JPH0740485A - 積層シート及びその製造方法 - Google Patents

積層シート及びその製造方法

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JPH0740485A
JPH0740485A JP5207248A JP20724893A JPH0740485A JP H0740485 A JPH0740485 A JP H0740485A JP 5207248 A JP5207248 A JP 5207248A JP 20724893 A JP20724893 A JP 20724893A JP H0740485 A JPH0740485 A JP H0740485A
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fibers
fiber
sheath
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JP5207248A
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Hiroshi Nishimura
弘 西村
Koichi Nagaoka
孝一 長岡
敏 ▲かせ▼谷
Satoshi Kaseya
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 短繊維不織布と超高分子量ポリエチレンを主
体とする微多孔質フイルムとが接合されてなる積層シー
トであって,前記短繊維不織布は,特定のポリエチレン
を鞘成分とする芯鞘型複合短繊維Aと天然繊維Bとを,
あるいは前記芯鞘型複合短繊維Aと再生繊維Cとを構成
繊維とし,各構成繊維間及び前記短繊維不織布と前記フ
イルムとが前記複合短繊維Aの鞘成分の融着により部分
的に熱圧接され全体として一体化してなり,目付け(g
/m2 )当たりの柔軟度が5g以下で,かつ嵩高度が
0.3g/cm3 以下であることを特徴とする積層シー
ト。 【効果】 機械的特性,吸水性,嵩高性及び柔軟性が優
れ,微多孔質フイルムの全面に間隙なく融着成分が融着
することがないため十分な透湿性を有し,防水透湿性衣
料用素材あるいはアルカリ電池用セパレータの素材とし
て好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,機械的特性,吸水性,
透湿性,嵩高性及び柔軟性が優れ,防水透湿性衣料用素
材あるいはアルカリ電池用セパレータの素材として好適
な積層シート及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から,防水透湿性衣料用素材あるい
はアルカリ電池用セパレータの素材として,透湿性と耐
水性の両特性を有する多孔質フイルムが用いられてい
る。例えば,特開昭61−84225号公報や特開平2
−232242号公報には,超高分子量ポリエチレン重
合体を主体とする多孔質フイルムが提案されている。し
かしながら,これらの多孔質フイルムでは,例えば防水
透湿性衣料用素材として用い得るように二軸延伸等の手
段により厚みを薄くしようとすると機械的強度が低下し
てしまい,一方,機械的強度の低下を防止するために,
多孔質フイルムに補強材として編織物又は不織布等を液
状接着剤を用いて接合した複合シートが提案されている
が,このシートでは,多孔質フイルムの空孔部が液状接
着剤により閉塞されてしまうという問題を生じる。一
方,上記問題を解決するために,前記超高分子量ポリエ
チレン重合体を主体とする多孔質フイルムに補強材とし
てポリエチレン繊維からなる不織布を積層し熱エンボス
ロールや熱カレンダロールを用いて熱圧着した複合シー
トが提案されているが,このシートでは,ポリエチレン
繊維の機械的強度が低いため複合シート自体の機械的強
力が向上しないという問題を有している。また,前記ポ
リエチレン繊維に代わり高強度を発現し得る他の熱可塑
性重合体繊維を用いると,多孔質フイルムの素材がポリ
エチレン重合体であるため不織布との親和性が乏しく接
合性が不十分となり,複合シートが層間で剥離し易くな
るという問題を有している。
【0003】本発明者らは,特願平3−334119号
において,微多孔質ポリエチレン重合体フイルムに補強
材としてポリエチレン重合体を鞘成分とし,ポリエチレ
ンテレフタレート重合体を芯成分とする芯鞘型複合繊維
からなる不織布を積層複合してなるシートを提案した。
この複合シートでは,確かにシート自体の機械的強力と
剥離強力は向上するものの,不織布の構成繊維がシート
に対して全面的に熱接合されているため嵩密度が大きく
かつ柔軟性が劣り,例えば防水透湿性衣料用素材として
不適当なものであった。しかも,前記のような重合体か
ら構成されるため吸水性や透湿性を全く有さず,例えば
アルカリ電池用セパレータの素材として不適当なもので
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,前記問題を
解決し,機械的強度,吸水性,透湿性,嵩高性及び柔軟
性が優れ,例えば防水透湿性衣料用素材あるいはアルカ
リ電池用セパレータの素材として好適な積層シート及び
その製造方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは,前記問題
を解決すべく鋭意検討の結果,本発明に到達した。すな
わち,本発明は,以下の構成をその要旨とするものであ
る。 1)短繊維不織布と超高分子量ポリエチレンを主体とす
る微多孔質フイルムとが接合されてなる積層シートであ
って,前記短繊維不織布は,前記超高分子量ポリエチレ
ンの重量平均分子量よりも小さい重量平均分子量のポリ
エチレンを鞘成分とし,前記ポリエチレンより少なくと
も20℃高い融点を有する熱可塑性重合体を芯成分とす
る芯鞘型複合短繊維Aと天然繊維Bとを,あるいは前記
芯鞘型複合短繊維Aと再生繊維Cとを構成繊維とし,前
記芯鞘型複合短繊維A同士,前記芯鞘型複合短繊維Aと
前記天然繊維Bあるいは前記芯鞘型複合短繊維Aと前記
再生繊維Cとの間が前記複合短繊維Aの鞘成分の部分的
融着により接合されてなり,前記短繊維不織布と前記フ
イルムとが前記複合短繊維Aの鞘成分の部分的融着によ
り圧接面積率10〜30%で部分的に熱圧接され全体と
して一体化してなり,目付け(g/m2 )当たりの柔軟
度が5g以下で,かつ嵩密度が0.3g/cm3 以下で
あることを特徴とする積層シート。 2)超高分子量ポリエチレンを主体とする微多孔質フイ
ルムと,前記超高分子量ポリエチレンの重量平均分子量
よりも小さい重量平均分子量のポリエチレンを鞘成分と
し,前記ポリエチレンより少なくとも20℃高い融点を
有する熱可塑性重合体を芯成分とする芯鞘型複合短繊維
Aと天然繊維Bとを,あるいは前記芯鞘型複合短繊維A
と再生繊維Cとを構成繊維とする短繊維不織布とを積層
し,前記芯鞘型複合短繊維Aのポリエチレンの融点より
5〜30℃低い温度のエンボスロールを用いて圧接面積
率が10〜30%となるごとく部分的熱圧接処理を施す
ことにより,前記芯鞘型複合短繊維A同士,前記芯鞘型
複合短繊維Aと前記天然繊維Bあるいは前記芯鞘型複合
短繊維Aと前記再生繊維Cとの間を前記複合短繊維Aの
鞘成分の部分的融着により接合し,前記短繊維不織布と
前記フイルムとを前記複合短繊維Aの鞘成分の部分的融
着により熱圧接し全体として一体化することを特徴とす
る積層シートの製造方法。
【0006】次に,本発明を詳細に説明する。本発明に
おける超高分子量ポリエチレンを主体とする微多孔質フ
イルムとは,通常のポリエチレンホモポリマあるいはエ
チレンに対してプロピレン,ブテン,ペンテン,ヘキサ
ン,4−メチル−ペンテン−1,オクテン等のモノマ成
分が5モル%程度まで共重合されたコポリマからなるも
のである。このポリエチレンの分子量は特に限定される
ものではないが,好ましくは重量平均分子量を3×10
5 以上とするのがよい。また,このフイルムの微多孔質
とは,フイルムが多数の微細な空孔を有することを意味
し,好ましくは空孔径が0.1μm以上100μm以下
で,かつ空孔率が50%以上のフイルムとするのがよ
く,空孔径が0.1μm未満であると透湿性が低下する
ため,一方,空孔径が100μmを超えるとフイルム強
力が低下するため,いずれも好ましくない。さらに,こ
のフイルムの厚みは積層シートの目付けによって適宜選
択すればよく,特に限定されるものではないが,敢えて
限定すれば5μm以上500μm以下とするのが好まし
く,厚みが500μmを超えると積層シート自体の柔軟
性が低下するため,好ましくない。
【0007】前記のような超高分子量ポリエチレンを主
体とする微多孔質フイルムは,公知の方法で製造するこ
とができる。例えば,特開昭61−84225号公報に
記載された方法すなわち,超高分子量ポリエチレンをト
ルエン,キシレン,テトラリン,デカリンあるいは炭素
数9〜10のアルケン又は石油留出分等の沸点が100
℃以上の脂肪族,脂環族又は芳香族炭化水素に溶解し,
この溶液をゲル化温度以上の温度でスリツト状ダイから
押出した後,溶媒の全部あるいは一部を除去するか又は
溶媒を除去しないで75℃以上の温度で延伸する方法,
また,特開平2−232242号公報に記載された方法
すなわち,超高分子量ポリエチレンを蒸発性溶媒に溶解
した溶液を用いてフイルムを形成し,溶解温度以下の温
度で溶媒を蒸発除去し,その際フイルムに生じる収縮を
少なくとも一方向で阻止するか又は少なくとも一方向に
延伸した後,溶媒を除去する方法等を採用することがで
きる。このような方法で得られる微多孔質フイルムは,
同時又は逐次二軸延伸を施すことにより空孔率が増大さ
れる。同時二軸延伸を施す場合は,延伸倍率を縦横方向
共に3〜9程度とし,延伸温度を超高分子量ポリエチレ
ンの融点より5〜60℃程度低い温度とするのが適当で
ある。逐次二軸延伸を施す場合は,延伸倍率を縦横方向
共に3〜9程度とし,延伸温度を縦方向延伸時に60〜
120℃程度,横方向延伸時に縦方向延伸時の温度より
5℃以上高くかつ超高分子量ポリエチレンの融点より低
い温度とするのが適当である。このような延伸を施すこ
とによって,空孔径が0.1μm以上100μm以下
で,かつ空孔率が50%以上のフイルムを容易に得るこ
とができる。
【0008】本発明における短繊維不織布は,前記超高
分子量ポリエチレンの重量平均分子量よりも小さい重量
平均分子量のポリエチレンを鞘成分とし,前記ポリエチ
レンより少なくとも20℃高い融点を有する熱可塑性重
合体を芯成分とする芯鞘型複合短繊維Aと天然繊維Bと
の混合綿あるいは前記芯鞘型複合短繊維Aと再生繊維C
の混合綿からなるものである。この短繊維不織布の一構
成要素である前記芯鞘型複合短繊維Aの鞘部を構成する
ポリエチレン系重合体とは,繊維形成性を有する低密度
ポリエチレン,中密度ポリエチレン,高密度ポリエチレ
ンであり,あるいはエチレンに対してプロピレン,ブテ
ン−1,ヘキセン−1,オクテン−1又は類似の高級α
−オレフインが10重量%以下共重合されたものであっ
てもよいが,前記共重合率が前記重量%を超えると共重
合体の融点が低下し,これら共重合体を鞘成分とする短
繊維を用いて得た不織布を高温条件下で使用したとき
に,不織布の機械的特性が低下するので好ましくない。
また,前記芯鞘型複合短繊維Aの芯部を構成する熱可塑
性重合体とは,繊維形成性を有しかつ前記ポリエチレン
系重合体より少なくとも20℃高い融点を有する熱可塑
性重合体であり,ポリオレフイン系重合体,ポリエステ
ル系重合体あるいはポリアミド系重合体からなるもので
ある。例えば,ポリオレフイン系重合体としては,ポリ
プロピレンが挙げられ,また,ポリエステル系重合体と
しては,テレフタル酸,イソフタル酸,ナフタリン−2
・6−ジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸あるいはア
ジピン酸,セバチン酸等の脂肪族ジカルボン酸又はこれ
らのエステル類を酸成分としかつエチレングリコール,
ジエチレングリコール,1・4−ブタジオール,ネオペ
ンチルグリコール,シクロヘキサン−1・4−ジメタノ
ール等のジオール化合物をエステル成分とするホモポリ
エステル重合体あるいは共重合体が挙げられ,さらに,
ポリアミド系重合体としては,ポリイミノ−1−オキソ
テトラメチレン(ナイロン4),ポリテトラメチレンア
ジパミド(ナイロン46),ポリカプラミド(ナイロン
6),ポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン6
6),ポリウンデカナミド(ナイロン11),ポリラウ
ロラクタミド(ナイロン12),ポリメタキシレンアジ
パミド,ポリパラキシリレンデカナミド,ポリビスシク
ロヘキシルメタンデカナミド又はこれらのモノマを構成
単位とするポリアミド系共重合体が挙げられる。特に,
ポリエステル系重合体の場合には,フエノールと四塩化
エタンの等重量混合液を溶媒とし,重合体濃度0.5g
/100cc,温度20℃の条件で測定した相対粘度が
1.3〜1.4のものが好ましい。この相対粘度が1.
3未満であると積層シートの強力等機械的性能が劣るた
め,一方,相対粘度が1.4を超えると積層シートの風
合いが極めて硬くなるため,いずれも好ましくない。な
お,本発明において,前記繊維形成性熱可塑性重合体に
は,必要に応じて,例えば熱安定剤,酸化防止剤,接着
剤,充填剤,艶消し剤,顔料等の各種添加剤を本発明の
効果を損なわない範囲内で添加することができる。
【0009】前記芯鞘型複合短繊維Aでは,その複合比
すなわち〔鞘成分/芯成分〕(重量比)が20〜80
(重量%)/80〜20(重量%)であるのが好まし
い。鞘成分が20重量%未満であると短繊維不織布とフ
イルム間の接着性が低下してフイブリル化し易くなるた
め,一方,鞘成分が80重量%を超えると積層シートの
強力等機械的性能が劣るため,いずれも好ましくない。
また,この複合形態は,通常の同心芯鞘型の他に偏心芯
鞘型であってもよい。前記芯鞘型複合短繊維Aでは,そ
の単繊維繊度が10デニール以下であるのが好ましい。
単繊維繊度が10デニールを超えると積層シートの風合
いが極めて硬くなって柔軟性が優れたシートを得ること
ができず,好ましくない。
【0010】本発明における短繊維不織布の他構成要素
である天然繊維Bとは,綿,羊毛,絹その他の一般に天
然繊維と呼称されるものであればいかなるものであって
もよい。また,再生繊維Cとは,キユプラレーヨンやア
セテートレーヨン等の再生繊維であって,かつ単繊維繊
度が10デニール以下の短繊維であればいかなるもので
あってもよい。天然繊維Bあるいは再生繊維Cの単繊維
繊度が10デニールを超えると積層シートの風合いが極
めて硬くなって柔軟性が優れたシートを得ることができ
ず,好ましくない。
【0011】本発明における短繊維不織布を構成する芯
鞘型複合短繊維Aと天然繊維Bあるいは前記芯鞘型複合
短繊維Aと再生繊維Cの混合比〔A/(Bあるいは
C)〕(重量比)は,95〜30(重量%)/5〜70
(重量%)であるのが好ましく,70〜50(重量%)
/30〜50(重量%)であるのがより好ましい。芯鞘
型複合短繊維Aが95重量%を超えると積層シートの吸
水性が具備されないため,一方,芯鞘型複合短繊維Aが
30重量%未満であると積層シートの吸水性は著しく向
上するものの積層シートの強力や耐剥離性等の機械的性
能が劣るため,いずれも好ましくない。
【0012】本発明の積層シートは,前記芯鞘型複合短
繊維A同士,前記芯鞘型複合短繊維Aと前記天然繊維B
あるいは前記芯鞘型複合短繊維Aと前記再生繊維Cとの
間が前記複合短繊維Aの鞘成分の部分的融着により接合
されてなり,前記短繊維不織布と前記フイルムとが前記
複合短繊維Aの鞘成分の部分的融着により圧接面積率1
0〜30%で部分的に熱圧接され全体として一体化して
なるものであり,次の方法により製造することができ
る。すなわち,前記超高分子量ポリエチレンの重量平均
分子量よりも小さい重量平均分子量のポリエチレンを鞘
成分とし,前記ポリエチレンより少なくとも20℃高い
融点を有する熱可塑性重合体を芯成分とする芯鞘型複合
長繊維を溶融複合紡出し,紡出長繊維糸条に延伸を施
し,機械捲縮を付与した後に所定長に切断して複合短繊
維Aとし,得られた複合短繊維Aと天然繊維Bあるいは
再生繊維Cを所定の混合比で混合し,カード機を用いて
ネツトコンベア上にウエブを形成する。次いで,得られ
た前記ウエブ上に別途作成した前記超高分子量ポリエチ
レンを主体とする微多孔質ポリエチレンフイルムを積層
し,前記芯鞘型複合短繊維Aのポリエチレンの融点より
5〜30℃低い温度のエンボスロールを用いて圧接面積
率が10〜30%となるごとく部分的熱圧接処理を施
し,前記芯鞘型複合短繊維A同士,前記芯鞘型複合短繊
維Aと前記天然繊維Bあるいは前記芯鞘型複合短繊維A
と前記再生繊維Cとの間を前記複合短繊維Aの鞘成分の
部分的融着により接合し,前記短繊維不織布と前記フイ
ルムとを前記複合短繊維Aの鞘成分の部分的融着により
熱圧接し全体として一体化するのである。この部分的熱
圧接処理とは,加熱され表面に彫刻模様が刻印されたロ
ールすなわちエンボスロールと加熱され表面が平滑な金
属ロールとの間に積層体を通すことにより前記彫刻模様
に該当する部分の繊維同士及び繊維とフイルムを熱的に
接着させるものである。さらに詳しくは,この部分的な
熱圧接とは,被処理体の全表面積に対して特定の領域を
有し,すなわち個々の熱圧接領域は必ずしも円形の形状
である必要はないが1.0mm2 以下の面積を有し,か
つ熱圧接領域間の最少間隔が1.0〜3.0mmである
ものがよい。この熱圧接領域が1.0mm2を超えたり
あるいは熱圧接領域間の最少間隔が1.0mm未満であ
ると,融着領域が大きくかつその密度が高いものとなっ
て積層シート自体が嵩高性が小さく,しかも剛直化して
風合いの硬いものとなるため,一方,この熱圧接領域が
1.0mm2 以下であっても熱圧接領域間の最少間隔が
3.0mmを超えると,積層シート内で未圧接領域が大
きくなって積層シートの強力等機械的特性が劣ったりあ
るいはバラツキが生じ,耐剥離性が向上せず,しかもシ
ートの表面が毛羽立つことになるため,いずれも好まし
くない。部分的熱圧接処理を施すに際しては,前記芯鞘
型複合短繊維Aのポリエチレンの融点より5〜30℃低
い温度のエンボスロールを用いて圧接面積率を10〜3
0%とする。エンボスロールの温度が前記芯鞘型複合短
繊維Aのポリエチレンの融点より5℃低い温度を超える
と,ポリエチレンが溶融流動して微多孔質フイルムの空
孔を閉塞する恐れがあり,一方,エンボスロールの温度
が前記ポリエチレンの融点より30℃低い温度未満であ
ると,熱圧接処理の効果が不充分となり,いずれも好ま
しくない。また,シートの全表面積に対する全熱圧接領
域の面積の比すなわち圧接面積率は,10〜30%のも
のである。この圧接面積率が10%未満であると熱圧接
後のシートは柔軟性が優れるものの繊維間の融着による
接合が不十分であるため強力等の機械的特性が劣り,し
かもシートの表面が毛羽立つことになり,一方,圧接面
積率が30%を超えると繊維間や繊維とフイルム間の融
着領域が多過ぎるため積層シート自体が剛直化して風合
いの硬いものとなるため,いずれも好ましくない。本発
明の積層シートでは,前記部分的熱圧接処理を施すに際
し,加熱されたエンボスロールを用いる方法に代わり,
非加熱のエンボスロールと超音波発振器とから構成され
る超音波融着加工機を用いる方法を採用することもでき
る。なお,この超音波融着加工機を用いる場合にも,シ
ートの全表面積に対する全熱圧接領域の面積の比すなわ
ち圧接面積率を10〜30%とすることが肝要である。
【0013】本発明の積層シートは,前述したように前
記芯鞘型複合短繊維A同士,前記芯鞘型複合短繊維Aと
前記天然繊維Bあるいは前記芯鞘型複合短繊維Aと前記
再生繊維Cとの間が前記複合短繊維Aの鞘成分の部分的
融着により接合されてなり,前記短繊維不織布と前記フ
イルムとが前記複合短繊維Aの鞘成分の部分的融着によ
り熱圧接され全体として一体化してなるものであり,し
かも目付け(g/m2)当たりの柔軟度が5g以下で,
かつ嵩密度が0.3g/cm3 以下のものである。この
積層シートでは,目付け(g/m2 )当たりの柔軟度が
5gを超えたり,あるいは嵩密度が0.3g/cm3
超えると,積層シートのいわゆるドレープ性が低下する
ばかりか,シートの使用時にごわつき感や紙鳴りが生じ
るため,好ましくない。本発明の積層シートでは,前記
短繊維不織布と前記フイルムとの積層は二層に限定され
ることはなく,必要に応じて三層以上の複数層とするこ
ともできる。
【0014】
【作用】本発明の積層シートは,短繊維不織布と超高分
子量ポリエチレンを主体とする微多孔質フイルムとが接
合されてなる積層シートであって,前記短繊維不織布は
超高分子量ポリエチレンの重量平均分子量よりも小さい
重量平均分子量のポリエチレンを鞘成分とし,前記ポリ
エチレンより少なくとも20℃高い融点を有する熱可塑
性重合体を芯成分とする芯鞘型複合短繊維Aと天然繊維
Bとを,あるいは前記芯鞘型複合短繊維Aと再生繊維C
とを構成繊維とし,前記芯鞘型複合短繊維A同士,前記
芯鞘型複合短繊維Aと前記天然繊維Bあるいは前記芯鞘
型複合短繊維Aと前記再生繊維Cとの間が前記複合短繊
維Aの鞘成分の部分的融着により接合されてなり,前記
短繊維不織布と前記フイルムとが前記複合短繊維Aの鞘
成分の部分的融着により圧接面積率10〜30%で部分
的に熱圧接され全体として一体化してなるものである。
すなわち,この積層シートは,前記短繊維不織布はその
構成繊維間が前記芯鞘型複合短繊維Aの鞘成分であるポ
リエチレンの部分的融着により接合され,かつこのポリ
エチレンの部分的融着により前記短繊維不織布と前記微
多孔質フイルムとが部分的に熱圧接されており,短繊維
不織布の構成繊維自体及び短繊維不織布と微多孔質フイ
ルムとが剥離することなく強固に熱接合しているため機
械的特性が優れ,微多孔質フイルム全面を間隙なく前記
芯鞘型複合短繊維Aの鞘成分であるポリエチレンが融着
することがないため透湿性,嵩高性及び柔軟性が優れ,
しかも吸水性に優れた天然繊維あるいは再生繊維をその
構成要素として有するため吸水性が優れるものである。
【0015】次に,実施例に基づき本発明を具体的に説
明するが,本発明は,これらの実施例によって何ら限定
されるものではない。実施例において,各特性値の測定
を次の方法により実施した。 重量平均分子量:ゲル透過クロマトグラフイ法により測
定した。 フイルムの厚み(μm):マイクロメータを用いて測定
した。 フイルムの空孔径(μm):走査型電子顕微鏡を用いて
試料の表面写真を撮影し,得られた写真から空孔径(μ
m)を読み取った。 フイルムの空孔率(%):密度勾配管を用い試料の空孔
率(%)を測定した。 フイルムと不織布の目付け(g/m2 ):標準状態の試
料から縦10cm×横10cmの試料片計10点を作成
し,平衡水分に到らしめた後,各試料片の重量(g)を
秤量し,得られた値の平均値を単位面積(m2 )当たり
に換算し目付け(g/m2 )とした。 シートの嵩密度(g/cm3 ):シートの嵩密度(g/
cm3 )を下記式(1)に従って算出した。 嵩密度(g/cm3 )=目付け(g/m2 )/厚み(μm) ・・・(1) シートの柔軟度(g):JIS L−1096に記載の
ハンドルオメータ法に準じて試料幅1cmで測定し,得
られた値を目付け1g/m2 当たりに換算し柔軟度
(g)とした。 シートのKGSM引張強力(kg/5cm):JIS
L−1096Aに記載の方法に準じて測定した。すなわ
ち,試料長が10cm,試料幅が5cmの試料片計10
点を作成し,各試料片毎にシートの経方向について,定
速伸長型引張試験機(東洋ボールドウイン社製テンシロ
ンUTM−4−1−100)を用い,引張速度10cm
/分で伸長し,得られた切断時荷重値(kg/5cm)
の平均値を目付け100g/m2 当たりに換算しKGS
M引張強力(kg/5cm)とした。 シートの剥離強力(kg/5cm):JIS L−10
96Aに記載の方法に準じて測定した。すなわち,試料
長が15cm,試料幅が5cmの試料片計3点を作成
し,各試料片毎にシートの経方向について,定速伸長型
引張試験機(東洋ボールドウイン社製テンシロンUTM
−4−1−100)を用い,引張速度10cm/分でフ
イルムをシートの端部から計って5cmの位置まで強制
的に剥離させ,得られた荷重値(g/5cm)の平均値
をシートの剥離強力(kg/5cm)とした。 シートの透湿度(g/m2 /D):JIS L−109
9に記載の塩化カルシウム法(A−1法)に準じて測定
した。 シートの耐水度(mm水柱):JIS L−1092に
記載のA法(低水圧法)に準じて測定した。 シートの吸水度(mm):JIS L−1096に記載
のB法(バイレツク法)に準じて測定した。
【0016】実施例1〜3及び比較実施例1及び2 重量平均分子量が20×105 の超高分子量ポリエチレ
ンからなる未延伸フイルム(DSM株式会社製SOLU
TEX)を用い,延伸温度120℃,縦方向延伸倍率
7.0,横方向延伸倍率6.0の条件で逐次延伸を行っ
て微多孔質フイルムを作成した。この微多孔質フイルム
は,厚みが38μm,目付けが7.0g/m2 ,最大空
孔径が0.114μm,空孔率が78%であった。一
方,芯成分がポリエチレンテレフタレート,鞘成分が線
状低密度ポリエチレンで複合比が1/1,単繊維繊度が
2.3デニール,繊維長が51mmの同心芯鞘型複合短
繊維A(ユニチカ株式会社製メルテイ6080)と単繊
維繊度が1.5デニール,平均繊維長が28mmの綿B
とを混合比(A/B)(重量比)70/30で混合し,
カード機を用いて目付けが17g/m2 のウエブとして
ネツトコンベア上に堆積させた。次いで,得られたウエ
ブ上に前記微多孔質フイルムを積層し,温度が122℃
で,かつ表1に示した圧接面積率のエンボスロールを用
い線圧を25kg/cmとして熱圧接処理を施し積層シ
ートを作成した。得られた積層シートの特性を表1に示
す。実施例1〜3で得られた積層シートは,機械的特
性,吸水性,透湿性,嵩高性及び柔軟性のいずれも優れ
たものであった。これに対し,比較実施例1で得られた
積層シートは,圧接面積率が低過ぎるため接着不足が起
因して,機械的特性が劣るものであった。また,比較実
施例2で得られた積層シートは,機械的特性は優れるも
のの,圧接面積率が高過ぎるため柔軟性が極めて劣るも
のであった。
【0017】
【表1】
【0018】実施例4〜8及び比較実施例3〜6 実施例1で用いた同心芯鞘型複合短繊維Aと綿Bとの混
合比(A/B)(重量比)を表2に示したように変更し
たこと,同心芯鞘型複合短繊維Aとレーヨン短繊維Cと
を表2に示した混合比(A/B)(重量比)で混合した
こと,及び圧接面積率が20%のエンボスロールを用い
たこと以外は実施例1と同様にして,積層シートを作成
した。得られた積層シートの特性を表2に示す。実施例
4〜8で得られた積層シートは,綿あるいはレーヨンの
混合比の増大に伴い若干機械的特性が低下するものの,
吸水性,透湿性,嵩高性及び柔軟性のいずれも優れたも
のであった。これに対し,比較実施例3及び5で得られ
た積層シートは,綿あるいはレーヨンの混合比が低過ぎ
るため,殆ど吸水性を有しないものであった。また,比
較実施例4及び6で得られた積層シートは,綿あるいは
レーヨンの混合比が高過ぎるため,接着不足が起因して
シート自体の引張強力と剥離強力等の機械的特性が極め
て低いものであった。
【0019】
【表2】
【0020】実施例9 同心芯鞘型複合短繊維Aの単繊維繊度を1.5デニー
ル,繊維長が38mmとした以外は実施例1と同様にし
て,積層シートを作成した。得られた積層シートの特性
を表3に示す。
【0021】実施例10 実施例1で得たウエブの両面上に微多孔質フイルムを積
層した以外は実施例1と同様にして,積層シートを作成
した。得られた積層シートの特性を表3に示す。
【0022】実施例11及び12 芯成分が結晶性ポリプロピレン,鞘成分が線状低密度ポ
リエチレンで複合比が1/1,単繊維繊度が2.0デニ
ール,繊維長が51mmの同心芯鞘型複合短繊維Aと綿
B(実施例11)あるいは前記芯鞘型複合短繊維Aとレ
ーヨン短繊維C(実施例12)とを混合した以外は実施
例1と同様にして,積層シートを作成した。得られた積
層シートの特性を表3に示す。
【0023】実施例13 重量平均分子量が18×105 の超高分子量ポリエチレ
ンからなり,厚みが41μm,目付けが6.8g/
2 ,最大空孔径が4.038μm,空孔率が70%の
微多孔質フイルムを用いた以外は実施例1と同様にし
て,積層シートを作成した。得られた積層シートの特性
を表3に示す。
【0024】比較実施例7 実施例1で得た同心芯鞘型複合短繊維Aのみからなるウ
エブを作成し,このウエブ上に微多孔質フイルムを積層
した以外は実施例1と同様にして,積層シートを作成し
た。得られた積層シートの特性を表3に示す。
【0025】比較実施例8 線状低密度ポリエチレンのみからなる短繊維Aを用いた
以外は実施例1と同様にして,積層シートを作成した。
得られた積層シートの特性を表3に示す。
【0026】比較実施例9 ポリエチレンテレフタレートのみからなる短繊維Aを用
いた以外は実施例1と同様にして,積層シートを作成し
た。得られた積層シートの特性を表3に示す。
【0027】
【表3】
【0028】実施例9〜13で得られた積層シートは,
いずれも機械的特性,吸水性,透湿性,嵩高性及び柔軟
性が優れたものであった。これに対し,比較実施例7で
得られた積層シートは,嵩高性と柔軟性は優れるもの
の,天然繊維あるいは再生繊維を含有しないため,吸水
性が低いものであった。また,比較実施例8で得られた
積層シートは,短繊維Aがポリエチレンのみからなるた
め,機械的特性が極めて低いものであった。さらに,比
較実施例8で得られた積層シートは,短繊維Aがポリエ
チレンテレフタレートのみからなるためフイルムとの接
着性が低く,シート自体の引張強力と剥離強力等の機械
的特性が極めて低く,実用に耐えないものであった。
【0029】
【発明の効果】本発明の積層シートは,超高分子量ポリ
エチレンを主体とする微多孔質フイルムと,特定のポリ
エチレンを鞘成分とする芯鞘型複合短繊維と天然繊維あ
るいは前記芯鞘型複合短繊維と再生繊維を構成繊維とす
る短繊維不織布とが前記鞘成分のポリエチレンの部分的
融着により接合され,前記短繊維不織布と前記フイルム
とが前記複合短繊維Aの鞘成分の部分的融着により部分
的に熱圧接され全体として一体化されたものであり,機
械的特性,吸水性,嵩高性及び柔軟性が優れ,また微多
孔質フイルムの全面に間隙なく融着成分が融着すること
がないため十分な透湿性を有し,防水透湿性衣料用素材
あるいはアルカリ電池用セパレータの素材として好適で
ある。そして,本発明の製造方法によれば,前記積層シ
ートを効率良く製造することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短繊維不織布と超高分子量ポリエチレン
    を主体とする微多孔質フイルムとが接合されてなる積層
    シートであって,前記短繊維不織布は,前記超高分子量
    ポリエチレンの重量平均分子量よりも小さい重量平均分
    子量のポリエチレンを鞘成分とし,前記ポリエチレンよ
    り少なくとも20℃高い融点を有する熱可塑性重合体を
    芯成分とする芯鞘型複合短繊維Aと天然繊維Bとを,あ
    るいは前記芯鞘型複合短繊維Aと再生繊維Cとを構成繊
    維とし,前記芯鞘型複合短繊維A同士,前記芯鞘型複合
    短繊維Aと前記天然繊維Bあるいは前記芯鞘型複合短繊
    維Aと前記再生繊維Cとの間が前記複合短繊維Aの鞘成
    分の部分的融着により接合されてなり,前記短繊維不織
    布と前記フイルムとが前記複合短繊維Aの鞘成分の部分
    的融着により圧接面積率10〜30%で部分的に熱圧接
    され全体として一体化してなり,目付け(g/m2 )当
    たりの柔軟度が5g以下で,かつ嵩密度が0.3g/c
    3 以下であることを特徴とする積層シート。
  2. 【請求項2】 超高分子量ポリエチレンを主体とする微
    多孔質フイルムと,前記超高分子量ポリエチレンの重量
    平均分子量よりも小さい重量平均分子量のポリエチレン
    を鞘成分とし,前記ポリエチレンより少なくとも20℃
    高い融点を有する熱可塑性重合体を芯成分とする芯鞘型
    複合短繊維Aと天然繊維Bとを,あるいは前記芯鞘型複
    合短繊維Aと再生繊維Cとを構成繊維とする短繊維不織
    布とを積層し,前記芯鞘型複合短繊維Aのポリエチレン
    の融点より5〜30℃低い温度のエンボスロールを用い
    て圧接面積率が10〜30%となるごとく部分的熱圧接
    処理を施すことにより,前記芯鞘型複合短繊維A同士,
    前記芯鞘型複合短繊維Aと前記天然繊維Bあるいは前記
    芯鞘型複合短繊維Aと前記再生繊維Cとの間を前記複合
    短繊維Aの鞘成分の部分的融着により接合し,前記短繊
    維不織布と前記フイルムとを前記複合短繊維Aの鞘成分
    の部分的融着により熱圧接し全体として一体化すること
    を特徴とする積層シートの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0811479A3 (en) * 1996-06-04 1998-09-09 Tonen Chemical Corporation Microporous polyolefin composition membrane, production method thereof and battery separator
EP0962313A1 (en) * 1998-06-05 1999-12-08 W.L. GORE & ASSOCIATES GmbH Textile laminate
JP2008196104A (ja) * 2002-07-29 2008-08-28 E I Du Pont De Nemours & Co 不織布帛
JP2014104583A (ja) * 2012-11-22 2014-06-09 Tokuyama Corp 透湿防水シート

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