JPH0765356A - 転写型磁気記録シート - Google Patents

転写型磁気記録シート

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JPH0765356A
JPH0765356A JP5214545A JP21454593A JPH0765356A JP H0765356 A JPH0765356 A JP H0765356A JP 5214545 A JP5214545 A JP 5214545A JP 21454593 A JP21454593 A JP 21454593A JP H0765356 A JPH0765356 A JP H0765356A
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JP
Japan
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JP5214545A
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Ryoji Ohashi
良次 大橋
Kyoichi Matsumoto
京一 松本
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DIC Corp
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 非磁性支持体上に、保護層、磁気層及び接着
層を有する打ち抜き転写用途に用いられる磁気記録媒体
であって、該保護層が、アクリル樹脂及び塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体を含有する樹脂組成物をイソシアネ
ート化合物を用いて硬化して成る樹脂層である転写型磁
気記録シート。 【効果】 本発明の転写型磁気記録シートは、熱転写加
工時にバリ状物が発生することなく、きれいに抜き転写
加工ができるので、カード加工における生産性に優れて
いる。また、本発明の転写型磁気記録シートを用いて加
工した磁気カードは、耐摩耗性に優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、預金支払い通帳やクレ
ジットカード等の磁気を媒体とする情報交換用カードの
磁気記録部をロール・オン転写機等によるアイランド状
に抜き熱転写加工に利用される磁気記録シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、抜き転写加工で使用される転写型
磁気記録シートは、剥離磁気層と接着剤層の2層タイプ
であり、このタイプは、抜け特性が良好であるが、磁気
層が直接磁気ヘッドに当たるため、耐摩耗性に乏しく、
電磁変換特性の出力が低下し易いという欠点がある。ま
た、上記以外の転写機用の転写型磁気記録シートは、剥
離保護層を付加した磁気記録シートであり、このタイプ
は、抜け転写特性が悪く、カード加工の使用に耐えない
という問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、磁気カードの耐摩耗性における特性と抜き
熱転写によるカード加工上の特性を兼ね備えた転写型磁
気記録シートを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、非磁性支持体上に、保護層、磁気層及び接
着層を有する打ち抜き転写用途に用いられる磁気記録媒
体であって、該保護層が、アクリル樹脂及び塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体を含有する樹脂組成物をイソシア
ネート化合物を用いて硬化して成る樹脂層であることを
特徴とする転写型磁気記録シートを提供する。
【0005】以下、図面をもって本発明を説明する。
【0006】図1は本発明の転写型磁気記録シートの1
例の部分断面図を示したものであって、図1の転写型磁
気記録シートは、支持体1上に剥離保護層2が設けら
れ、剥離保護層2の上に磁気記録層3が設けられ、更に
磁気記録層4の上に接着剤層5が設けられたものであ
る。図2は剥離保護層を有しない構成の転写型磁気記録
シートであって、図2の転写型磁気記録シートは、支持
体1上に磁気記録層2が設けられ、更に接着剤層5が設
けられたものである。
【0007】図3は本発明の転写型磁気記録シートを用
いてカードに転写加工される1方式の概略図を示したも
のである。この方式では、転写幅凸部になった熱ロール
1の下に抑えロール2があり、この間を本発明の如き転
写型シート3と転写させられるカード4が通過すること
によりシート接着面とカードを熱圧着する。この後、図
1に示される非磁性支持体1と剥離保護層間2で物理的
に剥離させることにより、熱圧着した磁気記録部のみが
カード基体に転写され、非熱圧着部分はシート非支持体
から剥離せず、熱ロールの凸部幅に熱転写された部分で
ストライプ状の磁気記録部が形成される。
【0008】支持体の材料は、例えば、合成紙、ポリエ
ステルフィルム等が挙げられ、支持体の厚さは15〜1
00μmの範囲が好ましい。
【0009】剥離保護層は、通常熱可塑性樹脂、耐摩耗
性を向上させるための樹脂フィラー及び溶剤を含有する
剥離保護層形成用塗料を支持体上に乾燥塗膜厚が0.4
〜2.0μmの範囲となるように、塗布乾燥させること
により形成される。
【0010】剥離保護層形成用塗料に用いる樹脂は、比
較的硬質で、皮膜性がよく、かつ、離型性に優れたもの
が好ましい。そのような樹脂としては、例えば、ニトロ
セルロース、アセチルセルロースの如きセルロース誘導
体樹脂、ポリメチルメタアクリレート及びその共重合
体、ポリビニルブチラール、ポリカーボネートフェノキ
シ樹脂等挙げられる。剥離保護層形成用塗料に用いる樹
脂には、上記のポリメチルメタアクリレート樹脂に、ポ
リエステルフィルムとの離型性が非常に悪い塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体を加える。この2つの樹脂の使用
割合は、重量比で80:20〜20:80内の範囲が好
ましい。更に、この塗料にポリエステルフィルムに容易
に接着する硬化剤としてイソシアネート化合物を加え
る。イソシアネート化合物の使用割合は、上記樹脂総重
量100に対し2〜30の範囲が好ましい。
【0011】磁気層は、γ−Fe23、バリウムフェラ
イトの如き磁性粉末、バインダー樹脂及び溶剤を含有す
る磁気層塗料を、支持体上に乾燥塗膜厚が2〜20μm
の範囲となるように塗布、乾燥させることにより形成さ
れる。
【0012】磁性粉末としてはバリウムフェライト磁性
粉末を用いることが好ましく、磁性粉末の抗磁力は、2
70〜4,000Oe[エルステッド]の範囲が好まし
い。
【0013】本発明で使用する磁気層を構成するバイン
ダー樹脂としては、塩化ビニル及び酢酸ビニルとビニル
アルコール、無水マレイン酸あるいはアクリル酸との共
重合体等の如き塩化ビニル系樹脂;ニトロセルロース樹
脂の如きセルロース誘導体;アクリル樹脂;ポリビニル
アセタール樹脂;ポリビニルブチラール;エポキシ樹
脂;フェノキシ樹脂;ポリウレタン樹脂等が挙げられ
る。バインダー樹脂の使用量は、磁性粉末に対し20〜
30重量%の範囲が好ましい。但し、磁性粉としてバリ
ウムフェライト磁性粉末を用いる場合、バインダー樹脂
の使用量は5〜15重量%の範囲が好ましい。
【0014】磁気層塗料は、上記磁性粉末、バインダー
樹脂、溶剤及びその他の成分を混練機によって作成され
る。
【0015】本発明で使用する接着剤層は、通常熱可塑
性樹脂と、支持体であるポリエステルとの離型性を付与
させるための液体潤滑剤、樹脂フィラー及び溶剤を含有
する塗料を上記磁気層上に乾燥塗膜厚が0.4〜8.0
μmの範囲となるように、塗布乾燥させることにより形
成される。
【0016】接着剤層に使用される樹脂としては、塩化
ビニル及び酢酸ビニルとビニルアルコール、無水マレイ
ン酸あるいはアクリル酸との共重合体等の如き塩化ビニ
ル系樹脂;アクリル樹脂;ポリイミド樹脂;ポリウレタ
ン樹脂等が挙げられる。
【0017】上記磁性体層及び磁気層の塗料の混練に使
用する混練機としては、例えば、2本ロールミル、3本
ロールミル、ボールミル、バブルミル、トロンミル、サ
ンドグラインドミル、セグバリアトライタ、高速インペ
ラ分散機、高速ストーンミル、高速度衝撃ミル、ディス
パ、加圧ニーダー、高速ミキサ、ホモジナイザ等が挙げ
られる。
【0018】上記各々塗料の塗布方法としては、例え
ば、エアードクタコート、ブレードコート、ロッドコー
ト、押し出しコート、エアーナイフコート、スクイズコ
ート、含心コート、リバースロールコート、トランスフ
ァーコート、スプレイコート等が挙げられる。
【0019】以下、実施例及び比較例を用いて本発明を
更に詳細に説明する。
【0020】(実施例1)膜厚24μmのPET基体上
に、下記組成の剥離保護層塗料A100重量部に下記の
ハードナーを0.8重量部加えた後、混合して得られた
塗料を乾燥後の膜厚が1.5μmとなるように塗布し、
60℃で48時間乾燥して剥離保護層を形成した。
【0021】 [剥離保護層塗料Aの組成] アクリル樹脂 (ローム&ハース社製「パラロイドA−11」) 2.0重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 (積水化学社製「エスレックA」) 8.0重量部 メチルエチルケトン 45.0重量部 トルエン 45.0重量部
【0022】 [ハードナーの組成] ポリイソシアナート (日本ポリウレタン社製「コロネートL」) 50.0重量部 トルエン 50.0重量部
【0023】次に、得られた剥離保護層上に、下記組成
の磁気層塗料A100重量部に対し上記ハードナー0.
1重量部を加えた塗料を、乾燥後の膜厚が12μmとな
るよう塗布し、60℃で48時間乾燥させて磁気層を形
成した。磁気層を形成した。
【0024】 [磁気層塗料Aの組成] Co含有γ−Fe23酸化鉄 (チタン工業社製「γ−MR」) 23.0重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 (積水化学社製「エスレックA」) 2.0重量部 ポリウレタン樹脂 (大日本インキ化学工業(株)製「TS−03」) 2.0重量部 メチルエチルケトン 35.0重量部 トルエン 35.0重量部
【0025】次に、得られた磁気層上に、下記組成の接
着剤塗料を乾燥後の膜厚が1.0μmになるよう塗布し
た後、乾燥させて接着剤層を形成して本発明の転写型磁
気記録シートを得た。
【0026】 [接着剤塗料の組成] 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 (UCC社製「VMCH」) 10.0重量部 メチルエチルケトン 45.0重量部 トルエン 45.0重量部
【0027】(実施例2)実施例1において、剥離保護
層塗料Aに代えて下記組成の剥離保護層塗料Bを使用し
た以外は、実施例1と同様にして転写型磁気記録シート
を得た。
【0028】 [剥離保護層塗料Bの組成] アクリル樹脂 (ローム&ハース社製「パラロイドA−11」) 8.0重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 (積水化学社製「エスレックA」) 2.0重量部 メチルエチルケトン 45.0重量部 トルエン 45.0重量部
【0029】(実施例3)実施例1において、下記組成
の剥離保護層塗料C100重量部に前記ハードナー2重
量部を加えた塗料を使用して剥離保護層を形成し、下記
組成の磁気層塗料B100重量部に前記ハードナー0.
4重量部加えた塗料を用いて膜厚10μmの磁気層とし
た以外は、実施例1と同様にして転写型磁気記録シート
を得た。
【0030】 [剥離保護層塗料Cの組成] ブチラール樹脂 (積水化学社製「エスレックBM−1」) 10.0重量部 イソプロピルアルコール 30.0重量部 メチルエチルケトン 30.0重量部 トルエン 30.0重量部
【0031】 [磁気層塗料Bの組成] バリウム・フェライト磁性粉 (戸田工業社製「MC−127」) 40.0重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 (積水化学社製「エスレックA」) 2.0重量部 メチルエチルケトン 28.0重量部 トルエン 28.0重量部
【0032】(実施例4)実施例3において、下記組成
の磁気層塗料C100重量部に前記ハードナー0.8重
量部を加えた塗料を用いて磁気層を形成した以外は、実
施例3と同様にして転写型磁気記録シートを得た。
【0033】 [磁気層塗料Cの組成] バリウム・フェライト磁性粉 (戸田工業社製「MC−127」) 40.0重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 (積水化学社製「エスレックA」) 4.0重量部 メチルエチルケトン 26.0重量部 トルエン 26.0重量部
【0034】(実施例5)実施例3において、下記組成
の剥離保護層塗料D100重量部に前記ハードナー2重
量部を加えた塗料を用いて剥離保護層を形成し、下記組
成の磁気層塗料D100重量部に前記ハードナー1.2
重量部を加えた塗料を用いて磁気層を形成した以外は、
実施例3と同様にして転写型磁気記録シートを得た。
【0035】 [剥離保護層塗料Dの組成] アクリル樹脂 (ローム&ハース社製「パラロイドA−11」) 5.0重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 (積水化学社製「エスレックA」) 5.0重量部 メチルエチルケトン 45.0重量部 トルエン 45.0重量部
【0036】 [磁気層塗料Dの組成] バリウム・フェライト磁性粉 (戸田工業社製「MC−127」) 40.0重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 (積水化学社製「エスレックA」) 6.0重量部 メチルエチルケトン 24.0重量部 トルエン 24.0重量部
【0037】(比較例1)膜厚24μmのPET基体上
に、下記組成の磁気層塗料E100重量部に前記ハード
ナー2重量部を加えた塗料を用いて、乾燥後の膜厚が1
2μmとなるよう塗布した後、60℃で48時間乾燥さ
せて磁気層を形成した。
【0038】次に、得られた磁気層上に実施例1と同じ
方法で接着剤層を形成させて、転写型磁気記録シートを
得た。
【0039】 [磁気層塗料Eの組成] Co含有γ−Fe23酸化鉄 (チタン工業社製「γ−MR」) 23.0重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 (積水化学社製「エスレックA」) 2.0重量部 ポリウレタン樹脂 (大日本インキ化学工業(株)製「TS−03」) 2.0重量部 メチルエチルケトン 35.0重量部 トルエン 35.0重量部
【0040】(比較例2)実施例1において、下記組成
の剥離保護層塗料E100重量部に前記(?)ハードナ
ー1重量部を加えた塗料を用いて剥離保護層を形成し、
下記組成の磁気層塗料F100重量部に前記(?)ハー
ドナー1.2重量部を加えた塗料を用いて磁気層を形成
した以外は、実施例1と同様にして転写型磁気記録シー
トを得た。
【0041】 [剥離保護層塗料Eの組成] ブチラール樹脂 (積水化学社製「エスレックBM−1」) 10.0重量部 メチルエチルケトン 45.0重量部 トルエン 45.0重量部
【0042】 [磁気層塗料Fの組成] Co含有γ−Fe23酸化鉄 (チタン工業社製「γ−MR」) 23.0重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 (積水化学社製「エスレックA」) 3.0重量部 ポリウレタン樹脂 (大日本インキ化学工業(株)製「TS−03」) 3.0重量部 メチルエチルケトン 35.0重量部 トルエン 35.0重量部
【0043】(比較例3)比較例2において、下記組成
の磁気層塗料G100重量部に前記ハードナー1.6重
量部加えた塗料を用いて磁気層を形成した以外は、比較
例2と同様にして転写型磁気記録シートを得た。
【0044】 [磁気層塗料Gの組成] バリウムフェライト磁性粉 (戸田工業社製「MC−127」) 40.0重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 (積水化学社製「エスレックA」) 8.0重量部 メチルエチルケトン 35.0重量部 トルエン 35.0重量部
【0045】各実施例及び各比較例で得た転写型磁気記
録シートを用い、図3におけるロールオン転写加工機に
よる白紙カードへの転写を行い、その加工後に得た磁気
の抜け特性と磁気カードの磁気ヘッドの耐擦による耐摩
耗性を調べた。
【0046】尚、磁気の抜け熱転写特性は、熱ヒートロ
ールの温度150℃で垂直線加重5kgをかけた。また、
カードとテープの流れるスピードは10m/分の条件で
材質が塩化ビニルでできた厚さ約750μmの白紙のカ
ードに転写を行い、評価は理想的に転写される面積6.
5mm(ヒートロール幅)×85mm(カード幅)になるの
に対し、それよりはみ出した部分の面積[mm2 ]により
評価した。また、耐摩耗性は磁気ヘッドに垂直加重40
0gかけ、カードの搬送スピード190mm/秒の条件下
で2000パス行った。その再生出力減少率をパス回数
毎に評価した。
【0047】尚、抜き熱転写特性と出力減少10%を超
えたパス回数を表1に示した。
【0048】
【表1】
【0049】表1に示した結果から、実施例1及び2の
転写型磁気記録シートは、剥離保護層がない比較例1の
ものと比較して、抜き熱転写特性において遜色なく、耐
摩耗性においても大幅な向上が認められる。また、実施
例1及び2の転写型磁気記録シートは、比較例2、3の
ものと比較して、抜き熱転写特性においては明らかに優
れており、かつ耐摩耗性も遜色ない。
【0050】実施例2及び3の転写型磁気記録シート
は、抜き熱転写特性において、比較例2、3のものと比
較し、明確な向上が認められ、比較例1のものと比較し
ても遜色は見られない。また、実施例2及び3の転写型
磁気記録シートは、耐摩耗性において、比較例1のもの
と比較して向上し、比較例2、3のものと比較しても、
遜色が見られなかった。
【0051】実施例5の転写型磁気記録シートは、抜き
熱転写特性において、実施例1〜4のものと比較しても
明確に向上が認められ、また耐摩耗性においても他のも
のと比較しても遜色が見られなかった。
【0052】
【発明の効果】本発明の転写型磁気記録シートは、熱転
写加工時にバリ状物が発生することなく、きれいに抜き
転写加工ができるので、カード加工における生産性に優
れている。また、本発明の転写型磁気記録シートを用い
て加工した磁気カードは、耐摩耗性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抜き転写型磁気記録シートの層構成の
一例を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 支持体 2 剥離保護層 3 磁気層 4 接着剤層
【図2】従来の抜き転写型磁気記録シートの層構成の一
例を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 支持体 2 磁気層 3 接着剤層
【図3】抜き転写型の加工機一例であるロールオン加工
機の概要図である。
【符号の説明】
1 転写熱ロール 2 押えロール 3 転写型磁気記録テープ 4 白紙カード 5 磁気記録部が転写されたカード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体上に、保護層、磁気層及び
    接着層を有する打ち抜き転写用途に用いられる磁気記録
    媒体であって、該保護層が、アクリル樹脂及び塩化ビニ
    ル−酢酸ビニル共重合体を含有する樹脂組成物をイソシ
    アネート化合物を用いて硬化して成る樹脂層であること
    を特徴とする転写型磁気記録シート。
  2. 【請求項2】 磁気層が、六角平板状の磁性粉及びバイ
    ンダー樹脂を含有し、磁性粉100重量部に対しバイン
    ダー樹脂を5〜15重量部の範囲で含有することを特徴
    とする転写型磁気記録シート
JP5214545A 1993-08-30 1993-08-30 転写型磁気記録シート Pending JPH0765356A (ja)

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