JPS6110682Y2 - - Google Patents

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JPS6110682Y2
JPS6110682Y2 JP9538883U JP9538883U JPS6110682Y2 JP S6110682 Y2 JPS6110682 Y2 JP S6110682Y2 JP 9538883 U JP9538883 U JP 9538883U JP 9538883 U JP9538883 U JP 9538883U JP S6110682 Y2 JPS6110682 Y2 JP S6110682Y2
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JP
Japan
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clamping
ring
circumferential surface
rod
patient
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JP9538883U
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JPS6043215U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は寝たきりの病人に生ずる床擦を防止す
る装置に関するものであり、病人の体を傾けて血
行をよくする事によつて床擦の発生を効果的に防
止する事が出来る様にした事をその目的とするも
のである。
一般に床擦は長く床に寝ている病人に生ずる皮
膚傷害の一種であり、身体の同一箇所、特に骨の
表面部分の皮膚に対する絶えざる圧迫によつてそ
の部分の血液の循環が阻害される事によつて生ず
るのである。従つて床擦を防止するには絶えず寝
返りをうつなどして圧迫箇所を変えて血行を良く
する事が必要であるが、自分で寝返りがうてる様
な軽症な病人には床擦は発生せず、むしろ自分自
身では自由に体を動かす事の出来ない重症の病人
がかかる為、この様な病人の床擦を防止するには
介護者が一定時間毎にその横臥姿勢を変えてやら
なければならないのである。ところが従来、この
作業は介護者自身の腕力を介して行なつている為
に、介護者は重労働を強いられており、又、その
介護の仕方によつては充分な効果が得られないで
いるのが実情である。
そこで背中の下にベルトを付けたマツトを敷
き、そのベルトを巻き取り装置によつて巻き上げ
ることにより病人の横臥姿勢を変える寝返り装置
(特開昭51−90790号)や、数条の撓屈部を有する
寝返り具を設け、この寝返り具の端縁に引紐を取
り付けて、同引紐を引くことにより寝返り具を屈
撓させて病人の横臥姿勢を変える寝返り装置(実
開昭55−122726号)等が提案されるに至つた。と
ころが、これらの寝返り装置はいずれも特別な寝
返り補助具や寝具を必要とする点、換言すれば、
普通一般に使つている寝具等には取り付けられな
い点に欠点があつた。
本考案は上記の様な従来の実情に鑑みてその改
善を試みたものであり、病人の寝ている敷蒲団,
マツト,毛布或いはシーツ等の片側を吊り上げて
病人を傾ける事が出来る様にする事によつて、介
護者の労力負担を軽減させるとともに、優れた床
擦防止効果が得られる様にした事、特に寝具とし
て通常使用される敷蒲団,マツト,毛布あるいは
シーツ等に対してそのまま取り付けることが出来
るとともに、これ等を強力に掴むことが出来る様
にした事をその特徴とするものである。
即ち、本考案は略門型に形成するフレーム体に
一本若しくは複数本の回転軸を横設し、同回転軸
の左右両端部に巻き取り車を夫々軸支させ、同巻
き取り車に巻回させたロープの先端に左右一対の
挾持杆をクロス状に枢結させ、両挾持杆の下端に
は別途形成するロツドを抱持可能な如く湾曲形成
する抱持部を設けるとともに、同挾持杆の外周面
にはリングを回動自在に外嵌するに、挾持杆の外
周面には上下方向に亘つて複数個の係止片を段設
するとともに、リングの内周面には上記係止片に
対して係合可能な如く係合突起を突設させる様に
構成した事をその要旨とするものである。
以下に本考案の具体的な実施例を例示の図面に
ついて説明する。
第1図及び第2図は本考案に係る床擦防止装置
の全体を表わす図面であり、同図面に於いて1は
床擦防止装置、2は同装置1を構成するフレーム
体を示す。同フレーム体2は病人の左右両脇部に
沿つて跨り状に設置可能な如く左右一対の脚部2
a,2aと同脚部2a,2aの上端部をつなぐ天
板部2bを存して略門型に形成され、同脚部2
a,2a間には天板部2bに近接させて一本若し
くは複数本の回転軸3……が回転自在に横架され
る。各回転軸3の左右両端近傍部には脚部2a,
2aの内側に位置させて巻き取り車4,4が夫々
軸支され、同巻き取り車4,4に巻回するロープ
5,5の先端には後述する挾持具6,6が夫々連
結される。一方、上記の各回転軸3は夫々その一
端に手動ハンドル7が装着され、同手動ハンドル
7の回転操作を介して回転駆動される様に設ける
に、同回転軸3は同回転軸3に軸支させたラチエ
ツト車8と同ラチエツト車8に係脱自在に係合さ
せたクリツク爪9との係合作用を介して常時はロ
ープ5,5を巻き取る方向にのみ回転可能に設け
られる。前述の挾持具6は敷蒲団,マツト,シー
ツ,毛布等を挾み付ける事が出来る様に構成され
るものであつて、第3図乃至第6図に具体的構造
を示す。即ち挾持具6は支軸10を介してクロス
掛け状に枢結させた左右一対の挾持杆11,11
と同挾持杆11,11に外嵌させたリング12と
これらとは別体に設けられるロツド13より成
り、挾持杆11,11にはその上端部に上記ロー
プ5が連結される一方で、その下端部にはロツド
13の抱持部11′,11′が相対させて設けら
れ、同抱持部11′,11′の内周面及びロツド1
3の外周面には例えば凹溝11″……及び凸条1
3′……等を相対状に刻設させる等の手段を介し
て適宜の滑り止め加工が施される。又、上記挾持
杆11,11の外周面には夫々その上下方向に亘
つて複数個の係止片14,14……が適宜の間隔
を存して段設され、各係止片14の下端縁には導
入部15aと係止部15bが傾斜部15cを介し
て段違い状に形成される。一方、前記リング12
の内周面にはその180度位相位置に夫々係合突起
16,16が突設され、各突起16の上端縁には
上記係止片14に相対させて導入部16aと係止
部16bが傾斜部16cを介して段違い状に形成
される。そしてこの様に構成される挾持具6はロ
ツド13に毛布,シーツ等を巻回させて抱持部1
1′,11′内に挿入するか、若しくは敷蒲団,マ
ツト等をそのまま抱持部11′,11′内に挿入し
た状態で挾持杆11,11に外嵌させたリング1
2を下方向に移動させて同抱持部11′,11′を
適宜に締め付けるとともに、この様に抱持部1
1′,11′が適宜に締め付けられた状態に於いて
上記リング12を水平方向に回動させると挾持杆
11,11に設けた係止片14,14……に対し
てリング12に設けた係合突起16,16が係合
される事となる。更に具体的には両者の導入部1
5aと16aが相対する傾斜部16cと15c上
を相互に慴動して係合突起16の上端縁に形成し
た係止部16bが係止片14側の下端縁に形成し
た係止部15bに乗り上げる事となり、その段差
を介してリング12が下方向に強制的に押し下げ
られて抱持部11′,11′を更に強く締め付ける
状態が得られるのである。
次に本考案に係る床擦防止装置1の使用方法に
ついて説明する。使用に際してはフレーム体2を
病人の左右両脇部に沿つて跨り状に設置させると
ともに、病人の寝ている敷蒲団,マツト,毛布或
はシーツ等の片側を一箇所若しくは数箇所上記の
様に挾持具6……によつて挾み付ける様にする。
そしてこの状態に於いて手動ハンドル7……の回
転操作を介して回転軸3……を回転駆動させる
と、同回転軸3……に軸支された巻き取り車4…
…が回転し、同巻き取り車4……にロープ5……
が巻回されて挾持具6……に挾み付けられている
敷蒲団等の片側が第1図及び第2図に示す如く上
方向に吊り上げられる事となる。そしてこの様に
敷蒲団等の片側が吊り上げられると、これに伴な
つて同敷蒲団等の上に寝ている病人の体が傾けら
れる事となるのである。この場合上記の様なロー
プ5……の巻き上げ操作を介して敷蒲団等の吊り
上げ高さを任意に設定する事により、病人の体の
傾き具合を調節する事が出来るとともに、ラチエ
ツト車8に対するクリツク爪9の係合作用を介し
て回転軸3の逆回転が防止されている事によつ
て、その傾き状態を保持する事が出来るのであ
る。又、この様に吊り上げられた敷蒲団等はラチ
エツト車8に対するクリツク爪9の係合を外す事
により、病人の体重を介して降下させる事が出来
るのである。そしてこの様な敷蒲団等の片側に対
する吊り上げ操作を一定時間毎に交互に繰り返す
事によつて、病人の体の向き及び傾き具合を任意
に変える事が出来るのである。
尚、上記実施例にあつては回転軸3の回転駆動
を手動ハンドル7を介して行なう様にしている
が、この手動ハンドル7に代えてモーターを用い
る事によつて自動駆動させる事も可能であり、
又、回転軸3に適宜のギヤー機構を付設してその
回転トルクを増大させる様に構成する事も可能で
ある。更に回転軸3を複数本列設する場合にはチ
エーン等の適宜の伝達手段を介して各回転軸3を
同時に回転させる様にする事も可能である。
本考案は以上の構成より成るものであり、上記
の様に構成した事によつて、病人の体の向き及び
傾き具合を容易に変える事が可能となり、体の同
一箇所に対する長時間に亘る圧迫をなくす事が出
来る結果、血液の循環を良好に行なわせ、その新
陳代謝作用を活発化させて床擦を効果的に防止す
る事が出来るに至つたのである。又、本考案にあ
つては従来の様に介護者の腕力を介して直接病人
の姿勢を変える必要がない為、介護者の労力的負
担を軽減させる事が出来、その介護作業を楽に行
なう事を出来るに至つたのである。
特に本考案に係る挾持具は、特別な寝返り補助
具や寝具を必要とすることなく、一般に使用され
ている寝具等にそのまま取り付けることが出来る
ことに加えて、シーツ,毛布等の薄手の物とマツ
ト、敷蒲団等の厚手の物のそのいずれをも強力に
掴むことが出来るに至つたのであり、この点にお
ける実用的効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る床擦防止装置の外観斜視
図、第2図は同正面図、第3図は挾持具の外観斜
視図、第4図は一部を切り欠いた正面図、第5図
は要部の横断面図、第6図は作用状態の説明図で
ある。 1……床擦防止装置、2……フレーム体、2a
……脚部、2b……天板部、3……回転軸、4…
…巻き取り車、5……ロープ、6……挾持具、7
……手動ハンドル、8……ラチエツト車、9……
クリツク爪、10……支軸、11……挾持杆、1
1′……抱持部、11″……凹溝、12……リン
グ、13……ロツド、13′……凸条、14……
係止片、15a……導入部、15b……係止部、
15c……傾斜部、16……係合突起、16a…
…導入部、16b……係止部、16c……傾斜
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略門型に形成するフレーム体に一本若しくは複
    数本の回転軸を横設し、同回転軸の左右両端部に
    巻き取り車を夫々軸支させ、同巻き取り車に巻回
    させたロープの先端に挾持具を連結するに、同挾
    持具は左右一対の挾持杆をクロス状に枢結させ、
    両挾持杆の下端には別途形成するロツドを抱持可
    能な如く湾曲形成する抱持部を設けるとともに、
    同挾持杆の外周面にはリングを回動自在に外嵌す
    るに、挾持杆の外周面には上下方向に亘つて複数
    個の係止片を段設するとともに、リングの内周面
    には上記係止片に対して係合可能な如く係合突起
    を突設させたことを特徴とする床擦防止装置。
JP9538883U 1983-06-21 1983-06-21 床擦防止装置 Granted JPS6043215U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9538883U JPS6043215U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 床擦防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9538883U JPS6043215U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 床擦防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6043215U JPS6043215U (ja) 1985-03-27
JPS6110682Y2 true JPS6110682Y2 (ja) 1986-04-05

Family

ID=30227814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9538883U Granted JPS6043215U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 床擦防止装置

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JP (1) JPS6043215U (ja)

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JPS6043215U (ja) 1985-03-27

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