JPS6110495Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6110495Y2 JPS6110495Y2 JP12664780U JP12664780U JPS6110495Y2 JP S6110495 Y2 JPS6110495 Y2 JP S6110495Y2 JP 12664780 U JP12664780 U JP 12664780U JP 12664780 U JP12664780 U JP 12664780U JP S6110495 Y2 JPS6110495 Y2 JP S6110495Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brush
- sharpened
- toothbrush
- brushes
- tip
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Brushes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は歯や歯茎などの清掃性、使用感および
耐久性のすぐれた歯ブラシに関するものである。
耐久性のすぐれた歯ブラシに関するものである。
歯ブラシの基本的な機能としては、歯や歯茎な
どの清掃と歯茎へのマツサージが挙げられるが、
従来の熱可塑性合成繊維、主としてナイロン繊維
からなる刷毛を植毛した歯ブラシは、刷毛の先端
切口が鋭利であるために、歯のエナメル質や歯茎
を損傷することがあり、しかも使用感が悪いとい
う欠点がある。この欠点を改良するために刷毛の
先端を丸く形成する方法（例えば特公昭28−9655
号公報）が提案されているが、かかる改良歯ブラ
シによれば歯のエナメル質や歯茎の損傷や使用感
こそある程度は改善されるものの、歯ブラシの基
本的機能である清掃性の点でいまだ十分とはいえ
ない。
どの清掃と歯茎へのマツサージが挙げられるが、
従来の熱可塑性合成繊維、主としてナイロン繊維
からなる刷毛を植毛した歯ブラシは、刷毛の先端
切口が鋭利であるために、歯のエナメル質や歯茎
を損傷することがあり、しかも使用感が悪いとい
う欠点がある。この欠点を改良するために刷毛の
先端を丸く形成する方法（例えば特公昭28−9655
号公報）が提案されているが、かかる改良歯ブラ
シによれば歯のエナメル質や歯茎の損傷や使用感
こそある程度は改善されるものの、歯ブラシの基
本的機能である清掃性の点でいまだ十分とはいえ
ない。
一般に歯ブラシの清掃性や使用感は太くて硬い
刷毛よりも、細くて軟い刷毛を使用した場合に良
好であるが、通常のナイロン繊維からなる刷毛は
弾性率が低くて腰がなく、しかも回復性が悪くて
使用中にへたりを生ずるなど耐久性が劣るので、
必然的に天然獣毛よりも太く構成せざるを得ない
ため、それを植毛してなる歯ブラシはその清掃性
や使用感を十分に満足できないのである。
刷毛よりも、細くて軟い刷毛を使用した場合に良
好であるが、通常のナイロン繊維からなる刷毛は
弾性率が低くて腰がなく、しかも回復性が悪くて
使用中にへたりを生ずるなど耐久性が劣るので、
必然的に天然獣毛よりも太く構成せざるを得ない
ため、それを植毛してなる歯ブラシはその清掃性
や使用感を十分に満足できないのである。
本考案者らは上記の如き欠点を改良し、清掃
性、使用感および耐久性が均衡してすぐれた歯ブ
ラシを取得すべく検討した結果、刷毛素材として
熱可塑性ポリエステル製モノフイラメントを用
い、しかも先鋭刷毛と先鋭部を有しない刷毛の２
種を交互にかつ先鋭部が突出するように植毛する
ことにより上記目的に合致した歯ブラシが得られ
ることを見出した。
性、使用感および耐久性が均衡してすぐれた歯ブ
ラシを取得すべく検討した結果、刷毛素材として
熱可塑性ポリエステル製モノフイラメントを用
い、しかも先鋭刷毛と先鋭部を有しない刷毛の２
種を交互にかつ先鋭部が突出するように植毛する
ことにより上記目的に合致した歯ブラシが得られ
ることを見出した。
次に図面にしたがつて、本考案の歯ブラシの構
成について説明する。
成について説明する。
第１図の如き植毛刷毛部３と柄部４からなる歯
ブラシにおいて、本考案の歯ブラシはその植毛刷
毛部が第２図の如く構成されている。
ブラシにおいて、本考案の歯ブラシはその植毛刷
毛部が第２図の如く構成されている。
すなわち、本考案の歯ブラシは先鋭刷毛１と先
鋭部を有しない刷毛２とを交互に植毛してなり、
かつ先鋭刷毛１の先鋭部１′が刷毛２の先端２′よ
りも長く突出するように構成したことを特徴とす
るものである。
鋭部を有しない刷毛２とを交互に植毛してなり、
かつ先鋭刷毛１の先鋭部１′が刷毛２の先端２′よ
りも長く突出するように構成したことを特徴とす
るものである。
ここで先鋭刷毛１は先端が刷毛の直径よりも細
くなるように先細りテーパ状に加工されたもので
あり、その先鋭部１′が天然獣毛と同様の感触を
有するためタツチが柔かく、使用感がすぐれてお
り、しかも先鋭部１′が刷毛２よりも突出してい
るため歯と歯の隙間や歯と歯茎との隙間へ先端が
入り易く、清掃性の向上に大きく寄与する。
くなるように先細りテーパ状に加工されたもので
あり、その先鋭部１′が天然獣毛と同様の感触を
有するためタツチが柔かく、使用感がすぐれてお
り、しかも先鋭部１′が刷毛２よりも突出してい
るため歯と歯の隙間や歯と歯茎との隙間へ先端が
入り易く、清掃性の向上に大きく寄与する。
また先鋭部を有しない刷毛２はそれ自体の弾性
率や耐久性がすぐれているので、歯や歯茎の表面
に対する清掃性が良好で、それらを損傷すること
もない。
率や耐久性がすぐれているので、歯や歯茎の表面
に対する清掃性が良好で、それらを損傷すること
もない。
本考案の刷毛素材として使用される熱可塑性ポ
リエステルとしては、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレートなどが代表的で
あり、その他にも酸成分としてイソフタレ酸、β
−ヒドロオキシ安息香酸などの二塩基酸を含む共
重合ポリエステル、またはポリカーボネートなど
ポリエステル以外の熱可塑性合成樹脂を融合混合
したポリエステル組成物などを用いることができ
る。なかでもとくにポリブチレンテレフタレート
製モノフイラメントを使用する場合には伸長弾性
回復が良好で、使用中刷毛のヘタリが極めて少な
く、耐久性が抜群にすぐれた歯ブラシを得ること
ができる。
リエステルとしては、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレートなどが代表的で
あり、その他にも酸成分としてイソフタレ酸、β
−ヒドロオキシ安息香酸などの二塩基酸を含む共
重合ポリエステル、またはポリカーボネートなど
ポリエステル以外の熱可塑性合成樹脂を融合混合
したポリエステル組成物などを用いることができ
る。なかでもとくにポリブチレンテレフタレート
製モノフイラメントを使用する場合には伸長弾性
回復が良好で、使用中刷毛のヘタリが極めて少な
く、耐久性が抜群にすぐれた歯ブラシを得ること
ができる。
これらの熱可塑性ポリエステルからモノフイラ
メントを製造する方法にはとくに制限がなくモノ
フイラメントには染顔料や安定剤などの添加剤の
練り込み、表面処理および延伸処理などの適宜な
処理を施こすことができる。モノフイラメントの
直径も適宜選択し得るが、通常は0.1〜0.25mmの
範囲が適当である。
メントを製造する方法にはとくに制限がなくモノ
フイラメントには染顔料や安定剤などの添加剤の
練り込み、表面処理および延伸処理などの適宜な
処理を施こすことができる。モノフイラメントの
直径も適宜選択し得るが、通常は0.1〜0.25mmの
範囲が適当である。
また先鋭刷毛１は例えば特公昭50−40195号公
報に記載されるポリエステルモノフイラメントの
毛端をカ性ソーダ水溶液などの加水分解性溶液に
浸漬し、浸漬繊維部を部分溶解除去して先鋭部
１′を形成せしめる方法などにより容易に得るこ
とができる。
報に記載されるポリエステルモノフイラメントの
毛端をカ性ソーダ水溶液などの加水分解性溶液に
浸漬し、浸漬繊維部を部分溶解除去して先鋭部
１′を形成せしめる方法などにより容易に得るこ
とができる。
先鋭刷毛１と先鋭部を有しない刷毛２の植毛手
段も任意であるが、例えば第３図に示した様に一
端に先鋭部１′を有する先鋭刷毛の切断片を、先
鋭部１′が他端２′よりも長くなる様にＵ字状に折
り曲げることにより、先鋭刷毛１と刷毛２を構成
し、その折り曲げ個所５を歯ブラシの柄部に植え
込む方法が最も簡便である。
段も任意であるが、例えば第３図に示した様に一
端に先鋭部１′を有する先鋭刷毛の切断片を、先
鋭部１′が他端２′よりも長くなる様にＵ字状に折
り曲げることにより、先鋭刷毛１と刷毛２を構成
し、その折り曲げ個所５を歯ブラシの柄部に植え
込む方法が最も簡便である。
以上説明したように本考案の歯ブラシは弾性率
が高くてナイロン繊維よりも腰があり、そのため
刷毛の太さを細くできる熱可塑性ポリエステルモ
ノフイラメントを素材としているので、使用感が
極めて良好であり、かつ、すぐれた清掃性および
耐久性を有するものである。さらに刷毛を先鋭刷
毛と先鋭部を有しない刷毛の両者で構成し、先鋭
端を突出せしめているので、天然獣毛と同様の感
触でタツチが柔かく、使用感の良さと共に、細か
い歯の隙間に対する清掃性が一層改良されるとい
う相乗的な効果が得られる。
が高くてナイロン繊維よりも腰があり、そのため
刷毛の太さを細くできる熱可塑性ポリエステルモ
ノフイラメントを素材としているので、使用感が
極めて良好であり、かつ、すぐれた清掃性および
耐久性を有するものである。さらに刷毛を先鋭刷
毛と先鋭部を有しない刷毛の両者で構成し、先鋭
端を突出せしめているので、天然獣毛と同様の感
触でタツチが柔かく、使用感の良さと共に、細か
い歯の隙間に対する清掃性が一層改良されるとい
う相乗的な効果が得られる。
第１図は一般的な歯ブラシの総体側面図、第２
図は本考案の歯ブラシの植毛部の部分拡大側面
図、第３図は植毛前の単糸刷毛の側面図である。 １……先鋭刷毛、１′……先鋭部、２……刷
毛、２′……先端、３……植毛刷毛部、４……柄
部。
図は本考案の歯ブラシの植毛部の部分拡大側面
図、第３図は植毛前の単糸刷毛の側面図である。 １……先鋭刷毛、１′……先鋭部、２……刷
毛、２′……先端、３……植毛刷毛部、４……柄
部。
Claims (1)
- 熱可塑性ポリエステル製モノフイラメントから
なる先鋭刷毛１と先鋭部を有しない刷毛２と交互
に植毛してなり、先鋭刷毛１の先端部が刷毛２の
毛端より突出する様に構成したことを特徴とする
歯ブラシ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12664780U JPS6110495Y2 (ja) | 1980-09-08 | 1980-09-08 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12664780U JPS6110495Y2 (ja) | 1980-09-08 | 1980-09-08 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5750220U JPS5750220U (ja) | 1982-03-23 |
| JPS6110495Y2 true JPS6110495Y2 (ja) | 1986-04-04 |
Family
ID=29487052
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12664780U Expired JPS6110495Y2 (ja) | 1980-09-08 | 1980-09-08 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6110495Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08275825A (ja) * | 1995-04-04 | 1996-10-22 | Nishimura:Kk | 清掃用ブラシ |
| WO2008111792A1 (en) | 2007-03-13 | 2008-09-18 | Best Whasung Co., Ltd. | Processing method for taper of needle-shaped bristle enhanced throughput |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4429471B2 (ja) * | 2000-04-27 | 2010-03-10 | ライオン株式会社 | 歯ブラシ |
| EP1615586B1 (de) * | 2003-04-22 | 2012-05-02 | Trisa Holding AG | Bürstenkopf für eine elektrozahnbürste |
-
1980
- 1980-09-08 JP JP12664780U patent/JPS6110495Y2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08275825A (ja) * | 1995-04-04 | 1996-10-22 | Nishimura:Kk | 清掃用ブラシ |
| WO2008111792A1 (en) | 2007-03-13 | 2008-09-18 | Best Whasung Co., Ltd. | Processing method for taper of needle-shaped bristle enhanced throughput |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5750220U (ja) | 1982-03-23 |
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