JPS61109789A - スピロ‐ヘテロアゾロン化合物類 - Google Patents

スピロ‐ヘテロアゾロン化合物類

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JPS61109789A
JPS61109789A JP60239657A JP23965785A JPS61109789A JP S61109789 A JPS61109789 A JP S61109789A JP 60239657 A JP60239657 A JP 60239657A JP 23965785 A JP23965785 A JP 23965785A JP S61109789 A JPS61109789 A JP S61109789A
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nitrogen
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alkyl
methylene
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JP60239657A
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クリストフアー・エイ・リピンスキー
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07D215/20Oxygen atoms
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    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 併症、例えば糖尿病性山内症、網膜症及び神経病の処置
において有用な新規のスピロ−へテロアゾロン類、かか
る化合物を含有する薬剤組成物及びこれらの化合物の使
用方法に関する。
過去に、より有効な経口用抗糖尿病剤を得るための種々
な試みがなされた.一般に、これらの努力には新規な宥
機化合物、殊にスルホニルウレア類の合成、及び経口投
与した際に実質的に血糖レベルを降下させるその効力の
決定が含まれていた.しかしながら、糖尿病の慢性合併
症、例えば糖尿病性山内症,神経病及び網膜症を予防ま
たは軽減する際に有機化合物の効果についてはわずかに
認められたにすぎない.米国特許第3,821,383
号は1.3−ジオキソ−1−ベンズ[d,alインキノ
リン−2(3H)一酢酸及びその誘導体の如きアルドー
ス還元酵素阻害因子がこれらの症状の処置に有用である
ことを開示している.米国特許fJS4,117,23
0号はアルドース還元酵素阻害因子として糖尿病の合併
症を処置するために成る種のヒダントイン類の使用を示
唆している.かかるアルドース還元酵素阻害因子は酵素
のフルドース還元酵素の活性を阻害する役割を果たし、
これは主に人間及び他の動物においてアルドース、例え
ばグルコース及びガラクトースの対応するポリオール、
例えばソルビトール及びガラクチトールへの還元を調節
するためである.この方法において、ガラクトース血症
患者のレンズにおけるガラクチトール及びレンズにおけ
るソルビトールの望ましくない蓄積、末梢神経索及び種
々な糖尿病患者の腎を予防または低下させる.従って、
かかる化合物はこれらの眼の特性を含めて、成る種の慢
性糖尿病合併症を抑制するためのフルドース還元酵素阻
害因子として治療的に価値があり,その理由は、眼のレ
ンズにポリオール類の存在はレンズの透明度の付随する
損失によって山内症形成をもたらすことが当該分野にお
いて公知であるためである。
カル(Carr)等による米国特許第3,985,88
8号は成る種のスピロ−アルカノン−イミド類及び鎮静
剤としてのその用途を示唆している.ヨーロッパ特許出
願第0065392号は成る種のスピロ−コハク酸イミ
ド誘導体及びアルドース還元酵素阻害因子としてのその
用途を開示している。
本発明の化合物は式 式中、Aはメチレン、ヒドロキシメチ レンまたはメチンであり: Yはメチレン、アルキルメチレン、メ チンまたはアルキルメチンであり、こ こで各々の場合に、アルキルは炭素原 子1〜4個を有し;条件として、Aが メチンである場合、Yはメチンまたは アルキルメチンであるものとし: Zは酸素、硫黄、または水素で置換さ れた窒素であり; Qは窒素または窒素−N−オキシドであり; Xは3′−位置にあり、そして水素、 ハロ、アルキル、炭素原子1〜4個を 有するアルコキシ、アルキルチオ、ア ルキルスルフィニル、アルキルスルホ ニル、フェノキシ、フェニルチオまた はニトロであるか;或いはXは2′− 位置にあり、そして水素、アルキルま たは炭素原子1〜4個を有するアルコ キシであり;ここで各々の場合に、ア ルキルは炭素原子1〜4個を有し一条 件として、Qが窒素−トオキシドであ る場合、Xはアルキルチオ、アルキル スルフィニルまたはフェニルチオでは なく;そして更に条件として、Qが窒 素であり、Xが水素であり、そしてZ が水素で置換された窒素である場合、 A及びYの少なくとも1つは常にメチ レン以外のものであるものとする、 のスピロ−ヘテロアゾロン類またはその製剤上許容し得
る塩である。
好ましい化合物にはZが水素で置換された窒素であり、
そしてQが窒素または窒素−トオキシドであるものが含
まれる。更にYがメチルメチレンであり、 Aがメチレ
ンまたはヒドロキシメチレンであり、そしてXが水素ま
たはクロロである化合物が好ましい、またAがメチンで
あり、Yがメチルメチンであり、そしてXが水素である
化合物も好ましい。
特許請求の範囲に示した化合物の光学的活性異性体及び
一部または完全に光学的に分割された異性体の双方の混
合物が本発明、の範囲内にある。
また本発明には製剤上許容し得る担体または希釈剤及び
式1の化合物からなる薬剤組成物が包含される。更に本
発明は式Iの化合物の有効量を糖尿病宿主に投与するこ
とからなる糖尿病に伴う合併症に対して該宿主を処置す
る方法からなる。
式1のスピロ−化合物の番号付けは次に示した通りであ
る。
本化合物はスピロ[イミダゾリジン、オキサゾリジンま
たはチアゾリジン−4,5’ (8’ H)−キノリン
またはキノリン−N−オキシド]−2.5−ジオン類で
ある0本化合物は、2′−または3′−位置においてX
で置換されていてもよく、そして?’、8’−ジヒドロ
誘導体であることができる。
ジアステレオマーを当該分野において公知の方法によっ
て、例えばインプロパツールの如き適当な溶媒による再
結晶化、またはイソプロパノ−ルージエチルエーテルの
如きアルコール−エーテル溶媒と共に砕解することによ
って分離することができる。rRslJ及び「(±)」
なる記号は各々2種の光学的活性エナンチオマーのl:
1ラセミ混合物を意味する。
Xがハロである場合、ハロにはフッ素、塩素。
臭素及びヨウ素が含まれる。
式1の化合物の製造を合成反応式において示す0式IA
−Dの化合物は式Iの化合物の亜群であり、そして本発
明の範囲内にある。Rが水素または炭素原子1〜4個を
有するアルキルである出発ジケトン■をベンゼンの如き
還流している溶媒中でアンモニアと反応させ、共沸混合
物として反応水を除去してケトンエネアミン■が得られ
る。
Xが水素である場合、弐■の化合物を有極性の非プロト
ン性有機溶媒1例えばジメチルホルムアミド中にて初期
温度約−10℃乃至25℃間、好ましくは0℃でプロピ
ナールと反応させ、次いで約100℃乃至153℃間、
好ましくは約135℃で約15乃至90分間、好ましく
は約45分間加熱し、Xが水素であるテトラヒドロキノ
リン誘導体■が得られる。
Xが水素以外のものである場合、公知の化合物であるか
または公知の化合物と同様にして製造し得るアルケンア
ルデヒドVまたは■を有極性の非プロトン性溶媒、例え
ばジメチルホルムアミド中で約−1O℃乃至25℃間の
温度でケトンエネアミンmと反応させ、次に約100℃
乃至153℃間の温度に加熱し、テトラヒドロキノリン
誘導体■が得られる。
合成反応式 %式% 合成反応式(続き) ■t:         1l) 0  。
■B 2が水素で置換された窒素である場合、式■の化合物を
例えば米国特許第4,117,230号に記載された方
法によって反応させ、対応する式IAの化合物を得るこ
とができる9式■の化合物をアルカリ金属シアン化物(
例えばシアン化ナトリウムまたはシアン化カリウム)及
び炭酸アンモニウムと縮合させ、所望のスピロ−ヒダン
トイン最終生成物を生成させることができる。この反応
は通常反応体及び試薬の双方が相互に混和されて反応に
不活性な有極性有機溶媒の存在下において行われる。
好ましい有機溶媒には環式エーテル、例えばジオキサン
及びテトラヒドロフラン、エチレングリコール及びトリ
メチレングリコールの如き低級アルキレングリコール、
水和性低級アルカノール、例えばメタノール、エタノー
ル及びインプロパツール、並びにN、N−ジメチルホル
ムアミド、N、N−ジエチルホルムアミド及びM、N−
ジメチルアセトアミドの如きN、N−ジ(低級アルキル
)低級アルカノアミド、等が含まれる。一般にこの反応
は約20℃から約120℃までの温度範囲で約2時間乃
至約4日間行われる。この反応に用いる反応体及び試薬
の量は成る程度変えることができるが、最大の収率を得
るために、カルボニル環式化合物の出発物質に関してア
ルカリ金属シアン化物試薬の少なくともややモル過剰量
を用いることが好ましい0反応終了後、所望の生成物は
普通の方法において、例えば最初に反応混合物を水(必
要に応じて沸騰水)で希釈し、次に得られる水溶液を室
温に冷却し、続いて酸性にして容易に回収可能な沈殿物
の状態でスピロ−ヒダントイン化合物を得ることによっ
て、容易に単離される。
Xが2′−アルコキシである場合、式1の対応する化合
物を製造する好ましい方法はダバスースルイター(Du
bas−8luyter)等により、レフエイル・デ・
トラバウクス・ヒミケス・デス・ペイスφバス(Rec
ueil Chin、 Pays Ba5)、91.1
57−180(1972)に記載の方法であり、この場
合、弐mの化合物を有極性の非プロトン性溶媒、例えば
ジメチルホルムアミドまたはカルピトール中にて約10
0℃乃至153℃間、好ましくは約153℃でフルキル
プロピオレート■、但し、  R1は炭素原子1〜4個
を有するアルキル、好ましくはメチルである、と反応さ
せ、式IVAのヒドロキシ化合物が得られる。また式f
fAの化合物は2−ピリドン異性体として存在し得るこ
とを理解されたい。
式IVAの化合物をpH値約8乃至12間、好ましくは
約10.5及び温度約0℃乃至60℃間、好ましくは約
25℃で水溶性無機銀塩1例えば硝酸銀及び水性塩基、
例えば水酸化カリウムと反応させて銀塩を生成させる。
単離した銀塩を約25℃乃至100℃間の温度、好まし
くは60℃で式R2−1、但し、  R2は炭素原子1
〜4個を有するアルキルである、のヨウ化アルキルと反
応させ、2−アルコキシキノリン誘導体ff11が得ら
れる0式Iの化合物への転化を式■の化合物に対して示
した方法に従って続行する。
Zが酸素である場合1式■の化合物を、例えば米国特許
第4,228,875号及び同第4.287.342号
に記載された方法によって反応させ、対応する式1Aの
化合物を得ることができる。一方法においては、式■の
化合物をトリアルキルシリルシアナイド、但し、各アル
キルは炭素原子1−’4個を有し、そして好ましくはメ
チルである、と反応させ、対応するシアノトリアルキル
シリルオキシ銹導体を生成させる。この反応はルイス(
Lewis)酸触媒1例えばハロゲン化亜鉛、ハロゲン
化アルミニウムまたは三フフ化ホウ素の存在下において
行われ、ヨウ化亜鉛が好ましい触媒である。不活性有機
溶媒、典型的にはエーテル、例えばジエチルエーテル、
ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン等
、またはハロ炭化水素、例えば塩化メチレン、クロロホ
ルム及び同様な溶媒中にて約0℃乃至約50℃、好まゝ
しくは約0℃乃至20℃の温度範囲が一般に用いられる
0次に生ずるシアノトリアルキルシリルオキシ誘導体を
アルコール溶媒R401(中で酸との反応によってアル
キルーヒドロキシーカルポキシイミデー1導体に転化す
る。適当な酸にはハロゲン化水素、得に塩化水素が含ま
れる。アルコールR40Hは炭素原子1〜4個の低級ア
ルカノール、ベンジルアルコールまたは置換されたベン
ジルアルコールであることができ、該置換基にはクロロ
、ブロモ、フルオロ、ヒドロキシ、炭素原子1〜3個の
アルキル及び炭素原子1〜3個のアルコキシが含まれる
。この反応は一般に約−1O℃乃至約25℃、好ましく
は約0℃乃至10℃の温度範囲で行われる。
ヒドロキシカルボキシイミデート誘導体を多くの方法に
よって所望のスピロ−オキサゾリジン−2,5−ジオン
IAに直接転化することができる。全ての場合に、スピ
ロ−4−アルコキシ−オキサゾリン−2−オンが中間体
であり、そして必要に応じて、反応混合物から単離する
ことができる。しかしながら、一般に中間体のかかる単
離を行わずに直接転化することが好ましい、ヒドロキシ
カルボキシイミデートを塩基、例えばトリエチル7ミン
、または各アルキル基に炭素原子1〜4個を有する他の
トリアルキルアミンの存在下において、不活性有機溶媒
1例えばエーテル、例えばジニチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジメトキシエタン、ジオキサン等中でホス
ゲンと反応させることができる。一般にホスゲンを約−
1O℃乃至約10℃の温度で約5乃至15分間反応溶液
に吹き込み、次にこの溶液を約20℃乃至50℃、好ま
しくは約25℃で約12乃至48時間攪拌し、その際、
スピロ−オキサゾリン−2−オンが主に生成する0次に
この中間体を、約−1O℃乃至約10℃で約15乃至7
5分間ホスゲンを吹き込み、続いて室温で更に約12〜
48時間攪拌することによって、所望のスビローオギサ
ゾリジンー2,5−ジオンIAに転化することができる
。別法として、アルカリ金属炭酸基、例えば炭酸カリウ
ムもしくは炭酸ナトリウム、または炭酸アンモニウムを
例えば水性テトラヒドロフラン中の溶液に加え、約15
℃乃至50℃、好ましくは約25℃の温度で約8乃至2
4時間攪拌し、所望のスピロ−オキサゾリジン−2,5
−ジオンIAを生成させることができる。
また所望のスピロ−オキサゾリジン−2,5−ジオンI
Aを、アルキル基が炭素原子1〜4個であるハロギ酸ア
ルキルとの反応によって、ヒドロキシカルボキシイミデ
ート誘導体から製造することができ、好ましい試薬はク
ロロギ酸エチルである。
一般にこの反応はヒドロキシカルボキシイミデート中間
体をハロギ酸アルキルと共に不活性溶媒、例えばピリジ
ン中にて約−1O℃乃至約15℃、好ましくは約0℃の
温度で30分間乃至約2時間攪拌し、続いてこの溶液を
高温、約50℃乃至150℃、好ましくは約90℃乃至
120℃、例えばピリジン中で還流温度に約2乃至約6
時間加熱することによって行われる。必要に応じて、ス
ピロ−オキサゾリジン−2−オン中間体を、この溶液を
比較的短時間1例えば約1時間加熱した後、最初の反応
混合物から単離することができる。
またスピロ−オキサゾリジン−2,5−ジオンを1゜1
 ′−カルボニルージイミダゾールとの反応によってヒ
ドロキシカルボキシイミデート誘導体から製造すること
ができ、この反応は一般に約50℃乃至150℃、好ま
しくは約80℃乃至110℃の温度で溶媒なしに、また
は不活性有機溶媒、例えばジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、ジメトキシエタン、ジエチルエーテル等中にて約
12乃至38時間行われる。必要に応じて、中間体スピ
ロ−オキサゾリン−2−オンを比較的短時間1例えば約
30分乃至30分間のみ加熱することによって得ること
ができる。
Zが硫黄である場合、式IAの化合物をすでに述べたヒ
ドロキシカルボキシイミデート誘導体から有利に製造す
ることができる。これらのものをチオニルクロライドと
共に約35℃乃至約79℃の還流温度に1乃至3時間、
好ましくは約2時間加熱してクロロカルボキシイミデー
ト誘導体に転化することができる。得られるクロロカル
ボキシメート誘導体を炭素原子1〜4個の還流している
アルコール、好ましくはエタノール中で約15乃至30
分間、好ましくは30分間チオウレアと反応させ、続い
て酸性シリカゲルカラム中で、或いは約0.1乃至6N
塩酩を含む水性テトラヒドロフランまたはジオキサン中
にて約0℃乃至BO℃、好ましくは約25℃で短時間水
性加水分解する。
式IAの化合物を当該分野において公知の方法によって
式1B、但し、Qは窒素−N−オキシドである、の化合
物に酸化することができる。一方法においては、約0℃
乃至100℃、好ましくは約85℃で酸性溶媒、例えば
酢酸中の約30容量2過酸化水素を用いる。この酸化方
法は、Xにおける硫黄部分の酸化を防止するため、Xが
アルキルチオ、アルキルスルフィニルまたはフェニルチ
オである場合、避けるべきである。
式IBの化合物を約80℃乃至95℃の温度範囲、好ま
しくは約95℃で酢酸中の無水酢酸または水の痕跡を含
む無水酢酸との反応によらて式ICまたは10の化合物
に変換することができる。
得られるアセテート塩■を水性溶媒、例えば水、水性テ
トラヒドロフランまたは水性ジオキサン中にてPH値約
10乃至14間、好ましくは約13で、約0℃乃至60
℃、好ましくは約25℃で反応させてIC及びII)の
化合物が得られる。th31!基性水溶液性水溶液中の
生成物の生ずる相対量は反応温度、pH値及びR置換基
の性質に依存する。
式Iの化合物のスピロ−5員複素環式環における酸性水
素原子のために、普通の方法によって製剤上許容し得る
陽イオンを用いて塩を生成させることができる。かくし
て、これらの塩は、式1の化合物を所望の製剤上許容し
得る陽イオンの水溶液で処理し、生ずる溶液を好ましく
は減圧下で蒸発乾固させることによって容易に製造する
ことができる。別法として1式Iの化合物の低級アルキ
ルアルコール溶液を所望の陽イオンのアルコキシド混合
し、次に生ずる溶液を蒸発乾固させる。この目的に対す
る適当な製剤上許容し得る陽イオンには、これに限定さ
れるものではないが、アルカリ金属陽イオン、例えばカ
リウム及びナトリウム、アルカリ土類金属陽イオン、例
えばカルシウム及びマグネシウム、アンモニウム、低級
アルカノール−アンモニウム並びに水溶性アミン付加塩
を生成し得る製剤上許容し得る有機アミンから誘導され
る他の陽イオンが含まれる。
Qが窒素である場合1式■の化合物に酸付加塩を生成さ
せることができる。適当な塩には塩化水素酸、硫酸また
はメチルスルホン酸から誘導された塩が含まれる。これ
らの酸付加塩は適当な強酸を0℃乃至80℃の温度、好
ましくは25℃で式1の化合物の低級アルコール性溶液
に添加し、次に濃縮して所望の生成物を得ることによっ
て製造することができる。別法として、式1の化合物の
水性スラリを約0℃乃至60℃、好ましくは約25℃で
適当な強酸と混合し、次に連結乾燥し、そして低級アル
コールから再結晶させることができる。
製剤上許容し得る塩は投与した際に許容できない不利な
反応を起こさぬものである。
式1の新規化合物及びその製剤上許容し得る塩は糖尿病
の慢性合併症、例えば糖尿病性白内障、網膜症及び神経
病の処置において酵素アルドース還元酵素の阻害因子と
して有用である。添付の特許請求の範囲及び本明細書に
用いた如き処置はかかる症状の予防及び軽減の双方を含
むことを意味する0本化合物を経口的、非経口的及び局
部的を含めて、普通の種々な投与径路によって処置を必
要とする患者に投与することができる。一般に、これら
の化合物を約0.05乃至25履g/kg処置する患者
体重1日間、好ましくは約0.1〜long/kg/日
の投薬量で経口的または非経口的に投与されよう。
しかしながら、処置する患者の症状に応じて投薬量を一
部変えることが必要であろう、いずれにしても、投与に
責任をもつ者は個々の患者に対する適当な投薬量を決定
できよう。
本発明の新規化合物は単独で、または製剤上許容し得る
担体との配合物として1回または多数回の投薬量として
投与することができる。適当な製薬学的担体には不活性
な固体希釈剤または充填剤、無菌の水溶液及び種々な有
機溶媒が含まれる0式1の新規化合物及び製剤上許容し
得る担体を配合して製造した薬剤組成物は種々な投与形
態、例えば錠剤、粉剤、ロゼンジ、シロップ、注射溶液
等の形態で容易に投与される。必要に応じて、薬剤組成
物には追加の成分、例えば風味剤、バインダー、賦形剤
等を含ませることができる。
かくして、経口投与の目的のために、種々な賦形剤1例
えばクエン酸ナトリウム、炭酸カルシウム及びリン酸カ
ルシウムを含有する錠剤を種々な崩解剤、例えば殿粉、
アルギン酸及び成る種の複合シリケートを伴って、結合
剤1例えばポリビニルピロリドン、スクロース、ゼラチ
ン及びアラビアゴムと共に用いることができる。加えて
、油滑剤、例えばステアリン酸マグネシウム、ラウリル
硫酸ナトリウム及びタルクが度々錠剤製造に対して有用
である。また軟質及び硬質ゼラチンカプセル剤における
充填剤として同様なタイプの固体組成を用いることがで
きる。これに対して好ましい物質にはラクトースまたは
乳糖及び高分子量ポリエチレングリコールが含まれる。
経口投与に対する水性懸濁液またはエリキシルを望む場
合、必須の活性成分を希釈剤、例えば水、エタノール、
プロピレングリコール、グリセリン及びその配合物と共
に、種々な甘味剤または風味剤、着色物質または染料及
び必要に応じて、乳化剤または懸濁剤と配合することが
できる。
非経口投与のために、ゴマ油もしくは落花生油、水性プ
ロピレングリコールまたは無菌の水溶液中の式1の新規
化合物の溶液を用いることができる。かかる水溶液は必
要に応じて適当に緩衝すべきであり、そして液体希釈剤
はまず十分な塩水またはグルコースによって等張にナベ
きである。
これらの特定の水性溶液は静脈内、筋肉内、皮下または
腹膣内投与に得に適する。これに関して、用いる無菌の
水性媒質は当該分野に精通せる者にとっては公知の標準
法によって全て容易に得られる。
式Iの化合物は上記の如く非経口投与に対する水性薬剤
組成物の製造に有利に使用し得るのみならず、また点眼
液として用いるために適する薬剤組成物の製造に対して
殊に用いることができる。
かかる点眼液は局部投与による糖尿病性白内障の処置に
対して主に重要であり、この方法でかかる症状の処置は
本発明の好ましい具体例である。かくして、糖尿病性白
内障の処置に対して、本発明の化合物は普通の製薬学的
実行に従って製造した眼科用調製物の形態で処置を必要
とする患者の眼に投与される、例えば「レミングトンズ
・フ7−マスニーティカル・サイエンスイズJ (”R
aaingt。
n’s Pharmacsutical 5cienc
es”) 、第15版、1488〜15013([マツ
グ・パブリッシング拳カンパニー(Hack Publ
ishing Go、) 、  イーストン(East
on)、ペンシルバニア(Pa、)]参照、眼科用調製
物は製剤上許容し得る溶液、懸濁液または軟膏中に式I
の化合物またはその製剤上許容し得る塩を約0.01乃
至約1重量2、好ましくは約0.05乃至約0.5重量
2の濃度で含有するであろう、用いる特定の化合物、処
置を受ける患者の症状等に応じて、濃度をやや変えなけ
ればならない場合も起こり、処置に責任をもつ者は個々
の患者に対して最も適する濃度を決定できよう、眼科用
調製物は好ましくは。
必要に応じて追加の成分、例えば保存剤、緩衝剤1強壮
剤(tonicity agents) 、酸化防止剤
及び安定剤、非イオン性湿潤剤または清澄化剤、粘度増
加剤等を含む無菌の水性溶液の形態であろう。
適当な保存剤にはベンズアルコニウムクロライド、ベン
ズエトニウムクロライド、クロロブタノール、チメロサ
ル等が含まれる。適当な緩衝剤には、p)I値約6乃至
8間、好ましくは約7乃至7.5間を保持するために十
分な量において、ホウ酸、my酸ナトリウム及びカリウ
ム、ホウ酸ナトリウム及びカリウム、炭酸ナトリウム及
びカリウム、酢醜ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム
等が含まれる。適当な強壮剤はデキストラン(dext
ran)40、デキストラン70、デキストロース、グ
リセリン、塩化カリウム、プロピレングリコール、塩化
ナトリウム等であり、点眼液の塩化ナトリウム当量は0
.8±0.2z範囲になるようにする。適当な酸化防止
剤及び安定剤には重亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナト
リウム、チオ亜硫酸ナトリウム、チオウレア等が含まれ
る。適当な湿潤剤及び清澄剤にはポリンルベー) (p
olysorbata)80 、ポリソルベート20.
ポロキサマー(poloxamer)282及びチロキ
サポール(tylaxapol)が含まれる。適当な粘
度増加剤にはデキストラン40、デキストラン70、ゼ
ラチン、グリセリン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒ
ドロキシメチルプロピルセルロース、ラノリン、メチル
セルロース、ペトロラタム、ポリエチレングリコール、
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボ
キシメチルセルロース等が含まれる。眼科用調製物は普
通の方法、例えば点眼によって、或いは点眼液中に眼を
体浴することによって、処置を必要とする患者の眼に局
部的に投与されよう。
慢性の糖尿病性合併症の抑制に対する薬剤としての本発
明の化合物の活性を多くの標準生物学的または薬理学的
試験によって測定することができる。遊出な試験には、
(1)単離されたアルドース還元酵素の酵素活性を阻害
するその効力の測定:(2)急性ストレプトオゾトナイ
ズされた(gtrept。
zotocinized)、即ち、糖尿病性ラットの坐
骨神経及びレンズにおけるソルビトール蓄積を減じるか
、または抑制するその効力の測定:(3)慢性ストレプ
トオゾトシンー誘発された(streptoz口toc
in−induced)糖尿病性ラットの坐骨神経及び
レンズにおけるすでに高められたンルどトールレベルを
減少させるその効力の測定:(0急性ガラクトース血症
ラツトのレンズにおけるガラクチトール生成を予防また
は抑制するその効力の測定;(5)慢性ガラクトース血
症ラットにおける白内障形成を遅らせ、そしてレンズの
乳白度の重さを減少させるその効力の測定:(B)グル
コースと共に培養した単離したラットのレンズにおける
ソルビトール蓄積及び白内障形成を予防するその効力の
測定:並びに(7)グルコースと共に培養した単離した
ラットのレンズにおけるすでに高められたンルビトール
レベルを減少させるその効力の測定が含まれる。
本発明を以下の実施例によって説明する。しかしながら
、本発明はこれらの実施例の特定の詳説に限定されぬこ
とが理解できよう、プロトン核磁気共鳴スペクトル(N
MR)はパーデユーテロジメチルスルホキシド(nxs
o−a s )中の溶液に対して(特記せぬ限り) 2
50MHzで測定し、そしてピーク位置はテトラメチル
シランを基準にして百方分率(ppm)として表わした
。ピークの形状は次の如く表わした:S:単一線;d:
二重線;t:三重線;q:四重線:1:多重線:b=巾
広い:マ:極めて。
実施例1 ジヒドロ−71−メチル 水53■見中の炭酸アンモニウム13.3g(0,i3
8モル)及びシアン化カリウム3.8g(0,058モ
ル)の溶液に、エタノール53腸文中の7−メチル=7
、8−ジヒドロ−キノリン−5(81)−オン4.75
8(0,029モル)の溶液を加えた0反応混合物を7
2時間B5℃に加熱した。この溶液を冷却し、濾過し、
濾液をp)I値8゜5にし、この時点でゴム状の固体が
沈殿した。この固体を濾過し、水で十分に洗浄した。エ
タノールから再結晶させ、tel?’Rメチルジアステ
レオマー801及びte17’sメチルジアステレオマ
ー20%からなる混合物として表題の化合物2.0gを
得た:融点252〜254℃、 N)IR(DMSO−
ds ):δ11.03  (vba、11);  8
.78  (s、0.8  x  IH);  8.4
7  (m、IM);8.3B  (s、0.2  x
  IH);  7.88  C11,0,2!  I
H);  7.48(m、0.8  xlH);  7
.27  (m、IH);  2.85−3.0  (
m、IH);2.35−2.8  (層、IH);  
2.0−2.2  (腸、1M);  1.75−2.
0  (腸、0.8XIH); 1.84 (t、0−
2xlH); 1.09 (d、0.8x3B);及び
1.05 (d、0.2x3H) ppm 。
実施例2 tel  45’S  ?’Sスピロ イミダゾリジン
−4実施例1のtel  4.5’S  ?’Rジアス
テレオマーに富んだ物質の製造によるエタノール母液を
濃縮し、酢巖エチルから再結晶させて物質1.45gが
得られ、このものを水から再結晶させ、tel 7 ’
Sメチルジアステレオマー902及びte17’Rメチ
ルジアステレオマー10%の混合物として、tel4.
5’S  7’Sスピロ[イミダゾリジン−4,5′(
8’ H)−キノリン]−2,5−ジオン−7’、8’
−ジヒドロ−7′−メチル8H■gを得た:融点145
〜152”0. NMR(DMSO−δ6 ):δ10
.88 (マb s、1.NH); 8.7B(s、0
.1xl、NH);  8.5  (ml、1M); 
 8.38  (s、0.9xl、NH); 7.88
 (m、0.8xlH); 7.48 (g、0.1z
lH); 7.27 (Il。
IH);  2.9−3.05  (履、IH);  
2.5−2.75  (m、IH):  2.35−2
.5 (履、IH);  2.05−2.15  (b
d、IH);  1.75−1.95  (腸。
0.1 !IH); 1.84 (t、0.9xlH)
; 1.09 (d、0.1z3H);及び1.05 
(d、o、9x3H) pP謹。
実施例3 tel  4.5 ’ S  ? ’ R及び4.5’
S  ?’Sスピロ[イミダゾリジン−4,5’ (8
’ H)−キノリン1〜2.5−シオンー7’、8’−
ジヒドロ−7′−メチルの85:35ジアステレオマ一
混合物1.0g(4,32ミリモル)を氷酢酸3.Om
l中ノ30g過酸化水素0.72tal (7,0ミリ
モル)の溶液に溶解し、85℃に15時間加熱した。ヨ
ウ化カリウム−殿粉試験紙による過酸化物試験は過酸化
物の存在を示さなかった0反応混合物を真空下で濃縮し
て橙色泡状物が得られ、このものを酢酸エチル、ジエチ
ルエーテル、メタノール混合物と共に砕解し、4.5’
S  ?’R対4,5′S  ?’Sジアステレオマー
の75:25混合物の黄褐色固体1350mgを得た:
融点185〜195℃、 NNR(DMSO−ds  
):δ 8.8  (b  s、LH);  8.32
  (m、IH);  7.35(m、IH);  7
.1  (層、IH);  3.05−3.35  (
m、   H):  1.8−2.8 (m、  H)
; 1.15 (d、0.75x3H);及び1.10
 (d。
0.25x3H) PPII。
実施例4 実施例3 (7)rel 4,5  ’S  ?’Rジ
アステレオマーの沈殿による母液を濃縮し、l:1ジエ
チルエーテル−ヘキサンと共に砕解し、4.5’S  
7’S対4.5’S  ?’Rジアス?し:tママ−7
)70:30混合物80+sge得た:融点261〜2
64℃、 NMR(DMSO−ds ):δ8.82 
(s、0.3xlH); 8.4B ($、0.7!I
H); 8.3 (t。
IH); 7.35 (d、0.7x1M); 7.1
 (d、0.3xlH); 3.05−3.35(層、
2H); 1.5−2.3 (園、 3H);1.15
 (d、Q、3x3H);及び1.0 (d、0.7x
3H) pp置。
実施例5 Jユニ21」に1二」L白しと辷ユニニl±亜tel 
 4.5’S  ?’R及び4.5’S  7’Sスピ
ロ[イミダゾリジン−4,5’ (8’ H)−キノリ
ン]−2,5−ジオン−7’、8’−ジヒドロ−7′−
メチルの85:35ジアステレオマ一混合物2.7g(
11,138ミリモル)を氷酢酸8.1層文中の30!
過酸化水素2.11層又(20,5ミリモル)の溶液に
溶解し、30℃に17時間加熱した。ヨウ化カリウム−
殿粉試験紙による過酸化物試験は過酸化物の存在を示さ
なかった0反応混合物を真空下で濃縮して黄色油を得た
。エタノールと共に砕解し、溶媒を真空下で濃縮した後
、黄色泡状物3.35gを得た。この泡状物(3−33
g)に、水2滴を加えた無水酢酸14■文を加え、反応
混合物を95℃で20分間攪拌し、透明な黄色溶液を得
た。
この反応混合物を真空下で濃縮し、エタノールを加え、
真空下で再e縮した。この操作をくり返し行い、黄褐色
の泡状物3.8gが得られ、このものを水I00■皇で
スラリにし、5z*酸化ナトリウム水溶液を加えた。こ
の反応混合物を透明な溶液が得られるまで攪拌した。シ
リカゲルプレート上での薄層クロマトグラフ分析(メタ
ノール20! 、クロロホルム80%溶離剤)は、25
4nm紫外線を用いて。
4種の新しいより少極性のスポットの出現を示した。こ
の溶液を濃塩酸でpH値7に中和し、酢酸エチル5X 
100tJLで抽出した。無水硫酸ナトリウム上で乾燥
し、真空下でS縮した後、黄褐色の泡状物1.84gを
得た。
ジアステレオマーの)gl:生成物を高速流体クロマト
グラフィーによって、デュポン(Dupont)880
0HPLC、ゾルパックス(Zorbax)分取型シリ
カゲルカラム、20分間にわたり95:5塩化メチレン
−メタノールから出発して85:15塩化メチレン−メ
タノールまでの直線グラジェント、流速2011IL1
分、254nsの紫外線検出器を用いて分離した。粗製
の生成物(1,33g)を95:15塩化メチレン−メ
タノールに溶解した。0.5〜1.0腸文を注入した。
5種の成分に相当するピークを単離し、このものは薄層
クロマトグラフ分析によって監察された溶離順序に対応
しなかった。
高速流体クロマトグラフィー(HPLC)によるビーク
1は薄層クロマトグラフィー(TLC)による第2の最
も極性の小さいスポットに対応した。 HPLCによる
ビーク2はTLCによる第3の最も極性の小さいスポッ
トに対応した。 HPLCによるビーク3はTLCによ
る最も極性の小さいスポットに対応した。
HPLCによるビーク4はTLGによる第3の最も極性
の小さいスポットと同一の保持時間を示した。 HPL
Cによるビーク5はTLCによる最も有極性のスポット
に対応した。
HPLCヒークlに相当する物質をメタノールから再結
晶させ、融点233〜242℃を有する物質を得た。こ
のものは下記の核磁気共鳴吸収スペクトル特性に基すき
、 tel  4.5’S  7’S、 8’Rスピロ
[イミダゾリジン−4,5’ (8’ I()−キノリ
ン]−2,5−ジオン−7’、8’〜ジヒドロ−8′−
ヒトaキシ−7′−メチルとして同定された。 NMR
(DMSO−ds ):δ11.1  (bs、1.N
H);  8.8B  (s、1.NH);  8.8
1  (m、IM);7.50  (m、IH);  
7.38  (m、IH);  5.35  (bs、
1.OH);4゜13 Cd、IH,8’ −H,D 
20付加J寓7.5Hz); 1.8−2.15(m、
3H):及びt、t5 (d、3H) pp會。
HPLCビーク2に相当する物質をジエチルエーテル−
メタノール−エタノールの混合物から再結晶させ、融点
236〜233℃を有する物質を得た。このものは下記
の核磁気共鳴スペクトル特性に基ずき、表題の化合物と
して同定された。 NMR(DMSO−ds):δ10
.9 (vbs、1.NH); 8.1liO(m、I
H): 8.3B(s、1.NH); 7.81 (m
、IH); 7.3g (s、IH): 5.28 (
bs、1.OH);4.08 (d、IH,J=lOH
z); 2.5 (m、1B); 2.1(d、IH)
;−1,87(t、in);及び1.12 (d、3H
) PP層。
HPLCピーク3に相当する物質をジエチルエーテル−
メタノール−エタノールの混合物から再結晶させ、融点
228〜231 ”Oを有する物質を得た。このものは
下記の核磁気共鳴スペクトル特性に基ずき1表題の化合
物として同定された。 NMR(DM!9O−ds):
δ 10.97 (vbs、1.NH); 8.84 
(s、1.NH); 8゜43  (m、IH);  
7.4B  (m、1M);  7.20  (m、I
H);  8.39  (s、t、co−=c); 2
.6? (q、2H);及び1.1114 (s、3H
) ppm 。
HPLCビーク4に相当する物質をジエチルエーテル−
メタノールの混合物から再結晶させ、融点252〜25
8℃を有する物質を得た。このものは下記の核磁気共鳴
スペクトル特性に基ずき、表題の化合物トL、テrWI
足すレタ、 NNR(IINsO−ds ):δ1O−
85(vba、1.NH); 8.55  (m、IH
); 8.47 (s、1.NH); 7゜37  (
s、IH);  5.42  (m、1.OH);  
4.44  (bd、IH,J=2.5Hz);  2
.5  (m、IH);  2.1?  (m、IH)
;  1.7?  (m、IH);  及び0.9s 
(d、3)1) ppm 。
rel  4,5’S、 7’S、 8’Sスピロ[イ
ミダゾリジン−45′ 6′H−キノリン1−25−ジ
オン−7′J二二1よ」注七l二【L王土2 HPLCピーク5に相当する物質をジエチルエーテルか
ら再結晶させ、融点238〜241 ’0を有する物質
を得た。このものは下記の核磁気共鳴スペクトル特性に
基ずき、表題の化合物として同定された。 NMR(D
MSO−δ6 ):δ 11.0B (vbs、1.N
H); 8.71(s、1.NH);  8.5B  
(II、IH);  7.5  (s+、IH);  
7.37  (m、IH); 5.40 (d、1.O
H); 4.37 (bs、IM、8’ −H,D20
付加、J=2.5Hz); 2.32 (t、IH);
 2.14 (w、1)1); 1.51?(d 、 
IH) ;及び1.08 (d、3H) PP層。
実施例B −71−メチル エタノール4+sJL及び太軸文中のシアン化カリウム
28.8mg(0,44ミリモル)及び炭酸アンモニウ
ム100mg(1,04ミリモル)の溶液に3−クロロ
−7−メチル−7,8−ジヒドロキノリン−5(8H)
−オン40mg(0,204ミリモル)を加え、この反
応混合物を65℃で24時間攪拌した。追加の炭酸アン
モニウム1011gを加え、加熱を72時間続けた。追
加の炭酸アンモニウム101 rag並びにエタノール
31文及び水2mjLを加え、加熱を65℃で24時間
続けた。追加の炭酸アンモニウム101mgを加え、加
熱を8日間続けた。エタノールを暗色の反応溶液から、
真空下で濃縮して除去した。残渣を水で希釈し、pH値
を水性塩酸で7にし1反応混合物を酢酸エチル各50m
fLで2回抽出した。無水硫酸ナトリウム上で乾燥した
後、溶液を真空下で濃縮し、暗緑色の固体30■gを得
た。高分解能質量スペクトル分析により表題の化合物の
存在が確認された−  012  Ht2  N302
 C1に対する正確な質量;計算値:m/e 2B5.
0619;実測値:2B5.0824 。
製産 ジメチルホルムアミド20履見中の2−クロロ−3−ジ
メチルアミノアクロレイン2.14g(0,018モル
)に3−アミノ−5−メチル−シクロへキシ−2−二ノ
72.25g(0,018モル)を加えた0反応混合物
を還流下で40時間加熱した。大部分の溶媒を真空下で
除去し、残渣を石油エーテルと共に砕解し、真空下で濃
縮した。この操作を3回くり返し行った。生じたコハク
色の油を酢酸エチル50膳見と共に砕解し、濾過して不
溶性の黒色粉末を除去した。酢酸エチル母液を真空下で
濃縮し、暗褐色油1.54gを得た。この物質(0,9
3g)を、溶離剤として酢酸エチルを用いて、シリカゲ
ル上でカラムクロマトグラフィーにかけた。  Rf値
0.45を有する物質を褐色油として単離した。この物
質は次のスペクトルデータに基すき、表題の化合物を多
量に含有するものとして同定された。質量スペクトル・
ベース・ビーク、 yi/e 195 、3=1の塩素
同位元素に対応する比195:197 、 NMR(D
MSO−ds ):δ8.78 (d、lH。
J=2.5Hz);  8.15 (d、IH,J=2
.5Hz); 2.2−3.2 (m、5H);及び1
.14 (d、5H) PP脂。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、Aはメチレン、ヒドロキシメチレンまたはメチン
    であり; Yはメチレン、アルキルメチレン、メチンまたはアルキ
    ルメチンであり、ここで各々の場合に、アルキルは炭素
    原子1〜4個を有し; 条件として、Aがメチンである場合、Yはメチンまたは
    アルキルメチンであるものとし; Zは酸素、硫黄、または水素で置換された窒素であり; Qは窒素または窒素−N−オキシドであり; Xは3′−位置にあり、そして水素、ハロ、アルキル、
    炭素原子1〜4個を有するアルコキシ、アルキルチオ、
    アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、フェノキ
    シ、フェニルチオまたはニトロであるか; 或いはXは2′−位置にあり、そして水素、アルキルま
    たは炭素原子1〜4個を有するアルコキシであり; ここで各々の場合に、アルキルは炭素原子1〜4個を有
    し; 条件として、Qが窒素−N−オキシドである場合、Xは
    アルキルチオ、アルキルスルフィニルまたはフェニルチ
    オではなく;そして 更に条件として、Qが窒素であり、Xが水素であり、そ
    してZが水素で置換された窒素である場合、A及びYの
    少なくとも1つは常にメチレン以外のものであるものと
    する、 のスピロ−ヘテロアゾロン化合物またはその製剤上許容
    し得る塩。 2、Zが水素で置換された窒素であり、そしてQが窒素
    −N−オキシドである特許請求の範囲第1項記載の化合
    物。 3、Aがメチレンであり、Yがメチルメチレンであり、
    そしてXが水素である特許請求の範囲第2項記載の化合
    物。 4、Zが水素で置換された窒素であり、そしてQが窒素
    である特許請求の範囲第1項記載の化合物。 5、Aがメチンであり、Yがメチルメチンであり、そし
    てXが水素である特許請求の範囲第4項記載の化合物。 6、Aがメチレンまたはヒドロキシメチレンであり、そ
    してYがメチルメチレンである特許請求の範囲第4項記
    載の化合物。 7、Aがメチレンであり、そしてXが水素である特許請
    求の範囲第6項記載の化合物。 8、Aがメチレンであり、そしてXが塩素である特許請
    求の範囲第6項記載の化合物。 9、Aがヒドロキシメチレンであり、そしてXが水素で
    ある特許請求の範囲第6項記載の化合物。 10、特許請求の範囲第1項記載の化合物及び製剤上許
    容し得る担体または希釈剤を含んでなる薬剤組成物。
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