JPS61109712A - 貼付剤 - Google Patents

貼付剤

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JPS61109712A
JPS61109712A JP23259984A JP23259984A JPS61109712A JP S61109712 A JPS61109712 A JP S61109712A JP 23259984 A JP23259984 A JP 23259984A JP 23259984 A JP23259984 A JP 23259984A JP S61109712 A JPS61109712 A JP S61109712A
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meth
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和生 小林
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隆司 中川
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村島 正敏
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は外用貼付剤、特に、薬効成分としてインドメタ
シンを含有する粘着剤層が支持体上に設けられた貼付剤
に関する。
(従来の技術) インドメタシンは優れた抗リウマチ作用、鎮痛作用、消
炎作用などを有する非ステロイド系薬剤である。インド
メタシンは一般に経口投与されるが胃腸障害をひきおこ
すことが多い。そのため。
インドメタシンを軟膏剤、パップ剤などの経皮吸収型製
剤とし、消化器系を通過させずに体内に吸収させる試み
がなされている。軟膏剤やパップ剤では含有されるイン
ドメタシンの皮膚を通しての吸収率が充分ではない。言
いかえれば、薬剤の生物学的利用率が低い。
特公昭5B−43368号公報および特公昭59−76
88号公報には、アクリル系粘着剤にインドメタシンを
含有する粘着剤層が支持体上に形成された貼付剤が開示
されている。いずれの貼付剤においても粘着剤層に薬剤
放出補助物質を含有させ、インドメタシンの経皮吸収性
を向上させている。しかし。
上記貼付剤のアクリル系粘着剤は臨床的に必要とされる
量のインドメタシンを含有するために必要な薬物溶解性
をもたない。そのため、貼付剤の保存中にインドメタシ
ンが粘着剤から析出し、薬剤としての機能を果たさなく
なる。
発明者らは、粘着剤として1分子内に酸アミド結合を有
する単量体と(メタ)アクリル酸エステルとの共重合体
を利用すると薬剤との相溶性が良く、薬剤放出性に優れ
、かつ薬剤が析出することのない貼付剤を調製しうろこ
とをすでに見い出している(特開昭58−138462
号公報)0発明者らは。
この結果をもとにして、インドメタシンの経皮吸収性に
優れ、該薬剤との相溶性にも優れた粘着剤を用いた貼付
剤の研究を続け9本発明を完成するに至った。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記従来の欠点を解決するものであり。
その目的とするところは、インドメタシンを含有し生物
学的利用率の高い経皮吸収型製剤を提供することにある
。本発明の他の目的は、インドメタシンを充分に溶解さ
せ得る粘着剤層を有し、保存中にインドメタシンが析出
することのない貼付剤を提供することにある。本発明の
さらに他の目的は1分子内に酸アミド結合を有する単量
体と(メタ)アクリル酸エステルとから得た共重合体を
粘着剤とし、優れた薬剤相溶性と経皮吸収性とを有する
貼付剤を提供することにある。
(目的を解決するための手段) 本発明は分子内に酸アミド結合を有する単量体としてビ
ニルピロリドンを用い、特定の組成を有するアクリル系
共重合体を粘着剤として利用すれば薬剤溶解性と薬剤の
経皮吸収性とに優れる貼付剤が得られる。との発明者ら
の知見にもとづいて完成された。それゆえ9本発明の貼
付剤は薬剤を含有する粘着剤層が柔軟な支持体の片面に
設けられ、該粘着剤が構成成分として(メタ)アクリル
酸アルキルエステルを50〜99モル%、そしてビニル
ピロリドンを1〜50モル%の割合で含有する共重合体
であり、該薬剤がインドメタシンであり。
そのことにより上記目的が達成される。
粘着剤を構成する共重合体の構成成分である(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルは、そのアルキル基の炭素数
が18以下である。このような化合物のアルキル基には
9例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
、オクチル基、2−エチルヘキシル基、ラウリル基、ス
テアリル基がある。一般に(メタ)アクリル酸アルキル
エステル(共)重合体においては、アルキル基の炭素数
が小さいほど薬剤溶解性が高い。また、アルキル基の炭
素数が小さいほど粘着性が低下するので(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルの種類と含有量を適宜選択して所
望の薬剤溶解性と粘着性とを有する粘着剤を得る。本発
明の(メタ)アクリル酸アルキルエステルのアルキル基
の炭素数は4以下であることが望ましい。共重合体中に
は(メタ)アクリル酸アルキルエステルが50〜99モ
ル%の割合で、そしてビニルピロリドンが1〜50モル
%の割合で含有される。(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルの量が50モル%以下であると粘着性に劣・る。
逆に99モル%を越え、ビニルピロリドンの含有量が過
少であると共重合体とインドメタシンとの相溶性が低下
する。より好ましくは、炭素数4以下の(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルを60モル%以上含む共重合体が
用いられる。
(メタ)アクリル酸アルキルエステルにメタアクリル酸
アルキルエステルが用いられる場合、その含量は両者の
合計の20モル%以下であり、残りはアクリル酸アルキ
ルエステルであることが望ましい。20モル%を越える
と得られる粘着剤が固くなり、粘着力が低下する。アル
キル基の炭素数が4以下である場合には、特にこの傾向
が顕著である。
一般に薬物の皮膚への移行性は粘着剤中の薬物濃度、粘
着剤層と皮膚との薬物分配係数などの要因によって左右
される。粘着剤の薬物溶解性を高めることによって、粘
着剤中に均一に溶解し得る薬物の濃度を上げることがで
き、したがってその薬物の皮膚透過速度を上げることが
できる。他方。
粘着剤の薬物溶解性を高めることによって薬物の皮膚へ
の分配係数が低下し、経皮吸収性が低下する。しかし、
上記ビニルピロリドンと(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルとを含有する共重合体を粘着剤として用いると薬
物の溶解性に優れ、かつ、薬物の皮膚への分配係数も高
い。そのため。
インドメタシンを高濃度に溶解し得、かつ経皮吸収性に
も優れた貼付剤が得られる。(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルのアルキル基の炭素数が4以下であるとき、
さらに薬物の経皮吸収性に優れる粘着剤が得られる。
共重合体中には、スチレン、酢酸ビニル、アクリロニト
リル、ジブチルマレートアクリル酸。
アクリル酸アルキルエステル以外のアクリル酸エステル
などの単量体が構成成分として含有されていてもよい。
その量は(メタ)アクリル酸アルキルエステルとビニル
ピロリドンとの合計量の30モル%以下である。
共重合体中には、さらに、多官能性単量体が構成成分と
して含有されていてもよい。多官能性単量体が共重合さ
れることにより9重合体間に軽度に架橋が生じ、それに
より粘着剤の内部凝集力が増大する。そのため、皮膚に
貼付した貼付剤を剥離したときに粘着剤が皮膚上に残留
することがなく、かつ粘着剤のいわゆる糸引き現象がお
こらない。しかも、インドメタシンの溶解性や経皮吸収
性には何の影響も与えない。このような多官能性単量体
としては9例えば、ジ(メタ)アクリレート、トリ (
メタ)アクリレートなど1分子中に2個以上の(メタ)
アクリル酸エステル基を有する化合物がある。このよう
な化合物としては1例えば、エチレングルコールジ(メ
タ)アクリレート。
ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート。
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレートポリプロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1・4−ブ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、1・6−ヘ
キサンゲリコールジ(メタ)アクリレート、ネオベンチ
ルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロール
プロパントリ (メタ)アクリレート、テトラメチロー
ルメタンテトラメタクリレートがある。このほか、ジビ
ニルベンゼン、ジビニルトルエンなどの1分子中に2個
以上のビニル基を有する化合物;ジアリルフタレート 
ジアリルマレート、ジアリルアジペート。
トリアリルイソシアヌレート、ジエチレングリコールビ
スアリルカーボネートなど1分子中に2個以上のアリル
基を有する化合物;メチレンビスアクリルアミドなどの
アミド単量体も使用することができる。これら、多官能
性単量体の1種または2種以上が粘着剤の重合時に添加
され、他の単量体成分と共重合される。 この使用量は
粘着剤の重合に供される全単量体成分に対してlXl0
−’〜10−1モル%である。使用量がlXl0−”モ
ル%を下まわると、架橋による内部凝集力向上の効果が
小さく、また、過剰であると重合反応中にゲル化が起こ
り、粘着剤を製造するのが困難になる。
粘着剤を調製するには上記のアクリル酸アルキルエステ
ルにビニルピロリドン、さらに必要に応じて多官能性単
量体などを添加し通常の方法により重合反応に供する。
重合°反応の形態としては溶液重合、バルク重合、エマ
ルジョン重合、懸濁重合などが挙げられる。重合反応に
は、ラジカル重合反応に常用されるアゾビス系化合物、
過酸化物系化合物などが触媒として好適に用いられる。
インドメタシンの粘着剤に対する配合量は特に限定され
ないが2通常、粘着剤重量の0.5〜20重量%である
。また、粘着剤層の厚みによっても異なるが1通常25
〜100μg/calであり、必要とされる薬効の程度
に応じてインドメタシンの配合量が決められる。配合量
が過剰であると粘着剤との相溶性が悪くなる。
粘着剤層を支持する支持体は貼付剤の支持体として一般
に用いられる材質が利用されうる。柔軟な支持体を用い
ると身体に貼付したときの皮膚刺激性が少なく、良好な
接着性を示す。これらの材質としては9例えばポリオレ
フィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン
、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、アクリル、セル
ロースなどがある。これらがフィルム、織布、不織布な
どに加工されて用いられる。支持体の剛性が小さく、伸
びやすい性質を有する場合には、粘着力の小さい粘着剤
を使用すると適切な粘着力と剥離性を有する貼付剤が調
製される。粘着剤の粘着力はその組成により所望のもの
が得られうる。
上記粘着剤およびインドメタシンは混合され。
支持体上に塗布などの方法により粘着剤層に仕上げられ
る。これらの粘着剤層構成成分を混合するには1例えば
、粘着剤の有機溶剤の溶液にインドメタシンを加えて混
合する方法;粘着剤にインドメタシンを加えて加熱し、
該粘着剤を溶融させて混合する方法(ホントメルト方式
)が用いられる。
粘着剤層を形成するには、上記混合物を支持体上に直接
塗布する方法;シリコンなどの剥離紙上へ混合物を塗布
した後、支持体上に転写する方法;などが用いられる。
形成される粘着剤層の厚さは特に限定されないが1通常
30μIIl〜300 p mである。粘着剤層の厚さ
が薄いほうが薬物の皮膚への移行率が高くなるため、3
077m〜100μmであることが好ましい。 粘着剤
は薬物の溶解性に優れるためこのような比較的薄い層の
なかに50〜ioo。
μg /cd (0,5〜20重量%)のインドメタシ
ンを均一に溶解させることが可能である。
(作用) このようにして得られた貼付剤は粘着剤層にインドメタ
シンを含有させた粘着タイプの製剤であるので、従来か
らの軟膏剤やパップ剤に比べて皮膚への密着性が良好で
ある。そのため、インドメタシンを効果的に経皮吸収さ
せることができる。
さらに、粘着剤としてビニルピロリドンを構成成分とす
るアクリル系粘着剤を用いたため、インドメタシンの経
皮吸収性は、従来から存在するこのような粘着タイプの
製剤に比べてもさらに優れる。
粘着剤のインドメタシン溶解性が高いため貼付剤の保存
中にインドメタシンが析出することがない。
粘着剤が、さらに多官能性単量体を構成成分として含を
する共重合体であるときには粘着剤の内部凝集力が増大
するため、貼付剤を皮膚から剥離したときのいわゆる糊
残り現象や糸引き現象が生じない。粘着剤の内部凝集力
を増大させるために従来がら行われる後架橋という手段
を講じる必要がないた・め、含有されるインドメタシン
が変質することもなく、未反応の単量体が原因となって
皮膚が刺激されることもない。
(実施例) 以下に本発明を実施例について説明する。
ス隻貫1 (A)貼付剤の調製ニブチルアクリレート90モル%、
ビニルピロリドン10モル%、そしてこれらの総量の0
.005モル%のヘキサンジオールジメタ 。
クリレートを酢酸エチル溶媒中で共重合させた。
触媒としては過酸化ベンゾイルを用いた。得られた共重
合体100重量部を含む酢酸エチル溶液にインドメタシ
ン8重量部を加えて均一に混合し配合溶液を得た。これ
を乾燥後の厚みが50μmとなるようにポリエチレンフ
ィルムの片面に塗布・乾燥して粘着剤層を形成させた。
(B)貼付剤の性能評価: (A)項で得られた貼付剤
について■水溶出試験および■皮膚貼付試験を行った。
さらに■インドメタシンの粘着剤に対する溶解性の試験
を行った。それぞれの結果を表1に示す。なお、■〜■
の試験法は次のとおりである。
■ 水溶出試験: (A)項で得られた貼付剤約20−
を20℃の水600mj+に浸漬した。24時間後の水
中のインドメタシンの濃度を測定して。
粘着剤からのインドメタシンの放出率を求めた。インド
メタシンの濃度は254nmの吸光度より求めた。
■ 皮膚貼付試験: (A)項で得られた貼付剤約7−
を人の上腕内側に貼付し、24時間後の貼付状況、およ
び剥離時の粘着力と痛感を評価した。
■ インドメタシン溶解性: (A)項で調製した粘着
剤を100重量部含有する酢酸エチル溶液にインドメタ
シンを8重量部配合し、乾燥後の厚みが50μmとなる
ようにポリエチレンフィルム上に塗布乾燥した。これを
室温で6ケ月間保存し、6ケ月後の粘着剤層からのイン
ドメタシンの析出状態を観察した。表1においてOはイ
ンドメタシンが粘着剤と相溶状態である場合、×は析出
した場合を示す。別にインドメタシンを10重量部およ
び12重量部含有する粘着剤の酢酸エチル溶液を調製し
同様の試験を行った。
1施■1 (A)貼付剤の調製ニブチルアクリレートの代わりに2
−エチルへキシルアクリレートを用いたこと以外は実施
例1 (A)項と同様である。
(B)貼付剤の性能評価:実施例1 (B)項と同様で
ある。
去隻拠主 (A)貼付剤の調製ニブチルアクリレートを60モル%
使用し、さらに2−エチルへキシルアクリレートを30
モル%加えて共重合させたこと以外は実施例1 (A)
項と同様である。
(B)貼付剤の性能評価:実施例1(B)項と同様であ
る。
大旋拠土 (A)貼付剤の調製ニブチルアクリレートを60モル%
使用し、さらに2−エチルへキシルメタクリレートを3
0モル%加え、ヘキサンジオールジメタクリレートを加
えずに共重合させたこと以外は実施例1 (A)項と同
様である。
(B)貼付剤の性能評価:実施例1 (B)項と同様で
ある。
(以下余白) 表1から本発明の貼付剤、特にアルキル基の炭素数が4
以下の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを構成成分
として60モル%以上含有する共重合体を粘着剤として
用いた場合はインドメタシンの溶解性、放出性ともに良
好であり粘着力も適切な貼付剤が得られることが明らか
である。
止較■上 (A)貼付剤の調製ニブチルアクリレート58モル%、
2−エチルへキシルメタクリレート39モル%およびメ
タクリル酸3モル%を酢酸エチルで過酸化ラウロイルを
用いて共重合させた。ビニルピロリドンは共重合成分に
加えられていない。得られた粘着剤100重量部を含有
する酢酸エチル溶液にインドメタシン4重量部を加えて
均一に混合した。これを乾燥後の厚みが50μmとなる
ようにポリエチレンフィルムの片面に塗布・乾燥して粘
着剤層を形成させた。
(B)貼付剤の性能評価; (A)項で得られた貼付剤
を室温で6ケ月間保存したところ、粘着剤中からインド
メタシンが析出しているのが観察された。
此l■11 (A)貼付剤の調製:共重合成分として、メタクリル酸
を52モル%および酢酸ビニルを48モル%使用したこ
と以外は比較例1と同様である。
(B)貼付剤の性能評価;比較例1と同様である。
几B (A)貼付剤の調製:共重合成分として、ブチルアクリ
レート40モル%、メタクリル酸を20モル%、そして
ブチルメタクリレートを40モル%使用したこと以外は
比較例1と同様である。
(B)貼付剤の性能評価:比較例1と同様である。
実施例1〜4.および比較例1〜3から、ビニルピロリ
ドンを含有するアクリル系粘着剤はインドメタシンの溶
解性に優れていることが明らかである。他方ビニルピロ
リドンを共重合体中に含有しないアクリル系粘着剤はイ
ンドメタシンの溶解性に劣る。
ス11粗影 (A)貼付剤の調製:実施例1 (A)項と同様である
(B)貼付剤の性能評価二本実施例(A)項で得られた
貼付剤を60cdに切断し、脱毛したウサギの背部に貼
付し、■インドメタシンの血中濃度を測定した。その結
果を表2に示す。血中濃度は次の方法により貼付後1.
3,6,9.24時間後にそれぞれ測定した。
■ 血中濃度 製剤を貼付または塗布後、所定時間後にウサギ耳部より
採血した。これを遠心分離して得た血清にアセトニトリ
ルを加えて抽出した後、液体クロマトグラフィにより測
定した。
坦較■土 ポリカルボン酸ナトリウム、エタノールおよび水からな
る軟膏基剤に1%のインドメタシンを含有するゲル軟膏
(インデバン;住友化学社製)を脱毛したウサギの背部
60−にインドメタシンの量が24■となるように塗布
した。実施例5と同様に所定時間後にインドメタシンの
血中濃度を測定した。その結果を表2に示す。
(以下余白) 表2から本発明の貼付剤を用いるとインドメタシンの生
物学的利用率が高く、かつ薬効の持続時間の長いことが
明らかである。
(発明の効果) 本発明によれば、このように、薬剤としてインドメタシ
ンが粘着剤層に含有され、該薬剤の経皮吸収性に優れた
(薬物の生物学的利用率の高い)貼付剤が得られる。薬
効の持続時間も長い。粘着剤としてビニルピロリドンを
含む特定の組成のアクリル系共重合体が使用されるため
インドメタシンの溶解性に優れ、薄い粘着剤層に必要量
のインドメタシンを均一に含有させることが可能である
貼付剤を長期間保存してもインドメタシンが析出するこ
とがない。粘着剤として使用される共重合体は活性のあ
る官能基をもたないためインドメタシンが変質すること
もなく、皮膚刺激性もない。
さらに、多官能性単量体を構成成分として含有する共重
合体を粘着剤として利用すると、粘着剤の内部凝集力が
高くなるため貼付剤を剥離したときに粘着剤が皮石上に
残留することがない。
手続補正書(自発) 昭和60年2月20日 1、事件の表示 昭和59年 特許願第232599− 2、発明の名称 貼付剤 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 郵便番号 530 住  所 大阪市北区西天満二丁目4番4号特許部東京
駐在 置東京(03) 434−95524、補正の対
象 明細書の発明の詳細な説明の旧 翫 補正の内容 111明細@@19頁第3〜4行及び第10行に、「メ
タクリル酸」とあるのを 「2−エチルへキシルアクリレート」と訂正する。
以  上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、薬剤を含有する粘着剤層が柔軟な支持体の片面に設
    けられ、 該粘着剤が構成成分として(メタ)アクリル酸アルキル
    エステルを50〜99モル%、そしてビニルピロリドン
    を1〜50モル%の割合で含有する共重合体であり、該
    薬剤がインドメタシンである貼付剤。 2、アルキル基の炭素数が4以下である前記(メタ)ア
    クリル酸アルキルエステルを60モル%以上含有する特
    許請求の範囲第1項に記載の貼付剤。 3、前記構成成分のうちメタアクリル酸アルキルエステ
    ルの含有量が、これとアクリル酸アルキルエステルとの
    合計量に対して20モル%以下である特許請求の範囲第
    1項に記載の貼付剤。 4、前記粘着剤が多官能性単量体を構成成分として含有
    する共重合体である特許請求の範囲第1項に記載の貼付
    剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01261479A (ja) * 1988-04-12 1989-10-18 Nitto Denko Corp 感圧接着剤
JPH03251254A (ja) * 1990-02-27 1991-11-08 Sekisui Chem Co Ltd 経皮吸収製剤

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56103117A (en) * 1980-01-19 1981-08-18 Nitto Electric Ind Co Ltd Stabilized plaster containing drug

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