JPS6110744Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6110744Y2
JPS6110744Y2 JP10591783U JP10591783U JPS6110744Y2 JP S6110744 Y2 JPS6110744 Y2 JP S6110744Y2 JP 10591783 U JP10591783 U JP 10591783U JP 10591783 U JP10591783 U JP 10591783U JP S6110744 Y2 JPS6110744 Y2 JP S6110744Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
opening
closing
bypass duct
adjustment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10591783U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6013228U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10591783U priority Critical patent/JPS6013228U/ja
Publication of JPS6013228U publication Critical patent/JPS6013228U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6110744Y2 publication Critical patent/JPS6110744Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、排煙脱硫装置におけるバイパスダク
ト中に設けられるルーバダンパに関する。
第1図は排煙脱硫装置の一例を示すもので、火
炉1からの排気を、排気フアン2、熱交換器3、
吸引フアン4を介して脱硫部5に導いて脱硫を行
つた後、再び前記熱交換器3を経て煙突6に導く
ようにしている。また、上記排気フアン2と熱交
換器3との間の流路7と、熱交換器3と煙突6と
の間の流路8を、バイパスダクト9によつて接続
し、且つ該バイパスダクト9にバイパスダンパ1
0を設けるようにしている。
バイパスダンパ10は、一般に通常の運転時は
閉じられており、脱硫部5等のトラブル発生時に
それを開いて火炉排ガスを煙突6に導くことがで
きるようにしている。しかし従来のバイパスダン
パ10は、一般に遮断用であり、単に全閉、全開
を行うのが主であつた。このため、火炉1の起動
時等において、バイパスダンパ10を少し開け、
脱硫部5と熱交換器3間においてガスをリサイク
ル11させる必要がある場合あるいは未処理ガス
の吹抜け防止時等には、バイパスダンパ10の開
度が不安定であり、又正常運転に入る際にもバイ
パスダンパ10が急激に閉じられるために火炉圧
に悪影響を及ぼすといつた問題を生じていた。
また、バイパスダンパ10を開度調整可能な構
造とすることも考えられるが、そうした場合には
緊急開作動時に時間が掛り、瞬時に排ガスを開放
することができない問題を有していた。
本考案は、こうした実情に鑑みてなしたもの
で、バイパスダクトに、調節用ダンパと開閉用ダ
ンパを適宜の断面積割合で並設することにより、
ガス流の瞬時の開放と、微調整を容易に行うこと
のできるルーバダンパを提供することを目的とす
る。
以下図面に基づき本考案の実施例を説明する。
第2図はダンパ開度とそのダンパを通るガス流
量との関係を示したもので、ダンパ開度が全開の
約1/3の時点でガス流量は略100%に近づき、その
後更にダンパ開度を大きくしてもガス流量の変化
は小さいことを示している。
このことから見ると、流路断面積の略1/3〜2/3
程度について開度の調節を行えば、ガス流量の略
全体量を制御できることが分る。
第3図はこれを実施する本考案の概略例を示す
もので、バイパスダクト9の断面積を横に3分割
した大きさをもつ調節用ダンパ12を中央に配置
してその両側に開閉用ダンパ13,14を配置す
るようにし、且つ前記調節用ダンパ12を調節駆
動モータ15によつて開度調節可能とすると共
に、前記開閉用ダンパ13,14を開閉エアーシ
リンダ16,17により電源故障時でも開閉作動
を行えるよう構成する。尚、上記においてバイパ
スダクト9の断面積を2分割した大きさをもつ1
つの調節用ダンパと1つの開閉用ダンパを設ける
ことも可能であるが、こうした場合にはガスの流
れが偏流となる欠点がある。それに対し、第3図
のように対称な配置とすれば、ガスの流れを安定
させることができ、更にまた調節用ダンパ12は
占有面積が小さい方がより微調整が容易であると
いう利点もある。
第4,5図は前記第3図の例を更に詳細に示し
たもので、細長い形状を有してバイパスダクト9
の中央に配置された5枚の調節用ダンパ12と、
該調節用ダンパ15の両側部に配置された夫夫4
枚の開閉用ダンパ13,14により、バイパスダ
クト9の断面積を横方向に略3分割するようにし
ている。
前記各ダンパ12,13,14は、幅方向中央
部に設けた軸18,19,20の上下端を軸受2
1を介してバイパスダクト9の上下部に回動自在
に支持されており、且つ前記軸18,19,20
の夫々の上端部には回動レバー22,23,24
が設けられている。また、前記調節用ダンパ12
に対応する回動レバー22の先端は連結材26に
よつて連結され、開閉用ダンパ13及び14に対
応する回動レバー23,24の先端は同様の連結
材27及び28によつて連結されている。
バイパスダクト9の上部左右方向中央部には、
調節駆動モータ15、及び減速装置29と噛合つ
たウオームシヤフト25を介して、前記調整用ダ
ンパ12の5つのうちの1つの軸18を回転駆動
するようにした調節駆動装置30が設けられてい
る。またバイパスダクト9上部の左右側部には、
各各4枚からなる開閉用ダンパ13,14の夫々
のうちの1つの軸19,20に駆動レバー31,
32が取付けられ、且つ該駆動レバー31,32
の端部にエアーシリンダ16,17が接続された
構成の開閉駆動装置33,34が設けられてい
る。
また、前記各ダンパ12,13,14は、第6
図に示すように、その幅方向端部に設けられたシ
ール材35を、各ダンパ12,13,14の配置
を区画するようにバイパスダクト9に設けた縦板
36に設けてなる当板37に、回転により押圧す
ることにより閉塞を行えるようにしている。図中
38はエアーニツト、39はリミツトスイツチ、
40はエアーを示す。
次に、上記実施例の作用を説明する。
第4,5図はすべてのダンパ12,13,14
が閉じられた状態を示しており、この状態から、
脱硫部のトラブル等によつてバイパスダクト9を
開放させる必要が生じた場合には、開閉駆動装置
33,34のエアーシリンダ16,17を伸長作
動させる。すると駆動レバー31,32を介して
開閉用ダンパ13,14の各1つが回動されるこ
とになり、且つこのとき各開閉用ダンパ13,1
4の軸19,20に固定した回動レバー23,2
4が連結材27,28によつて連結されているの
で、連結材27,28がA方向に移動してすべて
の開閉用ダンパ13,14が同時にしかも瞬時に
開かれる。またこのとき、開閉用ダンパ13,1
4の占める割合がバイパスダクト9断面積の1/3
より大きい略2/3を有しているので、ガス流量の
殆んどを開放することができる。
また、バイパスダクト9のガス流量を調節して
第1図におけるリサイクル11などを行う場合に
は、第4,5図の状態から調節駆動装置30を駆
動して連結部材26をB方向に移動させるように
作用させることにより、調節用ダンパ12を徐開
し、その開度を微調整することができる。またこ
のとき、調節用ダンパ12の占める割合がバイパ
スダクト9の断面積の略1/3(1/3より少し大き
い)を有しているので、ガス流量零〜略100%ま
で自在に調節ができる。また調節用ダンパ12を
開閉する際微速で行うことができるので、火炉圧
に悪影響を及ぼすようなことを防止することがで
きる。
尚、本考案は上記実施例にのみ限定されるもの
ではなく調節用ダンパと開閉用ダンパの占める断
面積割合を種々の最適割合にするべくダンパの幅
寸法、竪型、横型、設置数等は任意に変更し得る
こと、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ること、等は勿論であ
る。
上述した本考案の排煙脱硫装置におけるルーバ
ダンパによれば、次のような優れた効果を奏し得
る。
(i) 調節用ダンパと開閉用ダンパを並設したこと
により、ガス流量の微調整と、ガス流の瞬時の
開放が可能となる。
(ii) ガス流量の微調整が可能となることにより火
炉圧への悪影響の発生を防止できる。
(iii) 対称的な配置によりガス流の偏流を防止でき
る。
(iv) 開閉ダンパの駆動装置をエアシリンダ等にて
行うことにより、電源故障時等においても開閉
を可能として設備全体の安全性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は排煙脱硫装置の説明図、第2図はダン
パ開度とガス流量の関係を示す線図、第3図は本
考案の概略例を示す正面図、第4図は第3図を具
体化した詳細説明図、第5図は第4図の平面図、
第6図は第4図の方向拡大矢視図である。 1は火炉、3は熱交換器、5は脱硫部、9はバ
イパスダクト、12は調節用ダンパ、13,14
は開閉用ダンパ、15は調節駆動モータ、16,
17は開閉エアーシリンダ、18,19,20は
軸、22,23,24は回動レバー、26,2
7,28は連結材、30は調節駆動装置、33,
34は開閉駆動装置を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排煙脱硫装置のバイパスダクト中に設けられる
    ダンパにおいて、調節駆動装置を備えた調節用ダ
    ンパと開閉駆動装置を備えた開閉用ダンパとを並
    設したことを特徴とする排煙脱硫装置におけるル
    ーバダンパ。
JP10591783U 1983-07-07 1983-07-07 排煙脱硫装置におけるル−バダンパ Granted JPS6013228U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10591783U JPS6013228U (ja) 1983-07-07 1983-07-07 排煙脱硫装置におけるル−バダンパ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10591783U JPS6013228U (ja) 1983-07-07 1983-07-07 排煙脱硫装置におけるル−バダンパ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6013228U JPS6013228U (ja) 1985-01-29
JPS6110744Y2 true JPS6110744Y2 (ja) 1986-04-05

Family

ID=30248075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10591783U Granted JPS6013228U (ja) 1983-07-07 1983-07-07 排煙脱硫装置におけるル−バダンパ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6013228U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6013228U (ja) 1985-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4164256A (en) Cooling tower with forced ventilation and natural draft
KR920008427A (ko) 공기조화장치
US4250917A (en) Air flow reverser system
KR970015752A (ko) 다단식 연소시스템의 다방향 애프터-에어포트
JPS6110744Y2 (ja)
JP3077584B2 (ja) 天井埋込型空気調和機
JPH04143544A (ja) 空気通路切り換えダンパ
JP3846461B2 (ja) 空気調和機
JPH08240337A (ja) 風向ルーバー装置
JP3019499B2 (ja) 両方向吐出形遠心送風機
JPS5928252Y2 (ja) 空気調和装置
FI84857C (fi) Reglerings- och staenganordning foer gasstroemmar.
KR200453459Y1 (ko) 환풍장치의 댐퍼 개폐장치
JPH0616184Y2 (ja) 二つのダンパの連動機構
JP2505649B2 (ja) 風量制御装置
CN220103324U (zh) 一种具有风门开关的通风器
CN208936294U (zh) 空调器
JPS598122Y2 (ja) ギヤ−連結した重力形ダンパ
JP2561101Y2 (ja) 気圧風量調節ダンパ
JPS581341B2 (ja) 風量制御器
JP3044780B2 (ja) 空気調和機の吸入グリル開閉型室内ユニット
JPS6332242A (ja) 空気調和機
JPH024155A (ja) 空気調和機
TWM606556U (zh) 水平式逆止風門結構
US3134318A (en) Damper operating arrangement