JPH0568521U - 病弱者リフト装置 - Google Patents

病弱者リフト装置

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JPH0568521U
JPH0568521U JP10203691U JP10203691U JPH0568521U JP H0568521 U JPH0568521 U JP H0568521U JP 10203691 U JP10203691 U JP 10203691U JP 10203691 U JP10203691 U JP 10203691U JP H0568521 U JPH0568521 U JP H0568521U
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Japan
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support
support shaft
bed
shaft
fixed
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Application number
JP10203691U
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English (en)
Inventor
一郎 中野
Original Assignee
一郎 中野
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 低価格の装置で病弱者の床ずれを防止し、介
護者の作業負担を軽減し、不要時に寝台から外せるよう
にする。 【構成】 支持板1、1は寝台のフレームに着脱可能に
構成され、これらの間には支持軸8が回動可能に架設さ
れる。支持軸8は一端に駆動ハンドル10が着脱可能に
取着され、また爪車11Aが固着される。支持板1には
爪車11Aに係合して支持軸8の逆転を防止する爪11
Bが取着され、ゴムバンド11Cによって爪車11A側
に常時付勢される。爪車11Aの外周面には一端を支持
板1に固着したブレーキ帯13が巻回してあり、その他
端13Bは支持板1に軸着した操作レバー14の先端に
係着してある。支持軸8には固定フック16、17と、
軸方向外側に位置して可動フック18、19が設けてあ
る。身体支承具21は吊上げ紐22、23と身体支承帯
24から構成される。各吊上げ紐22、23は固定フッ
ク16、17及び可動フック18、19に選択的に接続
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、寝台に仰臥している病弱者の身体を起こしたり、或は左、右に反転 させたりするのに用いて好適な病弱者リフト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
寝台の上で長期間にわたって療養しなければならず、しかも身体を自力で動か すことができない病弱者の最大の悩みは、床ずれである。また、病弱者を介護す る者にとって多大の労力を要する作業は、病弱者の上半身を起こしたり、身体の 向きを変えたりすることであるが、特に女性の介護者にとってはこの作業が大き な負担になっている。
【0003】 そこで、従来病弱者が容易に身体を起こしたり、向きを変えたりすることがで きるようにした寝台として、例えば手動或は電動によって寝台の頭(足)側が起 き上がるように構成したもの、更には頭(足)側だけでなく幅方向両側が寝台の 中央から起き上がるように構成したもの等が知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術には次のような欠点がある。即ち、寝台の床 が部分的に起き上がるようにしても、病弱者の背中は床に接した状態のままであ るから、床ずれを解消することは出来ないことである。床ずれを解消するために は、身体と床の間に空気を流通させるのが一番望ましいのであるが、従来技術で は病弱者の身体を空気が流通するような状態に保つことは不可能である。
【0005】 また、床の所望の部分を起き上がるように構成した寝台は構造が複雑であるし 、高価格になるという欠点がある。
【0006】 本考案は上述した従来技術の欠点に鑑みなされたもので、病弱者の身体の所望 の部分を床から離間させることができ、しかも必要に応じて寝台に取着して使用 できるようにした病弱者リフト装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために構成された本考案の手段は、寝台の幅方向両側 縁に着脱可能に立設される一対の支持体と、前記寝台の上面から所定間隔離間し て該一対の支持体に軸方向両端側が回動可能に架設された支持軸と、該支持軸を 回転駆動すべく該支持軸の軸端に設けられた駆動ハンドルと、該駆動ハンドル側 に位置して前記支持体と支持軸との間に設けられた支持軸逆転防止手段と、該支 持軸逆転防止手段の近傍に位置して前記支持体と支持軸との間に設けられた支持 軸制動手段と、前記各支持体の内側に位置して前記支持軸に固着された固定係止 部と、該固定係止部と前記各支持体との間に位置して前記支持軸に回動可能に取 着された左、右一対の可動係止部と、両端が前記固定係止部及び可動係止部に選 択的に係脱可能になった一対の吊上げ紐の中間に身体支承部を設けてなる身体吊 上げ具とからなる。
【0008】
【作用】
身体吊上げ具の吊上げ紐を固定係止部に係着した状態で駆動ハンドルを回転す ると、吊上げ紐が支持軸に巻回され、身体支承部が病弱者の上(下)半身を仰臥 した状態のまま持ち上げる。
【0009】 また、一方の吊上げ紐を固定係止部に係着し、他方の吊上げ紐を可動係止部に 係着した状態で駆動ハンドルを回転すると、固定係止部に係着された側の吊上げ 紐のみが支持軸に巻回される結果、身体支承部の一側(他側)のみが病弱者の身 体を持ち上げることになり、病弱者は楽に横向きの姿勢を取ることができる。
【0010】 そして、上記いずれの作動中も支持軸逆転防止手段が支持軸の逆転を防止し、 また、身体支承部を降下させる場合に支持軸制動手段は体重によって身体支承部 が急激に降下するのを防止する。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳述する。 図において、1、1は寝台Aの幅方向両側に上、下に配置されたパイプフレー ムB、Cに着脱可能に固定される一対の支持板を示す。2は該各支持板1を構成 する縦長矩形状の支持板本体で、該支持板本体2は上端側に軸挿通穴2A、下端 側に一対の貫通孔2B、2Bが形成されると共に、内面の縦方向途中には略逆J 字状のフレーム係合片3が突設してある。
【0012】 4は前記支持板本体2の下端側に取着される一側挟持板で、該一側挟持板4は 縦方向途中に半円状の湾曲部4Aが形成され、該湾曲部4Aの上方には縦方向に 一対の長孔4B、4Bが形成されており、下端側には一対の貫通孔4C、4Cが 形成してある。一方、5は前記一側挟持板4との間に下側フレームCを挟持する ための他側挟持板で、該他側挟持板5は矩形状の平板に上、下に位置して各一対 の貫通孔5A、5A、5B、5Bをそれぞれ穿設したものからなっている。
【0013】 上述の一側及び他側挟持板4、5は下側フレームCを挟持した状態で挟持板本 体2の各貫通孔2B、2B、各挟持板4、5の長孔4B、4B及び5A、5Aに 挿通されたボルト6、6に蝶ナット7、7を螺合し、また、各挟持板4、5の下 側に位置する貫通孔4C、4Cと5B、5Bに挿通したボルト6、6に蝶ナット 7、7を螺合して締付けることにより、各支持板1は寝台Aに立設した状態に取 付けられる。そして、支持板本体2に対して一側挟持板4を長孔4B、4Bに沿 って上、下させることにより、支持板本体2の高さ位置の調節ができる。
【0014】 8は前記一対の支持板1、1の軸挿通穴2A、2Aに軸端側8A、8Bを回動 可能に挿通することにより架設した支持軸で、該支持軸8の各軸端側8A、8B には支持板本体2の両側に位置して軸の横移動を規制する環状軸止め9、9が嵌 着してある。
【0015】 10は前記支持軸8を回転駆動するための駆動ハンドルで、該駆動ハンドル1 0は後述する爪車11Aの外側に位置して支持軸8の軸端に着脱可能に嵌着され ている。
【0016】 11は支持軸8の逆回転を防止するための支持軸逆転防止手段を示し、該支持 軸逆転防止手段11は支持軸8の一端に同軸状に固着した爪車11Aと、該爪車 11Aと係合するように支持板本体2の外面に軸着した爪11Bと、該爪11B と支持板本体2との間に張設され、爪11Bを爪車11Aに常時摺接する方向に 付勢しているゴムバンド11Cとから構成されている。そして支持軸8が図3中 反時計方向に逆転するのを防止すると共に、ゴムバンド11Cの弾性力に抗して 爪11Bを爪車11Aから離間させることにより、支持軸8は反時計方向に回転 することができる。
【0017】 更に、12は前記支持軸逆転防止手段11による規制が解除された時に、支持 軸8が急激に回転するのを防止するためのバンドブレーキを示し、該バンドブレ ーキ12は一端13Aが支持板本体2に固着され、途中13Bが爪車11Aの外 周に巻装されたブレーキ帯13と、支持板本体2に軸着され、先端に該ブレーキ 帯13の他端13Cが接続された略逆ヘ字状の操作レバー14と、支持板本体2 に軸着され、ブレーキ帯13を爪車11Aに巻付く方向に案内するガイドローラ 15とから構成されている。
【0018】 16、17は支持板1、1の内側に位置して支持軸8に下向きに突設された左 、右一対の略U字状の固定フック、18、19は該固定フック16、17と支持 板1、1との間に位置して支持軸8に回動可能に設けられた可動フックを示し、 該可動フック18、19は支持軸8に遊嵌された環体18A、19Aと、該環体 18A、19Aに突設された略逆U字状のフック本体18B、19Bとから構成 されている。そして、可動フック18、19は軸方向内側に位置して支持軸8に 螺着したねじ20によって固定フック16、17側に位置ずれしないようにして ある。
【0019】 21は身体吊上げ具を示し、該身体吊上げ具21は一端側22A、23Aが固 定フック16、17及び可動フック18、19に選択的に係着される一対の吊上 げ紐22、23と、該吊上げ紐22、23の他端22B、23Bに長手方向両端 が着脱可能に連結された幅広の身体支承帯24とから構成されており、該身体支 承帯24は例えばダンボール紙のような可撓性のある芯材の外面を皮、ビニルレ ザーなどの被覆材で覆ったものからなっている。
【0020】 なお、図中25は支持板1、1の側縁に突設した紐止め用フックで、該紐止め 用フック25と寝台Aの頭(足)側フレームDとの間に固定用紐26を張設する ことにより、支持板1、1が取付不良のために操作中移動するのを防止するよう になっている。
【0021】 本実施例は上述の如く構成されるが、次にその使用方法について説明する。 最初に、寝台Aに仰臥している病弱者の上半身を起こす場合を例を挙げる。ま ず、吊上げ紐22、23を外した身体支承帯24を病弱者の背の下に横方向に敷 き込んだ後、一方の吊上げ紐22を右側の固定フック16と身体支承帯24の右 端24Aに連結し、他方の吊上げ紐23を左側の固定フック17と身体支承部2 4の左端24Bに連結する。しかる後、駆動ハンドル10を時計方向に回転する と、両吊上げ紐22、23が支持軸8に均等に巻回され、身体支承帯24は両端 24A、24Bが平行の状態で吊上げられるので、病弱者は仰むけの姿勢を保っ た状態で上半身を起こすことができる。
【0022】 そして、所望の角度まで上半身が起き上がったら、駆動ハンドル10の回転を 止めることにより、爪11Bが爪車11Aに係合して支持軸8の逆転が規制され 、病弱者を所定の姿勢に支持することができる。
【0023】 次に、仰臥している病弱者を例えば右横向きの姿勢にする場合について説明す る。まず、吊上げ紐22、23を外した身体支承帯24を病弱者の腰の辺りに横 方向に敷き込んだ後、一方の吊上げ紐22を右側の可動フック18と身体支承帯 24の右端24Aとの間に連結し、他方の吊上げ紐23を左側(右側でもよい) の固定フック17(16)と身体支持承帯24の左端24Bとの間に連結する。 しかる後、駆動ハンドル10を時計方向に回転すると、左側の吊上げ紐23のみ が支持軸8に巻回される結果、身体支持承帯24は左端24B側が吊上げられる ことになり、病弱者を右向きの姿勢にすることができる。
【0024】 また、病弱者を左向きの姿勢にする場合は、前述の方法とは逆に、右側の吊上 げ紐22を固定フック16(17)に接続し、他方の吊上げ紐23を左側の可動 フック19に接続すればよい。
【0025】 上述した各吊上げ動作を終えると、病弱者の体重によって支持軸8には逆転方 向の荷重が掛るが、爪11Bが爪車11Aに係合することによって支持軸8の逆 転が防止され、病弱者は所定の姿勢を保持することができる。
【0026】 また、病弱者の身体を床の上に戻す場合は、操作レバー14を図中矢示方向に 押動してブレーキ帯13を爪車11Aに強く巻き付ける状態を保ちながら、爪1 1Bを爪車11Aから解放し、操作レバー14に加えた押動力を弱めることによ り、支持軸8はゆっくりと逆転して病弱者を静かに床の上に戻すことができる。
【0027】 なお、本実施例では各吊上げ紐22、23を固定フック16、17、可動フッ ク18、19及び身体支承帯24に直接連結するように構成したが、例えばカラ ビナのような連結具を各吊上げ紐22、23の両端に予め取付けておいてもよい 。
【0028】
【考案の効果】
本考案は以上詳述した如く、一対の支持体を寝台の幅方向両側に着脱可能に構 成したから、普通の寝台に病弱者の身長に合わせて位置を調節しながら取着する ことが可能であり、使い勝手が良いし可動式寝台と比較して極めて安価にできる 。また、固定フックと一対の可動フックに各吊上げ紐を選択的に連結し、駆動ハ ンドルを回転するだけで病弱者の上(下)半身、側面等所望の部位を床から離間 できるように構成したから、床ずれの防止に有効であるし、介護者の作業負担も 軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る病弱者リフト装置を寝台
に取着した状態にして示す外観斜視図である。
【図2】病弱者リフト装置の要部拡大正面図である。
【図3】支持板の下部を分解して示す部分拡大斜視図で
ある。
【図4】図2の右側面部分拡大図である。
【符号の説明】
1 支持板 8 支持軸 10 駆動ハンドル 11 支持軸逆転防止手段 12 ハンドブレーキ 16、17 固定係止部 18、19 可動係止部 21 身体吊上げ具 22、23 吊上げ紐 24 身体支承帯

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寝台の幅方向両側縁に着脱可能に立設さ
    れる一対の支持体と、前記寝台の上面から所定間隔離間
    して該一対の支持体に軸方向両端側が回動可能に架設さ
    れた支持軸と、該支持軸を回転駆動すべく該支持軸の軸
    端に設けられた駆動ハンドルと、該駆動ハンドル側に位
    置して前記支持体と支持軸との間に設けられた支持軸逆
    転防止手段と、該支持軸逆転防止手段の近傍に位置して
    前記支持体と支持軸との間に設けられた支持軸制動手段
    と、前記各支持体の内側に位置して前記支持軸に固着さ
    れた固定係止部と、該固定係止部と前記各支持体との間
    に位置して前記支持軸に回動可能に取着された左、右一
    対の可動係止部と、両端が前記固定係止部及び可動係止
    部に選択的に係脱可能になった一対の吊上げ紐の中間に
    身体支承部を設けてなる身体吊上げ具とから構成してな
    る病弱者リフト装置。
JP10203691U 1991-11-14 1991-11-14 病弱者リフト装置 Pending JPH0568521U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6139008B1 (ja) * 2016-10-14 2017-05-31 船山 高 起き上がり補助具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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