JPS6110180Y2 - - Google Patents

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JPS6110180Y2
JPS6110180Y2 JP2679380U JP2679380U JPS6110180Y2 JP S6110180 Y2 JPS6110180 Y2 JP S6110180Y2 JP 2679380 U JP2679380 U JP 2679380U JP 2679380 U JP2679380 U JP 2679380U JP S6110180 Y2 JPS6110180 Y2 JP S6110180Y2
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JP
Japan
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vibration
sensing device
ball
frequency
adjustment damper
Prior art date
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JP2679380U
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JPS56128535U (ja
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は所定値に設定された特定のチユーニ
ング周波数に対してのみ特に高感度を有する振動
検出器に関するものである。
第1図は従来の振動検出器であり、図において
1は対振応動球、2はこの応動球1を載置状態に
支承する円筒形の台座、3はこれらを収納するセ
ツトケース、4はこのケースを被振動体となる例
えば電気機器等に固定するための取付ベースであ
り、かつ上記台座2には上記応動球1が振動によ
り台座3より例えば落下した場合これを検出し、
外部に適宜の制御信号を出すスイツチ等が内蔵さ
れている。
上記従来の振動検出器は以上のように構成され
ているので応動球1の落下動作はその時に受けた
振動の大きさのみで行われ、周波数特性はもつて
おらず、したがつてその用途も限られていた。
この考案は以上述べた従来のいわゆる脱球形振
動検出器の欠点に鑑みなされたもので、特定の周
波数の振動に対してその感度を特に高めることが
できるようにした振動検出器を提供しようとする
もので、以下第2図で示すこの考案の一実施例に
ついて説明する。
すなわち対振応動球1、その支承台座2、これ
らを収納するセツトケース3から成るいわゆる脱
球感振装置7を振動の応動装置として使用する点
は従来のものと同様であるが、この感振装置7が
感振バネ5、これに重合された付設調整ダンパ6
を介して取付ベース4に間接的に固定されている
点に特徴を有するものである。具体的にいうなら
ば感振バネ5は、取付ベース4に下端を固定され
その上端に設けた感振装置7が第2図に示すP方
向に自由に振動できるようになつており、しかも
その自由振動時のその振動数は特別にその振動検
出感度を高めたい特定の周波数(以下チユーニン
グ周波数と称す)に設定されている。そしてこの
第2図に示した実施例では感振バネ5として弾性
丸棒を用いその長さと直径を予め所定値に設定す
ることにより上記感振装置7の振動数が上記した
チユーニング周波数に設定されるようになつてい
る。そしてまた上記付設の筒状調整ダンパ6は上
記チユーニング周波数での感度を高める割合とそ
の幅を設定するために具備させたものである。
したがつて上記構成において取付ベース4が所
期のチユーニング周波数で振動すると上記感振装
置7が共振し、小さな振動入力でも大きな振動加
速度が台座2に発生するので応動球1は台座2よ
り落下しやすく、したがつて敏感に所望の振動を
検知することができることほなる。また上記チユ
ーニング周波数以外の成分をもつた振動が加わつ
た場合にはその感振装置7は共振しないで、当然
その検出精度は下がる。特にチユーニング周波数
の√2倍以上の周波数の振動に対しては一般に感
振バネ5の防振作用によりその上方の感振装置7
への振動移行が遮断されるので、この帯域の周波
数に対しては無作動の検出器とすることもでき
る。
なお上記実施例では水平方向の振動に対して有
効に応動する場合について説明したが、垂直なら
びに水平の両方向の振動に対して有効に応動する
ようにしたこの考案の検出器の一実施例を第3図
に示す。すなわちこの場合の感振バネ5は弾性体
から成る円板形のものを用い、その中央の自由振
動部5aで上記脱球感振装置7を支持し、また取
付ベース4への固定を感振バネ5の周縁部5bで
行う構成としている。そしてこの感振バネ5の下
面には第2図に示したものと同一目的でゴム製の
円形調整ダンパ6を重合状態に付設させている。
以上のように構成することにより上部の感振装
置7は第3図に示すPならびにQ方向に自由に振
動でき、かつこの両方向への自由振動時の振動数
を第2図で説明した場合と同じように選ぶこと
で、上記両方向の特定振動に対しては特に有効に
作動することになる。なおこの場合の上記両方向
への振動数の調整は例えば感振バネ5それ自体の
剛性を変えて行う。また第2図のものと同様にそ
の固有振動数と付設調整ダンパ6による振動減衰
の調整により、垂直、水平それぞれの方向の振動
を検知する感度とチユーニング周波数とを所望の
ように設定することができる。
次に第4図イ,ロは上記第3図の感振バネを示
すものでイの場合は中心の自由振動部5aと固定
される周縁部5b間に同心状に多数の円弧スリツ
ト5cをもたせたものであり、またロの場合は中
心の自由振動部5aと固定されるその周縁部5b
とを4枚の波形板5dにより十字形に連結させた
ものである。
この考案の振動検出器は以上のように構成した
ので、所望の周波数の検出感度を特別に高めるこ
とができ、したがつてこれを例えば地震検出用感
震器に適用した場合従来のもののように、例えば
人が誤まつて感震器に衝撃を与えた場合などに誤
動作することが少く、信頼性の高い感震器を得る
ことができる。また本考案の振動検出器ではその
チユーニング周波数をその時の使用機器に応じて
適宜に設定することにより、また特に調整ダンパ
のゴム量を変えて上記チユーニング周波数での感
度を高める割合とその幅を設定することにより
種々の被振動体のセンサとして使用することがで
きる等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の振動検出器を示す一部断面図、
第2図は本考案の検出器の一実施例を示す一部断
面図、第3図はその他の実施例を示す一部断面
図、第4図は第3図の感振バネの実施例を示す斜
視図である。なお図中1は対振応動球、2はその
載置支承用台座、4は取付ベース、5は感振バ
ネ、5aはその中央の自由振動部、5bは固定用
周縁部、6は調整ダンパ、7は脱球感振装置を示
す。なお図中同一符号は同一または相当部分を示
すものとする。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 被振動体への取付ベースの所定振動時にこれ
    と連動する台座上の対振応動球を落下させる脱
    球感振装置を有するものにおいて、上記取付ベ
    ース4とこれに連動する脱球感振装置7との間
    に、上記感振装置7の振動数を所定のチユーニ
    ング周波数に設定するための弾性体よりなる感
    振バネ5を設け、この感振バネ5に上記チユー
    ニング周波数での感度を高める割合とその幅を
    設定するためのゴムより成る調整ダンパ6を付
    設したことを特徴とする振動検出器。 (2) 感振バネ5を水平方向の振動に応動するよう
    所定の長さと直径を有する弾性丸棒で構成する
    と共に、その付設の調整ダンパ6をその外側を
    囲繞する筒状ゴムで形成した実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の振動検出器。 (3) 感振バネ5を水平ならびに垂直方向の振動に
    対応するようその周縁部5bが固定され、中央
    に自由振動部5aを有する所定の径と厚さの弾
    性円板で構成すると共に、その付設の調整ダン
    パ6をこれと重合状態に設けた実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の振動検出器。
JP2679380U 1980-02-29 1980-02-29 Expired JPS6110180Y2 (ja)

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JP2679380U JPS6110180Y2 (ja) 1980-02-29 1980-02-29

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JP2679380U JPS6110180Y2 (ja) 1980-02-29 1980-02-29

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Publication Number Publication Date
JPS56128535U JPS56128535U (ja) 1981-09-30
JPS6110180Y2 true JPS6110180Y2 (ja) 1986-04-02

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