JPS61110750A - 吸気弁用鋼 - Google Patents

吸気弁用鋼

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JPS61110750A
JPS61110750A JP23136484A JP23136484A JPS61110750A JP S61110750 A JPS61110750 A JP S61110750A JP 23136484 A JP23136484 A JP 23136484A JP 23136484 A JP23136484 A JP 23136484A JP S61110750 A JPS61110750 A JP S61110750A
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JP
Japan
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steel
less
temp
inlet valve
range
Prior art date
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Pending
Application number
JP23136484A
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English (en)
Inventor
Susumu Shinagawa
品川 丞
Arimichi Abe
阿部 有道
Makoto Tabei
誠 田部井
Satoshi Onodera
小野寺 敏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Tokushuko KK
Tohoku Steel Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Tokushuko KK
Tohoku Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tohoku Tokushuko KK, Tohoku Steel Co Ltd filed Critical Tohoku Tokushuko KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車エンジンの吸気弁に適用して好適な
、熱間強度の大きい低合金吸気弁用鋼に関するものであ
る。
(従来の技術) 自動車エンジンの吸気弁としては、従来、JISSUR
δ、5UH11などが主に使用されてきたが、近年エン
ジン機種が多様化し、吸気弁用鋼に要求される特性は両
極化しつつある。すなわちたとえばターボ付きのディー
ゼルおよびガ°ソリンエンジンについては、ますます高
温化の傾向にあり、−4複数バルブ使用のエンジンにつ
いては、むしろ低温化の傾向にある。従って従来、汎用
的に吸気弁材として使用されてきた上掲JIS  5U
H8や5UHIIなどは、高温化傾向にあるエンジン機
種では、高温での強度が十分とはいい難い場合があるの
で、一部JIS  5UH35糸合金などの使用が行な
われているし、一方低濡化傾向にあるエンジン機種では
、JIS  5UH3゜5UHIIなどは過剰品質気味
になってきつつある。
(発明が解決しようとする問題点) このように低温化の傾向にあるエンジン榊種については
、とりたてて高品質の材料を使用する必要はないところ
、上記の如きJIS  5UH8゜5UHIIなどを使
用した場合には、徒らにコストの上昇を招くところに問
題があった。
この発明は、作I!IJ温度が500°C以下の、低温
化傾向にあるエンジン機種用の吸気弁用鋼として有用な
もので、上記の温度範囲において吸気弁に要求される特
性を満足して稼動条件に十分見合うだけでなく、低合金
化によりコストの低減を可能ならしめた吸気弁用鋼を提
案することを目的とする。
すなわちこの発明は、a : o、a s〜(1,7Q
 vt%(以下単に%で示す)、Si:3.0%以下、
Mn:2.0%以下およびOr : 0.5〜2.0%
を含み、かツNl;1.θ%以下、Mo: 1.0%以
下、Cu : 1.0%以下およびA、l : 0−5
%以下を官有し、残部はFeおよび不可避不純物の組成
になることを特徴とする吸気弁用鋼である。
この発明w4は、焼もどしによって炭化物を組織中に析
出させることで、500℃までの温度についてはJIS
  5UH3,5UHIIと同程度の機械的性質を維持
させたマルテンサイト型合金鋼である。
(作用) 以下この発明において、成分組成、を上記の範囲に限定
した理由について説明する。
C: 0.a35〜0.70% Cは、炭化物を生成すると共に、硬いマルテンサイト母
地の形成に不可欠な元素であるが、官有曖が0,35%
に満たないと所望の硬さおよび強度が得られず、一方0
.70%を超えると焼入れの際焼割れが発生するおそれ
か大きいので、0.35〜0.70%の範囲に限定した
Si: a、O%以下 Siは、高温酸化抵抗性の増強に有効に寄与すると共に
、溶解時における脱酸剤としても有用な元素であるが、
8%を超えて官有されると脆くなるので、官有履は8%
以下に制限する必要がある。
In : 2.0%以下 Mnは、Slと同様に脱酸剤として有用な元素であるが
、含有量が2.Q%を超えると耐酸化性を劣化させる傾
向にあるので、2.0%以下の範囲に限定した。
Or : 0.5〜2.0 % arは、弁用鋼において不可欠な元素であり、とくに耐
食性の改善に有効に寄与する。
500℃以下の作動温度では、耐酸化性および有鉛ガソ
リンの燃焼堆積物であるpbc!、に対する耐食性に対
し、てGl、JIS  5UH3,5UH11それぞn
 (7) Qr K有[10,00〜12.00%およ
び7.50〜9.50%では過剰であり、2.0%官有
させれば十分である。しかしながら0.5%に満たない
とその添加効果に乏しいので、この発明においテOr 
ハ0.5〜2.0%の範すで含有させることにした。
N1:1.0%以下 N1は、母地に固溶して靭性を向上させる有用元素であ
るか、1.0%を超えて含、有させても靭性改善効果の
上昇分は小さく、むしろ価格の上昇を招く不利が大きく
なるので、1.0%以下の範囲で含有させることにした
、Mo: 1.0%以下 Moは、焼もどし軟化抵抗性を改善し、熱間での強度の
維持に有用な元素であるが、含有量が1%を超えると耐
pbat、の劣化を招くので、1.0%以下の範囲で官
有させることにした。
Cu : 1.0%以下 Cuは、Niと同様靭性の向上に有効に寄与するが、1
.0%を超えて含有されると耐pbQ t 2の劣化を
拓くので含有量は1.0%以下の範囲に限定した。
Aj ; 0.5%以下 Ajは、耐酸化性および耐pbct2の改善に有用な元
素であるが、0.5%を超えると焼もどし軟化抵抗性の
劣化を招くので、0.5%以下の範囲で官有させる必要
がある。
次にこの発明鋼の製造法について説明する。
まず大気炉高周波炉にて溶製し、金型に注湯してインゴ
ットをつくり、インゴットの黒皮全除去した後、110
0℃、40分程度の均熱条件で鍛造・圧延を行う。鍛造
・圧延後は空冷することによって製品となる。
(実施例〉 大気高周波炉にて、第1表に示した各成分組成になる8
種の3@(試料&1〜8)をそれぞれ8kgづつ溶製し
、ついでインゴットとしてから鍛造圧延によって清掻1
2鴎の棒状試料を作成した。
ここに試料IG 1〜5は、発明鋼である。また試料屋
6〜8はそれぞれ比較鋼であって、A6はQr量が0.
5%未満の合金、&7はJIS  5UH8、そしてA
8・はJIS  5UHIIである。
ついで試ISF屋1〜6については、1000°Cに8
0分保持してから急冷し、その後700℃で60分の焼
もどし処理を施した。また屋7および8については、1
050℃に80分保持したのち急冷し、750℃で60
分の焼もどし処理を施した口 得られた各試料の400°Cおよび500℃における熱
間引張り強さにつ必て調べた結果を、第2表に示す。な
り試験は、平行部径5闘のJISZ  2201による
14号試験片を各温度に15分加熱保持後δ襲7 mi
nの速度で引張ることにより行った。
第2表 引張つ強さが、500°Cで50 kgfA嘱2程度で
あれば、吸気弁用鋼として十分な機能を発揮するが、第
2表より明らかなようにこの発明に従う鋼は、いずれも
50 kgf〜2以上であって、5UHaや5UHII
とそん色ない特性値が得られた。
ところでかかる弁の製造工程においては、通常傘打ち鍛
造後、腕入れ焼もどし処理を施しているが、焼入れが省
略できれば弁成形における省エネルギーに大きく寄与す
る。
そこでこの発明鋼(径10間、長さ10間)につき、大
気炉中で1100℃に10分間保持したのち1両面の直
角方向から65%の圧縮加工を施し、ついで空冷してか
ら、400〜700℃の各温度に60分保持後空冷する
焼もどし処理のみを施したのち、硬度を測定した。得ら
れた結果を第8表に示す。
なお比較のため試料黒7および8について、正規の焼入
れ焼もどし処理を施し、そのときの硬度の測定結果も第
8表に示した。
第8表より明らかなように、この発明に従い得られ′r
−鋼(試料&1〜5)はいずれも、焼もどし処理のみし
か施さなくても、正規の焼入れ焼もどし処理を施して得
た従来材(&7 、8 )と、同程度の焼もどし軟化抵
抗性を呈している。
次に各試料の耐酸化性と耐pbcz、について調べた結
果を第4表に示す。
両試験とも、径10鴎、長さ10mの試料を使用し、耐
酸化性試験は大気雰囲気の加熱炉にて500°C,10
0時間保持したのちの酸化増量を測定した。また耐pb
ct 、試験は、550℃に保持したpbG12中に1
0時間浸漬したときのpbc12腐食減量を測定するこ
とにより行った。
化4表 同表から明らかなように、この発明に従い得られた鋼は
いずれも、JIS  SUHδや5UHII(試料&7
・8)と比較すると幾分劣るとはいえ、十分満足できる
耐食性が得られた。
(発明の効果] かくしてこの発明によれば、作動温度が500℃以下の
温度範囲においては、5UH8やS[JHllとそん色
のない必要特性をそなえた吸気弁用鋼を、安価に得るこ
とができる。
またこの発明鋼は、その製造工程において焼入れ処理を
省略することができるので、省エネルギーひいてはコス
ト低減にも有効に寄与する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、C:0.35〜0.70wt%、 Si:3.0wt%以下、 Mn:2.0wt%以下および Cr:0.5〜2.0wt% を含み、かつ Ni:1.0wt%以下、 Mo:1.0wt%以下、 Cu:1.0wt%以下および Al:0.5wt%以下 を含有し、残部はFeおよび不可避不純物の組成になる
    ことを特徴とする吸気弁用鋼。
JP23136484A 1984-11-05 1984-11-05 吸気弁用鋼 Pending JPS61110750A (ja)

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JP23136484A JPS61110750A (ja) 1984-11-05 1984-11-05 吸気弁用鋼

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JPS61110750A true JPS61110750A (ja) 1986-05-29

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55145155A (en) * 1979-04-25 1980-11-12 Daido Steel Co Ltd Suction valve
JPS57203752A (en) * 1981-06-09 1982-12-14 Daido Steel Co Ltd Steel for intake valve

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55145155A (en) * 1979-04-25 1980-11-12 Daido Steel Co Ltd Suction valve
JPS57203752A (en) * 1981-06-09 1982-12-14 Daido Steel Co Ltd Steel for intake valve

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