るとともに離型性も悪く、
また他の潤滑剤成分やメタクリル酸メチル以外の(メタ
)アクリル酸アルキルエステルのフッ素化物を含む表面
保護層を備えた転写用磁気テープ(比較例3.4)では
離型性および耐摩耗性の改善効果に劣ることが判る。
特許出願人  日立マクセル株式会社 (J也ユ」

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に下層側から順に、メタクリル酸メチル
    のフッ素化物を含む表面保護層と、磁性層と、接着剤層
    の少なくとも3層が設けられてなる転写用磁気テープ。
JP23449984A 1984-11-07 1984-11-07 転写用磁気テ−プ Pending JPS61113129A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23449984A JPS61113129A (ja) 1984-11-07 1984-11-07 転写用磁気テ−プ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23449984A JPS61113129A (ja) 1984-11-07 1984-11-07 転写用磁気テ−プ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61113129A true JPS61113129A (ja) 1986-05-31

Family

ID=16971982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23449984A Pending JPS61113129A (ja) 1984-11-07 1984-11-07 転写用磁気テ−プ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61113129A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999067099A1 (en) * 1998-06-23 1999-12-29 Flying Null Limited Transferable magnetic film and its use

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999067099A1 (en) * 1998-06-23 1999-12-29 Flying Null Limited Transferable magnetic film and its use

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0062967B1 (en) Method for producing a bright metallized foil or board
KR100333941B1 (ko) 그래픽전사물품
US8563148B2 (en) Process for producing magnetic recording medium
JPS61113129A (ja) 転写用磁気テ−プ
TW524758B (en) Printable laminate
KR102239357B1 (ko) 입체패턴을 갖는 라미네이트 강판의 제조 시스템
JPH0765356A (ja) 転写型磁気記録シート
JPS5825926A (ja) 剥離シ−ト
JP2727203B2 (ja) 転写型磁気シート
JPS6126931A (ja) 転写用磁気テ−プ
JPS62212682A (ja) パタ−ン状ホログラム転写シ−ト
JPH05309807A (ja) 転写箔
JPS61214225A (ja) 転写用磁気テ−プ
JPH0672082A (ja) 高耐久性磁気カード
JPS6330699B2 (ja)
CA1176553A (en) Method for producing a bright metalized foil or board
JP2816194B2 (ja) 転写シートの製造法
JPH059199Y2 (ja)
JP2969841B2 (ja) 化粧紙の製造方法
JP2000043434A (ja) 中間転写シート
JP2000094597A (ja) エッジ貼り用化粧シート
JP2020168805A (ja) カード端面用転写箔及び転写方法
JPS63168399A (ja) 転写化粧シ−ト
JPS5837845A (ja) 磁気カ−ドの製造法
JPH08147763A (ja) 光カード