JPH05138786A - 積層シート及びその製造方法 - Google Patents

積層シート及びその製造方法

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JPH05138786A
JPH05138786A JP33412091A JP33412091A JPH05138786A JP H05138786 A JPH05138786 A JP H05138786A JP 33412091 A JP33412091 A JP 33412091A JP 33412091 A JP33412091 A JP 33412091A JP H05138786 A JPH05138786 A JP H05138786A
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JP
Japan
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microporous film
core
sheath
polyethylene
laminated sheet
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Application number
JP33412091A
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English (en)
Inventor
Eiji Yamamoto
英治 山本
Katsuyuki Toma
克行 当麻
Koichi Nagaoka
孝一 長岡
敏 ▲かせ▼谷
Satoshi Kaseya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透湿性、耐水性、機械的性質に優れた積層シ
ートを提供する。 【構成】 この積層シートは、不織布と微多孔フィルム
とが接合されてなるものである。微多孔フィルムは、超
高分子量ポリエチレンを主体とするものである。不織布
は、芯鞘型複合繊維を構成繊維とし、構成繊維相互間は
鞘成分の融着によって結合されてなるものである。この
鞘成分は、超高分子量ポリエチレンの重量平均分子量よ
りも小さい重量平均分子量を持つポリエチレンで形成さ
れている。また、芯成分は鞘成分の融点よりも高い融点
を持つ熱可塑性樹脂で形成されている。不織布と微多孔
フィルムとの接合は、不織布の構成繊維である芯鞘型複
合繊維の鞘成分が微多孔フィルムと融着することによっ
て、なされている。この積層シートは、ハウスラップ等
の建築用資材、防水透湿衣料用資材、包装材料及び滅菌
包材等として使用されるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透湿性及び耐水性に優
れた微多孔フィルムを具備し、且つ機械的強力に優れた
積層シート及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、透湿性及び耐水性に優れた微
多孔フィルムが種々開発されており、防水透湿衣料資材
として或いは電池用セパレーター等として使用されてい
る。特に、近年、超高分子量ポリエチレンを主体とする
微多孔フィルムの開発が盛んである(特開昭61-842252
号公報,特開平2-232242号公報等)。しかしながら、こ
の超高分子量ポリエチレンを主体とする微多孔フィルム
を、防水透湿衣料資材等として適する厚さとなるよう
に、二軸延伸等によって厚みを薄くすると、機械的強力
が低下するということがあった。
【0003】このような微多孔フィルムには、多孔性の
編織物或いは不織布等の補強シートを接合して、機械的
強力を向上させることが行なわれている。例えば、この
微多孔フィルムに不織布等を液状の接着剤で接合するこ
とが行なわれている。しかし、液状接着剤を使用する
と、微多孔フィルムの空孔が塞がれる恐れがあり、所望
の透湿性が損なわれるという欠点があった。
【0004】一方、熱可塑性繊維を構成繊維とする不織
布を補強シートとして使用し、超高分子量ポリエチレン
を主体とする微多孔フィルムと積層した後、エンボスロ
ールやカレンダーロール等に導入して不織布に熱及び圧
力を与え、熱可塑性繊維を軟化又は溶融させて、微多孔
フィルムに融着させて接合させることも行なわれてい
る。しかしながら、熱可塑性繊維としてポリプロピレン
やポリエステルを使用すると、微多孔フィルムと不織布
との接合が不十分で、剥離しやすいという欠点があっ
た。これは、微多孔フィルムの材料がポリエチレンであ
って、ポリエステル等との親和性が悪いからである。ま
た、ポリプロピレン等の熱可塑性繊維を軟化又は溶融さ
せる場合、比較的高温度の熱を与える必要があるため、
微多孔性フィルムも軟化又は溶融し、空孔が塞がれてし
まうということもあった。
【0005】この欠点を回避するためには、超高分子量
ポリエチレンを主体とする微多孔フィルムに融着接合さ
せる不織布の構成繊維として、ポリエチレン繊維を使用
すればよいと考えられる。しかしながら、ポリエチレン
繊維はその引張強力が極めて低く、従ってこれを構成繊
維とする不織布も引張強力が極めて低く、補強シートと
して使用するには、不適当であった。更に、ポリエチレ
ン繊維に熱及び圧力を与えると、その繊維形態を喪失し
やすく、微多孔フィルムに融着接合させても、得られた
積層シートの機械的強力の向上を期待できないものであ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、補
強シートとしての不織布の構成繊維として、ある特定の
熱可塑性繊維を使用することにより、超高分子量ポリエ
チレンを主体とする微多孔フィルムと積層し、熱と圧力
を与えて融着接合させても、微多孔フィルムの空孔が塞
がれることを防止すると共に、補強シートと微多孔フィ
ルムとを高剥離強さで接合し、且つ補強シートも当初の
高強力を維持するようにし、もって透湿性及び耐水性に
優れ、機械的強力にも優れた積層シートを提供しようと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、不織布
と超高分子量ポリエチレンを主体とする微多孔フィルム
とが接合されてなる積層シートであって、前記不織布
は、鞘成分が前記超高分子量ポリエチレンの重量平均分
子量よりも小さい重量平均分子量のポリエチレンで形成
され、芯成分が該ポリエチレンの融点よりも高い融点を
持つ熱可塑性樹脂で形成された芯鞘型複合繊維を構成繊
維とし、且つ該構成繊維相互間が該鞘成分の融着によっ
結合されてなるものであり、前記微多孔フィルム面に当
接している所定の該芯鞘型複合繊維の該鞘成分が前記微
多孔フィルム面に融着することにより、前記不織布と前
記微多孔フィルムとが接合されていることを特徴とする
積層シート及びその製造方法に関するものである。
【0008】本発明において使用する微多孔フィルム
は、超高分子量ポリエチレンを主体とするものである。
超高分子量ポリエチレンとは、著しく分子量の大きいポ
リエチレンであり、一般的には3×105以上の重量平均分
子量を持つものである。重量平均分子量が3×105未満に
なると、得られる微多孔フィルムの弾性や強力が低下す
る傾向が生じる。本発明においては、重量平均分子量が
8×105〜50×105の範囲の超高分子量ポリエチレンを使
用するのが、好ましい。重量平均分子量が50×105を超
えると、超高分子量ポリエチレンを溶媒に溶解させた場
合に、高粘度になりすぎて、フィルム形成性が低下する
傾向が生じる。なお、重量平均分子量は、従来公知のゲ
ル透過クロマトグラフィ法によって決定されるものであ
る。
【0009】微多孔フィルムは、超高分子量ポリエチレ
ン100重量%よりなるものであってもよいし、少量の他
の重合体と超高分子量ポリエチレンとの混合物よりなる
ものであってもよい。他の重合体としては、一般的に、
ポリプロピレン、ポリブチレン、或いは少量のエチレン
が共重合されたポリプロピレン等のアルケンポリマーが
使用される。また、他の重合体の混合量は、最高25重量
%程度である。更に、微多孔フィルムには、安定剤、着
色剤、顔料、充填剤等の、一般に使用される添加剤が含
有されていてもよい。
【0010】微多孔フィルムの厚みは、5〜500μm程度
が好ましい。微多孔フィルムの厚さが5μm未満になる
と、引張強力等の機械的強力が低下し、取り扱いにくく
なる傾向が生じる。微多孔フィルムの厚さが500μmを
超えると、空孔径や空孔率が一定以上であっても、透湿
度が低下する傾向が生じる。微多孔フィルムの厚みは、
マイクロメーターで測定されるものである。また、微多
孔フィルムの空孔径は、0.1〜50μm程度が、好まし
い。空孔径が0.1μm未満になると、微多孔フィルムの
透湿度が低下する傾向が生じる。逆に、空孔径が50μm
を超えると、微多孔フィルムの耐水度が低下する傾向が
生じる。ここで、微多孔フィルムの空孔径は、株式会社
日立製作所製S-4000型電界放射形走査電子顕微鏡を用い
て撮影した、微多孔フィルムの表面写真より測定される
ものである。更に、微多孔フィルムの空孔率は、50%程
度以上であるのが好ましい。空孔率が50%未満になる
と、微多孔フィルムの透湿度が低下する傾向となる。こ
こで、微多孔フィルムの空孔率は、次式によって算出さ
れるものである。即ち、空孔率(%)=[1−(フィル
ム密度/嵩密度)]×100である。但し、式中、嵩密度
は出発原料の密度を意味し、超高分子量ポリエチレンの
場合、約0.96である。また、フィルム密度は、ASTMD-79
2記載の方法に準じて測定されるものである。
【0011】超高分子量ポリエチレンは、エチレンを重
合して得られるものである。この際、エチレン100モル
%を使用して重合してもよいし、最高5モル%のプロピ
レン、ブテン、ペンテン、ヘキサン、4-メチル-ペンテ
ン-1、オクテン等を共重合して超高分子量ポリエチレン
を得てもよい。重合方法は、公知の方法で行なうことが
でき、特に遷移金属触媒を使用して行なうのが好まし
い。
【0012】超高分子量ポリエチレンを主体とする微多
孔フィルムの製造方法としては、公知の方法で行なうこ
とができる。例えば、超高分子量ポリエチレンを、トル
エン、キシレン、テトラリン、デカリン、炭素数9〜10
のアルケン又は石油留分等の、最低100℃の沸点を有す
る脂肪族炭化水素、環状脂肪族炭化水素或いは芳香族炭
化水素に溶解し、この溶液をゲル化温度以上の温度でス
リット状ダイから押し出した後、溶媒の全部若しくは一
部を除去するか、又は溶媒を除去しないで、75℃以上の
温度で延伸することによって、微多孔フィルムを製造す
ることができる(特開昭61-84225号公報)。また、超高
分子量ポリエチレンの蒸発性溶媒溶液を用いてフィルム
を形成し、溶解温度以下の温度でフィルムから溶媒を蒸
発させ、次いでフィルム中に生じる収縮をフィルム面の
少なくとも一方向で防止するか、又はフィルム面の一つ
以上の方向にフィルムを延伸し、フィルムから溶媒を除
去することによって、微多孔フィルムを製造することが
できる(特開平2-232242号公報)。以上の如き公知の方
法で得られ微多孔フィルムの空孔率を向上させるために
は、同時二軸延伸或いは逐次二軸延伸処理を施すのが、
好ましい。同時二軸延伸処理を施す場合には、延伸倍率
を縦方向3〜9倍、横方向3〜9倍とし、延伸温度を超高分
子量ポリエチレンの融点よりも5〜60℃低い温度で行な
うのが、好ましい。延伸温度が、超高分子量ポリエチレ
ンの融点よりも5℃低い温度を超えると、延伸時にフィ
ルムの溶断が起こりやすくなる。逆に、延伸温度が、超
高分子量ポリエチレンの融点よりも60℃低い温度よりも
更に低いと、延伸斑が発生する恐れがある。逐次二軸延
伸処理を施す場合には、ロールによる縦延伸を行なった
後、テンターによる横延伸を行なう。延伸倍率は、同時
二軸延伸処理の場合と同様であり、延伸温度は縦方向の
延伸時が60〜120℃で、横方向の延伸時は縦方向の延伸
時の温度よりも5℃以上高い温度で行なわれる。縦方向
の延伸時と横方向の延伸時における延伸温度の差が少な
いと、横方向の延伸時にフィルムが破断する恐れがあ
る。以上の如き方法によって、空孔率50%以上の微多孔
フィルムを確実に得ることができるのである。
【0013】本発明において使用する不織布は、芯鞘型
複合繊維を構成繊維とするものである。この芯鞘型複合
繊維の鞘成分は、超高分子量ポリエチレンの重量平均分
子量よりも小さい重量平均分子量のポリエチレンで形成
されている。この鞘成分は、超高分子量ポリエチレンを
主体とする微多孔フィルムと不織布とを接合する際に、
軟化又は溶融させて融着させるものである。従って、鞘
成分が軟化又は溶融する際、微多孔フィルムが軟化した
り或いは溶融したりすることがないようにする必要があ
る。このため、鞘成分のポリエチレンの重量平均分子量
を、超高分子量ポリエチレンの重量平均分子量よりも小
さくし、鞘成分の融点を超高分子量ポリエチレンの融点
よりも低くしたのである。鞘成分を構成するポリエチレ
ンとしては、従来公知の低密度ポリエチレンや高密度ポ
リエチレン等が使用される。特に、好ましくは、エチレ
ンとオクテン-1との共重合体であって、オクテン-1を1
〜10重量%含有した線状低密度ポリエチレンが使用され
る。
【0014】芯鞘型複合繊維の芯成分としては、鞘成分
であるポリエチレンの融点よりも高い融点を持つ熱可塑
性樹脂であって繊維形成能のあるものであれば、どのよ
うなものでも使用しうる。特に、好ましくはポリエステ
ルが使用される。ポリエステルとしては、酸成分である
テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,6-ナフタレ
ンジカルボン酸等の芳香族ビカルボン酸又はこれらのエ
ステル類と、ジオール成分であるエチレングリコール、
ジエチレングリコール、1,4-ブタンジオール、ネオペン
チルグリコール、シクロヘキサン-1,4-ジメタノール等
のジオール類とを共重合したものが、好適に使用され
る。また、このポリエステルに、安定剤、着色剤、顔
料、充填剤等の従来公知の添加剤を添加してもよい。
【0015】芯鞘型複合繊維における鞘成分と芯成分と
の重量割合は、鞘成分/芯成分=20〜80重量%/80〜20
重量%であるのが好ましい。鞘成分は、芯鞘型複合繊維
相互間の融着及び微多孔フィルムと不織布との融着のた
めに用いられるものであるため、鞘成分が20重量%未満
になると、これらの融着が不十分になる傾向が生じる。
逆に、鞘成分が80重量%を超えると、骨格成分である芯
成分の重量割合が少なくなり、融着後における不織布の
強力が低下する傾向が生じる。また、芯鞘型複合繊維の
繊度は、5デニール未満であるのが好ましい。5デニール
を超えると、芯鞘型複合繊維自体が剛直になり、得られ
る不織布の柔軟性が低下し、微多孔フィルムとのなじみ
が悪くなる傾向が生じる。また、本発明で使用する芯鞘
型複合繊維は、長繊維であってもよく、短繊維であって
もよく、更にその断面形状も円形のみならず、多葉形や
中空形であってもよい。長繊維よりなる芯鞘型複合繊維
の具体的な製造方法としては、鞘成分に線状低密度ポリ
エチレンを使用し、芯成分にポリエステルを使用し、鞘
成分の溶融紡糸温度220〜280℃で芯成分の溶融紡糸温度
275〜290℃で複合溶融紡糸を行ない、得られた糸条をエ
アーサッカーで引き取ればよい。
【0016】芯鞘型複合繊維を構成繊維とする不織布
は、以下の如き製造方法によって得ることができる。即
ち、芯鞘型複合繊維をシート状に集積して繊維ウェブを
形成した後、鞘成分を軟化又は溶融させ、構成繊維であ
る芯鞘型複合繊維相互間を融着させて、不織布を得るこ
とができる。芯鞘型複合繊維が長繊維である場合には、
エアーサッカーで引き取った後、直ちに移動する金網コ
ンベア上にシート状に集積して繊維ウェブを形成し、鞘
成分を軟化又は溶融させ、構成繊維である芯鞘型複合繊
維相互間を融着させて、不織布を得ることができる。特
に、鞘成分の軟化又は溶融を、繊維ウェブ全体に施すの
ではなく、所定の区域にのみ施すのが好ましい。この理
由は、繊維ウェブ全体において鞘成分が融着している
と、得られる不織布の柔軟性が低下する傾向が生じるか
らである。芯鞘型複合繊維の鞘成分を所定の区域で軟化
又は溶融させるには、例えば、繊維ウェブをエンボスロ
ールに導入して、エンボスロールの凸部に対応する区域
において、鞘成分を軟化又は溶融させるのが、好まし
い。また、この際、エンボスロールの凸部の温度を、鞘
成分であるポリエチレンの融点よりも5〜30℃低い温度
に設定しておくのが、好ましい。ポリエチレンの融点よ
りも5℃低い温度を超えた温度で融着を施すと、鞘成分
が溶融して流動し、不織布の間隙を塞いでしまう恐れが
ある。また、エンボスロールによって所定の区域に融着
を施した場合、この融着区域の面積率(不織布の面積に
対する融着区域の面積の総和)は、4〜40%であるの
が、好ましい。融着区域の面積率が4%未満になると、
構成繊維である芯鞘型複合繊維相互間の融着が十分でな
く、得られる不織布の強力が低下する傾向が生じる。逆
に、融着区域の面積率が40%を超えると、融着区域が多
すぎて、得られる不織布の柔軟性が低下する傾向が生じ
る。
【0017】以上説明した不織布と微多孔フィルムとを
積層し、微多孔フィルムが当接している不織布面の所定
の芯鞘型複合繊維の鞘成分を軟化又は溶融させ、この鞘
成分と微多孔フィルムとを融着させて、不織布と微多孔
フィルムとを接合すれば、本発明に係る積層シートを得
ることができる。鞘成分を軟化又は溶融させる場合、鞘
成分であるポリエチレンの融点よりも5〜30℃低い温度
の熱と圧力とを与えるのが好ましい。圧力を付与しない
場合には、ポリエチレンの融点以上の温度の熱を与えな
ければ、鞘成分であるポリエチレンを軟化又は溶融させ
ることができない。そして、ポリエチレンの融点以上の
温度の熱を与えると、ポリエチレンが溶融して流動する
恐れがあり、微多孔フィルムの空孔を塞ぐ恐れがある。
更に、圧力を与えた場合でも、ポリエチレンの融点より
も5℃低い温度を超える温度の熱を与えると、ポリエチ
レンが溶融して流動する恐れがあり、微多孔フィルムの
空孔を塞ぐ恐れがある。
【0018】不織布と微多孔フィルムとの積層物に、所
定の熱と圧力を与える方法としては、エンボスロールに
この積層物を導入する方法、又はカレンダーロールにこ
の積層物を導入する方法が好ましい。エンボスロールに
導入した場合には、エンボスロールの凸部に対応する積
層物の区域に、熱と圧力が与えられ、その区域で不織布
と微多孔フィルムとが接合することになる。即ち、エン
ボスロールの凸部に対応する区域において、微多孔フィ
ルムと当接している芯鞘型複合繊維の鞘成分が軟化又は
溶融して、微多孔フィルムと融着するのである。この
際、接合区域の面積率(不織布と微多孔フィルムとが当
接している全区域に対する接合区域の総和)は4%以上
であるのが、好ましい。接合区域の面積率が4%未満に
なると、不織布と微多孔フィルムとが剥離しやすくなる
傾向が生じる。また、積層物をカレンダーロールに導入
した場合には、不織布と微多孔フィルムとが積層され当
接している全区域に亙って、両者が接合することにな
る。即ち、微多孔フィルムと当接している殆ど全ての芯
鞘型複合繊維の鞘成分が軟化又は溶融して、微多孔フィ
ルムと融着するのである。この場合には、剥離強さは大
幅で向上するが、柔軟性がエンボスロールを使用した場
合に比べて、低下する傾向が生じる。なお、不織布と微
多孔フィルムとの積層物は、二層積層物であってもよい
し、不織布又は微多孔フィルムを中層とする三層積層物
であってもよい。更に、三層を超える多層積層物であっ
てもよい。
【0019】
【実施例】
実施例1 重量平均分子量20×105の超高分子量ポリエチレンより
なる未延伸フィルム(DSM社製、商品名SOLUPOR)を
用い、延伸温度120℃、縦延伸倍率7倍、横延伸倍率6倍
の条件で逐次延伸を行なって、微多孔フィルムを得た。
この微多孔フィルムは、厚み15μm、目付5.5g/m2
引張強力5kgf/5cm、引裂強力300gf、空孔率77%、
最大空孔径0.114μm、透湿度14300g/cm2/D、耐水
度1900mm、通気度95sec/100mlであった。一方、芯成分
がポリエステルであり、鞘成分が線状低密度ポリエチレ
ンである芯鞘型複合長繊維で構成され、且つ芯鞘型複合
長繊維相互間が鞘成分で融着されている不織布(ユニチ
カ株式会社製、商品名エルベス、目付15g/m2、厚み9
1μm)を準備した。そして、微多孔フィルムを中層と
し、不織布を上下層とした三層積層物を得、この積層物
をエンボスロール加工機に導入した。この際、エンボス
ロール加工機のロール温度は122℃であり、ロール間の
線圧は25kgf/cmであった。以上のようにして得られた
積層シートは、接合区域の面積率が12%であった。
【0021】この積層シートを、エチレンオキサイドガ
ス中で1昼夜滅菌を行ない、その後5日間無菌室中に放
置し、エチレンオキサイドガスの除去を行なった。この
無菌状態の積層シートを、無菌室内で空気瀘過器に取り
付け、109個/mlの試験菌(Pseudmonas diminuta IFO 1
4213)を含む培養液を霧状に噴霧し、この霧状物を瀘過
した。瀘過された霧状物は、予め滅菌された培養液に導
入し、この培養液を30℃で48時間、恒温器中に置いた。
48時間後、この培養液を取り出してみると、透明な培養
液であり菌の繁殖は、認められなかった。従って、この
積層シートは、バクテリア等の菌を除去するフィルター
として、好適に使用しうるものであった。
【0022】また、この積層シートの各種物性は、表1
及び表2に記載したとおりであった。
【表1】
【表2】 微多孔フィルムの各種物性、及び表1及至表2に記載さ
れた積層シートの各種物性の測定方法は、以下のとおり
である。 (1)微多孔フィルムの引張強力:ASTM D-882に準じて、
インテスコ社製の万能引張試験機を用いて測定した。 (2)積層シートの引張強力:JIS L-1096に記載のストリ
ップ法に準じ、巾50mm、長さ100mmの試験片を準備し、
インテスコ社製の万能引張試験機を用いて、最大引張強
力を測定した。 (3)微多孔フィルム及び積層シートの引裂強力:JIS K-7
311に記載のエレメンドルフ型に準じ、インテスコ社製
の万能引張試験機を用いて測定した。 (4)積層シートの剥離強さ:JIS L-1066に記載の方法に
準じ、巾25mm、長さ15cmの試験片を準備し、インテスコ
社製の万能引張試験機を用いて測定した。 (5)微多孔フィルム及び積層シートの透湿度:JIS L-109
9に記載の塩化カルシウム法(Aー1法)に準じて測定し
た。 (6)微多孔フィルム及び積層シートの耐水度:JIS L-109
2に記載のA法(低水圧法)に準じて測定した。 (7)微多孔フィルム及び積層シートの通気度:JIS L-109
6に記載のガーレー形通気度試験機を用いて測定した。
【0023】実施例2 重量平均分子量10×105の超高分子量ポリエチレンより
なる未延伸フィルム(DSM社製、商品名SOLUPOR)を
用い、延伸歪速度3000%/分、延伸温度120℃、延伸倍
率3×3の条件で同時二軸延伸を行なって、微多孔フィル
ムを得た。この微多孔フィルムは、厚み20μm、目付12
g/m2、引張強力2kgf/5cm、引裂強力500gf、空孔
径5〜20μm、透湿度11971g/cm2/D、耐水度1900m
m、通気度28sec/100mlであった。この微多孔フィルム
と実施例1で使用した不織布とを実施例1と同一の条件
でエンボスロール加工機に導入して、積層シートを得
た。この積層シートの各種物性を表1に示した。
【0024】実施例3 実施例2で使用した微多孔フィルムと実施例1で使用し
た不織布とを積層した二層積層物を、実施例1と同一の
条件でエンボスロール加工機に導入して、積層シートを
得た。この積層シートの各種物性を表1に示した。
【0025】実施例4 実施例2で用いたのと同一の三層積層物を、カレンダー
ロール加工機に導入した。この際、カレンダーロール加
工機のロール温度は122℃であり、ロール間の線圧は100
kgf/cmであった。以上のようにして得られた積層シー
トは、接合区域の面積率が100%であった。また、この
積層シートの各種物性は、表1及び表2に記載したとお
りであった。
【0026】実施例5 実施例3で用いたのと同一の二層積層物を、実施例4で
用いたのと同一のカレンダーロール加工機に同一の条件
で導入した。得られた積層シートの各種物性を表1に示
した。
【0027】比較例1 実施例1で使用した不織布を二枚積層し、実施例4で使
用したのと同一のカレンダーロール加工機に同一の条件
で導入した。得られた積層不織布シートの各種物性を表
1に示した。また、この積層不織布シートを実施例1と
同様の条件で透菌性の試験を行なった。培養液は、濁っ
ており菌の繁殖が認められた。
【0028】比較例2 非複合型のポリエチレン繊維を構成繊維とする不織布
(目付15g/m2)を上下層とし、実施例1で使用した
微多孔フィルムを中層として、三層積層物を得た。この
三層積層物を、実施例3で使用したのと同一のカレンダ
ーロール加工機に同一の条件で導入した。得られた積層
シートの各種物性を表1に示した。
【0029】比較例3 非複合型のポリプロピレン繊維を構成繊維とする不織布
(目付15g/m2)を上下層とし、実施例1で使用した
微多孔フィルムを中層として、三層積層物を得た。この
三層積層物を、実施例1で使用したのと同一のエンボス
ロール加工機に同一の条件で導入した。得られた積層シ
ートの剥離強さを表2に示した。
【0030】比較例4 非複合型のポリエチレン繊維を構成繊維とする不織布
(目付15g/m2)に代えて、非複合型ポリプロピレン
繊維を構成繊維とする不織布(目付15g/m2)を使用
する以外は、比較例2と同様の方法で積層シートを得
た。この積層シートの剥離強さを表2に示した。
【0031】比較例5 ロール温度が122℃であるのを、142℃に変更した以外
は、比較例2と同様の方法で積層シートを得た。この積
層シートの剥離強さを表2に示した。
【0032】表1に示したところから明らかなように、
参考例として示した微多孔フィルムに比べて、実施例1
〜5に係る積層シートは、引張強力及び引裂強力共に、
著しく向上していることが分かる。また、微多孔フィル
ムが持つ透湿性及び耐水性も、そのまま維持しているこ
とが分かる。これに対し、微多孔フィルムを使用してい
ない、比較例1に係る積層不織布シートは、耐水性及び
バクテリア不透過性に劣っている。また、非複合型のポ
リエチレン繊維を構成繊維とする不織布を、微多孔フィ
ルムに接合してなる比較例2に係るシートは、引張強力
及び引裂強力が十分に向上していないことが分かる。更
に、表2に示したところから明らかなように、非複合型
のポリプロピレン繊維を構成繊維とする不織布を、微多
孔フィルムに接合してなる比較例3〜5に係るシート
は、実施例に係る積層シートに比べて、十分な剥離強さ
を持っておらず、剥離しやすいものであることが分か
る。
【0033】
【作用及び発明の効果】以上説明したように、本発明に
係る積層シートは、超高分子量ポリエチレンを主体とす
る微多孔フィルムに、ある特定のポリエチレンを鞘成分
とする芯鞘型複合繊維を構成繊維とする不織布を接合し
たものである。そして、構成繊維相互間は鞘成分である
ポリエチレンの融着によって結合されており、且つこの
ポリエチレンの融着によって微多孔フィルムと不織布と
が接合されている。従って、不織布は、高引張強力及び
高引裂強力を示し、且つ不織布と微多孔フィルムとの接
合も確実になる。依って、得られた積層シートは、各種
の機械的強力に優れるという効果を奏する。また、芯鞘
型複合繊維の鞘成分の融着によって微多孔フィルムと不
織布とが接合されるので、微多孔フィルムの全面に間隙
なしに融着成分が融着するのを防止しうる。従って、微
多孔フィルムの透湿性を十分に維持しうるという効果を
奏する。
【0031】また、本発明に係る積層シートの製造方法
は、不織布と微多孔フィルムとを接合する際に、不織布
の構成繊維である芯鞘型複合繊維の鞘成分の融点よりも
一定温度低い温度の熱を与えるものである。従って、芯
鞘型複合繊維の鞘成分が溶融して流動するのを防止で
き、鞘成分によって微多孔フィルムの空孔が塞がれるの
を防止しうるという効果を奏する。以上説明した本発明
に係る積層シートは、優れた透湿性、耐水性、機械的強
力を有しているため、電池用セパレーター、電解コンデ
ンサー、各種フィルター、防水透湿衣料用資材はもとよ
り、ハウスラップ等の建築用資材や滅菌包材等の包装材
料としても好適に使用しうるものである。
フロントページの続き (72)発明者 ▲かせ▼谷 敏 京都府宇治市宇治小桜23ユニチカ株式会社 中央研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不織布と超高分子量ポリエチレンを主体
    とする微多孔フィルムとが接合されてなる積層シートで
    あって、前記不織布は、鞘成分が前記超高分子量ポリエ
    チレンの重量平均分子量よりも小さい重量平均分子量の
    ポリエチレンで形成され、芯成分が該ポリエチレンの融
    点よりも高い融点を持つ熱可塑性樹脂で形成された芯鞘
    型複合繊維を構成繊維とし、且つ該構成繊維相互間が該
    鞘成分の融着によっ結合されてなるものであり、前記微
    多孔フィルム面に当接している所定の該芯鞘型複合繊維
    の該鞘成分が前記微多孔フィルム面に融着することによ
    り、前記不織布と前記微多孔フィルムとが接合されてい
    ることを特徴とする積層シート。
  2. 【請求項2】 微多孔フィルムの厚みが5〜500μmであ
    り、且つ空孔径が0.1〜50μmであると共に、空孔率が5
    0%以上である請求項1記載の積層シート。
  3. 【請求項3】 超高分子量ポリエチレンの重量平均分子
    量が3×105以上である請求項1又は2記載の積層シー
    ト。
  4. 【請求項4】 芯成分がポリエステルである請求項1及
    至3のいずれかに記載の積層シート。
  5. 【請求項5】 芯鞘型複合繊維の繊度が5デニール以下
    であり、鞘成分と芯成分との重量割合が、鞘成分/芯成
    分=20〜80重量%/80〜20重量%である請求項1及至4
    のいずれかに記載の積層シート。
  6. 【請求項6】 芯鞘型複合繊維を集積してなる繊維ウェ
    ブに、鞘成分であるポリエチレンの融点よりも5〜30℃
    低い温度の熱と圧力を、エンボスロールによって所定の
    区域に与え、該所定の区域において鞘成分を軟化又は溶
    融させることにより芯鞘型複合繊維相互間を融着させ、
    且つ該融着区域の面積率を4〜40%として得られた不織
    布を使用する請求項1及至5記載の積層シート。
  7. 【請求項7】 超高分子量ポリエチレンを主体とする微
    多孔フィルムと、鞘成分が前記超高分子量ポリエチレン
    の重量平均分子量よりも小さい重量平均分子量のポリエ
    チレンで形成され、芯成分が該ポリエチレンの融点より
    も高い融点を持つ熱可塑性樹脂で形成された芯鞘型複合
    繊維を構成繊維とし、且つ該構成繊維相互間が該鞘成分
    の融着によって結合されてなる不織布とを積層し、次い
    で該ポリエチレンの融点よりも5〜30℃低い温度の熱と
    圧力とを与えることにより、該微多孔フィルム面に当接
    している所定の該芯鞘型複合繊維の該鞘成分を軟化又は
    溶融させて、該芯鞘型複合繊維を該微多孔フィルムに融
    着させ、該不織布と該微多孔フィルムとを接合させるこ
    とを特徴とする積層シートの製造方法。
  8. 【請求項8】 熱と圧力をエンボスロール又はカレンダ
    ーロールで与え、芯鞘型複合繊維を微多孔フィルムに融
    着させて接合させた接合区域の面積率を4%以上とする
    請求項7記載の積層シートの製造方法。
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