JP4097323B2 - 歯ブラシ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テーパ状刷毛を植毛した歯ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】
実開平5−15834号には、刷毛の両端を薬剤処理によりテーパ状に形成した刷毛を用いて構成された歯ブラシが記載されている。また、特開平9−299148号には、両端をテーパ状に形成された刷毛を2つ折りにし、片方の先端に対してもう片方の先端が下方になるように植毛した歯ブラシが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記実開平5−15834号に記載の歯ブラシの場合、刷毛先端部が細くなり過ぎるため、刷掃実感が低いという欠点があった。また、特開平9−299148号に記載の歯ブラシの場合、刷毛先端部が長短不揃いになるため、刷毛長の長い方の毛先が歯肉溝に入り込んで痛いという欠点があり、また、刷毛先端部が先鋭になっているため、刷掃実感が低いという欠点があった。
【0004】
本発明は、テーパ状刷毛を植毛した歯ブラシにおける上記問題を解決したもので、刷毛先の歯間部進入性に優れ、しかも刷掃実感の高い歯ブラシを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、テーパ状刷毛を植毛した歯ブラシにおいて、前記テーパ状刷毛の毛先最先端部が曲率半径R=0.02〜0.04mmの半球状とされ、該半球状とされた毛先最先端部に続くテーパ部分の外形状が、y=ax (ただし、yは刷毛中心軸からの半径、xは毛先最先端部からの距離、aは係数、nはべき数)の式で表されるようにし、該式のべき数nの値を0.15〜0.20の範囲に設定したものである。
【0006】
【作用】
本発明に係る歯ブラシの場合、テーパ状刷毛の毛先最先端部が曲率半径R=0.02〜0.04mmの半球状とされているので、歯茎や歯面などへの当たり具合がよくなり、刷掃実感を高めることができるとともに、歯肉を傷めることが少ない。
【0007】
また、毛先最先端部に続くテーパ部分の外形状をy=axの式(n=0.15〜0.20)に従って滑らかにつないでいるので、テーパ部が細すぎたり、太すぎたりすることがなく、充分な刷掃効果を上げることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1〜図5に本発明に係る歯ブラシの一実施の形態を示す。
図1は本発明に係る歯ブラシのヘッド部の側面図、図2はヘッド部の平面図、図3はヘッド部に植毛された毛束の先端部分の側面図、図4はテーパ状刷毛の先端部分の側面図、図5は図4中の毛先先端P部分の拡大図である。
【0009】
図において、1は歯ブラシのヘッド部、2はヘッド部1に植毛された毛束、3は毛束2を構成するテーパ状刷毛、4は柄部(図示せず)につながる首部である。ヘッド部1に植毛された各毛束2は、それぞれ複数本のテーパ状刷毛3を束ねて構成されている。
【0010】
そして、本発明は、前記毛束2を構成する刷毛として、図4および図5に示すように、毛先最先端部が曲率半径R=0.02〜0.04mmの半球状とされているとともに、この半球状とされた毛先最先端部に続くテーパ部分(先端から1.5mmの範囲)を、下式(1)に従って滑らかに連続させたテーパ状毛束2を用い、さらに、図1および図3に示すように、毛束2を構成するすべてのテーパ状刷毛3の先端を同じ高さhに揃えたものである。
【0011】
y=ax (1)
ただし、y:刷毛中心軸からの半径
x:毛先最先端部からの距離
a:係数(a=0.1)
n:べき数
【0012】
なお、上式におけるべき数nの値は、種々実験の結果、n=0.15〜0.20とした。
【0013】
また、前記テーパ状刷毛3の刷毛長(高さ)hは、h=8〜14mm、好ましくはh=10〜12mmとすることが望ましい。また、テーパ部を除くストレート部分の刷毛径d(図4参照)は、0.15〜0.25mm、望ましくは0.15〜0.20mmとするのがよい。
【0014】
本発明における前記半球状部の曲率半径Rおよび(1)式のべき数nの値は、次のような考えの基に決定された。すなわち、毛先丸め加工を施していない従来のテーパ状刷毛の場合、刷毛最先端部の曲率半径Rは、通常0.015mm未満であり、これを(1)式に当てはめると、べき数nは0.29よりも大きな値となる。一方、刷毛最先端部の曲率半径R0.07mmを越えると、刷掃実感は向上するが、刷毛先の歯間部進入性が低下する。この値を(1)式に当てはめると、べき数nの値は0.11よりも小さくなる。
【0015】
このような検討の結果、本発明では、刷掃実感と刷毛先の歯間部進入性の両方を確実に満足する条件として、毛先最先端部の曲率半径Rの範囲をR=0.02〜0.04mmとし、テーパ形状を表す(1)式のべき数nの値をn=0.15〜0.20に設定したものである。
【0016】
刷毛材質としては、歯ブラシ用に適しているものであればよく、例えば、ポリエステル、ポリアミドなどを用いることができるが、好ましくはポリブチレンテレフタレートを用いることが望ましい。
【0017】
上記構成になる本発明の歯ブラシを製造するには、まず、用意した用毛の両端を薬剤処理などによって(1)式に従ったテーパ状に加工した刷毛を作製する。このようにして得られたテーパ状刷毛は、その最先端部が半球状に加工されておらず、鋭く尖ったままの毛先となっている。
【0018】
次いで、上記毛先の尖ったテーパ状刷毛を複数本束ねて毛束2とし、この毛束2をその中央部で折り曲げて平線などによってヘッド部1に植毛する。このようにして植毛された毛束2の各テーパ状毛束の先端部は、図6に示した従来の歯ブラシと同様に、その毛先先端が鋭く尖っているとともに、各刷毛の刷毛長(高さ)もばらばらのままとなっている。
【0019】
そこで、上記のようにして毛束2を植毛した後、砥石やサンドペーパを備えた研磨装置によって毛先先端を研磨処理し、植毛されたテーパ状刷毛の最先端部を、図5に示すような曲率半径R=0.02〜0.04mmの半球状に丸加工すると同時に、各刷毛の先端を、図1および図3に示すように、同じ刷毛長(高さ)hに揃える。これによって、各テーパ状刷毛は、前述した曲率半径Rおよび(1)式で与えられるテーパ形状を備えた本発明のテーパ状刷毛3となり、本発明の歯ブラシが完成する。
【0020】
なお、上記例示した製造方法では、毛束を2つ折りにして植毛する関係上、用毛の両端にテーパを形成した刷毛を用いたが、製造方法によっては用毛の片側先端のみにテーパを形成した刷毛を用いることもでき、いずれのテーパ形式の刷毛を用いるかは、採用する製造方法に応じて決定すればよい。
【0021】
上記のようにして製造された本発明の歯ブラシを用いて歯を磨いた場合、毛束2を構成する各テーパ状刷毛3の毛先先端部が半球状に加工されているため、歯茎や歯面などへの当たり具合がよく、刷掃実感を高めることができるとともに、刷毛先端部で歯肉を傷めることがなくなる。
【0022】
また、毛先最先端部に続くテーパ部分の外形状がy=axn の式に従って滑らかにつながれているので、テーパ部が細すぎたり、太過ぎたりすることがなく、適度な弾力性を有し、刷掃効果を向上することができる。また、各テーパ状刷毛3の先端が同じ高さに揃えられているので、従来の歯ブラシのように刷毛長の長い方の毛先が歯肉溝に入り込んで痛い、というようなこともなくなる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、発明によれば、刷毛先の歯間部進入特性に優れるとともに、刷掃実感の高い歯ブラシを提供することができる。また、従来のこの種の歯ブラシでは困難であった歯間三角(歯と歯の間の三角形状の空隙)の清掃を効果的に行なうことができ、歯周疾患の予防および治療用の歯ブラシとして好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る歯ブラシのヘッド部の側面図である。
【図2】 ヘッド部の平面図である。
【図3】 ヘッド部に植毛された毛束の先端部分の側面図である。
【図4】 テーパ状刷毛の先端部分の側面図である。
【図5】 図4中の毛先先端P部分の拡大図である。
【図6】 従来の歯ブラシにおける毛束先端部分の側面図である。
【符号の説明】
1 ヘッド部
2 毛束
3 テーパ状刷毛
4 首部
R 毛先最先端部の曲率半径
n べき数
h 刷毛長(高さ)

Claims (1)

  1. テーパ状刷毛を植毛した歯ブラシにおいて、
    前記テーパ状刷毛の毛先最先端部が曲率半径R=0.02〜0.04mmの半球状とされ、該半球状とされた毛先最先端部に続くテーパ部分の外形状が、y=ax (ただし、yは刷毛中心軸からの半径、xは毛先最先端部からの距離、aは係数、nはべき数)の式で表されるようにし、該式のべき数nの値を0.15〜0.20の範囲に設定したことを特徴とする歯ブラシ。
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