JPS61110530A - ブロ−成形装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分 本発明は、一対の分割金型の型締状態において中空室が
形成される中空樹脂成形品構成体から該中空室の構成壁
部分であって完成後に中空樹脂成形品の不要部とされる
不要壁を切断して分離するブロー成形装置に関するもの
である。

僅】寡礪艮開− 従来から、一対の分割金型の型開き状態において、その
対向間に筒体状樹脂材料供給ノズルを介して筒体状樹脂
材料を供給し、その後型締めして筒体状樹脂材料をキャ
ビティに内包させ、その筒体状樹脂材料の内側に圧縮空
気を供給してその筒体状樹脂材料を膨張させ、キャビテ
ィ内面に沿わせて中空樹脂成形品構成体を形成し、その
後一対の分割金型を型開きして中空樹脂成形品を製作す
るようにしたブロー成形装置が知られている。

ところで、中空樹脂成形品として、中空室に通じる開口
を有するものを製作したい場合があるが、従来のブロー
成形装置では、型締状態においてその開口を有しない中
空樹脂成形品構成体を形成し、一対の分割金型を型開き
した後分割金型から中空樹脂成形品構成体を取り出して
、その開口に対応する構成壁部分を不要壁として切断分
離して、所定の形状の開口を有する中空樹脂成形品を製
作するようにしている。

ところが、この従来のブロー成形装置では、中空樹脂成
形品構成体を分割金型から取り出した後に、その中空樹
脂成形品構成体の中空室を構成する構成壁部分の一部を
切断し分離して中空室に通じる開口を形成するために、
中空樹脂成形品の製作工程が中空樹脂成形品構成体を製
作する工程と、その中空樹脂成形品構成体を一対の分割
金型から取り出して不要壁を切断する工程との１度にわ
たることになり、中空樹脂成形品の製作効率の向上を期
待し兼いという問題がある他、以下の不都合を生ずる。

■中空樹脂成形品の製作工程が１度にわたるためにコス
トが上昇する。

■切断の仕方によっては、不要壁が切断直後に中空室に
落ち込むという不具合がある。

■ナイフ等の手作業で不要樹脂を切断していたために、
切断精度の向上を期待し雛く、見栄えの良好なものを製
作し雛い。

ＢＪＬ針ｍ的一 本発明は、上記従来技術が有する種々の不具合を鑑みて
なされたもので、その目的とするところは、一対の分割
金型の型締状態において形成された中空樹脂成形品構成
体から、中空室の構成壁部分であってかつ完成後の中空
樹脂成形品においては不要部とされる不要壁をその一対
の分割金型の型締め時に切離し可能に前記中空樹脂成形
品を形成することのできるブロー成形装置を提供するこ
とにあり、とくに簡単な構成で切断面の仕上りの良好な
中空樹脂成形品を製作することのできるブロー成形装置
を提供することにある。

問題点を解　するための手 ３一 本発明の特徴は、ブロー成形装置が、一対の分割金型の
型締め時にこの一対の分割金型の少なくとも一方と協働
してその構成壁部分をその厚さ方向から挟持する挟持手
段と、その構成壁部分に臨む切断刃部を有し、その中空
樹脂成形品構成体を形成した後に駆動されてその構成壁
部分の不要壁周縁をその厚さ方向から押圧しつつ加熱し
てその構成壁部分の不要壁周縁に切断分離可能部として
の薄肉部を形成する薄肉形成手段とを備え、かつ、該不
要壁と対応する分割金型に、その不要壁を中空室外方向
に分離するための分離用係止部を一体に形成する分離用
係止部形成溝を形成したところにある。

作−一二世 このブロー成形装置では、一対の分割金型の型開き状態
において、その対向間に筒体状樹脂供給ノズルを介して
筒体状樹脂材料を供給し、その一対の分割金型を型締め
して、筒体状樹脂材料をキャビティに内包させる。その
後圧縮空気を供給してその筒体状樹脂材料を膨張させて
キャビティ内面に沿わせて中空樹脂成形品構成体を形成
する。

このとき、分離用係止溝が分割金型に形成されているた
め不要壁としての構成壁部分に該分離用係止部が一体に
形成される。かつ、挟持手段により完成後の中空樹脂成
形品においては不要壁とされる中空樹脂成形品構成体の
構成壁部分がその厚さ方向から挟持される。その後、薄
肉形成手段によりその構成壁部分の不要壁周縁を押圧し
つつ加熱する。すると不要の構成壁と残余の中空室構成
壁部分との境界が切断分離可能な程度に薄肉部となる。

その後、一対の分割金型を型開きし、中空樹脂成形品構
成体をその一対の分割金型から取り外す。その後、中空
樹脂成形品構成体に形成された分離用係止部を握んでそ
の構成壁部分の不要壁を中空室外方向に向かって引っ張
る。すると、構成壁部分の不要壁が薄肉部を境に中空樹
脂成形品構成体の構成壁部分から分離される。これによ
って、中空樹脂成形品が形成される。また、一対の分割
金型の型開きに伴なって不要壁を分離することもできる
。

スー旅二匹 以下に本発明に係るブロー成形装置の実施例を図面に基
づいて説明する。

第１図においてにおいて、１，２は一対の分割金型、３
は筒体状樹脂材料供給ノズルであって、第１図には、分
割金型１．２が型開きした状態が示されており、その分
割金型１，２の対向間４に筒体状樹脂材料５か供給され
るものとなっている。

この筒体状樹脂材料５には、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリアミド等の樹脂を使用する。分割金型１，２
の対向間４には、挾持手段としての挾持治具６が設けら
れており、この挾持治具６には圧縮空気を筒体状樹脂材
料５の内部に向かって供給する圧縮空気供給通路７が形
成されている。

挾持治具６は、一対の分割金型１．２の型締め状態にお
いて、分割金型２と協働して後述する中空樹脂成形品構
成体の構成壁部分をその厚さ方向から挾持する機能を有
している。この挾持治具６は、図示を略す油圧シリンダ
等によって矢印Ａ−Ａ方向に向かって駆動され、キャビ
ティ８に向かって進退するものとなっている。一対の分
割金型１゜２は、筒体状樹脂材料５の供給後に型締めさ
れるもので、第２図には分割金型１，２を型締めした状
態が示されており、この型締め状態において筒体状樹脂
材ｆＦ５がキャビティ８に内包され、筒体状樹脂材料５
は圧縮空気通路７から圧縮空気が供給されて、膨張を受
けるものである。この圧縮空気の供給によってキャビテ
ィ内面９に沿う形状の中空樹脂成形品構成体１０が形成
される。

分割金型２は、分割金型本体２Ａと補助金型２Ｂとから
構成されており、補助金型２Ｂはボルト１１によって分
割金型本体２Ａに固定されている。分割金型２には、　
ｗＡａ手段設置室１２が形成されており、この駆動手段
設置室１２には、駆動手段を構成するスプリング１３１
図示を略すモータ、第３図に示す形状のカム１４が設け
られている。このカム１４はモータによって回転される
もので、１４ａはそのカム】４の回転軸を示している。

このカム１４の自由端部には、スプリング１３の一端部
１３ａが係止されており、スプリング１３は、薄肉形成
手段としての加熱切断７一 体１５をキャビティ８に進出させる方向に付勢する機能
を有している。加熱切断体１５は、中空樹脂成形品構成
体１０をその厚さ方向から押圧する切断刃部１５ａを有
しており、この切断刃部１５ａは中空に構成されてその
中空室に中空樹脂成形品構成体１０の構成壁部分１０ａ
を加熱するためのニクロム線１５ｂが設けられている。

スプリング１３は、カム１４が回動軸１４ａを中心にし
て矢印Ｂ方向に回動されると除々に付勢力か蓄積され、
このカム１４の回転により加熱切断体１５が除々に構成
壁部分１０ａの厚さ方向からその構成壁部分１０ａを押
圧するように駆動されるものとなっている。加熱切断体
１５は、構成壁部分］Ｏａに切断分離可能部が形成され
るようにその構成壁部分１０ｇの不要壁部１０ｃ周縁を
その厚さ方向から加熱してその構成壁部分１０ａに薄肉
部１６を形成する機能を有しており、第４図には、この
薄肉部１６が構成壁部分１０ａの不要壁部１０ｃＪ！ｉ
ｌ縁全周にわたって形成された状態が示されている。こ
の薄肉部１６は、抑圧溶融によって形成される。

分割金型２には、その補助金型２Ｂの内面に、薄内部１
６を境にその構成壁部分１０ａから不要壁部１０ｃを分
離するための分離用係止部１７をその不要壁部１０ｃに
一体に形成する分離用係止溝１８が形成されており、こ
こでは、その分離用係止部１７は、筒体樹脂材料５が圧
縮空気に依り膨張される際に形成される。構成壁部分１
０ａは薄肉部１６を形成した後分割金型１，２を型開き
して分離するもので、第２図に示すように挾持治具６を
矢印Ｃ方向に駆動してキャビティ８から挾持治具６を退
避させ５分割金型１を矢印り方向に駆動して型開きし、
分離用係止部１７が破損しないように中空樹脂成形品構
成体１０を矢印Ｅ方向から取り出す。その後、第５図に
示すように指で分離用係止部１７を握んで構成壁部分１
０ａの不要壁１０ｃを中空室外方向に引張ると薄肉部１
６を境に構成壁部分１０ａの不要壁１０ｃが分離され、
中空室に通じる開口を有する中空樹脂成形品が形成され
る。

以上実施例においては１分離用係止部１７をキャビティ
内面の形状を工夫して形成することとしたが、針金をイ
ンサートにより構成壁部分１０ａに埋設し、その一部を
突出させて分離用係止部１７を形成することもできる。

また、実施例では手作業により構成壁部分１０ａの不要
ｔ！Ｉ！ＩＯＣを分離することにしたが、分割金型１．
２の型開きに伴なって構成壁部分１０ａの不要壁］Ｏｃ
を分離する構成とすることもてきる。

刀１月欠勿□米 以上説明したように、本発明に係るブロー成形装置によ
れば、完成後の中空樹脂成形品においては構成壁部分の
不要部とされる不要壁を分離できるように一対の分割金
型を型締めしだ状態において、その構成壁部分に薄肉部
を形成することにしたので、従来に較べて切断を要する
中空樹脂成形品を効率良く生産できるという効果を奏す
る。

かつ、不要壁分離のための主要工程を手作業によらず行
なうことができるので、切断精度の向上、中空樹脂成形
品の見栄えの向上、コストの仁減を図ることができると
いう効果を奏する。

さらに、一対の分割金型を型締めした状態において形成
された中空樹脂成形品構成体をその厚さ方向から加熱し
つつ押圧して薄肉部を形成するようにしたから不要壁分
離後の中空樹脂成形品の分離部分周縁の外観品質の向上
を期待できる。

加えて、筒体樹脂材料が半硬化の状態で加熱することに
より薄肉部を形成することができるので、薄肉形成手段
の加熱エネルギーの節約も図ることができる。

とくに、不要壁の分離をその不要壁部分に形成した分離
用係止部によって行なうようにブロー成形装置を構成し
たから、分離手段に特別な工夫を施すことなくブロー成
形装置を簡単に製作できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るブロー成形装置の型開き状態を示
す断面図、第２図は第１図に示す分割金型の型締め状態
を示す断面図、第３図は本発明に係るブロー成形装置の
作動状態を示す要部断面図、第４図は本発明に係るブロ
ー成形装置によって製作された中空樹脂成形品構成体の
要部を示す斜視図、第５図は本発明に係るブロー成形装
置によって製作された中空樹脂成形品構成体からその不
要壁を分離する状態を説明するための説明用断面図であ
る。 １．２・・分割金型、 ６・・・挟持治具（挟持手段）、 １０・・中空樹脂成形品構成体、 １０８・・構成壁部分、 １５・・加熱切断体（薄肉形成手段）、１６・・・薄肉
部、　　　　１７・・・分離用係止部、１８・・・分離
用係止部形成溝。 第２図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 一対の分割金型の型締状態において、中空室が形成され
   る中空樹脂成形品構成体から該中空室の構成壁部分であ
   って完成後に中空樹脂成形品の不要部とされる不要壁を
   切離し除去するブロー成形装置であって、 前記一対の分割金型の型締め時に該一対の分割金型の少
   なくとも一方と協働して前記構成壁部分をその厚さ方向
   から挾持する挾持手段と、 前記構成壁部分に臨む切断刃部を有し、前記中空樹脂成
   形品構成体を形成した後に駆動されて該構成壁部分の不
   要壁周縁をその厚さ方向から押圧しつつ加熱して該構成
   壁部分の不要壁周縁に切断分離可能部としての薄肉部を
   形成する薄肉形成手段とを備え、 前記構成壁部分を中空室外方向に切断分離可能部を境に
   して分離するための分離用係止部形成溝が前記分割金型
   に形成されていることを特徴とするブロー成形装置。