JPS6110335Y2 - - Google Patents

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JPS6110335Y2
JPS6110335Y2 JP3656879U JP3656879U JPS6110335Y2 JP S6110335 Y2 JPS6110335 Y2 JP S6110335Y2 JP 3656879 U JP3656879 U JP 3656879U JP 3656879 U JP3656879 U JP 3656879U JP S6110335 Y2 JPS6110335 Y2 JP S6110335Y2
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JP
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power amplifier
signal
output
positive
output signal
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JP3656879U
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【考案の詳細な説明】 この考案は、パワーアンプの入力信号および出
力信号を比較してパワーアンプのあらゆる異常を
検知し、パワーアンプからスピーカへの信号を遮
断するようにしたパワーアンプ保護装置に関す
る。
従来、オーデイオ信号増幅用のパワーアンプの
動作時に、誤つてパワーアンプのスピーカ端子を
短絡したり、インピーダンスが非常に小さいスピ
ーカをスピーカ端子に接続した場合、パワーアン
プのパワートランジスタが破壊したり、パワーア
ンプの異常動作により生じる直流出力でスピーカ
が破壊される等のトラブルが生じるため、種々の
パワーアンプの保護装置が案出されている。しか
し、従来の保護装置のほとんど全ては、パワーア
ンプのスピーカ端子からの出力電圧または出力電
流を検出して正常、異常の判別を行なう構成にな
つており、そのため、パワーアンプの内部で発生
した異常発振等を検知することが出来ず、パワー
トランジスタやスピーカが破壊する。
この考案は、前記従来の問題点に留意し、パワ
ーアンプの入力信号と出力信号とを比較していか
なる異常動作も検出できるようにしたものであ
り、つぎにこの考案を、その1実施例を示した図
面とともに詳細に説明する。
第1図において、AMPはオーデイオ信号増幅
用のパワーアンプ、R1はパワーアンプAMPの入
力信号検出用抵抗、R2,R3はパワーアンプAMP
の出力信号検出用抵抗であり、減衰手段を形成す
る。LPF1,LPF2はパワーアンプAMPの入力信
号と出力信号との位相を合わせる第1および第2
位相補正回路であり、第1位相補正回路LPF1
入力信号検出用抵抗R1に接続されるとともに、
第2位相補正回路LPF2が両出力信号検出用抵抗
R2,R3の接続点に接続されている。COMは両入
力端子が第1および第2位相補正回路LPF1
LPF2に接続されたコンパレータ等の比較回路、
D1,D2はそれぞれ比較回路COMの出力端子に互
いに逆方向に接続されたダイオード等の正信号整
流素子および負信号整流素子、CR1は正信号整流
素子D1とアース間に並列接続された正電圧用ブ
リーダ抵抗R4および正電圧平滑用コンデンサC1
からなる第1のCR回路であり、正信号整流素子
D1の出力信号を充放電する。CR2は負信号整流素
子D2とアース間に並列接続された負電圧ブリー
ダ抵抗R5および負電圧平滑用コンデンサC2から
なる第2のCR回路であり、負信号整流素子D2
出力信号を充放電する。OPは非反転入力端子
(+)および反転入力端子(−)がそれぞれ正信
号整流素子D1および負信号整流素子D2に接続さ
れた差動アンプ、RDCは差動アンプOPの正の出
力電圧により駆動しリレーRLを作動させるリレ
ー駆動回路であり、リレーRLの作動により、パ
ワーアンプAMPとスピーカSPとの間に挿入され
ているスイツチSが開放される。
つぎに、前記実施例の動作について説明する。
パワーアンプAMPの入力電圧Viがパワーアン
プAMPにより増幅されてVoの出力電圧が得ら
れ、この場合のパワーアンプAMPの増幅度をA
とすれば、Vo=AViとなり、この入力電圧Viお
よび出力電圧Voが、入力信号検出用抵抗R1およ
び両出力信号検出用抵抗R2,R3により検出され
る。また、パワーアンプAMPの入力信号と出力
信号の各位相は、一般にパワーアンプAMPの初
段に差動アンプ等を用いて同一相になるようにな
つているが、高域周波数において若干の位相のず
れが生じるため、高域の周波数をカツトするロー
パスフイルタ等の第1および第2位相補正回路
LPF1,LPF2が設けられている。
したがつて、パワーアンプAMPの入力電圧Vi
が入力信号検出用抵抗R1および第1の位相補正
回路LPF1を介してVi′の入力検出電圧が比較回路
COMの一方の入力端子に入力されるとともに、
出力電圧Voが一方の出力信号検出用抵抗R2を介
して両検出用抵抗R2,R3の抵抗値の比により減
圧されたのち、第2の位相補正回路LPF2を通じ
てVo′の出力検出電圧が比較回路COMの他方の入
力端子に入力される。
いま、パワーアンプAMPの動作および負荷状
態がともに正常である場合、入力信号検出用抵抗
R1、出力信号検出用抵抗R2,R3および両位相補
正回路LPF1,LPF2により、第2図a図およびb
図に示すように、入力検出電圧Vi′および出力検
出電圧Vo′が同一の波形になるようあらかじめ設
定されており、したがつて、同c図に示すよう
に、比較回路COMの出力信号Vcoが零であり、
同d図に示すように、差動アンプOPの出力信号
Vopも零であり、リレー駆動回路RCDも駆動しな
く、スイツチSが閉鎖状態を保持し、パワーアン
プAMPの出力信号がスピーカSPに入力される。
つぎに、パワーアンプAMPに過大な信号が入
力されたり、パワーアンプAMPにおいて異常発
振が生じたり、または負荷が小さ過ぎる場合、第
3図b図に示すよう、検出出力信号Vo′が歪み、
比較回路COMから同図c図に示すような交流の
出力信号Vcoが出力され、この出力信号Vcoが正
信号および負信号整流素子D1,D2によりそれぞ
れ正および負の信号に区分され、かつ整流素子
D1,D2の正、負の信号により、正信号および負
信号平滑用コンデンサC1,C2がそれぞれ第1図
の極性に充電されるとともに、正電圧および負電
圧が差動アンプOPの非反転および反転入力端子
(+),(−)にそれぞれ印加され、差動アンプOP
から同d図に示すような正の電圧が出力され、こ
の正の電圧によりリレー駆動回路RDCが駆動
し、リレーRLが作動してスイツチSが開放さ
れ、パワーアンプAMPに過大電流が流れるのを
防止し、パワートランジスタを保護する。なお、
両整流素子D1,D2の出力信号を両コンデンサ
C1,C2に充電して差動アンプOPの両入力端に印
加することにより、パワーアンプAMPへの瞬間
的な過大入力ではリレー駆動回路RDCが駆動す
ることがない。
また、パワーアンプAMPの出力端子に正およ
び負の直流出力が生じた場合、第4図および第5
図の各b図に示すように、検出出力信号Vo′に直
流成分がそれぞれ重畳されるため、同図の各c図
に示すように、比較回路COMから正および負の
信号Vcoが出力される。そして、比較回路COM
から正の信号Vcoが出力された場合には、正信号
整流素子D1により区分されるとともに、正信号
平滑用コンデンサC1で平滑され、正の信号が差
動アンプOPの非反転入力端子(+)に入力さ
れ、差動アンプOPから第4図d図に示すような
正の信号が出力されてリレー駆動回路RDCが駆
動し、一方、比較回路COMから負の信号Vcoが
出力された場合には、負信号整流素子D2により
整流されるとともに負信号平滑用コンデンサC2
で平滑されて負の信号が差動アンプOPの反転入
力端子(−)に入力されるから、差動アンプOP
からは、第5図d図に示すように、いずれの場合
も正の信号が出力されてリレー駆動回路RDCが
駆動される。
すなわち、比較回路COMから正、負の信号が
出力されるパワーアンプAMPの異常状態のとき
にスイツチSを開放するため、比較回路COMを
1個だけ用いた簡単な構成により、パワーアンプ
AMPの出力端子の電源、接地短絡およびパワー
アンプAMPの異常発振などのいかなる異常状態
のときにも、パワーアンプAMPのパワートラン
ジスタやスピーカSPが破壊されることを防止す
ることができる。なお、第3図の動作において、
パワーアンプAMPに過大信号が入力されている
場合には、パワーアンプAMPの入力信号を小さ
くしてパワーアンプAMPの出力信号の波形がク
リツプしなくなるレベルに達すれば、比較回路
COMの出力信号が零となり、正信号および負信
号平滑用コンデンサC1,C2に充電されていた電
荷が、各ブリーダ抵抗R4,R5を介して放電さ
れ、差動アンプOPの出力信号が零となり、スイ
ツチSが閉鎖され、パワーアンプAMPの出力端
子からスピーカSPに正常な信号が入力される。
以上のように、この考案のパワーアンプ保護装
置によると、オーデイオ信号増幅用のパワーアン
プの出力信号を減衰して出力する減衰手段と、前
記パワーアンプの入力信号および前記減衰手段の
出力信号の位相を合わせる2個の位相補正回路
と、前記両位相補正回路の出力信号を比較する比
較回路と、前記比較回路の出力信号を正および負
の信号に区分する2個の整流素子と、前記両整流
素子の正、負の信号それぞれにより充放電する2
個のCR回路と、前記両CR回路の直流信号が非反
転入力端子、反転入力端子それぞれに入力され正
の電圧を出力する差動アンプと、前記差動アンプ
の出力電圧により駆動し前記パワーアンプとスピ
ーカとの間に挿入されたスイツチを開放するリレ
ーとを備えたことにより、比較回路を1個だけ用
いる簡単な構成により、パワーアンプの出力端子
の電源、接地短絡および異常発振などのパワーア
ンプのいかなる異常状態をも検知することがで
き、パワーアンプのパワートランジスタやスピー
カの破壊を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のパワーアンプ保護装置の1
実施例の結線図、第2図ないし第5図は各部の動
作電圧を示し、各図のa図およびb図は第1およ
び第2位相補正回路の出力電圧の波形図、各図の
c図は比較回路の出力信号の波形図、各図のd図
は差動アンプの出力信号の波形図であり、第2図
は正常な場合、第3図はパワーアンプに過大信号
が入力されたり、パワーアンプに異常発振等が生
じた場合、第4図および第5図はパワーアンプか
らそれぞれ正および負の電圧が出力された場合を
示す。 AMP……パワーアンプ、LPF1,LPF2……位
相補正回路、COM……比較回路、D1,D2……整
流素子、CR1,CR2……CR回路、OP……差動ア
ンプ、RL……リレー、S……スイツチ、SP……
スピーカ、R2,R3……出力信号検出用抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. オーデイオ信号増幅用のパワーアンプの出力信
    号を減衰して出力する減衰手段と、前記パワーア
    ンプの入力信号および前記減衰手段の出力信号の
    位相を合わせる2個の位相補正回路と、前記両位
    相補正回路の出力信号を比較する比較回路と、前
    記比較回路の出力信号を正および負の信号に区分
    する2個の整流素子と、前記両整流素子の正,負
    の信号それぞれにより充放電する2個のCR回路
    と、前記両CR回路の直流信号が非反転入力端
    子、反転入力端子それぞれに入力され正の電圧を
    出力する差動アンプと、前記差動アンプの出力電
    圧により駆動し前記パワーアンプとスピーカとの
    間に挿入されたスイツチを開放するリレーとを備
    えたパワーアンプ保護装置。
JP3656879U 1979-03-20 1979-03-20 Expired JPS6110335Y2 (ja)

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JPS55135512U JPS55135512U (ja) 1980-09-26
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