JPS61103448A - X線造影性を有する医療用シ−ト状補綴材料 - Google Patents

X線造影性を有する医療用シ−ト状補綴材料

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JPS61103448A
JPS61103448A JP59224060A JP22406084A JPS61103448A JP S61103448 A JPS61103448 A JP S61103448A JP 59224060 A JP59224060 A JP 59224060A JP 22406084 A JP22406084 A JP 22406084A JP S61103448 A JPS61103448 A JP S61103448A
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八木橋 英男
博 加藤
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Japan Gore Tex Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリテトラフロロエチレン(以下。
FTFBという)ン用いたX線造影性を有する医療用シ
ート状補綴材料に関するものである0〔従来の技術〕 病変あるいは損傷した心臓各部c中隔、壁、弁、6膜、
心内膜など)、血管、横隔膜、腹膜、筋膜。
骨膜、朧鞘、脳膜などt外科的に補修、修復する材料(
補綴、補填、置換、代替材料などとも呼ばれる)として
は、延伸法によって得られる連続気孔性多孔質PTFE
(EPTFEとも略記される。商品名: Gore −
Tex■)が、松本等により、7971年ノO月に札幌
で開かれた第9回日本人工臓器学会において発表され、
r Porous Polytetrafluoroe
thyleneの人工血管への応用」として、ノ92コ
年3月1.f日発行、「人工臓器」第1巻、第1号に掲
載されて以来、日本および外国において、多(の医学文
献に示され、臨床例も多(、医療用補綴材料として現在
、最も有効なものとされている0延伸PTFEYシー 
 ト状の補綴材料とすることについては、特開昭jグー
90g97号公報および特開昭66−11062号公報
に記載されている。前者は、2枚以上の延伸FTFBシ
ー)Yその王延伸方向を互いに任意の角度で交叉させて
積層一体化させた医療用補綴材料であり、後者は、延伸
FTFEシートと製織または不織布とをラミネートした
シート状の補綴材料である。これらの材料は、夫々の公
報に示されたように、補綴材料として非常に優れた特性
を持っているが、X線透過性であるため、移植あるいは
修復手術後に、その位置をX線写真によって確認するこ
とはできない。しかし、′〜)   手術後にその位置
YX線撮影によって知ることができれば1手術の成否に
ついて一つの有力な情報が得られることになり、外科学
的に非常に有意義である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の医療用シート状補綴材料の問題に鑑
みて、X線造影性?有し、しがも為害性がな(、抗血栓
性、非漏血性(プレクロッティング不要)、組織の内方
生長、耐引裂性(縫合針、糸により裂けなL/1)、柔
軟性、良好な取扱性、高引張強度の医療用シート状補綴
材料tつ(ろことが当業界の課題であった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、上記の課題を解決すべ(種々検討した結
果、平均粒径10μm以下のX線造影剤微粉末20〜7
0重量係と多数の微小結節がフィブリルによって互いに
結合され、これらの間に多数の空隙が形成された多孔性
微細構造を有するPTFE3o〜gO重量%とからなり
、かつX線造影剤の大部分が上記微小結節に含有された
材料がらなるシート状材料、もしくはこのシート状材料
の片面および/または両面に、多数n微小結節がフィブ
リルによって互いに結合され、これらの間に多数の空隙
が形成された多孔性微細構造を有するPTFE層および
/または布層を設けたシート状材料が上記目的に叶うも
のであること全発見し、゛ 本発明を完成したのである
本発明の医療用シート状補綴材料の主材料である上記の
多孔性微細構造?有するX線造影性のPTFEは、次の
ようにしてっ(る0先ず、X線造影剤として、従来から
この目的に使用されている無機粉末1例えば硫酸バリウ
ム、酸化ビスマス。
硝酸ビスマス、炭酸ビスマス、ニッケル粉などの微粉末
で、平均粒径が194m以下、好適には3μm以下、特
に1μm以下のもの!用意する。平均粒径が70μm以
上では、次の成形工程での加工性が著しく阻害されるか
らである。このX線造影剤粉末を水に分散させ、必要に
応じて界面活性剤を混合し1次いでPTFFiディスパ
ージョンに添加し、攪拌混合する0攪拌混合の過程で、
PTFB微粒子が造影剤微粒子の周りに析出し、ゲル化
して沈澱する。このゲル化までの過程を共凝析という。
この共凝析の終りの過程で酸またはアルカリを少量添加
すると沈澱が促進される。沈澱が完了したら、上澄液を
傾斜し、得られるPTFEとX線造影剤との混和物を乾
燥する。この共凝析法によってはじめて20重量%(以
下、%はすべて重量%を表す)以上のX線造影剤をPT
FE中に混合でき、そして次の成形工程を経ても外観上
大きな問題のない成形品が得られる。この混和物中のX
線造影剤の含量は、混和物の全重量の20〜20%、好
適にはグ0〜60%とする。20係以下では充分なX線
造影性能が得られず、また20%以上では成形性が低下
すると共に、X線造影剤が成形品から離脱する等の問題
が生ずるからである。
上記のようにして得られた混和物は、慣用のPTFE微
粉末と液状潤滑剤との混和物(ペーストとも呼ばれる)
の成形方法に準じて成形される。
即ち、X線造影剤とPTFEとの混和物!液状潤滑剤(
例えばソルベントナフサ、ホワイトオイルなどの液状炭
化水素、石油エーテルなど)と約g。
:20の重量比で混合し、その混合物から予備成形品t
つ(す、該予備成形品tラム押出機!用いてシート状に
押し出f。このシート状の成形品は、程に使用できない
ので、ロールによってその肉厚が約/72〜/ / /
 OKなるように圧延すると強度が高まる。こうして得
られたシート状の成形品から、液状潤滑剤を抽出または
加熱揮散させることによって除去する。なお、液状潤滑
剤を除去しない成形品も次の延伸工程に用いることがで
きるが結果は良(ない。
上記のようにして得られたシート状のXa造影剤を含む
FTFB成形品tグ000以下の温度、好適にはPTF
Kの融点以下の温度に加熱しながら、少な(とも一方向
に延伸する。延伸倍率は11.2〜20倍程度とする0
この延伸によって材料の断面積はあまり減少せず延伸方
向の寸法が大きくなるので、結果物は必然的に空隙を生
じ、多孔質化する。延伸時の温度がPTFFiの融点以
上である場′1  合には、延伸された成形品は、程度
は高(ないけれども焼成されるが、PTFFiの融点以
下の場合には未焼成である。こうして得られる不完全焼
成または未焼成の延伸FTFBシートは延伸状態を維持
して、PTFBの融点以上の温度に加熱して更に焼成度
を高めると寸法安定性および強度が向上する。焼成度は
、焼成温度と時間に比例するので、目的に応じて、即ち
、それ自体が完成品である場合に完全に焼成し、中間体
〔更に加工を施されるもの)の場合は、加工し易い程度
に焼成する0こうして得られるシートの肉厚は約0.0
.2〜=2mm、幅は厚さにもよるが’m程度までの範
囲で調節できる。
上記のようにして延伸されたX線造影剤を含有する連続
気孔性多孔質PTFBは、多数の微小結節が多数のフィ
ブリル〔微細繊維)によって互いに結合され、微小結節
とフィブリルとの間に連続性の空隙(微細気孔)が形成
された多孔性微細構造をもっている。意外なことに、X
線造影剤は、その微小結節の部分に殆ど含有され、そし
てフィブリル部にはX線造影剤は殆ど含有されていない
そのため、この材料の機械的特性は、X線造影剤を含有
しない連続気孔性多孔質PTFEとあまり変わらない。
例えば、フィブリル長は0 、 / −300μ、空孔
率2.f−90%、引張り強さはX線造影剤の含量が増
加する程弱(なるが約70%減止りであり、そして柔軟
性、可撓性、伸縮性、弾性回復力は豊かである。
応じて(1)単独で、あるいは〔2)何層か積層(ラミ
ネート)シてシート状の補綴材料として使用することが
できるが、また〔3)他のシート状材料とラミネートし
た形でも使用できる0 先ず、(1)の場合、X線造影剤を含むKPT’FFi
シートは、肉厚を比較的厚(1例えば、O,05mm以
上にし1寸法を保持して3270以上の温度に加熱して
完全に焼成する0このシート状補綴材料は、引張強度の
あまり必要とされない用途に使用する。
(2)の場合は、X線造影剤を含むEPTFEシートを
比較的薄くつ(す、未焼成ないし不完全焼成状態のもの
を複数枚ラミネートする0その際、前記各EPTFEシ
ートを平板またはドラム上にその主延伸方向が互いに交
叉するように1例えば、下のシートとその上に重ねるシ
ートの延伸方向t、90°あるいは60°づつずらして
順次重ね合わせる。
そして、この重ね合わせたシートをカレンダーロールに
通すなどの適宜の方法で加圧することにより、各単層シ
ートtその自己接着力で一体化させる。次いでその一体
化したシートをドラム等の表面に沿わせて、かつ熱収縮
しないように周囲を固定した状態にして炉に入れ322
0以上の温度で全体的に加熱焼成処理することにより各
層が一体化した本発明品が得られる0 別法としてX線造影剤を含む未焼成ないし不完全焼成の
BPTFE単層シートY球面板あるいはドラムの表面に
沿わせてテンションをかけた状態にして密着させ周縁ケ
固定する0その固定したシートの上に次の未焼成のEP
TFE単層シートを主延伸方向を任意の角度づつずらし
て重ね合わせて同じ(テンションをかけた状態にして密
着させ周縁、?固定する。この操作を繰り返すことによ
り所要複数枚のシー)Y重ね合わせる。次いで炉に入れ
て322C以上の温度で焼成処理することにより各層一
体の本発明品が得られる。
上記のようにして得られたX線造影剤を含むEPTFB
シートのラミネートの各層間は完全に一体化しているが
、微細構造には、単層シートの場合と変わった所はみら
れない。
上記のように単層シートとして未焼成ないし不完全焼成
のKPTFEシー)Y用いると各層の一体化に別設に接
着剤を用いる必要はないが、必要に応じて各単層シート
間に接着剤として、例えば四弗化エチレン−6弗化プロ
ピレン共重合体(FEPI扮末あるいはFEPディスパ
ージョンを介在させることにより接着力を強iなうにし
てもよい。ただし、接着剤の使用量は、製品の柔軟性、
その他゛〜1  0物□、、、1きうだけ損ヶゎないよ
う、いえ1.少な(抑えるべきである。
さらに(3)の場合は、X線造影剤を含有′fるEPT
FEシー)y他tnシート状材料とラミネートする。こ
こで使用する他のシートとしては、X線造影剤を含有し
なl/)KPTFEシートおよび人体組織と適度の反応
性7有する布が挙げられる。
先ず、X線造影剤を含有しないEPTFEシートである
が、これは、例えば特公昭グg−ググ乙6グ号公報、特
開昭グ乙−7.2g41号公報、あるいは特開昭60−
2λggJ号公報などに記載された方法に準じて製造す
ることができる。即ち、 PTFK微粉末CまたはPT
FEディスパージョン凝縮物)に液状潤滑剤〔例えばソ
ルベントナフサ、ホワイトオイルなどの炭化水素油1石
油エーテル等)!添加混合〔混合比PTFE:液状潤滑
剤−約80:20〕し、その混合物から予備成形物をっ
(す、該予備成形物!ラム押出機を用いてシート状に押
出し、必要に応じて圧延して成形物tっ(る。この成形
物から液状潤滑剤を除去しく除去しな(て   1も良
いが、結果的に良(ない)次にこれを未焼結状態(32
7C以下)において長手方向に1.−〜.20倍程度延
伸する。次に、該延伸物を延伸状態において融点以上ま
たはそれより多少低い温度。
好ましくは200〜3907::で加熱することにより
BPTFBシートが製造される。
こうして得られたX線造影剤!含有しないBPTFEシ
ートは、柔軟性、可撓性、耐熱性、耐薬品性。
撥水性、非接着性、滑り性、伸縮性、弾性回復力などに
富むものであって1通常、肉厚。、OS〜3.3mm、
特vcD 、/−1,Omm、気孔率30〜90%、特
に6o−80%、平均孔径0.0/〜20μ、特に/−
jμ、ガーレーナンバー(6,4tsc1;iの断面Y
 / 、2.7 mm Hgの圧力下に1ooccの空
気が透過するのに要する時間)o、oi〜jOOO秒、
水漏れ圧力’ 、 ’ +−’ 、 j Kff/cv
iである。これらの諸性質は、製造条件!調節すること
により、広範囲に変え得るので、目的に合った材料を得
ることができる。
し一体化するには、これらのシートは、焼成されている
よりも未焼成ないし不完全焼成であるのが好ましい。こ
れらコ種類のシートンラミネートする方法は、X線造影
剤を含有するEPTFEシート同志をラミネートする前
記(2)の方法と殆ど同様である。即ち、これらのシー
トt、所要枚数、その主延伸方向が、異なるようにして
、平板またはドラム状にシワのないように重ね合わせる
。重ねる順序は1種類の異なるものを交互にするのを基
本とするが、これに限らず適宜に変更できる。そして隣
接シートの主延伸方向の交叉の角度も、適宜に選定する
口こうして重ね合わせたシートを、カレンダーロールあ
るいは平板プレスにより加圧すると各シートは、夫々の
自己接着力によって一体化するが、前記(2)の場合と
同様に気孔が失われることはない。次に、一体化したシ
ート全ドラムの表面に沿わせて熱収縮しないように固定
し。
炉に入れて3220以上の温度に加熱すると各層が完全
に一体化し、本発明のシート状補綴材料が得られる。上
記のシートの一体化の際にシート間に接着剤を用いる必
要はないが、必要に応じてFEP粉末、ディスパージョ
ンを適用してもよい。
但し、その使用量は、製品の柔軟性が損なわれない程度
に抑えろべきである。
X線造影剤を含有スるEPTFBシートとラミネートシ
て医療用補綴材料とするのに適する他の材料としては1
体組織と適度の反応性を有する布を使用する。このよう
な布としては、従来から医療用材料として市販されてい
る製織布または編織布であって体組織と適度の反応性を
有するものであればいずれも使用可能であるが、ポリエ
ステルの糸あるいは延伸PTFEの糸を製織あるいは編
織したポリエステル布あるいはPTFE布が好適である
そして糸よりなるポリエステル布としては平織りポリエ
ステル布、ポリエステルトリコット布が好ましく、特に
片面を起毛したポリエステルトリコット布が好適である
。また延伸PTFEの糸よりなるPTFEの布としては
ポリテトラフロロエチレントリコット布が好ましい。
ゝ)   上記へ製織布または編織布とX線造影剤を含
有するEPTFKシートの2種の材料を互いに重ね合わ
せて結合させるには、上記2種の材料の間に介在させた
網状の接着剤、もしくは点状または粉状に分布させた接
着剤により接着する。これに使用する適用可能な接着剤
としては、熱溶融性の網状材料1例えばポリエチレンの
ネット(商品名:デルネット)、ポリエステルやナイロ
ンの不織布のような熱溶融性樹脂、ポリエステル系接着
剤、合成ゴム系接着剤(ウレタンエラストマー、ブチル
ゴム等〕、エマルジョン系接着剤(醋酸ビニル樹脂、ア
クリル樹脂などのエマルジョン〕などが挙げられる。
なお、上記2種の材料を結合させる接着剤は、前述のよ
うに網目状に介在させるか、もしくは粉末状または点状
に分布させるのが好適である。その理由は、シート状補
綴材料の柔軟性、可撓性を維持するため、および材料全
体として連続気孔性を保ち、微細構造中への体組織の侵
入を可能とするためである。
喝 また上記2種の材料を結合させる際には、中間に挾んだ
接着剤が溶融するか、あるいは硬化が促進される温度t
かける必要がある。それには、接着に使うロール、シー
トまたは板!加熱するかあるいは前記3者の集合体を金
属ドラム上にシワの無いように固定して、前記温度に保
たれた恒温槽に入れることによって行なう。なお製織層
または編織層がPTFE樹脂である場合は接着を行なう
温度を322C以上にし、PTFEの焼成も同時に行な
うことも可能である。
こうして得られる本発明のX線造影性kWする医療用シ
ート状補綴材料t、さらに補修する患部の曲面に合うよ
うに付形することもできる。そのためには、所望の形状
の金型を用意し、それに前記3者の集合体またはラミネ
ート体!挾んで金型を加熱し、冷却することによって行
えばよい。またこの加熱は、樹脂または接着剤を溶融さ
せるラミネート工程あるいは、焼成工程を兼ねたものと
しても実施し得る。
なおまた、本発明の医療用シート状補綴材料は。
通常、上述のようにX線造影剤!含有するEPTFEシ
ートとX線造影剤を含有しないEPTFEシートあるい
は製織布または編織布層の2層構造であるが、場合によ
っては、これら3者あるいはそれ以上の枚数を適宜の組
合せにすることもできる。
〔実施例〕
以下、実施例によって本発明をさらに詳しく説明するが
、本発明は、これらにより限定されるものではない。
実施例 1 平均粒径0−7μmの硫酸バリウム(キシダ化学製)l
lKfを水2jpに分散させた後、PTFEディスパー
ジョンを固形分6 Kyとなる量を添加し攪拌混合して
硫酸バリウムとPTFEi’i共凝析させ、凝析完了後
、上澄み液を流し出し、得られた凝析物’It12DC
でλ日間、加熱乾燥して硫酸バリウムyo係、PTFE
 6D%のか粒状混合粉末を得た。
この混合粉末100重量部に対して、23重量部の石油
ナフサを混合し、通常のPTFKペースト押出成押出成
工法シート状に押出し、ロール圧延して、厚さ0.lj
mm1幅’ 30 mmのPTFFiシートをえた。加
熱によりこのシートから石油ナフサl完全に揮発させ除
去した後、2JQCの加熱下に長手方向に2倍1幅方向
に7倍に延伸して厚さ0 、0 g mm、空隙率g1
%trIX線造影剤を含有″fる未焼成の]’fiPT
FKシートを得た0このFiPTFBシーMY展張し、
延伸状態を保持したまま3sscで2分間加熱焼成して
医療用シート状補綴材料を得た。このものは厚さ0.0
2mmで空隙率29%、最大孔径0.75μmの物性を
有していた。またこれYX線写真撮影したところシート
全体が淡灰色に写っていた0 実施例 2 特公昭りg−¥グ66グ号に記載された方法に準じて、
未焼成のλ軸延伸EliPTFB膜をつ(つた。
この膜の物性は、膜厚:0.03mm、空隙率:約g2
tji、最大孔径:0.グjμmであった。
この膜グ枚と実施例1に記載のX線造影剤を含有する未
焼成のEPTFFiシート3枚t、それらの王延伸方向
(強度の強い方向]が隣接する膜とシ%1   −トで
は互いに直交するように順次重ね合わせ。
雨量外面にはX線造影剤ン含MしないEPTFE膜が(
るようにし、この重ね合わせたものを金属製の筒の曲面
上にシワの無いように添わせてグ辺?クランプ等により
固定した。
次に、前記のように準備した金属筒を370Cに保った
恒温槽中に30分間入れ、シートと膜を焼成一体化させ
た後、取り出し空冷して1本発明のX線造影剤入り積層
医療用シート状補綴材料を得た。このシート状補綴材料
も充分なX線造影性Y−IWI、ていた。
実施例 3 平らな板主に市販の医療用ポリエステル布〔密度:経糸
7jD、3g、j木/m;緯糸7DD。
33、j本/crn〕Z平らに広げ、その土にポリエチ
レンネット(商品名:デルネット11次に実施例2で得
たシート状補綴材料をそれぞれシワの無いように重ね、
その上から加熱した家庭用アイロ用シート状補綴材料を
得た。この材料をX線撮影したところ灰色に写っていた
実施例 4 −19 一 実施例1に記載のD−jjmm、幅/ 30 mmのロ
ール圧延したX線造影剤t@有する未焼成のPTFEシ
ー)Y加熱下に長手方向に2,3倍延伸した後、s m
m幅のテープ状にした。
次に、このX線造影剤を含有fろKPTFKテープを、
X線造影剤を含有しないEPTFE膜の上にs mm間
隔で平行にならべ、その上にX線造影剤?@有しないK
PTFE膜をのせた。またその上に。
上記のX線造影剤を含有するEPTFEテープを。
その方向が下にあるX線造影剤を含有するBPTFEテ
ープと直交する方向にs mmの間隔で平行にならべ、
その上にX線造影剤を含有しないKPTFK膜!のせた
。またその土に、上記17’lX線造影剤を含有するE
PTFEテープt、その方向が下にあるX線造影剤を含
1rfるKPTFFiテープと直交する方向にs mm
の間隔で平行にならべ、その上にX線造影剤を含有しな
いEPTFE膜をのせた。このように重ね合わせた膜と
テープをコ枚の金属プレートの間で加圧して一体化させ
、このようにして得られたシー)Y金属枠に固定した。
この金属枠f137D7:に保った恒温槽中に3D分間
入れ、焼成してX線造影剤入り積層医療用シート状補綴
材料を得た。このシー)%jX線撮影したところX線造
影剤を含MするEPTFEテープの部分が格子状に写っ
ていた。
〔発明の効果〕
本発明のX線造影性’ill”fffる医療用シート状
補綴材料は、その主要部であるX線造影剤を含む連続気
孔性多孔質PTFEが、多数の微小結節とそれY3次元
的に互いに連結するフィブリルとの間に多数の空隙が形
成された微細構造’に!し、X線造影剤は、その大部分
が微小結節部分に含まれ、フィブリル部には殆ど含まれ
ていないため、従来のFTFB    。
X線造影剤を含有しない連続気孔性多に11鵠または他
の布とのラミネートによるシート状補綴材料の特性を維
持したまま、目的とするX線造影性力付与されている。
また、本発明の医療用シート状補綴材料では、X線造影
性の強弱を調節できる。
そのため、補綴手術後に、その位置を切開手術などによ
らず、X線造影によって容易に確認できるため、患者な
どに殆ど影響を与えろことな(1手術の成否に関する重
要な情報を得ることができる。
なお、X線造影性以外の効果としては、次のようなもの
がある。
組織に対する反応性が極めて少な(、また抗血栓性であ
る。
為害性がな(、各種物性の経時変化がない。
微細気孔からの血液の漏洩がな(、プレクロッティング
が不要である。
微細気孔内へ生体組織が侵入生長でき、生体組織の結合
性が改善される。
引き裂き強度が高(、縫合針/糸により穴、裂けを生じ
ない。
柔軟でクセがな(手術時の成形性、取扱性が良い0 引張強度が高(、また血圧により材料が伸びない0 5′)    所望の物性cXX線造影性以外、寸浩、
肉厚)のものを生産できる。
溶血や癒着を生じない。
さらに、布とラミネートした場合に加わる効果として、
体組織との固定が強(なる、縫合針/糸による穴、裂け
かさらに強(なるなどが挙げられるO

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均粒径10μm以下のX線造影剤微粉末20〜
    70重量%と多数の微小結節がフィブリルによつて互い
    に結合され、これらの間に多数の空隙が形成された多孔
    性微細構造を有するポリテトラフロロエチレン30〜8
    0重量%とからなり、かつX線造影剤の大部分が上記微
    小結節に含有されることを特徴とするX線造影性を有す
    る医療用シート状補綴材料。
  2. (2)平均粒径10μm以下のX線造影剤微粉末20〜
    70重量%と多数の微小結節がフィブリルによつて互い
    に結合され、これらの間に多数の空隙が形成された多孔
    性微細構造を有するポリテトラフロロエチレン30〜8
    0重量%とからなり、かつX線造影剤の大部分が上記微
    小結節に含有されるX線造影性を有するシート状材料の
    片面および/または両面に、多数の微小結節がフィブリ
    ルによつて互いに結合され、これらの間に多数の空隙が
    形成された多孔性微細構造を有するポリテトラフロロエ
    チレン層および/または布層を設けたことを特徴とする
    X線造影性を有する医療用シート状補綴材料。
JP59224060A 1984-10-26 1984-10-26 X線造影性を有する医療用シ−ト状補綴材料 Pending JPS61103448A (ja)

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JPS61103448A true JPS61103448A (ja) 1986-05-21

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JP59224060A Pending JPS61103448A (ja) 1984-10-26 1984-10-26 X線造影性を有する医療用シ−ト状補綴材料

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JP (1) JPS61103448A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63288154A (ja) * 1987-05-21 1988-11-25 Rikagaku Kenkyusho 抗血栓性人造器官材料

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JPS63288154A (ja) * 1987-05-21 1988-11-25 Rikagaku Kenkyusho 抗血栓性人造器官材料

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