JPS61110123A - 自動焦点カメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、撮影レンズの焦点合わせを自動的に行なう自
動焦点装置（以下、単にＡＦ装置と言う。）と、絞り兼
用シャッタの絞り開放量を設定した後にそのシャッタを
起動して露出制御を行なう絞り優先式シャッタ装置とか
ら成る自動焦点カメラに関する。

〔従来技術の背景及びその問題点〕

従来、此の種のカメラに用いられる周知なＡＦ装置は何
れも多段階の焦点調節を行なうことが出来るように構成
されており、多数の受光素子と高精度の演算回路が必要
で構成が複雑な上。

しかも此の種のカメラはレリーズ操作からシャッタが起
動され露出を完了するまでの時間を出来るだけ短くして
シャッタチャンスを逃さないようにするために、カメラ
と被写体までの距離を検出しＡＦ’用電磁電磁石御して
撮影レンズを合焦位置にセットするＡＦ装置の動作と、
その被写体の明るさを検出し絞り設定用電磁石を制御し
て絞り兼用シャッタの絞り開放量を設定するシャッタ装
置の絞り設定動作は並行して行なわれ、その両動作の後
にシャッタ起動用電磁石を作動し露出制御を行なうよう
に構成されている。この為、ＡＦ装置の動作時期とシャ
ッタ装置のシャッタ起動時期は完全に異なるためにＡＦ
用電磁石とシャッタ起動用電磁石は同一の電磁石を兼用
することが可能である。ところが。

絞り設定動作時期はＡＰ装置の動作時期とオーバーラツ
プしているために絞り設定用電磁石とＡＦ用電磁石は同
一の電磁石で兼用することが出来ず別々に設けざるを得
す、しかもそれら電磁石を配設するスペースが必要とな
り装置を大型化する上、それら電磁石の回路を同時に作
動させねばならず大電力容量の電源が必要となるなど欠
点があった。

〔発明の目的〕

本発明は上述の欠点に鑑みて成したもので。

近距離領域と遠距離領域の２点で焦点調節を行なうＡＦ
装置を用いることによって、ＡＦ動作時期と絞り設定動
作時期とがオーバーラツプしていながらも従来不可能で
あったＡＦ用電磁石と絞り設定用電磁石とを同一の電磁
石で兼用可能とし構造が簡単でコストが安く小型な自動
焦点カメラを提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

本発明は上記の目的を達成させるために、カメラと被写
体までの距離を検出する測距回路からの測距信号の有無
により撮影レンズを近距離位置或いは遠距離位置に選択
的に移動させ焦点合わせを行なう自動焦点装置と、被写
体の明るさを検出する光量検出回路からの光量信号の出
力発生時期に応じ絞り兼用シャッタの絞り開放量を規制
する絞り設定部材の移動量を制御して露出制御を行なう
シャッタ装置とから成る自動焦点カメラ、に於いて、レ
リーズ操作に関連し上記撮影レンズと絞り設定部材とを
追従させ定速度で走行しその走行最終段で上記シャッタ
を起動する作動部材と、この作動部材が予め設定した所
定位置に達した際に上記光量検出回路を作動させるスイ
ッチ手段と、上記測距回路の測距信号と前記光量検出回
路の作動開始により励磁され、該光量検出回路の上記光
量信号で消磁される一つの電磁石と、この電磁石の励磁
で吸引され消磁で釈放され、その釈放時に前記絞り設定
部材を係止する制御部材と、この制御部材にバネの両端
を掛は前記作動部材が所定位置に達する間に前記測距回
路の測距信号により励磁される前記電磁石に吸引される
該制御部材の吸引時の変位により与えられる該バネの付
勢力で駆動され前記撮影レンズを近距離位置若しくは遠
距離位置に停止させる係止部材とを具備し、被写体が近
距離領域内に居る場合には測距信号により電磁石を励磁
し撮影レンズを近距離位置にセットした後に光量信号に
よりその電磁石を消磁し絞り設定を行ない、又、被写体
が遠距離領域内に居る場合には撮影レンズが近距離位置
を通過可能な時期に電磁石を励磁させ撮影レンズを遠距
離位置へ繰り出させるのと並行し光量信号により電磁石
を消磁して絞り設定を行ない得るようにしたものである
。

〔発明の実施例〕

以下、添付図面に基づき本発明の詳細な説明する。

先ず２本発明に係わる自動焦点カメラのシャッタ終了状
態にあるフィルム側より見た要部を示す第１図及び撮影
レンズ前方より見た要部を示す第２図に基づきその構成
を説明する。

第１図に於いて、Ａはシャッタ基板で、光軸を中心とす
る露光用開口部Ａ１と測光素子Ｍの測光開口部Ａ２と取
り付は穴Ａ５乃至Ａ６と長穴Ａ７乃至Ａ９及びＡ１９と
折曲部ん０乃至ん２をそれぞれ形成すると共に、軸Ａｊ
５乃至ＡＩ９を加締め或いは基板を合成樹脂とした場合
にはインサート等により植設している。

Ｂはレリーズレバ−で、シャッタ基板Ａの軸ＡＩ５とＡ
ｊ８に嵌合する長穴Ｂ１及びＢ２と折曲部Ｂ５を形成し
、この折曲部Ｂ５とシャッタ基板Ａの折曲部Ａ１２との
間に張られたバネＢ８に抗し押下可能にそのシャッタ基
板Ａに取り付けられ、又、折曲部Ｂ４と凸部Ｂ５及び凹
部Ｂ６の形成と、撮影レンズＮをカメラネ使用時に覆う
図示せぬ開閉蓋の閉成によりレリーズ押下を阻止するた
めに設けられたシャッタ基板Ａの長穴Ａ！９を通じ裏側
に突出するビンＢ７を植設している。更に、シャッタ基
板Ａの長大Ａ９を通じ裏側に第１０図の制御回路に於け
るメインスイッチＳＷｏを構成する第２図で図示する接
片Ｂ９が取り付けられている。

Ｃはシャッタ作動部材で、シャッタ基板Ａの軸ん４及び
Ａ＋ｓにそれぞれ嵌合する長穴Ｃ１及びＣ２と。

折曲部Ｃ３を形成し、この折曲部Ｃ５とシャッタ基板Ａ
の折曲部Ａｊ＋との間に張られたバネｃ４により常時右
方向に付勢力が作用されていると共に。

突出部Ｃ５乃至Ｃ７と段差部Ｃ８及びシャッタ基板Ａの
裏側にアームを延ばしたコ字形に折り曲げられた折曲部
ｃ９を形成している。

Ｄは絞り設定部材で、シャッタ基板Ａの軸ＡＩ４及びｋ
ｓにそれぞれ゛嵌合する長穴Ｄ１及びＢ２と突出部Ｄ５
と複数歯の係止歯Ｄ４及び折曲部Ｄ５を形成すると共に
、その係上歯Ｄ４の歯位置と予め設計的に対応するよう
に形成された絞りカム側面Ｄ６と回転止メＤ７と折曲部
Ｄ８を有する絞り規制部材Ｄ９をビン］＞ｏとビスＤ１
１により取り付ける一方、この折曲部Ｄ８とシャッタ基
板Ａの軸部との間に張られたバネＤＩ５に抗しシャッタ
作動部材Ｃの突出部Ｃ７によって左方向に変位可能にシ
ャッタ基板Ａ上に摺動可能に取り付けられている０尚、
この絞り設定部材りは合成樹脂で形成され金属性の絞り
規制部材Ｄ９を電気的に浮かして下記のシャ　　　。

ツタ開閉部材とシンクロスイッチ機構を構成させている
。

Ｅは調速機構で、上板Ｅ１と下板Ｅ２との間に介在され
扇形状でアームＥ４にビンＥ５を植設し常時バネＥ６で
反時計方向に回動習性が与えられたＭギヤーＥ３と中間
ギヤーＥ７及びＢ８を介しアンクルＥ９が関与し、シャ
ッタ作動部材Ｃの突出部ｃ５に当接し、このシャッタ作
動部材Ｃがバネｃ４により復帰する際にその復帰をほぼ
定速度で動作させるものである。

ｐＨシャッタ係止部材で、レリーズ時、レリーズレバ−
Ｂの折曲部Ｂ４により押圧されるアームＦ１を有しバネ
Ｆｓの付勢力に抗しシャッタ基板Ａの軸ＡＩ７を中心に
反時計方向に回動され、シャッタチャージ状態に於いて
シャッタ作動部材Ｃの突出段部Ｄｓを係止しシャッタ作
動部材Ｃをチャージ位置に保持する先端が折曲されたア
ームＰ２をそれぞれ形成している。

Ｇは自動焦点用と露出用に兼用される電磁石テアコアー
０１とコイル枠Ｇ２及びこのコイル枠Ｇ２に巻回され第
１０図で示される制御回路の光量検出回路ＭＥにより供
給される電流でコアー０１を励磁するコイルＧｓより成
りビスＧ４及びＧ５によってシャッタ基板Ａに取り付け
られている。

Ｈは電磁石Ｇに吸引・離反する常時バネＨ１によりシャ
ッタ基板Ａの軸ＡＩ７を中心に時計方向に回動習性が与
えられた制御部材で、絞り設定部材りの係止歯Ｄ４に噛
合する係止爪Ｈ２と、突出段部Ｄ５により押圧される突
出部Ｈ３及びシャッタ基板Ａの長大Ａ７を通じ裏側に突
出した突出ビンＨ４とを形成すると共に電磁石Ｇのコア
ー０１に吸着するアマチュア板ａ５を有すゐ。

工はシャッタ起動部材で、シャッタ基板Ａの軸ＡＩ３に
回動可能に支承され常時バネエ１により時計方向に回動
習性が与えられ、シャッタチャージ時にシャッタ作動部
材Ｃの端部００によりアームエ２の先端に設けられたロ
ーラエ３が押圧されバネエ１に抗し反時計方向に回動さ
れ下記の係止部材Ｊの係止爪Ｊ１により段部工４が係合
されその回動位置に保持されると共に、長穴工５を形成
してこの長穴工５中に折曲部エフを挿入し細工８に回動
可能に支承されバネエ９により常時反時計方向に回動習
性が与えられ叩き爪Ｉ＋ｏを形成する叩き部材工６を支
承しているＯ Ｊはシャッタ起動部材工を回動位置に係止する係止爪Ｊ
１とアームＪ２と、シャッタ作動部材Ｃの折曲部Ｃ９に
より押圧されるアームＪ４とを形成しシャッタ基板Ａの
軸ＡＩ６に回動可能に支承され常時反時計方向に回動習
性を与えるバネＪ５に抗し時計方向に回動されシャッタ
起動部材工との係合を解除可能なビック部材である。

Ｋはシャツタ開閉部材で、７字形に延びる一方のアーム
に１先端に植設される軸に２を有し、この軸に２がシャ
ッタ起動部材工の叩き部材工６により叩かれシャッタ基
板Ａの軸ん６を中心にロック部材ＪのバネＪ５に抗し反
時計方向に回動可能で。

もう一方のアームに３の先端に植設される両方向に突出
するピンに４を有し、シャッタ基板Ａの長穴Ａ８を通じ
突出するその軸に４により下記の絞り兼用シャッタＬを
開閉させる。

Ｌは絞り兼用シャッタで、２枚のシャッタ羽根Ｌ１及び
Ｌ２より成り、絞り部Ｌ１’及びＬ２’を形成し。

この絞り部Ｌ＋’及びＬ２’により絞り設定部材りに於
ける絞り制御部材Ｄ９の絞りカム側面Ｄ６に当接するシ
ャツタ開閉部材にのピンに４の変位量で設定される絞り
開口を形成し露光を行なう。

Ｍは受光素子で、第１０図で示す制御回路の光量検出回
路ＭＰに構成され、被写体の明るさを捕え電磁石Ｇのコ
イルＧ３への供給電流の遮断時期をその被写体の明るさ
に応じ制御される光量信号に応じ制御部材Ｈを離反させ
、その制御部材Ｈの係止爪Ｈ２で絞り設定部材りの適宜
な係止歯Ｄ４を係止して絞り設定部材りの移動量を設定
し絞り兼用シャッタＣの絞り開口量を制御させるもので
ある。

引き続き第２図に於いて、Ｎは撮影レンズである０ ０はレンズ保持環で１図示せぬヘリコイドが切られた固
定環に回転可能に噛合されている。

Ｐは撮影レンズＮを保持し焦点調節時に合焦位置へ繰り
出させるレンズ駆動部材で、光軸を中心にドウナラ型の
リング形状を成し、測距歯Ｐ１とスイッチ切り換えアー
ムＰ２を形成すると共に、そのスイッチ切り換えアーム
Ｐ２の根元部分にピンＰ５を植設し、このピンＰ３と７
ヤツタ基板Ａの軸ＡＩ９との間に張られたバネＰ４によ
り常時反時計方向に回動習性が与えられており、シャッ
タ作動部材Ｃのコ字形に折り曲げられた折曲部Ｃ９によ
りスイッチ切り換えアームＰ２が押圧されバネＰ４に抗
し時計方向に回動される。

Ｑは取り付は板で、レンズ保持環０をビスＱ１乃至Ｑ５
によりレンズ駆動部材Ｐに取り付けられ一体的に駆動さ
せるためのものである。

Ｒは遮光部材で１図示せぬ上記固定環に対し回動自在に
嵌合され、折曲部Ｒ１と下記のレンズ受台Ｔ上のピンＴ
１との間に張られたバネＲ２により常時時計方向に回動
習性が与えられ、シャッタ作動部材Ｃのコ字形に折り曲
げられた折曲部Ｃ９が当接しこのシャッタ作動部材Ｃの
動きに追従するためのアームＲ５と、この追従によって
受光素子Ｍの開口部を一定速度で退避可能なその開口部
をシャッタチャージ状態で覆う遮蔽部Ｒ４とを有する。

伺、遮蔽部Ｒ４の穴Ｒ５はシャッタチャージ状態に於い
である程度受光素子Ｍに光を当て応答性を良くするため
のものであるＯ８は撮影レンズＮを合焦位置２例えば２
点フォーカスで設定される近距離位置若しくは遠距離位
置、この場合は近距離位置に係止可能なレンズ係止部材
で、アームＳ１とＳ３でコ字形に形成され７ヤツタ基板
Ａの軸ＡＩ９に回動可能に支承される一方、そのシャッ
タ基板Ａの軸ん９に巻回部を支承して成るバネＳ５の両
端可動腕Ｓｓ’と６５″をアームＳ１の折曲部Ｓ２を中
間に挾み込んだ上で制御部材Ｈの突出ピンＨ４に掛け、
この突出ピンＨ４の変位によって与えられるバネの付勢
力を受けるように構成され、制御部材Ｈが電磁石Ｇに吸
引された際に反時計方向に回動され、もう一方のアーム
Ｓ３先端の折曲部Ｓ４をレンズ駆動部材Ｐの測距歯Ｐ１
に係合させ近距離位置に撮影レンズＮを停止させ、且、
その噛合により撮影レンズＮをその位置に保持する。

Ｔはレンズ受台で、撮影レンズＮを前後に移動可能に保
持すると共に、受光素子Ｍの開口枠Ｔ２の形成とビンＴ
１を植設し、且、レンズ駆動部材Ｐのスイッチ切り換え
アームＰ２によりレンズ駆動部材Ｐの測距歯Ｐ１と係止
部材Ｓの係止爪Ｓ４とがほぼ噛合可能最終位置に達した
位置で第１０図で示す制御回路の光量検出回路ＭＥが作
動するようにＯＦＦ状態となり近距離位置に撮影レンズ
Ｎを停止させる場合はそのまま電磁石Ｇを励磁し続は撮
影レンズＮを近距離位置に停止させ、遠距離位置に撮影
レンズＮを繰抄出す場合にはこの位置で励磁させ撮影レ
ンズＮを停止させることなく光量検出回路Ｍｌの作動同
期を取るためのスイッチＳＷ　２’を有する。

又、第１０図は上記の自動焦点カメラを作動する制御回
路の実施例を示すもので、但し、上記実施例に於けるレ
ンズ受台Ｔに設けたスイッチＳＷ２’に変えてシャッタ
作動部材Ｃに接片１：１５を設は直接各回路をコントロ
ール可能に改良しである。大別してこの回路はカメラと
被写体までの距離を検出し撮影レンズを自動的に合焦位
置に繰り出す自動焦点装置の測距回路ＡＰと、被写体の
明るさを検出してその明るさに応じ絞り兼用シャッタの
絞り開口量を設定し露出制御を行なう光量検出回路ＡＩ
Ｃと、カメラに装填されるフィルムの特定ＩＳＯ感度（
この場合、　　ＩＳＯ感度４００）を検出し自動的にフ
ィルム感度設定する感度設定回路ＤＩと、被写体の明る
さを検出し連動範囲外の暗さの場合に警告を行なう低輝
度警告回路ＬＷ及び前記光量検出回路Ｍ］！！により制
御される電磁石Ｇを前記測距回路の測距信号に応じ制御
する信号出力回路ＯＣより構成されている。

測距回路ＡＰはレリーズレバ−Ｂの押下によりメインス
イッチＳＷｏがＯＮ状態になると同時に一定時間赤外光
を被写体に向は発光させる赤外用発光素子ＩＪＤ　＋と
、その被写体からの反射光を捕える一対の受光素子５Ｐ
Ｄ１及び５ＰＤｚと、その一対の受光素子５ＰＤ１及び
５ＰＤ２の出力をそれぞれ　　　。

増巾する増巾回路工Ｃ１及びＩＣ２と、その増巾回路工
Ｃ１及びＩＣ２の出力差を捕える差動回路ＸＣｓと、そ
の差動回路ＩＣ５の出力を基準レベルと比較し被写体が
近距離範囲内に居る場合にトランジスターＴｒ＋をＯＮ
させ測距信号を出力させる比較回路工’Ｃ４及びその測
距信号をラッチするラッチ回路ＡＰＲより成り、被写体
が近距離範囲内に居て前記撮影レンズＮを近距離位置に
繰り出し合焦を行なう場合に前記シャッタ作動部材Ｃの
復動作開始に同期しラッチ回路ＡＦＲにより測距信号を
出力しトランジスターＴｒ＋ｓｉ。ｙｙ状態にして光量
検出回路ＭＥのトランジスターＴｒ８をＯＮ状態として
電磁石ＧのコイルＧ５への電流供給を行なって励磁させ
前記制御部材Ｈを吸引して、前記レンズ係止部材Ｓによ
り前記レンズ駆動部材Ｐの回動を停止し撮影レンズＮを
近距離位置に停止・保持させる。伺、被写体が遠距離範
囲内に居て撮影レンズを遠距離位置まで繰り出す場合は
測距回路ＡＦのトランジスターＴｒ＋はＯＦＦ状態とな
りラッチ回路ＡＰＲにより信号出力回路ＯＣのトランジ
スターＴｒ１ｓはＯＮ状態にされ光量検出回路ＭＥのト
ランジスターＴｒａをＯＦＦ状態に制御し電磁石Ｇのコ
イルＧ５には電流供給を行なわず電磁石Ｇの消磁状態を
維持させることによりレンズ係止部材Ｓによりレンズ駆
動部材Ｐの回動を阻止することなく撮影レンズＮを遠距
離位置へ７ヤング作動部材Ｃに追従して繰り出されるよ
うになっている。

感度設定回路ＤＸはカメラのフィルムパトローネ室に設
けられた図示せぬ感度検出ビンとパトローネの該感度検
出ピンに対面する位置に設けられる感度電極体によりて
構成されるスイッチＳＷ１のＯＮ　／　ＯＦＦ状態によ
り装填されるフィルムのＩＳＯ感度を自動的に検出し２
例えば工Ｓ　Ｏ４００のフィルムを装填した場合にトラ
ンジスターＴｒｚをＯＦＦ状態に、トランジスターＴｒ
ｓをＯＮ状態にし予め適宜な値に設定された可変抵抗Ｖ
Ｒ＋を光量検出回路ＭＥの基準バイアス回路に接続し基
準°レベルを工ｓ○感度４００に応じたレベルに自動的
に変更しフィルム感度設定を行なう一方、トランジスタ
ーＴｒａをＩＳＯ感度４００でＯＮ状態とし信号出力回
路、○ＣのトランシスターＴｒｎの状態をシャッタ作動
部材Ｃの復動作位置に応じ制御可能に構成し電磁石Ｇを
制御し絞り兼用シャッタＬの絞り開口量をフィルム感度
に応じ調整可能にしている。更に、トランジスターＴｒ
ｓを制御し低輝度警告回路ＬＷの警告条件をも調整可能
に構成している。

低輝度警告回路ＬＷは前記遮光部材只の遮蔽部Ｒ４によ
り入光量を制御され被写体の明るさを捕える前記受光素
子Ｍの受光体Ｍ＋（この場合。

最初からこの受光体Ｍ１部分を遮蔽する遮蔽部Ｒ４の部
分を欠除しておいてもさしつかえない。）を有する第１
の光応答バイアス回路と、感度設定回路ＤＩによりレベ
ル調整可能な第２の基準バイアス回路と２両回路の出力
レベルを比較し低輝度にある場合にＬレベルを出力する
コンパレーターエＣ５と、この出力により低輝度状態を
警告する発光素子ＬＥＤ　２より成る。

光量検出回路ＭＥは前記遮光部材只の遮蔽部Ｒ４により
入光量を制御され被写体の明るさを捕える前記受光素子
Ｍの受光体Ｍ２を有する第２の光応答バイアス回路と、
感度設定回路ＤＸにより自動的にフィルム感度レベル調
整可能な第５の基準バイアス回路と２両回路の出力レベ
ルを比較し第２の光応答バイアス回路の電圧レベルがス
レッショウルド電圧に達した所でトランジスターＴｒｙ
をＯＮ状態に、トランジスターＴｒａをＯＦＦ状態にそ
れぞれ反転させる比較回路工Ｃ６と、トランジスターＴ
ｒａのＯＦＦ状態で電流供給が断たれ消磁し前記制御部
材Ｈを離反し前記絞し設定部材りを適宜な位置に停止さ
せ前記絞り兼用シャッタＬの絞り開口量を被写体の明る
さに応じ設定制御し得る電磁石ＧのコイルＧ５より成る
。

信号出力回路ＯＣは測距回路Ａ？からの測距信号をラッ
チするラッチ回路ＡＩＦＲより出力される測距信号に応
じトランジスターＴｒｓｓを制御し、又、光量検出回路
ＭＥの作動時期をスイッチＳＷｚ或いはＳＷ２’により
捕えその状態をラッチするラッチ回路ＭＩｆｉＲの出力
に応じ光量検出回路ＭＥの電磁石ＧのコイルＧ５に電流
を供給し電磁石Ｇの励磁時期を制御するものである。更
に。

本回路のように絞り設定部材りに接片］）５を設け。

ＦＭスイッチＳＷｓをＯＮ状態にした上で、この接片Ｄ
ｌｓにより各スイッチＳＷ２　、　５Ｗ５ｉ　　ＳＷ４
を順次スイッチングさせトランジスターＴｒ１４（７）
ｏＮ／　ＯＦＦ状態を切り換えてやることによって特に
装填するフィルム感度と被写体の距離とを考慮して最適
なＦＭ条件設定をも可能にすることが出来る。

次に第１図乃至第９図によって本実施例の作用につき説
明する。

先ず本実施例に係わる自動焦点カメラの初期状態にある
要部を示すフィルム側より見た第１図及びその裏側であ
る撮影レンズ側より見た第２図に於いて、シャッタ作動
部材Ｃをバネｃ４に抗し左方向に変位させることによっ
て、シャッタ起動部材工をバネＩａに抗し反時計方向に
回動させ２段部工４にシャッタ起動部材工のコ字形の折
曲部Ｃ９の変位で自由になりバネＪ３の付勢力によって
回動する係止部材Ｊの係止爪Ｊ１が係合しこのシャッタ
起動部材工をその位置に保持する。

その際、シャッタ起動部材工に於ける叩き部材工６の叩
き爪工１ｏがシャツタ開閉部材に当接するが。

叩き部材工６はバネエ９に抗し時計方向に回動し逃げる
ためにシャツタ開閉部材にはその状態を維持される。一
方、シャッタ作動部材Ｃの突出部Ｃ７により絞り設定部
材りがバネＤ３に抗し左方向に、又、シャッタ作動部材
Ｃのコ字形の折曲部Ｃ９によりレンズ駆動部材Ｐがバネ
Ｐ４に抗し時計方向に、更に、調速機構Ｅの扇ギヤーＥ
５がバネＥ６によりシャッタ作動部材Ｃの突出部Ｃ５に
当接しながら追従すべく反時計方向にそれぞれ回動され
、シャッタ作動部材Ｃの段差部Ｃ８がシャッタ係止部材
ＦのアームＦ２により係止されることでそれぞれの位置
に保持される。その際、絞り設定部材りの突出部Ｄｓに
よって制・両部材ＨがバネＨ１に抗し反時計方向に回動
されアマチュア板Ｈ５が電磁石Ｇに近接する位置に保持
されると共に、レンズ駆動部材Ｐのスイッチ切り換えア
ームＰ２によってスイッチＳＷ２’をＯＮ状態にする。

更にシャッタ作動部材Ｃのコ字形の折曲部ｃ９の変位に
アームＲ５が追従しながら遮光部材ＲもバネＲ２の付勢
力により時計方向に回動してレンズ受台Ｔの開口枠Ｔ２
を覆うことによって自動焦点機構及びシャッタ機構のチ
ャージ状態である第５図及び第４図の状態となる。

そこで、カメラのレリーズに関連しレリーズレバ−Ｂが
バネＢ８に抗し押下され接片Ｂ９によって第１０図で示
す制御回路のメインスイッチＳＷ。

がＯＮ状態となり制御回路が作動し、自動焦点回路ＡＦ
の投光用発光素子ＩＪＤ　１が被写体に向は発光し、こ
の被写体からの反射光を二つの受光素子５ＰＤ１と５Ｐ
Ｄ２で受け、その出力差を捕え。

被写体が近距離範囲（この範囲は予め設計的に設定され
る。）内である場合は直ちに測距信号が自動焦点ラッチ
回路ＡＰＲより出力され光量検出回路ＭＩＩＣのトラン
ジスターＴｒｙのコレクタ電圧をＨレベルにしトランジ
スターＴｒａをＯＮ状態とし電磁石ＧのコイルＧ５に電
流を供給し電磁石Ｇを励磁させ制御部材■を吸引しレン
ズ係止部材Ｓの折曲部ｓ４をレンズ駆動部材Ｐの測距歯
Ｐ１と噛合する位置に保持し、被写体が遠距離範囲（こ
の範囲も予め設計的に設定され前記近距離範囲の最大距
離より無限距離の範囲。）内である場合は測距信号が自
動焦点ラッチ回路ＡＰＲより出力されず電磁石Ｇは消磁
状態を維持するため制御部材Ｈも絞り設定部材りの突出
部Ｄ３に突出部Ｈ５を当接した状態を維持する。一方、
レリーズレバ−Ｂの折曲部Ｂ４がシャッタ係止部材Ｆの
アームＦ１をバネハに抗し押圧し７ヤツタ起動部材Ｆを
反時計方向に回動されシャッタ作動部材Ｃの段差部Ｃ８
とアームＰ２との係止状態が解かれシャッタ作動部材Ｃ
がバネｃ４の付勢力により右方向に、しかも突出部Ｃ５
に当接する調速機構Ｅによりほぼ定速度で復動作を開始
する。そして、この／ヤッタ作動部材Ｃの復動作に追従
しシャッタ作動部材Ｃの突出部Ｃ７に折曲部Ｄ５を当接
する絞り設定部材りがバネプ５により右方向に、又、シ
ャッタ作動部材Ｃのコ字形に折り曲げられた折曲部Ｃ９
にスイッチ切り換えアームＰ２を当接するレンズ駆動部
材ＰがバネＰ４により反時計方向に回動し、被写体が近
距離範囲内にいる場合には前記したようにレンズ係止部
材ＳのアームＳ３の折曲部Ｓ４がレンズ駆動部材Ｐの測
距歯Ｐ１の軌跡内に臨んでおり、この測距歯Ｐ１と折曲
部Ｓ４が噛合しレンズ駆動部材Ｐの反時計方向への回動
を停止し撮影レンズＮを近距離位置にセットさせる。一
方、・このシャッタ作動部材Ｃのコ字形に折り曲げられ
た折曲部ｃ９によりアームＲ５が押圧される遮光部材Ｒ
がバネＰ２に抗し反時計方向に回動され遮蔽部Ｒ４の退
避により被写体からの反射光が受光素子Ｍに入光される
とともに、レンズ駆動部材Ｐのスイッチ切り換えアーム
Ｐ２によりスイッチＳＷ２’がＯＦＦ状態となり第１０
図で示す制御回路に於ける光量検出回路ＭＥの作動によ
り被写体が近距離範囲内に居る場合は引き続き電磁石Ｇ
を励磁させ第５図及び第６図で示す動作状態となる。一
方、被写体が遠距離範囲内に居る場合はこの時点で電磁
石Ｇを励磁し制御部材Ｈを吸引し第５図の状態に、又。

この場合第６図で示すレンズ係止部材Ｓの折曲部Ｓ４と
レンズ駆動部材Ｐの測距歯Ｐ１は噛合せずレンズ駆動部
材Ｐは引き続き反時計方向への回動を続は撮影レンズＮ
を遠距離位置へ繰り出す。

引き続くシャッタ作動部材Ｃの復動作に追従する絞り設
定部材りを被写体の明るさに応じ受光素子Ｍへの光量が
予め設定する規定値に対した所で第１０図の制御回路に
於ける光量検出回路ＭＥのコンパレータエＣ６の出力が
反転しトランジスターＴｒ７をＯＮ状態に、トランジス
ターＴｒａをＯＦＦ状態にして電磁石ＧのコイルＧ３へ
の電流供給を断って電磁石Ｇを消磁させ制御部材Ｈをバ
ネＨ１の付勢力により離反させ、この制御部材Ｈの係止
爪Ｈ２により係止歯Ｄ４が噛合され停止し第７図に示す
動作状態となる。一方、第８図で示すように被写体が近
距離範囲内に居る場合は近距離位置でレンズ係止部材Ｓ
の折曲部Ｓ４とレンズ駆動部材Ｐの測距歯Ｐ１とが噛合
状態にアリ制御部材Ｈが電磁石Ｇより離反し時計方向に
回動し、その突出ピンＨ４が上方へ変位してレンズ係止
部材ＳのバネＳ５の腕Ｓｓ’を上方に持ち上げてレンズ
係止部材Ｈを時計方向へ回動する付勢力を与えるが噛合
によりその噛合状態が維持される。従って、被写体が遠
距離範囲内に居る場合にはレンズ係止部材Ｓの折曲部Ｓ
４とレンズ駆動部材Ｐの測距歯Ｐ１は噛合されていない
ためにレンズ係止部材Ｓは制御部材Ｈの突出ビンＨ４の
変位により与えられるバネｓ５の付勢力により時計方向
に可動する。

そして、第９図で示す動作状態のようにシャッタ作動部
材Ｃの最終復動位置で；字形に折−ダ曲げられた折曲部
Ｃ９がロック部材ＪのアームＪ４に当接しこのロック部
材ＪをバネＪ３に抗し時計方向に回動させ、ロック部材
Ｊの係止爪Ｊ１によるシャッタ起動部材工の段部工４の
係合を解くことによってシャッタ起動部材Ｉがバネエ１
の付勢力により急速に時計方向に回動される。この回動
によりシャッタ起動部材工に於ける叩き部材工６の叩き
爪工１ｏがシャツタ開閉部材にの軸に２を叩きシャツタ
開閉部材ＫをバネＪ３に抗し反時計方向に回動されアー
ムに３に植設されたビンに４が絞り兼用シャッタＬを開
放させ停止中の絞り設定部材りにおける絞り規制部材Ｄ
９の絞りカム側面Ｄ６にそのピンに５が衝突するまで開
放させ第９図の動作状態となった上でバネＪ５の付勢力
と衝突時のバウンドにより急速に時計方向に回動し閉成
して露光を行ない一連のカメラ動作を完了させる。そし
て２次の撮影準備で第９図の動作状態にあるシャッタ作
動部材Ｃを再びバネＣ４に抗し左方向にチャージするこ
とによって第５図及び第４図の動作状態に成る。

〔発明の効果〕

以上詳述したように本発明の自動焦点カメラは、近距離
領域と遠距離領域の２点で焦点調節を行なうＡＰ装置と
絞り優先式シャッタ装置とを組み合わせることによって
、ＡＰ動作時期と絞し設定動作時期とがオーバーラツプ
していながらもＡＦ用電磁石と絞り設定用電磁石とを同
一の電磁石で兼用することが可能となり、構造が極めて
簡単で、且、コストが安く小型な自動焦点カメラを提供
することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第９図は本発明に係わる自動焦点カメラの要
部動作状態説明図、第１０図はその制御回路の実施例を
示すものである。 図中、Ａ・・・シャッタ基板、Ｂ・・・レリーズレバ＋
、Ｃ・・・７ヤツタ作動部材、Ｄ・・・絞り設定部材。 Ｅ・・・調速機構、Ｆ・・・シャッタ係止部材、Ｇ・・
・電磁石、Ｈ・・・制御部材、工・・・シャッタ起動部
材。 Ｊ・・・ロック部材、Ｋ・・・シャツタ開閉部材ＩＬ°
°。 絞り兼用シャッタ、Ｍ・・・受光素子、Ｎ・・・撮影レ
ンズ、０・・・レンズ保持環、Ｐ・・・レンズ駆動部材
。 Ｑ・・・取り付は板、Ｒ・・・遮光部材、Ｓ・・・レン
ズ係止部材、Ｔ・・・レンズ受台、　　ＡＬＦ・・・測
距回路、ＤＸ・・・感度設定回路、ＬＷ・・・低輝度警
告回路２ＭＥ・・・光景検出回路、ＯＣ・・・信号出力
回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. カメラと被写体までの距離を検出する測距回路からの測
   距信号の有無により撮影レンズを繰り出す焦点調節部材
   を第１の距離位置或いは第２の距離位置に選択的に移動
   させ撮影レンズの焦点合わせを行なう自動焦点装置と、
   被写体の明るさを検出する光量検出回路からの光量信号
   に応じ絞り兼用シャッタの絞り開放量を規制する絞り設
   定部材の移動量を制御して露出制御を行なう絞り優先式
   シャッタ装置とから成る自動焦点カメラに於いて、レリ
   ーズ操作で上記焦点調節部材と上記絞り設定部材とを同
   時に走行させ、且、上記測距回路の測距信号及び上記光
   量検出回路の作動により励磁され、その光量検出回路の
   光量信号で消磁する電磁石を設け、測距回路から測距信
   号が出力される場合には、その測距信号により電磁石を
   励磁して撮影レンズの焦点調節部材を上記第１の距離位
   置で係止しその後に前記光量検出回路の光量信号により
   前記電磁石を消磁して絞り設定部材を係止させ、又、前
   記測距回路から測距信号が出力され無い場合には、前記
   焦点調節部材を第２の距離位置に繰り出させるのと並行
   して前記定量検出回路の作動により前記電磁石を励磁し
   光量信号でその電磁石を消磁して絞り設定を係止して成
   る自動焦点カメラ。