JPS6110976Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、熱可塑性のフイルムを片面に塗布し
た図柄シートを、被服などの布素地面にあてが
い、加圧熱溶着を行う熱溶着器の載置板に関する
ものである。第１図側面図から、熱溶着器は、載
置板４上に被服などの布を置き、この布上に溶着
すべく、熱可塑性のフイルムを片面に備える図柄
シートを設け、上下回動自在な熱板３と、前記載
置板４間で加圧熱溶着を行なうものであつて、載
置板４は、支持台５の上に設けられ、支持台５
は、一端の支持フレーム６に軸を介して可動アー
ム７と接続し、可動アーム７は、熱板３および熱
板３のカバー体２を固定し、可動アーム７と連動
する操作レバー１により、熱板３を、上下回動自
在となしている。

従来、載置板４は、耐熱ゴムが用いられていた
が、均一な加圧が得られず反発性が悪く、図柄シ
ートが、布など被溶着物に溶着しない部分がで
き、不良となる原因となつていた。

本考案は、従来の載置板４を改良に関するもの
で、第２図，載置板４側断面図から説明をする
と、表面をガラスクロスにフツ素樹脂加工を施こ
した布体４１とし、この布体４１と基台となるア
イロン板４３間に、シリコン発泡スポンジ４２を
介して形成したもので、アイロン板４３は、熱板
３の加圧に耐え、変形することのない板を示すも
のである。

以上本考案により、耐熱，反発性に優れ、均一
な加圧ができる構造を有する、熱溶着器の載置板
を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の熱溶着器側面図．第２図は、
本考案の実施例を示す、熱溶着器の載置板断面図
である。 第１図，第２図において、３……熱板．４……
載置板．５……支持台である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 軸を支点として上下回動自在とした熱板３と、
   この熱板３と相対して載置板４を備え、熱板３と
   載置板４間で、加圧熱溶着を行う熱溶着器におい
   て、前記載置板４表面を、ガラスクロスにフツ素
   樹脂加工を施した布体４１とし、この布体４１と
   基台となるアイロン板４３間に、シリコン発泡ス
   ポンジ４２を介してなる熱溶着器の載置板。